大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.(1)再話 日本では安全第一という標語がよく使われるが、企業の安全倫理の一番大事な部分がこれである。製造現場においても生産性や原価との兼ね合いより安全を優先するという意味であり、危険な原料を利用して職員を死亡させてしまっては倫理違反である。また、製造した製品についても安全第一であり、製品の性能と安全性を天秤にかけたときに安全性を優先するということである。そのためには製品に異物が混入しないような厳重検査やもしサプリメントなどから毒素が検出されて際のフォローなど多くの留意すべき点がある。紅浩二これ捨てヘルプでは安全第一という標語がよく使われるが、企業の安全倫理の一番大事な部分がこれである。製造現場においても生産性や原価との兼ね合いより安全を優先するという意味であり、危険な原料を利用して職員を死亡させてしまっては倫理違反である。また、製造した製品についても安全第一であり、製品の性能と安全性を天秤にかけたときに安全性を優先するということである。そのためには製品に異物が混入しないような厳重検査やもしサプリメントなどから毒素が検出されて際のフォローなど多くの留意すべき点がある。小林製薬の紅麹コレステヘルプでは予期せぬカビの混入などが原因で死者も出しており、安全第一の重要性を物語っている。 (2)要旨 グループディスカッションでは消費者庁でリコールのあった製品について話し合った。ヤマダイ食品の「YK菜のおひたしR」では、小動物のフンが混入しその原因特定が困難であった。また、モバイルバッテリーの「cheero Flat 10000mAh」では充電中に自然発火し危険性があるにもかかわらず、発覚から2年たっても13%しか回収されていない。 (3)復習 何気なく聞いていた安全第一の標語であったが、製品を作る際やプラント設計など技術者にとって欠いてはならない大切な意識であった。これのことから、何度も同じ動作や言葉を繰り返していると意味が薄れてきて危険につながるということが分かった。
A.(1)【講義の再話】 第5回の講義では安全と品質管理、事故と不良品の原因というテーマについて学んだ。インド・ボパール殺虫剤事故の事例が取り上げられた。これはユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料のイソシアン酸メチルが付近の街に漏出し、多数の死傷者が出たという事件である。危険な物質を扱っているにも関わらずら貯蔵タンクの適切な管理が行われていなかったことが原因であるとあった。事件の前からタンク故障の報告があったが、会社の予算削減を理由に先送りにされていた。未然に防ぐことができた事故であるため会社の責任は大きい。 (2)【ワークショップ課題の発表要旨】 演題:リコールを未然に防ごう。製品の安全と品質保証 グループ名:なし メンバー:中川雅貴、古川智之、山田結介 これはまずいと思うリコール事案について議論した。その一つの例として自転車を選んだ。選んだ理由はブレーキペダルにより加速したというものであることから重大事故に繋がる可能性が高いと判断したからだ。このことは、技術者だけでなく会社全体で完成した製品が安全基準に達しているかをしっかり点検する取り組みを強化する必要があると考える。 (3)【復習の内容】 ユニオンカーバイト社の事件を知り、設備や製品の安全性を担保するために定期的なメンテナンスや外部組織の監査が必要であると考えた。また、技術者として大事故につながる恐れのある上層部の指示であってもただ従うのではなく、何かしらの行動に移すことが重要である。短期的な利益追求は品質管理が杜撰になったり、信用を失ったりと長期的な視点でみると適切な方針ではないと学んだ。
A.1. 今回の講義では、安全と品質管理は製品を作るうえで最も重要な要素であり、事故や不良品の多くは人為的なミスや確認不足によって発生することを学んだ。品質管理とは良い製品を作るだけでなく、利用者が安心して使用できる状態を維持することである。また、一度事故が起きると企業の信用を失うだけでなく、人命や環境にも大きな被害を与える可能性があるため、原因を分析し再発防止を徹底することが技術者の責任であると学んだ。 2. 今回のワークショップ課題では、私たちの班では、技術者が安全を最優先に考えて行動することの重要性について発表した。事故や不良品は、確認不足やルール違反、小さなミスの積み重ねによって発生することが多く、一人ひとりが責任を持って作業することが事故防止につながると考えた。また、危険を予測して事前に対策を講じることや、作業手順を守り、異常を発見した場合は速やかに報告することも重要であるとまとめた。技術者には品質だけでなく、安全を守る責任があることを再認識した。 3 . 今回の講義を通して、安全管理は特別なことではなく、日頃の小さな確認やルールの積み重ねで成り立っていることを理解した。技術者は品質だけでなく、安全性も保証しなければならない立場にあるため、「これくらいなら大丈夫」という考えは危険であると感じた。今後は実験や研究を行う際にも、表示や確認を徹底し、自分だけでなく周囲の安全も意識して行動したいと思った。
A. 今回の講義ではハインリッヒの法則についてのお話が印象に残りました。ヒヤリハットの積み重ねで大きな事故につながるのでヒヤリハットを発見したらすぐに原因に対処して同じヒヤリハットを起こさないようにして、事故防止につなげていくのが大切だと考えました。また賢い不服従というワードも印象に残りました。賢い不服従とは盲導犬などが飼い主を守るために指示に背くというものです。この言葉からたとえ上司の命令だったとしても倫理的に間違っていることには従わず指示に背くことも必要なことだと感じました。 今回のワークショップではリコールについて話し合いました。最近起きたリコールの一例として賞味期限が28.8.30と表記されていた商品の実際の賞味期限が26.8.30だったというものがありました。この商品は食品刑事法違反になってしまうので回収されます。これは世間の信頼を損なってしまうのではないかと思いました。 今回の復習としてリコールについて詳しく調べました。リコールとは製品に設計、製造上の欠陥や不具合があり、安全上問題が生じる可能性がある場合に、製造者などが自主的に製品を回収し、無償で修理、交換などを行う制度だと知りました。この制度に該当する商品は信頼性が低く安全性も低い製品であり、そのようなものが商品として販売されてしまうのはよくないと感じる一方、この制度があるおかげで、消費者の安全を守りつつ、企業側が自らが販売した商品に責任を持つ良い制度だと感じました。また、リコールをしなくてもいいような商品を作り続けるために品質管理などの企業側の努力も怠らずに努力していくことが大切だと思いました。
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A.まず,講義では,賢い不服従と指差呼称による安全対策について扱った。賢い不服従とは,命令されてもそれが危険と判断した場合には従わないというものである。例えば,経営者が技術者に対して,コスト削減のために手抜き作業をしろという命令をしたとする。その時に,技術者はそれにより生じる危険を避けるために,命令に従わない。これの実例としては,チャレンジャー号爆発事故が挙げられると考える。もし,技術者が経営者に対して,命令を拒否していたらあの事故は防げたかもしれない。また,指差呼称はヒューマンエラーの発生率を6分の1に低減することができる。そして,指差呼称は工事現場や駅や空港などで使用されている。指差呼称が浸透しない理由は,心理的な抵抗が大きいからだと考える。他人がいる場所で大きな声を出すのが苦手な人は一定数いて,指差呼称が恥ずかしいと感じてしまう。しかし,安全のために指差呼称はやらないといけないという認識を浸透させるべきだと考える。 続いて,ワークショップでは,消費者庁のリコール情報を調べ,リコールを未然に防ぐ方法について議論をした。私たちは,消費者庁のリコール情報を調べ,その中からモバイルバッテリーを選んだ。選んだ理由としては,発火や爆発の危険性があり,人命に関わると考えたからである。ここで,リコールに至ることを予見できなかった原因としては,原料の段階で異物が混入していたからだと考えた。そのため,販売後に消費者からの問い合わせで発覚したのだと考えた。これを未然に防止するためには,検査を徹底することだと考えた。 最後に,復習では,安全性を確保するための考え方について調べた。安全性を確保する考え方には,フェイルセーフ,フールプルーフ,インターロック,バックアップなどがある。 まず,フェイルセーフはシステムや機器が故障または誤作動を起こした場合であっても,必ず安全な方向に移動するように設計するという考え方である。具体例としては,信号機が故障したら赤信号になるというものがある。次に,フールプルーフは人が誤った操作をしようとした時に,物理的あるいは仕組み的にできないようにするまたは間違いに気づかせる設計をするという考え方である。そして,インターロックは特定の条件が満たされていないと次の操作に進めないようにする,または機器が動かないようにする仕組みである。これは安全確保や誤操作防止に使用されている。続いて,信頼性はシステムや製品や人や情報などが,定められた条件下で故障や不具合がなく,期待される機能を継続的に提供できる度合いを指している。最後に,バックアップはデータの安全性を高めるために,元のデータとは別の場所にコピーを作成して保存することである。
A.(1)今回の講義では、安全第一の考え方と技術者倫理について学んだ。インド・ボパール化学工場事故では、設備の老朽化や保守点検の不足、予算削減による安全設備の停止などが重なり、有毒ガスが漏えいして多くの犠牲者を出した。この事故から、安全対策を後回しにすると重大な災害につながることを理解した。また、技術者は「安全第一・品質第二・生産第三」という優先順位を常に意識し、利益や効率よりも人命を最優先に考える責任があることを学んだ。さらに、5M(Man、Machine、Material、Method、Management)の視点から事故原因を分析し、ヒューマンエラーや設備管理など、多面的な安全対策が必要であることを理解した。 (2)ワークショップでは、事故を未然に防ぐために技術者ができることについて議論した。私たちのグループでは、設備の定期点検や保守を徹底することに加え、作業手順の確認や指差呼称、ヒヤリハット活動などを継続することが重要であるという意見でまとまった。また、異常を発見した際には上司や周囲へ速やかに報告し、安全上の問題を見過ごさない職場環境づくりも必要であると考えた。事故の多くは一つの原因ではなく、複数の要因が重なって発生するため、日頃から安全意識を高く持つことが重要であると発表した。 (3)今回の講義を通して、安全は技術者の最も重要な責任であり、事故を防ぐためには知識だけでなく日常的な行動や組織全体での取り組みが欠かせないと学んだ。特にボパール事故では、設備の不具合や保守不足、安全装置の停止など、小さな問題を放置した結果が大事故につながったことが印象に残った。また、「知らなかった」「教わっていなかった」という無知は技術者として許されず、常に学び続ける姿勢が必要であると感じた。将来は専門知識を身につけるだけでなく、安全を最優先に考え、異常を見逃さず責任ある判断ができる技術者を目指したい。
A.「安全第一」とは、能率や生産性よりも安全を最優先し、労働災害の防止を前提として生産活動を行うという基本原則である。ハインリッヒの法則とは1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故、300件のヒヤリハットが隠れているという法則であり、重大な事故の裏には日常的なミスや予兆が潜んでいることを示している。また、賢い不服従とは盲導犬などが、飼い主が危険に遭遇しそうな時に指示を無視して危険から守る事などを示す。 私たちの班では、過去のリコール案件として、本田技研工業の四輪自動車で起こったリコールについて取り上げた。平成29年から令和2年にかけて製造された多くの軽自動車と、オデッセイやジェイドなどのミニバン車種で起きた燃料タンクのリコールについてである。この不良は燃料タンクのパッキンに製造時に不良が生じ、タンクから燃料漏れが生じるというものであった。 復習では、自動車業界での大規模なリコール例について調べた。タカタ製エアバッグの欠陥による回収がある。タカタ社のエアバッグインフレーターが高温多湿下で異常作動し、膨張時に金属片が飛散して搭乗者に怪我や死亡事故を引き起こしたという事例であり、世界規模で多くの車のリコールが行われた。 日本国内でもトヨタ車などの複数メーカーが対象となり、安全性確保のため部品交換が進められた。 また家電製品では電気ストーブや電子レンジ、モバイルバッテリーなどで発火の恐れを伴うリコール等が毎年数例から数十例発生している。
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A.(1)今回の講義では安全と品質管理、事故と不良品の原因について学んだ。講義では「インドボパール事故」が紹介された。インドボパール事故では杜撰な管理体制と設備維持の怠りが原因であった。この時現場の職員は安全性の指摘をしていたが、上層部により黙殺されていた。この事例から支持を鵜呑みにせず、時には自分の判断を優先することである「賢い不服従」や一つの重大な事故の背後には多くの軽微な事故やヒヤリハットが存在するという「ハインリッヒの法則」が紹介された。さらに正しい判断やハインリッヒの法則を活用するために5Sや5Mの概念も併せて学んだ。 (2)ワークショップではリコール製品について調査した「ポルシェ Taycan Turbo GT」では運転席及び助手席に備えられているエアバッグが作動しないという不良があった。「カンタン!たのしい!ゆめかわ砂絵セット」には基準値を超えるアスベストが混入していた。どちらも人命や健康に大きな影響を与えうる重大な不良品だった。 (3)賢い不服従とは指示を受けた人間がその通りにことを進めると危険であったり不利益を被るときに指摘したり、自身の判断で回避することである。経営者からの指示であっても技術者は技術者倫理にしたがって社会の安全や利益、自身の安全も守らなければならない。また事故防止に効果がある指差呼称は声や体を使うので複数の感覚器官での確認が取れることや声や動きで周囲の人間にも確認を促せることが優れている。
A.(1)技術者に求められる安全への責任と、製造現場における安全管理の重要性について学んだ。技術者は上司や組織からの指示であっても、安全性に問題があると判断した場合には、その危険性を指摘し、必要に応じて異議を唱える賢い不服従の姿勢が求められる。これは組織に逆らうことではなく、人命や社会を守るために専門家として責任ある行動を取ることである。また、槽や塔などの設備では腐食が事故の原因となるため、防食対策を適切に実施し、設備の寿命を延ばすとともに事故を未然に防ぐことが重要である。さらに、安全性を確保するためには、安全装置の設置だけでなく、設備の巡視、点検、保守を計画的かつ継続的に実施し、異常を早期に発見・対応する体制を整える必要がある。作業手順の標準化や教育・訓練を徹底し、現場全体で安全意識を共有することも欠かせない。 (2)自動車のリコール制度は、設計や製造上の欠陥によって事故が発生するおそれがある場合に、自動車メーカーが無償で修理や部品交換を行う仕組みである。リコールは企業の信頼を一時的に損なう可能性があるものの、不具合を隠して事故を発生させるよりも、利用者の安全を最優先に考え迅速に対応することが重要である。技術者には、不具合を発見した際に速やかに報告し、原因を究明して再発防止策を講じる責任がある。 (3)安全は設備や機械だけで実現できるものではなく、技術者一人ひとりの倫理観と責任ある行動によって支えられていることを学んだ。危険を見逃さず、必要であれば組織に対しても適切に意見を述べる姿勢や、日常の点検・保守を継続することが重大事故の防止につながる。将来技術者として働く際には、安全を最優先に考え、社会から信頼される行動を実践していきたい。
A. 技術者に求められる安全への責任について学んだ。技術の発展に伴い、乾電池などの身近な製品も性能向上を続けており、水銀電池からリチウム電池へと変化してきた歴史や、ソニーのリチウムイオン電池開発などが紹介された。一方で、性能向上だけでなく、安全性を確保することも技術者の重要な役割であることを学んだ。災害や事故を防ぐためには、設計段階から危険を予測し、安全対策を講じる必要がある。また、「賢い不服従」という考え方では、利用者の安全を守るために危険な指示には従わない判断力も技術者に求められることを理解した。さらに、整理・整頓・清掃・清潔・躾から成る5S活動も、安全で効率的な職場づくりに欠かせない基本であることを学んだ。 私たちのグループは「エアバッグ」を題材に発表した。エアバッグは正しく展開すれば乗員を保護できるが、誤作動や異常な展開が起こると十分な保護ができず、高温のガスが放出されて火傷などの被害につながる可能性がある。そのため、技術者は製品の利点だけでなく、故障時の危険性まで考慮して設計することが重要であると考えた。 技術者倫理では、高性能な製品を開発するだけではなく、人命や健康、環境を守ることが最優先であることを学んだ。また、「知らなかった」という理由では責任を免れることはできず、安全性を常に意識した設計や行動が求められる。さらに、5S活動を徹底することで事故を未然に防ぎ、安全な職場環境を維持できることを復習した。
A.第5回では、安全第一という考え方を中心に、工場などで事故を防止するための安全管理について学んだ。特に印象に残ったのが「賢い不服従」という考え方である。これは、上司や組織から指示を受けた場合でも何も考えずに従うのではなく、自分の専門知識や経験から危険だと判断した場合には、必要に応じて指示に従わないという考え方である。技術者は専門知識を持つからこそ、組織の中で危険を発見する最後の立場になる可能性がある。また工場の安全管理には、作業環境管理、作業管理、健康管理などがあり、設備だけでなく働く人の状態も含めて安全を確保する必要がある。講義ではボパール殺虫剤工場事故についても扱い、安全設備や日常的な管理を軽視することが大規模事故につながることを学んだ。 授業課題では、消費者庁などで公表されている製品事故やリコールについて調べた。例としてモバイルバッテリーの発火事故、学校給食への金属片の混入、自動車の不具合に関する事例などを確認した。ここから、事故は工場の中だけで発生するものではなく、製品が消費者の手に渡った後にも発生する可能性があることが分かった。したがって企業は、製品を販売した時点で責任が終わるのではなく、販売後の事故情報や苦情を収集し、同じ事故が繰り返される危険性があれば原因を調査する必要がある。そして欠陥が確認された場合には、速やかに消費者へ情報を提供して回収や修理を行うことが重要である。リコールは企業にとって費用や信用低下につながるが、それを恐れて問題を隠すことの方が技術者倫理上大きな問題になると考えた。 復習では、講義に登場した5Sについて詳しく考えた。5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の頭文字を取った考え方で、単に職場をきれいにする活動ではなく、安全管理や品質管理の基本となる。整理によって不要な物を作業場所から取り除けば通路を確保でき、転倒事故などを防止できる。整頓によって工具や材料の置き場所を決めれば、間違った道具を使用する可能性も減少する。また清掃を行う過程で設備からの油漏れや部品の破損などの異常に気付く場合もある。さらに清潔によって良い状態を維持し、躾によって決めたルールを習慣として定着させることで、安全な職場環境を継続できる。重大事故だけを見るのではなく、日常の小さな異常を発見し改善していくことが安全第一につながると理解した。
A.(1)講義内容の再話 本講義では、工業製品を生産する上での安全と品質管理の問題を取り上げた。、ユニオン・カーバイド社や雪印乳業食中毒事件が実例として挙げられた。ユニオンカーバイド事故は、1984年12月3日にインド・ボパールで起きた、世界最悪の産業・化学災害である。米国の化学企業ユニオン・カーバイドの子会社工場から猛毒ガスが漏出し、数千人から1万人以上が死亡した。雪印集団食中毒事件は、2000年6月に発生した、日本の戦後最大規模の食中毒事件である。被害者は約1.4万人に達し、雪印乳業のずさんな衛生管理と対応の遅れが社会問題となった。賢い不服従の概念も紹介され、技術者は安全を最優先する自律的な判断をするべきと感じた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-について考えた。食料品のリコールを選んだ。数字の確認間違いで大幅に消費期限を過ぎているものなどが見受けられた。 (3)復習の内容 賢い不服従について復習した。賢い不服従は、盲導犬や聴導犬などのサービスアニマルが、主人の安全を守るために命令に逆らう能力として知られている。例えば、盲導犬が主人の指示通りに進むと転落や障害物にぶつかる危険がある場合、犬は命令を拒否する。この能力は、サービスアニマルがその役割を果たす上で非常に重要であり、訓練の中心課題の一つである。賢い不服従は人間社会にも応用可能である。上司や権威の指示にただ従うのではなく、誤った指示や危険な状況を見極めて反対意見や代替案を提示することが、組織の生産性や創造性を高める。指差呼称とは、対象物を指で示しながら声に出して確認することで、ヒューマンエラーを防ぐ安全確認手法である。鉄道の操縦士などが使っている。
A.(1)電池は災害の時に特に活躍する製品である。酸化マンガンのマンガンを亜鉛にし、水銀をくっつけると自己放電が止まり、電池として使えるが、水銀条約により生産できなくなった。性能を良くしよう、安くしようと考えると危険が常に付きまとうのである。安全第一と掲げてはいるけれど、見かけ上の場所もあるのだ。その結果望ましくない事故が起こり、その規模が大きくなると災害となってしまうのである。 そこで、賢い不服従が大切になってくるのである。 (2)リコールについて調べた。まずいと思った事案として、車のエアバッグを挙げる。 なぜなら、事故を起こした場合に、身を守るためにとても重要な役割を果たすが、故障やうまく作動しないとなると命にかかわると感じたからだ。 リコールの事案として、正しく展開されずに破れたこと、エアバッグが出る際に高温ガスが流出したことがあった。 これらは設計の時点で分かることがあるのでしっかりと確認しなければいけない。 (3)賢い不服従とは、命令に従うと問題がある時に従うのを拒むことである。 また、経営者と技術者、顧客と技術者の関係においても同様であり、安全性を最優先に判断する姿勢が求められる。また、指差呼称のような安全行動は効果が認められているにもかかわらず、恥ずかしさや職場環境、効率との対立などにより浸透しにくい。しかし、鉄道現場のように教育や文化として定着させることで、安全行動を日常化することが可能である。
A.1.工場は作業環境管理という有害要因を取り除き、適正な作業環境を確保する必要がある。作業管理(作業に伴う有害原因の発生防止し作業者の安全を確保すること)健康管理、作業者の肉体的かつ精神的な健康状態を常に健全な状態に維持するように管理を徹底している。技術者を志す人は危険なものを取り扱う職業につくのだという明確な意思を持ち技術を行使することによって他人に怪我や病気をさせたり健康を妨げたりすることはないようにする。 2.消費者庁のリコールでまずいと思う事案として「幸せの星砂ボトル」を選んだ。 ガラス製の容器で上がコルクで蓋をしてあるキーホルダーだが、砂の中に人体を汚染する物質であるアスベストが確認された。アスベストは極めて微細な繊維状の鉱物で、吸い込むと肺の奥に長く留まる。数十年の潜伏期間を経て、肺がんや中皮腫(胸膜などにできる悪性腫瘍)、石綿肺などの重篤な健康被害を引き起こす点が極めて危険。その強力な発がん性とリスクの高さから、現在は製造・使用が全面的に禁止されている。今回の製品では、子供がコルクを開けたり、万が一落としたりして中身がこぼれたりする危険性があるほか、見た目のきれいさから子供の興味をひくものであるため大変危険だと考える。 3.安全性を確保するための根幹は、「人間はミスを犯し、機械は故障する」という前提に立つこと。この思想に基づき、危険そのものを物理的に遮断・隔離する、あるいは安全な代替物に変える「本質的安全化」である。またミスや故障が起きても致命的な事故に発展させない設計をつくる。これには、異常検知時に自動で安全側に作動を止める「フェイルセーフ」や、誤操作を物理的に防ぐ「フールプルーフ」が含まれ、単一の対策に頼らず、予測されるリスクに対して複数の防御壁を重ねる「深層防護」の視点を持つことが、確実な安全確保には不可欠である。
A.1講義内容の再話 第5回の講義では、ユニオンカーバイド事故を題材として、安全管理の重要性と「賢い不服従」という考え方について学んだ。この事故では、コスト削減や効率を重視した結果、安全対策が不十分となり、多くの被害を引き起こした。そのため、技術者は性能や利益よりも安全性を優先して判断することが重要であると理解した。また、上司や組織の指示をそのまま受け入れるのではなく、客観的な根拠に基づいて問題点を指摘し、倫理的に行動する姿勢が求められることを学んだ。さらに、安全管理とは設備の保守だけでなく、作業環境の改善や作業者の心身の健康、安心して働ける職場づくりまで含めた総合的な取り組みであることを理解した。 2ワークショップ課題の発言要旨 ワークショップでは、ペットボトルの工夫について調査を行った。近年のペットボトルには、ラベルをなくして分別しやすくした製品や、簡単に潰せる形状にすることで廃棄しやすくした製品がある。また、表面の凹凸を少なくして洗浄やリサイクル工程を効率化するなど、環境負荷の軽減や資源の有効利用を目的としたさまざまな工夫が施されていることを知った。 3復習の内容 復習では、ベルキン製ワイヤレス充電器の発熱・発火によるリコール事例を取り上げ、製品の安全管理について理解を深めた。リチウムイオン電池は高い利便性を持つ一方で、取り扱いを誤ると火災や重大な事故につながる危険性があるため、製品の販売後も継続して安全性を確認し、必要に応じて迅速に対応することが重要であると学んだ。また、将来技術者として「賢い不服従」を実践するためには、専門知識だけでなく、危険を予測する力や周囲に流されない判断力、そして高い倫理観を身につけることが必要であると感じた。学生のうちからこれらを意識して学び、安全を第一に考えて行動できる技術者を目指したい。
