0002.0002.  囚人のジレンマ−ゲーム理論−

https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/Public/57420/57420_02.asp
技術者倫理 の単元です。

小単元

概要

環境問題 個人利益最優先する資本主義の自由競争では解決できません このような状況 囚人のジレンマ と呼びゲーム理論で扱います

伊藤研はゴミ減量に努力する 伊藤研はゴミこっそり立花研へ

立花研はゴミ減量に努力する 立花研環境保護伊藤研環境保護

お互い苦労したけどなんとかなりましたな苦笑 立花研ごみためじゃ〜(号泣伊藤研しめしめすっきり

立花研はゴミこっそり伊藤研へ 立花研しめしめすっきり(爆伊藤研ごみためじゃ〜号泣 立花研環境悪化伊藤研環境悪化

ふたりともひどいことになっちまった

立花研は個人的利益最優先すること考えてみました

伊藤研がゴミ減量に努力すると仮定した場合

立花研はゴミ減量に努力したところで苦笑い それよかこっそり伊藤研へおいてきて爆笑した方が断然お得ですな 伊藤研には号泣してもらいましょう

伊藤研はゴミこっそり立花研へ置きにくると仮定した場合

立花研はゴミ減量に努力したら号泣することになるじゃん! こっそり伊藤研へおいてきて伊藤研にも泣いてもらった方がまだマシですな

これは伊藤研がどっちに転んでも立花研はゴミこっそり伊藤研へおいてきた方がお得です なんて理論的!と考えて立花研の学生はゴミ減らす努力することなくそれこっそり伊藤研において来ようとしたら なんと伊藤研の学生も理論的に考えてゴミ減らす努力しなかったですね 結果はお互いゴミ山に埋もれるという非常に悲しいことになったわけです

なんでこんなことになったかといえば公共の福祉よりも個人利益優先したからです 公共の福祉に貢献するか否か善悪といいます そしてその善悪の判断自分の責任で行えることこそ健全な倫理感持つということなのです

そうはいっても相手信用して善行ばかりはできませんね 裏切られたらぶっ殺す!というやり方もありますができれば争いは避けたいものです そこで ルール作り そのルール破ったモノ処罰するという試みしたいと思います そのためにはルール作ったり有罪無罪判定したり有罪者に処罰するなど行うものが必要です これガバメントといいます 今回はガバメント仁科教授にお願いしゴミ他人のところに置いたら死刑という ルール 作って 利得表がどう変わるか見てみましょう

伊藤研はゴミ減量に努力する 伊藤研はゴミこっそり立花研へ

立花研はゴミ減量に努力する 立花研環境保護伊藤研環境保護

お互い苦労したけどなんとかなりましたな苦笑 立花研ざまみろ〜(半泣伊藤研ぎゃ仁科教授にばれて処刑された

立花研はゴミこっそり伊藤研へ 立花研ぎゃ仁科教授にばれて処刑された(死伊藤研ざまみろ〜半泣 立花研抹殺伊藤研抹殺

そして誰もいなくなったただゴミの山だけが残った

立花研は個人的利益最優先すること考えてみました

伊藤研がゴミ減量に努力すると仮定した場合

こっそり伊藤研へおいてきて仁科教授に殺されるよか 立花研はゴミ減量に努力した方がまだマシですな

伊藤研はゴミこっそり立花研へ置きにくると仮定した場合

やっぱり伊藤研へおいてきて仁科教授に殺されるよか 立花研はゴミ減量に努力した方がまだマシですな

ガバメントルールがあれば個人利益優先した行動が そのまま公共の福祉に貢献する行動になります いいことづくめですね だから法令やルール守るということも倫理観持つということにつながるのです

いやいやいやいくつか問題があるのです もし仁科教授が暴君だったらあるいは仁科教授が無能だったら歴史振り返れば悪代官も悪法などいくらでも存在しますそういうときはやはりひとりひとりの倫理観に頼るしかなくなります くわえてばれなきゃいいじゃんという考えで仁科教授に隠れて行動したら 結局のところ倫理観が最後の砦ということになります

消費者は品質にみあった価格で買い取る 消費者値切りまくって買い叩く

メーカーは品質向上に努力する

メーカーは粗悪品安値で叩き売る

さあこの利得表の行方はどうなるでしょうか? あなたがメーカーエンジニアだったらどの行動になると思いますか? 利得ノート書いてGoogle+しよう

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