11世紀にアラビアのアル・ハイサムがカメラ・オブスキュラと呼ばれる部屋を作っていました。これはヨーロッパに伝わり16世紀から17世紀には持ち運べる箱となり、画家に重宝されていました。
1827年にフランスのネプスがアルファルトにガラスに塗った乾板ををカメラ・オブスキュラに入れて風景を写しました。
1839年になるとフランスのダゲールが銀板に移った画像を水銀で見えるようにする「現像」と画像が消えないようにする「定着」を完成させました。
1880年にはコダック・イーストマンがセルロイド製のフィルムに乳剤を塗り、ロールフィルムを開発しました。
1935年にはコダックがカラーフィルムを開発、1948年にはポライドカメラが登場します。
1986年には富士写真フィルムが、世界初ノレンズつきフィルム「写ルンです」を発売しました。
1995年カシオ計算機が液晶デジタルカメラを開発しました。
2012年、コダックが倒産しました。
1)
無機工業化学 では、 「 電池がなくなったら―生活に役立つ工業製品を作ろう― 」 の中で、 「銀塩写真と写真乾板」について 述べられています 2)。