回帰
語釈1.
回帰とは一周して元に帰ることが、本来の意味である。これから、更に意味が広がってくり返すことをもいう。品質管理の場合に、要因(原因)Xと結果Yの間にどのような関係があるかを調べる時に、それを数式つまり関数関係(XとYとの)で表せるかどうかが問題となる。この関数関係を調べることを回帰分析をするという。要因と結果の関係の解析に「回帰」という用語を用いたのはダーウインの弟子のゴルトンとい言われ、親の背の高さは子供に遺伝するかという問題を調査した。その時に、背の高い親からは背の高い子供、背の低い親からは背の低い子供が生まれることは当然であるが、全体とすると平均化、つまり中心の方に近づく(帰る、戻る)傾向が認められた。これを持って、回帰という用語を使ったとされている。細かい定義は別とすれば、2つ事柄の関係を解析することを回帰分析、あるいは相関分析という1)。
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