大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.題目 裏磐梯の自然環境と生態系の特徴について 著者 後藤将太 提出日 2026年7月22日 キーワード 裏磐梯、植生遷移、生物多様性、国立公園、自然環境 要旨 本報告書では、福島県の裏磐梯ビジターセンターを訪問し、裏磐梯の成り立ちや自然環境、生態系について学んだ内容をまとめた。裏磐梯は火山活動による地形の変化によって形成され、猫魔火山や磐梯山の噴火、山体崩壊によって雄国沼や猪苗代湖、桧原湖、五色沼湖沼群などの特徴的な地形が生まれた。その後、人々による植林や植物の自然回復力である植生遷移によって現在の豊かな森林が形成されたことを学んだ。また、四季ごとに変化する自然環境や生物の暮らしについても調査し、春の新緑や繁殖活動、夏の植物や昆虫、秋の冬支度、冬の動物の生活など、それぞれの季節に応じた生態系の特徴を理解した。これらの学習を通して、生物多様性は自然環境が維持されることで成り立っており、その保全の重要性を学んだ。 合格に値する根拠 この課外報告書を「最もほめてほしい課外報告書」と考えた理由は、裏磐梯の自然について、地形の成り立ちから現在の生態系まで幅広い視点で学び、それらを一つの報告書として整理できたからである。現地では展示物を見学するだけでなく、スタッフの方から直接説明を受けることで、教科書だけでは得られない知識を深めることができた。特に、火山活動によって生まれた地形が長い年月をかけて森林へと変化し、多くの生物が暮らす豊かな自然環境になった過程を理解できたことは大きな学びであった。また、四季ごとの動植物の特徴をまとめたことで、それぞれの生物が環境に適応しながら生きていることや、生物多様性を維持するためには自然環境を守ることが不可欠であることを改めて実感した。この報告書は、一つのテーマについて歴史・地形・植物・動物・環境保全まで関連付けて考察することができ、自分自身が最も時間をかけて丁寧に調査・整理した内容である。そのため、学習に対する姿勢や現地で得た知識を十分に反映できた報告書であり、自分の努力を最も評価してほしい課外報告書であると考える。
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A.書誌情報 題目.予習報告書 著者.24512082柳川慎之助 キーワード. 研究倫理.科学的不正.再現性.データ改ざん.科学への信頼 要旨 本学習では、科学研究における不正や再現性の重要性について学んだ。紹介された事例として、常温核融合では十分な検証がないまま発表された結果が世界的な混乱を招き、有機高温超伝導では論文中の不正データによって科学界の信頼が損なわれた。また、ヒトクローンES細胞やSTAP細胞事件では、画期的な成果として注目された研究であったが、データ改ざんや不正が発覚し、論文撤回や研究者の失脚につながった。これらの事例から、研究成果を発表する際には正確なデータの提示や十分な検証が不可欠であることを理解した。 合格に値する根拠 本学習では、複数の科学不正事例について、その内容や社会への影響を理解し、研究倫理の重要性について考察することができた。特に、成果を早く出そうとする過度な競争や評価へのプレッシャーが、不正行為につながる可能性があることを学んだ。また、科学研究では新しい発見だけでなく、第三者による検証や再現性の確認が信頼性を支える重要な要素であることを理解した。これらの事例を通して、将来研究や技術開発に関わる際には、正確なデータ管理や誠実な姿勢を持ち、社会から信頼される成果を生み出すことが重要であると考えた。以上より、研究倫理について十分に理解し、自身の技術者としての責任につなげて考察できているため、合格に値する内容であると判断できる。 予習報告書は問1と5しかやっていないので報告書として出していいかわからなかったが授業中に教科書を揃えて1ページずつめくって写真を撮ると10点もらえると言っていたため出しました。
