語釈1.
燃焼を利用した照明のルーツ。エネルギー変換のルーツ燃料とエネルギープラント1)。
紀元前3世紀ごろ東洋と西洋で同時に使われ始めたといわれています。ミツバチの巣を蒸して取り出した蜜蝋が使われていました。このろうそくは大変な贅沢品でお金持ちの貴族や教会の宗教行事に使われていました。庶民は燃やすといやなにおいのする動物の脂を使った安いろうそくを使っていました。
日本には6世紀ごろ、仏教の伝来とともに中国から蜜蝋が入ってきましたが、貴重品だったので宮廷や寺院の一部で使われただけでした。16世紀には木ロウといってウルシから作る和ろうそくが開発されました。
釜を使ってロウを溶かします。燈心草(イグサ)を和紙に巻き付けて芯にします。
【関連書籍】
あかりのはなし(目次)2)
- (1) 立花和宏.
無機工業化学:燃料とエネルギープラント
. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=1628. (参照2007-11-22). - (2) 小林卓二.
あかりのはなし
. さ・え・ら書房, 1982. . - (3) ファラデー、三石巌.
ロウソクの科学
. 角川文庫, 1962. .