大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.1. インドポパール殺虫剤事故 ポパールにあるユニオンカーバイド・インディア社の農薬製造プラントからガス漏れが発生し、50万人以上がイソシアン酸メチルなどの化学物質に曝露した事故である。 労働災害をなくすことが生産向上にもなり、製品の品質も良くなるため、安全第一であることが大切となる。安全第一を掲げるうえで指差し呼称を実践練習した。指差し呼称を行うことで事故発生確率が下がる。手順は ①対象をしっかり見る ②対象を指で差す ③差した指を耳元へ ④右手を振り下ろす 呼称する項目を声に出しながら右腕をまっすぐ伸ばし対象から目を離さず、「ヨシ」と発生しながら人差し指で対象を指さす。 バスタブ曲線について学んだ。これは機械や製品の故障率が時間とともにどのように変化するかを示すグラフで、縦軸を故障率、横軸を稼働時間で取っている。初期事故期、偶発事故期、摩耗事故期に分かれており、バスタブ曲線を理解することで、故障の原因を特定し、適切な保守や予防策を実施して製品の寿命を延ばすことができる。 2. ワークショップではリコールの実例について議論した。小林製薬の紅麹コレステヘルプの健康被害によるリコールを例としてあげ、意図しない成分が含まれていることは重大な問題であると結論付けた。 3. ヒューマンエラーを完全になくすことは不可能なので、フールプルーフの考え方を取り入れて、設計段階で誤った操作や危険な使い方ができないようにしておくことも安全性を確保するうえで大事だと感じた。
A.(1) 講義では、重大事故や不良品の多くは、単一の原因ではなく、複数の要因が重なって発生することを学んだ。その代表例として、インド・ボパール殺虫剤事故が取り上げられた。この事故では、ユニオンカーバイト社の殺虫剤「セビン」の原料であるイソシアン酸メチルが漏出し、多数の犠牲者を出した。この背景には、ニクソンショック後の経済的圧力による大幅なコスト削減があり、設備の保守停止、人員削減、未熟な作業員の配置などが重なっており、安全装置やセンサー・冷却装置・スクラバー・フレアタワーといった多重防護が機能せず、「最後の砦」であるウォーターカーテンも効果なく、事故を回避できなかった。講義では、事故を防ぐためには「知らなかった」をなくすことが重要であり、そのための日常的なコミュニケーションや指差し安全確認の必要性が強調されていた。また、事故原因を整理する枠組みとして、人的要因、設備的要因、素材・製品要因、作業方法的要因、管理的要因からなる「5M」の考え方を用いて分析する重要性を学んだ。 (2)演題: リコールを未然に防ぐにはどうするか、役割:調査、著者:濱田桃樺、共著者名:小笠原大地、揚妻伊吹、長橋昴汰 リコールを未然に防ぐためにまず、事例を調べた。リチウムイオン電池では、内部短絡や過充電などによる発熱・発火の危険があり、設計段階から安全機構を組み込むことの重要性が指摘されていた。また、チョコレート菓子のアレルギー表示の事例では、微量混入であっても健康被害につながるため、表示漏れが重大な品質問題となることを学んだ。さらに、パナソニックの電気シェーバーでは、USB端子に水分が付着した際に電気的短絡が起こり、発熱や樹脂溶融、焦げにつながった事例を調べた。このような事故は、使用環境を十分に想定していなかったことが原因の一つであるため、製品事故を防ぐには、設計・製造・表示・使用環境まで含めた総合的な品質管理が必要であり、問題が顕在化する前に対策を講じる姿勢が重要であると考えた。 (3) 安全と品質管理で最も重要なのは、事故が起きてから責任を追及するのではなく、事故を未然に防ぐ仕組みをつくり実行していくことだと考える。ボパール事故では、安全よりも経済性が優先され、現場で危険に気づいても声を上げにくい状況がより事故を拡大させた。また、製品事故やリコールの事例から、想定外を減らす取り組みが必要であり、5Mの視点で小さな不具合やヒヤリ・ハットを整理し、設計や運用に反映させることが事故防止につながると考えた。
A. 工学倫理の基本は、工業製品や技術はもともと危険なものであるということだ。事故防止や安全防止の心構えとして安全第一が重要で、3S活動や整理整頓清掃、指差し呼称も大切である。重大事故の裏にはヒヤリハットが起こるというハイリッヒの法則がある。信頼性が高いものを用いるのが大切であるが、高めようと思っても100%は難しいので、安全性を確保する事が大切である。輸送時の事故も技術者の責任であり、そのことも考えないといけない。また、お客さんのもとで事故を起こしてももちろん、手から離れて捨てるところまで責任が生じる。 消費者庁のリコールについて調べた。私たちはその中のポータブル電源に注目を向けた。リチウムイオン電池を利用しており、これは一度異常が起きると連鎖的に発火に繋がる可能性があることから、危険だと話し合った。他にも新潟のやりいかにも注目した。消費期限を1か月程度間違えており、重大な食品事故につながると話し合った。 私は授業で学んだインドボパール事故以外の事故を調べた。そこで1986年に旧ソ連で発生したチェルノブイリ原発事故を調べた。この事故は、安全設計は運転の手順を技術者が軽視してしまったことが原因で放射性物質が大量に放出されてしまった。私は最悪の事態を想定できず、効率などを求めて倫理が守られていなかった点が事故を招いたと考えた。調べたことをきっかけに、より最悪の事態を想定し行動する責任があると感じた。
A.(1)講義では、ベトナム戦争で疲弊したアメリカの会社であるユニオンカーバイト社が殺虫剤事故を起こした話があった。これは、「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性を持つイソシアン酸メチルが流出した事故である。会社の予算削減のためバルブやパイプからの漏洩がよく起きるのに修理せず、放置し、人員に関しても全く経験のない人を配置したことによって水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが水と共に漏れでてしまった。冷却装置も予算削減のため冷媒が止められており、稼働しなかった。結局、2500人の周辺地域の人たちが亡くなってしまった。これは単に技術者のせいでなく、技術を持たないものが予算を決めてしまったからである。 (2)発表は、製品の安全性が保てなかったリコール例を題目とし、時間短縮のためグループ名は決めず、樫本裕希、鈴木奏逞さん、須藤春翔さんで行い、自身は主にリソースの役割として議論に参加した。例として紅麹を挙げた。この紅麹はプベルル酸という毒性物質によって、サプリメントを飲んだ人が体調不良を引き起こしたものであり、この問題が発覚してからは製造会社の自主回収が行われた。この問題へ厚生労働省が調査に介入した。この問題から天然?健康食品が安全とは限らないという教訓を得たと考えた。 (3)復習として、品質保証や安全性を確保するためにはどうすれば良いかを経営陣、組織側の責任の観点から詳細を調べ、考えた。まず、経営陣は担う責任として、利益や納期より安全を優先する明確な方針を示す必要があると考えた。また、安全対策としてのガバナンスと投資判断も明確に打ち出す必要がある。組織としては、品質保証体制の独立性、プロセス安全管理が必要である。他にも様々な詳しい対策法があるが、何より大事であるのは組織一人一人の安全意識であると考えられる。
A.【講義の再話】 「安全第一」という言葉があります。安全のないところに倫理はないと言っても良いでしょう。安全の確保に取り組むことは、技術者倫理の第一歩です。安全を実現するための道具として、5S活動があります。整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つのsから始まる概念のことであり、これを遵守することで安全性を高めることができます。また、事故がよく起こるシチュエーションとして共同作業時の事故があり、危険を伴う共同作業では大きな声で合図すること、交代作業では他人が作業している際に不用意に声をかけないことが重要です。また、安全推進のためのファクターとして5Mがあります。Man(人的要因)、Machine(設備的要因)、Material(素材・製品的要因)、Method(作業方法的要因)、Management(管理的要因)の5つの頭文字を取ったものであり、これらが十分でなかったために起きた事故としてインドのボパール殺虫剤事故があります。 【発表の要旨】 演題:リコールについて グループ名:あ グループメンバー:小笠原大地、揚妻伊吹、濱田桃華、長橋昂汰 CRediTにおける分類:Investigation 私たちは3つのリコールについて調べました。1つはパナソニックの電気シェーバに関するリコールで、水場での使用でこげや発熱が起こるという不具合がありました。次にリチウム電池に関するリコールで、爆発してしまう不具合がありました。最後にチョコレート菓子のリコールで、必要なアレルゲン表示がされていなかったというものでした。 【復習の内容】 工場における大事故はたいてい複合要因だ。5Mのうち1つでもしっかりしていたら、あるいはもう少し小規模な事故で済んだかもしれない…という事故も多い。全てについて慎重に検討することが大切だ。
A.インド・ボパール殺虫剤事故(ユニオンカーバイト社)では、殺虫剤「セビン」の原料であるイソシアン酸メチルが漏出し、多数の住民が犠牲となった。背景には、経費節減による人員削減や保守の先送りがあり、漏洩センサー不作動、冷却装置の冷媒抜き取り、スクラバーやフレアタワーの停止など、最後の防護層が連鎖的に機能しなかった。現場は「異常の報告が常態化」し、作業員の感覚だけが頼りになる状態で、結果として被害が拡大した。 安全と品質管理の基本は「安全第一」であり、災害ゼロを目標に全員参加で取り組む(5S、点検、ヒヤリハット等)。工学倫理とは「危険なものを安全に使いこなす仕事」を担う自覚に立ち、専門能力に加え高い倫理性を要求される、という考え方である。事故要因の整理には5M(Man/ Machine/ Material/ Method/ Management)が有効で、設備産業では配管・計装の巡視点検と修理判断が経営判断に左右されやすい。さらにヒューマンエラーは、認知ミス(無知・誤認・見落とし)、判断ミス(未熟)、行動ミス(スリップ)、故意・マンネリ等に分け、知識教育・指差呼称・標準確認・ノウホワイ教育で低減する。日頃のコミュニケーションで「知らなかった」を減らし、知ったかぶりをしないことが重要。また緊急時の連絡先確認や訓練、廃棄物管理も平時から徹底し、継続的に見直す。