A.(1)第5回の講義では、インド・ボパール虫剤事故について学んだ。この事故とは、「セベん」という殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルが漏出した事故である。会社がコスト削減ために、バルプやパイプを修理せず、経験がない人の配置などが重なって、最後の手段であったウォーターカーテンも効果なく、この事故を回避することができなかった。また、5S運動や5Mの重要性を理解し、ヒヤリハット法則も学んだ。 (2)発表では、リコールを未然に防ぐことを演題としてグループ名を決めず、共著者はLOO HUI WON、荒川琴音、亀山来、橋本菜那美、三浦萌で、自分がリソースとしての役割を果たした。私だちのグループは「紅麹コレステへルピ」を選んだ。選んだ理由は、大きな健康被害を与え、消費者に危険なものからである。この商品がリコールに至った原因としては、品質管理や安全確認に問題があると考えられる。もし自分が技術者になったら、安全第一を徹底し、商品の安全性を確保していきたい。 (3)復習としては、「賢い不服従」について調べた。「賢い不服従」を、経営者や観客の関係に当てはめて、安全第一の意味するところは、危険な指示や無理な要求の場合でも、危険性を判断して安全を最優先することである。また、「指差呼称」は事故防止に効果あるが、恥ずかしいや面倒などの理由でなかなか浸透しないと考えられる。このことから、安全第一を理解するだけより、実際に行動できることの方が重要であると考えられる。
A.①講義の再話 今回の講義では、産業事故の原因分析と技術者に求められる安全管理・倫理的責任について学んだ。1984年に発生したボパール化学工場事故では、コスト削減による設備管理の不足や安全対策の不備により、イソシアン酸メチルが漏出し、多くの被害者を出した。この事故から、安全は生産や利益よりも優先されるべきであり、「安全第一」の考え方が技術者にとって重要であることを理解した。また、事故原因を分析する5M(人・機械・材料・方法・管理)や、重大事故の背景には多くのヒヤリハットが存在するというハインリッヒの法則について学んだ。さらに、不安全な指示に対して拒否する「賢い不服従」や、実験廃棄物を適切に分別・管理することの重要性について理解を深めた。 ②発表の要旨 今回の発表では、安全管理における技術者の責任について説明した。ボパール事故は、単なる作業ミスではなく、設備管理不足や組織的な判断ミスが重なって発生した事故である。重大事故を防ぐためには、日頃から危険を予測し、ヒヤリハットの段階で対策を行うことが重要である。また、技術者は組織の利益だけを考えるのではなく、人命や環境を守るために必要な判断を行う責任がある。「安全第一」を常に意識し、正しい知識と倫理観を持って行動することが求められる。 ③復習の内容 今回の講義を通して、事故防止には設備の安全性だけでなく、人や組織の管理体制も重要であることを学んだ。特に、ボパール事故では安全装置の停止や管理不足が被害拡大につながった点が印象に残った。また、5M分析やハインリッヒの法則を活用することで、事故の原因を多角的に分析し、未然防止につなげられることを理解した。今後は、実験や研究活動においても安全確認を徹底し、廃棄物管理やリスク評価を適切に行える技術者を目指したい。
A.(1) 本講義では、安全と品質管理における事故・不良品の原因と未然防止の手法について学んだ。インド・ボパール事故に代表される悲劇は、コスト優先や設備維持の怠慢、組織的な警告の無視が原因であった。重大事故の背景には多くのヒヤリハットが存在するというハインリッヒの法則を踏まえ、現場の徹底した管理が必要となる。技術者には、納期やコスト優先の指示に対しても、公衆の安全を守るために安全第一の判断を貫く「賢い不服従」の実践が強く求められる。 (2) リコールを未然に防ごうをテーマに、自動車のエアバッグやモバイルバッテリー等の製品不良・リコール事例を取り上げて議論した。製品の過酷な使用環境での劣化や、製造時の微小な異物混入といった異常は見逃されやすく、大きな被害につながる。事故防止には設計段階での極限環境の想定や厳しい品質検査が不可欠である。さらに組織としては、異常を察知した際に迅速に公表・回収を行う体制と、不都合なリスクを隠蔽せず早期に対処する倫理的姿勢が必要だとまとめた。 (3) 講義を通して、安全第一は単なる標語ではなく、危険を感知した際に利益や組織の命令よりも安全を最優先する行動原則であると深く理解した。ヒューマンエラーを防ぐ指差呼称や5S活動の形骸化を防ぎ、日常的に実践できる環境づくりが重要である。また経営陣や上司からの圧力が存在する場面でも、技術者は専門知識と論理を武器に「賢い不服従」を実行できる勇気と高い倫理観を持つべきである。製品の全ライフサイクルにおいて安全を担保する責任を改めて実感した。
A. 今日は安全第一について学んだ。安全第一は品質管理などQCDよりも優先するべき事柄である。その安全第一を欠いた例として、カーバイド社の事例について考えた。工場外にイソシアン酸メチルが流出し、死者2600人以上、中毒者5万人以上を出した例である。経営難によって設備投資ができずに安全対策が不十分であった事実がある。事故はいくら気をつけていても発生するものである。その中で最小限に抑えようとする努力が特に大事であるということを学んだ。 グループワークでは、回収になった製品について調べた。グループ名はアスベストで、共著作者は佐藤裕周、齋藤考裕、木村康太、宮本晃希、志摩勇成で役割は概念化と調査であった。私たちの班では幸せの星砂ボトルについて調べた。キーホルダーで瓶にきれいな砂が入っており、コルクで栓をしているものである。この砂の中にアスベストが含まれてことがわかり、回収となった。 個人で発展として、事故を最小限に抑える方法について考えた。方法としては、事前に事故の可能性について模索し、リスク回避を目指すこと、考えられる事故の対処法、予想外の事故の対処法について考えるべきであると考えた。予想外の事故の対処法として、初めに落ち着くことが重要であると考える。パニックになると処置が遅れたり、二次災害、三次災害につながる可能性がある。よって落ち着くことが重要であることを考えた。次に必要なのは行動である。実験をするにあたってどのような事故が起きるか予想ができない場合がある。よって、その場合は直ちに教員など知識が豊富で解決法を知っている者に相談することが大切であると考えた。事故を起こさないことは重要であるが、起こしてしまったときの行動も同じくらい重要であると考えた。
A.(1)講義内容の再話 今回の講義では、「安全と品質管理―事故と不良品の原因―」について学び、製品やサービスを安全に提供するための考え方を理解した。事故や不良品は、単なる作業ミスだけでなく、設計の問題、製造工程の管理不足、設備の故障、確認作業の不足など、複数の原因が重なって発生することを学んだ。そのため、安全を確保するためには、発生した問題への対応だけではなく、事前に危険を予測して対策を行うことが重要である。また、品質管理では、製品の性能や安全性を一定に保つために、原材料の管理、製造工程の確認、完成品の検査などを継続的に行う必要があることを理解した。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、事故や不良品が発生する原因を分析し、どのような対策が必要かについて考えた。発表では、事故を防止するためには、作業手順の標準化や設備の定期点検、作業者への教育が重要であるとまとめられた。また、不良品を減らすためには、製造後の検査だけではなく、製造過程で問題を発見し改善する仕組みが必要であることが発表された。さらに、安全や品質を維持するためには、個人の注意力だけに頼るのではなく、組織全体で情報を共有し、継続的に改善していくことが重要であると考えられた。 (3)復習の内容 復習では、事故や不良品の原因を調べる際には、表面的な原因だけを見るのではなく、根本的な原因を分析することが大切であると再確認した。また、安全管理と品質管理は、企業や製造現場だけでなく、利用者の安心や社会からの信頼を守るためにも必要な取り組みであることを理解した。今後は、技術や製品について学ぶ際に、性能や効率だけでなく、安全性や品質を維持するための仕組みについても意識して考えていきたい。
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A.1.工業製品において、不良品は避けられないものである。しかし、衛生管理の徹底や事故を未然に防ぐことは可能であると考える。異物混入はどうして起こるのか、それの原因の特定は容易ではないが、混入したものから推測は可能である。小動物であれば工場内に小動物の入り込めるすき間を作らないことや、二重扉を活用することで侵入を阻止することができる。工場内の機器の不具合によって発生したプラスチック片や金属片の混入はお金や時間を惜しまずに日々の機器の点検をすることでより安全な運用ができ、混入によるリスクを減らせると考える。工場内の事故は機器の巻き込みなどによる人体への深刻なダメージなどがある。自動車の運転と同じく慣れていたとしても安全確認を怠ることなく機械を使うことで事故を未然に防止することができる。 2.異物混入事件として、ヤマダイ食品での「YK菜の花お浸しR300 g」に小動物のフンの異物混入があった。小動物がどうやって工場内に侵入したのかが分かりにくく、特定が困難な事件であった。小動物のフンの混入を防ぐためには建物内から建物外に通じる部分の徹底した防除が必要であると考える。古い建物であったりすると建物の劣化によって小さなすき間が沢山あるかもしれないが、建て替えの費用はとても大きくなるため根本的な解決はなかなか難しいかもしれない。次に不良品事故として「cheero Flat 10000 mAh」のモバイルバッテリー発火事件がある。充電中に異音がありその後発煙した。電車内での事故もあったため、企業側が回収をしているが、2年たっても流通量の13%分しか回収されていないことから不良品の回収は難しいと考えた。 3.復習として異物混入の対策について考えた。飲食店等では青色のビニール手袋を使用することによって異物混入した際にわかりやすくしている。また、ハサミなどで袋を開けるときに切れ端が発生して異物混入となってしまうので手で開けられる袋にして異物混入を防いでいる。
A.(1)第5回授業では、「安全と品質管理-事故と不良品の原因-」について学んだ。授業では、電池技術と、安全性の関係について、以前の乾電池では水銀が使用されていたが、人体や環境に悪影響を与えるため、現在では水銀ゼロ電池へ改良されていることを学んだ。また、高性能であっても危険性を持つ材料があり、最先端技術には常に危険が伴うことを理解した。さらに、「安全第一」の考え方についても学び、生産効率よりも人命や安全を優先することが重要であると説明された。安全管理には作業環境管理、作業管理、健康管理が必要であり、5Sや5Mなどを活用して事故を防止することが大切であると学んだ。 (2)演題「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-」のワークショップでは、食品の安全管理と品質保証について議論した。食品のリコールに関係する法律には、食品衛生法、PL法、消費者安全法などがあった。特に印象に残った事例として、マルハニチロの冷凍食品に農薬のマラチオンが混入した事件について話し合った。この事件では、消費者が体調不良を訴え、大規模な自主回収につながったことから、食品の安全性が社会に与える影響の大きさが理解できた。そのため、安全より利益を優先しない企業文化を築くことが重要であるという結論になった。 (3)復習では、技術の発展には便利さだけでなく危険も伴うことを改めて確認した。また、安全管理は単にルールを守るだけではなく、一人一人が危険を予測し、事故を未然に防ぐ意識を持つことが重要であると考えた。さらに、「安全第一」という考え方は工場や研究現場だけでなく、日常生活でも必要な考え方であり、技術者には、人を傷つけないこと、健康被害を起こさないこと、環境を守ることを常に意識して行動する責任があると理解した。
A.(1)講義内容の再話 技術者には、環境保全や人命の安全を最優先に考える責任がある。経営者や顧客は、利益や納期を優先するあまり、危険性を十分に考慮しない要求を行う場合がある。そのようなとき、技術者は専門知識を持つ者として危険性を説明し、必要であれば反対意見を述べなければならない。このような行動は賢い不服従と呼ばれる。しかし、賢い不服従を適切に実践するためには、技術者が自由に意見を述べられる環境が不可欠である。「安全第一」とは単に事故防止を意味するだけでなく、技術者が倫理的かつ合理的に行動できる環境づくりまで含めた考え方であるといえる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 野球スパイクのリコールを選んだ。その理由は、製造時に使用する金属部品の破片が、インソールの中底部に残像している可能性があり負傷するおそれがあるためである。これを選んだ理由は、靴を履く時に毎回中を確認して履く人は少数で、確認したとしても外観だけでは破片があるということに気づくのが難しく履いて怪我をしてから破片に気づくという回避しようのない事案だからである。 リコールを予見できなかった理由としては、外観からでは破片に気付きずらかったからであると推測できる。 未然に防止するためには、外観は完成しているように見えても内部に危険が秘めている可能性があることを考えて細部まで細かくチェックすることが大切だと考えた。 (3)復習の内容 経営者や顧客は危険性を顧みない要求をしてくる場合があり、そういったときに技術者は専門知識を用いて必要であれば反対する責任を持つ。しかしこの賢い不服従を正しく成立させるためには技術者が声を挙げられる環境が必須であり、安全第一とは技術者が合理的に行動できる環境にいることまでを含めた考え方だと言える。 指差呼称がなかなか浸透しない理由として効果が見えにくいことが挙げられる。指差呼称をすることで何かが起きたり成果が出たりすることはなく、事故が起きなかったという目に見えにくい効果だけが発生する。そのため人間はやってもやらなくても変わらないという感覚に陥りやすくなってしまい浸透しなくなっていく。また、うまく機能しているケースとして鉄道業界の指差し確認等が挙げられる。鉄道は一瞬のミスが人命に直結し、過去に多くの大きな事故を経験しているためヒューマンエラーを起こさないような対策が他の業界より発達し深く浸透しているのだと考える。 信頼性:機械やシステムが一定時間正常に動作し続ける能力 バックアップ:1つ壊れても別の系統で機能を維持すること フェイルセーフ:故障したとき安全側へ移行する設計 インターロック:危険条件ではそもそも操作できなくする仕組み フールループ:そもそも間違えにくくする設計 応用できる局面 信頼性:医療機器や通信インフラなどの止まると大問題になるもの バックアップ:災害対策やクラウドなどの停止許容できないもの フェイルセーフ:原子力や化学プラントなどの暴走が危険なもの インターロック:工場や化学設備など人間が誤操作しうるもの フールループ:日用品や家電など一般人が使うもの
A.?この講義では、技術者が扱う製品や設備において、事故や不良品がなぜ発生するのか、その原因と防止策について学んだ。まず、事故や不良品は「個人のミス」だけでなく、設計・製造・管理・環境・組織文化など複数の要因が重なって発生することが示された。 品質管理では、工程のばらつき、材料の不適合、設備の劣化、検査の不備などが不良品の原因となる。特に、ヒューマンエラーは「注意不足」ではなく、人がミスをしても事故にならない仕組みを作ることが重要であると説明された。また、事故の典型例として、航空機事故、化学プラント事故、食品混入事故などが挙げられ、いずれも「小さな異常を見逃した」「ルールが守られなかった」「組織が危険を軽視した」ことが共通していると示された。さらに、品質管理の手法として、PDCA、FMEA、QC七つ道具、トレーサビリティなどが紹介され、技術者はデータに基づいて原因を特定し、再発防止策を講じる責任があることが強調された。 ②発表の目的は、事故や不良品が「偶然」ではなく、必ず原因があり、適切な管理で防げることを説明することである。特に、ヒューマンエラーを個人の責任にせず、仕組みで防ぐという考え方を示すことが重要となる。また、品質管理の手法を整理し、技術者がどのように安全と品質を守るかを具体的に示すことが発表の中心となる。 ?復習では、まず事故や不良品の原因を「人・設備・材料・環境・管理」の5つに分類して整理する。次に、ヒューマンエラーの本質を理解し、ミスを許容する仕組みづくりの重要性を確認する。また、品質管理の基本手法を復習し、工程のばらつきをどう減らすかを考える。さらに、過去の事故例を見直し、組織文化やコミュニケーション不足が事故を招くことを理解する。最後に、技術者が「安全と品質を守る最後の砦」であるという自覚を持つことが重要である。
A.①乾電池について、役立つ場所はコンセントがない場所であり、戦場などが挙げられる。電池にはリチウムが使われるが、亜鉛よりもリチウムの方が危険な物質である。性能(コスト)を優先すると危険度が上がることが知られている。安全第一は常に意識しておくべきである。賢い(利口な)不服従について、調べ、議論した。障碍者を助けるために訓練されたサービスアニマルが主人の安全を守るためにあえて主人の命令に逆らうことをいう。ボパール事故や5S、5Mについても学んだ。 ②グループワークででは、回収されることになった食料品について調べた。農産食品である「こしあぶら」は基準値を超過する放射性セシウムが検出された。また、あるいちごジャムでは、アレルギー表示がないのに卵が含まれていた。合挽肉生ハンバーグでも小麦のアレルギー表示がなかった。ホタテ貝ひもチップスという商品では、商品にプラスチック片が混入していた。他にも様々な理由から自主回収などが行われている商品が見つかった。 ③5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾の5つである。また、5MはMan(人)Machine(設備・機械)Material(素材・製品)Method(作業・方法)Management(管理)からなる。ボパールの事故では、猛毒ガスであるイソシアン酸メチルが漏れていた。気体の独特なにおいがしたとしても、慣れてしまうと感度が低くなり、気がつかないこともある。無知であること、未熟であること、慣れてしまうことが事故につながりやすい。止めるのは難しくても被害を最小限に抑えることが大切である(ハインリッヒの法則)
A.(1)安全第一について、最も重要で忘れがちなことである。安全第一を怠った例として授業ではカーバイド社について扱った。カーバイド社の工場からイソシアン酸メチルが流出してしまったことで2600人以上の死者と5万人以上の中毒者を出してしまった。原因として、設備投資ができず、安全対策を十分に行っていなかったことが挙げられた。事故について、想定できるものは事前に防ぐべきであり、それが起こってしまう時の多くが作業している人の慣れがある。いくら一つのことについて慣れていても、安全対策を怠ってはいけない。 (2)グループワークでは回収された製品について調査した。私たちの班では「幸せの星砂ボトル」について調査した。コルクで栓をした瓶の中にきれいな砂が入ったキーホルダーである。その砂の中にアスベストが検出され、栓のコルクも空いてしまったり、瓶がガラス製で壊れる可能性があった。子供の手に渡ることも踏まえ、回収された。 (3)安全第一は初めの頃は最優先に守りつつ作業するが、その作業に慣れてくるとおろそかになってしまうことが多い。いつ、どんな時も安全第一を念頭に置いて作業することが重要である。安全対策を口で言うだけにならず、実践することが一番の目的であり重要なことである。また、製品を作る際、どんな材料を用いるか、結果ど誰にのような影響を及ぼす可能性があるか、耐久性、誤飲性などあらゆる視点から問題点がない考え、検査してから製品として世に出すようにすることが重要であると考えた。
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A.(1) 今回の授業では、安全と品質管理-事故と不良品の原因-について学んだ。工場では「安全第一」の標語を掲げ、生産効率より安全が優先されている。場合によっては上司などの指示に反して安全を第一に行動する判断力が必要である。これは「賢い不服従」と呼び、盲導犬などに求められる能力であり、危険を判断し指示に慕わず動くのを拒むことである。また職場の環境を整えるための5Sや製造を構成する5Mも学んだ。 (2) グループワークではリコールを未然に防ぐためにどうしたらよいかを例を挙げながら議論した。 私たちのグループでは自動車のリコールをテーマとして扱った。扱った内容はトヨタのタカタ製エアバックである。エアバックの部品不良より衝突時に金属片が飛散してしまう可能性があり、主な原因としてはエアバック内の部品劣化や高温多湿環境下の性能の低下が考えられた。これをきっかけにトヨタのタカタ製エアバックはリコール対象として登録されている。 (3) 今回の授業の復習として私は経営者と技術者との関係における「賢い不服従」について考えた。経営者は利益や競争を追い続ける立場だが、技術者は利益を生み出すための技術を、専門的に判断してその安全を確保しながら提供するものである。この場合の賢い不服従は経営者から利益のためのコスト削減や競争のための納期の短縮を要請されても、安全性を保てていない場合には代替案や修正案を要望し、その要望に従わず安全性を確保できる選択をとることであると考えた。
A.(1)講義内容の再話 安全確保は倫理の基本であり、生産性より安全を優先する姿勢が求められる。危険な指示に従わない「賢い不服従」の考え方は、ルールの妥当性を見直す重要性を示す。事故防止には作業環境管理・作業管理・健康管理が不可欠である。インド・ボパール殺虫剤工場事故のような悲劇は安全対策の欠如が招いたものである。ハインリッヒの法則や5S活動、ヒヤリハット活動は安全意識の向上に有効であり、技術者は技術の危険性を理解し、他者や環境を守る責任をもって行動する必要がある。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:リコール事例について グループ名:チームシノハラ3 共著者名:菊池澪、水沼咲輝、佐藤玲凰、佐藤颯真、三好駿斗 役割:執筆 消費者庁のリコール情報のうち、まずいと思う事例として、食品の賞味期限の表記ミスによるリコールを挙げる。 製品はお菓子であり、賞味期限が正しくは26.8.30であるところを、28.8.30と2年も異なる表記をしてしまったことによりリコール対象となっている。これは食品表示法違反である。また、食品は安全性が特に重視される製品であり、消費者が自身で正しい期限を知ることは不可能なため、この事例は単なる表記ミスでは済まない、信頼を損なう重大な問題であると考える。このような問題を防ぐには、製品の管理や出荷の体制を見直し、技術による再発防止に努める必要があると考える。 (3)復習の内容 賢い不服従は、技術者倫理において「安全を最優先する判断」を象徴する考え方である。与えられた指示や既存のルールが危険を招く場合、技術者には形式的な従順よりも状況を見極めて行動を修正することが求められる。技術者は作業環境や設備の状態を自ら確認し、危険を予見した際には手順の見直しや改善を提案する責任を負う。インド・ボパール殺虫剤工場事故は、まさにこの賢い不服従の考えが無かったために起こった事故であると言える。事故はルール遵守だけでは防げず、現場で判断する主体性こそが安全確保につながるため、賢い不服従は重要であると考える。
A.1.工場などで事故が発生した場合、工場付近に住む住人への対応も考える必要がある。 2.事故などが発生する原因を「人・機械・材料・方法・環境」の観点から整理し、その防止策について考察した。特に、ヒューマンエラーを完全になくすことは難しいため、作業手順の標準化やダブルチェック体制の構築、自動化技術の導入などによる再発防止の重要性を検討した。また、品質管理の手法としてPDCAサイクルや品質改善活動の役割を取り上げ、安全性と品質を継続的に向上させる仕組みについて学んだ。これらの取り組みを通じて、技術者には高い専門知識だけでなく、責任感や倫理観を持って業務に取り組む姿勢が求められることを確認した。 3.製品の安全とは、利用者が安心して使える状態を維持することであり、そのためには設計・製造・販売のすべての段階で注意が必要である。特に、設計ミスや材料不良、製造工程のミスなどは大きな事故につながる可能性があるため、企業は細かな点まで確認しなければならない。 また、品質保証とは、製品が一定の品質を満たしていることを企業が保証する取り組みである。品質保証のためには、検査や試験を徹底し、不良品を市場へ出さないことが重要になる。さらに、製品を販売した後も、利用者からの意見や事故情報を集め、問題があれば早期に改善する姿勢が求められる。 リコールは、不良製品を回収・修理する制度であり、消費者の安全を守るために必要である。しかし、リコールが発生すると企業の信頼低下や大きな損失につながるため、未然防止が最も重要である。そのためには、技術者だけでなく、経営者や現場作業員も安全意識を持ち、情報共有を徹底する必要がある。さらに、過去の事故や失敗事例を学ぶことも重要である。同じ失敗を繰り返さないために、原因を分析し、再発防止策を講じることで、安全性と品質を向上させることができる。 製品の安全は企業の利益だけでなく、人命や社会全体の信頼に関わる重要な問題であることが分かった。品質保証を徹底し、リコールを未然に防ぐ努力を続けることが、企業にとって大切であると感じた。 例えば、銀行員が詐欺の疑いがある送金を顧客から依頼された場合、顧客の要求どおりに手続きを進めるのではなく、一旦停止して確認を行うことがあります。これは「賢い不服従」の一種で、「顧客満足」よりも「安全」を優先した判断である。 これを経営者と技術者の関係に当てはめると、技術者は上司や経営者から「納期を優先しろ」「コストを削減しろ」と指示されても、安全性に問題がある場合には、その指示に従うだけではいけないことになる。もし危険性を理解しながら黙って従えば、大事故につながる可能性がある。実際に、ボパール化学工場事故 や チャレンジャー号爆発事故では、現場の技術者が危険を認識していたにもかかわらず、組織の圧力や納期優先の考えによって、安全上の警告が十分に活かされなかった。 また、頭で理解していることと、実際に行動できることは別である。その例として「指差呼称」がある。その効果が分かっていても、実際には浸透しにくい場合がある。その理由として、まず「恥ずかしい」「面倒」という心理がある。また、慣れてくると「自分は大丈夫だ」という過信が生まれ、省略されやすい。さらに、忙しい現場では作業効率が優先され、安全確認が形式的になってしまうこともある。加えて、周囲がやっていない職場では、自分だけ実施しにくいという集団心理も働く。 一方で、指差呼称がうまく機能している現場には共通点がある。例えば鉄道会社や航空業界では、「安全確認をするのが当たり前」という文化が根付いている。また、上司自身が率先して実施しているため、現場全体で継続されやすい。つまり、安全第一を実現するには、個人の意識だけではなく、組織全体で安全を支える仕組みや文化が必要なのである。 ローカルな公害問題とは、特定の地域で発生する環境問題のことであり、工場排水や排気ガス、騒音などによって地域住民の健康や生活環境に被害を与えるものである。日本では、水俣病や四日市ぜんそくなどが代表的な公害問題として知られている。これらは原因となる企業や施設が比較的特定しやすく、地域的な対策によって改善が進められてきた。 一方、グローバルな環境問題とは、地球全体に影響を及ぼす環境問題のことであり、地球温暖化や気候変動、海洋プラスチック問題、森林破壊などが挙げられる。これらは一国だけでは解決できず、国際的な協力や長期的な対策が必要となる。 また、ローカルな公害問題は、積み重なることでグローバルな環境問題へと発展する場合がある。例えば、地域の工場や自動車から排出される二酸化炭素が増加すると、地球温暖化の原因となる。このように、地域での環境負荷が世界規模の問題につながっている。 そのため、環境問題を解決するためには、技術者による環境保全技術の開発だけでなく、企業や行政、地域住民一人ひとりが環境に配慮した行動を取ることが重要である。ローカルな対策とグローバルな協力を両立させることで、持続可能な社会の実現につながる。
