EDLCの場合、耐電圧は炭素/電解液界面における電気分解の過電圧がひとつの目安となります。集電体(アルミニウム)/電解液界面では腐食が起きない限りバリア型の皮膜が形成されます。 電気分解は溶媒の分解と電解質の分解に分けられ、またアノード側とカソード側の分解に分けられます。アノード側の電解質の分解はアニオンの酸化によるものであり、カソード側の電解質の分解はカチオンの還元によるものです。しかし注意深く観察すると同じアニオンでもカチオンの種類によって分解電圧が違っていることに気がつきます。このことはカチオンの分解性生物がアニオンの分解の過電圧を変化させているともいえます。 耐電圧とエネルギー1)耐電圧とエネルギー,キャパシタに要求される機能立花 和宏, 大容量キャパシタ, 講義ノート, (2007).(1) 耐電圧とエネルギー,キャパシタに要求される機能立花 和宏, 大容量キャパシタ, 講義ノート, (2007).