電位電圧曲線を測定するとある電位から急激に電流が流れる。急激に電流が流れて電気分解が起こる電圧を分解電圧と言う。この電圧は平衡電位からとは異なり、その差を過電圧と言う。過電圧が小さいほど電圧効率は良い。 過電圧には反応過電圧(活性化過電圧)、拡散過電圧、抵抗過電圧などがあり、過電圧はそれらの総和となる。 電池では活物質の反応過電圧は小さいほうが内部抵抗が小さくなるが、反面、電解液の分解過電圧が小さいと自己放電が大きくなったり、副生成物が電極構成粒子の接触を阻害して寿命を短くしたりする。 反応過電圧は析出物質(電解液の組成)の種類や電極の種類に依存し、電流密度に対して指数的に増加するので、電流密度を見積もることが大切である。 導電助材|電解液1) 集電体|電解液(界面)2) 【関連講義】無機・分析化学応用実験,分解電圧 ~速度論的取り扱い3)結果と考 > 考察と討 > 電極に内 > 導電助材|電解液,電極に内在する界面仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2008).結果と考 > 考察と討 > 電極に内 > 集電体|電解液(界面),電極に内在する界面仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2007).特になし > 電池の起 > 分解電圧 ~速度論的取り扱い,電池の起電力と分解電圧遠藤 昌敏,無機・分析化学応用実験, 講義ノート, (2006).(1) 結果と考 > 考察と討 > 電極に内 > 導電助材|電解液,電極に内在する界面仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2008).(2) 結果と考 > 考察と討 > 電極に内 > 集電体|電解液(界面),電極に内在する界面仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2007).(3) 特になし > 電池の起 > 分解電圧 ~速度論的取り扱い,電池の起電力と分解電圧遠藤 昌敏,無機・分析化学応用実験, 講義ノート, (2006).