見やすい色とかわかりやすい色のような抽象表現に惑わされてはいけません。カラーユニバーサルデザインの推奨ガイドラインに従うなどの方が賢明です。緑色の黒板に赤色で文字を書くのは避け、白と黄色のチョークを使ったり、白黒でコピーしても区別できるように工夫しましょう。
色のバリアフリー・カラーユニバーサルデザイン
赤は禁止、緑は安全、などというのも文化背景に起因するものでわかりやすいとは言えません。日本でも紅白はおめでたい色ということなっています。禁止のつもりで赤に着色したのに、おめでたい色と解釈して摂取して、大規模な中毒事故が起きたこともあります。ピクトグラム同様、文字による説明をつけくわえましょう。
スライドなど、プロジェクターやディスプレイを使う場合、作成時の色と異なって見えることが多々あります。色度定点の取り方が違うからです。NTSCなのかsRGBなのか、色度定点の規格を確認しましょう。印刷物でも同じです。実際の印刷物の色見本を確認しましょう。