大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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具体的なセラミック材料とその比較となる金属材料をひとつづつ選び、その性質の違いを示す物理量の数値データを示した上で、その性質の違いがどのような工業製品に応用されているか述べなさい。
A.セラミックスとは、広義では窯業製品の総称として用いられ、無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を指す。金属や非金属を問わず、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物などの無機化合物の成形体、粉末、膜など無機固体材料の総称として用いられている。伝統的なセラミックスの原料は、粘土や珪石等の天然物である。なお、一般的に純金属や合金の単体では「焼結体」とならないためセラミックスとは呼ばれない。 参考文献 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/セラミックス
A.金属に比べてセラミックスは耐熱性に優れている。 その代わり熱伝導度は金属のほうが高い。(Si3N4:27,Al:236(単位w/mk)) 冬場の暖かい飲み物がペットボトルより金属缶が多いのはこの為だろう。 突然の衝撃にはセラミックスは弱いので機械が金属で出来ているのもこれが原因であろう。
A. セラミック 金属 高 中 耐熱性 高 中 熱伝導性 中 高 電気伝導性 不良 良 耐衝撃性(機械的) 良 良 耐衝撃性(熱的) 良 良 耐薬品性 良 不良 硬度 高 中 耐摩耗性 大 中 成形加工性 不良 良 軽量性 中 小
A.ジルコニア:密度6.0g/cm3、曲げ強度1400MPa 鉄:密度7.9g/cm3、曲げ強度400MPa 用途:包丁、鋏等の刃物
A.サーメットと超硬合金 サーメットとは、TiCやTiN、NbCを主成分とし、Co、Ni、Mo等の金属との複合材料であり、高い硬度(約16 Gpa)を持つという特徴がある。 一方超硬合金もWCを主成分とした合金でとても高い硬度(約 15 Gpa)をもつ。 しかしサーメットの密度が6 g/cm^3 ほどに対し超硬合金はその3倍近い16 g/cm^3であり重くて扱いずらい。その為、ともに切削加工に用いられるが、細かい仕上げのような作業はサーメットによって行われる。更に、値段面でいうと超硬合金はとても高い為、用いることは敬遠されれがちでできうる限りサーメットを用いる作業現場も少なくない。しかし、高い強度、耐摩耗性をもつサーメットだが超硬合金に比べると欠けやすく、摩耗にも弱い。その為、多くの作業現場では粗削りは超硬合金、仕上げはサーメットを用いることが多い。
A.セラミック材料(ジルコニア)と金属(鋼)との比較 ビーカス硬度の比較 ジルコニア 約11GPA 鋼 約5GPA よりジルコニアの方が硬度が高く、傷がつきにくい 刃物へ応用されている
A.セラミック材料:アルミナ:体積固有抵抗1.0×10^14 Ω・cm以上 金属材料:銅:体積固有抵抗1.72×10^-6 Ω・cm 応用例:電線として利用
A.セラミックスの長所は「耐熱性・耐摩耗性・耐腐食性の点において他より優れているところにある。アルミナは高硬度、絶縁、耐熱性に優れ、常温での機械的強度のバランスが良い。切削工具、研磨剤、その他構造材料として利用される。アルミニウムは塗装やアルマイトはもちろん、素材に機能性樹脂の皮膜を行うことができます。見た目にも美しく、高機能な製品が実現される。
A.アルミナとアルミ金属の比較をしていく。曲げ強さが アルミナが370MPa,アルミ金属が195MPaである。熱伝導率がアルミナが32.0W/m・k、アルミ金属が137W/m・kなどの数値からわかるようにアルミよりもアルミナは高硬度、耐熱性に優れ、絶縁にも優れている。よってアルミナは常温での機械的強度が安定であるため、切削工具、研磨剤、その他構造材料として応用されている。
A.セラミック材料:快削性セラミックス(シリカ、アルミナ、マグネシア) 金属材料:鉄 物理的数値:熱伝導率 鉄 83.5W/m・k セラミック 1.67W/m・k (http://www.asuzac-ceramics.jp/hikaku/hikaku.htmより) セラミックの方が低熱伝導率のため高温になる炉の壁などに用いられる。
