炭素ラジカルを指標としたESRによる電池材料の評価法の研究. 山形大学 物質化学工学科 ,卒業論文, 2012. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=493, (参照 ).
主な炭素製品としてタイヤ等のゴム製品の補強材塗料、コピー機のトナー、樹脂と配合された被覆材、導電性付与剤(二次電池)、フロッピーディスクなどの磁気記録媒体などがある。
電池などでは、炭素は導電助材として働き、電池を構成する材料として必要不可欠であるアセチレンブラック、ケッチェンブラック、活性炭等が導電助材として、使用されており、電池によって、使い分けられている1)。電池やキャパシターは、長時間放置すると漏れ電流によって、放電することがある。この原因は、電極と導電助材が接触することで、電極と導電助材の間に酸化還元反応が起こり、電子が移動していると推測した。本研究の目的は、ESR法に電極と炭素材料が接触したときの電子状態を評価する手法の検討である。
【関連情報】
石炭の種類と炭素ラジカルのg値の関係1)