デオキシリボ核酸
1.
塩基対が二重らせん構造に配列して遺伝情報を持ち、たんぱく質合成を支配し、遺伝形質を発現する、遺伝子の本体です。ウィルキンズはDNA分子にX線をあてその回折像かららせん構造であることを明らかにしました。またシャルガフは1947年にDNAの塩基のモル数を調べ、アデニンとチミン、グアニンとシトシンのモル数がほぼ等しいことから二本のヌクレオチド鎖からなることを明らかにしました。これらの研究結果からワトソンとクリックが1953年にDNAの分子構造が多数のヌクレオチドが二重らせん構造であることをあきらかにしました。DNAの配列決定には電気泳動法が使われます。細胞の核、葉緑体、ミトコンドリア、ウィルスなどに存在します。ウィルスでは一本鎖の場合もあります。RNAの合成や自己複製したりします。