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錯体の立体的な構造にはいろいろな対称要素が含まれる。同様に結晶構造にもいろいろな対称要素が含まれる。それらの対称要素に代数を構築することができる。代数を構築する理論は群論と呼ばれ、分子の構造の記述に適した点群と結晶の記述に適した空間群があり、それぞれシェーン-フリースの記号とヘルマン-モーガンの記号によって記述される。分子や結晶の対称性の名前づけを具体的な例を用いて解説する。補足説明:「点群と空間群」(立花)
赤外スペクトルとラマンスペクトルの原理について説明し、それぞれどんな振動モードが活性なのかを解説する。
補足説明:「いろいろな分光学」(鵜沼)