国土交通省国土地理院による地図と測量の科学館です。電子国土に関する情報もあります。
1Fラウンジには立体視できる大きな日本地図があって、まるで自分が巨人になって富士山やアルプスを踏み越えてゆくような気分になれます。ふとなにげなく通ったところに小笠原諸島があったりしてあらためて海に囲まれた島国なのだと実感します。
今回訪れたときにには東日本大震災の地盤沈下の測量の様子や被災前後の衛星写真などのが展示されていました。福島原発周辺の衛星写真についてはさすがに何か差し障りがあるのか展示されていませんでした。
2Fの展示室には古代の測量から宇宙技術を駆使した最新の地図までの歴史が展示されています。目測体験コーナー、プレートテクトニクス、ベハイムの地球儀、図化機などがあります。伊能忠敬図や初期の世界地図などの展示もあります。通路には100年前と現在の東京の地図があり、東京駅がお堀を埋め立てた上にあることがわかります。
展望台から見えた地球広場、測地観測塔、VLBIアンテナなどを見に外に出かけると測量用航空機「くにかぜ」や高てんびょうや電子基準点などがあります。
【関連講義】お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪,国立天文台・水沢VERA観測所1)