比べることができる身長 x 〔m〕や体重 x 〔kg〕を量と言います。単位を決めることで量を数で表せます。
「今日は、寒いですね」
といってもどれくらいかわかりません。でも棒温度計の赤く着色された灯油の長さを見れば、どれくらい寒いかわかります。温度という量が、長さという量に変換されたのです。このような変換をアナログ変換と言います。
アナログ量はたしかに数なので、方眼紙に書き取ることはできますが、言葉で話したり、文字で書いたりすることができません。数を数字で表すと便利です。数字に変換することをデジタル変換と言います。
数を数字で表した数値にはかならず誤差が含まれます。デジタル表示は数字で直読できる便利さがありますが、誤差まで読み取る危険があります。
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工業技術基礎
. 実教出版, 2002. p.31.