・絶縁体:ダイヤモンド(C)、ポリマー(Cを主成分とした有機物)、ガラス(SiO2が主成分)… → 比較的軽い元素同士の結合。結合が強い→結合性軌道と反結合性軌道との差が大きい。 ・半導体:ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)など中程度の重さの元素 → 絶縁体よりも化学結合力が弱い→結合性軌道と反結合性軌道との差が比較的小さい。 ・良導体:主として金属。金属結合は、「価電子の数よりも結合相手の数が多い」。 → 金属結合は化学結合力が小さい。また、結合の相手の数が多いと、バンド幅が広がる。 絶縁体 半導体 良導体(伝導体と価電子帯が一部重なる) エネルギーバンドに基づく、電気伝導のイメージ *良導体は「水(電子)が半分満ちた容器」のようなエネルギーバンドを持っている。 少し傾ける(電圧をかける)と、水(電子)は低い方にどんどん移動する。→電気が流れる。 *絶縁体と半導体は、水(電子)が満杯の容器と空っぽの容器がふたつあるようなもの。 いくら傾けても、中の水(電子)は移動しない。→電気は流れない。(半導体は、温度が低いときはほとんど電気を通さず、絶縁体と同じである)。