大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
EDLCの電解質と充放電時のESR信号強度変化の関係 by
低周波ESR法のためのマーカーの開発 慣用的に利用されている電子スピン共鳴(ESR)装置であるX-バンドESR装置を用いても定量的なフリーラジカルの計測を実現することは困難である.そこで,X-バンドESR装置の場合,基準としてマンガンマーカーを用いて,定量性の高い計測法を確立した.しかし,低周波ESR法などで使用されているL-バンドESR装置には,X-バンドESR装置で利用されているマンガンマーカーのような基準として利用可能な試料は存在しない.そこで,定量性の高い測定を実現するためには,L-バンドESR装置のマーカーの開発が必要不可欠である. L-バンドESR装置を用いて測定しているラジカル種は,主にTEMPOL⇒#2998@材料;などのニトロキシルラジカルである.このラジカルの特長は,g値がg=2.0055であることおよび窒素原子の核スピン量子数がI=1であるため,超微細構造をもつことである.また,TEMPOLの超微細結合定数(hyperfine coupling constant; hfcc)は,約1.7 mTである.この条件より,マーカーに利用可能物質の条件は,g < 1.823,1.917< g < 1.967,2.044 < g < 2.103,g < 2.200 のg値に比較的シャープな線形のESR信号を有し,安定な物質である. また,マーカーとしての利用が目的であるため,有機ラジカルのように分解され,時間が経過するにつれて信号強度が変化する物質は不適切である.そこで,金属酸化物中のラジカルを初めとする比較的安定な物質を用いることにした.文献などを調べた結果,酸素空孔と同定されている酸化亜鉛(ZnO)⇒#604@材料;がg=1.964~1.956において,非常にシャープなESR信号を有していることが分かった.⇒#16009@業績; ZnOのみのESRスペクトル⇒#13@グラフ; ZnOとTEMPOL水溶液(無負荷中)⇒#11@グラフ; ZnOとTEMPOL水溶液(生理食塩水)⇒#12@グラフ; ZnOとラットを一緒にいれたときのESRスペクトル⇒#14@グラフ; 低周波ESR法によるTEMPOLと酸化亜鉛を一緒に測定したときのESRスペクトル⇒#4@グラフ;
weeklyレポート X-band ESR装置を用いて感度16.00でC-PRO溶液(濃度100 μM、75 μM、50μM、25 μM、12.5 μM)を測定し、得られた結果をもとに検量線を作成した。 得られたESRスペクトルを用いて検量線作成をおこなった。図1の検量線のみ傾きに違いがみられた。図2・3においては近い結果を得ることができた。以上のことから信号強度比が濃度に比例していることがわかった。また、信号強度は濃度が高いほど大きかった
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