表4-1より水分が50ppmと2000ppmの電位を比べると水分が2000ppmの有機電解液のほうが電位が高くなることが分かる。また表5より二酸化マンガンが接触している電極のほうが電位が高くなることが分かる。すなわち二酸化マンガンの酸化性により皮膜の欠陥部が水分により修復され電位が上昇しているからである。
水分が50ppmと2000ppmでの有機電解液中での二酸化マンガンの酸化力を調べるため
集電体に不働態を生成しないニッケルメッシュを使いその自然電位を測定した。ニッケルメッシュ(ニラコ:100mesh,)を穴あけポンチでφ=7mmに打ち抜き、ニッケル線(ニラコ、φ=0.3mm、99.7%)をスポット溶接した。二酸化マンガン(IC21)とKFポリマー(呉羽:♯1120)を1:1wt%で混合し二酸化マンガンペーストを作成し、ニッケルメッシュ電極をディップコーティングした。次に真空乾燥炉(yamato,ADP-21)で25℃、30分間真空乾燥させ試料極を作成した。電解液は水分濃度が50ppmと2000ppmの1M LiClO4/EC+DEC 50:50(キシダ化学)の二種類を用いた。擬似参照極に銀(+3.0V vs. Li/Li+)、対極に白金を用い自然電位を測定した。
表4-2に水分濃度が50ppmと2000ppmの有機電解液中でのニッケルメッシュ電極とニッケルメッシュ電極上に二酸化マンガンが接触している電極の自然電位を示す。
表4-1より水分が50ppmと2000ppmの電位を比べると水分が2000ppmの有機電解液のほうが電位が高くなることが分かる。また表5より二酸化マンガンが接触している電極のほうが電位が高くなることが分かる。すなわち二酸化マンガンの酸化性により皮膜の欠陥部が水分により修復され電位が上昇しているからである。
水分が50ppmと2000ppmでの有機電解液中での二酸化マンガンの酸化力を調べるため
集電体に不働態を生成しないニッケルメッシュを使いその自然電位を測定した。ニッケルメッシュ(ニラコ:100mesh,)を穴あけポンチでφ=7mmに打ち抜き、ニッケル線(ニラコ、φ=0.3mm、99.7%)をスポット溶接した。二酸化マンガン(IC21)とKFポリマー(呉羽:♯1120)を1:1wt%で混合し二酸化マンガンペーストを作成し、ニッケルメッシュ電極をディップコーティングした。次に真空乾燥炉(yamato,ADP-21)で25℃、30分間真空乾燥させ試料極を作成した。電解液は水分濃度が50ppmと2000ppmの1M LiClO4/EC+DEC 50:50(キシダ化学)の二種類を用いた。擬似参照極に銀(+3.0V vs. Li/Li+)、対極に白金を用い自然電位を測定した。
表4-2に水分濃度が50ppmと2000ppmの有機電解液中でのニッケルメッシュ電極とニッケルメッシュ電極上に二酸化マンガンが接触している電極の自然電位を示す。