In vivo ESR/スピンプローブ法による抗酸化能を観るための分析手法.みちのく分析科学シンポジウム 2011,山形大学工学部,(2011/07/23 14:00:00).
現在,様々な疾病に生体内で発生するフリーラジカルが関与していることが明らかになるにつれ,活性酸素などのフリーラジカル種を消去する作用のある抗酸化物質や抗酸化剤が注目されており,ESR装置を用い,抗酸化物質とフリーラジカルの関係を明らかにする研究が盛んになっている.スピンプローブ剤としてESR測定に用いられるニトロキシルラジカルの還元反応が,in vitroの実験で細胞内に存在している電子伝達系に関係している報告があり,生体膜においての脂質酸化による病変,核酸酸化による発癌などの生理作用の電子伝達系に関わっていることは明らかである.そして,これまでのin vivoの実験では,様々な抗酸化物質の摂取ラットにおいてTempolなどのスピンプローブ剤を用い,臓器別測定をした結果,ESRシグナル強度の減衰速度を速めた報告があり,抗酸化物質が様々な臓器においてTempolの代謝を促進させたことが示唆された.本研究では,in vivo ESR/スピンプローブ法を用い,歩行運動を負荷し,生体内レドックスバランスの変動をin vivoで計測することにより歩行運動負荷が酸化ストレスを発生させるのかを検討する. また,酸化的ストレス負荷の前にビタミンEを投与し,体内に取り込まれたビタミンEが生体内で機能を発揮しているのかどうかを確かめるために,無処理のラットと比較し,このラットへ体外から投与したニトロキシルラジカルの消去能をin vivo ESR/スピンプローブ法で測定することによって,ビタミンEの機能を評価することを試みる.
急性の運動に対しては,ビタミンEの投与によって酸化的ストレスに効果があることが示唆された.継続的に運動を行っている場合にはビタミンEを投与しなくても,継続的な運動による酸化的ストレスによって,生体内の運動に対する還元能が高まっていると示唆された.更に生体内の反応機構を明らかにするためには,血液等の分析が必要である.
【継承テーマ】In vivo ESR/スピンプローブ法によるラットの酸化還元状態の計測② -歩行運動の影響-(仮)1)
工業製品や材料について調べます。 研究プロジェクトに参加するのもいいでしょう。
工学部の場合、モノヅクリの研究論文ですから、準備するもの、作成手順、そして評価と述べてゆきます。評価だけの論文はあまりよくありません。 できるだけエコ研究・DIYを目指しましょう。
サンプル や 消耗品は、購入先(業者、店舗、ネット)なども示して、 表にまとまっていると読者が追試しやすいです。
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物理量( 起電力E〔V〕など)には 単位を示しましょう。本文中に示すときは、量名と記号を示し、〔〕で単位を示します。グラフの軸や表中では、物理量を単位で割って数値のみを示しましょう。
論文は、文章が集まって段落を作り、段落が集まって、節ができ、節が集まって章ができます。 図や 表、 数式や化学式を使います。 物理量にはnomenclatureがあると良いでしょう。
図や 表 には図題(キャプション)や表題をつけます。 図や 表の 説明にはひとつの段落を使います。
In vivo ESR/スピンプローブ法による抗酸化能を観るための分析手法.みちのく分析科学シンポジウム 2011,山形大学工学部,(2011/07/23 14:00:00).
ビタミンE投与ラットの運動負荷におけるレドックスバランスのin vivo ESR計測. 山形大学 物質化学工学科 ,修士論文, 2012. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=304, (参照 ).
<li>
<article>
石川 幸佑.
<q><cite>
ビタミンE投与ラットの運動負荷におけるレドックスバランスのin vivo ESR計測
</q></cite>.
山形大学 物質化学工学科 ,
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/Thesis_Index.asp'>
修士論文</a>
, 2012.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=507'>
https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=507</a>,
(参照 <time datetime="2024-05-04">2024-05-04</time>).
</article>
</li>
<h1>
ビタミンE投与ラットの運動負荷におけるレドックスバランスのin vivo ESR計測
</h1>
<div style='text-align:right;'>
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=507'>
石川 幸佑
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