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A.講義では、安全と品質管理の基本的な考え方を学び、事故や不良品の原因を科学的に分析する重要性を理解した。安全は人命を守る最優先の価値であり、品質は製品やサービスへの信頼を支える基盤である。講義では、ヒューマンエラーや設計不良、管理体制の欠陥など、事故や不良品の発生要因を分類し、それぞれに対する予防策を考えた。また、品質管理の手法としてPDCAサイクルや統計的品質管理(SQC)を取り上げ、データに基づく改善の重要性を学んだ。安全と品質は別々の概念ではなく、相互に支え合う関係にあることを理解した。 ワークショップでは、「事故や不良品を防ぐために技術者が果たすべき役割」というテーマで議論した。グループでは、過去の製品事故の事例を分析し、技術的要因だけでなく組織文化や情報共有の不足が原因となることを確認した。発表では、技術者は単に設計や製造を担うだけでなく、安全意識を組織全体に広める責任があると結論づけた。特に、異常を早期に発見し報告する仕組みづくりや、品質保証体制の透明化が重要であると強調した。安全と品質を確保することは、企業の信頼を守り社会に貢献する技術者倫理の実践であると述べた。 復習では、事故や不良品の原因を「人」「設備」「環境」「管理」の視点から整理し、再発防止策を考えた。品質管理は単なる検査ではなく、工程全体を改善する活動であることを再確認した。今後は、安全と品質を両立させる技術者として、問題を未然に防ぐ仕組みづくりと継続的な改善を意識し、社会から信頼されるものづくりを目指していきたい。
A.安全と品質管理において、上司の命令や目先の利益よりも安全を最優先する「賢い不服従」の姿勢は不可欠である。かつてインドで起きたボパール化学工場事故では、工場の老朽化を報告すれば職を失うという恐れから危険が放置され、結果として甚大な大事故に繋がった。盲導犬が危険を察知して飼い主の命令に敢えて従わないように、技術者もコスト削減や納期を優先する指示に対して、安全性が脅かされるならば毅然と拒否しなければならない。組織の圧力に屈せず、潜在的なリスクを見逃さない強い倫理観を持つことが、悲惨な事故を未然に防ぐ鍵であると学んだ。 演題「製品の安全と品質保証におけるリコール防止策」をグループ(共著者:長谷川桜優、福田実柚、遠藤理子、長谷川さくら)で議論した。自動車のエアバッグを例に、正しく展開されずに乗客を保護できないリスクや、高温ガスの流出による火傷の危険性を検証し、設計・製造段階での品質保証のあり方を検討した。私はこの共同創作において、事故事例の倫理的リスクを分析し、グループの議論を安全第一の方向へ導く「概念化(Conceptualization)」の役割を果たした。多様な視点から製品の安全基準を問い直す重要性を実感した。 授業後の復習で賢い不服従-技術者と安全-について考えた。安全第一とは単なる規則の遵守ではなく、危険を感じた際に立場に関係なく行動できる「安全文化」の構築であると思考を発展させた。例えば、鉄道業界などで効果を上げている「指差呼称」は、ミスを減らす強力な手段であるが、面倒などの理由で形式化しやすい課題もある。これを形骸化させず、管理者も含めた全員が継続できる職場環境づくりが必要である。知識として理解するだけでなく、現場で実践し、おかしいと感じた取引を止める銀行員のように、日常のあらゆる場面で安全のための不服従を実践できる意識が重要だと考える。
A. 本講義では、「安全と品質管理-事故と不良品の原因-」をテーマに、産業事故や製品不具合が発生する構造的要因と、それを防ぐための品質管理手法について学習した。事例として、製造工程での安全管理不備や設備維持の怠慢が甚大な人的被害を引き起こした「インド・ボパール殺虫剤事故」や、衛生管理の不徹底と現場の慢心が大規模な食中毒を引き起こした「雪印乳業食中毒事件」を取り上げた。事故や不良品の原因は単なる現場の手違いにとどまらず、組織の管理体制、安全文化の欠如、異変への初期対応の遅れなどに起因することを学んだ。 ワークショップ課題では、「実際にリコールされた商品とその事例」をテーマに調査および議論を行った。自班では、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」における青カビ由来の意図しない成分(プベルル酸等)の混入と健康被害事例を取り上げた。発表要旨として、製造工程における異物・不要物質の混入リスクや品質検査の限界、異変を察知した際の企業側の迅速な報告と回収スキーム(リコール対応)の重要性を整理した。安全性の確保には、平時からの厳格な工程管理と初期対応の迅速さが不可欠であることを共有した。 復習として、安全と品質の確保は技術者の最も根本的な責任であり、一度の不祥事が社会や人命、企業信用に及ぼす影響の甚大さを再認識した。製品開発や製造に関わる際は、不測の事態や予期せぬ混入リスクを想定したフェールセーフな管理体制の構築と、異常を検知した際に隠蔽せず素早く周知・対処する倫理的姿勢が不可欠であることを学んだ。
A.技術者倫理5 講義では、化学工業における事故についての話があった。工場の安全を守るために清掃などの環境整備や設備・機械の定期点検などを行なっている。それらに不備があった場合、ユニオンカーバイド事故などの被害が起こる可能性がある。ユニオンカーバイド事故とは、1984年12月にインド中部の都市ボパールにあるアメリカ企業ユニオンカーバイド社の農薬工場で発生した、化学物質の漏出事故である。史上最悪の産業災害とされ、数千人が即死し、数十万人が健康被害を受けたことで知られている。 「次に消費者庁のリコール情報を調べ、リコール製品のうち特に「これはまずい」と思う事案を選びましょう。 そして、なぜまずいと思ったのか、選んだ理由を書いてください。」という設問について、グループワークでは、アクリフーズ農薬混入事件を選択した。それは、2013年に発生し、群馬工場の契約社員が冷凍食品にマラチオンという殺虫剤を意図的に混入させた事件である。約640万パックがリコール対象であった。これを選択した理由は、冷凍食品は日常的に多数の人が口にするものであるから被害が膨大だと考えたからだ。また、農薬の混入が誤りではなく、契約社員が意図的に行ったという点もまずいと感じた。 授業外では、上記の設問の深掘りを行った。まず、リコールを予見できなかった理由は、従業員が悪意を持って毒物を入れる事態を想定していなかったからだと考えられる。未然に防止するためには、私物持ち込みの厳格化することや複数人監視を行う必要がある。
A. 今回の講義では、安全第一の考え方と技術者倫理について学んだ。あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵であり、技術者には専門知識だけでなく高い倫理観が求められることを理解した。特に「賢い不服従」について、盲導犬が危険を察知すると命令に従わない例を通して学び、現場でも安全を最優先に判断することの重要性を考えた。また、インド・ボパール事故では、設備不良の放置や点検不足、作業のマンネリ化が大事故につながったことを学び、ハインリッヒの法則とも関連付けながら、事故を未然に防ぐための日常的な安全管理の大切さを理解した。 リコール事例から考える品質保証と技術者倫理、阿部、?井、?橋、松田、永井、Investigation(調査)、Validation(内容確認) 私たちの班では、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」の自主回収問題を取り上げた。この製品は、摂取した人に腎疾患などの健康被害が発生し、自主回収が行われた事例である。健康を目的とした食品で健康被害が発生したことは特に重大であり、品質管理や衛生管理の重要性を改めて考えさせられた。未然に防ぐためには、製造工程の管理や成分分析を徹底するとともに、異常報告があった際には迅速に出荷停止や調査を行う体制が必要である。また、PL法や食品衛生法などの制度も、消費者の安全を守る上で重要な役割を果たしていることを学んだ。 今回の講義を通して、安全を守るためには設備だけでなく、技術者自身の判断や責任感が重要であることを学んだ。賢い不服従やボパール事故の事例から、安全設備は設置するだけでなく、日頃の点検や保守を継続して行うことが不可欠であると理解した。また、信頼性やフェイルセーフなどの安全設計、予防保全や品質保証の考え方についても理解が深まった。さらに、リコール事例からは、安全対策にはコストがかかるものの、それを怠れば企業の信頼を失い、大きな事故につながることを学び、技術者は常に安全を最優先に考えて行動しなければならないと感じた。
A.(1) 本授業では、産業現場における事故の原因と予防策について学んだ。現場では安全第一が掲げられ、望ましくない事故や災害を防ぐことが利益追求に優先される。また、盲導犬が主人の安全を守るために危険な指示にあえて従わない賢い不服従のような柔軟な現場判断の重要性を知った。意識向上だけでなく、人間が注意していてもミスを起こす前提に立ち、誰が作業しても事故が起きない仕組みを構築すること、そして常に危険物を扱う自覚を持つ大切さを学んだ。 (2) グループワークでは製品のリコール問題をテーマにし、ANKER製モバイルバッテリーの回収事例を挙げて議論した。製造時の品質基準を満たさない部品の選定や、バッテリー内部への異物混入が事故リスクを高め、リコールに至った要因であることを分析した。身近で信頼している製品であっても製造上の不備によるリスクが存在することを実感し、製品の設計・製造工程における厳格な品質管理や異常検知システムの導入が不祥事や事故を防ぐ上で不可欠だと共有した。 (3) 私自身、アルバイトなどの経験において、どんなに細心の注意を払って作業をしていても、個人の注意力だけに頼る対策ではミスを完全にゼロにすることはできないと実感している。だからこそ、技術者として現場やシステムを設計する際には、個人の気を付け方に責任を転嫁するのではなく、そもそも人間が作業してもミスが発生しない構造やミスが起きても事故に至らない安全装置という二重三重の仕組みを構築することが極めて重要であると学んだ。
A.(1)講義内容の再話 今回の講義では、化学プラントを安全に運転するために必要な設備や仕組みについて学んだ。化学プラントでは、温度や圧力、流量などを測定・制御する「計装」が重要な役割を果たしており、異常を早期に発見して事故を防ぐために欠かせない。また、自動警報装置や緊急遮断装置、安全弁、リリーフ弁、破裂板などの安全設備は、異常が発生した際に被害を最小限に抑えるために設置されている。さらに、可燃性や有害なガスを安全に燃焼・放出するフレアスタックやベントスタック、ガスの拡散を抑えるスチームカーテンなども重要な設備であることを学んだ。講義では、インド・ボパールで発生した化学工場事故を例に、これらの設備が十分に維持・管理されていなかったことが被害を拡大させた要因であると説明され、設備を設置するだけではなく、日頃の点検や保守管理を徹底することが技術者には求められることを理解した。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループでは、化学プラントの事故を防ぐために技術者が果たすべき役割について話し合った。設備が整っていても、点検や保守が不十分であれば事故につながる可能性があるため、日常的な管理が重要であるという意見が多く出た。また、設備の使い方を理解していない「無知」も事故の原因になり得るため、技術者は継続的に学び続ける姿勢が必要であるという結論になった。 (3)復習の内容 講義後に計装や安全設備について調べたところ、化学プラントでは一つの設備だけで安全を守るのではなく、複数の安全装置を組み合わせることで事故を未然に防いでいることが分かった。また、設備は時間の経過とともに劣化するため、定期点検や部品交換が欠かせないことも理解した。私は化学を学ぶ学生として、装置の仕組みだけでなく、安全管理や保守の重要性についても学び続ける必要があると感じた。将来技術者として働く際には、「設備があるから安心」と考えるのではなく、安全を維持するための知識と責任感を持って行動したいと思った。
A.
A.(1)インド・ボパール殺虫剤工場事故という工場事故が存在しアメリカのユニオンカーバイド社がもつインドにある子会社で「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出した痛ましい事故が起こっていた。アメリカがベトナム戦争での財政難によって企業も厳しい経費削減が求められていた。そのため人員削減に伴い多くの労働者が解雇されその代わりに入った労働者は技術に明るくない者が多く入ってきた。それにより整備や修理が不十分となってしまったためバルブやパイプからの漏洩報告が毎晩のようにあったがセンサーの故障によって報告がされなかった。それに気づいたのは作業員の体調不良によるもので気づいた時にはもう遅くバルブは壊れコンクリート(亀裂が入り冷却装置も経費の都合で動かなかったためイソシアン酸メチルの漏洩は止められずその地域に住んでいた約2500人が死亡した。このような事故を止めるためにも命令に従うだけでなく状況を判断し臨機応変に対応するかしこい不服従を心に刻んでおくことが技術者にとって重要な要素であると考えられる。 (2)ヒヤリハットとは事故に至る可能性のある出来事に対する発見であり、事故の可能性があったものの事故に至る前に発見されて防ぐことのできた場合に限る。ヒヤリハットと事故との境界線はある程度の境界線によって区別され、一時的な影響や簡単な処置によって解決することが出来ることまでの事件はヒヤリハット領域に区分され、事故領域は治療措置が必要な場合以上となる。
A.
A.(1)講義では、技術者として安全と品質を守るためにしなければならないこととして、上司の命令でも倫理的に正しくないことであれば従わない、賢い不服従のことについて学んだ。賢い不服従はお金で揺らぐ倫理観で取り扱ったチャレンジャー事故のように上司が危険なことや不適切なことを命令してきても、自分の倫理観にもとづいて正しくないと判断したら、あえて従わないことで全体の安全や利益を守ることができるので、技術者としてただ従うのではなく、断るという選択肢も持っておくべきであるということを学んだ。また、安全な製品をつくるために、防食の手法などについて考えたり、安全性を確保するための考え方や設備について学んだ。また、設備の点検や巡視を徹底する方法として、センサーやAIを活用することについて学んだ。さらに、製品の不備によってリコールされる前に、事故と不良品の原因となるものを排除することで、製品の安全と品質を保証することができるということを学んだ。 (2)ワークショップでは、広い製造現場において設備の一つ一つを不備がないか点検、巡視して安全を保証するための方法について考えたところ、センサーやAIを使って巡視の頻度を減らしても設備に劣化が分かるようにして、広い製造現場の設備を一つ一つ確認せずに済むようにすることを考えた。 (3)技術者として、技術者としての倫理を守るために、あえて命令に従わないということも大事になってくるということを学んだ。
A.技術者と安全について説明します。技術者は危険なものを取り扱う職業に就くという明確な意識を持ち、専門的な知識を持ち、常に公衆の安全を第一に考えなければいけません。そのためには、賢い不服従が大切です。賢い不服従とは何かを強制されそうになったとき、自分で考えて、それがよくないものであった場合逆らうことです。インド・ボパール殺虫剤工場事故のような事故を起こさないためにも、公衆の安全のためには会社や上司に逆らう賢い不服従が大切だとおもいました。また、ハインリッヒの法則も大切です。大きい事故が起こる前に小さい事故の段階で対処する必要があると思いました。 グループワークでは、リコールされた商品について調べました。私たちが見つけたのは水迫畜産の「黒毛和牛入り合い挽きハンバーグ」です。リコールされた理由は、食品表示法違反で、パン粉を使用しているのに「小麦」のアレルギー表示がなかったことです。小麦のアレルゲンを持ってる人にアレルギー症状が発症する可能性があるため回収されました。 パナソニックとソニーについて調べました。パナソニックとソニーは家電業界における代表的なライバル企業です。両社はテレビや音響機器、カメラなど多くの製品分野で競争してきました。特に高度経済成長期から2000年代にかけては、画質や音質、デザイン、技術力を競い合い、日本の電機産業を発展させました。現在では、パナソニックは電池や住宅設備、ソニーはゲームや映画・音楽事業に強みを持つなど事業の特徴は異なりますが、世界市場で日本企業として互いに意識し合う関係が続いています
A.本授業では、賢い不服従やハインリッヒの法則を通して技術者は生産能率などよりも安全性を優先するべきであることを学んだ。企業や工場では、作業中に違和感を覚えても、上下関係や権力差によって発言できず、ヒヤリハットが放置されることがある。こうした小さな異変を見逃すと重大事故につながるため、5S活動やヒヤリハット報告など、事故を未然に防ぐ取り組みを継続的に行う重要性を理解できた。 今回の議論では、消費者庁のリコール情報から「リチウムイオン電池のモバイルバッテリー」を取り上げ、この製品の問題点について話し合った。グループ名「かばーい」、メンバー「24512650 文隨楓」「24512380 鏡凜奈」「24512413 稲村清香」「24512323 ?橋璃和」で行い、私は資料作成係として参加した。この製品は、数秒で炎上したり、その火花が消化しにくく、有機ガスや再発火が見られたりするといった点が指摘されていた。さらに使用による内部温度の上昇や化学反応の加速などによって普通に利用していても起こってしまうため、回収措置が取られた事例があることを知った。 これらを踏まえ、技術者は消費者が長期間安全に使用できる製品を提供するため、十分な検査と試験を経て製品化すべきだと感じた。安全確認を怠れば、事故の責任は技術者が負うことになり、賠償などの社会的責任も発生する。だからこそ、開発段階での慎重な検証や試用期間の確保は不可欠であり、安全性を最優先する姿勢が技術者としての基本であると強く思った。
A. 今回の講義では、「安全第一」という考え方を中心に、技術者がどのように安全を守るべきかについて学んだ。特に印象に残ったのは、サービスアニマルが主人の命令にあえて逆らう「賢い不服従」という考え方である。これは、表面的には命令違反に見えても、本質的には主人の安全を守るための行動であり、技術者にも同じ姿勢が求められるという話につながっていた。また、インドのボパール事故では、老朽化した工場から有毒ガスが漏れ、多くの人が被害に遭った。設備の異常に気づいていた人がいた可能性があるにもかかわらず、会社の方針やコスト削減が優先され、安全対策が後回しにされたことが悲劇を大きくしたと考えられる。さらに、ハインリッヒの法則から、重大事故の裏には多くの軽微な事故やヒヤリハットが潜んでいることを学び、日常の小さな異変に気づくことの大切さを実感した。 グループワークでは、「リコールを未然に防ぐ」というテーマで、ポルシェのリコール事例を取り上げた。高級車として知られるブランドであっても、製造工程の不備によって安全性が損なわれることがあるという点に特に驚いた。調べたところ、座席調整時に配線が損傷し、エアバッグ警告灯が点灯するだけでなく、衝突時にサイドエアバッグが作動しない可能性があるという深刻な問題が見つかった。私たちは、この事例から「設計段階だけでなく、製造工程の品質管理がいかに重要か」という点を学んだ。名の知れた企業であっても細部の確認を怠れば重大事故につながる可能性があり、技術者には常に高い品質意識と責任感が求められるという意見で一致した。私は主に、調べた内容の整理と文章化を担当した。 復習では、講義で扱った「安全より効率を優先すると何が起こるか」というテーマについて改めて考えた。ボパール事故のように、コスト削減や会社の都合が優先されると、現場で危険を察知していても声を上げにくくなる環境が生まれる。私は、技術者に必要なのは「賢い不服従」のように、たとえ立場が弱くても安全のために行動できる勇気だと感じた。また、ハインリッヒの法則を知ってからは、日常の小さなミスや違和感を軽視しないことが、将来の大きな事故を防ぐ第一歩だと思うようになった。今後は、自分が関わる作業や判断の中で、効率よりも安全を優先する姿勢を大切にしていきたい。
A.(1)安全と品質管理をテーマに、インド・ボパール殺虫剤事故について学んだ。この事故は、会社の予算削減によって設備の修理が行われず、水と絶対に混合してはならないイソシアン酸メチルに水が混入したことで有毒ガスが発生し、多くの犠牲者を出した事故である。この事例から、近代技術とは危険な物質を安全に取り扱うための知恵であり、技術者には高度な専門知識だけでなく、高い倫理観が求められることを理解した。また、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故と300件のヒヤリ・ハットが存在するというハインリッヒの法則を学び、小さな異常を見逃さないことが重大事故の防止につながることを学んだ。さらに、事故の原因を分析する考え方として、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)と、人的・設備・材料・作業方法・管理の五つの要因から成る5Mについても理解した。 (2)ワークショップでは、リコールを未然に防ぐ方法について考察した。関連する法律として、事故発生時にメーカーへ報告義務を課す消費生活用製品安全法を取り上げ、スマートウォッチを例に考察した。スマートウォッチは小型化に伴ってリチウムイオン電池への負荷が大きくなりやすく、さらに比較的新しい製品で安全性に関するデータが十分ではなかったことが、事故を予見しにくかった要因として考えられた。技術の普及とともに安全性に関する知見を蓄積し、設計へ反映させることの重要性を学んだ。 (3)復習では、指差呼称が十分に浸透しない理由として、手間がかかることや、安全を維持できている状態では効果を実感しにくいことが影響していると考えた。しかし、効果が目に見えなくても継続することが事故防止には不可欠である。また、人手不足を理由に品質を低下させることは許されず、可能な範囲で機械化や自動化を進めるべきであると考えた。設備による点検は人的ミスの低減や作業効率の向上につながり、短期的には費用がかかっても、長期的には事故防止や品質向上によって企業の利益と社会からの信頼を高めることにつながると学んだ。
A.第5回目の授業では、安全と品質管理について、また事故と不良品の原因について学んだ。授業内では、安全第一の考え方の重要性が強調され、安全とは事故や災害が起こらない状態を指すものであるが、危険を完全にゼロにすることは難しいので、できる限りリスクを減らす努力が必要であると学んだ。また、技術の発展には利便性だけでなく危険性も伴い、技術者は常に責任を持って業務に取り組む必要があることを理解した。さらに、安全管理には作業環境管理や健康の管理、5Sや5Mなどの手法が重要であって、生産性や利益よりも人命と安全を優先する姿勢が社会では求められていることを学んだ。また、ボパール化学工場事故の事例からは、安全設備の不備や危険への慣れが大事故につながることを理解した。 (2) ワークショップの「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証―」では、リコール製品の事例について調査し、その原因を考察した。私たちのグループでは紅麹コレステヘルプを取り上げ、製造の過程で混入した成分によって健康被害が発生し、大規模で自主的な回収が行われた事例について調べた。この事例から、製品の安全性や品質管理が不十分であると、消費者の健康や企業への信頼に大きな影響を与えてしまうことを学んだ。また、安全性を軽視して利益や効率を優先すると重大な問題につながるため、企業には品質保証を徹底し、問題を未然に防ぐ体制づくりが重要であると考えた。 (3) 復習では、安全管理は単純にルールを守るだけではなく、一人ひとりが危険を予測して、事故を未然に防ぐ意識を持つことが重要であると考えた。また、ボパール化学工場事故のように、問題が指摘されていても慣れや組織の雰囲気によって見過ごされる危険があるため、必要に応じて上司や組織に対して意見を述べる「賢い不服従」の姿勢が大切であると学んだ。技術者として、人命や安全を最優先に考え、危険を感じた際には適切な行動を取れるよう意識していきたい。
A.(1)講義内容の再話 安全と品質管理の講義では、事故や不良品が発生する原因について学びました。事故が起きると、作業者の不注意や確認不足だけが原因だと考えられがちですが、実際には設計、設備、材料、作業手順、教育、組織の管理体制など、複数の要因が重なっている場合が多くあります。納期やコスト削減を優先しすぎること、異常を報告しにくい雰囲気があること、過去の小さなミスを放置することも、重大な事故につながります。品質管理では、完成品を検査するだけでなく、設計段階や製造工程の中で問題を予防することが重要です。危険を事前に予測するリスクアセスメントや、原因を分析して改善するPDCAの考え方も必要になります。安全と品質は別々の問題ではなく、社会から信頼される製品やサービスを提供するために、同時に守るべきものだと理解しました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、製品に不具合が見つかった場合に、企業や技術者がどのように対応すべきかを話し合いました。班では、出荷後に不具合が発見された場合、販売を続けるか、出荷を停止して原因を調査するかという判断を取り上げました。短期的な損失を避けるために問題を隠すと、後でより大きな事故や社会的被害につながる可能性があります。そのため、まず危険の程度を評価し、必要であれば出荷停止、回収、利用者への説明を行うべきだと考えました。また、原因を作業者個人の責任だけにせず、設計条件、検査体制、教育、情報共有などを含めて調べる必要があります。発表では、異常を報告した人を責めるのではなく、問題を早期に発見できる安全文化を作ることが重要だとまとめました。 (3)復習の内容 復習して、事故を防ぐためには、事故が起きた後の対応だけでなく、事故が起きる前の準備が重要だと分かりました。実験中に塗料をこぼした経験からも、作業前に器具や薬品を整理し、こぼした場合の回収方法や連絡先を確認しておく必要があると感じました。小さなヒヤリハットをそのままにせず、記録して共有すれば、同じ事故の再発防止につながります。また、品質を守るためには、測定結果や検査結果を都合よく変更せず、異常値も含めて正確に記録する姿勢が必要です。技術者は、問題を隠して会社を守るのではなく、正しい情報を伝えて人の安全と社会の信頼を守らなければなりません。今後の実験や研究では、手順の確認、保護具の着用、整理整頓、報告と記録を徹底したいです。
