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また一般的に周期律に出てくる化学材料の価格はどのような方法で調べればよろいでしょうか?スカンジウムは軽量金属ですが、埋蔵量が少ないため、あまり利用されることはないようですね。高純度科学研究所
http://www.mesh.ne.jp/kojundo
のカタログ(冊子版)によると,
「スカンジウムについてはいまだ研究室的段階というところにあり,詳しい物性は今後の研究を待つ状態にある.期待される用途としては電子工業において陰極として使われるほか貴金属,ゲルマニウム,高純度シリコンとの合金は超電導物質の製造に,またスカンジウムを添加した非鉄合金は,原子力及び航空機の構造材にも使われる.」
とのことです.
材料屋さんのカタログを請求するのが簡単でしょう.たとえば高純度科学研究所のカタログ(冊子版)によると,Scの価格は「お問合せください(約35000円/g)」となっています.また、ニラコという会社
http://www.nilaco.jp/j-index.html
のカタログにも出ています。
こういうものは、餅は餅屋ということでしょうか。これらのカタログには、元素ごとの諸物性値など、かなりの情報が記載されていますので、カタログを眺めるだけでよい勉強になります。試薬会社のカタログには試薬の毒性や分類などが出ているので、安全管理、事故時の対応などにも役立ちます。カタログの情報って有効に利用できるんですよね。