不対電子の唯一直接測定法であり,そのフリーラジカルの分布を明らかにできる電子スピン共鳴イメージング法(ESRI)の研究が国内外で進められ,現在,その空間分解能は2 mmまで高められている(磁場勾配強度1) 1mT/cm).しかし小動物,小型の植物,魚卵等を測定するには空間分解能はまだ高いとはいえない.磁場焦点法とは交流磁場勾配を用いることによって、ある特定の空間に局所的な均一の磁場を発生させる方法であり,これをESR計測に応用することで局所空間のみのESRスペクトルを観測することができる.本研究の目的は,生体計測用の磁場焦点ESR法を確立するにあたり,高速で電流を制御する高速交流磁場勾配システムを開発する.
EPR Spectroscopy using Magnetic Field Gradient Modulated by a Triangular Wave2)
(1) 磁場勾配強度(Gradient Strength) [テスラ毎メートル].
(2) EPR Spectroscopy using Magnetic Field Gradient Modulated by a Triangular Wave
Tomohiro Ito, Hidekatsu Yokoyama , Junji Watanabe, Shuhei Takaiwa, Tateaki Ogata, Appl. Magn. Reson., ,35(1) ,143-153 (2008), (2008).
(2) EPR Spectroscopy using Magnetic Field Gradient Modulated by a Triangular Wave
Tomohiro Ito, Hidekatsu Yokoyama , Junji Watanabe, Shuhei Takaiwa, Tateaki Ogata, Appl. Magn. Reson., ,35(1) ,143-153 (2008), (2008).