A.(1)安全第一という言葉を人は忘れがちではあるが、これを怠ると望ましくない事故や災害が引き起こされることもある。安全作業の基本となるきまりを遵守し、これが正しいものであるかどうか確認することは技術者に必要である。もし命に関わる危険な状況へと陥りそうなときは、ときにはきまりに従わずに臨機応変に行動することが安全性や生産性の向上につながる、かしこい不服従の意識を持つことが重要だ。また、製造管理では作業管理、作業環境管理、健康管理の3つを行っている。技術者やその他すべての人がこれらすべてを適切な状態へと保つことが現場の安全性へとつながるのだ。 (2)グループワークでは「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-」というテーマで消費者庁のリコールサイトから特に危険性が高いと考える事例を話し合った。グループ名はリコールサイト、共著者は岡崎なな子、工藤琉平、佐野愛莉、高橋由樹、渡邉龍之介で私はグラフィカルアブストラクトを制作した。製品の例としてポルシェ「Taycan Turbo GT」は運転席、助手席下部に備わっているサイドエアバッグが配線の不備で正常に作動しない、また「カンタン!たのしい!ゆめかわ砂絵セット」という製品には基準値を超えるアスベストが含まれておりリコール対象となっていることが調査によるとわかった。 (3)講義内容の復習として、授業内で紹介された5S活動について工場での改善事例について調査した。例としてとりあげると「整理」の活動として製品の品質チェックに使用するピンゲージの返却場所に迷う・戻す場所を間違えて次に使う人への迷惑がかかるといった問題があったため、保管棚にサイズを表記したラベルをつけることでよりわかりやすく、紛失予防にもつながるという改善になったとあった。私は器具に色や記号がついたラベルを貼る、保管位置にも同じラベルを貼るとより視認性が向上するのではないかと考えた。
A.(1)講義の再話 安全とは事故や災害を未然に防止し被害を最小限に抑えることであり、技術者には人の健康や生活環境を守る知識と「人はミスをする」という前提に立った安全対策が求められる。「安全第一」の徹底やハインリッヒの法則が示すように、大事故を防ぐには日常の小さな異常の段階で適切に対処することが不可欠である。さらに、指示に盲従せず真の安全を自ら判断する「賢い不服従」の姿勢や、日常的な安全意識の維持が技術者の基本倫理となるのだ。 (2)ワークショップ課題の発表用紙 演題「リコールを未然に防ごう」、グループ名「電気シェーバー」、共著者は石井響、神山結菜、小野絵里香、田中心優である。私はCRediTにおけるWriting ? original draft(原案執筆)の役割を担当した。本発表ではパナソニック製電気シェーバーの充電部発熱によるリコール事例を分析した。水回りという実際の使用環境の想定不足や試験の不十分さを原因として挙げ、防水性能の向上や異常発熱検知・自動停止機能の追加、徹底した実使用環境テストの必要性をまとめた。 (3)復習の内容 講義で扱った「人はミスをする前提に立つ安全管理とハインリッヒの法則」の理論と、ワークショップで議論した「電気シェーバーのリコール事例」を結びつけて考察を行った。企業が利益や効率を優先して安全対策コストを削ると、製品の重大な欠陥を見過ごす危険がある。利用者の予期せぬ使用条件や経年劣化を事前に予見し、自動停止機能のような二重の安全構造を導入することこそが、消費者の生命と財産を守る技術者の果たすべき責任であると深く理解した。
A.インド・ボパール殺虫剤事故について学んだ。1984年12月、インドのボパールにある米国ユニオン・カーバイド社の農薬工場から、極めて有害なイソシアン酸メチルなどのガスが大漏洩した史上最悪の化学プラント事故である。安全設備の不備やメンテナンス怠慢、人員削減などが重なったことで大規模な爆発的漏洩を引き起こした。周辺の住宅街へ毒ガスが流出し、数千人が即死、数十万人以上が呼吸器障害や失明などの後遺症に苦しむこととなった。安全コストの削減とリスク管理の甘さが悲劇を招いた典型例である。 また雪印乳業食中毒事件についても学んだ。これは2000年6月、雪印乳業の大阪工場で製造された低脂肪乳などを原因として、1万4千人を超える大規模な食中毒が発生した事件である。停電時に脱脂粉乳の製造工程で黄色ブドウ球菌が増殖・毒素を生成し、その原料を再利用したことが直接の原因であった。さらに、事件発覚後の会見における経営陣の無責任な発言や対応の遅れにより猛烈な批判を浴び、企業の信頼は失墜した。歴史ある企業グループの解体・再編へと追い込まれた。 リコールについて話し合った。製品に欠陥や安全上の重大な問題がある判明した際に、製造・販売企業が自発的、あるいは法令に基づき公表し、製品の回収・交換・修理を無償で行う制度である。企業にとっては一時的な大きな費用負担やブランドイメージの打撃となりますが、被害の拡大を防ぎ社会的な信頼を維持・回復するための必須の手続きで、隠蔽が発覚した場合は事業の継続自体を脅かす致命的な事態へと発展する。
A.(1)講義内容の再話 今回の講義では、1984年にインド・ボパールで発生したユニオンカーバイト社の化学工場事故について学んだ。この事故では、殺虫剤「セビン」の原料であるイソシアン酸メチルが大量に漏洩し、多くの住民が有毒ガスを吸入したことで、約2,500人が一夜にして死亡し、その後も多くの健康被害が残った。事故の背景には、会社の経営悪化による予算削減があり、安全設備の点検や修理が行われず、冷却装置やガスを処理する装置、フレアタワーなどの安全設備が正常に機能しなかった。また、故障したセンサーも放置され、漏洩は作業員の異変によって初めて気づかれた。事故は一つの原因だけでなく、コスト削減や保守不足、安全軽視が積み重なった結果として発生したことを学んだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、この事故から技術者が学ぶべきことについて考えた。技術者は会社の利益や納期だけでなく、人命と安全を最優先に考える責任がある。もし設備の異常や危険を認識しているのであれば、上司や会社の判断に従うだけではなく、必要に応じて改善を求めたり、危険な作業を止めたりする「賢い不服従」が必要であると考えた。安全設備を停止したまま運転を続けることや、異常を見逃すことは大きな事故につながるため、技術者は専門知識を生かして危険を予測し、周囲へ働きかける姿勢が重要であるという意見を発表した。 (3)復習の内容 今回の講義を通して、重大事故は突然起こるのではなく、小さな問題や安全軽視が積み重なった結果として発生することを改めて理解した。設備の故障を放置したり、人員削減によって保守管理を十分に行わなかったりすることが、大きな被害につながることを学んだ。また、事故は多くの犠牲を生んだ一方で、その教訓は世界中の化学工場や安全管理の見直しにつながり、日本でも安全技術やリチウムイオン二次電池などの技術開発が進むきっかけの一つとなったことも印象に残った。将来、技術者として働く際には、会社の利益だけではなく社会全体への影響を考え、安全を最優先に行動する姿勢を忘れず、異常を感じたときには勇気を持って声を上げることが重要であると感じた。
A.(1)インド・ボパール事故は、設備の老朽化や保守管理の不足、安全装置の停止、コスト削減の優先など、複数の要因が重なって発生した大規模な化学事故であり、多くの犠牲者を出した。この事故は、企業や技術者が利益や効率だけを追求するのではなく、安全を最優先に考える工学倫理の重要性を示している。事故を防ぐためには、5Mの視点から原因を分析し、設備の管理や作業手順の改善、従業員への安全教育を徹底する必要がある。また、安全装置を常に正常な状態で維持し、異常が発生した際に迅速に対応できる体制を整えることも重要である。技術者には、技術を発展させるだけでなく、その危険性を理解し、安全に管理する責任が求められる。 (2)消費者の安全を守るためには、企業の利益や市場競争よりも、製品の安全性や品質を最優先に考える姿勢が必要である。ISO9001などの品質管理システムやPL法は、製品の品質向上や企業の責任を明確にし、事故を防ぐための重要な仕組みとなっている。小林製薬の紅麹サプリ問題は、原材料の管理や安全性評価、製造工程における品質管理の重要性を示した事例である。技術者には、製品を市場に出す前の十分な安全試験だけでなく、販売後も消費者からの情報を収集し、問題が発生した場合には迅速に対応する姿勢が求められる。 (3)安全と品質を確保するためには、事故や不良品を未然に防ぐ仕組みづくりが重要である。そのためには、計装による監視、フェイルセーフやインターロックなどの安全設計を取り入れ、設備の定期点検や異常の早期発見、関係者間での情報共有を徹底する必要がある。また、危険性を認識した場合には、組織の指示にそのまま従うのではなく、安全を優先して行動する賢い不服従の考え方も重要である。技術者一人ひとりが責任を持ち、安全を重視する組織文化を形成することが、製品への信頼や社会の安心につながる。
A. 講義では、安全第一の基本理念や事故・不良品の発生原因について学んだ。生産能率よりも安全を優先し、労働災害の防止に努めながら労働時間を厳守して生産活動にあたることが重要である。事故防止の基本は「きまり」を守るコンプライアンスであり、正しい服装の着用や過去の事故の把握が不可欠である。また、作業環境管理や作業管理、健康管理を徹底し、誰がやっても成功する仕組みをつくることの重要性を理解した。さらに、賢い不服従やハインリッヒの法則、5S、ユニオンカーバイドの事故などを通じて、危険なものを安全に取り扱い、社会や環境を守る技術者の責任について考察を深めた。 ワークショップ課題の発表要旨として、リチウムイオン電池のモバイルバッテリーに関するディスカッションを行った。画像に示された通り、リチウムイオン電池は数秒で炎上・爆発のように火花を散らし、消火しにくく有毒ガスや再発火の危険性を伴うという特徴がある。これらは普通に使っていても内部劣化で起こり得るとされ、発熱から内部温度上昇、化学反応の加速を経て、さらに発熱・発火に至るメカニズムが確認された。利便性の裏に潜む重大なリスクを把握し、製品安全や品質管理を徹底する必要性が議論された。 復習の内容として、安全管理や品質保証は単なる規則の遵守にとどまらず、技術者としての人命尊重や環境保全に直結する極めて重要な責務であると改めて整理した。過去の重大事故の教訓や、モバイルバッテリーのような身近なデバイスに潜む危険性のメカニズムを踏まえ、現場における作業環境の改善やリスク評価の徹底など、実践的な安全意識を持つことの重要性を確認した。
A.(1)講義内容の再話 第5回講義ではユニオンカーバイド事故を通じ、安全管理と「賢い不服従」の重要性を学んだ。コストや効率を優先した結果招いた惨事から、性能より安全性を最優先すべきだと理解した。技術者には上司の指示に盲従せず、客観的な判断で倫理を守る姿勢が求められる。また安全管理は設備の危険防止だけでなく、作業環境の整備や働く人の心身の健康、職場の雰囲気まで含めて総合的に対応する責任があると学んだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 課題ではリコール製品の事例について調査した(渡邊巧、佐藤京太郎、大屋健太朗、齋藤龍人、自身はリソースを担当)。具体例としてワイヤレスイヤホン「final TWS03R」を取り上げ、発煙・発火の事象が発生したことで2024年12月16日から自主回収等の対応が開始された事例を提示した。製品の発熱や発火は火傷や火災など人命に関わる深刻な危険を招く。ものづくりに携わる技術者として事前の危険予見性を養うとともに、万が一の不具合発生時には迅速かつ確実に対応する重要性を学んだ。 (3)復習の内容 ベルキン製ワイヤレス充電器の発熱・発火によるリコール事例を踏まえ、製品事故と安全管理について深めた。利便性の高いリチウムイオン電池も一歩間違えれば火災や人命被害を招くため、販売後も継続的な安全管理が必要となる。就職後に「賢い不服従」を実践するには、知識や危険の予見性、流されない判断力や倫理観が求められる。学生のうちからこれらを養い、将来安全を最優先に正しく判断できる技術者を目指したい。
A.(1)第五回の講義では、安全と品質管理、事故と不良品の原因について学んだ。講義ではインド・ボパール化学工場事故が取り上げられ、予算削減による設備の老朽化や保守点検不足、安全装置の停止などが重なったことで、有毒なイソシアン酸メチルが漏えいし、多くの犠牲者を出したことを知った。この事故から、利益や生産効率を優先して安全対策を軽視すると重大な事故につながることを学んだ。また、「安全第一、品質第二、生産第三」という考え方や、技術者は危険なものを安全に扱う責任を持ち、高い倫理観と専門知識を備える必要があることを理解した。さらに、「賢い不服従」とは、自身や周囲に危険が及ぶと判断した場合、上司の指示であっても安全を優先して従わない行動であり、技術者はコスト削減や納期優先よりも安全を最優先に考え、危険性を説明して適切に行動することが重要であると学んだ。 (2)演習では、リコールを未然に防ごう、製品の安全と品質保証をテーマに、野球用スパイクのリコール事例について調べた。この事例では、製造時に使用した金属部品の破片がインソール内部に残存している可能性があり、使用者が負傷するおそれがあったため、自主回収が行われた。技術者には顧客の安全を守る責任があるため、このような不具合を早期に発見し、事故を未然に防ぐことが重要である。そのため、製造工程の点検や品質管理を徹底するとともに、より高度な安全試験を実施し、不良品の流出を防ぐことが必要であると考えた。 (3)今回の講義を通して、技術者は製品を開発・製造するだけでなく、安全を最優先に考え、人命や社会を守る責任を負っていることを学んだ。また、事故の多くは設備の不具合やヒューマンエラー、管理体制の不備など複数の要因が重なって発生するため、日頃の点検や安全教育、情報共有を徹底することが重要であると感じた。さらに、指差呼称は指を差しながら声に出して確認することでミスや事故を減らす有効な方法であり、「恥ずかしい」「面倒」といった理由で省略せず、職場全体で安全文化として定着させることが大切であると学んだ。今後は「安全第一」の考え方を常に意識し、安全と品質を両立できる技術者を目指したい。
A.安全第一とは、事故や災害を未然に防ぎ、人命や環境を守ることを最優先に行動する考え方である。工場や研究現場では、生産効率よりも安全を優先し、適切な服装や作業手順を守ることが求められる。また、危険な指示に従わず安全を優先する「かしこい不服従」の判断力も重要である。安全な職場づくりのためには、作業環境管理・作業管理・健康管理の三つを徹底し、専門的な安全知識を身につける必要がある。さらに、ボパール化学工場事故のような重大事故は、安全対策不足が大きな被害につながることを示している。加えて、ハインリッヒの法則が示すように、小さなミスやヒヤリ・ハットを軽視せず、5Sや5Mを活用して事故防止に努めることが重要である。 演題:「リコールを未然に防ごうー製品の安全と品質保証―」グループ名:かばーい(?橋璃和、鏡凛奈、文隨楓)役割:Conceptualization 消費者庁のリコール情報を調べ、リコール製品を一つ選び、その商品についてワークショップを行った。私たちはモバイルバッテリーのリチウムイオン電池について話し合った。モバイルバッテリーの事故では数秒で炎上、爆発みたいに火花、消化しにくい、有毒ガス、再発火まで行く。普通に使っていても内部劣化によってこれらの事故が起こってしまう。リチウムイオン電池の中には正極、負極、可燃性電解液が詰まっており、薄い膜で隔離されているが衝撃や製品不良、劣化、高温によって内部ショートすると一気に熱が出て、熱暴走が起きてしまう。内部で酸素を放出するため、表面だけ消化しても再熱することがある。熱がこもる毛布や車内、カバンの中では危険であり注意する必要がある。安全に使うためにPSEマークのあるものを選び、高温を回避し、異常発熱したら使用しないことを心がけなければならない。 安全性を確保するためには、事故や故障を防ぐためのさまざまな考え方が重要である。信頼性とは、機械やシステムが安定して正常に動作し続ける能力を指し、医療機器や交通機関など高い安全性が求められる場面で重視される。バックアップは、データを別の場所に保存して万一に備える仕組みであり、情報管理や電力供給などに活用されている。フェイルセーフは、異常発生時でも安全側に動作して被害を最小限に抑える設計思想で、鉄道の自動停止装置などに応用されている。インターロックは、条件が満たされるまで機械を作動させない制御機構であり、工場設備などで事故防止に役立っている。また、フールプルーフは、人為的ミスが起きても重大事故につながらないようにする考え方で、電子レンジのドアロックなど日常生活にも広く利用されている。
A.(1)安全第一という姿勢がいかに重要であるかを再確認した。安全とは事故や災害が起こらない状態のことを表す。しかし、どんなに注意を払っても事故を0にすることは不可能である。それでもできる限り0に近づけることが大切であり、特に技術者は「危険なものを取り扱っている」という意識と責任を常に持ち続けることが必要である。生産効率を追求した末に人命が脅かされるという事態はもってのほかである。 工場での安全が脅かされ、多くの犠牲者が出た事件の事例として、ボパール化学工場事故があげられた。インドにあるボパール化学工場にて有毒なガスが漏れだし、安全装置が起動せず50万人もの死者が出てしまったという事故である。この事故の原因は設備の経年劣化を長年放置したことにある。そして社員が指摘しても改善せず、慣れが生じてしまったことも原因の一つである。 (2)リコールされた商品の中から一つ選び、その原因を挙げた。私たちのチームA(LOOさん、橋本さん、亀山さん、三浦さん)では、紅麹コレステヘルプを取り上げた。私は調査を担当した。この商品に混入したプベルル酸により腎機能の障害が報告され、2024年3月時点で死者が5万出てしまった。このことはニュースにも取り上げられ大規模な回収作業が行われた。 (3)ボパール化学工場事件のように、自身の立場上上司に対して強く出ることが難しい場合もある。しかしこのような場面でこそ「賢い不服従」をすることが大切であるということを学ぶことができた。以上に慣れて正しい判断ができなくなる前に対処することが大切であるということを念頭に置き、そのような場面では正しい行動ができるようにしたいと思う。
A.(1)化学プラントには、安全に運転するために温度や圧力、流量などを計測・制御する「計装」があることを学んだ。また、異常が発生した際に事故を防ぐため、自動警報装置、緊急遮断装置、安全弁、リリーフ弁、破裂板など、さまざまな安全装置が設置されていることも理解した。これらの装置は設置するだけではなく、定期的な点検や適切な運用を行うことで初めて安全性が確保されることを学んだ。 (2)リコールに関わる法律や、消費者庁が公表しているリコール情報について調べた。その後、リコール事例の中から特に問題だと思う製品を選び、その理由や、なぜリコールに至ることを事前に予見できなかったのか、また技術者の立場で未然に防止するための工夫について考察する課題であった。しかし、体調不良により早退して別室で休養していたため、最後のグループでの話し合いには参加できず、発表内容の写真も提出することができなかった。 (3)講義を通して、化学プラントでは計装や安全装置によって事故を未然に防ぐ仕組みが整えられていることを学んだ。また、製品の安全性を確保するためには、設計段階から危険性を十分に予測し、継続的な点検や改善を行うことが重要であると感じた。技術者には、事故が起きてから対応するのではなく、事故を起こさないための対策を事前に講じる姿勢が求められることを改めて理解した。また、今回学んだ内容を今後の学習や将来の技術者としての行動にも生かしていきたい。
A.本講義では、現場での「安全優先」の徹底と事故防止の手法について学んだ。ボパール化学工場事故などを例に、安全対策の不備が甚大な被害を招く点が示された。また、ハインリッヒの法則や5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)、5Mといった概念が紹介され、現場での日常的な管理やルールの厳守が事故防止の基本であり、安全を確保するためには時に「断る力」も必要であると説明された。 演題: リコールについて 共著者名:黒澤佐保、組谷風太、加藤葵、四垂蒼羅 役割:概念化 本発表では、製品の欠陥や不具合に対する「リコール」と企業の社会的責任について考察する。モバイルバッテリーの発火や食品表示違反、サプリメントの健康被害などの具体例を挙げ、欠陥発生時の無償交換・修理といった迅速な対応の必要性を整理する。不祥事を隠蔽せず、安全と社会的信頼を第一に考えた危機管理(リスクマネジメント)の重要性について発表を行う。 講義とワークショップを通じ、事故や不祥事を未然に防ぐ予防管理と、問題発生時の適切な対応について理解を深めた。重大な事故の背景には多くの軽微なミスが潜んでいるというハインリッヒの法則が示すように、日頃からの5Sや5Mによる現場管理が欠かせない。雪印乳業の事例のように、安全管理の軽視やルールの不徹底は組織全体を揺るがす深刻な問題へと発展する。また、万が一製品に欠陥が生じた場合は、隠蔽することなくリコール等の迅速かつ誠実な対応をとることが求められる。安全を守るためには、利益や都合よりも安全を優先する姿勢と、時には指示に対しても「断る力」を持つことが重要である。技術者として現場の安全意識を高め、社会の信頼に応える倫理観を持つ必要性を再確認した。
A.(1)電池は戦時中やベトナム戦争を通じて発展してきたが、性能向上の裏でリチウムのように危険性が高まる側面もある。そのため、人間の命よりも性能を優先してはならない。安全第一とは事故や災害のない状態を指し、生産効率よりも最優先されるべき倫理の基本である。危険な指示にあえて従わない「賢い不服従」や、個人を責めるのではなく適切な環境づくりや健康管理を行うことが重要となる。専門知識を持ち、製造から廃棄に至るまで安全を徹底することが技術者には求められる。 (2)本発表では、歴史的な電池の開発経緯とリスクを踏まえ、技術者倫理における「安全第一」の重要性を考察する。電池は戦時中やベトナム戦争を通じて発展したが、高エネルギー化に伴い危険性も増大しており、性能よりも人間の命が優先されねばならない。 安全第一とは事故や災害のない状態を指し、生産効率よりも厳格に遵守される倫理の基本である。現場では盲従せず、危険を自ら判断して回避する「賢い不服従」が求められる。また、事故は個人の責任ではなく環境や管理の不備に起因することが多いため、適切な環境づくりと健康管理が不可欠である。 製造、輸送、労働、製品、廃棄に至る全段階で、専門知識に基づいた安全確保を徹底し、無知による環境破壊や健康被害を防ぐ多角的なアプローチの重要性について考えた。 (3)消費者庁のリコール情報等では、リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーやコードレス掃除機、ポータブル電源などの充電中における発煙・発火事故が数多く報告されている。こうした製品の多くは、設計上の不具合や製造上のミス、あるいは使用時の想定を超えたリスクが背景にある場合が少なくない。 もし企業がコスト削減や市場での競争力を過度に優先し、安全対策や品質保証を軽視した設計を行えば、重大な事故やリコールを引き起こす原因となる。出荷後に欠陥が発覚して自主回収や事故に至った場合、企業の社会的信用の失墜や莫大な損害だけでなく、消費者の生命や身体を脅かす深刻な事態を招く。そのため、製造物責任法(PL法)などの法的ルールが存在し、製造業者等には厳格な損害賠償責任や安全確保の義務が課されている。 技術者としては、単に安価で高性能な製品を効率よく作るだけでなく、潜在的な危険性をあらかじめ予見し、製造から廃棄に至るあらゆる段階で品質保証を組み込む倫理的な責任と徹底したリスク管理が求められる。
A.安全と品質管理について、技術には必ず危険性が孕んでいて、絶対に安全な技術はないことがありました。そのため、技術者による現場では必ず、安全第一というスローガンを掲げて、倫理の基本となるものになっていました。過去に事故を起こしていても、人間は忘れる生き物であるため必ず明文化して危険を減らす、リスクを減らすことが重要であることを学びました。安全を保つためには事故を起こさないためには、自己の判断により危険だとかんじたら上司からの命令などからわざと命令に背くことで事故を防ぐという賢い不服従が重要であることがありました。命令を背くことにより、より安全で適切な行動をとることでリスクを減らす目的がありました。 ワークショップでは、過去にあった事故が起きた安全性の低い製品について発表しました。過去の例では炎上事故、発火、爆発事故をおこしたことでアンカーのリチウム電池内蔵充電器が安全性が低いとして回収されていました。この製品では、委託工場内での製造に置いて、製造過程から異物が混入し、粉体などが混入することで電池内のセルがショートを起こし爆発することがわかりました。 復習では、日本産業規格により製品の安全性を保っていることがわかりました。現場では5Sと呼ばれる、整理、整頓、清掃、清潔、しつけにより多くの工場での事故、リスクを減らし安全な製品の製造を行うことができ、リコールサイトにより消費者庁からの危険な製品リストが作成され、安全な製品製造がおこなわれていることがわかりました。
A. 事故や感電を防ぐための考え方について学んだ。危険度は物質によって異なり、安全第一の姿勢と、どこまでが「起こりうる事故」なのかを見極めることの重要性が示された。また、賢い不服従という概念についても触れ、上司や目上の人からの指示であっても、それが危険な指示だと判断される場合には従わないという判断が安全確保のために必要になるとされた。作業環境における安全管理としては、作業環境管理・作業管理・健康管理の3つの観点が挙げられた。事例としてインドのボパールで発生した殺虫剤工場事故が取り上げられ、猛毒のイソシアン酸メチルガスが漏出し、多数の死者を出したことを学んだ。またリチウムイオン電池の発熱・発火に関するリコール問題として、SONYの事例も紹介された。 メンバー:田中心優、神山結菜、石井響、小野絵里花、グループ名:電気シェーバーとして、パナソニックの電気シェーバーを例に発表した。本体のUSBソケットとUSBケーブルの接続部分に水や液体が付着した状態で充電すると、接続部分が発熱し、火災につながる可能性があるという製品事故の事例を取り上げた。 授業で扱ったリコール問題を踏まえ、他にどのような製品リコール事例があるかを調べた。自動車分野ではエアバッグの異常展開によるリコール、家電分野ではバッテリーの発熱・発火によるリコールなど、身近な製品にも同様の危険が潜んでいることが分かった。いずれも設計段階での予見性の甘さや、部品の品質管理不足が原因となっている点が共通しており、技術者が製品のリスクをどこまで想定して設計すべきかという課題につながると感じた。
