大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
AIBN⇒#923@材料; + DMPO⇒#2168@材料; + DM-β-CD⇒#3225@材料; +H2O の混合溶液を 90℃に加熱すると,加熱開始後,24秒後からDMPOアダクトのESR信号が観測され,3分50秒後に最大のESR信号強度になった.4分30秒後から急激にESR信号が減少し,5分20秒後には,ESR信号のパターンが,これまでの信号と違うもになった. AIBN水溶液の初濃度は,約0.018Mである. 分解温度ば,90℃である. 実験日,2012年7,8月ごろ なかじ,なかなか上手に測定しているではないか. 【反応式】(NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N2⇒#466@反応; k=0.0015 /s (T=100℃), k=3.2E-05 /s(T=70℃)
DMPO-OOR・(DMPO-2-シアノ-2-プロピルパーオキシルルラジカル;DMPO-2-cyano-2-propyl-peroxyl-radical)の水,DMSO,ベンゼン溶媒下に存在するときのEPRパラメータを分子軌道計算によって求めた. DMPO-O・と・ORに分離してしまうため,得られた超微細結合の値⇒#879@数値;⇒#862@数値;⇒#839@数値;⇒#864@数値;⇒#880@数値;⇒#841@数値;は,実験値⇒#279@数値;⇒#280@数値;⇒#339@数値;⇒#85@数値;⇒#87@数値;⇒#88@数値;⇒#90@数値;と大幅に異なる結果になった. → 推測ではあるが,DMPO-OOR・は,ホモリシス(homolysis)をおこし,DMPO-O・とOR・に分解する可能性が高いのだろう. 【分子軌道計算の結果(一例)】 SCRF=CPCM,水 ε=78.3553 A(H19)=0.872114 mT⇒#864@数値; SCRF=CPCM,DMSO ε=46.826 A(H19)=0.839722 mT⇒#841@数値; SCRF=CPCM,ベンゼン ε=2.2706 A(H19)=0.787011 mT⇒#880@数値; 使用ソフト Gaussian 09W 【関連ノート】 AIBN由来の発生したDMPOアダクトのまとめ⇒#1867@ノート; 2-シアノ-2-プロピルラジカル/2-シアノ-2-プロピルパーオキシルルラジカルの分子軌道計算⇒#1888@ノート; 【表】 量子計算によるAIBN由来生成ラジカルのDMPOアダクトの超微細結合定数⇒#16@表; 【関連テーマ】 中~資は、2013年に、それまでの研究を過酸化ラジカル発生系の検討と抗酸化能評価法への応用というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#519@卒論;。
ラジカルとトラップ剤(T;たとえばDMPO)と消去物質(S;たとえばSOD)に競争反応させたとき反応次数が異なるときの(I0/I)-1の関係は,どうなるかなぁ? 仮定反応式 R・ + T → T-R・ (反応速度定数: kT) R・ + nS → S-R・ (反応速度定数: kS) (I0/I)-1 = kS*[S]^n/(kT*[T]) かなぁー. ポイントは,[S]と[T]が常に一定でないと成立しなそうだなぁー(→定常状態法). (I0/I)-1 が1になるということ(Ic50)は, 反応速度をvT, vSとすると, vT = kT[R・][T] vS = kS[R・][S]^n のvT = vS が成立することになる. すなわち, kT[R・][T] = kS[R・][S]^n ゆえに,kT[T] = kS[S]^n で求めることができる. 【関連書籍】 スピントラッピング法による反応速度の解析について知りたいのですが?⇒#1460@レビュー; 【関連グラフ】 ピロガロールの濃度 vs DMPOとピロガロールのスーパーオキシドとの反応速度比⇒#1103@グラフ; ルチンの濃度 vs DMPOとルチンのスーパーオキシドとの反応速度比⇒#1107@グラフ; ミリセチンの濃度 vs DMPOとミリセチンのスーパーオキシドとの反応速度比⇒#1106@グラフ; カテコールの濃度 vs DMPOとカテコールのスーパーオキシドとの反応速度比⇒#1104@グラフ; カテキンの濃度 vs DMPOとカテキンのスーパーオキシドとの反応速度比⇒#1105@グラフ;
【反応式】DMPOとスーパーオキシドの反応⇒#538@反応; 小出智子は,1997年にスピントラップESR法による食品の活性酸素消去能評価に関する研究というタイトルの山形大学大学院理工学研究科物質工学専攻の修士論文を執筆しておりスーパーオキシドアニオンラジカル⇒#282@化学種;とDMPO⇒#2311@化学種;の反応速度定数をpH=5.0~9.0で求めている.⇒#1102@グラフ; Eli Finkelstらは1980年にSpin trapping. Kinetics of the reaction of superoxide and hydroxyl radicals with nitronesについてDMPOとOOH・の二次反応速度定数が述べられている.pH=7.8において,二次反応速度定数は,10 [/M/s]であると述べている.⇒#1830@出版物;
