1990年代になると、記憶容量と処理速度がさらに向上し、マウスでメニューを操作する、グラフィックス・ユーザー・インターフェイス(以下、GUI)を備えたWindowsが登場した。PostScriptやTrueTypeなどのスケーラブルフォントが使えるようになった。大型計算機を使ったコンピュータライズド植字システム(以下、CTS)、パーソナルコンピュータを使ったデスクトップパブリッシング(以下、DTP)組版がはじまった。
2017年、モリサワはOpenType技術をつかって、新フォント「みちくさ」を発表した。
モリサワのみちくさフォントが聯面体による合字を実現したの大して、Uniコードは、複数の文字コードを一文字として表現する結合文字を定義した。JISコードでは、「が」は一文字で、「か゛」は、「か」と「゛」の二文字なのだが、Uniコードでは「が」は「か」と「゛」のひとつの結合文字だ。コンピュータに指定するコード(規定)が違うと、表示は文字化けを起こす。