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A.工場のしくみを参考にした。教科書の第9章原価管理のしくみのうち、原価管理活動、原価改善活動、ABCによる原価計算の方法について扱った部分を対象とした。 本報告書では、企業が利益を確保するために行う原価管理のしくみと、ABCについてまとめた。ABCとは、製品の生産や検査に必要となる活動を基準として間接費を配分し、それぞれの活動にどれほどの費用がかかっているかを明らかにする方法である。例えば、部品検査、完成品検査、出荷検査などの活動ごとに原価を算出することで、改善すべき業務を具体的に把握できる。しかし、利益を増やすことだけを目的として検査活動の原価を過度に削減すると、十分な検査が行われず、製品の品質や安全性が損なわれるおそれがある。 本報告書は、原価管理を単なる利益向上の手段として捉えるのではなく、技術者倫理と関連付けて考察している点に意義がある。企業にとって原価を削減し、利益を確保することは重要である。しかし、安全に関わる検査や品質管理まで削減すれば、不良品や事故の発生につながり、消費者に被害を与えるだけでなく、企業の信用も失われる。そのため技術者は、会社が利益を優先する方針を示した場合でも、安全性を損なう原価削減には反対し、必要な検査費用を確保するよう主張する必要がある。本報告書は、経営上の効率性と社会に対する責任の両方を考え、安全を最優先に判断できる技術者の必要性を示している。将来自分が技術者として働く際にも、利益だけに流されず、消費者の安全を守る立場から意見を述べることが重要であると学んだため、社会に役立つ内容であり、合格に値すると考える。
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A.題目「民法学者、我妻榮先生の聖地巡礼をしよう」、著者 ?橋璃和、キーワードとして勉強、恩師、民法学、生涯をかけた研究、故郷への熱意、論理性、自学自習が挙げられる。 我妻栄は、日本民法学を代表する学者であり、生涯を通じて学問への情熱を絶やさなかった人物である。若い頃から勉強を好み、友人に教えるほど学問への関心が強かった。東大在学中は常に成績上位で、民法学を中心に深い研究を続けた。恩師・赤井運次郎からは品行を高く評価され、文化勲章受章の際には「運次郎こそ自分の恩師である」と語るほど強い尊敬を抱いていた。民法学の研究では「我妻民法」八巻を著し、判例研究を重ねながら後進に知識を継承することに力を注いだ。立法面では中川善之助とともに民法改正に携わり、男女平等の理念を法制度に反映させるため尽力した。委員会内では反対意見もあったが、強い責任感と熱意によって法改正を実現させた点は、立法者としての大きな功績である。教育者としても優れ、論理的で分かりやすい講義は学生から高く評価された。「疑問にぶつかったとき、自分で解決しなければ表面的な知識にしかならない」「一つのことを自分で研究し、自分で考えることが大切だ」と説き、自学自習の姿勢を重視した。昭和23年には日本司法学会理事長を務め、学界の発展にも寄与した。故郷米沢への愛情も深く、興譲小学校へピアノを寄付したり、私財を投じて文庫を設けるなど地域文化の向上に努めた。晩年には「堆肥のように長い時間をかけて成長する人間こそ社会に責任を果たす」と述べ、人間形成の重要性を語っている。76歳で逝去した後も功績は広く伝えられ、平成4年には記念館が開館し、彼の思想と業績は今も多くの人に影響を与え続けている。今では、米沢市で親しまれる存在とされる。 私はこの課外学習で我妻榮記念館へ車で20分ほどかけて訪れた。その後、記念館では我妻榮先生の説明動画を視聴し、管理者から記念館全体を案内してもらった。気になる点や動画で話していた事について疑問に思った点などを聞きながら記念館を回ることで、知識を培い、新しい概念を自分の中に取り入れることができた。また、実際に先生が座っていた椅子に座り、絵葉書や巻物など様々な展示品を見た。更に2階にある勉強部屋では肉音声を聞き、先生の考えを整理しながら楽しむことができた。記録紙にも感想を書いた。非常に有意義な時間であり、また学びに訪れたいと思った。
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A.(1)書誌情報 課外報告書「国立公園に、行ってみよう!-裏磐梯ビジターセンター-」。訪問先は、福島県耶麻郡北塩原村にある裏磐梯ビジターセンターです。磐梯朝日国立公園の自然や歴史、動植物、登山道などについて学べる施設であり、五色沼自然探勝路の東側入口に位置しています。参考資料として、館内の展示、施設の公式情報、現地で確認した自然環境を用いました。裏磐梯ビジターセンター公式サイト (2)要旨 裏磐梯ビジターセンターでは、磐梯山の噴火によって形成された湖沼群や、五色沼の水の色が場所によって異なって見える理由、周辺に生息する動植物などについて学びました。