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A.(1)講義では「賢い不服従」について考え、盲導犬が危険を察知した際に指示を無視する行動を指すが、職場では、経営者や顧客の指示であっても安全を損なう恐れがある場合、技術者が勇気をもって異議を唱えることが求められる。また、化学プラントでは、配管や塔槽の腐食、計装や安全設備の故障が事故の原因となるため、三現主義に基づく点検や保守、IoT・AIによる遠隔監視が重要であると考えた。フェイルセーフやインターロック、フールプルーフなどの設計思想と、安全教育や文化の共有を組み合わせることで、事故防止と持続的な安全確保が可能となる。 (2)ワークショップでは、製品リコール・自主回収に関連する主な法律には、消費生活用製品安全法(一般消費財に関する報告・回収義務)や、電気用品安全法(電気用品のリコール制度)があります。 そして、私が「まずい」と思う事案として、交換や回収対象となった「リチウム電池内蔵充電器」があります。理由は、家庭内で広く使用されており、電池暴走や発火という消費者にとって直接的かつ重大な危険を孕んでいたからです。なぜ予見できなかったかを技術者目線で考えると、製品開発時に「電池熱暴走」「内部部品の短絡」「充電器本体の設計/放熱性能」のリスク評価が十分でなかった可能性があります。リコールを未然に防ぐためには、電池仕様・安全耐熱評価・大量使用環境(温度・湿度・使用周期)のモニタリング設計を早期から組み込むこと、かつ量産前・量産後に実運転環境に近い条件での耐久試験や異常シナリオ試験を徹底するべきだと考えます。 (3) 「賢い不服従」とは、盲導犬が危険を察知した際に主人の指示に従わず安全を優先する行動を指す。これを職場に置き換えると、経営者や顧客の指示であっても安全を損なう恐れがある場合、技術者が勇気をもって異議を唱える姿勢が求められる。安全第一とは単なる命令遵守ではなく、状況を判断し最も安全な選択を行うことである。一方、指差呼称のような安全行動は、効果が理解されていても形骸化しやすく、上司が率先して実践し、組織全体で安全文化を共有することが継続には不可欠である。化学プラントの安全を考える上で、設備の健全性確保は極めて重要である。大分コンビナートをストリートビューで観察すると、配管や塔槽類に錆と見られる箇所が確認でき、腐食による肉厚低下や支持部の劣化、断熱材下腐食などのリスクが想定される。これらを三現主義に基づき点検するには、大規模巡視や足場設置、運転停止調整などが必要となり、多大な人員・時間・費用がかかる。安全性確保には複数の設計思想が重要である。信頼性設計、バックアップ、フェイルセーフ、インターロック、フールプルーフは、それぞれ異なる観点から事故を防止する考え方であり、化学プラントには不可欠である。また、計装による常時監視、自動警報装置、緊急遮断装置、安全弁、フレアスタックなどの安全設備は、異常時の被害拡大を防ぐ役割を果たすが、定期的な点検と理解が欠かせない。ボパール事故が示すように、保守怠慢や装置理解不足は倫理違反である。人手不足やコスト制約の中では、IoTやAIを活用した遠隔監視や自動点検が有効であり、効率的な保守を可能にする。経営層が安全を投資と捉える文化を育て、技術者が倫理とデータに基づき安全を提案し続けることが、持続的な安全確保につながる。
A.1)第5回の講義では、安全と品質管理について学びました。工学の大前提として、安全第一であることが重要であり、生産性や効率以前より安全が最優先という考えである。そのためには、清掃や整理整頓、点検につとめ、他の作業者に配慮して作業を行うことが重要である。具体的な方法として、ヒヤリハット報告や5S、5M活動などがあり、5S活動では整理、整頓、清掃、清潔、躾、の5つ、5M活動では人的要因、設備的要因、素材設備的要因、作業方法的要因、管理的要因の5つのことに注意し作業を行うことである。そのほかには、アナログではあるが指差呼称などがあり、事故率を大幅に下げることに繋がっている。故障については、バスタブ曲線というものがあり、初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期の3段階に分けられ、製品の故障率と使用期間の変化を表している。 2)グループワークでは、家電製品のリコールについて調べた。主にリチウムイオン電池関連のリコールが多く、発熱、発火が主なリコール対象の原因だった。これを未然に防ぐには、まだまだ技術的な穴があることと、徹底的な分析を行うことが重要だと考えた。しかし、初期不良などは完全に無くすことは不可能に近いので、不具合情報の収集・分析を徹底し、早期に問題を発見することや、発見後に顧客対応から物流まで一貫して対応できる体制を事前に構築しておくことが必要だと考える。 3)その他にも、化粧品、食品、自動車など様々なものに対してリコール対象の事例があり、品質管理を徹底し、リコール対象にならないように未然に防ぐことも重要だが、リコールという制度によって、製品をいち早く回収し、分析を行い、品質管理との二重のチェックの重要性を知った。
A. 指差し確認の重要性について確認した。指差し確認は主に工場などで使われる安全確認方法である。やり方を学んだところ、工場以外の場所でも使えるということが分かった。工場などではヒューマンエラーが起きる。これを減らすために、5Sや5Mをやる必要がある。5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、躾の5つである。5MとはMan、Machine、Material、Method、Managementの5つである。これらは二人以上で行われるもであるため、どれだけワンオペレーションが危険であるのかが分かる。機械を使うにあたって、覚えておかなければならないバスタブ曲線というものがある。これは製品や機械の時間経過における故障率の変化を表したもので、初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期の3つの期間で構成され、製品の品質管理や保守計画に用いられる。 演題:リコール対象の製品について、グループ名:技術者倫理、グループに属した人:小笠原大地、揚妻伊吹(概念化)、濱田桃樺、長橋昂汰 リコール対象になった製品として、パナソニックの電気シェーバーやAnkerのリチウム電池、チョコレート菓子があることが分かった。電気シェーバーはUSBに水が付着した状態で充電すると発熱し、焦げるという問題があった。チョコレート菓子はアレルギー表示に不備があった。リコールについて調べ、発売する際には消費者の安全を保障し、責任を取る必要があると考えた。 安全に配慮するということから石油化学コンビナートの槽塔類の防食法とその利益の出し方について考えた。化学設備は労働安全衛生法により保守・点検の義務が定められている。例えば配管を除いて二年に一回定期的に自主検査を行わなければならなかったり、設備を造り初めて使う場合や分解改造した後は1ヶ月以上使っていなかったけれども、再度使い始める前は使用開始前点検を行わなければならなかったりする。防食するための方法としてメッキやコーティング等の表面処理がある。この防食法を実施するためのコストはメッキによる表面処理だと数億円かかると考えられる。これから持続可能な利益を出すためには海外に輸出したり、他社にはない強みのある物質で高価格で売るという方法が考えられる。
A.(1)今回の授業では事故と不良品の原因について学びました。工場などでは安全第一の標語を掲げて、生産能率よりも安全を優先していると分かりました。電源スイッチやガスの元栓を開閉する場合は、大きな声で合図していると分かりました。指差呼称はとても重要な動作であると分かりました。ハインリッヒの法則とは1件の重大事故の背景には、29件の軽傷事故と300件の重大事故には至らなかったヒヤリハットがあ」という経験則でありこの法則は、重大事故を未然に防ぐためには、事故に至らなかったヒヤリハットなどの小さな危険を特定し、対策を講じることが重要だと示していると分かりました。防食法は金属が腐食するのを防ぐためにおこなうものだと分かりました。バスタブ曲線は初期故障期間、偶発故障期間、摩耗故障期間の3つがありバスタブのような曲線になっていると学んだ。フレアスタックについて学んだ。(2)ワークショップの課題では安全のための設備について話あいました。アンカージャパンのリチウム電池内蔵充電器のスピーカーについて調べました。過充電、過放電、過電流を防ぐための保護回路をつくる、発熱、放熱設計の最適化が大切だと分かりました。(3)今回の授業では事故と不良品の原因について学びました。工場では生産の能率よりも安全を第一にしていると分かりました。また指差呼称などより安全を確実にするための動作もあると分かりました。ハインリッヒの法則についても学びました。
A.1.技術者は、危険なものを安全に使いこなすことが大切である。そのために、安全第一をここらがけなくてはならない。研究室などでは、整理、整頓、点検の3s活動を行うことや、安全確認のために指差し呼称を行うことも効果的である。また、化学技術を安全に使用するために、設備管理を徹底し、人的要因ミスを効率的に早い段階でつぶすことが大切である。技術者として、現場や製品の安全確保に関する知識を身に着けることが技術者倫理において重要なことである。 2.演題:リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証- グループ名:C 共著者名:赤嵜亮太、内藤樹、青木優奈、大内康生、鈴木健生 リコールを未然に防ぐためにはどうすればよいのだろうか。実際にリコールされた、アンカー・ジャパンの「リチウム電池内蔵充電器、スピーカー」をもとに考えていく。この商品がリコールされた原因は、製品が発火する事象が確認され、製造過程において異物が混入していた可能性があるとされたからである。このようなリコールを未然に防ぐために、過電、過放電、過電流を防ぐための保護回路を作るのがよいのではないかとグループで考えた。 3.安全に対する考え方は、信頼性や、フェールセーフ、インターロック、フループルーフなど様々である。例えば、信頼性とは製品やシステムが一定の条件下で、定められた期間、安定して期待される機能を果たす能力のことである。製品の信頼性を考えるのにはバスタブ曲線が使える。これは、時間の経過によっておこる故障の割合を示すグラフである。このような考え方や、理論を用いて、安全な製品を開発し、安全な生産環境を作ることができる技術が技術者として重要であると考える。
A.(1)インドボパール化学工場事故とは、アメリカの会社であるユニオン・カーバイド社の子会社のボパールにある殺虫剤工場でガス漏れ事故が起こった。漏れたのは猛毒のイソシアン酸メチルであり、多くの死者と中毒者を出した。この事件では責任がアメリカとインドどちらにあるのかが問題となり、国を跨いだ倫理について考えるきっかけになった。事故防止と安全作業について、3S活動(整理・整頓・清掃)または、5S活動(3S+清潔・しつけ)がある。ハインリッヒの法則とは「1件の重大事故の背後には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリ・ハットが存在する」という考え方で、小さな異常や未然事故を放置せず対策することが、重大事故の防止につながるとされている。 (2)グループワークでは、製品の安全と品質保証について学んだ。例えば、モバイルバッテリーの発火事故や、紅麹コレステヘルプの健康被害が上がった。特に、ヒトの体内に入るものに関しては、意図しない成分が含まれているというのは重大なことではないかという意見が出た。 (3)バスタブ曲線について復習した。バスタブ曲線とは、機械や装置、電子製品などの故障率が時間の経過とともにどのように変化するかを示したグラフである。初期故障期では、設計ミスや製造上の欠陥、部品の初期不良などにより故障率が高いが、時間の経過とともに急速に低下する。次の偶発故障期では、過負荷や外部環境などの偶発的要因により、故障率は低く一定で安定する。最後の摩耗故障期では、部品の摩耗や劣化、腐食などの経年変化により、故障率が再び上昇する。
