地球が温暖で、人類がまだアフリカに住んでいたころ、ぼくらはすっぱだかだった。 7万年ほど前に最後の氷河期が地球を襲ったとき、衣服を身にまとい、寒さをしのぐ知恵をもった連中だけが生き残った。 そしてその寒さをしのぐ知恵を得たことでアフリカの地を離れ、新しい天地を探し求める旅に出るチャンスを得た。 髪の毛につくアタマジラミと、衣服につくコロモジラミが、分化したのもその頃だ。 してみると衣服の着用こそ人類の文明の始まりと言えなくもない。