LiCoO2、LiMn2O4などと言ったリチウムイオン二次電池の正極活物質に使われる複合酸化物は一般的に電子伝導率が小さい。充放電につれて電子伝導率が変化するという報告もあるが、それでも電子伝導率は小さいのである。これは活物質に求められる一番の機能が電気の蓄積であって電子の輸送ではないこととも関係する。また正極活物質であることから酸化作用がある。これがアルミニウム集電体に接触するとその表面の酸化皮膜をより強固にするように働くため電流はほとんど流れなくなり電池動作しなくなる。金のような酸化皮膜を作らない貴金属であれば直接活物質を接触させても電池動作が可能となる7)。 【講演】東洋アルミ@大阪府八尾市1)【講演】東洋アルミ@大阪府八尾市立花和宏, 研究ノート, (2005).(1) 【講演】東洋アルミ@大阪府八尾市立花和宏, 研究ノート, (2005).