第10 工業管理技術 1 目 標 工業生産の運営と管理に関する基礎的な知識と技術を習得させ,実際に活用する能力と態度を育てる。 2 内 容 (1) 工業管理技術の概要 (2) 生産の計画と管理 ア 生産の計画 イ 生産の管理 (3) 工程管理と品質管理 ア 工程管理 イ 品質管理 (4) 安全管理 ア 生産現場における災害とその防止 イ 環境の保全 (5) 工場の経営 ア 人事管理 イ 工業会計 ウ 工業関係法規 3 内容の取扱い (1) 内容の構成及びその取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。 ア 指導に当たっては,産業現場を見学したり企業での具体的な事例を取り上げたりして,具体的に理解させるよう留意すること。 イ 内容の(5)の指導に当たっては,ベンチャー企業の具体的な経営事例を取り上げ,起業家の養成の重要性についても簡単に扱うこと。 (2) 内容の範囲や程度については,次の事項に配慮するものとする。 ア 内容の(1)については,工業生産の管理技術の意義と工業生産に関する組織の概要を扱うこと。 イ 内容の(2)のアについては,需要予測と生産数量及び生産方式の選定の概要を扱うこと。イについては,生産にかかわる全般的な管理の概要を扱うこと。 ウ 内容の(3)のアについては,生産工程の計画や作業日程などを扱うこと。イについては,基本的な品質管理方法の原理及び活用方法を扱い,統計学的な内容に深入りしないこと。 エ 内容の(4)のアについては,安全管理の意義,目的及びその手法に重点を置いて,災害防止の概要を扱うこと。イについては,生産活動における公害発生とその防止の概要を扱うこと。 オ 内容の(5)のアについては,人事管理の進め方,賃金,福利厚生,労使関係などの概要を扱うこと。イについては,工業会計の基礎的な内容を扱うこと。また,原価計算についても簡単に扱うこと。ウについては,工場経営に関連する基本的な法規の目的と概要を扱うこと。