A.(1) 第5回目の授業では安全第一について議論した。安全第一とは、文字通り安全を最優先して作業することであり、生産効率や上司から言われたことよりも安全を優先することである。賢い不服従といった考え方で、盲導犬などがユーザーの安全を守るために危険な指示にあえて従わない能力のことである。また、授業では品質管理として「電池の性能を上げること」が挙げられ、電池の性能を良くするということは反応性を良くする必要があるが、反応性が良いほど反応が激しく危険である。このように安全を守るためには品質管理もかなり大切である。 (2) 私たちのグループでは、今まで実際起こった品質管理が行き届かなかった例を調べた。例としてまず、イチゴジャムのアレルギー表示が厳密に行われていなかった例で、アレルギー表示がされていない場合、アレルギーによって命を落とす危険があるため、絶対に見落としてはならない。他の例として、ホタテ貝ひもチップスのプラスチック片の混入で、これはプラスチック片によって口内を怪我する危険がある。 (3) 第5回目の授業から、安全第一の重要性について学んだ。私は、安全第一を目指す上で大切なことは賢い不服従だと考える。生産効率を上げるために安全確認を怠ることや、上司からの指示で危険な操作を要求された場合など、これは自分に十分な知識が無いと危険と判断できず、安全第一に繋がらないため、作業に関して十分な知識をつけ、賢い不服従を実際に行えるようにしたいと思った。
A.安全と技術者倫理について学んだ。電池では、マンガン電池や亜鉛電池、自己放電を防ぐために亜鉛へ水銀を加えていたことや、リチウムは水につけると爆発する危険があることを学んだ。また、安全とは望ましくない事故が起きない状態であり、事故を防ぐことが最も重要であると理解した。さらに、「かしこい不服従」とは、盲導犬などのアニマルサービスが、主人の指示に従うと危険だと判断した場合、あえて命令を拒否して安全を守る行動であることを学んだ。技術者には、決まりが正しいかを判断して行動することや、作業環境管理・作業管理・健康管理を行い、人をけがさせず環境を破壊しないための専門的知識が求められる。また、SONYエナジーテックによるリチウムイオン電池の開発や、ユニオン・カーバイドの殺虫剤工場事故、ハインリッヒの法則、5S活動、雪印乳業食中毒事故などを通して、研究や現場では安全と品質保証を最優先に考える必要があることを学んだ。 グループワークでは、車のエアバッグのリコールについて議論した。事故が起きた際にエアバッグが正しく展開されず乗員を保護できなかったり、高温のガスが流出してやけどを負わせたりする危険性があることから、本来人を守るための機能が、逆にけがを負わせる原因になり得る点が問題であると考えた。また、このリコールを予見できなかった理由として、検査対象となった製品では不具合が確認されなかったことが挙げられた。対策として、販売前にエアバッグを実際に展開させるなど、安全性をより確実に確認する方法が必要であるという結論になった。 化学プラントの安全管理について調べた。計装とは、温度・圧力・流量などを計測し、そのデータを基に設備を制御する技術である。例えば、一定の火力を維持するために酸素の供給量を制御したり、基準に沿って工場排水を行うために水質を測定・制御したりすることが挙げられる。また、自動警報装置は設置基準や定期点検、誤作動の防止が重要であることも理解した。さらに、フレアスタックは余剰ガスを安全に燃焼させる設備、スチームカーテンは可燃性ガスの拡散を防ぐ設備であることを学んだ。化学プラントの最低限の知識を身に付けるためには、教えてくれる人から学ぶこと、自分で調べること、実際の現場を見ることが大切だと感じた。
A.1.米ユニオン・カーバイド社のインド・ボパール工場で、殺虫剤原料の猛毒イソシアン酸メチルが大量漏洩し、数千人の犠牲者を出した史上最悪の化学事故である。背景には激しい経費削減があり、専門スタッフの削減、未経験者の配置、センサーや安全設備の放置が常態化していた。漏洩時も冷却装置や処理設備が一切機能せず被害が拡大した。経営優先による安全軽視と現場の保全放置が招いた、人災である。5S、5Mでリスク管理を徹底し安全第一な現場を作ることが大切である。 2.リコールされたものとして記憶に新しいものは、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」である。腎疾患などの健康被害があった。2024年3月末時点で5名の死亡、入院患者150人超が確認されている。 3.ボパール事故は、過度のコスト削減による安全設備の放置と教育の欠如が招いた人災である。殺虫剤原料のイソシアン酸メチル漏洩時、未経験者の配置や保全不備により、冷却装置などの安全設備は一切機能せず数千人の犠牲者を出した。この教訓から、異常を早期発見・防止する「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」による現場の見える化と、人・設備・素材・作業方法・管理を評価する「5M(人的要因、設備的要因、素材・製品的要因、作業方法的要因、管理的要因)」に基づく多角的なリスク管理の徹底が不可欠である。技術者は安全管理の手順を守るだけでなく、その目的を正しく理解し維持する必要がある。
A.(1) 本講義では「安全と品質管理」をテーマに、事故や不良品の原因と対策を学びました。「安全第一」の原則のもと、ユニオン・カーバイド社や雪印乳業食中毒事件、乾電池の事故放電等の事例を通じ、望ましくない事故の重大さが解説されました。品質保証の基礎である「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」の徹底や、消費者庁の役割、リコール制度についても触れられています。さらに、盲導犬がユーザーを守るために危険な指示にあえて従わない「賢い不服従」の概念が紹介され、技術者にも単なる命令への服従ではなく、安全を最優先する自律的な判断が求められることが強調されました。 (2) ワークショップでは、具体的な製品の安全問題と対応事例として、final社のワイヤレスイヤホン「TWS03R」の事案を取り上げて分析・発表を行いました。この製品では「発煙、発火の事象が発生」するという極めて重大な不良が起き、2024年12月16日よりメーカー側が迅速な対応(回収等)を開始しています。発表では、こうした命や財産に関わる危険な品質問題が発覚した際、企業は被害拡大を防ぐためにいかに早くリコール等の措置を講じるべきか議論し、消費者を守るための製品安全管理と企業の責任の重さについて認識を共有しました。 (3) 第4回の「環境保全と資源問題」で学んだ「技術者の予見性」を踏まえて復習すると、今回の品質管理のテーマと深く結びついていることがわかります。前回、水俣病の教訓から「危険を予測できたのに放置した技術者は罪に問われる」と学びました。今回のイヤホンの発火事故や過去の食品事故においても、開発・製造段階でのリスクの「予見」と回避行動が不可欠です。利益追求や組織の論理に対し、危険が予見されるならば勇気を持って安全を優先する「賢い不服従」を実践することこそが、悲劇的な事故を防ぎ、社会全体の安全を守る技術者の使命であると深く理解しました。
A.(1)この講義では、性能と安全性との関係をユニオンカーバイト事故を踏まえて学んだ。技術者倫理として重要なのは性能や効率よりも安全性である。ユニオンカーバイト事故ではコスト削減のために安全性よりも作業効率を重視したため悲惨な結果となった。こういった経営陣の考えや進め方に対して技術者として賢い不服従(命令よりも安全を優先すること)ができるかが重要であることを学んだ。 (2)ワークショップ課題ではリコール(販売後に回収)された商品について調べ、その危険性について考えた。リコールされた商品としてはモバイルバッテリーを調べた。モバイルバッテリーの一部が内部でショートし、発熱や発火につながるためリコールされたのだが、今回調べ商品「Cheero Flat 10000 mAh」については2年経っても13%しか回収されていなかった。こういった事案は多数あると考えられるため物を作る技術者として危険性を知るとともに、こういったことがないように予見性を身につけ、対策していかなければいけない。 (3)復習としては企業に就職したときに、賢い不服従するために必要なことを調べた。 賢い不服従には、正しい知識を身につけていること、危険の予見性を身につけていること、周囲に流されない判断力、コミュニケーション能力、そして倫理観が必要である。正しい知識や予見性という部分に関しては大学生のうちに身につけておきたいものである。 技術者倫理では、倫理観について学び、育むことで将来、安全性よりも性能の優先を迫られた時に正しい判断ができるようになることが求められる。
A.(1)講義内容の再話 今回の講義では、安全と品質管理について学び、事故や不良品を防ぐためには、安全を最優先に考えることが重要であると学んだ。作業効率や生産性よりも安全を優先する姿勢が求められ、そのための基本として5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の実践が重要であることを理解した。また、労働災害を防ぐためには、重大事故の前に起こる「ヒヤリハット」を見逃さないことが大切であり、ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽傷事故と300件のヒヤリハットが存在するとされていることを学んだ。さらに、ボパール事故や雪印集団食中毒事件などの事例から、安全管理の不備や設備の老朽化、品質管理の不足が大規模な被害につながることを理解した。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、安全を守るために技術者がどのような行動を取るべきかについて話し合った。特に「賢い不服従」という考え方が取り上げられ、サポートアニマルが利用者の命を守るために危険な命令には従わないように、技術者も重大な事故につながる可能性がある場合には、上司の指示であっても安全を優先するべきだという意見が多く出た。ボパール事故では設備の老朽化や安全管理の不足が大惨事につながったことから、必要であれば命令を無視してでも工場を停止し、人命を守る判断が重要であるという結論になった。 (3)復習の内容 復習を通して、安全と品質管理は企業の信頼を支える最も重要な要素であることを改めて理解した。事故や不良品は一度発生すると、多くの人の命や健康に影響を与え、企業の信用も大きく失われる。そのため、日頃から5S活動やヒヤリハットの報告を徹底し、小さな異常を見逃さないことが重要である。また、効率や利益を優先するのではなく、安全に疑問を感じたときは勇気を持って作業を止める判断も技術者には必要であると感じた。将来技術者として働く際には、「安全第一」という考えを常に持ち、事故を未然に防ぐための行動を心掛け、社会から信頼される技術者を目指したい。
A. 事故や不良品は、製造業において安全性や信頼性を大きく損なう要因である。その原因は、設計上の欠陥、製造工程での管理不足、原材料の品質低下、設備の故障、作業者の操作ミスなど多岐にわたる。また、コスト削減や納期優先によって品質管理がおろそかになると、不良品が市場へ流出し、重大な事故や健康被害につながる可能性が高まる。さらに、情報共有やリスク評価が不十分であれば、小さな異常を見逃し、被害を拡大させることにもなる。そのため、設計から製造、出荷までの各工程において品質保証体制を構築し、異常を早期に発見・改善する仕組みを整えることが重要である。 不良品の代表的な事例として、小林製薬の紅麹関連製品の問題が挙げられる。紅麹を使用した機能性表示食品の一部について健康被害が報告され、多数の自主回収が実施された。この問題では、製造した紅麹原料に想定外の成分が含まれていた可能性が指摘され、腎機能障害などの健康被害が発生した。原因究明の過程では、製造工程や品質管理、異常発生時の対応体制に課題があったことが社会的な問題となった。この事例は、最終製品の検査だけでなく、原料の管理や製造工程全体を通した品質保証の重要性を示している。また、健康被害の情報を迅速に収集・公表し、関係機関と連携して対応する危機管理体制の必要性も明らかとなった。 事故や不良品を完全に防ぐことは容易ではないが、その発生確率を低減し、被害を最小限に抑えることは可能である。そのためには、品質管理の徹底に加え、作業手順の標準化、従業員教育、設備保全、原材料の厳格な管理を継続する必要がある。また、異常を隠さず速やかに報告し、原因を分析して再発防止策を講じる企業文化を築くことも重要である。企業は安全性と品質を最優先に考え、社会からの信頼を維持する責任を負っている。事故や不良品の事例を教訓として活用し、継続的な改善を積み重ねることが、安全で持続可能なものづくりにつながるのである。
A.(1)安全と品質管理の講義では、ユニオンカーバイトボパール化学工場事故から安全第一の重要性や5Mと呼ばれる事故の要因をまとめたものについて学んだ。ユニオンカーバイト社は殺虫剤の原料となる毒性のイソシアン酸メチルが漏出した事故である。原因として貯蔵タンクに水が混入したことで化学反応による圧力が上昇したこと、安全管理が十分でなかったことがあげられる。この事故から安全第一が重要であることが世界中で認識され始めた。 (2)リコールを未然に防ぐための対策について調べた。例えばモバイルバッテリーでは品質基準に満たない場合分解して新しい製品にしたり、万一不具合があった場合は保証をしたりすることが大切である。 (3)賢い不服従とその例を調べた。賢い不服従とは、言われたことに対して従うのではなく,状況を考えて敢えて従わないことである。その例として盲導犬がある。この賢い不服従を経営者と技術者に当てはめて考えると、例えば経営者が「納期を優先して早く作業を進めてほしい」と指示した場合でも、技術者が「このままでは事故につながる」と判断した場合、作業を一時停止し、安全確認を行うべきである。これは指示に逆らっているように見えるが、事故を防ぐための「賢い不服従」であり、安全第一の考え方である。 指差呼称が浸透しない原因として、面倒だと感じる、慣れてくると省略してしまう、周囲がやっていないとやりにくい、効果を実感しにくいなどが挙げられる。 指差呼称がうまく機能している例として、鉄道会社のJRが挙げられる。
A.今回の講義では、安全管理と労働災害の防止について学んだ。まず、安全管理とは、人の命や健康を守るために危険要因を取り除き、事故を未然に防ぐための活動であることを学習した。ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットが存在するとされていることを学んだ。そのため、重大事故を防ぐためには、日頃から小さな異常や危険の兆候を見逃さず、改善を積み重ねることが重要であると理解した。また、事故は一つの原因だけで発生するのではなく、「人」「設備・機械」「作業方法」「管理」の4Mと呼ばれる複数の要因が重なって発生することも学んだ。さらに、事故の連鎖についても学習し、不安全な行動や不安全な状態が積み重なることで災害が発生し、最終的には人的被害や物的損害につながることを理解した。そのため、危険を予測しながら作業を行うKY(危険予知)活動や、安全確認を徹底することが事故防止には欠かせないことを学んだ。 (2)課題内容を覚えていません。 (3)今回の講義を受けて、事故は突然起こるものではなく、多くの小さな危険やミスが積み重なった結果として発生することを改めて理解した。特に、ハインリッヒの法則では、重大事故の背後には数多くのヒヤリハットが存在することを知り、小さな異常を軽視せず、一つ一つ改善していくことが非常に大切だと感じた。また、事故の原因は作業者だけではなく、設備や作業方法、管理体制などさまざまな要因が関係しているため、誰か一人の責任にするのではなく、職場全体で安全について考えることが必要であると思った。さらに、危険予知活動を行うことで、作業前に危険を予測し、事故を未然に防ぐことができるため、日頃から周囲の状況を確認し、安全を意識して行動する習慣を身に付けることが重要であると感じた。
A.【講義の再話】 第5回の講義では、安全第一の考え方について学んだ。安全を守るには、作業環境管理、作業管理、健康管理の三つの面から対策する必要がある。また、上司からの命令であっても、危険や不合理があると判断した場合には従わない「賢い不服従」も技術者に必要である。ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背景に29件の軽傷事故と300件の無傷事故があるとされるため、小さな異常を放置せず、5Sや5Mの視点から事故の原因を取り除くことが重要だと分かった。 【発表の要旨】 演題「リコールを未然に防ごう」、グループ名「電気シェーバー」、共著者{小野絵里花、石井響、神山結菜、田中心優}、私の役割「Investigation」 発表では、パナソニック製電気シェーバーのUSBケーブルが発熱・発煙した事例を取り上げた。接続部に水分などが付着した状態で充電した場合、発熱して火災につながる可能性があるため、実際の使用環境を考えた試験や、異常時に充電を停止する機能が必要だと考えた。 【復習の内容】 講義後には、電気製品のリコール情報について調べ、リコールは事故発生後の回収だけでなく、同じ事故の再発を防ぐための原因調査や情報提供も含むことを確認した。また、USB接続部に水分や異物が入ると、電気が本来とは異なる経路に流れて発熱する可能性があることを復習した。設計段階で多様な使用状況を想定し、小さな不具合の情報を早期に集めて対策することが、重大事故の防止につながると考えた。
A. 製品や技術を社会で利用するためには、品質だけでなく安全性を確保することが不可欠である。工場で掲げられる「安全第一」という言葉は、生産性や利益よりも人命や安全を優先する考え方を示している。また、技術者には決められた手順に従うだけでなく、危険を予測して適切に判断する能力も求められる。その例として、盲導犬が危険な指示にあえて従わない「賢い不服従」が挙げられる。過去には、ユニオンカーバイド社のボパール殺虫剤工場事故のように、安全管理の不足によって大規模な被害が発生した事例もあり、安全への意識と責任ある判断の重要性が示されている。 「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-」というテーマについて、伊藤葵、石曽根萌音、三浦夢衣、多治見真帆、菊地真結で考えた。リコール制度について調査し、事例としてマルハニチロの冷凍食品への農薬(マラチオン)混入事件を取り上げた。この事件では、消費者の安全を守るために640万個以上の商品が自主回収された。リコールは企業に大きな損失をもたらす一方で、被害の拡大を防ぎ、消費者の安全や企業への信頼を守るために欠かせない仕組みであるとまとめた。 安全性を確保するためには、事故が起こってから対応するのではなく、事前に危険を予測し対策を講じることが重要であると考えた。技術者は、効率や利益だけを追求するのではなく、製品を使用する人や社会全体への影響を考慮する必要がある。また、小さな異常や疑問を見逃さず、必要であれば決められた方法を改善する姿勢が、安全なものづくりにつながると感じた。
A.(1)今回の講義では、安全と品質管理について、事故や不良品を防ぐために、製品の設計から製造、点検、出荷まで一貫した品質管理が重要であることを理解した。品質管理とは、製品の品質を一定に保ち、安全性や信頼性を確保するための活動であり、万が一不具合が発見された場合には、迅速に原因を究明し、再発防止策を講じることが求められる。また、事故や不良品は設計ミスだけでなく、製造工程や点検不足、作業手順の誤り、人的ミスなどさまざまな要因によって発生することを学んだ。技術者には、安全を最優先に考え、品質管理を徹底し、社会に安心して利用される製品を提供する責任があることを学習した。 (2) ワークショップでは、本田技研工業株式会社のリコール事例について調査し、事故や不良品の原因を考察した。対象となったのは、N-BOXシリーズ、JADE、N-VANシリーズ、N-WGNシリーズなどであり、リコールの原因は、リコール修理時の作業不良により、燃料タンクから燃料が漏れるおそれがあったことである。燃料漏れは火災など重大な事故につながる可能性があるため、安全上非常に重要な問題である。このことから、製品そのものだけでなく、修理や整備の工程においても品質管理を徹底する必要があると考えた。また、作業手順の標準化や点検体制の強化、作業者への教育を充実させることで、同様の事故の再発防止につながると考えた。 (3) 今回の講義で、事故が発生した場合には、原因を正確に調査し、再発防止策をとることが企業の社会的責任であると感じた。将来技術者として働く際には、安全性を最優先に考え、品質管理や点検を徹底するとともに、異常を見つけた場合には速やかに報告・改善できるような責任感を持って行動することが求められると思う。また、利用者の命や信頼を守るためにも、品質管理を軽視せず、常に安全第一の姿勢で業務に取り組むことが重要であると考えた。
A.1.賢い不服従について、経営者と技術者は見ている視点や情報が異なります。経営者は早く利益を出したいが技術者は品質、安全性、システムの安全性が優先される。経営者から無理なスケジュールを押し付けられ大きさ事故を起こし可能性が高い。その際技術者はプロフェッショナルとして責任に基づいて行動する必要かある。 指差呼称は非常に重要な行動である。しかしあまり浸透しない。理由として気恥ずかしさや上司がやっていないなどがある。うまく機能している場面は鉄道や医療の場面である。現場の人間として自分がやらないと失敗してしまうという当事者意識の強い場面ではうまく機能している。 2.今回の授業では、リコールについて学んだ。事例として、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」などの紅麹関連製品を取り上げた。これらの製品を摂取した人から腎疾患などの健康被害が報告され、2024年3月22日に自主回収であるリコールが実施された。リコールとは、製品に欠陥や安全上の問題が見つかった際に、被害の拡大を防ぐために企業が製品を回収する制度である。今回の事例を通して、企業は問題が判明した際に迅速に情報を公開し、適切に回収・対応することが消費者の安全を守るうえで非常に重要であることを学んだ。 3.今回の授業では、安全と品質管理について学んだ。事例としてインド・ボパール事件を取り上げ、工場の安全管理や設備の点検不足、コスト削減などが重なった結果、有毒ガスが漏えいし、多くの死傷者を出したことを学んだ。また、ハインリッヒの法則では、「1件の重大事故の背景には29件の軽微な事故と300件のヒヤリ・ハットがある」という考え方を学び、小さな異常やミスを見逃さずに改善することが重大事故の防止につながることを理解した。今回の授業を通して、安全と品質を守るためには、日頃から設備点検や品質管理を徹底し、些細な異常でも放置せず改善を続けることが重要であると学んだ。
A.今回の講義では、製品事故を防ぐためには、設計段階から安全性を考慮し、製造後も点検や保守を継続することが重要であると学んだ。リコールは製品の欠陥によって事故が発生するおそれがある場合に実施され、PL法(製造物責任法)や消費生活用製品安全法などに基づいて消費者の安全を守る仕組みとなっている。また、ボパール事故の事例から、安全設備があっても適切な点検や保守が行われなければ事故を防ぐことはできないことを理解した。さらに、フェイルセーフやフールプルーフ、インターロックなどの安全設計を組み合わせることで、人為的なミスや機械の故障による事故を減らせることを学んだ。 ワークショップでは、現在リコール(回収)が進められている製品について調査し、その原因や再発防止策を話し合った。異物混入やリチウムイオン電池の発火など、製品の欠陥が消費者の安全に大きな影響を与える事例を取り上げた。これらの事故を防ぐためには、設計段階での安全対策だけでなく、製造工程での品質管理や出荷前の検査を徹底することが重要であるという結論になった。また、不具合が判明した場合には速やかに情報を公開し、リコールを実施することで被害の拡大を防ぐことが技術者や企業の責任であると考えた 今回の授業を通して、事故を防ぐためには設備だけでなく、それを正しく運用する技術者の意識や組織全体の安全文化が重要であると感じた。どれほど優れた設備でも、点検や保守を怠れば事故は起こり得る。また、安全に関する小さな異常を見逃さず、必要であれば勇気を持って危険を指摘する姿勢も欠かせない。将来技術者として働く際には、品質や効率だけでなく、人命と安全を最優先に考え、日常的な点検や情報共有を徹底することで、事故のない安全な職場づくりに貢献したいと考えた。
A. 「賢い不服従」とは、危険が予測される状況では、たとえ上司や顧客からの指示であっても、そのまま従うのではなく安全を優先して行動する考え方である。盲導犬が主人の指示に従わず危険を回避する行動がその例として挙げられ、技術者にも必要な判断力だと考える。例えば、納期の短縮や利益を重視することで安全確認を怠ると、重大な事故を引き起こす可能性がある。そのため技術者は、危険を感じた場合には指示を疑い、必要に応じて作業を中断する責任と勇気を持つことが重要である。また、指差呼称は有効な安全対策であるが、慣れや手間によって実施が不十分になることもある。だからこそ、職場全体で安全意識を共有し、継続的に取り組むことが事故防止につながると考える。 小林製薬の紅麹コレステヘルプによる健康被害について調べた。この問題の原因として、製造過程で混入した青カビ由来のプベルル酸が関係していると考えられている。この影響により、腎機能障害などの重い健康被害が発生し、多くの利用者に影響を与えた。この事例から、食品や健康関連製品を扱う企業には、製品の安全性を十分に確認し、消費者の健康を最優先に考える責任があることを学んだ。 安全性を確保するためには、さまざまな仕組みや対策を組み合わせることが重要である。信頼性とは装置が安定して動作し続ける性質であり、バックアップは故障や異常が発生した際に機能を補う予備の仕組みである。また、フェイルセーフは異常時に安全な状態へ移行する設計である。さらに、インターロックやフールプルーフによって危険な操作や人為的なミスを防ぎ、より高い安全性を実現している。
A. この回では、安全と品質管理について学びました。 安全とは、事故や災害が起こらない状況のことを指しますが、実際には望ましくない事故や災害が起こることがあります。ユニオンカーバイド社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルが漏出した事故では、厳しい経費節減により安全のための装置が働かず、近くに住む住民2500人が犠牲とンりました。倫理に基づき、安全を達成するために重要な観点の一つが、賢い不服従です。これは、盲導犬が、指示通りに動くとユーザーにとって危険である場合、指示に従わず動くのを拒むことです。技術者として指示通りに動くだけではなく、知識をもって考えることが安全につながると考えました。 授業最後のグループワークでは、リコールを未然に防ぐための動きについて考えました。リコールに関わる法律として製造物責任法(PL法:Product Liability:製造物責任)が挙げられます。これは、製造物に欠陥があって消費者に何らかの損害があった場合、その責任は製造物の製造者にあるというものです。一般には、損害賠償を請求する際は被害者が加害者の過失を証明する必要があります。 紅麹コレステヘルプの事案を選び、調査しました。この事案では、健康被害の規模が大きく、わかっている健康被害で2025年7月20日時点で入院572件、通院2330件が確認されています。生産した小林製薬は2024年3月22日に回収命令をし、返金対応をしていますが、衛生管理の徹底や定期的な成分調査により安全性を保つことが必要だと考えました。
