1)がつきます。
電圧計の基本操作とアッテネータ
総合図説化学(第一学習社)折込を参照して電圧と電流の測定の基本を理解する。新訂物理図解(第一学習社)「Ⅳ・電気と磁気-電流と電気抵抗」「Ⅳ・電気と磁気-直流回路」2)なども参考にできる。
テスターを電圧計モードにして、測定端子を短絡(ショート)したとき、表示電圧が0であることを確認し、電池を使用するテスターの場合は電池が消耗していないことを確認する。高入力インピーダンスタイプのテスターでは、測定端子を短絡しないと電圧が0にならないことがある。
アッテネータ(ATTENUATOR)は、減衰器、などと呼ばれ、電圧の分割、信号の測定範囲の拡大、増幅器の利得の調整などに用いられる。減衰率はdb(デシベル)で表現されることもあり、本実験のように抵抗2本の簡単なものから、高周波対応や高精度タイプの市販品まで様々な種類がある。
半田ごてに頬を近づけほんのり温かみを感じる程度であることを確認する。半田付けの目的は、導電性の確保、部品の固定、銅箔のめっき、であることを念頭において、万能穴空き基板 にフォーミング した抵抗 を取り付け、アッテネータ を作成する。抵抗の値は5kΩと10kΩとする。端子を取り出す部分は、ダミーのジャンパー を作り 、蓑虫コードが接続出来るようにする。アッテネータの両端に入力信号として単3乾電池を繋ぎ、各々の抵抗器の両端で電圧を測り、電圧が分割されていることを確認する。窓口では分割された電圧の小さい方を出力信号として扱う。乾電池のような比較的変動の少ない電圧をアナログテスターで読み取るときは最小目盛の1/10まで読み取る。デジタルテスターで電圧を読み取るときは、最後の桁の変化が±1になるようにし、表示時間の長い値を測定値とする。いずれの場合もしっかりと探針を確実に測定個所に接触させる。
【得点ゲット(20点)】作成したアッテネータを窓口へ持って行き、入力電圧および出力電圧を測定してみせる。
- (1) 伊藤 智博、仁科 辰夫.
卒業研究(C1-電気化学2004~):ティーチング・アシスタント
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=492. (参照2005-09-21). - (2) 中村英二、吉沢康和.
新訂物理図解
. 第一学習社, 1984. . - (3) 佐野博敏、花房昭静.
総合図説化学
. 第一学習社, 1995. .