自然の美しさだけでなく、火山活動や地形、土壌、水質、生態系などが関係して現在の景観が形成されていることが分かりました。また、国立公園では、自然環境を守るためにごみを捨てないこと、植物を傷つけないこと、決められた道を歩くことなど、利用者が守るべきルールがあります。ビジターセンターは、観光客に景色を楽しんでもらうだけでなく、自然の成り立ちや保全の大切さを伝える役割を持っています。展示や説明を通して、自然は人間が自由に利用するものではなく、将来世代へ引き継ぐべき共有財産だと理解しました。 (3)合格に値する根拠 この報告書を、もっともほめてほしい報告書として選んだ理由は、実際の自然環境を見ながら、技術者倫理で学んだ環境保全や将来世代への責任について考えられたからです。教室で写真や資料を見るだけでは、自然の広さや静けさ、そこに生息する生物の存在を十分に感じることはできません。現地を歩くことで、人間が観光や開発を行うときには、自然環境への影響を慎重に考える必要があると実感しました。技術者が道路や施設、観光設備を整備する場合にも、便利さや経済効果だけでなく、景観、生態系、水質、騒音などへの影響を評価しなければなりません。自然を守るためには、技術を使わないのではなく、環境への負荷を小さくする技術を選び、利用者にも正しい行動を伝えることが重要です。現地で得た感覚と講義内容を結び付けて考察できたため、内容の理解と自分の学びが伝わる報告書になったと考えます。
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A.(1)書誌情報 題目:民法学者、我妻榮先生の聖地巡礼をしよう 著者・資料:山形大学 WebClass「技術者倫理」教材 見学場所:我妻榮記念館(山形県米沢市) 見学日:2026年8月(実際に現地訪問) (2)要旨 本報告では、山形県米沢市にある我妻榮記念館を訪問し、我妻榮先生の生涯や民法学への功績、さらに法律と倫理の関係について学んだ内容をまとめた。我妻榮先生は戦後の民法改正に大きく貢献した民法学者であり、「法律は社会の倫理や常識と一致するよう努力を続けるべきである」という考え方を示している。現地では記念館や銅像を見学し、講義資料と照らし合わせながら内容を確認した。その結果、法令を守るだけではなく、社会から信頼される倫理的な判断を行うことが技術者にも求められることを理解した。また、三現主義(現場・現物・現実)に基づいて実際に現地を訪問したことで、講義内容への理解を深めることができた。 (3)合格に値する根拠 本課題では、講義で求められている三現主義(現場・現物・現実)に従い、実際に山形県米沢市の我妻榮記念館を訪問して現地調査を行った。記念館の外観や我妻榮先生の銅像を確認し、現地で写真を撮影して訪問の証拠を記録した。また、講義資料の内容と展示内容を比較しながら、我妻榮先生の法思想や法律と倫理の関係について理解を深め、その内容を報告書として整理した。さらに、技術者倫理との関連について自ら考察を加え、法令遵守だけでなく倫理的判断の重要性についてまとめた。以上のように、現地調査、講義内容の理解、技術者としての考察を含めた報告となっており、本課題の目的を十分に満たしている。
A.(1)書誌情報 題目:「技術者倫理から考える原価改善・デザイン・安全管理の重要性」 著者:四垂蒼羅 提出日:2026年4月30日 キーワード:技術者倫理、原価改善、デザイン、安全管理、品質 本報告は、教科書の内容から、技術者が社会で果たす役割について興味を持った原価改善活動、デザイン、安全管理の3つの観点を取り上げ、それぞれと技術者倫理の関係についてまとめたものである。技術の発展だけでなく、安全性や社会的責任を考慮した判断の重要性について考察した。 (2)要旨 原価改善活動は、製品の品質や安全性を維持しながらコストを低減し、企業の競争力を高めるための重要な取り組みである。しかし、利益や効率のみを追求すると、安全性や品質を低下させる危険があるため、技術者には削減してよい部分と守るべき部分を判断する倫理観が求められる。また、デザインにおいても、外観や機能だけでなく、利用者の安全性や環境への影響を考慮する必要がある。さらに、エキスポランドのジェットコースター事故の事例から、安全管理や定期的な点検の重要性を学んだ。技術者は専門知識を活用するだけでなく、その技術が社会へ与える影響を考え、責任ある行動を取ることが重要である。 (3)合格に値する根拠 技術者に必要な専門知識だけでなく、社会的責任や倫理的判断力について理解を深めることができた。技術者は企業や組織の利益を追求するだけではなく、利用者の安全や社会全体の利益を優先して判断する必要がある。特に、安全性を軽視した設計や管理が重大事故につながることを理解し、問題を発見した際には適切に対応する姿勢の重要性を学んだ。これは、ディプロマ・ポリシーで求められる、専門知識を社会のために活用する能力、課題を発見し解決する能力、責任ある技術者として行動する態度の獲得につながるものである。
