NMCと略されます。炭素と活物質界面で生成する正極SEIが分散剤やバインダーの影響を受けやすいため、スラリーの設計がまずいと放電過程においてリチウムイオンの脱溶媒和が起りにくくなります。そこで溶媒としては電解液の導電率は下がるものの、誘電率の大きなEC系より誘電率の小さなPC系が向いています。水系バインダーを使いたいところですが、リチウムの溶出が懸念され、スラリーを作りにくい活物質です。 正極活物質正極活物質(3元系)1)(1) 正極活物質(3元系), 9号館:仁科辰夫研究室, 立花 和宏, (2010).