AIBN由来の発生したDMPOアダクトのまとめ 【卒論】中~資は、2013年に、それまでの研究を過酸化ラジカル発生系の検討と抗酸化能評価法への応用というテーマで卒業論文としてまとめ、4種類の修飾されたシクロデキストリンを使って水溶液中でAIBNの溶解度を求めている.⇒#519@卒論;。 さいな,しやまらによる研究から得られた,DMSO溶液または水溶液中のAIBNの熱分解より発生させたROO・のDMPOアダクトのg値および超微細結合定数をまとめた⇒#1864@ノート;⇒#1865@ノート;⇒#1866@ノート;⇒#529@卒論;⇒#509@卒論;。 g値⇒#496@物理量;は,DMSO溶媒および水溶媒中で,2.0059と一定の値を示した.超微細結合定数⇒#316@物理量;は,DMSO溶媒中で,A(N)=1.28~1.32mT, A(H)=0.86~0.89 mTであった.水溶媒中で,A(N)=1.33 mT, A(H)=0.87~0.97 mTであった. 抗酸化物質(抗酸化剤)は,微量で高い抗酸化作用を示すので,サプリメントなどで,ビタミンや抗酸化物質を大量に投与することはいかがなものだろか・・・・・おそらく,抗酸化物質が水分の多い生体内で,どの部位で,どの活性酸素種と反応すかを明らかにする必要があるだろう.もちろん,適切な処方も大切だ. Royらの研究によるとAAPH,酸素,DMPOの熱分解反応で生成したスピンアダクトの質量分析による結果,最大m/zは,215.1であると述べている.⇒#1294@出版物;最大分子量のサイズから,AAPHから発生できるラジカル種は,過酸化ラジカル(ROO・,LOO・)ではなくアルコキシルラジカル(RO・, LO・)の可能性が高い.AIBNは,過酸化ラジカルを発生できるラジカル開始剤であるが,水への溶解度は,0.035mg/100mL(@25℃)と小さい. ヘプタキス(2‐O,6‐O‐ジメチル)‐β‐シクロデキストリン ⇒#3225@材料;によって溶解することで,水系で過酸化ラジカルを発生させるか? 日~介らは,AIBN由来のラジカル(2-シアノ-2-プロピルラジカル=R⇒#930@化学種;)が酸素反応する速度が速く,ROO・またはRO・が生成する.酸素が存在する場合,DMPOは,DMPO-OOR・またはDMPO-OR・が発生し,酸素が存在し
DMSO溶媒中のAIBN由来の過酸化ラジカルのESRスペクトルの測定 実験者:さいな さいなは、2011年に、それまでの研究をアゾ化合物を用いる過酸化ラジカル消去能評価法の研究というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#529@卒論;。 材料: 2,2'-アゾビスイソブチロニトリル⇒#923@材料;, DMSO⇒#2787@材料;,DMPO⇒#2914@材料;,酸素⇒#309@材料; 発生方法:熱分解 予想反応式: (NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N2⇒#466@反応; CN(CH3)2C・+O2<->CN(CH3)2COO・⇒#469@反応; kox=1.7×10^(+5) [/M/s]⇒#1823@出版物; at 90℃ CN(CH3)2COO・+ DMPO <-> DMPO-OOC(CH3)CN・(=仮定物質) ? a(N)⇒#316@物理量;: 1.2758 mT a(H)⇒#316@物理量;: 0.871 mT g値⇒#496@物理量;: 2.0059 【関連化学特性&計算式】 DMPO-OOH A(N)= 1.43 mT⇒#427@化学特性; A(H)(β)= 1.17 mT⇒#428@化学特性; A(H)(γ)= 0.125 mT⇒#429@化学特性; DMPOアダクトの不対電子の存在する軌道と水素原子の確度とhfccの関係⇒#1352@レビュー; 【まとめ】 生命科学者のための電子スピン共鳴入門のp.102の式には当てはまらないが, A(N), A(H)ともに,DMPO-OOC(CH3)CN・<DMPO-OOHの関係にある. 酸素雰囲気中で,AIBN由来DMPOアダクトのmassの分析によるDMPO-ORの可能性もある.⇒#1827@出版物; 【関連データ】 AIBN由来のラジカルのg値と超微細結合定数⇒#13@表; 【関連研究ノート】 AIBN由来の発生したDMPOアダクトのまとめ⇒#1867@ノート; AIBN + DMPO + DM-β-CD +H2O @ 90℃ のESR測定結果⇒#2040@研究ノート; 【関連論文】 AIBN由来DMPO-ORのhfccとmassの結果:Edward G. Janzen , Peter H.