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A.(1)予習報告書、7月29日 (2)技術者による実践的工学倫理ではリスクを正しく評価し、安全と安心の違いを理解して、社会に対して責任ある行動を取ることの重要性を学んだ。工場のしくみでは、利益を上げるためには原価管理が重要だが、安全性や品質を犠牲にせず、技術者倫理を守ることが必要であること、工業技術基礎では、工具は正しい知識と使い方を身に付けて使用し、事故やけがを防ぐことが技術者の責任であることを学んだ。 (3)今回の予習では、工学倫理、工場のしくみ、工業技術基礎について学んだ。工学倫理では、技術者は技術に潜むリスクを適切に評価し、安全と安心は異なることを理解した上で、社会に対して誠実に行動する必要があることが印象に残った。また、「絶対安全」は存在しないという考え方を前提に、リスクマネジメントを行うことが重要であると感じた。工場のしくみでは、利益を上げるためには原価管理が欠かせないが、コスト削減を優先して品質や安全性を低下させてはならないことを学んだ。技術者には、企業の利益だけでなく、利用者や社会全体への責任を意識した判断が求められる。さらに、工業技術基礎では、工具は便利である一方、正しい知識や使い方がなければ事故やけがにつながる危険性があることを理解した。これら三つの内容に共通しているのは、技術者として専門知識だけでなく、安全性や社会的責任を常に意識し、適切な判断と行動を取ることの重要性であると感じた。
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A.もっとも褒めてほしい課外報告書は、「予習課題」である。今回、近畿化学協会・工学倫理研究会『技術者による実践的工学倫理』を事前学習として読んだことで、私は工学を学ぶ上で専門知識だけでなく倫理観を身に付けることが極めて重要であると理解できた。本書では、実際の現場で起こり得る事例を通して技術者が直面する課題が紹介されており、技術者倫理を身近な問題として考えることができた。特に印象に残ったのは、安全性と利益が対立する場面について述べられていた点である。企業活動ではコスト削減や納期厳守が求められるが、その結果として安全対策が軽視されれば重大な事故につながる可能性がある。技術者は組織の一員でありながら、社会や利用者の安全に対して責任を負っているため、利益だけでなく安全性を優先して判断する姿勢が必要であると感じた。また、本書では問題が発生した際に責任の所在が曖昧になる場合があることも示されていた。私はこれを読んで、組織の決定であったとしても、一人ひとりの技術者が主体的に考え行動することの重要性を学んだ。周囲の意見に流されるのではなく、自分自身の倫理観に基づいて判断することが事故や不正の防止につながると考える。さらに、自分がこのような内容を予習段階から真剣に読み、単なる専門知識の習得だけでなく社会との関わりや技術者の責任について考えられたことは、自分の成長につながったと感じている。多くの場合、技術の仕組みや計算方法に目が向きがちであるが、その技術が社会へ与える影響まで考えようとした姿勢は評価できる点だと思う。実際に本書を読みながら、自分が将来技術者になったときにどのような判断をするべきかを想像し、事故や不正を防ぐために何が必要かを考えることができた。今回の予習を通して、私は技術者に必要なのは高度な知識や技術力だけではなく、人々の安全や幸福を優先して考える倫理観であると改めて認識した。今後も専門知識の学習と同時に倫理について学び続け、社会から信頼される技術者を目指したい。
