山形大学のIPアドレスの取得
IPv4アドレス
2017年,平中幸雄先生にインタビューしてみると,次のようなエピソードを聞くことができた.1990年,インターネットは学術研究レベルであった.様々な苦労の上,IPアドレスを取得したのであろう. 平中は当時を以下のように語っている.
学内には独立IPネットワークが情報工学科に既にあり、その内、全学的にインターネットにつなぐことになるので、まだ学外接続の計画は決まっていませんでしたが、正式なIPアドレスを獲得して、後でアドレス変更をしなくてよいようにしておこうということになりました。 それを運用委員会(?)で認めてもらって、私が申請をしました。 実際は、資料の数ヶ月前(3月くらい?)にアメリカのサイト(SRIかもしれません)にメールで申請したのですが、催促しても返事がなくて、国内のインターネット関係者に講演会か何かで、どうしたらいいか聞きました。 そしたら、日本でまとめてアドレスを取って割り当てるつもりで、日本への割当を止めてもらっている、日本の割当担当に申請出し直して、と言われました。(つまり、元の申請は捨てられたも同然だったのです。 インターネット情報誌だったUNIX magazineくらいで広報してほしかった。)その後は問題なく、資料の通り割り当ててもらえました。
当時は(も?)関係者をつかまえないと動かないことがある。