実験の品質管理
10年以上前になりますが、電力中央研究所の外郭団体である電力テクノシステムズという会社に頼まれて講演した時の資料の一部です。研究開発に携わる研究者たちを相手に品質管理の肝を簡単に教えろと言われて作ったものです。
リチウムイオン二次電池の不思議なところも入れてあります。実用化されて当たり前に使っていると思いますが、実は学術的には 何で? というようなことがまだまだあります。工業としては安全に使えればよいとして商品化されちゃっていますけど、まじめな現場の技術者を悩ます問題はまだまだ多く、心ない大学の研究者がいい加減なことを言って研究費を稼ぐようなことが横行していたりします。NEDOでも大型プロジェクトが走っていますし、全固体電池なんかNHKのEテレでサイエンスゼロなんかに出てきて一般人を煙に巻くようなことがありました。
何が正しいのか、何が不思議なことなのか、読み取れますか?
前半(6回):品質管理という思想
1.工業製品が消費者に届くまで
4.環境と安全への品質基準
5.経済活動全般に通用する品質マネージメントという思想
6.まとめと理解度の確認
後半(9回):統計的品質管理
7.データはばらつく!統計で使う分布関数とその性質
9.どこを攻めるか〜QC7つ道具
10.ヒストグラムの作り方
11.品質管理は管理図に始まり管理図に終わる
12.最適条件を決めろ!実験計画法概論
13.データを推測するぞ!回帰分析概論
14.データを推測するぞ!回帰分析の計算と検定
15.まとめと理解度の確認
品質管理:第5講 品質管理と品質保証. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=1266. (参照2007-03-21).