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A.(1)書誌情報 工業技術基礎、工場のしくみ、技術者による実践的工学倫理 (2)要旨 本報告は、3つの学びを通じて「技術者が果たすべき社会的責任と倫理観」を包括的に考察したものである。『工業技術基礎』の住宅設計からは、バリアフリーや高断熱化といった技術が居住者の命と健康をミリ単位で守る「公衆の安全優先」の実践であることを学んだ。しかし『工場のしくみ』が示すように、実際の現場では「利益追求や原価低減」との間で強い倫理的ジレンマが生じる。この相克に対し、『技術者による実践的工学倫理』で取り上げられたチャレンジャー事故や雪印乳業の食中毒事件を分析し、組織の圧力や経済性を優先した判断が壊滅的な被害を招くことを確認した。技術者はどんなに厳しい環境下でも「技術者たる前にまず人間たれ」の精神を持ち、客観的事実に基づいて正しさを貫き、時には「NO」と言う勇気を持たねばならないと結論付けた。 (3)合格に値する根拠 本報告が最高評価(合格)に値する理由は、3つの教科書の内容を単に並べるのではなく、「理想とする設計思想(基礎力)」「企業活動におけるコストと安全の葛藤(現実課題)」「過去の大惨事から学ぶ教訓(倫理的決断)」という強固な論理的文脈で一貫して再構成している点にある。身近な住宅の設計から企業の原価管理、そして歴史的事故の分析に至るまで多角的な視野で「公衆の安全を守る」という統一テーマを深く掘り下げており、単なる知識の修得を超えて「社会から信頼される技術者としてどう生きていくか」という高い自負と覚悟が明確に表現されているためである。
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A. 題目:「予習報告書」 著者:松村比奈多 提出日:2026年8月2日 キーワード:教科書、予習、工場の仕組み、技術者による実践的工学倫理、工業技術基礎 予習報告書では、工場の仕組み、技術者による実践的工学倫理、工業技術基礎の3つの教科書の予習を行ったことを報告した。 工場の仕組みについては、私は「原価管理と利益を上げる仕組み」を選んだ。企業は利益を高めるためにコスト削減や効率化を進めるが、その過程で安全対策や品質管理が軽視されると事故や不正につながり、社会からの信頼を失う危険がある。技術者は利益と安全・品質の間で判断を求められるため、利益だけを追求せず、社会への影響を考えた倫理観を持つことが重要である。また、企業も倫理的な判断を支える体制を整える必要があると考えた。 技術者による実践的工学倫理については、印象に残った事例として、製造物責任法(PL法)を選んだ。製造物責任法(PL法)は、製品の欠陥によって生じた被害について、製造者の責任を明確に定めた法律である。本書では、被害者が企業の過失を証明しなくても、製品に欠陥があれば責任を問える「無過失責任」の考え方が紹介されている。この仕組みにより、消費者は救済を受けやすくなり、企業側には設計・製造段階から安全性を確保する強い動機が働く点が重要である。特に現代のように製品が高度化・大量化する社会において、本制度は被害拡大の防止と信頼性向上に寄与している。本事例は、技術者倫理の観点から、安全配慮の重要性を理解するうえで参考になる内容である。 工業技術基礎については、「直流・交流回路の実験」を取り上げた。この実験では、直流と交流の違いやオームの法則など、電気の基礎原理について学ぶ。これらの知識は電気機器やインフラを安全に設計・運用するために不可欠である。また、知識が不十分なまま作業を行うと、感電や火災などの重大な事故を引き起こす可能性がある。そのため技術者には、専門知識を正しく活用し、人々の安全を守る倫理観と責任感が求められる。技術的知識と倫理観は、安全で信頼される社会の実現に欠かせないと考える。 3つの教科書の予習を行い、報告することができたため、本課題の目的を十分に達成したと考える。
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A.(1)書誌情報 題目:裏磐梯ビジターセンター見学を通した環境保護への考察 著者:霜鳥可歩 提出日:2026年8月3日 キーワード:裏磐梯、自然環境、環境保全、生態系、持続可能性 (2)要旨 本報告書では、裏磐梯ビジターセンターでの見学を通して学んだ自然環境や環境保全の取り組みについてまとめた。展示や説明から、磐梯山の噴火によって形成された地形や豊かな生態系について理解を深めるとともに、自然環境を維持するための保全活動の重要性を学んだ。また、実際に自然に触れることで、人と自然が調和して共存するためには、一人ひとりが環境保護を意識して行動することが必要であると考えた。 (3)合格に値する根拠 本報告書では、事前学習、裏磐梯ビジターセンターでの見学・説明の受講、現地での自然観察、ならびに環境保全に関する振り返りを通して学習を行った。これらの活動により、裏磐梯の自然環境や生態系、環境保全の取り組みに関する知識を身に付けることができた。また、自然と人間の共生について自ら考え、環境問題を自分自身の課題として捉える姿勢を養うことができた。さらに、学んだ内容を整理・考察し、報告書としてまとめることで、情報を理解・分析し、自分の考えを論理的に表現する能力を身に付けた。以上より、本報告書は学習保証時間8時間に相当する学習成果を示し、ディプロマ・ポリシーに求められる知識・態度・能力を十分に修得した内容であると考える。
