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令和6年11月21日 (木)
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🗒️ クエン酸錯体法で作製した高速充放電電極によるバインダのイオン透過性評価

⇒#571@研究ノート;

日時
関係者(共同研究者)

#1

クエン酸錯体法で作製した高速充放電電極によるバインダイオン透過性評価
山形大院理工, 山形大工*1○阿部智幸立花和宏*1仁科辰夫遠藤孝志*1
Ion permeable evaluation of a binder by the high speed discharge and charge electrode prepared by the citrate process
〇T. Abe, K. Tachibana*1, T. Nishina, T. Endo*1(Yamagata Univ.)


2006年電気化学秋季大会京都府京田辺市1)

1. 目的
 リチウムイオン次電池の中でバインダ合材ペースト合材相互結着集電体への接着などの役割担っている1バインダ各種高分子が使用されておりポリフッ化ビニリデン(PVDF)スチレン-ブタジエンゴム(SBR)などが主に使用されている2)現在行われているバインダ評価方法しては電解液膨潤試験充放電サイクル試験などがあるが3,4日間の長時間の測定が必要であり電池自体での評価になるのでバインダよる直接的な影響調べる事が困難である我々はバインダ被覆する事でLi+イオン脱挿入の阻害するという事報告している3)そこで本研究ではクエン酸錯体法によって作製した高速充放電が可能なAu/LiMn2O4電極用いて種々のバインダついてのイオン透過性の評価行った

2. 方法
 はじめにクエン酸錯体法によってAu/LiMn2O4電極合成温度650℃で作製した次にその電極にバインダ(PVDFSBR)被覆120℃で時間真空乾燥行った電極作製したAu/LiMn2O4電極およびバインダ被覆した電極試料極対極および照極に金属Li電解液1M LiPF6/EC+DEC(50:50)用いて3極式セルグローブボクス内で作製したこれらのセル用いてサイクリクボルタンメトリー(CV)掃引速度0.1V/sで行いそれぞれのCVについて電流値比較バインダリチウムイオン透過評価した

3. 結果および検討
1示したCVよりバインダ被覆していないAu/LiMn2O4電極ではLiMn2O4特有のダブルピーク見られアノード4.3V vs. Li+/Liの最初のピーク電流値は約180μAであった
それに対しPVDF被覆したAu/LiMn2O4電極場合2より
み出しているが4.3V vs. Li+/Li で電流値は13μASBR被覆した場合2より0.4μAであり活物質みの場合よりも低下したまた種のバインダついて比較するとPVDFの方がSBRよりも電流値が高かったこの結果よりPVDFの方がリチウムイオン透過性が高いと言える今回イオン透過性の高かったPVDFにおいても活物質のみの場合と比べ167μAもの電流値の差が見られたよってバインダ活物質表面被覆しても阻害の少ないよりイオン透過性の高いバインダ求められるよって本研究における高速充放電電極によるイオン透過性の評価は測定2時間程度で行えるため迅速にイオン透過性の評価が出来るという利点があり有効である

by 立花和宏



2006年電気化学秋季大会@京都府京田辺市
立花和宏, 研究ノート, (2006).

(12006年電気化学秋季大会@京都府京田辺市
立花和宏, 研究ノート, (2006).

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西暦と元号

  1 西暦と元号
西暦 令和 🔷 平成 🔷 昭和 🔷 大正 🔷 明治
2001 R-17 H13 S76 T90 M134
2002 R-16 H14 S77 T91 M135
2003 R-15 H15 S78 T92 M136
2004 R-14 H16 S79 T93 M137
2005 R-13 H17 S80 T94 M138
2006 R-12 H18 S81 T95 M139
2007 R-11 H19 S82 T96 M140
2008 R-10 H20 S83 T97 M141
2009 R-9 H21 S84 T98 M142
2010 R-8 H22 S85 T99 M143
2011 R-7 H23 S86 T100 M144
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