スキャナを用いる多検体同時比色分析法の研究 ―総ポリフェノール量の定量―. 山形大学 物質化学工学科 ,卒業論文, 2012. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=492, (参照 ).
【卒論】スキャナを用いる多検体同時比色分析法の研究 ―総ポリフェノール量の定量―⇒#492@卒論;
スキャナを用いる多検体同時比色分析法の研究 ―総ポリフェノール量の定量―
高瀬 雄大, 山形大学 工学部 物質化学工学科, 卒業論文 (2012).
Simultaneous colorimetric analysis of multi specimen by using image scanning
- Determination of total polyphenols -
現代社会の関心は健康の維持と増進に向けられている.その一つとして,「ポリフェノール」には,動脈硬化や抗酸化作用,ホルモン促進作用を向上させる働きがあることが分かったので,「ポリフェノール」を含む機能性食品に期待がよせられている.
本研究では,食品中のポリフェノール分析において簡便かつ短時間での分析を可能にするため,スキャナで画像を取り込んでの比色分析法を用いた総ポリフェノール量測定法の確立や画像処理を用いての多検体同時比色分析法の確立を行い,この分析法を用い様々な検体での総ポリフェノールの定量分析を行うことを目的とする.
画像取得には、フラットベッドスキャナー(EPSON GT-S620,EPSON)を用いたフラットベッドスキャナー1)。
豊田らによって,スキャン面-溶液-白色シート構成にって,感度および定量性が向上したスキャナによる多検体同時比色分析法の検討(仮)2).
本研究では,治具を設計して機械工作を行い,スキャナより得られたRGBのRの輝度値をもとに,Log10(R0/R)をとり,相関係数r=0.9961程度の直線関係が得られた.
ポイント:遠藤らの研究によるポリフェノールとアスコルビン酸が混合した場合,ASODを添加することで,アスコルビン酸の濃度を決定できるESR法によるヒメウコギの抗酸化能評価の研究3).
このとき,多くの点を測定する必要があるため,スキャナを使用することで短時間で分析できるメリットがあるだろう.
【関連グラフ】
クロロゲン酸溶液の濃度とLog10(R0/R)の関係クロロゲン酸溶液の濃度とLog10(R0/R)の関係4)
クロロゲン酸溶液の濃度とLog10(G0/G)の関係クロロゲン酸溶液の濃度とLog10(G0/G)の関係5)
クロロゲン酸溶液の濃度とLog10(B0/B)の関係クロロゲン酸溶液の濃度とLog10(B0/B)の関係6)
没食子酸溶液の濃度とLog10(R0/R)の関係没食子酸溶液の濃度とLog10(R0/R)の関係7)
【関連 表】
フォーリン-チオカルト法の条件8)
【材料】フェノール試薬9)、クロロゲン酸10)
【手法】フォーリン-チオカルト法
【引用文献・参考書】
岩波理化学辞典11)
【後輩】
うこぎ&ポリフェノール(仮)うこぎ葉中の総ポリフェノール量に及ぼす調理加工の影響12)
植物ストレス&ポリフェノール(仮)フォーリン・チオカルト法とデジタル画像処理を用いた総ポリフェノール量の比色分析13)。
カイワレ&ポリフェノール(仮)カイワレ大根の総ポリフェノール量に及ぼす酸化ストレス負荷の影響14)。
工業製品や材料について調べます。 研究プロジェクトに参加するのもいいでしょう。
工学部の場合、モノヅクリの研究論文ですから、準備するもの、作成手順、そして評価と述べてゆきます。評価だけの論文はあまりよくありません。 できるだけエコ研究・DIYを目指しましょう。
サンプル や 消耗品は、購入先(業者、店舗、ネット)なども示して、 表にまとまっていると読者が追試しやすいです。
高瀬 雄大の管理するサンプル管理の方法を示してください。試作品やデータの管理の方法、リユース、リサイクルや廃棄の方法があるとありがたいです。
物理量( 起電力E〔V〕など)には 単位を示しましょう。本文中に示すときは、量名と記号を示し、〔〕で単位を示します。グラフの軸や表中では、物理量を単位で割って数値のみを示しましょう。
論文は、文章が集まって段落を作り、段落が集まって、節ができ、節が集まって章ができます。 図や 表、 数式や化学式を使います。 物理量にはnomenclatureがあると良いでしょう。
図や 表 には図題(キャプション)や表題をつけます。 図や 表の 説明にはひとつの段落を使います。
スキャナを用いる多検体同時比色分析法の研究 ―総ポリフェノール量の定量―. 山形大学 物質化学工学科 ,卒業論文, 2012. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=492, (参照 ).
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高瀬 雄大.
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スキャナを用いる多検体同時比色分析法の研究 ―総ポリフェノール量の定量―
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山形大学 物質化学工学科 ,
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/Thesis_Index.asp'>
卒業論文</a>
, 2012.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=492'>
https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=492</a>,
(参照 <time datetime="2024-11-27">2024-11-27</time>).
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スキャナを用いる多検体同時比色分析法の研究 ―総ポリフェノール量の定量―
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高瀬 雄大
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