A.(1)今回の講義では、インドのボパールで起こった殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルの漏出事故を取り上げました。今回の事故の原因としては、財政難に陥っていたアメリカの影響で、経費削減のため何か月も修理されていないバルブやポンプから水と絶対に混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが水と一緒に漏れていたことです。これを見つけたスマン・デイは様々な方法で解決しようと試みたが、装置が壊れていたり、全く無力であったりと、解決するには至りませんでした。そこで、彼は自分が助かろうと遠くへ逃げ、結果的に近隣住民の2500人が目覚める前に死亡してしまいました。これは技術者倫理としてあるまじき行為です。技術者はそれらを知らない市民に、それらを伝える責任や理解したうえで同意してもらう責任があると思います。 (2)リコールに関わる法律は、道路運送車両法、食品衛生法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、消費生活用製品安全法などさまざまな法律があります。まずいと思う事案として、「電動アシスト自転車用バッテリーパック」を選びました。 選んだ理由は、発火・発煙という重大な安全リスクがあったからです。また、既に事後報告が複数件あったにもかかわらずその商品が市場に残っていたことも理由として挙げられます。今回の事案は、バッテリーという“見えにくく”、かつ“高エネルギー”な部品で発生しており、事故の潜在リスクがかなり高かったと感じます。そのため、技術者としては「想定使用条件+時間経過+劣化+利用環境のバラツキ」を十分に見込んだ設計・製造・保守体制が必要だったと思います。 (3)今回の講義を踏まえて、技術者が予見可能性や結果回避義務を無視したり、それをより上の立場の人たちに伝えることを怠ってしまったりすることが大変な事故につながるというということを学んだ。
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A. 安全第一は、命と社会的信頼を最優先する倫理的判断を下すこと。経営者の指示や顧客の要求、生産能率や利益が優先される状況でも、安全が確保できないなら技術者は勇気をもって従わない「賢い不服従」を行うべきだ。「指差呼称」は慣れや気恥ずかしさ、効率重視によって形骸化しやすいが、事故事例の共有を通じて安全文化が根づく現場では、自然に行動として定着している。整理・整頓・清掃に清潔・しつけを加えた5Sも基盤となる。ひとつの重大事故の背後には29の軽災害や300のヒヤリハットがあるとされ(ハインリッヒの法則)、安全は命令ではなく個々の技術者の主体的行動によって支えられている。インドボパール殺虫剤工場事故では、設備の老朽化と保守不備により、計装やフレアスタックが機能せず甚大な被害を招いた。 今回は「消費者庁のリコール情報からまずいと思う例を選び、選んだ理由となぜリコールを予見できなかったのか、どうすれば未然に防止できたか」を議論した。グループ名は未記入で、私は調査と執筆を行った。共同著者は、山口竜輝、宮入丈、鈴木萌笑、澤田賢佑、藤森隼也。多くの人が使う身近な製品であることから、Ankerのモバイルバッテリー回収を取り上げた。セル製造サプライヤーの不適切部材が原因で火災の危険が生じた。大企業ほどサプライチェーンが複雑で、リアルタイムに問題把握が難しいという意見が出た。未然防止には、サプライヤー監査の強化など製造の深い段階まで踏み込んだ品質保証と、安全第一の批判的視点が不可欠である。 復習として、GoogleMapで京浜コンビナートを観察すると設備の塗装剥離やサビが見られ、保温材下腐食など目視困難な劣化も想像された。広大な現場での三現主義点検には高いコスト・負荷がかかるため、ドローン点検やセンサー監視などを導入し、重要箇所を重点的に管理することが安全と持続可能性の両立につながると考えた。
A.第5回 【講義の再話】 安全第一という言葉は技術者にとって基本である。安全を守るためのルールとして指差し呼称がある。ハインリッヒの法則についても話が出た。 5S活動と5Mがある。化学系の学生は特に5Mの設備的対応において、化学物質の漏洩に気をつけなければならない。 インド・ボパール殺虫剤工場事故にいて、この工場はアメリカの向上がインドで起こした事故である。先ほど言った設備的対応がずさんだった例で、工場の機器の老朽化を放っておいた結果である。有毒が流出したため2600名もの死者が出た。 石油化学コンビナートのそうとうるいのサビにおいて、なかなか改修工事ができないのはコストのためである。防食法を考えるにあたって、亜鉛のph図などが役に立つ。 先ほど示した「安全第一」について作業者の身体的・心理的安全が大切である。また装備の導入も大切である。いざという時のために避難訓練などを積んでおくのも有効である。 【発表の要旨】 演題 リコールを未然に防ごうー製品の安全と品質保証― グループ名 空白 役割 書記 共著者 井上楓夏、江幡ちはる、松原周凛、和田雄摩 リコールの例としてモバイルバッテリーを挙げた。 リコールされている原因は発火事故が相次いでいるからでありバッテリーセル内部に異物が混入している可能性が高いことを示唆している。 我々が防ぐためにできることはPSEマークを確認する、信頼できるメーカーを選ぶ、 日常の使い方において 強い衝撃を与えない、過充電しないなどと言ったことが挙げられる。以上のことから製品を作る側にも問題があるが使用者も製品の信頼性に甘えて使い方をおろそかにしてはいけないと感じた。 【復習の内容】 トピック名 安全のための設備 安全に関する考え方について、例えば信頼性がある。その装置に対して信頼性の高いものを使うことが安全を守るにあたって大切である。しかし信頼性100%というものはないため管理・点検を行うことが大切である。 バスタブ曲線について初期故障期は信頼背が最も低い期間でその理由は瀬系ミスなどによる。次に来る偶発故障期は信頼性が最も高い期間でその理由は初期故障期を乗り越えた製品であるためであり、事故は使用者による過失や偶発的要因によって発生する。最後は摩耗故障期であり、部品の劣化や老朽化が進み信頼性が低下する期間である。 フレアスタックとは製油所や石油化学工場などのプラント設備で発生する余剰ガスや排ガスを、大気中に安全に燃焼させて放出するための設備である。
A.(1)危険なものを安全に使いこなすことが必要。働くうえで、安全第一が重要であり生産能率よりも安全である。そのためには、ルールを守ることも大切であり、整理整頓清掃点検3S活動をすることで異常を防ぐこともできる。やり方は共同作業では、他の作業員の安全も大事なため大きな声で 指差呼称をすることが必要である。漏出したら被害が広がるため設備に関する知識もち、防ぐことが必要だが、防げなかった事件もある。それが、インドボパール殺虫剤事故である。これは、アメリカの子会社がインドにあり、ニクソンショックで予算削減になったからということあったとしても、グローバル企業が起こした大問題となった。この影響で、2600人が死、その他大勢が中毒になった。未然に防ぐうえでは、防食法:金属が腐食するのを防ぐための方法なども重要である。また、管理の際にワンオペは危ない。ヒヤリハット安全に対する考え方が大切。人々から信頼性されるためには長期間無事であることが大事。バスタブ曲線(故障率縦 経過時間横)と信頼性は、繋がっている。フレアスタック:可燃性ガスを燃焼処理する設備なども使い方が大切。 (2)PL法:メーカーなどに無過失責任を負わせる法律で、例として、スーパーカーのリコールがあり、理由は重大な事故に繋がる。これが予見できなかった理由としては、高価格でリスクと考え切れていないというのがあった。技術者として、ブランドイメージよりも安全性を求めなくてはならないと感じた。 (3)安全を守る予算がないのに、動かし続けたことは非常に重大な問題と受け止めている。一番大切にしなくてはいけない部分であるのに、そこをおろそかにしてでも続けて結果死者をだすというのは本末転倒である。研究や運営をしていくにあたって、安全のためのお金は絶対に削ってはいけない費用だと改めて感じた。
A.(1) 整理整頓や事故防止は安全で効率的な作業環境の基礎であり、その実践手法として3S活動(整理・整頓・清掃)がある。不要物を除き、モノの定位置化と清掃を徹底することで、異常や危険を早期に発見でき、労働災害の防止につながる。亜鉛のpH電位図は、腐食や不動態化の条件を示し、防食法(犠牲防食や環境制御)の検討に用いられる。バスタブ曲線は製品の故障率の経時変化を示し、初期故障・偶発故障・摩耗故障の三段階から、保全や安全対策の重要性を説明する。 (2) グループワークでは、当時話題になっていた紅麹の成分混入について調べ、話し合いました。紅麹製品の回収は、食品衛生法に基づく安全確保の観点から実施された。問題となった製品では、想定外の異物混入や製造管理上の不備が指摘され、食品衛生法が定める安全性・成分規格に適合しない可能性が生じた。実際に、腎機能障害や倦怠感などの健康被害が報告され、因果関係の調査が進められた。こうした事例は、原料管理や製造工程の衛生管理、迅速な回収対応の重要性を示しており、事業者の法令順守とリスク管理の徹底が消費者の健康保護に不可欠である。 (3) バスタブ曲線とは、製品や設備の故障率を時間の経過とともに示したもので、形状が浴槽に似ていることから名付けられた。初期故障期では製造不良や組み立て不良により故障率が高く、検査や慣らし運転が有効である。次の偶発故障期は故障率が低く一定で、点検や作業管理によるリスク低減が重要となる。摩耗故障期では劣化や疲労により故障率が上昇し、予防保全や部品交換が必要となる。バスタブ曲線は保全計画や事故防止を考えるうえで重要な考え方である。
A.(1)今回の授業では、安全について学びました。安全第一は最優先事項であるが、それとともに生産効率も上げていく必要があります。安全には確認が大事で、電源スイッチやガスの元栓を開閉する場合は大きな声で合図することが大事だと学びました。指さし確認は確認方法の一つで、学生の何人かは実際に指さし確認を行い体感することができました。また、ハインリッヒの法則や防食法についても学びました。 防食法とは金属などが環境要因によって腐食・劣化するのを防ぎ、構造物の安全性や耐久性を維持する多衛野技術のことです。方法には3種類あり、環境遮断は、塗装やメッキ、ライニングなどで表面を覆い、腐食の原因となる水や酸素と金属との接触を物理的に遮断する方法です。電気防食は防食対象の金属に電流を流し、腐食反応を抑制する方法です。流電陽極方式や外部電源方式などがあります。また、腐食しにくいステンレス鋼などの材料を選んだり、合金を使用したりする耐食材料の選定も重要とされています。 (2)ワークショップでは、リチウム電池内蔵充電器、スピーカーについて調べました。過充電、過放電、過電流を防ぐための保護経路を作ることが求められます。 (3)復習の内容として、ハインリッヒの法則について調べました。これは、労働災害における経験則の一つで「1件の重大な事故の背景には29件のかすり傷程度の軽微な事故があり、さらにその背景には、事故には至らなかったヒヤリ、ハットした事例が300件ある」というものです。
