・バインダーの歴史と身近な応用 ある材料をまとめてくっつけて固めるということは古くから行われていた。そのような作業に必要なものが「つなぎ」であり、紀元前からでんぷん、にかわ、カゼイン、うるし、アスファルトなどがつなぎとして使われてきた。バインダーとはこの「つなぎ」のことを言い、結着材と言う。現在でも身近な食品であるソーセージやかまぼこなどの練り製品の原材料表示を見れば、結着材にでんぷんが使われているのを見ることができる。 絵の具、顔料 ソーセージ、かまぼこ ・工業製品の中のバインダー タンタル電解コンデンサ、紙 ・接着剤と結着材 空隙を埋める充填材としての結着材 ・液体(流体)から固体(剛体)へ ・硬化前の粘性(塗布)と硬化後の弾性と塑性(機械) ・接着強度、濡れ性、接触角、脱泡性 ・硬化温度(熱)