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気体放電の一種。先端放電とも言います1)2)。導体のとがった部分に電荷が多く帯電し、放電しやすくなります。高い電圧をかけたとがった部分の近くではローソクの炎が曲がったり、車が回転したりします。ローソクの炎が曲がったり、車が回転したりするのは、イオン化された空気が移動するからです。これをコロナ風と言います。
避雷針は、コロナ放電によって少しずつ電荷を中和し、落雷を防ぐものです。コロナ放電ではバリバリいう雷の放電ではなく、「セントエルモの火」で知られるようにボゥーッとした人だまのように先端部の周囲だけ薄く光ります。
コロナ放電だろうと電気が流れているということは、電気をおびた何がしかが電気を運んでいるわけです。そしてローソクの炎が曲がることから、電気をおびたモノが空気であることがわかります。先端では電気を帯びた空気が生じているのです。
空気清浄機では、この電気を帯びた空気をマイナスイオンと呼んでいます。
【動画】3)
四丁目サイエンス劇場「花粉と空気清浄機」
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