A. 工学倫理とは、危険なものを安全に扱うための知識と判断力を指す。安全第一の原則では、生産性より安全を優先し、共同作業では周囲の安全にも配慮する。指差し呼称や差5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は事故防止に有効である。ハインリッヒの法則は、ヒヤリとする小さな事例の積み重ねが重大事故につながることを示す。5M(Man・Machine・Material・Method・Management)は事故要因を分析する枠組みである。ボパール事故ではイソシアン酸メチルの放置が大規模被害を招き、安全軽視の危険性が示された。また、バスタブ曲線に基づく信頼性の理解や、設備の正常稼働と安全性確保も重要である。さらに、計装やフレアスタックなどの設備管理を通じ、安全運転を実現することが求められる。 消費者庁のリコール情報を調べた結果、私たちのグループはモバイルバッテリーを取り上げた。発火や爆発が多く報告されており、その背景には内部セルへの異物混入など製造段階の問題があるとされる。事故を防ぐためには、PSEマークの確認や、落下・圧力などの強い衝撃を避けて使用することが基本となる。また、長期間使い続けず、定期的に買い替えることも安全性向上に必要だと感じた。さらに、過充電を防ぐための使い方を心がけることも重要である。 復習で指差し呼称を実際に行ってみると、思っていた以上に声を出すことが難しく、恥ずかしさから小さな声になってしまう場面があった。しかし、声に出して対象を確認することで、注意が散漫になりにくく、確実に安全確認ができることを実感した。①対象を見る②指を差しながら名称を唱える③腕を耳まで上げて確認④「良し」と振り下ろす、という一連の動作には、思考と行動を一致させる効果があると思った。初めはぎこちないが、事故防止につながる重要な習慣だと改めて感じた。
A.(1)講義の再話 バスタブ曲線は、設備や製品の故障が時間とともに変化することを示し、早期点検や更新判断の重要性を示唆する。インド・ボパール事件は、老朽化設備や安全管理を放置し、コスト削減を優先した結果、多数の住民に甚大な被害を与えた事故である。防食法も含め、危険を予見し対策を講じることは技術者の倫理的責任であり、安全を軽視した判断は社会に深刻な影響を及ぼす。 (2)発表の要旨 演題 リコールを未然に防ぐために 共著者名 竹名呉羽, 中川一生, 佐藤優生, 佐藤光介, 久保明裕 役割 提案者 発表の要旨 製品リコールを未然に防ぐためには、安全性を最優先とした品質保証体制が不可欠である。モバイルバッテリーの発火事故は、設計不良や製造ばらつき、検査不足が原因となることが多い。自動車の修理部品においても、わずかな欠陥が重大事故につながる可能性がある。企業は市場投入前後を通じた品質管理と情報収集を徹底し、事故防止と信頼確保に努める責任がある。 (3) 復習の内容 槽塔類の防食を提案するには、腐食環境や使用条件を正確に把握することが前提となる。材料選定では耐食性合金や樹脂材料を用い、内面にはライニングや塗装を施すことが有効である。さらに、犠牲陽極法や外部電源法などの電気防食を併用することで腐食進行を抑制できる。そのため定期点検や腐食モニタリングを行い、予防保全を徹底することが大切だと考えた。
A.(1)安全と品質管理について学び、事故、不良品の原因を考えた。工学倫理の基本は、もともと危険なものを扱っているという自覚を持つことであった。工場では、整理整頓、点検、3S活動が重要であり、実際に指差呼称のやり方を学んだ。不安全行動や行為が重大事故につながるという法則であるハインリッヒの法則を調査し、「ヒヤリ・ハット」の段階で対策を考えて、安全に作業する態度を身に着けることが大切であるということを知った。バスタブ曲線と信頼性の関係を考えた。湖沼率が低く、安定していれば、信頼性が高くなる。湖沼率が上昇、つまり、摩耗期に入ると、信頼性が急低下する。例として、アメリカのグローバル企業が起こした猛毒ガスの漏出事故を取り上げ、現地での事故にどう対応したかを学んだ。 (2)グループのワークショップでは、リコールというグループ名で、伊藤夢、永井日菜、後藤将太、五十嵐稔二と議論し、私は調査を行った。リコール製品として「アンカーのモバイルバッテリー」を選択した。セル製造サプライヤーによる不適切な部品使用があり、発火、発煙の恐れがあるとされた。なぜまずいと考えたかを以下に示す。安全面にリスクがあり、身近に置いておく存在であるからである。また、発火の恐れがあり、家や外出先で火事を引き起こしてしまうリスクがあると考えた。 (3)技術者と安全に関して、賢い不服従について考えた。経営者と技術者の関係であるならば、安全基準を満たさない場合に出荷を止めたり、事故につながる恐れがある場合に仕事を中止したりする行動をとることである。うまく機能しているケースは、鉄道会社などが挙げられる。また、安全確保のための設備と考え方ついて調査、考察した。計装とは、温度、圧力、流量、液位、濃度などを計測し、その情報に基づいて自動制御を行う仕組みのことであった。信頼性とは、一定期間、期待された機能を果たす能力のことで、品質保証やプラント機器の設計において応用できる。バックアップとは、主系統が故障した際に代替機能を提供する予備系統のことで、プラントの電源や制御系に応用できる。フェイルセーフとは、故障や誤作動が生じても安全に作動するように設計するという考え方のことで、エレベーターに応用されていると分かった。
A. 安全と品質の核心は、事故や不良品を防ぐための主体的判断と仕組みづくりにある。「賢い不服従」は、盲目的な命令遵守ではなく、安全を最優先する行動を指し、技術者が経営者の不合理な指示に異を唱えることも含まれる。また、指差し呼称のような基本動作は心理的抵抗から定着が難しいが、管理者の率先や職場文化の醸成によって事故防止に効果を発揮する。安全第一は知識だけでなく、習慣化と組織的意識改革が不可欠である。 化学プラントでは、腐食や損傷を防ぐための定期検査や防食処置が義務付けられ、数千万円規模のコストがかかるが、事故による損失を考えれば必要な投資である。老朽化設備と人材不足の中、 IoTやAI、ドローンを活用したスマート保全が進められ、異常検知や予兆管理による安全性向上が期待される。さらに、設計思想として信頼性、フェイルセーフ、インターロック、フールプルーフを組合せ、多層的な安全設計を実現することが重要である。 製品安全では、リコール制度が消費者保護の要であり、PL法などがその法的基盤を支える。近年のバッテリー発火事故は、リスク評価や耐久試験の不備を示唆しており、技術者は設計段階からリスクアセスメントを徹底し、異常時の動作検証や長期試験を行う必要がある。安全は「当然」ではなく、不断の努力と倫理的責任によって守られる価値である。技術者は経営層に対し、予防保全の費用対効果を定量的に示し、倫理と法令順守を両立させることが求められる。
A.? 5Sは、職場環境を整えることで安全性や作業効率、品質を向上させる基本活動である。不要物を除く整理、使いやすく配置する整頓、職場をきれいにする清掃、その状態を保つ清潔、ルールを守るしつけから成る。一方5Mは、品質問題の原因を分析する視点で、人・機械・材料・方法・測定の五要素に着目する。5Sで土台を整え、5Mで原因を管理することで、トラブルの未然防止や継続的な改善が可能となり、現場全体の意識向上にもつながり、安定した品質と生産性が実現される。 今回のグループワークはリコールを未然に防ごうである。 ?演題は、リコールを未然に防ごうであり、グループ名はリコール、属した人は、樫本裕希、鈴木奏逞、須藤春翔であり、役割は調査係。 今回は、小林製薬の紅麹について調べた。 紅麹にはプベルル酸という毒性の物質が含まれており、服用した人から体調不良を訴える声が続出し、自主回収を行った。このことを未然に防ぐためには、外部機関との連携が必要であったと考えた。 ?私は技術者倫理と安全との結びつきについて考えた。技術者の判断や設計、管理のミスは、事故や災害として人命や社会に大きな被害を与える可能性がある。そのため、効率や利益、上司や組織からの圧力よりも、安全性を重視することが技術者の責任である。危険を予見し、問題を見過ごさず、必要であれば是正や中止を求める行動こそが、長期的に社会の安心と技術発展を支える基盤となり、社会から信頼される技術者倫理である。
A.(1)研究開発現場、製造現場、輸送時など、様々な場所において安全が大事である。ヒヤリハット活動、KY活動、指さし呼称、やりきり厳守によって、労働災害の防止に努めながら生産活動にあたる必要がある。また消費者の安全を守るためには、事故やリコールを未然に防ぐことが大切である。しかし、安全対策のコストを削り品質を下げると、安く出荷できるため市場での競争力が増す。このようなジレンマを解消するためには、ルールの策定が必要である。 (2)「有限会社アンビシャス」の「梅かつおたくあん(本漬梅かつお)」が2025年10月22日より、アセスルファムカリウムの含有量が基準値を超えていたことを理由に回収されたことを確認できた。 (3)技術者は過去の事故事例を教材として判断力を鍛えることが大切であり、持続可能な利益を生み出すためには、現場の声を聞き、構造的な沈黙を打破し、「賢い不服従」を実践する倫理的筋力が求められる。「賢い不服従」とは、命令や権威よりも安全・倫理を優先する判断力を意味する。技術者が経営者や顧客の指示に対して、安全性に疑問がある場合に敢えて異を唱えることは、社会契約的責任や相互依存性モデルに基づく倫理的判断である。また安全性を確保するためには、技術者が現実的かつ論理的な視点から対応策を講じる必要がある。ドローンや赤外線カメラ、AIによる画像解析などの技術を活用して巡視・点検の効率化を図ることができる。
A.(1)講義内容の再話 技術者倫理の授業では、安全を最優先する姿勢が技術者の根幹であることが繰り返し作業環境管理について話された。作業管理・健康管理を徹底し、指差し呼称や5Sといった基本的な安全活動を継続することが、重大事故を未然に防ぐ基盤となる。ハインリッヒの法則が示すように、大事故の背景には多数のヒヤリハットが潜むため、小さな異常やサビの発見を軽視してはならない。実際、京葉工業地域のコンビナートでサビを発見した場合、耐食材料の採用や電気防食など適切な防食対策を講じる必要がある。また、フールプルーフやインターロック、バックアップのような安全設計は、人的ミスを前提に事故を防ぐ仕組みとして不可欠である。設備寿命を考える際にはバスタブ曲線の理解が求められ、初期故障から摩耗故障まで適切な保全計画を立てることが技術者の責務となる。さらに、フレアスタックのような緊急時安全設備は、社会に対して安全を保障する最後の砦であり、技術の運用には倫理的視点が不可欠である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 リチウム電池について メンバー 和田雄磨 松原周凛 増子香奈 井上 楓夏 江幡ちはる 山根 寿々 最近話題となっているリチウム電池の事件についてグループで議論した。モバイルバッテリーの発火事件が多く発見された。原因はバッテリーセル内部に異物が混入することで起こっていることが調べで分かった。このような事故を防ぐにはPSEマークが認証されているかどうか、丁寧に扱い、高温状態にしないなどの注意が必要である。という結論に至った。 (3)復習の内容 バスタブ曲線について復習した。バスタブ曲線は、製品や設備の故障率を時間の経過とともに示した代表的モデルで、その形が浴槽に似ていることから名付けられる。初期故障期は製造不良などで故障率が高く、続く偶発故障期は安定的に低い故障率が続く。最後の摩耗故障期では部品劣化により再び故障率が上昇する。この特性を理解することで、適切な保守計画や交換時期の判断が可能となり、安全確保に役立つ。
A.
