語釈1.
電気二重層とは、電極界面の分極によって現れる電気的な境界層です。溶液と電極の界面には電気二重層ができアニオンが特異吸着しています1)。誤解を承知で、電気を人にたとえるなら、ちょうど駅のホームのことでしょうか。
ホームは電車に乗っている人(イオン)と歩いている人(電子)の境界ですよね。
すると、ホームには待っている人(電気)がたまります。
最近は電池の代わりに用いられる大容量キャパシタ(EDLC)2)に応用されたりしています3)4)。
界面を平板コンデンサモデルで近似したヘルムホルツのモデル、電荷がボルツマン分布に従い電位がポワソン方程式に従うとしたグイ-チャップマンのモデル、ヘルムホルツとグイ-チャップマンのモデルを組み合わせたスターンのモデル、そのほかにグレアムのモデルなどがあります5)。要は、界面の構造に対して微分容量が電位に対してどんな曲線になるかって話です6)。
電解液と電極の界面ばかりでなく、コロイド粒子と分散媒の界面7)や半導体のpn接合などでも論じられます。
【関連書籍】
分子レベルからみた界面の電位発生機構8)
電気二重層9)
電極と溶液の界面10)
緒言(C > 製品調査 > エネルギ > キャパシ > 電気二重層キャパシタ(EDLC),キャパシタ(コンデンサ)
仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2006).
接触抵抗の大きいEDLCのボルタモグラム, グラフ.
EDLC理論値, グラフ.
(1)  > 電気化学の基礎事項
山下正通、小沢昭弥, 現代の電気化学, 新星社, (1990).
(2)  > コンデンサとはどんなものか
永田伊佐也, 電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ, 日本蓄電器工業株式会社, (1997).
(3) 緒言(C > 製品調査 > エネルギ > キャパシ > 電気二重層キャパシタ(EDLC),キャパシタ(コンデンサ)
仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2006).
(4) 接触抵抗の大きいEDLCのボルタモグラム, グラフ.
(5)  > 基礎的電気化学プロセス
藤嶋昭, 相澤益男, 井上徹著, 電気化学測定法, 技報堂出版, (1984).
(6) EDLC理論値, グラフ.
(7)  > 高分子と分子集団合成
P. W. Atkins [著]/千原秀昭, 稲葉章訳, 物理化学要論, 東京化学同人, (1998).
(8)  > 分子レベルからみた界面の電位発生機構
日本化学会 編, 化学総説 No.7 分子レベルからみた界面の電気化学, 学会出版センター, (197).
(9)  > 電気二重層
Henry H.Bauer[著]/玉虫伶太, 佐藤弦訳, 電極反応 : エレクトロディクス概説, 東京化学同人, (1976).
(10) 固体表面 > 電極と溶液の界面
P. W. Atkins [著]/千原秀昭, 稲葉章訳, 物理化学要論, 東京化学同人, (1998).
山下正通、小沢昭弥, 現代の電気化学, 新星社, (1990).
(2)  > コンデンサとはどんなものか
永田伊佐也, 電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ, 日本蓄電器工業株式会社, (1997).
(3) 緒言(C > 製品調査 > エネルギ > キャパシ > 電気二重層キャパシタ(EDLC),キャパシタ(コンデンサ)
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(5)  > 基礎的電気化学プロセス
藤嶋昭, 相澤益男, 井上徹著, 電気化学測定法, 技報堂出版, (1984).
(6) EDLC理論値, グラフ.
(7)  > 高分子と分子集団合成
P. W. Atkins [著]/千原秀昭, 稲葉章訳, 物理化学要論, 東京化学同人, (1998).
(8)  > 分子レベルからみた界面の電位発生機構
日本化学会 編, 化学総説 No.7 分子レベルからみた界面の電気化学, 学会出版センター, (197).
(9)  > 電気二重層
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