語釈1.
空気の温度の差などによって大気に圧力の差が生じて対流により運動すること。これに転向力、摩擦力、遠心力などが作用します1)。
高度 h 〔m〕500㍍より高層では地表との摩擦力が影響しない地衡風(高層風)と呼ばれる風が吹き、地上では地表との摩擦力と転向力の強力が気圧傾度力とつりあった状態で地上風と呼ばれる風が吹きます2)。
風の種類には地衡風と地上風のほか、偏西風、季節風、貿易風、卓越風などの種類があります。
冬のすきま風は寒いけど、夏の風は涼しくていいですね。花鳥風月といえば季節感もあって風流ですねえ。風が強くなると海には波(風浪)が発生します。風力発電や波力発電のエネルギー源です。
日本の平地で観測された最大瞬間風速は1966年9月5日に沖縄県宮古島の台風18号のときの85.3メートル毎秒です。
- (1) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫.
電気化学の庵:上空&気象&宇宙
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=984. (参照2006-10-26). - (2) 小島丈兒.
新訂地学図解
. 第一学習社, 1986. .