A.アルミナ、アルミニウム アルミナの曲げの強さが370MPa、アルミニウムの曲げの強さが195MPaである。このことからアルミナの方が強度が高いと言える。 よってアルミナは搬送アームなどにも使われている。
A.嵩密度を比較すると、セラミック材料であるコルシードは4g/cm^3に対し鋼は6g/cm^3以上の値を示す。これより、金属よりも軽いものを作ることが出来る。
A.ビッカース硬さの違いの一例にアルミニウム45~100HV, アルミナ1600HVがある。この硬さや耐磨耗性を利用してアルミナはボールミル(粉砕器)などに用いられる。
A.銅のビッカーズ硬度は50-150HVてある。それに比べジルコニアのビッカーズ硬度は1250-1300HVである。このことからジルコニアは強度に優れている。また、耐薬品性、耐磨耗性に優れていることから、人工骨や歯のインプラントに使用されている。
A.酸化アルミニウム 融点 2072℃ 沸点 2977℃ 熱伝導率 30W/(m・K) アルミニウム 融点 933.47℃ 沸点 2792℃ 熱伝導率 237W/(m・K) アルミニウム 軽量であるために利用しやすく、また、軟らかくて展性も高いなど加工しやすい性質を持っており、耐食性もあることから、一円硬貨やアルミ箔、アルミ缶、鍋、建築物の外壁、道路標識、自転車のフレームやリム、パソコンや家電製品の筐体など、様々な用途に使用されている。ただし大抵はアルミニウム合金としての利用であり、1円硬貨のようなアルミニウム100%のものはむしろ稀である。 酸化アルミニウム 高強度、高靱性、耐熱衝撃性があるので、研削材や砂まき装置の他に、自動車排ガス浄化触媒等の触媒の担体、歯科治療(インレー、クラウンなどの修復物・補綴物)などに広く利用される。
A.アルミナとステンレス鋼のビッカース硬度はそれぞれ15.7と5.0であり、アルミナは切削工具に用いられる。
A.アルミナ 熱伝導度 30 W/(m・K) バリウム 熱伝導度 18.4 W/(m・K) 研磨剤や切削としてアルミナは応用されている
A.セラミックスと金属の比較を調べてみた。 セラミックス 金属 融点 高 中 耐熱性 高 中 熱伝導性 中 高 電気伝導性 不良 良 耐衝撃性(機械的) 不良 良 耐衝撃性(熱的) 不良 良 耐薬品性 良 不良 硬度 高 中 耐摩耗性 大 中 成形加工性 不良 良 このような性質を活かして歯の詰め物などに応用されてる
A.アルミナ 優れた耐熱性を持つ。アルミニウムが約660℃の融点を持つのに対し、ファインセラミックスのアルミナは2000℃でも融解しない。
A.窒化アルミニウム 融点2220℃、沸点2500℃、熱伝導率285W/(m・K) アルミニウム 融点660℃、沸点2519℃、熱伝導率237W/(m・K)
A.低炭素鋼は熱処理に非応答、比較的柔らかく弱い。機械加工可能かつ溶接可能である。低炭素の典型的な用途は自動車ボディ、構造形状、パイプライン、建物、橋およびスズカン。 中炭素鋼の特性は熱処理可能で、機械的特性の比較的大きな組み合わせ。代表的なアプリケーションは鉄道の車輪とトラック、ギア、クランクシャフト、機械部品。 高炭素鋼のプロパティはハード、強く、比較的脆い。代表的な用途はチゼル、ハンマー、ナイフ、弓刃。高合金鋼(ステンレス・工具)のプロパティはハードと耐摩耗性、さまざまな環境で耐腐食性に優れている。代表的なアプリケーションは切削工具、ドリル、カトラリー、食品加工、手術ツール。
A.アルミナと、アルミニウムを比較すると、高度はそれぞれ1400-1800hv、120hvであり、最高耐熱温度は1500-1600°c、1050°cである。ここからアルミナは金属よりもずっと硬く、セラミックスではあるが耐熱温度が高いことがわかる。耐摩耗性に優れるため、産業用機械の部品などに使われる。
A.アルミナは誘電率10.2MHz 銅は誘電率59.6×10の6乗s/m 絶縁筒やヒーター
A.産業界でもっとも広く利用されているのはアルミナである。 アルミナの使用最高温度は1500~1600℃である。ルツボや排ガス処理装置、耐火物などに利用される。 比較対象のは金属として、ステンレスが挙げられる。 ステンレスは最高使用温度が600~980℃で長時間加熱するとその性能が低下する。