A.(1)昔、アメリカはベトナム戦争の影響で財政難に陥り、ニクソンショックになった。結果、海外進出していた米企業は経費節減が求められ、工場を安全に保つための要素にまで節約がなされた。それが災いし、人体に有毒な物質が流れ出て、多くの人命が失われた。故障や劣化、人的エラーなどで事故は必ず起こりえるものではあるが、人も金も少ない状況であったとしても、危険なものを安全に使いこなす仕事をする、という工学倫理を技術者は必ず持ち、安全第一で仕事することが最優先である。 (2)私たちのグループでは、リコールを防ぐ方法について議論した。まず、この回の講義で、リコールは、製品に欠陥事故を未然に防ぎ、消費者の安全を守ること、と学んだ。リ欠陥事故例として、成城石井の落花生つくねの1部商品に虫が入っているのが確認された。この例から、リコールを事前に防ぐためには、製品を包装する際に中身を確認してから行う、という意見でまとまった。 (3)技術者含め、多くの労働者は上司のいうように行動することが多い。だが、危険なものをより安全に扱う、技術者倫理を技術者は求められる。どれだけ努力をしても事故は起こってしまうものだが、指差し呼称などの安全第一を実現するために行動することが、結果として会社も上司も救う。また、当然のことながら、技術者は商品の欠陥や安全性を担保しなければならない。リコール(自主回収)に至ると、莫大な損失と信頼の失墜に関わり、技術者の責任は重大になってしまう。
A.(1)工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという自覚を持つことにある。生産効率よりも安全を最優先する「安全第一」の考え方は、電源やガスの開閉時に大きな声で指差呼称を行うなど、日常作業にも具体的に反映される。ハインリッヒの法則によれば、重大事故の背後には多数の軽微事故やヒヤリ・ハットが存在し、日常的な危険予知と対策が不可欠である。職場環境の管理には、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5Sや、人的要因、設備、素材、作業方法、管理の5Mが役立つ。これらの手法を組み合わせることで、事故防止や信頼性向上につながる。信頼性評価ではバスタブ曲線が示す通り、初期故障期や摩耗故障期には故障率が高く、点検や更新判断の強化が必要である。過去の事故からも教訓が得られる。インド・ボパールの殺虫剤工場事故では、老朽化によるガス漏れで死者2,600人以上、被害者5万人以上が発生した。塔槽や配管のさびなどの異常を発見した場合は、まず安全性を確保し、仮補修を行った上で防食塗装の更新や建て替えを検討することが重要である。防食方法には、塗装やコーティングによる被覆防食、船舶や埋設配管で用いられる陰極・陽極防食がある。また、フレアスタックなどの設備を用いて可燃性ガスを安全に燃焼処理することも、工学倫理と環境保全の両立に不可欠である。 このように、工学倫理は単なる規則遵守ではなく、技術者が自らの判断で安全性を確保し、信頼性と環境保全を両立させる実践的な姿勢に根ざしている。 (2)安全にするための設備として例としてモバイルバッテリーを挙げた。安全にするために対象商品の使用をすぐに禁じたり、リコール情報はご家族の周囲の方にも積極的に共有すると考えた。リコール理由は八課などの原因があるためだと考えた。 (3)工学倫理の基本は、「危険なものを安全に扱う」という自覚を持つことにある。「安全第一」を徹底し、ハインリッヒの法則や5S・5Mを活用して日常の危険予知や事故防止を行うことが重要である。過去のボパール工場事故などから、防食や設備点検、フレアスタックの活用など、技術者が信頼性と安全性、環境保全を両立させる姿勢が求められる。
A.(1)講義内容の再話 安全と品質管理をテーマに講義を行った。指差し呼称はヒューマンエラーによる事故やミスを防ぐために行われ、安全に対する意識を交渉させるために必要なものであった。また、バスタブ曲線は時間の経過と故障の割合の変化をしめすグラフの形が浴槽の形に似ている曲線のことである。故障期間が初期、偶発、摩耗の三つに分けられ、製品が曲線のどこにいるのかを理解し、それぞれに合う対策をとることが事故防止につながる。日々の丁寧な確認やケアが安全対策となることを実感させるものであった。 (2)発表要旨 本発表の演題は「リコール製品の例」である。グループ名はC、グループは青木優奈、鈴木建生、内藤樹、川野美緒、赤崎亮太、大内康生の6名で構成されている。発表の創作において調査係を担った。リコール製品としてアンカージャパンのリチウム電池内蔵充電器、スピーカーがあった。リコールが実施された理由は、発火事象の発生から調査を行った結果、サプライヤー製造工程において異物が混入している可能性がある製品が出荷されており、使用によって電池セルの内部短絡が発生する可能性が判明されたためである。 (3)復習内容 安全性の確保と社会的信頼の重要性について考えた。安全は製品と作業においてだけでなく社会的信頼を維持するうえでも最も重要な課題であると考える。指差し呼称やバスタブ曲線について学んだことで、ヒューマンエラーや確認不足は小さな見落としでも大事故につながる可能性があるため、日々の丁寧な確認や手順の徹底が欠かせないことに改めて気が付いた。安全性の確保は個人や企業の責任にとどまらず、社会全体への信頼関係を守る行為でもある。日々の作業を確実に行うことの重要性がとても大きいのだと考えた。
A. 授業では、工学倫理において最も重要なのは生産能率よりも安全性であることを学んだ。「安全第一」という言葉はよく聞くが、それを実現するためには具体的な行動が求められる。代表的な方法として、整理・整頓・清掃・清潔・躾の「5S」や、作業時の「指差し呼称」が挙げられる。特に指差し呼称については、その手順を調べ、実際にガスの元栓を対象に実践した。また、安全推進のキーファクターとして「5M」があり、その中でも科学者や技術者として特に重視すべきはMachine(設備的要因)である。パイプからの薬品漏れなどを未然に防ぐため、機器の点検や整備を徹底する必要があることを学んだ。安全第一が守られなかった例として、インドのボパール殺虫剤工場事故を調べた。この事故は、安全管理の不備が大規模な人命被害を引き起こした典型であり、安全確保の重要性を改めて実感した。安全設計の考え方には、信頼性・バックアップ・フェイルセーフ・インターロック・フールプルーフなどがあり、それぞれの役割を理解した。特に信頼性は、機器が定められた期間に期待通り機能する能力であり、「バスタブ曲線」で初期故障期・偶発故障期・摩耗故障期に分類されることを学び、実際にグラフを描いて理解を深めた。さらに、防食法と亜鉛のpH電位図の関係や、石油・ガス精製プラントで余剰ガスを安全に燃焼処理する「フレアスタック」の役割についても調べ、安全設計について多くの学びを得た。 発表では、消費者庁のリコール情報サイトを用いて製品事故を分析した。私たちのグループは、電動アシスト自転車の交換用バッテリーを取り上げた。不具合による発火事故が実際に報告されており、製品設計や品質管理の不備が重大なリスクにつながることを考察した。さらに、企業が迅速に情報を発信し、利用者も正しく対応することの重要性を感じた。 復習では、授業全体を通して安全の基礎概念と実践的手法を学んだことを整理し、今後の研究や実験においても「安全を最優先に行動する姿勢」を常に意識していきたいと感じた。
A.本講義では、工学倫理の基本として「技術者は危険なものを安全に使いこなす仕事をしている」という明確な自覚を持つことの重要性が示された。安全第一とは、安全性を犠牲にして利益を追求するのではなく、労働災害を未然に防ぐという考え方であり、その具体的な取り組みとして3S活動(整理・整頓・点検)や、清潔・しつけを加えた5S活動が紹介された。また、指さし呼称は、作業時に対象を指で示しながら名称と状態を声に出して確認する方法であり、人為的ミスを減らす有効な安全対策である。 さらに、ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度な事故と300件のヒヤリ・ハットが存在するとされ、小さな異常を見逃さないことの重要性が強調された。製造現場の安全要因としては、5M(人・機械・材料・方法・管理)の観点から多角的に事故原因を考える必要があるにゃ。実例として挙げられたインド・ボパール殺虫剤工場事故では、老朽化した設備と不十分な安全管理により、猛毒物質が流出し、甚大な被害をもたらした。この事故は、技術者と企業の倫理的責任を強く示す事例である。 また、防食技術として亜鉛の犠牲防食が説明され、材料特性を理解した安全設計の重要性が示された。安全に関する考え方には、科学的視点、倫理的視点、社会的視点があり、これらを総合的に踏まえることが、信頼される技術者に求められる姿勢であると理解した。 ワークショップでは、リコール製品について調べ、Anker Power Bankの交換・回収について調べた。
A.(1) 安全と品質管理について考えるとき、まず事故や不良品は特別な失敗ではなく、日常の小さな見落としの積み重ねで起こることを理解してください。現場の基本として重要なのが3S活動、つまり整理、整頓、清掃です。不要な物を減らし、物の位置を明確にすることで、事故の発生確率は大きく下がります。また、安全対策は精神論ではなく、仕組みとして作ることが重要です。設備の設計、作業手順、材料の管理などを通じて、人がミスをしても事故につながらない構造を作ることが、安全と品質を守る基本になります。 (2)グループワークでは、モバイルバッテリーについて議論しました。モバイルバッテリーはバッテリーのセル内部に異物が混入すると発火の危険性があり、リコールが相次いでいます。モバイルバッテリーの発火を避けるために、強い衝撃を与えないことや、長く使わないこと、高温の環境下に置かないこと、過充電しすぎないこと、PSEマークを見ることなどが大切だということがわかりました。 (3)バスタブ曲線を用いて製品の故障発生率の変化を復習しました。初期不良、偶発故障、摩耗故障という三つの段階があり、それぞれで求められる対策は異なります。品質管理とは、不良が起きてから対応するのではなく、起きやすい時期や原因を理解し、事前に対策を講じることです。安全管理と品質管理は別ではなく、どちらも事故を未然に防ぐための考え方であることを改めて確認しました。
A. 5S活動とは、職場環境を整え、業務の効率と安全性を高めるための取り組みである。整理・整頓・清掃・清潔・躾の五つから成り、不要なものを減らし、使いやすい状態を維持することで、ミスや事故の防止につながる。継続的に実践することで、働く人の意識向上や組織全体の生産性向上が期待される。 リコールを未然に防ぐ、吉田好、加藤さなみ、大坂琉音、沖杉紗琶、役割:可視化、リコールは製品の安全性や品質に問題が見つかった際に回収や修理、交換を行う制度である。消費者庁によると、モバイルバッテリーの発熱・発火等の事故162件のうちリチウムイオン電池に起因すると考えられるのは136件(84%)であり、増加傾向にある。リコールを未然に防ぐには設計から使用の段階までのリスクを明確にし、それに備えることが大切であると考えた。 安全性を確保する考え方には、信頼性、バックアップ、フェイルセーフ、インターロック、フールプルーフがある。信頼性は安定して動作する性質で、ITサーバーやネットワーク機器に応用される。バックアップは、データやシステムを複製し、障害時に復旧できる仕組みで、クラウド保存に使われる。フェイルセーフは、故障時に安全な状態へ移行する設計思想で、石油ストーブの自動消火などに応用される。インターロックは、危険な状況下で動作を防ぐ仕組みで、洗濯機の蓋開放時の回転停止などに応用される。フールプルーフとは、人間の誤操作を未然に防ぐ設計で、電子レンジのドア開放時の加熱不可などに応用される。
