演算増幅器というアナログ回路もICチップになった。そして、きわめつけは、アナログデジタル変換回路が、ICチップにのったことだった。センサーによって、光や音が、電気信号となり、AD変換によってデータとして、メモリに蓄えられた。 X線CTは、センサーからAD変換で、とりこんだデータをデジタルコンピュータで計算し、人体の輪切りの画像を作り出す。データをメモリに蓄えることで、高速フーリヘ変換アルゴリズムで、デジタルコンピュータを駆動させた。 マイクで電気信号になった音声は、アナログデジタル変換回路でデジタル符号となった。それを微細な凹凸として、ポリカーボネート版に刻み込んだ。音楽CDだ。音声の記録は、デジタル記録になったのだ。