語釈1.
原子の芯みたいなもの。ラザフォードの散乱実験で実証されました。正電荷をもった原子の中心。陽子と中性子からなります。たいていは負電荷を持った電子がまわりに群がっています。電子を抱えた原子や分子がゆさぶられると、熱や光を出します。陽子と中性子は核力によって結合しており、放射性元素は放射線を出して崩壊してゆきます。この崩壊によって放出されるエネルギーを核エネルギーといいます。核エネルギーを安全利用した原子力発電が生活をささえています1)。
原子核にはスピンがあって、電子スピンとの相互作用はESRスペクトル線の分裂幅として測定され、超微細分裂定数と呼ばれています。