空中窒素を固定し、肥料を得て、食糧を増産することは、20世紀の悲願であった。空気を原料にする化学工業には、気密性の高い容器が要る。鉄の釜が使えるようになって、高圧の気相合成がやれた。アンモニアの合成は、触媒を使い、超臨界状態で反応が進む。アンモニアを原料とする硝酸は、ダイナマイトなどの火薬を生み出し、鉱山の発破や、鉄道網の整備に使われた。一方で、爆発物は戦争にも使われ、多くの人々を殺傷した。ダイナマイトの発明者だったノーベルは、ノーベル平和賞を遺言した。 空気 水素 窒素 アンモニア 硝酸 肥料