A.①技術者には危険物を安全に使いこなすことが求められる。安全のための行動として、5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)がある。 また、ミスの要因として5M(Man,Machine,Material,Method,Management)がある。 ミスを出さないための取り組みとして、指差し呼称が効果的である。 設備の老朽化も危険である。インド・ボパール殺虫剤工場事故はベトナム戦争により改修のための資金がなく、建物が老朽化していたために発生した。 日本でも、航空写真でコンビナートを確認すると、天井や配管など、錆びて老朽化している設備が多く確認できる。 ②ワークショップでは、リコールが行われた製品の傾向について調査した。 モバイルバッテリーや電気シェイバー、自動車の修理部品が多く、これらについて特に安全への対策が必要であると考察した。 ③リコールに関わる法律について、自動車のリコール制度に関わる「道路運送車両法」を調査した。 この法律は自動車や関連する装置などに関する保安基準を定めており、これに適合しない製品はリコールの対象となる。 国土交通省は自動車のリコールの届け出があった場合にプレスリリースを出し、リコール届出一覧も公開するなど、 消費者に対しリコール情報が周知されるようにしている。 消費者庁のウェブサイトから自動車に関連するリコール情報を調査し、特に懸案すべき事案として車両の不適切な製造により事故に発展する可能性があるケースを選択した。 メルセデス・ベンツで、シートベルトの取り付けが甘く外れる危険性があるものや、ナットの締付けが甘く発熱して火災に発展する危険性がある事例があった。 このような事例はまたリコール対象の製品が各数台のみであるためメディアに取り上げられる可能性が低く、消費者が能動的に調べない限りは異常に気づかないことが考えられる。
A.(1)工学倫理の基本とは「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという明確な自覚を持つことである。またあらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵だと言い換えてもよい。それ故に、技術者には専門的な能力に加え、高い倫理性が求められる。技術者は特に、安全第一が求められるので、事故の原因である「知らなかった」をなくすためにも日頃のコミュニケーションや、指差し呼称を大切にすべきである。 防食法とは、防食法とは、金属やコンクリートなどの材料が腐食から守るための方法であり、主な防食法は表面を塗装や金属被覆で覆い酸素や水分と接触させない被覆防食や電流を利用して腐食を防ぐ電気防食などがある。 (2)自分たちの班はリコールを未然に防ぐ方法について話し合いました。まず自分たちの班は様々な商品がある中、モバイルバッテリーに着目しました。調査の結果モバイルバッテリーの事故の防ぐ方法として、交換や回収があげられました。その理由としては製造サプライヤーによる不適切な部材使用が見つかり事故を引き起こす可能性が考えられるからです。 (3)自分は事故を事前防ぐ方法についてもっと知りたくなったので追加で調査しました。結果として、その技術者の技能と安全管理の関係性や、技能の深化と安全意識の発展、技能指導における安全管理の位置づけなどがあげられました。特に技能指導における安全管理の位置づけは、ベテランの方々がしっかりと意識していかなければいけないと自分は思いました。
A.(1) 講義では、安全と信頼性を確保するための技術的考え方について学んだ。まず、亜鉛を用いた防食法として、防食の仕組みが紹介され、材料選択が構造物の寿命に大きく関わることを理解した。また、安全第一が意味する内容として、作業環境管理・作業管理・健康管理の三つの観点が示され、安全は個人の注意だけでなく組織的に確保されるべきものであると説明された。さらに、安全に関する基本的な考え方として、事故を防ぐ予防の重要性が強く示された。加えて、信頼性評価の代表例としてバスタブ曲線が取り上げられ、機器の故障特性が時間とともに変化することを学んだ。最後に、フレアスタックの役割を通じて、異常時の安全確保の仕組みについて理解を深めた。 (2) 自分の班では、消費者庁のリコール情報サイトを調査し、食品添加物であるアセスルファムカリウムの含有量が基準値を超過したことにより回収となった事例を取り上げた。回収に至った経緯や公表の仕組みを整理し、基準値が設けられている理由や、消費者の安全を守る制度の役割について考察した。基準値の超過はすぐに健康被害が生じるとは限らない場合でも、法令や基準を遵守する姿勢が企業の信頼性に直結することが考えられる。品質管理と情報公開の重要性、技術者や企業が負う社会的責任について理解を深めることができた。 (3) 安全第一とは単に事故を避ける意識ではなく、技術と管理によって危険を最小化する姿勢であると考えた。亜鉛防食のような材料技術は、劣化を予測し対策を講じる点で予見的安全の一例だと感じた。また、作業環境・作業・健康の三管理は相互に関連しており、どれか一つが欠けても安全は成立しないと考えた。バスタブ曲線は、初期不良・偶発故障・摩耗故障という段階を示し、点検や更新時期の判断に不可欠である。さらに、フレアスタックは通常時には不要な設備であるが、異常時に重大事故を防ぐ。これらを踏まえ、安全と信頼性はコストではなく、社会的信頼を支える投資であると感じた。
A.(1)本講義では、「安全と品質管理」をテーマに、事故や不良品が発生する原因について学んだ。安全管理や品質管理は、製品や技術の信頼性を確保するための基本であり、これが欠如すると重大な事故につながる。講義では、インド・ボパールで発生した殺虫剤工場の事故が取り上げられ、管理体制の不備やコスト削減を優先した判断が、多数の死傷者を生む大惨事につながったことが説明された。この事例から、技術的な欠陥だけでなく、組織的な怠慢や倫理意識の低さが事故の根本原因であることが強調された。安全と品質は経済効率よりも優先されるべきであり、工学倫理の重要性が示された。 (2)ワークショップでは、実際にリコールされた製品を調べ、その原因や企業の対応について検討した。発表では、不良品の多くが設計段階の想定不足や製造工程での管理不備、検査体制の甘さによって生じていることを指摘した。また、問題発覚後の企業対応によって、被害の拡大や社会的評価が大きく左右される点にも注目した。迅速なリコールや情報公開は短期的には損失を伴うが、長期的には消費者の安全と信頼を守る行為であるとまとめた。 (3)復習を通して、事故や不良品は偶然ではなく、複数の要因が重なって発生することを理解した。インド・ボパール殺虫剤事故のような大規模災害は、安全管理や品質管理を軽視した結果であり、工学倫理の欠如が深刻な被害を招くことを示している。技術者には、効率や利益だけでなく、人命や社会への影響を最優先に考える責任がある。安全と品質を守る姿勢こそが、工学倫理の実践であると学んだ。
A.(1)安全第一の一つとして大きな声で指差し呼称があるよ。さて、教室のガス栓で指差し呼称を実践してみよう!指差し呼称のやり方は、①対象を見る②対象を指差して③指した指を耳元に④刺した指を戻して「よし!」と声を出すという手順だよ。5S活動は知っているかな?山形大学には「安全対策マニュアル」があるよ。ほかにも5Mというのもある。ボパール化学工場事故は知っているかな?イソシアン酸メチルを製造していた工場なんだけど、国をまたいだ倫理として有名な事故だね。防食法を調べてみよう。電気防食や被服防食、防食材料の使用があるね。亜鉛の電位pH図も参考にしてみてね。バスタブ曲線やフレアスタックについて取り上げるよ。 (2)ワークショップではリコールされた製品について議論した。事案として、電気シェーバー、チョコレート菓子を選んだ。電気シェーバーはパナソニック製で、USBに水がつくと短絡やこげ、発熱が発生するという事案である。チョコレート菓子はアレルギー表示不足、「卵」以外の3種類のアレルゲンが含まれていたにもかかわらず、「卵」のみを表示していた事案である。 (3)復習では安全のための設備として計装とフレアスタックを調べた。計装とは計測機器を装備して設備や装置の自動制御や監視を可能にする技術である。 具体的な計装の注意点をまとめる。 自動警報装置:センサーの定期校正、プレアラームと緊急警報の使い分け 緊急遮断装置:遮断弁の設置位置はP&IDで明確にする 安全弁:設定圧力の調整を慎重に行う・吹き出し量の計算は規格に基づく リリーフ弁:熱望等による圧力上昇にも対応するように・ポンプ出口側に設置する場合はバイパスラインの設計が重要 破裂板:一度作動すると交換が必要・設定破裂圧力の1.1倍以下にする フレアスタックは石油精製所や化学プラントなどで余剰ガスや危険なガスを安全に燃焼させるための設備である。ベントスタックは非可燃性または低リスクのガスを待機中に放出するための垂直配管である。スチームカーテンは蒸気を噴霧してガスの拡散を制御したり火災の延焼を防ぐための技術である。消火栓は火災発生時に迅速な消火活動を可能にするための水供給設備である。 工学部化学系の卒業生としては化学プラントの知識を身につけるには、プラントを扱っているインターンにいってみることがひとつの手だと考える。実際私はプラントエンジニアリング業界のインターンに行き、設備の名称や役割、規模感などプラントの最低限の知識をつけることができた。
A.(1)授業で学んだこととしては近代技術は危険なものを安全に使いこなす知能が必要であること、現場において安全第一、生産効率よりも安全第一が重要であること、整理・整頓・清掃の3Sについて学びました。また、指さし呼称についても学びました。この手順として操作する機器やスイッチ、信号などを目視で確認し、確認対象を指で指し示し、対象の名称や状態を声に出して確認(例:「信号、青!」)、確認後、操作や行動を行うというのがあることを学びました。 (2)ワークショップではリコールを未然に防ぐためについて話し合いました。例としてモバイルバッテリーの発火、電気シェイバーの刃、自動車の修理部品などをとりあげました。リコールを防ぐには、製品の企画から出荷までの全工程で品質と安全性を確保することが重要であり、設計段階でリスクを予測し、厳格な品質管理と試験を徹底します。さらに、部品や製品の履歴を追跡できるトレーサビリティを確保し、法規制や安全基準を遵守することが不可欠です。これらの取り組みにより、欠陥の発生を未然に防ぎ、企業の信頼性を維持できるということを話し合いました。 (3)復習の内容としてはバスタブ曲線について、バスタブ曲線は製品の故障率を時間軸で示したグラフで、形が浴槽に似ていることから名付けられたことや、初期故障期(製造不良などで故障率が高い)、偶発故障期(安定して低い故障率)、摩耗故障期(経年劣化で故障率が上昇)の3段階があり、信頼性とは製品やシステムが一定期間、所定の条件下で正常に機能する確率を指し、設計・品質管理・保守で高めることが重要であることをまとめました。