A.アルミナ 熱伝導率32W/m・k ステンレス 熱伝導率16W/m・k アルミナは高い熱伝導率、耐熱性を有する。 ステンレスは鉄やアルミニウムよりも熱伝導率がとても低いが、さびにくく強度に優れている。 アルミナは金属製造の高温工業炉材用耐摩耗部品等やエレクトロニクス用各種部品など、その用途/使用範囲は大変幅広くなっている。ステンレスは化学工業設備、建築材料、食品製造設備、製紙工業、車両工業、厨房器具などに使用されている。
A.酸化亜鉛は、軽い白色の粉末で、高純度のものは透明。水に不溶。約 300 ℃に熱すると黄色になるが冷やすと元へ戻る。 化学式量(g・mol-1)は81.39、融点(℃)は1975(加圧下)、真密度(g・cm-3) 5.5~5.7、硬度(モース)4~5、屈折率 1.9~2.0、溶解度(g/100g・H2O)3~5×10-(4 25℃)、熱容量(J/K・mol) 40.3(0℃)、熱伝導度(W/m・K)25.2(93℃)で、結晶構造は六方晶ウルツ型構造である。対して亜鉛は、原子量 65.38、比重 7.14、融点 419.5℃、沸点 907℃である。酸化亜鉛のほうが圧倒的に融点が高い。 酸化亜鉛は、粒子が細かく、鉛白より被覆力は劣るが毒性がなく、硫化水素で黒変しないことから白色顔料として重要である。その他亜鉛華軟膏・亜鉛華澱粉などの医薬品あるいは化粧品などの原料となる。 また、収れん作用を持つ酸化亜鉛は、止血、鎮痛、防腐などの効果があり、化粧品や医薬品として用いられる。 さらに、透明で導電性を持つことから液晶ディスプレイなどに使われる透明電極の材料や、半導体(酸化物半導体)でもあるため発光デバイスなどへの応用も期待されていたが、耐酸性が極めて弱くリソグラフィーなどでの取り扱いが難しい。バンドギャップは約 3.37 eV、薄膜は圧電性を示す。
A.アルミナと銅について アルミナのビッカース硬度は14gpa なのに対し銅は5程度 アルミナの密度は5g/Cm3程なのに対し、銅は6もあるため アルミナは銅と比べて、軽くて強い材料であるので、産業用構造部品に使われる。
A.セラミック材料はアルミナ、金属材料は鉄を選んだ。熱伝導率が、アルミナは26W/(m.K)であるのに対して、鉄は80.4W/(m.K)である。このアルミナの耐熱性の良さを利用して、アルミナは耐火物煉瓦に利用されている。
A.セラミックスは耐腐食性、耐熱性、耐摩耗性があるため半導体やHDDなどに使われる。
A.セラミックス材料としてアルミナがあげられる。 アルミナの融点は2072℃、沸点は2977℃、熱伝導率は30 W/(m?K)である。 金属材料としてリチウムあげられる。 リチウムの融点は180.54 °C、沸点は1330 °C、熱伝導率は84.8 W/(mK)である。 これより、融点沸点はセラミックスの方が高く、熱伝導率は金属の方が高いとわかる。 この性質を利用してセラミックスは陶磁器、用途、ガラスなどに用いられ、金属は化粧品や電気電子部品、乾電池などに用いられる。
A.酸化アルミニウム(Al2O3),銅(Cu)の熱伝導率を比較すると酸化アルミニウム:30 w/m?k 銅:401 w/m?kとなる。 酸化アルミニウムは研磨材や切削工具の部品としての用途があり、銅はフライパンや鍋として使われている。
A.酸化アルミニウムは高硬度、絶縁、耐熱性に優れ、モース硬度に関しては酸化アルミニウムは9と金に次ぐ硬さで、アルミニウムは2~2.9と柔らかい。酸化アルミニウムは切削工具などとして、アルミニウムは硬貨やアルミホイルなどとして使われる。
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<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=8'>
<q><cite>
06-02 セラミックスと金属の違い
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<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Syllabus.asp?nSyllabusID=11133'>
無機工業化学
<a/a>・
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=4444'>
3000℃が作る航空部材―窯業―
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