A.(1)講義の再話 第5回のテーマは安全管理だった。授業の冒頭で紹介された「賢い不服従」という考え方が印象的だった。これは、上司や組織の指示だからといってそのまま従うのではなく、自分の目で状況を客観的に見極め、安全や倫理を優先して行動することの大切さを表す考え方だ。また、安全管理と聞くと作業中の事故防止だけを思い浮かべがちだが、実際には作業環境を整えることや、働く人の健康管理まで含む幅広い概念なのだと知った。事故やトラブルを未然に防ぐには、設備や機械の管理だけでなく、働く人の心身のコンディションや職場の雰囲気にまで目を配る必要があり、それらを総合的にマネジメントすることこそが技術者の重要な責務なのだと学んだ。 (2)発表の要旨(グループワーク) 役割:調査 グループワークでは、実際に回収対象となった製品とその原因について調べた。調べてみると、ヤマハの一部のバイクにおいて、方向指示器(ウインカー)に不具合が発生する可能性があることが分かり、リコールの対象になっていた。方向指示器が正常に作動しないと、周囲の車両や歩行者に自分の進路を正しく伝えられなくなり、重大な交通事故に発展しかねない。リコール制度は、こうした不具合が見つかった際に被害の拡大を食い止めるための重要な仕組みであり、企業には問題を速やかに公表し、利用者へ周知する責任があるという意見でグループの考えがまとまった。 (3)復習の内容 授業後、製品事故と安全管理の関わりについてさらに調べてみた。ベルキンのワイヤレス充電器がリコールされた事例を取り上げたところ、リチウムイオン電池の部品が異常発熱を起こす可能性があるために回収されていたことが分かった。リチウムイオン電池は便利な反面、異常発熱や発火が起きると重大な事故につながる危険性を秘めている。特に充電中に発火した場合には住宅火災を引き起こす恐れがあり、就寝時に枕元で使っていた場合には人命に関わるような被害が生じることも考えられる。だからこそ企業には製品の安全性を十分に検証する責任があり、利用者の側もリコール情報を積極的にチェックする姿勢が求められると感じた。安全管理は製品を売り出したあとも継続して取り組むべき課題なのだと今回改めて理解した。
A.(1)安全と品質管理、自己と不良品の原因について様々な観点から議論した。 (2)今回のワークショップでは星砂ボトルを例として議論した。上のグラフィカルアブストラクトの写真には誤った写真を載せてしまいました。 (3)事故や不良品が発生する原因は、材料の不具合や機械の不調といった技術的な問題だけではありません。実は、その根っこには「人間の心理」や「組織の圧力」という倫理的な問題が潜んでいることが多くあると考えた。例えば、納期の遅れを防ぐためや、コストを抑えて利益を上げるために、「これくらいなら大丈夫だろう」と安全確認を省略してしまうことがあります。また、小さな異常や不良品に気づいていても、「責められたくない」「波風を立てたくない」という心理から、事実を隠したり報告を後回しにしたりしてしまうことがあるとも考えられた。実際にそのような隠蔽などのニュースを見たことがある。こうした「目先の利益や保身」を「人々の安全」よりも優先してしまう判断こそが、重大な事故や欠陥製品を生む一番の原因になってしまっていると考えられた。「安全と品質を守る行動」は、時に時間や費用がかかり、短期的には「損」に見えるかもしれない。しかし、誤魔化さずに品質を守り抜くことこそが、事故を防ぎ、社会からの確かな信頼を築く唯一の道であり、技術者として求められる倫理観であると考えた。技術者が生み出す製品やシステムは社会の多くの場所で使われているためしっかりと責任を持ち社会のためになるものを技術者として作るべきであると考えた。
A.(1)重大な事故や不良品を防ぐ最後の砦は、技術者の「賢い不服従(正当な反抗)」である。組織が納期やコストのために安全基準の無視やデータのごまかしを強要してきたとき、ただ従うのは技術者としての自殺行為だ。ハインリッヒの法則が示す通り、その小さな妥協が破滅的な大事故を招く。感情的に反発するのではなく、データと工学的根拠(フェイルセーフの重要性など)を武器に、組織の暴走をロジカルに止める。それこそが、プロとして公衆の安全を守る技術者たちのプライドである。 (2)演題としては「リコールを未然に防せごう」を取り上げた。役割は調査を行った。グループ名はリコールで、共同著者は長谷部心紀、木田志門、渡邉翔太郎、鏡遥斗、西川聡である。タカタ製エアバッグの不具合によるトヨタのリコール事例から、品質保証の重要性を検証した。高温多湿な環境下での内部劣化と金属片の飛散という予測困難な不具合に対し、設計段階での見落としが人命を脅かす不祥事へ発展した背景を学んだ。グループでは、リコールを未然に防ぐには、製品が使われるあらゆる極限環境を想定する想像力と、ハインリッヒの法則に基づき、現場の微小な劣化や違和感を決して見過ごさない徹底した管理文化が必要だと結論づけた。 (3)賢い不服従と技術者と安全について調べてまとめた。賢い不服従とは、例を挙げると盲導犬が主人の指示に従うことよりも安全を優先し、危険がある場合にはあえて命令に従わない行動を指す。人間社会では、銀行員が不審な取引を一時停止する判断などがこれに近く、規則や指示よりもリスク回避を優先する合理的判断といえる。 この考え方を経営者と技術者、あるいは顧客と技術者の関係に当てはめると、「指示に従うこと」よりも「事故を防ぐこと」が最上位の価値になる。つまり安全第一とは、上下関係や契約関係を超えて、危険がある場合には専門知識を持つ技術者が止める権限と責任を持つことを意味する。 一方で、「指差呼称」のような安全行動は有効性が分かっていても定着しにくい。理由としては、習慣化の難しさ、作業効率の意識、周囲の無理解、形骸化などがある。しかし、鉄道や航空、原子力施設のように安全文化が強い現場では、ルール化と継続訓練によって高い遵守率を維持している。 つまり安全第一とは、知識として理解するだけでなく、現場で実際に行動として実装されている状態を指す。そのためには「賢い不服従」を許容する組織文化と、日常的な安全行動を根付かせる仕組みの両方が不可欠である。
A.(1)ボパール化学工場事故では、経費削減による設備の故障や保守不足、安全装置の停止が重なり、有毒ガスが漏えいして多くの犠牲者を出した。この事故から、安全対策や設備の点検・保守を軽視すると重大事故につながることを学んだ。また、工学倫理の基本は危険なものを安全に扱うことであり、技術者には専門知識だけでなく、安全を最優先に判断し、「知らなかった」をなくすために日頃から知識の共有やコミュニケーションを徹底する姿勢が求められる。 (2)製品の安全を守るためには、事故が起きてから対応するのではなく、設計段階で危険を予測し、未然に防ぐことが重要である。ISO 9001やPL法は、そのための品質管理と安全確保を求めている。モバイルバッテリーの発火事故のように、身近な製品でも安全設計や試験が不十分だと重大な事故につながる。技術者には、コストや納期よりも消費者の安全を優先し、事故を未然に防ぐ責任がある。 (3)「賢い不服従」とは、盲導犬が主人の命令にそのまま従うのではなく、その行動によって危険が生じると判断したときに、あえて命令を拒否して安全を守る行動のことである。この考え方は技術者にも当てはまる。安全第一とは、上司や顧客の指示よりも安全を優先し、必要なときには「賢い不服従」を実践することである。また、その考えを実際の行動につなげるには、指差呼称のような具体的な安全行動を習慣化することが重要だと考える。
A.産業活動において最も重要なのは「安全第一」の考え方である。事故が発生すると、けがをした本人だけでなく、家族や職場、企業全体にも大きな影響を及ぼし、多くの人が不幸になる。そのため、事故原因としてよく挙げられる「知らなかった」「聞いていなかった」といった状況をなくすことが重要であり、日頃からのコミュニケーションが欠かせない。近年では「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」だけでなく、雑談や相談を通じて気軽に情報共有を行う「ザッソウ」の重要性も指摘されている。一般に化学工場は高温設備や危険な薬品を扱うため事故が多い印象を持たれがちである。しかし実際には、研究開発、製造、輸送、製品管理、廃棄物処理、食品製造などの各分野で厳格な安全管理が行われている。多くの工場では安全を生産性より優先し、労働災害防止のための教育や点検活動を継続している。化学工業は代表的な設備産業であり、液体や気体の原料はタンクやサイロに保管され、配管やコンベヤーによって運搬される。そのため、配管の腐食や損傷による漏えい、計装機器の故障による反応暴走は、火災や爆発などの重大事故につながる危険性を持つ。事故を防ぐためには、設備の巡視、点検、保守を定期的に実施する必要がある。しかし近年は人手不足や維持管理費の増大により、従来の方法だけでは十分な安全確保が難しくなりつつある。この問題を解決するために、技術者はIoTセンサーや通信ネットワークを活用した遠隔監視システム、AIによる異常検知や予知保全技術を積極的に導入する必要があると考える。設備の状態を常時監視し、故障の兆候を早期に発見できれば、事故を未然に防ぐとともに点検作業の効率化も可能となる。また、予算不足を理由に補修を先送りするのではなく、設備の劣化状況を数値化して経営陣へ説明し、安全投資の重要性を理解してもらうことも技術者の重要な役割である。さらに、現場ではバルブやコックからの漏えい確認を徹底し、有毒ガスや危険物の漏出、火災などを発見した場合には速やかに周囲へ大声で知らせることが求められる。食品製造分野では、微生物や化学物質、異物混入のリスクを分析し、温度やpH、加熱時間などの重要管理項目を継続的に監視することで安全性を確保している。このように、安全管理は単なるルールの遵守ではなく、人と設備、情報技術を組み合わせて事故を未然に防ぐ活動である。技術者には、コミュニケーションを大切にしながら新しい技術を活用し、安全で持続可能な生産活動を支える責任がある。そのため常に「安全第一」を意識し、事故ゼロを目指して改善を続ける姿勢が重要である。
A.(1)企業における安全管理体制と職場の安全文化について学んだ。安全第一は単なる標語ではなく、経営層から現場作業者までが共有し、利益や効率よりも安全を最優先する姿勢が重要である。安全衛生委員会や管理監督者、職長、安全担当者がそれぞれの役割を果たし、組織全体で安全を確保する体制が求められる。また、危険予知活動(KY)、リスクアセスメント、ヒヤリハット報告は事故を未然に防ぐための重要な取り組みであり、安全意識を高める役割を担う。さらに、安全管理には身体的な危険だけでなく、健康管理やメンタルヘルスへの配慮も含まれる。法令を守るだけでなく、安全を組織文化として定着させることが重大事故を防ぐ上で重要であると考えられる。 (2)演題:リコールを未然に防ぐために グループ名:今野班 共著者名:今野龍臣、我妻凱陽、宮本優太、?橋風乃明 自分が発表の創作に果たした役割は調査である。リコールが起きやすい製品を調査し、発表がしやすいようにまとめ、ワークショップ課題に取り組んだ。グループでは、リチウムイオン電池内蔵充電器のリコール事案について議論した。列車内での発火事故やスマートフォンの発火事故が起き、公共の場での危険が発生していること、リチウムイオン電池はコンパクトななかに大きなエネルギーが詰まっており、落下や圧迫の衝撃で発火の危険性があることを議論した。便利なことに目を向け過ぎてしまい、危険性を蔑ろにしてしまったことがリコールの原因だと考えられる。 (3)安全管理は事故を防ぐための仕組みだけでなく、企業の信頼や持続的な発展を支える基盤であると考えるようになった。今後は、危険予知活動やリスクアセスメントを実践的に活用し、小さな異常やヒヤリハットを見逃さない姿勢を身に付けたい。また、技術者として専門知識を継続的に学び、安全を最優先に判断・行動できる能力を高めていきたい。
A.第5回の講義においては、安全第一の考え方と品質管理について学んだ。特にボパール化学工場事故では、予算削減による設備保守の不足や安全装置の故障、人員削減による管理体制の弱体化が重なり、大量の有害ガス漏洩事故につながったことを知った。また、事故原因を分析する5Mやヒューマンエラーの分類について学び、事故は単一の原因で起こるのではなく、人・設備・材料・方法・管理の複数要因が関係していることを理解した。 発表ではボパール事故を取り上げ、安全管理の重要性について考察していた。事故当時は経費削減が優先され、安全設備の停止や点検不足が常態化していた。その結果、本来なら防げたはずの事故が発生し、多数の死傷者を出した。この事例から、安全は現場作業者だけの問題ではなく、経営者を含めた組織全体で支えるべきものであると思った。また、日頃から情報共有や設備点検を徹底することが重大事故の予防につながると発考えた。 復習を通じて、安全は利益や生産効率よりも優先されるべき価値であることを再確認した。ヒューマンエラーは無知、未熟、慣れ、思い込みなどによって発生するため、教育や訓練、コミュニケーションを継続することが重要である。また、安全活動は事故防止だけでなく、品質向上や企業の信頼確保にもつながる。技術者は危険なものを安全に扱う専門職であり、その責任は非常に大きい。将来は安全第一の姿勢を常に忘れず、社会から信頼される技術者として行動したい。
A. 講義の再話について、電源装置を踏まえ、最先端の設備には、いつも危険が付きまとう事を学習した。この危険については、組織の健全化によって、直すことが出来る。具体的には、賢い不服従と呼ばれるものであり、間違いであることを、間違いであると指摘することが出来るようになる能力の事である。上司などに忖度せずリスクヘッジできる人間が、健全な組織形成の主力となる。 発表要旨について、今回の発表では、リコールを未然に防ぐ方法について学習成果を発表した。班員は、木村廉太、宮本晃希、志摩勇成、地主葵、齋藤考裕であった。今回の班での役割は、調査であった。具体的に調べた内容としては、リコールされた製品について、星の砂ボトルが何故リコールされてしまったのかについて調べた。これは、アスベストの混入の為であり、これについての対策としては、検査工程の増員や、成分分析など、精度を上げた検査を行うべきであると考えた。 今回の授業の復習の内容について、今回は、安全のために、どのような設備が利用されているかについて調べることを行った。これにより、組織の、安全に対する考え方が見えてくると考えた。具体的な設備名に関しては、フレアスタック、ベントスタック、スチームカーテン、消火栓の四つであり、それぞれの設備において、役割が制定されており、建物の安全設備は、様々な考えのもと製作されているのだと考えることが出来た。特に、消火設備についてはより厳重にされている傾向にあると個人的に考察した。
A. 安全と品質管理、ならびに事故と不良品の原因について学んだ。最新技術の開発や製品の高性能化・低価格化の追求にはリスクが伴いやすく、安易な優先順位の誤りが重大な事故につながるため、「安全第一」の原則を徹底することが極めて重要である。現場においては5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底やヒヤリハット活動を通じ、異常や漏れが小さいうちに早期察知して防止する姿勢が求められる。また、技術者には組織の命令に単に従うだけでなく、自ら思考して不当なリスクを拒絶する「賢い不服従」の実践が必要不可欠である。 グループワークの演題はリコールを未然に防ごう、グループ名は安全第一、共著者は近藤果音、小林明久里、山崎澄香であり、私はデータ管理として参加した。「紅麹コレステヘルプ」の健康被害事例を取り上げ、食品衛生法違反や製品回収命令に至った経緯、受診・入院件数などの被害データを分析した。私はグループ内で集約された被害情報や関連法令などの各種データを整理・管理し、分析の精度を高める役割を果たした。 講義とグループ演習を通じ、製品の安全確保と品質管理の重みについて再確認した。紅麹事例のように、安全管理や原料確認の不備は多数の健康被害を生み、大規模な製品回収や社会的信用の失墜を招く。このような事態を防ぐため、技術者は法令遵守を徹底するとともに、製造過程でのリスクを未然に察知し、安全な素材の使用や徹底した製品管理を日常的に意識することが必要であると感じた。
A.(1)講義内容の再話 今回の講義では、安全と品質管理は製品を安心して使用するために欠かせないものであり、事故や不良品を防ぐためには設計、製造、検査、流通、使用までのすべての段階で品質管理を行う必要があることを学んだ。また、一つの小さな不具合でも重大な事故につながる可能性があり、企業には事故を未然に防ぐための責任があることを理解した。さらに、製品の品質だけでなく、使用者が正しい使い方をすることも安全確保には重要であることを学んだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 私はリチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーについて調べた。モバイルバッテリーはスマートフォンなどを充電するために便利な製品であるが、品質の低い製品や誤った使用方法によって発火や爆発などの事故が発生することがある。事故の原因としては、過充電や過放電、落下などによる衝撃、高温環境での使用や保管、内部の製造不良などが挙げられる。また、安全認証を受けていない安価な製品では品質管理が十分でない場合があり、事故のリスクが高まることも分かった。そのため、安全認証を受けた製品を選び、充電しながら長時間放置しないことや、高温になる場所に置かないことなどが事故防止につながると考えた。 (3)復習の内容 今回の講義と調査を通して、安全と品質管理は企業だけの責任ではなく、利用者自身も正しい知識を持って製品を使用することが重要であると感じた。モバイルバッテリーは日常生活で当たり前のように使われているが、一歩間違えると火災やけがにつながる危険性を持っている。そのため、価格だけで製品を選ぶのではなく、安全認証の有無やメーカーの信頼性を確認することが大切である。また、充電中に異常な発熱や膨らみなどの異変があれば使用を中止し、適切に処分することも事故防止につながると学んだ。今後は、安全性や品質を意識して製品を選び、正しい使用方法を守ることで、自分自身だけでなく周囲の人の安全も守っていきたいと考えた。
A.(1)講義内容の再話 今回の授業では、「安全第一」の重要性について学んだ。安全を最優先に考えることは基本であるが、実際には慣れや油断によって軽視されてしまうことが少なくない。その事例として、カーバイド社の工場事故が取り上げられた。この事故では、工場からイソシアン酸メチルが漏えいし、2,600人以上が死亡、さらに5万人以上が中毒症状を受けるという大規模な被害が発生した。事故の背景には、設備投資が十分に行われず、安全対策が不十分だったことがあった。事故は事前に予測できるものであれば防ぐ努力をすることが重要であり、特に作業に慣れたことによる気の緩みが重大な事故につながることを学んだ。そのため、経験を積んだ後でも安全確認を怠らない姿勢が必要である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 この回のワークショップではペットボトルについて調べた。ペットボトルはラベルレスや潰しやすくする、リサイクルしやすいように凹凸を減らし洗いやすくするなどの工夫がされている。 (3)復習の内容 今回の復習を通して、安全第一は作業を始めたばかりの頃は意識できていても、経験を重ねるにつれて慣れが生じ、安全確認がおろそかになりやすいことを改めて理解した。そのため、どのような状況でも安全を最優先に考えながら作業を行うことが重要である。また、安全対策は知識として理解するだけではなく、日頃から実際の行動に反映させることが最も大切であると感じた。さらに、製品を開発・製造する際には、使用する材料の安全性だけでなく、利用者への影響や耐久性、誤飲などの危険性についても幅広い視点から確認し、十分な検査を行ったうえで市場へ提供することが重要であると考えた。
A.(1) 本講義では、過去の技術開発の歴史を踏まえた安全の本質について学んだ。乾電池には有害物質が入っており、ベトナム戦争の時くらいにすごく電池の開発がされたという歴史がある。その開発において、亜鉛とリチウムを比較すると、リチウムがすごく危険である。本来であれば安全が優先されるべきだが、人の命より性能を上げるのはいけないということが発生してしまうのが、戦争の時である。こうした歴史から、安全第一はとっても大切であると言える。しかし、それは当たり前のことだが忘れてしまうことが多いのが現実である。そもそも安全というのは、災害や事故が起こらないように注意することである。そして、この安全には作業者の健康が深く関わってくる。安全のために正しい知識がないと、安全に作業などを進めたり、道具を使ったりすることはできない。まずは自分の安全を守ることを優先することで、結果的に相手の安全にも気を使えるようになる。何かの作業をする際、人間である以上はミスはあるため、できるだけミスを小さくするというアプローチが必要になる。事故はできるだけ小さいほうがよい。ここで重要となるのがハインリッヒの法則である。ハインリッヒの法則が示すように、重大な問題になる前に、小さいうちになんとかすることが必要である。特に食品メーカーや医薬品メーカーにおいては、清潔なことが大切である。また、工場などで扱われる塩酸などは、窒息する可能性があるため十分に注意しなければならない。 (2) ワークショップ課題では実際あったリコール品とその理由を調べた。食料品の実例として、農産食品「こしあぶら」は基準値超過の放射性セシウム検出、いちごジャムと合い挽き肉生ハンバーグはアレルギー表示なし、ホタテ貝ひもチップスはプラスチック片混入が原因でリコールになっていた。 (3) 盲導犬などの「賢い不服従」について復習した。これは1936年からある概念で、主人の命令でも前方に車などの危険があれば従わずその場にとどまる、主人の安全を最優先にする高度な能力である。あわせて、技術者の安全や製造現場での安全、輸送時の安全、労働の安全、そして排出・廃棄物の安全といった、ミスをできるだけ小さくするために必要な安全の内容に関して考えた。
A. 本講義では、技術開発において性能向上のみを追求することの危険性と、安全第一の重要性について学んだ。安全とはケガの防止だけでなく、健康や環境への配慮も含んでおり、「きまり」を守るだけでなくその妥当性を確認する姿勢が求められる。また、ハインリッヒの法則から、重大事故は日常の小さな異常の積み重ねによって発生することが分かり、ヒヤリ・ハット活動や5Sの徹底が重要であると理解した。さらに、賢い不服従の考え方も安全確保の上で重要であると学んだ。 本発表では、アンカー・ジャパンのリチウム電池内蔵充電器のリコール事例を取り上げた。この問題は、サプライヤーの製造工程における異物混入が原因とされ、内部短絡や異常発熱による発火の危険性があった。この事例から、製品の安全性は設計だけでなく製造工程全体に依存することが分かる。特に外部委託を行う場合でも品質管理の徹底が不可欠であり、問題発覚時には迅速な対応を行うことで被害拡大を防ぐことの重要性を学んだ。 今回の学習を振り返り、安全とは単に事故を防ぐことだけでなく、健康や環境への配慮も含む広い概念であると再認識した。また、「5S」や作業環境・作業管理・健康管理といった基本的な取り組みが、事故防止に大きく関わることが分かった。さらに、賢い不服従の考え方から、ルールに従うだけでなく状況に応じて安全を最優先に判断する重要性も理解した。今後は、小さな異常を見逃さず、日頃から安全意識を持って行動する姿勢を大切にしたい。
A. 本講義では、ユニオンカーバイト社の殺虫剤の事故について触れた。ユニオンカーバイト社の事故、ボパール殺虫剤事故は、インドで発生した化学災害であり、ユニオンカーバイト社の農薬工場から有毒なメチルイソシアネート、通称MICが大量に漏出し、数千人が即死、数十万人が中毒や長期的健康被害を受けた。事故の原因は設備の管理不備や安全対策の欠如とされており、企業責任や補償、環境や公衆衛生の問題が国際的に議論されるきっかけとなる事故となった。この自己で得られる教訓は、安全第一であるということである。日本でも、昔は生産第一、品質第二、安全第三出会ったが、世界の流れとともに、安全第一、品質第二、生産第三に変わっていった。 本講義のワークショップでは、リコールを未然に防ぐために、製品の安全と品質保証についてインターネットを使って調査を行った。私たちのグループでは、リチウムイオン電池内蔵充電器について調査を行った。リチウムイオン電池は、液漏れなどによる電車内での発火事故が起こっていることが調査によって分かった。 復習では、前回講義内容の再話を行った。 前回講義では、水俣病について触れた。水俣病は1950年代に熊本県水俣市で確認された公害病で、化学工場のチッソの排水に含まれたメチル水銀が海や河川に蓄積し、魚介類を通じて住民が中毒症状を発症した。主な症状は手足のしびれ、運動失調、言語障害、視野狭窄、聴力低下などの中枢神経障害で、胎児性の発症もあり多くの重度障害者と死者を出した。大企業の圧力と政府の圧力で、被害が拡大したため、企業と国の責任、補償問題となり、公害対策や環境保護の象徴となる事件となったことを復習によって再確認することができた。
A.
A.(1)安全と品質管理の重要性について、技術者には「賢い不服従」が求められ、上司の命令であっても安全性に問題があると判断した場合は、従うだけでなく意見を述べる姿勢が必要である。また、インド・ボパール殺虫剤工場事故では設備の老朽化を放置したことが大規模なガス漏れ事故につながった。このような事故を防ぐためには、安全第一の考え方と5S活動を徹底することが重要である。 (2)「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-」というテーマについて、伊藤葵、石曽根萌音、三浦夢衣、多治見真帆、菊地真結で考えた。リコール制度について調査し、事例としてマルハニチロの冷凍食品への農薬(マラチオン)混入事件を取り上げた。この事件では、消費者の安全を守るために640万個以上の商品が自主回収された。リコールは企業に大きな損失をもたらす一方で、被害の拡大を防ぎ、消費者の安全や企業への信頼を守るために欠かせない仕組みであるとまとめた。 (3)ボパール事故やリコールの事例から、事故は設備の不備だけでなく、人の判断や組織の安全意識の不足によっても発生することが分かった。5Sのような基本的な取り組みを継続することは、小さな異常を早期に発見し、大きな事故を防ぐことにつながると考えた。将来技術者として働く際には、利益や効率だけでなく、安全を最優先に考え、疑問があれば声を上げられる姿勢を大切にしたい。また、そのような環境づくりをすることも心掛けたい。
A.