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A.(1)【書誌情報】 題目は「センサ技術と技術者倫理の関係」である。 著者は千場花凜であり、提出日は2026年8月3日とする。 キーワードは「センサ・倫理・安全性・信頼性・責任」の五語にした。 本報告書では、センサ技術が社会の安全性や信頼性に及ぼす影響を倫理的視点から考察し、技術者が社会的責任を果たすために必要な倫理的判断を中心に論じている。 (2)【要旨】 本報告書では、センサ技術が社会の安全性と信頼性にどのように関わるかを検討した。センサは温度・光・圧力・動きなどを検知し、機械が状況を判断するための基盤となる。自動車の安全装置や工場の自動化など、社会の多くの場面でセンサは不可欠であり、その誤作動は重大事故につながる可能性がある。技術者はコストや効率だけでなく、安全性・信頼性を優先して設計・評価を行う倫理的責任を負う。また不具合を発見した際には、隠蔽ではなく適切な報告と改善が求められる。センサ技術は社会的影響が大きいため、技術者倫理の理解と実践が不可欠である。 (3)【合格に値する根拠】 本報告書は、センサ技術の基礎、社会実装、事故リスク、技術者倫理の構造、企業責任、情報共有の重要性などを体系的に整理し、8時間以上の学習に相当する内容を含む。技術者として必要な「安全性を最優先する態度」「問題発見と報告の能力」「社会的影響を踏まえた判断力」を具体的に理解し、ディプロマ・ポリシーが求める知識・態度・能力を獲得したことを示している。センサ技術の特性と倫理的責任を結びつけて論じることで、技術者としての社会的役割を自覚し、専門性を適切に活用する姿勢を身につけた点が合格に値する根拠である。
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A.ヒヤリハット報告書 (1)松林光男・渡部弘 編著『イラスト図解 工場のしくみ』日本実業出版社 (2)試験管の加熱実験中、記録のために火元から目を離した隙に、溶液が急激に揮発・突沸して引火しかけた事例。すぐに火を止めたため事故には至らなかったが、「少し目を離しても平気」という慣れと油断が火災リスクを生んだ。 今回の私自身の事例のように、ヒヤリハットの多くは「少しの油断」や「慣れ」という個人のヒューマンエラーに起因する。しかし、このような事例を組織で共有する仕組みがうまく機能しない最大の原因は、「自分のミスを報告すれば、評価が下がったり怒られたりするのではないか」という心理的ハードルにある。この心理が働くと、現場のヒヤリハットは隠蔽され、いずれ大きな事故(今回の例であれば深刻な実験室火災)を引き起こす。 報告制度を機能させるためには、以下の環境整備が必要不可欠だ。 第一に、「報告しても絶対に不利益な扱いを受けない(非懲戒の原則)」ことを組織のトップや教員が明言し、心理的安全性を担保すること。 第二に、「なぜ目を離してしまったのか(一人で複数作業を並行する手順に問題はないか)」というシステムの欠陥に目を向け、「個人のミスを責める」のではなく「実験環境やルールを改善するためのデータ」として報告を扱うこと。 報告者に対して「安全への貢献」としてポジティブなフィードバックを行う文化が根付いて初めて、ヒヤリハット報告は真に機能すると考える。 (3) 本レポートは、自身の実験中のヒヤリハット事例(加熱中の試験管からの視線外しと引火の危機)を単なる個人の不注意として片付けず、背後にある「慣れ」や「マルチタスクによる作業手順の欠陥」という工学的な視点から分析できているため、合格に値する。現場のヒューマンエラーが重大事故に直結するメカニズムを、自身のリアルな体験と結びつけて論理的に考察できている。 また、課題の要求である「ヒヤリハット報告が機能しない理由と解決策」について、技術者倫理の核心を突く深い洞察がなされている点も特筆すべきである。