A.?本講義では、安全とは偶然に得られるものではなく、工学倫理に基づいて意識的に作り込むものであると学んだ。工学倫理の基本は、技術者が危険なものを安全に使いこなす仕事を担っているという自覚を持つことである。その具体策として、5S活動や大きな声による確認、指差し呼称の重要性を学んだ。また、ハインリッヒの法則やヒヤリハットの考え方から、小さな異常の見逃しが重大事故につながることを理解した。さらに5Mの視点やバスタブ曲線を通じて、安全は人・設備・管理の総合的な取り組みで成り立つことを学んだ。 ?演題: リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証― グループ名:なし 共著者名:小林煌、長尾瞬、松本碧衣、今山華百、鈴木純奈 役割:筆頭著者 グループディスカッションでは、製品の安全と品質保証をテーマに、リコールを未然に防ぐ重要性について議論した。私たちのグループでは、消費者庁のリコール情報を調査し、ティファール製電気ケトルの事例を取り上げた。この製品では、電源コードの使用方法によってはプラグが破損し、発煙や発火に至る危険性があった。最終的に、このリコール製品は設計段階で安全を十分に考慮できていれば防げた可能性が高く、出荷後のリコールは企業の信頼低下と大きな損失を招くため、品質保証を設計に組み込むことが、技術者の責任であると結論づけられた。 ?授業後の復習として、インド・ボパール殺虫剤工場事故を改めて振り返り、安全軽視がもたらす結果の深刻さを考えた。この事故では管理体制や設備保全の不備が重なり、多数の死者を出す惨事となった。事故は工程のどこでも起こり得るため、技術者には、製造から使用、廃棄に至るまで安全を考え抜く姿勢が求められる。安全第一を実現する継続的な努力こそが、社会から信頼される技術につながると考えた。
A.今回の講義では品質管理と技術者倫理を紐付けて講義を進めて行った。品質管理と技術者倫理は、製品やサービスの信頼性を支える両輪であり、どちらが欠けても社会からの信頼は成り立たない。品質管理は、規格や基準を満たす製品を安定的に提供するための技術的・組織的活動であり、不良の未然防止、ばらつきの低減、継続的改善(PDCA)を通じて顧客満足と安全性を確保する。一方、技術者倫理は、法令遵守にとどまらず、社会や利用者への影響を考慮し、専門家として誠実に判断・行動するための価値規範である。品質管理の現場では、納期やコストの制約から、検査の簡略化やデータの都合のよい解釈といった誘惑が生じやすい。ここで倫理観が弱いと、不具合の隠蔽や虚偽報告につながり、短期的には問題が表面化しなくても、長期的には重大事故や企業不祥事として社会に大きな損害を与える。逆に、技術者倫理が根付いていれば、基準逸脱を正直に報告し、是正措置を講じる判断がなされる。これは品質管理を「形だけの手続き」から「安全と信頼を守る実践」へと高める。また、品質は最終検査だけで作り込めるものではなく、設計・調達・製造・保守の全工程で作り込まれる。技術者倫理は、各工程での判断の質を高める役割を果たす。例えば、設計段階でのリスク想定の甘さや、コスト優先で安全余裕を削る判断は、倫理的配慮が不足している兆候である。品質管理の手法(FMEA、統計的工程管理など)を正しく使い、リスクを可視化し、社会的影響を考慮して意思決定することが重要だ。品質管理は「どう作るか」の方法論、技術者倫理は「なぜ・何のために作るか」を支える価値観である。両者が結びつくことで、技術は社会にとって真に有益なものとなる。組織としては、教育や風通しの良い報告体制を整え、個人としては専門家としての責任を自覚し続けることが、持続的な信頼と安全を実現する鍵であると考える。
A.安全をテーマに授業を行った。現場での作業では安全第一で行われることが大事である。安全のためには3sまたは5sがあり整理、整頓、清潔を指している。現場作業では作業前に指差し確認を大声で行うことでヒューマンエラーを防止することができる。安全第一で作業を進めていくためには、装置の老朽化に対する対応もしっかりしていくことが重要である。防食法とは金属の腐食を防ぐものであり、被覆防食、電気防食、耐食材料使用、環境制御などがある。 ワークショップ課題では以下のような内容にまとまった。実際にリコールされているものについて調べてグループ内で議論した。実際にリコールが行われているものとしてモバイルバッテリー、自動車の修理部品、電気シェイバーの刃、カメラなどがある。身の回りの多くの物にリコールされるものがあり、モバイルバッテリーの発火や自動車の故障など安全に関わってくるものも含まれている。これらの物から事故が起きるのを防ぐためにはリコールの前に製造段階で安全が確保できるような設計が必要である。 授業の復習では「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-」を題意に以下に記した内容をおこなった。リコールを未然に防ぐには、設計段階からのリスク評価と、製造・検査工程における品質管理の徹底が不可欠である。また、現場の声を反映させる仕組みや、トレーサビリティの確保も重要だ。さらに、問題発生時に迅速に対応できる体制を整えることで、信頼性の高い製品づくりと企業の社会的責任を果たすことができると考える。
A.1 安全と品質管理をテーマとして安全に対する様々な考え方について学んだ。集中力や意識の向上、事故の防止を目的として行う指差し呼称、事故や災害の発生件数についての言説であるハインリッヒの法則、製造現場での着眼点である5Mなどを扱った。安全を軽視して起こった悲劇の例としてインドのボパールで発生した殺虫剤工場事故を取り上げた。運転停止した製造設備の老朽化により、猛毒のイソシアン酸メチルが放出された事案である。防食の方法や信頼性を高める方法についても学んだ。CRediTの分類法における私の役割はConceptualizationである。 2 演題 リコールを未然に防ごう-製品の安全と品質保証- 共著者名 坂本彩夏、佐々木龍亜、小原舜 消費者庁のリコールサイトにアクセスし、実際にリコールを受けた製品について調べ、どうすればリコールを受けずに済んだかなどについてグループ内で議論した。具体例として最初に挙げたのはポータブル電源である。これはリチウムイオン電池を使用しており、一度異常が発生すると連続的に発火が起こるため、非常に危険なものである。リチウムイオン電池の発火の問題は良く耳にするものであるが、コストの削減を目的として安全性を軽視した結果であると思われる。また、新潟県産やりいかの事例についても話し合った。これは消費期限を誤って記載したことにより、リコールの対象となったものである。 3 私は本講義において、想定していない側面から安全面における重大な問題が発生し、様々な悲劇を引き起こしてきたということを再確認した。そこでその具体例についてPCBの問題について調べた。この事件は、PCBから派生したダイオキシン類により、食品汚染、環境汚染を引き起こし、現在でも処理が続けられており、尾を引いている問題であるといえる。私は技術者として、あらゆる側面から製品に危険が無いかどうか検討し、悲劇につながらないように努めることが肝要であると感じた。CRediTの分類法における私の役割はWriting - Original Draftである。
A.最初に亜鉛防食法とは、鉄よりも先に腐食しやすい亜鉛を用いて鉄を守る方法で、めっきや犠牲防食として工場設備に広く用いられている。そこで,工場のしくみは、多くの装置や工程が連携して稼働しており、安全確保が最優先となる。安全に関する考え方では、事故を未然に防ぐための設備設計や作業手順の整備が重要である。また、信頼性とは装置が故障せずに機能を維持する能力であり、その評価にバスタブ曲線が用いられる。さらに、フレアスタックは可燃性ガスを安全に燃焼処理する設備で、事故防止と環境保全の役割を担う。 今回の課題は,製品の安全と品質保証について,モバイルバッテリーの発火事故を調べた。 原因は,リチウムイオン電池の内部短絡ショートであり,過充電防止回路の設計不良,また,製造工程での検査ミス・不適切な絶縁材使用が挙げられる。その結果、製品の一部が過熱や発火が起こり,全国で数十件の事故が報告された。このような,モバイルバッテリーのリコールを未然に防ぐには、設計段階での安全性確保、製造段階での徹底した品質管理、出荷後の迅速な情報収集と対応が重要である。製品の安全と信頼を守るためには、不具合を出さないという文化を企業全体で共有することが求められる。 最後に,モバイルバッテリーの製造や使用において、金属部品の腐食を防ぐため亜鉛防食法が用いられる場合がある。工場では設備の劣化が事故につながるため、腐食対策や定期点検が重要である。特にリチウム電池は発火の危険があるため、安全設計と厳格な管理が求められる。技術者倫理の観点では、コストや納期を優先して安全性を軽視することは許されず、利用者の生命と環境を最優先に考えた設計・製造・情報開示を行う責任がある。
A.(1)テーマは安全第一。 フレアスタックとは、石油精製所や天然ガス処理施設、化学プラントなどに設置されている、高い煙突状の設備のことです。 これらの施設では生産や処理の過程で可燃性ガスや有毒ガスといった余剰ガス(オフガス)が発生します。 もしこれをそのまま大気中に放出すれば、環境汚染や爆発事故の危険につながるため、フレアスタックへ導いて燃焼させることで無害化します。 バスタブ曲線(bathtub curve)は、機械や装置が運用され始めてから、やがて寿命を迎えるまでの期間を、「初期故障期」「偶発故障期」「摩耗故障期」の3つに区分し、横軸に経過時間tを、縦軸に故障率をとるグラフ(図1)です。 (2)製品名 :電気ケトル 商品名 :ティファール電気ケトル 製品品番・製造時期(4桁の番号):こちらをご参照ください。 対象台数:4,185,393台 確認方法: 電気ケトル本体の底面には、扇形や長方形のラベルが貼られています(※1)。 ラベルの青枠内が製品品番、赤枠内が4桁の番号です。 お手持ちの製品の製品品番と4桁の番号が共に、別表の対象製品と合致する場合、上記の窓口から無償交換のお申込みをお願いいたします。 (※1)製品によっては、ラベルの形やサイズおよび印字内容やレイアウトが写真と異なります。 「ウォッシャブル 0.8L」(製品名)のみ、ラベルではなく電気ケトル本体の底面に、製品品番と4桁の番号が刻印されています。 リコール事業者名:株式会社グループセブジャパン(法人番号:7010701002766 リコール実施の理由: 特定の製造ロットにおいて、電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、使用の際に、コンセント近辺での発煙ないし発火に至る可能性がある
A. 安全であることを確認することは技術者にとって最も重要な責務の一つである。安全とは、単にその瞬間に事故が起きないことではなく、危険を予測し被害を未然に防ぐための継続的な取り組みを指す。指差呼称は、安全であることを声と動作で示すことで改めて確認する行為であり、無意識に確認を怠ることを防ぐ。5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)も技術者の重要な継続するべき安全対策である。例えばインド・ボパール化学工場事故は有毒ガスが漏洩し、多くの住民に被害が出た。この原因は設備の老朽化や管理体制の不十分さであった。工場や石油コンビナートではタンクなどに金属が使われているが、これは外界に晒されているため、腐食対策が必要である。バスタブ曲線は経過時間に伴う故障率を示すグラフである。故障率が高いのは設置直後と摩耗した期間である。摩耗時期はある程度予測できても、安全管理はいずれにせよ重要なことである。 最近モバイルバッテリーの発火事故が問題になっている。モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を使用しており、これに起因したと考えられる発火事故は全体の84.0%を占める。スマートフォンの普及開始が約10年前であるため、単に寿命の問題もあるが、持ち歩くための製品であるため落下による損傷など外部からの衝撃により発火事故につながっているとも考えられる。製品の安全性を保障するには、衝撃テストなど起こり得る事故を想定した開発を行うことが重要となる。 危険な状況は基本的に人為的ミスにより発生する。意識的に安全確認を行うことでその状況はある程度抑えられる。技術者は効率や利益だけでなく、人命と社会への影響を最優先に考える倫理観を持つことが求められる。
