ESRによる過酸化ラジカル消去能評価法の研究. 山形大学 物質化学工学科 ,卒業論文, 2006. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=531, (参照 ).
生命を支えている酸素も、活性化すると多くの生体成分と反応してその機能や構造を破壊してしまう。したがって、生命機能を維持するためには、生体内の代謝の過程で発生する過剰な活性酸素を消去することが必要不可欠である。そこで近年、食品に含まれる抗酸化物質の摂取による疾患予防や健康維持が進められている。本研究では、活性酸素の一種である過酸化ラジカル(ROO・)に着目し、ROO・消去能評価法を確立し、食品に応用する。
本研究では,溶液内に酸素が存在する条件と存在しない条件で,AIBN由来のラジカル(2-シアノ-2-プロピルラジカル1))を発生させ,発生したラジカルがDMPOとどのように反応するかを議論している.下記のような反応が推測されている.
〇酸素がない場合
(NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N22)
DMPO+CN(CH3)2C・<->DMPO-C(CN)(CH3)23)
〇酸素がある場合
(NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N24)
CN(CH3)2C・+O2<->CN(CH3)2COO・5)
DMPO+CN(CH3)2COO・<-> DMPO-OOCCN(CH3)2・
【グラフ】
・AIBN + DMSO + O2 + DMPO + 50℃加温6)
・AIBN + DMSO + アルゴン + DMPO + 50℃加温7)
・(AIBN + DMSO + O2 + DMPO + 50℃加温)後 20℃冷却・アルゴン 8)
【表】
量子計算によるAIBN由来生成ラジカルのDMPOアダクトの超微細結合定数9)
【関連ノート】
ラジカル競争反応の解析(トラップ剤と消去物質の反応時数が異なるとき)10)
【関連テーマ】
岩~尚は、2008年に、それまでの研究を4種の活性酸素消去能評価法の開発と抗酸化総合評価への応用というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した11)。
若~徹は、2012年に、それまでの研究をAIBN 由来過酸化ラジカルに対する抗酸化剤の消去能評価法の研究というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した12)。
さいなは、2011年に、それまでの研究をアゾ化合物を用いる過酸化ラジカル消去能評価法の研究というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した13)。
市~也は、2011年に、それまでの研究をROO・およびRO・ラジカル消去能評価法の研究というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した14)。
齋~は、2009年に、それまでの研究をESR法による過酸化ラジカル消去能評価法の検討というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した15)。
Reinaは、2006年に、それまでの研究を植物系食材におけるヒドロキシルラジカルと過酸化ラジカルの消去能計測というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した16)。
船~尚は、2010年に、それまでの研究をスピントラップ法による過酸化ラジカル消去能評価法の研究(仮)というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した17)。
い~もは、2006年に、それまでの研究をESRスピントラップ法による 植物の葉の過酸化ラジカル 消去能評価というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した18)。
お~ふは、2006年に、それまでの研究をESR法による種々の食品の抗酸化力の評価というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した19)。
中~資は、2013年に、それまでの研究を過酸化ラジカル(仮)というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した20)。
工業製品や材料について調べます。 研究プロジェクトに参加するのもいいでしょう。
工学部の場合、モノヅクリの研究論文ですから、準備するもの、作成手順、そして評価と述べてゆきます。評価だけの論文はあまりよくありません。 できるだけエコ研究・DIYを目指しましょう。
サンプル や 消耗品は、購入先(業者、店舗、ネット)なども示して、 表にまとまっていると読者が追試しやすいです。
日野俊介の管理するサンプル管理の方法を示してください。試作品やデータの管理の方法、リユース、リサイクルや廃棄の方法があるとありがたいです。
物理量( 起電力E〔V〕など)には 単位を示しましょう。本文中に示すときは、量名と記号を示し、〔〕で単位を示します。グラフの軸や表中では、物理量を単位で割って数値のみを示しましょう。
論文は、文章が集まって段落を作り、段落が集まって、節ができ、節が集まって章ができます。 図や 表、 数式や化学式を使います。 物理量にはnomenclatureがあると良いでしょう。
図や 表 には図題(キャプション)や表題をつけます。 図や 表の 説明にはひとつの段落を使います。
ESRによる過酸化ラジカル消去能評価法の研究. 山形大学 物質化学工学科 ,卒業論文, 2006. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=531, (参照 ).
<li>
<article>
日野俊介.
<q><cite>
ESRによる過酸化ラジカル消去能評価法の研究
</q></cite>.
山形大学 物質化学工学科 ,
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/Thesis_Index.asp'>
卒業論文</a>
, 2006.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=531'>
https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=531</a>,
(参照 <time datetime="2024-04-26">2024-04-26</time>).
</article>
</li>
<h1>
ESRによる過酸化ラジカル消去能評価法の研究
</h1>
<div style='text-align:right;'>
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/Academic/@Thesis.asp?nThesisID=531'>
日野俊介
</a>
</div>