インド・ボパール殺虫剤事故

https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/Public/57420/57420_05.asp
技術者倫理 の単元です。

小単元

概要

ユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤カーバメート系農薬カルバリルの原料である 毒性イソシアンメチル漏出した

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アメリカベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていたドル金交換に応じられなくなったアメリカドル紙幣と金の兌換停止したニクソンショドル変動相場となり世界に進出していたアメリカ企業はとてつもなく厳しい経費節減が求めれれた

スマンデイ会社の予算削減のため何か月も修理されないコントロールルームいた バルブパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった それでも自分が時解雇されるよりましだった 人員削減は保守作業員に向けられ会社テリー部門からきたまったく経験のないやつが担当していた

イソシアンメチルが漏れていると気づいたのは作業員の胸の焼けるかんじからだった ずっと故障したままのセンサー機能せず作業員の感覚だけが頼りだった

水と絶対混ぜてはいけないイソシアンメチル 水といっしょに漏れていることに気づいたスマンデイイソシアンメチルタンクへ急いだ 安全弁はすでに吹っ飛んでいた足場のコンクリート亀裂が入っていた バルブは全部壊れバルブというバルプからイソシアンメチルが噴出していた

スマンデイコントロールルームに戻って冷却装置稼働させようとした 予算削減のため何週間も前に冷媒が抜かれていた冷却装置は動かなかった プラントスクラバー稼働させようとした 流量計は示したまま動かなかった フレアタ焼却しようとしてもフレアタも動かなかった

スマンデイ最後の手段であるウォーターカーテン稼働した そのウォーターカーテンタンク上部から漏れ出ているイソシアンメチルには全く無力だった 自分が死にたくなければもう遠くまで逃げるしかなかった

スマンデイ助かった しかしスマンデイが逃げるときに通ったバラに住む人のうち 2500人が目覚める前に死亡した

人間の力が遠く及ばないところに不思議な力が働いていることがある

インドボパールの事故がなかったら日本 リチウムイオン次電池は生まれなかったかもしれない

もちろんこれは事故起こせと言っているわけではない 事故は起こさないのが番だ 最大限の努力しても起きてしまったときにはそればね前に進むしかない

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