電池の正極活物質は酸化剤だ。酸素を金属で固めた固体と言っていい。つまりイオン結合なので、電気は流さない。だから導電パスを作るのに導電助材を混ぜる。イオン結合性の物質はバンドギャップが大きいので絶縁体だ。低いエネルギーバンドから高いエネルギーバンドに電子をたたき上げるのは大変だけど、よそからキャリア注入すれば導電率が大きくなる。キャリアには電子のほかにリチウムイオンがある。現実には充電時にリチウムイオンの空孔を注入する。
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004〜),正極活物質1)
コバルト酸リチウム;、マンガン酸リチウム、リン鉄酸リチウムリン酸鉄リチウム2)、EMD二酸化マンガン(IC21)、ニッケル酸リチウム、酸化銀、酸化銅など。
電流効率 εF 〔%〕電圧効率 εV 〔%〕カットオフ電圧 V 〔V〕DOD DOD 〔・〕体積エネルギー密度 E 〔J/m3〕重量エネルギー密度 E 〔J/kg〕理論容量 Q0 〔Ah/g〕
化学工学とリチウム電池〜分散・スラリーの作成と塗布乾燥〜3)
卒業研究(C1-電気化学2004〜):正極活物質. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=837. (参照2006-08-31).
電気化学特論:化学工学とリチウム電池〜分散・スラリーの作成と塗布乾燥〜. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4045. (参照2018-07-03).