報告を阻害する最大の要因が、個人の心理的ハードル(自己保身や評価低下への恐れ)にあることを的確に指摘し、それがヒヤリハットの隠蔽を生み、やがて組織全体の「異常の正常化」を招くという負の構造を言語化できている。 さらに、その解決策として「非懲戒の原則(心理的安全性の担保)」や「個人の責任追及ではなくシステム改善のデータとしての活用」、そして「報告者へのポジティブなフィードバック」といった、組織の安全文化を構築するための具体的かつ本質的な提案を行っている。表面的なルール遵守にとどまらず、実効性のある安全管理システムを自律的に考え抜く姿勢が示されており、本授業の到達目標を十分に満たしていると言える。
A. 千代田クリーンセンターへの見学 2026年7月14日、古川ら5人で千代田クリーンセンターへ見学に行った。千代田クリーンセンターでは置賜広域行政事務組合が運営する一般廃棄物処理施設であり、置賜地方全域にわたって排出される可燃ごみを処理する役割を担っている。焼却施設は1日当たり85トン処理できる焼却炉を3基備え、合計255トンの処理能力を有する全連続燃焼式ストーカ炉を採用している。焼却時に発生する熱は廃熱ボイラで回収され、施設内の給湯や冷暖房、発電にも利用される。併設する温水プール施設の温水装置や館内電力にも活用されている。排ガスにはバグフィルタや有害ガス除去装置を設置し、ダイオキシン類や大気汚染物質の排出を抑制している。排水においても凝集沈殿処理を行い、可能な限り施設内で循環再利用する仕組みを採用している。ごみピットから発生する汚水も炉内で高温酸化処理されるため、周辺環境への影響を最小限に抑えている。近年ではリサイクルされたプラスチックをサントリーと提携し、再利用プラ資源として有効活用している。 合格に値する根拠として、班員と協力し、時間をかけて見学に行き全員が積極性を持って学んだ。また、施設に関する数多くの疑問を案内してくださった職員の方に質問した。課外活動かつ大学から離れているということもあり、班員でお金をかけてレンタカーで見学に行ったという事実も合格に値するのではないかと自負する。
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A.1.書誌情報 我妻先生記念館訪問、渡邉巧 2.要旨 山形県米沢市にある我妻榮記念館を訪問し、民法学者である我妻榮の生涯や研究業績、法と倫理に関する思想について学んだ。館内には著作原本や直筆原稿、蔵書、遺品、判例カードなどが展示されており、我妻榮が長年にわたり法学研究を積み重ねてきた過程を知ることができた。また、「巻物」と呼ばれる法律制度の変遷を示した資料や、病を抱えながらも研究を続けた姿勢を示すギブスなどから、その研究に対する強い信念を感じることができた。さらに、展示資料から、我妻榮は法を単なる条文として捉えるのではなく、社会倫理や正義、人間の尊厳と密接に関わるものとして考えていたことを理解した。今回の見学を通して、法と倫理は相互に補完し合う関係にあり、法の適切な解釈や運用には倫理的な視点が不可欠であることを学び、法の本質について理解を深めることができた。 3.合格に値する根拠 我妻榮記念館に展示されている著作原本や直筆原稿、判例カード、遺品などを実際に観察し、我妻榮の研究活動や法思想について理解を深めることができた。特に、法を社会倫理や正義、人間の尊厳と結び付けて考える思想や、法規範・社会規範・倫理規範を体系的に整理しようとした研究姿勢について学び、法と倫理の関係を具体的に説明できるようになった。また、病を抱えながらも研究を続けた姿勢や、膨大な判例研究の積み重ねから、法学研究に必要な継続的な努力や探究心の重要性についても理解することができた。さらに、展示資料の内容を講義で学んだ法学の基礎知識と関連付けながら考察し、法の役割や社会的意義について理解を深めることができた。以上より、本見学の目的を十分に達成し、法学の基礎的知識と倫理観を養うことができたことから、単位取得に値する成果が得られたと考える。