A.(1) 技術者として働く上で最も重要なのは、「安全第一」の考え方である。優れた技術や高い生産性も、人命や健康を損なっては意味がない。ポパール事件や雪印乳業食中毒事件は、小さな異常や安全上の問題を放置した結果、大きな被害につながった事例である。また、ハインリッヒの法則が示すように、重大事故の背景には多くのヒヤリハットが存在するため、小さな問題の段階で対処することが重要である。さらに、上司や組織の指示であっても危険だと感じた場合には声を上げる「賢い不服従」の姿勢も必要である。加えて、安全マニュアルの整備や日常的な点検を徹底し、事故を未然に防ぐ仕組みづくりも重要である。技術者には、利益や効率だけでなく、安全と社会的責任を最優先に考えて行動することが求められる。 (2) 消費者庁のリコールサイトから、特にまずいと思う事例としてアンカージャパンのリチウムイオン電池内蔵充電器を選んだ。このリコール事例は、品質保証の重要性を示す代表的な事例である。この製品は、セル製造を委託していたサプライヤーの製造工程で異物が混入した可能性があり、内部短絡による発火のおそれがあるとしてリコールが実施された。リチウムイオン電池は高いエネルギー密度を持つ一方で、わずかな異物混入でも発熱や発火につながる危険性がある。そのため、原材料の受入検査だけでなく、製造工程全体を通じた品質管理やサプライヤー管理が不可欠である。この事例から、品質保証は自社製造工程だけでなく、部品供給元を含めたサプライチェーン全体で取り組む必要があることを学んだ。リコールを未然に防ぐためには、異常の早期発見と継続的な品質改善が重要である。 (3)賢い不服従行うべきだった事例についてさらに調査した。賢い不服従とは、上司や組織の指示であっても、安全や公共の利益を損なう場合には専門家として異議を唱える行動である。例としてチェルノブイリ原子力発電所事故が挙げられる。事故当時は安全規則に反する運転試験が進められ、危険な状態が見過ごされた。もし現場の技術者や管理者が規則違反に対して強く反対し、試験の中止を求めていれば被害を軽減できた可能性がある。この事例は、組織の圧力に従うだけでなく、安全を最優先に判断し行動することの重要性を示している。
A.(1)講義では、事故や不良品は単なる作業ミスだけでなく、組織の管理体制や安全意識の不足によって発生する場合が多いことを学んだ。品質管理とは、製品の品質を一定に保つだけでなく、利用者の安全を確保するための重要な取り組みである。また、設備の点検や保守を定期的に実施し、異常を早期に発見することが重大事故の防止につながることも理解した。技術者には、安全を最優先に考え、品質を維持するために責任ある行動を取ることが求められると学んだ。 (2)ワークショップでは、「賢い不服従-技術者と安全-」について議論した。上司や組織からの指示であっても、安全性に問題があると判断した場合には、そのまま従うのではなく、理由を説明して改善を提案することが重要であるという意見が出た。一方で、感情的に反対するのではなく、データや根拠を示して冷静に話し合うことが信頼関係の維持にもつながることを学んだ。安全を守るためには、勇気を持って適切に意見を述べる姿勢が技術者には必要であるという結論になった。 (3)前回の講義では、環境保全や資源問題について学び、技術の発展と環境への配慮を両立させることが技術者の責任であると理解した。また、新しい技術を導入する際には、安全性や環境への影響を十分に評価した上で運用することが重要であることも学んだ。今回の安全と品質管理の内容は、その考え方を製品や設備の安全管理に応用するものであり、事故を未然に防ぐためには日頃から責任感を持って行動することが大切であると感じた。
A.(1) 本講義では、製品の開発・製造における安全確保と品質管理の重要性について学んだ。乾電池の性能向上と液漏れ防止(水銀使用の有無)に見られるように、技術の進歩とリスクはとなり合わせであり、事故を防ぐには生産性よりも安全第一の徹底が重要である。1件の重大事故の背景には多数の軽微な事故やヒヤリハットが存在するというハインリッヒの法則を踏まえ、製造現場から輸送・品質保証に至るまで、安全設備や指示を正しく理解し守る姿勢が不可欠であると学んだ。 (2) グループワークでは、水迫畜産の「黒毛和牛入り合挽きハンバーグ」における食品表示法違反事例を取り上げて発表した。本件では原材料にパン粉を使用していたにもかかわらず、「小麦」のアレルギー表示が欠落したまま2500パック以上が販売された。この不祥事は、小麦アレルゲンを持つ消費者の健康や命に直結する重大なリスクを引き起こしていた。品質管理の怠慢や表示確認の欠如がいかに深刻な事故・不良品問題につながるかを示し、現場での徹底した確認体制と管理意識の重要性を提示した。 (3) 授業と発表を通じて、安全と品質の管理は事業や製品の根幹を支える倫理的責務だと再認識した。食品のアレルギー表示漏れや製品の事故放電のように、人間の小さな不注意やルールの軽視が消費者へ大きな危害を与えてしまう可能性が多くあった。自らの安全を守れない者は他者の安全も守れないという意識を持ち、ハインリッヒの法則が示す前兆を見逃さない予防的アプローチが必要である。将来技術者として現場に立つ際も、最優先すべきは安全であることを胸に刻み、誠実な品質管理を追求していきたい。
A.[講義の再話] 「安全第一」とは、上司や顧客の指示よりも、安全を優先する考え方である。この考えを理解する上で重要なのが、盲導犬の「賢い不服従」である。盲導犬は通常、利用者の命令に従う。しかし、前方に車が来ているなど危険がある場合には、「進め」という命令に従わず停止する。これは単なる反抗ではなく、「命を守る」という本来の目的を優先した行動である。 安全対策は「頭で理解する」だけでは不十分である。代表例が「指差呼称」である。指差呼称は、対象を指差し声に出して確認する方法で、確認ミス防止に効果がある。しかし実際には、「恥ずかしい」「面倒」「急いでいる」などの理由で徹底されにくい。 [発表の要旨] まずいと思う事案として、「モバイルバッテリー」を選んだ。選んだ理由は、近年モバイルバッテリーの発火の事件や、飛行機に搭乗する際の持ち込み禁止などのニュースが飛び交っているからだ。 調べてみると、良く知られているAnkerのモバイルバッテリーも、異物混入による発火の恐れによりリコールとなっていた。 バッテリー本体の製造を外部のサプライヤーに依存しており、その製造工程や品質管理の細部異物対策などを十分把握していなかったことや目視検査では確認できないレベルの微細な金属粉や、内部に混入した導電性物質が、充放電の熱や振動で内部短絡を引き起こす可能性を過小評価したが原因だと考える。設計・プロセスでの工夫や検査工程の徹底、品質管理体制の強化をすることが、モバイルバッテリーの安全性向上を図り、リコールリスクを最小限に抑えることが可能になると考えられる。 [復習の内容] 「安全第一」とは単なる標語ではなく、危険を感じた時に命令や利益より安全を優先する行動原則である。そして、そのためには「賢い不服従」を実行できる勇気と組織文化が重要である。
A.?本講義では、工学倫理の基本である安全と品質管理について扱われた。技術者には「危険なものを安全に使いこなす仕事」という自覚と、高い倫理性が求められる。生産性や利益よりも「安全第一」を最優先とし、次いで品質第二、生産第三という優先順位の確立が重要である。インドのボパール化学工場事故の事例では、経費削減による整備不良や安全装置の不全が甚大な被害を引き起こしたことが示され、装置の有無だけでなく運用や教育の徹底が不可欠であると説く。また、人はミスをするという前提に立ち、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)やヒヤリハット活動、日頃のコミュニケーションを通じて事故を防ぐ姿勢が重視される。技術者・製造者から受益者、廃棄に至るまで、すべての工程で安全を最優先する管理が必要となる。 ?「リコールを未然に防ごう-製品の安全と品質保証-」という演題に対して、グループ(安全第一)の山崎浬香さん、梅澤耀さん、近藤果音さん、福田実袖さんと共に議論した。私は、調査を行った。私たちの班では、消費者庁のリコール情報の中から、小林製薬の紅麹サプリメント回収事件を取り上げる。本件は健康食品により腎疾患などの健康被害が報告され、死亡例も疑われた重大事案である。サプリメントは安全という認識が強く、日常的・長期的に摂取されるため社会的影響が大きい点で特に問題だと感じた。原因は発酵過程で生じた未知の有害物質とされ、天然由来への過信や既知物質中心の検査体制、健康食品規制の緩さが予見を難しくしたと考えられる。技術者としては網羅的成分分析、発酵条件の厳格管理、長期毒性評価や迅速な情報公開体制を整え、未知リスクを前提とした品質管理が必要である。 ?本講義を通じて、「安全第一」が単なる標語ではなく、生産や利益に先立つ倫理的絶対条件であることを再認識した。ボパール化学工場の事例は、経費削減や安全装置の不全だけでなく、現場での運用徹底や安全教育の不足が人命に関わる壊滅的被害をもたらすことを示している。この問題を発展させて考えると、技術者には「システムやマニュアルに依存する姿勢」を脱却し、人は必ずミスを犯すという前提に立った予防的思考が求められる。指示に盲従せず現場の異常を自ら判断・回避する「賢い不服従」や、5S・ヒヤリハット活動を徹底する文化は、重大事故を防ぐ最大の防壁となる。研究・製造から廃棄に至る全工程において、「危険なものを安全に使いこなしている」という強い自覚を持ち、利益優先の圧力に抗してでも安全と社会の信頼を優先できる、自律した技術者としての倫理観を磨いていきたい。
A.(1)「安全第一」という言葉は、ただのスローガンではなく、人の命を守るための姿勢そのものだと学んだ。最先端技術は魅力的だが、同時に大きな危険をもつ。インド・ボパール殺虫剤工場事故のように、問題を小さなうちに見逃すと、取り返しのつかない被害を生むこともある。技術者は、命令に従うだけでなく、危険を感じたら立ち止まる勇気を持つべきだ。安全を守るのは、知識と判断力を持つ私たち自身なのだ。 (2) 私たちのグループは、ヤマハ「TENERE700」の方向指示器不具合を例に、製品の安全と品質保証について議論した。方向指示器が適切に作動しない問題は、交通事故につながる重大なリスクであり、本来は設計段階や耐久試験で発見されるべきだった。リコールを未然に防ぐには、技術者が安全性をQCDと同等以上に重視し、異常の兆候を見逃さず改善を提案する姿勢が不可欠である。小さな不具合でも「事故につながる可能性」を想定し、早期に対策を講じることが、社会の信頼を守る鍵であると結論づけた。 (3) 授業で「危険を感じたら立ち止まる勇気」が必要だと学んだが、リコール問題はまさにその実践だと感じた。バイクの方向指示器不具合は小さな異常でも事故につながる。私は、技術者は“異常を見逃さない感性”と“安全を最優先する価値観”を持つべきだと思う。たとえ納期やコストが厳しいとなっても、不具合を放置しない姿勢が社会の信頼を守ると考える。
A.(1)講義内容の再話 本講義では安全と品質管理-事故と不良品の原因-について、徹底的な予算削減や人件費カット、保守点検の不備、故障の放置が重なり、有毒ガス(イソシアン酸メチル)が流出して甚大な被害をもたらした典型例であるインド・ボパール殺虫剤事故や原料(脱脂粉乳)の取り扱いや公表の遅れから企業倫理・技術者倫理が厳しく問われ、結果として牛乳部門の分離や他企業との統合へつながった雪印乳業食中毒事件などに焦点を当てて思案した。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、消費者庁のリコール情報サイトに載っているものについて調べ、リコールを未然に防ぐためにはどうすればよいかについて協議した。協議より、基準値を超えるセシウムが検出されたものやアレルギー表記の不足、プラスチック混入などがあげられ、企画・設計段階から出荷・運用に至るまで、製品ライフサイクル全体で品質と安全性を担保する仕組みを構築することが重要であるとした。 (3)復習 工学倫理の「安全第一」を基本に、5M(人的・設備的・素材的・作業的・管理的要因)の管理やなぜ行うかの教育で不具合とヒューマンエラーを防ぐことが重要である。FMEAによる設計段階のリスク排除、ポカヨケの導入、トレーサビリティの確保に加え、ハインリッヒの法則に基づき現場のヒヤリハットを隠さず共有・改善する風土を築くことで、事故や不具合の芽を早期に摘み、リコールを未然に防ぐ。
A.(1)講義内容の再話 安全第一の観点から、作業環境・作業・健康の管理が不可欠である。ハインリッヒの法則が示すように1件の重傷事故の背景には多数の軽傷や無傷事故が存在するため、5Sや5M(Man, Machine, Material, Method, Management)の視点からヒヤリハットの段階でリスクを対策することが重要である。また指示に従う危険を回避する「賢い不服従」や、雪印乳業事件のような事例を通じ、品質保証と製品リコールの迅速な対応が求められる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題「リコールを未然に防ごう」、グループ名「電気シェーバー」、共著者(神山結菜、石井響、小野絵里花、田中心優)、私の役割「Writing - original draft」。本演習ではパナソニック製電気シェーバーのUSBケーブル発熱・発煙によるリコール事例を分析した。濡れた手での使用や高温多湿といった実際の使用環境を想定した試験の不足を原因として挙げ、自動停止機能の追加や迅速な情報共有の重要性について議論した。 (3)復習の内容 日常生活で使われる身近な製品であっても、わずかな設計不備や不調が火災などの重大事故へ発展する危険性を確認した。製品の安全性を担保するためには、耐久試験や多様な環境下での動作検証を徹底し、異常を察知した際には迅速にリコール等の是正措置を講じることが不可欠である。ユーザーの安全を最優先に考え、不具合の芽を早期に摘み取る設計・管理態勢を築くことの大切さを再認識した。
A.(1) 「賢い不服従(Intelligent Disobedience)」とは、権威者(上司やリーダー)からの指示や命令に従うことが、結果的に重大な危険や倫理的違反、あるいは不利益をもたらす場合に、意図的かつ合理的にその命令に背くことを指す概念だ。 この言葉は、もともと盲導犬の訓練から生まれた。盲導犬は飼い主の指示に忠実に従うよう訓練されているが、たとえば飼い主が「進め」と命じても、目の前に車が迫っていたり、工事現場の深い穴があったりする場合は、飼い主の命を守るためにあえて命令を無視し、絶対に動かないよう教え込まれる。 「命令に従うこと」よりも「主人の安全を守ること」という上位の目的を優先するこの行動が、「賢い不服従」の原点だ。 上司の命令や組織のルールに盲目的に従うことは、時に致命的な大惨事や企業の不祥事を引き起こす。 ビジネスや医療、航空などの複雑なシステムにおいては、指示を出すトップよりも、最前線にいる現場の担当者の方が「今起きているリアルなリスク」を正確に把握していることが多い。そのため、「この指示通りに動けば必ず破綻する」と気づいた現場の人間が、同調圧力に屈せず勇気を持って「No」を突きつけ、組織を破滅から救うスキルとして近年強く注目されている。 (2) 製品の欠陥は、設計・開発の上流で発見できれば修正コストは低く済む。しかし、市場に出てから発覚すると、回収費用、損害賠償、ブランドイメージの低下など、被害が雪だるま式に膨れ上がる。 品質管理の世界には「1:10:100の法則」という考え方がある。開発・設計段階で1のコストで直せる問題が、製造段階では10のコストになり、市場に流出した後では100のコスト(あるいはそれ以上)になるというものだ。「起きてから対処する」のではなく「起きないシステムを作る」ことが経営の生命線になる。 (3) 1984年12月にインドのマディヤ・プラデーシュ州で発生した「ボパール化学工場事故」のことだ。死者数千人、被災者数十万人を出した歴史上最悪の産業事故(化学災害)として知られている。 アメリカの化学メーカー「ユニオンカーバイド社(Union Carbide)」のインド子会社が運営する農薬工場から、殺虫剤「セビン」の原料である猛毒のイソシアン酸メチル(MIC)が大量に市街地へ漏出し、甚大な被害をもたらした。 これまでに話題に上がった「チャレンジャー号事故」や「水俣病」と共通する、極端なコスト削減と安全軽視(フェールセーフの崩壊)が引き起こした典型的な人災である。
A.安全と品質管理を怠った例として挙げられるのが、1984年にインド・ボパールで発生したユニオンカーバイト社の化学工場事故で、技術者倫理と安全管理の重要性を示す世界最大級の化学災害である。殺虫剤「セビン」の原料である猛毒のイソシアン酸メチル(MIC)が大量に漏洩し、周辺住民数千人が死亡、多くの人々が健康被害を受けた。事故の背景には、経費削減を最優先した企業経営があった。設備の老朽化や配管・バルブの故障は放置され、人員削減によって経験の浅い作業員が配置されていた。さらに、ガス漏れを検知するセンサーや冷却装置、ガスを無害化するスクラバー、焼却設備であるフレアタワーなど、安全装置の多くが故障や停止状態にあり、最後の手段であるウォーターカーテンも十分な効果を発揮できなかった。その結果、漏れ出した有毒ガスは周辺地域へ広がり、多くの命が失われた。この事故は、利益やコスト削減を安全より優先したことが重大事故につながることを示している。技術者には専門知識だけでなく、高い倫理観と安全を守る責任が求められる。工学倫理とは、危険なものを安全に扱うための知識と判断力を持ち、人命を最優先に考える姿勢である。また、日頃から点検・保守・整備を確実に実施し、ヒヤリハット活動や危険予知活動、5S活動などを通じて事故を未然に防ぐ必要がある。さらに、安全管理では5M(人・設備・材料・作業方法・管理)の視点から原因を分析し、ヒューマンエラーや設備不良を防ぐことが求められる。 ワークショップ課題では、消費者庁のHPから世の中のリコール事例を調べ話し合った。ここでは技術者が安全管理を怠ったために発生した事例であり、モバイルバッテリーの発火などが挙げられる。 技術者として賢い不服従などを身につけておく必要がある他、消費者としては購入製品が本当に安全が担保されているのか、技適マークはあるのかなどを確かめる必要性がある。
A.今回の講義では、品質管理による安全面への配慮や、事故と不良品への対応について学んだ。今回取り上げる事例はボパール事事故とリチウムイオン電池誕生への影響である。1984年にインドのボパールにある農薬工場で、猛毒であるイソシアン酸メチルが大量に漏洩する事故が発生してしまうことがあった。この工場ではアメリカの企業の経営が悪化していて、それに伴って予算の削減が進められてしまい、設備の修理や保守が後回しにされていた。そのため、センサーや冷却装置、スクラバー、フレアタワーなどの重要な安全設備が正しく機能することが出来ず、イソシアン酸メチルが水と反応し、急激に温度や圧力が高まって知った結果、大量の有毒ガスが市街地へと放出された。事故が起こった直後だけで数千人が死亡し、その後も多くの住民が健康被害に苦しむことになってしまった。この事故は世界最悪級の化学工場事故として知られるようになった。この事故により、コスト削減が安全を犠牲にすると莫大な被害を招くことの例として世界中に示すこととなった。そのため企業側に当たるもの達は、利益の追求だけではなく、設備の保全や人材の育成、危険物管理や周辺住民の安全の確保など、コストを削ってはいけない場面でのコストカットをしないようにすることが大切であると考えた。一方で当時の日本では、二次電池の製造に力を入れていた。当時主流だった金属リチウム電池はエネルギー密度が高い半面、多くの危険性を持っていた。そこでこの事件が発生したため、安全確認を再度行い、その結果としてリチウムイオン電池の開発に成功することになった。したがってたとえよくないものの事故からも学ぶことは沢山あるため、広い視野を持ち、自分の成長の糧にすることが大切なのであると考えた。
A.
A. 品質管理では、事故や不良を未然に防ぎ、安全性を確保することが重要である。製品は性能だけでなく、安全に使用できることが求められるため、設計段階からさまざまな条件を想定した対策が必要となる。特にロバスト設計は、環境や使用条件の変化に強い製品づくりに役立つ。また、バスタブ曲線を活用することで故障の特徴を把握し、適切な保全や検査につなげることができる。さらに、安全や倫理を守るためには「賢い不服従」の考え方も重要であり、問題を発見した際には出荷停止などの適切な判断を行う責任があることを学んだ。 ワークショップでは、アンカー・ジャパンのリチウム電池内蔵充電器のリコール事案について学んだ。原因は、委託先サプライヤーの製造工程で異物が混入し、内部短絡による発火の危険が生じた可能性である。充電器は日常的に使用されるため、発火事故は火災や人的被害につながる恐れがある。異物混入は微細で発見が難しく、外部委託により製造工程を完全に把握できなかったことも要因と考えられる。再発防止には、サプライヤー監査の強化や高度な検査技術の導入、安全設計の充実など、多面的な品質管理が重要であることを学んだ。 品質管理では、事故や不良を未然に防ぎ、安全性を確保することが重要である。ロバスト設計やバスタブ曲線を活用することで故障や事故の発生を減らし、安全な製品づくりにつなげることができる。また、問題を発見した際には「賢い不服従」の考え方に基づき、安全を優先して行動する姿勢が求められる。アンカー・ジャパンの充電器リコール事案では、異物混入による発火リスクが発生したことから、品質管理の重要性が示された。再発防止には検査体制やサプライヤー監査の強化、安全設計の充実が必要であり、組織全体で安全と品質を守ることが重要であると学んだ。
A.(1)講義では、電池技術における安全性や事故のリスク管理について考えられてた。リチウム電池は亜鉛に比べて危険性が高く、セパレータの薄型化に伴う技術的課題が伴う。歴史的事例として、1991年のソニーエナジーテックによるリチウム電池開発や、建物の老朽化と誤作動に起因するインド・ボパール殺虫剤漏出事故が取り上げられた。また、災害や事故を防ぐための考え方として、危険を自ら判断して回避する「賢い不服従」をはじめ、徹底すべき「5S」や、多数の軽微な兆候の背後に重大事故が潜むことを示す「ハインリッヒの法則」が解説された。 (2)ワークショップでは、リコールされた商品としてfinal製のワイヤレスイヤホン「TWS03R」に関する事例が取り上げた。この製品では発煙や発火の事象が発生したことを受け、2024年12月16日から対応が開始されたことが調べられた。製品事故における企業の責任や安全対策の重要性について考察された。 (3)賢い不服従について調べた。「賢い不服従」とは、組織の指示やルールに機械的に従うのではなく、安全や倫理に反すると判断した際に命令を拒否・修正する判断力を指す。技術現場では、納期やコスト、組織の圧力により、安全性を脅かす指示が出されることがある。しかし、技術者の最優先事項は社会と人々の安全を守ることである。そのため技術者には、専門知識とデータに基づき危険を察知した際、組織の決定に異を唱える「賢い不服従」の実践が求められる。単なる反抗ではなく、安全確保と代替策の提示を伴う主体的な姿勢こそが、事故を防ぎ社会の信頼に応えるプロの責任であると考える。
A.(1)現場では安全第一を第一優先として作業が行われている。安全第一とは望まない事故が起きない状態を指す。実際に起こった過去の事例から安全について考える。アメリカの化学大手ユニオンカーバイドとの合弁会社ソニーエバレティ株式会社が設立された。当時のソニーは自社で電池を製造したいと考えていたが、電池製造のノウハウがなかった。そのため、乾電池の有名ブランド「エバレティ」を展開していたユニオンカーバイドと手を組むことにしたのである。インドのボパールにあるユニオンカーバイド社の殺虫剤工場から猛毒のイソシアン酸メチルガスが漏洩した。この事故によってユニオンカーバイドは巨額の損害賠償を負い、世界的に批判を浴びて財務が悪化した。そのため、ソニー本社が株を買い合弁を解消し、ソニーエナジーテックとして電池開発に取り掛かった。 (2)リコール商品について調べた。農産食品こしあぶらからは基準値を超える放射性セシウムが検出された。いちごジャムや合いびき肉生ハンバーグはアレルギー表示の欠落があり、リコール対象となった。 (3)賢い不服従とは、危険や不利益を避けるために指示や命令にあえて従わないという判断を下すことである。 安全第一を守るために指差呼称が推奨されている。指差呼称とは、対象物を指で示しながら声に出して確認することでヒューマンエラーを防ぐ方法の一つで、浸透しない理由には、 ①毎日行っていると効果が感じにくく意味がないと思われる ②はずかしい ③面倒であると思われている 海外では、路面電車の誤進入を防ぐために指差呼称が使われていた。2017年に指差呼称を導入したところ2016年に比べて信号違反が38%減少し、2018年、2019年、2020年と続いてそれぞれ33%、26%、42%と信号違反が減少したという結果が出た。
A.(1)講義内容の再話 本講義では、「安全」と「品質管理」を中心に、事故や不良品がどのようにして発生するのか、またそれを防ぐために技術者に何が求められるのかについて学んだ。まず電池を例に、亜鉛や二酸化マンガンなどの化学反応によって電気が生まれる仕組みが説明され、身近な製品にも高度な技術が使われていることが理解できた。一方で、電池には自己放電や発熱、発火といった危険性があり、過去にはユニオンカーバイド社の事故のように有害ガスが拡散する重大事故も発生している。このように技術は便利さと危険性を同時に持つため、安全対策が不可欠であると強調された。安全対策としては「見える化」が重要であり、危険箇所を分かりやすくすることで異常の早期発見につながる。また、「ヒヤリハット」の記録も重要であり、小さな異変を見逃さないことで大事故を未然に防ぐことができる。さらに、安全は単なる技術の問題ではなく倫理の問題でもあり、生産効率よりも安全を優先する姿勢が求められる。「おかしい」と感じたときには上司の指示であっても従わない「かしこい不服従」という考え方も重要であると学んだ。具体的な安全管理としては、作業環境を整える「環境管理」、手順を守る「作業管理」、健康を維持する「健康管理」の三つが挙げられ、これらを総合的に行う必要があると理解した。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、リチウム電池を内蔵した電子機器における事故や不良品の原因について考察した。発表では、リコールが発生した事例を取り上げ、発火事故の原因として製品内部の構造や製造工程の問題に注目した。特に、電池セルを製造するサプライヤーの工程において異物が混入した可能性が指摘されており、品質管理の不十分さが重大な事故につながったと考えられる。また、リチウム電池は高性能である一方、取り扱いを誤ると発熱や発火のリスクが高いため、設計段階から安全性を十分に検討する必要があると述べた。さらに、製品の安全性は一企業だけでなく、部品供給を含む全体の工程で確保されるべきであり、サプライチェーン全体での品質管理の重要性が強調された。この課題を通して、事故の原因は一つではなく、複数の要因が重なって発生すること、そしてその予防には細かな確認と情報共有が不可欠であると結論づけた。 (3)復習の内容 復習を通して、安全と品質管理は技術者にとって最も重要な責任の一つであると再認識した。特に印象に残ったのは、重大事故は突然起こるものではなく、小さなミスや見逃しの積み重ねによって発生するという点である。そのため、「ヒヤリハット」の段階で問題に気づき、対処することが重要であると感じた。また、効率やコストを優先するあまり安全対策が軽視されると、大きな被害を招く可能性があるため、常に安全を最優先に判断する必要があると理解した。さらに、「かしこい不服従」という考え方は非常に重要であり、単に指示に従うのではなく、自分で考えて危険を回避する行動が求められると感じた。今後は、自分が技術者として関わる場面において、安全性と品質の確保を最優先に考え、知識と責任を持って行動していきたいと考えた。
A.①講義内容の再話 講義では、安全と品質管理の関係を「事故と不良品の原因」という視点から体系的に学んだ。品質管理は単に製品の出来栄えを保証するだけでなく、事故を未然に防ぐための科学的・組織的な取り組みであることが強調された。特に、ヒューマンエラー・設計不備・工程管理の欠陥などが事故や不良品の主な要因となることを分析し、技術者はそれらを予測・防止する仕組みを構築する責任を負うと説明された。講義では、PDCAサイクルやFMEA(故障モード影響解析)などの手法を用いて、リスクを定量的に評価し改善する重要性を学んだ。また、品質保証は単なる検査ではなく、顧客の信頼を設計する活動であり、安全管理と一体化して初めて社会的責任を果たすことができると理解した。 ②ワークショップ課題の発表要旨 発表では、「事故の原因分析と再発防止」をテーマに、過去の製造現場での不良品発生事例をもとに議論した。設計段階でのリスク予測の不足や、作業手順の曖昧さが事故を誘発する要因であると指摘し、現場教育と情報共有の重要性を強調した。特に、品質管理を「人・設備・方法・材料」の総合最適化として捉え、技術者が現場の声を反映させる仕組みづくりが安全確保につながるとまとめた。 ③復習の内容 復習では、安全と品質管理の目的を「信頼の維持」と「事故の未然防止」に整理した。品質不良は単なる技術的問題ではなく、組織文化や倫理意識の欠如から生じることを再確認した。技術者はデータ分析や標準化を通じて再発防止策を講じるとともに、現場の安全意識を高める教育的役割も担う。品質管理は製品の安全性だけでなく、社会全体の安心を支える活動であると学んだ。