AIBN由来の過酸化ラジカルのESRスペクトルの測定の調査 実験者:さいな 材料: 2,2'-アゾビスイソブチロニトリル⇒#923@材料;, ヘプタキス(2‐O,6‐O‐ジメチル)‐β‐シクロデキストリン ⇒#3225@材料;, 水⇒#29@材料;,DMPO⇒#2914@材料;,酸素⇒#309@材料; 発生方法:熱分解 予想反応式: (NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N2⇒#466@反応; CN(CH3)2C・+O2<->CN(CH3)2COO・⇒#469@反応; 2CN(CH3)2COO・ <-> 2CN(CH3)2CO・ + O2 CN(CH3)2COO・+ DMPO <-> DMPO-OOC(CH3)CN・ ? CN(CH3)2CO・ + DMPO <-> DMPO-OC(CH3)CN・ ? a(N)⇒#316@物理量;: 1.3126mT a(H)⇒#316@物理量;: 0.967mT g値⇒#496@物理量;: 2.0059 さいなは、2011年に、それまでの研究をアゾ化合物を用いる過酸化ラジカル消去能評価法の研究というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#529@卒論;。 【関連データ】 AIBN由来のラジカルのg値と超微細結合定数⇒#13@表; 【関連研究ノート】 AIBN由来の発生したDMPOアダクトのまとめ⇒#1867@ノート; 生成熱極小値近傍のDM-β-CD+AIBNの分子間距離⇒#1958@ノート;
SCiGRESSでTEMPOL⇒#2098@化学種;,DMPO-OH⇒#1595@化学種;,DMPO-OR⇒#2965@化学種;,DMPO-OOR⇒#2978@化学種;,DMPO-R⇒#2966@化学種;のスピンアダクトの超微細結合定数(hfcc)を分子軌道計算で算出した. ○4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル⇒#2098@化学種; A(N): 1.56071 mT ○DMPO-OH アダクト⇒#1595@化学種; A(N): 1.26829 mT A(H): 1.27457 mT ○2-シアノ-2-プロピルオキシル-DMPOアダクト⇒#2965@化学種; A(N): 1.47048 mT A(H): 1.00533 mT ○2-シアノ-2-プロピル-パーオキシルDMPOアダクト⇒#2978@化学種; A(N): 1.43038 mT A(H): 1.00076 mT ○2-シアノ-2-プロピル-DMPOアダクト⇒#2966@化学種; A(N): 1.745081 mT A(H): 1.276096 mT 【関連ノート】 AIBN由来の発生したDMPOアダクトのまとめ⇒#1867@ノート; 【表】 量子計算によるAIBN由来生成ラジカルのDMPOアダクトの超微細結合定数⇒#16@表;
下記の反応が文献調査によってわかった. 【反応式】(NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N2⇒#466@反応; 【反応式】DMPO+CN(CH3)2C・<->DMPO-C(CN)(CH3)2⇒#497@反応; 【反応式】CN(CH3)2C・+O2<->CN(CH3)2COO・⇒#469@反応; 【反応式】2ROO・ → 2RO・ + O2 (R=CN(CH3)2C) ⇒#527@反応; 【反応式】CN(CH3)2CO + C6H11NO → C10H17N2O2⇒#528@反応; 【関連文献】 ・The initiation properties of 2-cyano-2-propyl hydroperoxide in oxidation processes, Aleksandra Burghardt, Zdzis?aw Kulicki, monatshefte fur chemie / chemical monthly ,115,87(1984).⇒#1823@出版物; ・Detection of alkyl, alkoxyl, and alkyperoxyl radicals from the thermolysis of azobis(isobutyronitrile) by ESR/spin trapping. Evidence for double spin adducts from liquid-phase chromatography and mass spectroscopy,Edward G. Janzen , Peter H. Krygsman , David A. Lindsay , D. Larry Haire , j. am. chem. soc.,112,8279(1990).⇒#1827@出版物; 【関連ノート】 AIBN由来の発生したDMPOアダクトのまとめ⇒#1867@ノート;
【化学種】5,5-ジメチル-1-ピロリン-N-オキシド⇒#2311@化学種; 分子軌道計算によるDMPOのUV Vis⇒#1091@グラフ;
DMSO溶媒中のAIBN由来の過酸化ラジカルのESRスペクトルの測定 実験者:さいな 材料: 2,2'-アゾビスイソブチロニトリル⇒#923@材料;, DMSO⇒#2787@材料;,DMPO⇒#2914@材料;,酸素⇒#309@材料; 発生方法:紫外線分解 予想反応式: (NC(CH3)2CN)2<->2CN(CH3)2C+N2⇒#466@反応; CN(CH3)2C・+O2<->CN(CH3)2COO・⇒#469@反応; CN(CH3)2COO・+ DMPO <-> DMPO-OOC(CH3)CN・ ? a(N)⇒#316@物理量;: 1.2834 mT a(H)⇒#316@物理量;: 0.892 mT g値⇒#496@物理量;: 2.0059 さいなは、2011年に、それまでの研究をアゾ化合物を用いる過酸化ラジカル消去能評価法の研究というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#529@卒論;。 【関連データ】 AIBN由来のラジカルのg値と超微細結合定数⇒#13@表;
活性酸素消去能評価法に関する研究 DMPO-O2(-)アダクト⇒#28@グラフ; DMPO-OHアダクト⇒#27@グラフ;
大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。