2010-11-25
山形大学
https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/Public/53275/53275.asp
【授業概要】
・テーマ
現在のホットな化学関連の研究テーマはなにか,そうした先端的な実際の研究はどのように進められるのか,などは学術雑誌に掲載された論文を読むことで理解できる場合が多い。さらに,研究に必要な情報を得るためには,論文の検索とその読解は避けて通れない。これは研究ばかりではなく,実務的な技術開発などの場合も同様である。多くの論文は英語で記述されているために,技術者,研究者としては専門的な化学英語論文の読解は不可欠な素養である。
・ねらい
近くは卒業研究に入るための準備として,遠くは技術者や研究者として不断の研鑽のために,研究や開発の分野における化学文献を調査し,英語文献を読むトレーニングを積む。
・目標
英語の化学文献を読む力を養うこと。各研究室で少人数の個別指導を受けることで,研究室というものの様子を知り,研究に関する情報収集の仕方についての基礎的事項への関心を促す。
・キーワード
・授業の方法
学生を少人数に分け(4-6人程度),各講座の担当教員のところで,研究室のゼミ等に参加して英語文献の読み方と発表の指導を受ける。
・日程
第1週 ガイダンス
第2~6週 スケジュール表に従い,グループに分かれて各指導教員から英語論文を受け取り、各自、指導を受けながら論文を訳してまとめる。
第7週、担任に論文の和訳をA4,1~2枚にまとめたものを提出する。
第8週目から指導教員が変わり、もう1回繰り返す。
都合、二つの英語論文を読んで、まとめる作業を行う。
【学習の方法】
・受講のあり方
物質化学工学科の必修科目である。学生は,各研究室に出向き、各担当教員から英語文献の読み方やパソコンでの論文抄録の作成の指導を受ける。また,休む場合には理由を担当教員へ届ける必要がある。
・予習のあり方
専門用語(英語)や論文英語の訳し方、パソコンでのレポート作成手法を学ぶ。
・復習のあり方
最後に,どのような論文を読んだかレポートを提出する必要があるので,そのためにはきちんと整理しておく必要がある。
【成績評価の方法】
・成績評価基準
担当教員が,60点満点で評価し,提出レポートの評価40点を加えて100点とする。その結果が60点以上を合格とする。
・方法
普段の学習態度,レポート作成能力などを評価する。評価は指導した教員によって行われる。
【テキスト】
なせばなる
【参考書】
泉,小川,加藤,塩川,芝,化学文献の調べ方 第4版(化学同人)
千原,時実,化学情報 文献とデータベースへのアクセス,東京化学同人
インタラクティブ有機化学英語 有機合成化学協会(無料でダウンロード可)
【科目の位置付け】
この講義は物質化学工学科の学習・教育目標「(D)創造力およびコミュニケーション能力の育成」に主に対応する。
【その他】
・学生へのメッセージ
研究を進めるうえで国際的な学術雑誌に掲載される英語論文の読解は必須のものである。英語力は地道な努力を嫌っていては身につかない。興味の持てる英文を読み,これまで学んだ化学や物理の知識を駆使して内容を理解するように努力しよう。
・履修に当たっての留意点
物質化学工学科の必修科目である。休む場合には理由を担当教員へ届ける必要がある。
・オフィス・アワー
各教員のオフィスアワーは3号館ホールの掲示板に掲示されている。
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),講義2011@C1講義2011_H23@C11)
卒業研究(C1-電気化学2004~):講義2011_H23@C1. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=3569. (参照2011-03-31).
山形大学工学部,データベースアメニティ研究所スペシャルコース,etc,データベースアメニティ研究所,山形大学
輪講-C1,,etc,,