A.今回の講義では、「安全と品質管理―事故と不良品の原因―」について学んだ。講義では、安全を確保するためには設備や製品の品質管理だけでなく、技術者一人ひとりの意識や行動も重要であることが説明された。特に「賢い不服従」という考え方が印象に残った。これは、安全を守るために必要であれば上司や顧客の指示であっても従わない判断をすることであり、技術者には「安全第一」の姿勢が求められる。また、指差呼称は事故防止に有効な方法であるが、慣れや恥ずかしさから省略されやすい。しかし、鉄道現場などでは習慣化されており、ヒューマンエラーの防止に大きく役立っていることを学んだ。 ワークショップでは、「リコールを未然に防ぐにはどうすればよいか」をテーマに議論した。リコールは製品の欠陥や安全上の問題が発覚した際に行われるが、社会的信用の低下や多額の費用負担につながるため、発生前の予防が重要であると考えた。私は、設計段階から安全率を十分に確保し、通常の使用条件だけでなく過酷な条件での試験を行うことが必要であると発表した。また、製品を市場に出した後も利用状況や不具合情報を継続的に収集し、異常の兆候を早期に発見することが重要であると考えた。さらに、現場の声を共有しやすい組織づくりや、問題を隠さず報告できる環境を整えることもリコール防止につながると感じた。 復習では、化学プラントや製品の安全管理について理解を深めた。化学プラントには槽塔類や配管、ポンプなど多くの設備が存在し、その多くが高度経済成長期に建設されたため老朽化が進んでいる。特に配管の腐食や減肉は漏えいや事故につながる危険があり、定期的な点検や保守が欠かせない。設備管理には三現主義を大切にしながら、センサーやAIを活用した遠隔監視によって効率化を図ることも重要であると学んだ。また、防食塗装や配管交換などの対策には大きな費用がかかるが、事故が発生した場合の損失を考えると予防保全の価値は大きいと感じた。さらに、安全性を高めるための考え方として、信頼性、バックアップ、フェイルセーフ、インターロック、フールプルーフについて学んだ。これらは異常時でも安全を確保し、誤操作や設備故障による事故を防ぐための重要な仕組みである。化学プラントでは計装によって温度や圧力を管理し、安全弁やフレアスタックによって事故を防いでいる。しかし、これらの設備も保守が不十分であれば本来の機能を発揮できず、大事故につながる可能性がある。そのため、技術者には設備に関する知識を継続的に学び、安全管理能力を高める姿勢が求められると感じた。また、リコール制度についても学んだ。食品は食品衛生法、医薬品は薬機法、自動車は道路運送車両法など、それぞれの法律に基づいて回収や報告が義務付けられている。消費者庁の事例では、リチウムイオン電池を使用した製品の発火事故が多く報告されており、身近な製品でも重大な危険が潜んでいることを知った。こうした事故を防ぐためには、設計段階での十分な安全評価や出荷後の継続的な監視が必要である。今回の講義を通して、安全と品質は企業活動の基盤であり、技術者には事故を未然に防ぐための知識と責任感が不可欠であることを学んだ。
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A.(1)今回の講義では、技術者倫理の基本となる「安全第一」の考え方について学んだ。技術者は、生産効率や利益を優先するのではなく、安全を最優先に判断し行動する責任があることを理解した。どれほど生産能率を高められる技術であっても、安全性が確保されていなければ社会に提供してはならないという考え方が重要である。また、「賢い不服従」という考え方についても学び、上司や組織の指示であっても、安全を損なう可能性がある場合には従うのではなく、根拠を持って異議を唱えることが技術者として必要な姿勢であることを理解した。さらに、インド・ボパール殺虫剤工場事故を事例として学び、安全管理の不備やコスト削減による設備管理の不足が大規模な化学事故につながり、多くの人命が失われたことから、安全管理と倫理の重要性を改めて認識した。 (2)ワークショップでは、リコール制度と関連する法律について発表した。リコールに関係する法律として、製造物責任法(PL法)や食品衛生法などがあり、欠陥製品による事故や健康被害から消費者を守るため、企業には製品の回収や行政への報告が義務付けられていることを説明した。また、消費者庁が公表しているリコール情報の中でも、モバイルバッテリーの発火事故は特に危険であると考えた。就寝中や充電中に発火すると火災や重大なけが、人命に関わる事故につながる可能性があるため、企業には迅速な情報公開と回収対応が求められることを発表した。 (3)今回の授業を通して、安全は技術者倫理の基本であり、利益や効率よりも優先されるべきものであることを改めて学んだ。事故の多くは、安全対策を軽視したり、危険を認識しながら見過ごしたりすることで発生するため、技術者には「賢い不服従」の姿勢を持ち、安全を守るために必要な意見を発信する勇気が求められると感じた。また、リコール制度は事故が起きた後の対応だけでなく、被害の拡大を防ぐためにも重要な仕組みであることを理解した。今後は専門知識だけでなく、安全管理や法律、倫理についても継続して学び、社会から信頼される技術者を目指したい。
A.安全と品質管理-事故と不良品の原因-について、(1)ボパール化学工場事故は、1984年にインドで発生した、史上最悪の化学プラント事故・産業事故である。米国の化学大手ユニオン・カーバイド社の現地工場で、殺虫剤の原料として蓄積されていた危険物質イソシアン酸メチルを格納する地下タンクに、大量の配管洗浄水が流入したことが直接の原因で約40トンの猛毒MICガスがそのまま大気中に放出され、深夜の風に乗って工場周辺の貧困層が多く住む高密度居住地域へ広がった。夜間に目や鼻の激痛、呼吸困難で目を覚ました住民たちがパニックになって逃げ惑ったが、多くの人がその場で倒れ死亡した。これがきっかけで、「大規模化学プラントのプロセス安全管理」のあり方を世界規模で根本から見直す契機となった。これは、安全装置が「すべて」機能していなかったことや、極端なコスト削減と「人員の削減・教育不足」が原因で起こってしまった。5Mという製造業や品質管理などの現場で、問題の原因分析や生産管理を行うために用いられる5つの重要要素があり、Man(人)Machine(機械)Material(材料)Method(方法)Measurement(計測)で表される。この5Mを欠かすことのないように技術者には行動することが求められる。 (2)発表要旨について、演題はリコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-であり、グループ名は大屋、グループに属した人は佐藤京太郎、齋藤龍人、渡邉巧、大屋健太郎、越須賀太陽であった。役割としては、概念化・調査を行った。まずいと思う事案として「ワイヤレスイヤホン」を選んだ。選んだ理由は、発煙・客家の事象が発生していたからだ。最近多発している、モバイルバッテリーの発火事故はよくニュースなどで見ているが、ワイヤレスイヤホンは耳に装着をするもので、直接体に影響を与えてしまうので、このようなものにも注意して生活していきたい。 (3)設備の巡視、点検、保守を徹底するには?-製造現場での安全- について、技術者が他人に任せないで、自らが点検を行うのに十分な知識を身に付けることで、人不足や人件費の対策が行えるのではないかと考えた。一人だとさぼってしまう技術者もいると思うので、複数人で行うのも大切なのだと考えた。 賢い不服従-技術者と安全-について、「賢い不服従」とは盲導犬が、飼い主の指示が危険だと判断した場合、安全を守るためにあえてその命令に背くことである。また、経営者と技術者、顧客と技術者などの関係の場合、経営者や顧客が依頼してきたことを技術者はそのまま受け取るのではなく、例えば通常よりも早い納期を要求をされたら、そのスケジュールで無理に作ると、重大なバグやセキュリティの安全性の確保ができなくなってしまうのでこのような場合、「賢い不服従」と言えるのではないかと考えた。そして、指差呼称は、やっても意味がないとなってしまいがちであるが、駅のホームでは運転手が指差呼称を行っており、しっかりと安全かをまわりにも知らせておりこれはうまく機能しているのではないかと考えた。 安全性の確保のための考え方について、信頼性は、壊れにくくすることであり、石油化学プラントの巨大な蒸留塔の内部で応用でき、バックアップは壊れたものの予備をすぐにカバーすることであり、プラントの冷却水を送るポンプで応用でき、フェイルセーフは壊れたとき、必ず安全側に倒れるようにすることであり、加熱炉の燃料ガス配管で応用でき、インターロックは安全な条件が揃わないと、次の動作に進めないようにすることであり、加熱炉の着火プロセスで応用でき、フールプルーフは人間が知識不足で間違った操作をしても、絶対に事故にならないようにすることであり、現場のバルブ操作で応用できる。
A.1)技術っていうのはね、本来「危険なものを、いかに安全に使いこなすかという先人たちの知恵の結晶なんだ。だけど、ひとたび安全や品質の管理を怠ると、企業が倒産するどころか、多くの人の命や生活を一瞬で奪ってしまう。今日はそんな企業の命運を左右する取り組みについて、語り直してみたいと思う。よく「品質管理(QC)」と「品質保証(QA)」という言葉を聞くが、この2つは似ているようで大きな違いがある。品質管理 は、製造現場で不良品を出さないように工程を改善する作る側の取り組み。品質保証は、お客様に届く製品が安全で要求を満たしていることを保証する取り組みである。工場や企業ではよく安全第一、品質第二、生産第三と言われる。利益や成果を焦って生産を最優先にすると、必ずどこかで歪みが生まれる。こういった企業や現場の安全・品質管理は、各企業の努力だけに任されているわけではない。国や行政がしっかりとした法令やガイドラインを定め、ルールとして社会全体を支えている。厚生労働省は 食品衛生法を通じてHACCPの義務化を進めたり、医薬品の製造・品質管理基準を厳格に監視して、僕たちの健康と命を守っている。農林水産省は 農作物や畜産物の生産現場における安全管理やトレーサビリティの仕組みを整えている。 2)本発表はグループ名食品、グループ共著者名、奈良間さん、里見さん、熊井さん、細田さん、石沢さんで自分の役割はデータキュレーションであり。農産食品のこしあぶらでは基準値を超過する放射セシウムが検出されました。保管商品でも確認されており、イチゴジャムに卵のアレルギー表示がなかったり、ホタテ貝ほもチップスにはプラスチック片が混入した事案がり身近に感じた。 3)安全設計において安全性を確保するためには、事故や故障、人為的ミスが発生することを前提として、多角的な考え方を組み合わせて適用することが重要なので、信頼性からの観点では機器やシステム自体がそもそも故障しにくい性質を高めること。高品質な部品の使用や品質管理により、故障の発生確率を極限まで下げるやインターロックである危険な状態や条件が満たされていない場合、機械を作動させないように先行制御することにより安全性を確保する。
A.(1)技術者が守るべき優先順位は安全第一、品質第二、生産第三である。ボパール殺虫剤事故では経費節減による設備不備と未経験者による保守が重なり、2500人が死亡した。ハインリッヒの法則は1件の重傷の背後に29件の軽傷と300件のヒヤリハットが存在するとする。三現主義は記録の捏造を厳禁とし、5Mの視点で事故要因を分析する。品質管理は工程での不良防止、品質保証は出荷後の要求仕様充足を担う。HACCPは食品の全工程を監視し、川島織物のクラフツマンシップも品質へのこだわりを示す。 (2)「賢い不服従」とは、盲導犬が主人の危険な指示をあえて無視して安全を優先する行動のことである。この概念は技術者倫理にも直結する。経営者や顧客から無理な要求があっても、安全上の問題があると判断した技術者はそれに従わない責任がある。チャレンジャー事故はその判断ができなかった結果である。しかし、頭で理解していることと実際に行動できることは別問題である。指差呼称は科学的に効果が証明されているにもかかわらず、「面倒」「恥ずかしい」といった心理的障壁から浸透しにくい。鉄道業界では上司が率先して実施する文化が定着しており、組織全体の意識改革が浸透の鍵となっている。????????? (3)触媒は反応効率を高めるが管理を誤れば危険であり、均一触媒と不均一触媒に分類される。硫酸は硫黄燃焼、硝酸は白金触媒によるアンモニア酸化で製造される。日本は資源の多くを輸入に依存し、鉱物や化石燃料の可採年数は数十年から百数十年に限られる。太陽光や風力は天候に左右されるため、蓄電池やスマートグリッドによる制御が課題となる。廃棄物は資源→原料→製品という流れの中で発生し、バーゼル条約は有害廃棄物の輸出や海洋投棄を禁止している。
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A.(1)今回の講義では、インド・ボパールで起きた殺虫剤工場事故(1984年)を題材に、技術者倫理の「現在進行形の責任」を学んだ。事故では、メチルイソシアネート(MIC)が大量に漏出し、数千人が死亡した。現場の技術者は「ここは危険ではないか」と疑念を抱きながらも、雇用を失う恐怖から声を上げられなかった。講義では、最新技術が安全であるという思い込み、企業のコスト削減、設備の老朽化、現場の沈黙が重なって大事故が起きたことが示された。水俣病と同様、化学物質の危険性を理解しないまま運用した結果、取り返しのつかない被害が生じた。 (2)発表では、ボパール事故を「技術者の沈黙が生んだ社会的悲劇」として捉えた。技術者は専門知識を持つがゆえに、危険を最も早く察知できる立場にある。しかし、雇用・組織・権力の圧力によって声を上げられない状況が生まれる。倫理とは、知識だけでなく「危険を伝える勇気」である。さらに、化学物質の毒性は、濃度だけでなく生物濃縮や代謝経路によって増幅される。最新技術であっても、未知のリスクは常に存在する。技術者倫理は、科学的理解と社会的責任を結びつけるための思考習慣であり、事故を未然に防ぐための“行動の規範”であると述べた。 (3)今回の内容から、技術者は「今、生きている人の安全」に思いを馳せる職業であると理解した。ボパール事故のように、危険を知りながら沈黙することは倫理違反であり、結果として社会に深い傷を残す。技術者倫理は、法令遵守だけではなく、科学的知識をもとに危険を予見し、必要なときに声を上げる勇気を持つことだと感じた。地球を汚さずに生きることは難しいが、だからこそ技術者は「最小限の汚染で最大限の安全」を追求し続けなければならない。私は、技術者として未来の人々の安全を守るために、科学と倫理の両方を磨き続けたいと思った。
A.(1)第5回の授業では、安全管理について学んだ。授業の冒頭では「賢い不服従」という考え方が紹介され、単に上司や組織の指示に従うのではなく、状況を客観的に判断し、安全や倫理を優先して行動することの重要性を学んだ。また、安全管理は作業中の危険防止だけではなく、作業環境の整備や健康管理も含まれることを理解した。事故やトラブルを防ぐためには、設備や機械の管理だけでなく、働く人の心身の状態や職場の雰囲気にも目を向ける必要があり、それらを総合的に管理することが技術者の重要な責任であると学んだ。 (2)グループワークでは、実際にリコールされた製品とその原因について調査した。調査の結果、ヤマハの一部のバイクでは方向指示器に不具合が発生する可能性があり、回収対象となっていることが分かった。方向指示器の故障は周囲の車両や歩行者に進行方向を正しく伝えられなくなるため、重大な交通事故につながる危険性があると考えた。また、リコール制度は不具合が発見された際に被害の拡大を防ぐための重要な仕組みであり、企業には問題を迅速に公表し、利用者へ周知する責任があるという意見が出された。 (3)授業後には、製品事故と安全管理の関係についてさらに調べた。私はベルキンのワイヤレス充電器のリコール事例を取り上げ、リチウムイオン電池部品が加熱する可能性があるため回収されていることを知った。リチウムイオン電池は便利である一方、異常発熱や発火が発生すると重大な事故につながる危険性がある。特に充電中に発火した場合、住宅火災を引き起こしたり、就寝中に枕元で使用していた場合には人命に関わる被害が生じたりする可能性もある。そのため、企業には製品の安全性を十分に確認する責任があり、利用者もリコール情報を積極的に確認することが重要であると感じた。今回の学習を通して、安全管理は製品を販売した後も継続して行うべき重要な取り組みであると理解した。
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A.(1)今回の講義では、「安全第一」の重要性について学んだ。安全はあらゆる作業や製品開発において最優先されるべきであり、効率や利益よりも優先して考えなければならない。事例として取り上げられたカーバイド社の事故では、イソシアン酸メチルの流出により多数の死者・中毒者が発生した。その背景には、設備投資の不足や安全管理体制の不備、安全対策を軽視した企業の判断があったことを学んだ。また、多くの事故は「慣れ」や「油断」による確認不足から発生するため、経験を積んだ後でも基本的な安全確認を怠らない姿勢が重要である。事故は発生してから対応するのではなく、事前に危険を予測し、防止策を講じることが技術者の重要な責任であることを理解した。 (2)ペットボトルのラベルレスや潰しやすくするという工夫が見られた。 (3)今回の講義を通して、安全第一は単なるスローガンではなく、日々の行動の中で実践し続けることが大切であると改めて感じた。作業に慣れてくると確認作業を省略したり、「大丈夫だろう」という思い込みが生まれたりするが、そのような油断が重大事故につながる可能性がある。そのため、どのような状況でも基本手順を守り、安全確認を徹底することが重要である。また、製品開発では性能やコストだけでなく、使用する材料の安全性や耐久性、誤飲・破損などの危険性まで幅広く検討し、利用者の立場に立った設計を行う必要がある。さらに、問題が見つかった場合には迅速に回収や改善を行い、被害の拡大を防ぐことも企業や技術者の責任である。今後は、安全性を最優先に考え、社会から信頼される製品づくりや研究開発に取り組む姿勢を大切にしたい。
A.安全と品質管理-事故と不良品の原因の講義では、安全と品質管理は製品やサービスを社会へ提供する上で最も重要な要素の一つであり、技術者には利用者の安全を最優先に考える責任があることを学んだ。品質管理とは、製品が一定の品質を満たすように製造工程を管理することであり、安全管理は事故や災害を未然に防ぐための取り組みである。また、事故や不良品は単なる作業ミスだけでなく、設計の不備、設備の故障、確認不足、情報共有の不足など、さまざまな要因が重なって発生することを理解した。問題が発生した際には原因を正しく分析し、再発防止策を講じることが重要であると学んだ。 ワークショップでは、安全と品質管理に関する事例についてグループで話し合い、その内容を発表した。私たちのグループでは、製品の検査工程を省略した場合や、安全確認を十分に行わずに出荷した場合に起こり得る事故について考察した。その結果、短期的なコスト削減や納期の優先は一時的な利益につながる可能性があるものの、事故や不良品が発生すれば利用者に被害を与えるだけでなく、企業の信用を大きく失うことにつながるという結論に至った。また、日頃から点検や記録、情報共有を徹底し、問題を早期に発見・改善することが品質向上につながると発表した。 復習では、安全と品質管理は企業の信頼を支える基盤であり、技術者には高い責任感が求められることを改めて確認した。事故や不良品を完全になくすことは容易ではないが、原因を分析して改善を繰り返すことでリスクを大きく減らすことができる。また、一人ひとりが安全意識を持ち、ルールを守るだけでなく、小さな異常でも見逃さずに報告・改善する姿勢が重要であることを学んだ。今回の講義を通して、安全を最優先に考え、品質の高い製品を社会へ提供できる技術者になることの大切さを強く感じた。
A.インドで発生したボパール化学工場事故を例として、安全管理を怠った結果として起こった悲惨な事故と、その事故から学ぶべき、技術者に必要な安全管理について学んだ。ボパール化学事故は1984年12月にインド中部の都市ボパールにあった米国のユニオンカーバイド社の子会社に大量に貯蔵されていた有毒なメチルイソシアネートが、周辺の密集したスラムを中心に拡散し、三千人以上の死者を出した事故である。米国の本社が現地工場に対してコスト削減を強く求め、その結果、大幅な人員削減、冷却装置の運転停止、スクラバー・フレアスタックの能力・整備不足、マニュアルの不備、安全訓練の不十分さ、計器類の故障放置などの状況を生み出すこととなった。 グループではリコールを未然に防ぐにはについて考えた。リコールとは製品に欠陥・不具合があった時に無償で交換・修理を行う制度のことである。リコールの原因について消費者庁のページを見てみると、近年話題なのはモバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を搭載した電化製品が多く、記憶に新しかった紅麹サプリもリコール対象としてサイトに掲載されていた。一覧を見ていると、食品表示法違反でリコール対象になっているものがい多いと感じた。 講義の内容を踏まえ、ボパール化学工場事故を防ぐために技術者に必要だと思われることを考えた。まず、公衆の安全を最優先にする義務があったと考えた。安全システムの維持に必要な費用や人員を割くことを怠ったことは、多くの死者を生んだ原因であると考えた。また、リスクの過小評価と警告の軽視を行わないことも必要である。この工場でも安全上の懸念は伝えられていたが、それが上層の経営陣に届くことがなかったことも、この事故の原因であると思われる。
A.(1)安全とは望ましくない事故が起きない状態であり、生産効率や製品性能よりも人の命と安全を最優先すべきである。ハインリッヒの法則が示すように、1件の重大事故の背景には29件の軽微の事故と300件のヒヤリハットが存在するため、小さなミスの段階で対処するヒヤリハットが不可欠となる。また、事故を防ぐには専門知識に基づき、危険な指示に対して自ら状況を判断して回避行動をとる「賢い不服従」の実践や、設備の老朽化などの不調を見極めて停止させる判断が重要である。 (2)食品表示法違反による回収事例として「黒毛和牛入り合挽ハンバーグ」について調べた。原材料に「小麦粉」を使用しているのにも関わらず、アレルゲンである「小麦」の表示か欠落していたことが判明し、自主回収が実施された。販売期間は2024年1月22日から3月12日までで、対象数は2754パックに及ぶ。小麦アレルギーを持つ消費者が摂取した際の健康被害を未然に防ぐため、表示の厳格な確認と管理の徹底が必要であることを確認した。 (3)安全と品質管理には専門的な知識に基づく適切なリスク管理が不可欠であると再確認した。かつて乾電池への水銀使用が水俣病を引き起こした歴史や、現代でも性能を優先した結果としてモバイル機器の爆発事故等が起きている事例から、安全性軽視の危うさを実感した。 事故を未然に防ぐには、現場での小さな異変(ヒヤリハット)を見逃さない意識が重要である。さらに、環境や健康への影響、設備の老朽化に配慮し、自ら危険を判断して回避行動をとる必要がある。
A.① 講義内容の再話 講義では、技術者が「危険なものを安全に使いこなす」ために必要な倫理観と、安全管理の基本姿勢が示された。ボパール化学工場事故の詳細な描写から、設備点検の怠慢や予算削減が重大事故につながる構造が強調され、技術者の無知や慣れが倫理違反となることが説明された。また、安全第一の考え方として、5S、5M、ヒヤリハット、KY活動などの現場での安全文化が紹介され、事故は「知らなかった」「教わっていなかった」ことから生じる割合が高いと示された。さらに、品質管理や品質保証の重要性が述べられ、設計段階から安全と信頼性を作り込む姿勢が求められることが強調された。 ② ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、実際の事故例や安全活動を題材に、技術者がどのように危険を予見し、行動すべきかを検討した。特に、ヒヤリハット報告の流れやハインリッヒの法則を用いて、軽微な異常の共有が大事故防止につながることを確認した。また、5Mの人的要因や設備要因を踏まえ、どのような教育や点検が事故防止に有効かを議論した。高圧ガスや化学物質の取り扱い、廃棄物処理など具体的な事例を通じて、ルール遵守と現場確認の重要性を発表した。 ③ 復習の内容 復習では、ボパール事故や雪印食中毒事件などの事例を振り返り、技術者倫理が「知識・判断・行動」の総合で成り立つことを整理した。安全第一の原則、5S活動、ヒューマンエラーの分類を再確認し、無知・未熟・慣れが事故の主要因であることを理解した。また、品質保証の流れやHACCPの考え方を読み直し、設計から製造、廃棄まで一貫して安全を確保する姿勢が求められることを確認した。最後に、日常の点検や情報共有が技術者としての責任を果たす基盤であることを再認識した。
A.(1)今回の講義では、「賢い不服従」について学んだ。賢い不服従とは、与えられた指示に無条件で従うのではなく、その指示が危険や不正につながる可能性がある場合に、自ら判断して適切な行動を選択することである。代表的な例として、盲導犬が危険を察知した際に主人の指示に従わず、安全を優先する行動が挙げられる。技術者の世界においても同様であり、上司や組織からの指示であっても、安全性や法令に問題があると判断した場合には異議を唱える責任がある。専門知識を持つ技術者だからこそ、事故や不祥事を未然に防ぐために主体的に行動する姿勢が求められることを学んだ。 (2)課題では、製品の安全と品質保証について考えるため、リコール事例を調査した。調べた事例では、モバイルバッテリーの一部製品において、内部の電池の不具合による発火や発煙のおそれが確認され、メーカーによる回収や交換が行われていた。製品が市場に出た後でも、安全上の問題が発見された場合には速やかに利用者へ情報を提供し、被害の拡大を防ぐことが重要である。また、このようなリコールは企業にとって大きな負担となるが、消費者の安全を守り信頼を維持するためには欠かせない対応であることが分かった。 (3)講義と課題を通して、技術者には製品を開発する段階だけでなく、市場に出た後の安全性についても責任があると感じた。特にリコール事例からは、小さな不具合を軽視せず、早い段階で問題を発見し対応することの重要性を学んだ。また、賢い不服従の考え方は品質管理にも通じており、たとえ組織の利益や納期が優先される状況であっても、安全上の問題がある場合には声を上げる勇気が必要である。将来技術者として働く際には、消費者の安全を最優先に考え、専門家として責任ある判断と行動ができるようになりたい。
A.第5回の講義では、安全と品質管理について学び、「安全第一」の考え方の重要性を理解した。安全第一とは、納期や利益、生産性よりも、労働者の安全と健康を最優先にするという考え方である。そのためには、安全な職場環境を整えることや、小さな異常を見逃さないことが重要である。特にヒヤリハットは、大きな事故につながる前の兆候であり、それを共有し改善することで事故防止につながる。また、危険な状況に対しては上の者の指示であっても従わない「賢い不服従」の姿勢も必要であると学んだ。 発表では、製品の安全と品質保証の観点から、リコールを未然に防ぐ重要性について考えた。(メンバー:福田美柚、遠藤理子、小野朋夏、長谷川さくら)車のエアバッグの事故を例にあげた。正常にエアバッグが開かなかったことで、事故時に十分な保護ができなかった事例があった。また、高温のガスが漏れ出すことでやけどを負う被害も発生している。このような問題は製品の品質管理の不備によって引き起こされるものであり、事前の検査や設計段階での安全対策の重要性を強く感じた。 復習では、安全を確保するために必要な設備や考え方について整理した。安全装置や警報システムなどの設備を整えることはもちろん重要であるが、それだけでは十分ではない。作業手順の徹底や教育、リスクを事前に予測する姿勢も必要であると感じた。技術者は常に危険を想定し、事故を未然に防ぐ意識を持つことが求められると学んだ。
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。