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A.(1)2026年8月2日に我妻榮記念館を訪問して調査を行った。我妻榮は日本の民法学を代表する法学者であり、民法の発展に大きく貢献した人物である。本報告では、記念館に展示されていた資料をもとに、我妻榮の研究姿勢や倫理と法令に対する考え方について整理した。 (2)我妻榮記念館では、さまざまな事件の裁判記録をまとめた小型のメモが展示されていた。この資料から、我妻榮が多くの事例を記録し、継続的に研究を積み重ねていたことが確認できた。また、当時の内閣総理大臣に対しても、自らの考えを伝え、必要な場合には意見を述べることができる関係性を築いていたことが分かった。我妻榮は、法律の知識を追究するだけでなく、社会における法の役割を考え、責任ある立場として発言を続けた人物であった。これらの資料から、法令は単なる規則ではなく、社会の公平性や安全を支えるものであり、それを扱う者には倫理観が必要であることを学ぶことができた。 (3)本報告は、我妻榮記念館を実際に訪問し、展示資料を確認するという三現主義(現場・現物・現実)に基づいて作成した。特に、裁判記録を整理したメモという具体的な資料を取り上げることで、我妻榮の勤勉な研究姿勢を客観的に示した。また、社会的に高い立場の人物に対しても意見を述べることができた点から、我妻榮が権力や周囲の意見に流されず、自らの信念と責任に基づいて行動していたことを示した。単なる感想ではなく、実際の資料から得られた事実を整理し、倫理と法令の関係について考察しているため、課外報告書として評価に値すると考える。
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A.課外報告書名:「我妻記念館見学報告」 見学場所:我妻記念館(山形県米沢市) 見学日:2026年7月31日 本報告書では、我妻記念館を訪問し、旧米沢高等工業学校から現在の山形大学工学部へと続く歴史や、地域の産業・技術の発展について調査した。館内では、歴代の教育資料や研究成果、当時使用されていた実験器具などが展示されており、日本の工学教育や化学工業の発展に大きく貢献してきたことを学んだ。また、展示を見学することで、先人たちが研究や技術開発に努力を重ね、日本の近代化を支えてきたことを知り、現在の工学教育とのつながりについて理解を深めることができた。 この課外報告書は、実際に我妻記念館へ足を運び、展示内容を一つ一つ確認しながら時間をかけて見学し、資料を整理して作成したものである。見学前には施設の概要や歴史について予習を行い、見学後には展示内容を振り返りながら、自分なりの考察を加えて報告書をまとめた。特に、単に展示内容を紹介するだけではなく、旧米沢高等工業学校が日本の工業教育や地域産業の発展に果たした役割について、自分の視点から考察した点を工夫した。また、現地でしか得られない情報や雰囲気を実際に体験し、それを報告書へ反映させることで、文献調査だけでは得られない内容をまとめることができた。見学のための移動時間や調査、報告書の作成に多くの時間と労力を費やしており、自分自身が特に力を入れて取り組んだ課外報告書であるため、十分に合格に値する内容であると考える。
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A.(1)本報告書は、我妻榮記念館公式ホームページにて公開されているWeb資料(館内概要、展示解説、我妻榮の年譜、開館の経緯、記念会の紹介を主要な参照文献として構成した。さらに、山形県米沢市の同記念館を訪問し、現地で提供されている館内解説映像の視聴データ、および配架・展示されている手稿影印や遺品等の一次資料を補完データとして採用し、公式Web情報と現地実測データを照合し集約した。 (2) 本報告書は、我妻榮の著作解析および現地調査を通じ、同氏の法思想における「倫理と法令の関係」を客観的に検証したものである。我妻民法学において、法令は社会規範の最小限度を規定するものであり、その運用には信義誠実の原則をはじめとする倫理的規範が不可欠であると確認した。成文法の限界を補完し、時代に応じた妥当な法的解決を導くための動態的メカニズムとして倫理が位置付けられる構造を論証した。 (3) 本報告書が合格に値する根拠は、公式サイトの事前調査に加え、我妻榮記念館への現地訪問を実施した点にある。館内では我妻榮の生涯を描いた解説動画を視聴し、研究現場の裏付けとなる手書き草案や、病と闘いながら執筆を続けた実証である「3.5kgの鉄製ギブス」等の遺品・東京帝国大学時代の成績表や妹への手紙などの資料を直接確認・分析した。Web上の情報と現地での実物・映像データを多角的に検証しており、客観的事実に基づく高い信頼性を備えている。
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。