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ラジカルとトラップ剤(T;たとえばDMPO)と消去物質(S;たとえばSOD)に競争反応させたとき反応次数が異なるときの(I0/I)-1の関係は,どうなるかなぁ?
仮定反応式
R・ + T → T-R・ (反応速度定数: kT)
R・ + nS → S-R・ (反応速度定数: kS)
(I0/I)-1 = kS*[S]^n/(kT*[T])
かなぁー.
ポイントは,[S]と[T]が常に一定でないと成立しなそうだなぁー(→定常状態法).
(I0/I)-1 が1になるということ(Ic50)は,
反応速度をvT, vSとすると,
vT = kT[R・][T]
vS = kS[R・][S]^n
のvT = vS が成立することになる.
すなわち,
kT[R・][T] = kS[R・][S]^n
ゆえに,kT[T] = kS[S]^n
で求めることができる.
【関連書籍】
スピントラッピング法による反応速度の解析について知りたいのですが?1)
【関連グラフ】
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