A. 指差し呼称とは、作業対象や標識、計器などを指で指し示しながら、その名称と状態を声に出して確認する安全確認手法である。ヒューマンエラーによる事故やミスを防ぐことを目的としており、特に鉄道業や製造業、建設業など、さまざまな業界で利用されている。科学的な実験により、指差しと声出しを組み合わせることで、誤りの発生率が大幅に低下することが証明されている。計装とは、工場やプラントなどで、温度や圧力、流量などの物理量を計測し、自動で制御する技術や装置の仕組みのことである。安全な操業や製品の品質保証、省エネルギー化、効率化などを目的としている。 演題は「リコールを未然に防ごう-製品の安全と品質保証-」、共著者は小林煌、長尾瞬、菅野隼太郎、松本碧衣、鈴木純奈、私は調査を担当した。ティファールの電子ケトルについて考えた。電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、使用の際にコンセント付近での発煙ないし発火に至る可能性がある。電源プレートがリコール対象である。 復習としてハインリッヒの法則について述べる。ハインリッヒの法則は、1件の重大事故の背景には、29件の軽微な事故と300件の「ヒヤリ・ハット」が隠れているという労働災害の経験則である。この「1:29:300」という比率から「1:29:300の法則」とも呼ばれる。事故を未然に防ぐためには、重大事故だけでなく、日頃からヒヤリ・ハットを見逃さずに報告・対策することが重要だという考え方である。日常の小さなミスやヒヤリとした経験を軽視せず、早い段階で対策を取ることの重要性を感じた。
A.(1)講義内容の再話 講義では、製品リコールの事例を通じて、安全と品質管理の重要性を学びました。リコールとは、製品に重大な欠陥や安全上の問題が発覚した際、メーカーが市場から製品を回収し、修理や交換を行う仕組みです。講義では、過去の自動車業界や食品業界のリコール事例を取り上げ、事故や不良品の原因を分析しました。多くの場合、原因は設計段階の不備、製造工程の管理不足、あるいは検査体制の甘さにあります。また、企業がコスト削減や納期優先を重視しすぎると、品質保証が後回しになり、重大な事故につながることが強調されました。さらに、リコール対応の遅れや情報隠蔽が企業の信頼を失墜させる事例も紹介され、品質管理は単なる技術的課題ではなく、企業倫理と社会的責任に直結することが説明されました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、「リコールを防ぐために企業はどのような仕組みを導入すべきか」というテーマで議論しました。私の発表では、まずリコールの背景にある組織文化の問題を指摘しました。品質よりも利益を優先する体質が、事故の根本原因となることが多いからです。その上で、私は予防的品質管理の強化を提案しました。具体的には、設計段階でのリスク評価、製造工程でのトレーサビリティ確保、そして市場投入後のフィードバック体制の整備です。また、AIやIoTを活用したリアルタイム監視により、異常を早期に検知する仕組みも有効だと述べました。最後に、企業がリコールを「失敗」ではなく「改善の機会」と捉え、透明性を持って対応することが信頼回復につながると強調しました。 (3)復習の内容 復習では、講義で学んだ「安全と品質管理の基本原則」を整理しました。品質管理は単なる製品検査ではなく、設計・製造・販売・アフターサービスまで一貫したプロセスで行う必要があることを理解しました。また、リコール事例から、企業が情報公開を怠ると社会的信頼を失い、損失が拡大することを学びました。さらに、現代の製品は複雑化しており、サプライチェーン全体での品質保証が不可欠であることを再認識しました。最後に、品質管理は技術だけでなく、企業倫理とコンプライアンスの問題でもあることを強調しました。
A. (1)まず、指差呼称が現代で浸透していない理由を考えた。これは、周囲の目による恥ずかしさや、時間的な負担があるからと推測された。しかし、指差呼称は作業箇所で事故を防ぐためには必要なものであるため、その意味を理解させる教育や、職場全体で文化を作ることが必要であると分かった。また、化学設備に関わる法的義務の例として、危険物を扱うタンク・施設が定期点検や点検記録保存義務が必要とされる消防法などがあると分かった。 (2)グループワークでは、リコールとは何かを調べ、実際のリコールによって商品回収が入った事例を調べた。グループの共著者は、佐藤壮真、川村拓大、平山雄大である。私はエビデンスの調査を行った。調査の結果、リコールとは製品に関する欠陥事故を未然に防ぎ、消費者の安全を守ることだと分かった。実際のリコールの例としては、成城石井の「落花生つくね」が一部の商品に虫が混入したことが確認されたことで店舗にて回収と返金を行ったことがあった。このようなトラブルを未然に防ぐためには、商品の包装時などに中身を確認してから行うことが大切だと考えた。 (3)商品への虫の混入ならまだしも、他のリコール事案として「家電製品の発火事故」という生命に関わる危険性の高いものも存在すると分かった。家電製品は日常的に使用されており、誰でも被害者になりうる可能性がある。洗濯機や冷蔵庫などの大型家電が発火した場合は延焼などの重大な事故につながる恐れがある。したがって、未然に防止するために、商品を使う私たちがホコリを定期的に清掃したり、逆に開発する側が設置環境に関する注意表示を分かりやすく提示する工夫をしたりすることが大切であると考えた。
A.(1)講義内容の再話 化学プラントにおいて、配管設備や計装の巡視・点検・保守を徹底するためには、まず「人手不足」や「コスト制約」という現実的な課題を技術的に補う仕組みづくりが必要である。例えば、IoTセンサーによる遠隔監視システムを導入すれば、温度・圧力・流量・振動データを常時収集でき、異常兆候を早期に検知できる。さらに、ドローンやロボットによる自動点検を活用すれば、危険区域への立ち入りを減らし、巡視の効率を大幅に向上できる。 しかし、技術だけに依存するのではなく、点検データを正しく解釈できる人材の育成も重要である。AIによる自動診断結果を鵜呑みにせず、現場の経験と知識を組み合わせて判断できる技術者が求められる。また、経営陣に対しては、保守費用を「コスト」ではなく「リスク低減の投資」として理解させることが必要である。 最終的に、安全を守るのは制度や法律ではなく、「異常を放置しない文化」と「倫理的判断力を持つ技術者」である。限られた人員や予算の中でも、デジタル技術と現場の知恵を融合させることで、安全性と持続可能性を両立できると考える。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 リコール(自主回収)を未然に防ぐためには、製品の企画から出荷後のフォローまで、各段階での対策が必要だ。以下のような考え方が重要になる。 設計段階でのリスク分析 製品の使用環境や消費者の行動を想定し、どんな事故が起こりうるかを事前に検討する。FMEA(故障モード影響解析)などを用いて、安全性を最優先に設計する。 試験・検査の徹底 強度、耐久性、誤使用時の挙動などを十分に検証し、基準に合格したものだけを出荷する。コスト削減のために試験を省略することは絶対に避ける。 品質保証体制の確立 製造ラインでの品質管理を標準化し、異常があった場合はすぐに製造を停止・原因を特定できる体制をつくる。ISO9001に基づく品質マネジメントが有効だ。 出荷後のトレーサビリティと情報収集 販売後も、消費者や販売店からのフィードバックを定期的に収集し、不具合の兆候を早期に発見する。部品のロット管理を徹底して、問題が発生した場合の追跡を容易にする。 消費者庁との連携と法令遵守 消費者庁(しょうひしゃちょう)は、リコール情報や製品事故情報を管理・公開している国の機関である。万が一問題が発生した場合、速やかに報告し、指導を受けることで被害拡大を防げる。消費者庁のデータベースを定期的に確認することは、他社の失敗事例から学ぶ上でも重要だ。 技術者の倫理意識 「安く早く作る」だけでなく、「安全に長く使える」ことを目的に設計する姿勢が求められる。安全対策を軽視すれば、結果的に企業の信頼を失う。 (3)復習の内容 安全と品質管理は、事故や不良品の発生要因を体系的に把握し、再発を防止するための基盤として重要な位置を占めると考える。事故や不良品の多くは、設計段階での見落とし、工程管理の不備、作業手順の逸脱、設備劣化など複数の要因が複雑に絡むことで生じる。そのため、単なる検査強化ではなく、工程全体を可視化し、リスク評価やフィードバックを継続的に行う仕組みが求められる。また、現場でのヒューマンエラーを前提としたシステム設計や教育も不可欠である。これらの取り組みを通じて、安全性と品質を総合的に確保する体制が構築されると考える。
A.技術者倫理第五回の講義では、インド・ボパール殺虫剤事故を題材として、重大事故の背景にあるヒューマンエラーやヒヤリハットの重要性について学んだ。ボパール事故は、化学工場で発生した大規模な有毒ガス漏れ事故であり、多くの死傷者を出した歴史的な事例である。この事故は単なる設備の故障だけでなく、管理体制の不備や安全意識の欠如が重なった結果として起きたものであり、技術者の判断や組織の姿勢がいかに重要であるかを示していた。 講義では、ヒヤリハットとは重大事故には至らなかったものの、一歩間違えれば事故につながっていた出来事であると説明された。こうした小さな異常や違和感を軽視せず、記録し、共有し、対策につなげることが事故防止において不可欠であると理解した。また、ヒューマンエラーは個人の不注意として片付けられがちだが、作業環境や業務手順、組織文化など、エラーを起こしやすい構造が背景にある場合が多いことも学んだ。 グループワークでは、消費者庁のリコール情報サイトを用いて、どのような企業のどのような商品が、どのような理由でリコールされているのかを調べた。調査を進める中で、家電、食品、日用品など非常に多くの商品がリコール対象となっていることを知り、その数の多さに驚いた。リコールの理由も、設計ミス、表示の不備、安全性の問題などさまざまであり、製品が市場に出た後も継続的な安全確認が必要であると感じた。この講義を通して、事故を未然に防ぐための姿勢と、問題発生時に迅速に対応する責任の両方が技術者に求められていることを強く意識した。
A. 講義では、「安全第一」の考え方が強調された。これは上司や顧客の指示よりも、安全を優先する姿勢であり、盲導犬の「賢い不服従」と同じ精神である。技術者は危険が予想される場合、専門知識に基づいて勇気をもって異議を唱える責任がある。また、安全を知っているだけでなく、現場で習慣化して実践することが重要であり、指差呼称や定期点検などの安全文化が根付く仕組み作りが必要である。化学プラントでは、槽、塔、配管、ポンプなどの設備が老朽化し、腐食のリスクが高まっている。法規に基づく定期保守・点検や防錆対策、耐食材料の使用、遠隔監視やドローン点検の導入が技術者の使命とされる。信頼性、バックアップ、フェイルセーフ、インターロック、フールプルーフなどの安全設計を組み合わせることで事故リスクを低減できる。さらに計装や自動制御、警報装置、安全弁などの運用理解も不可欠である。 ワークショップでは、消費者製品における安全管理の実例として、タカラトミーの「グランドモールトミカビル」のエレベーター事故が取り上げられた。子どもの指が挟まる事故は、安全設計や使用状況の想定不足が原因であり、技術者はフェールセーフ構造の導入や隙間の改善など、実使用を前提としたリスク評価を行う必要がある。製品開発ではコストよりも安全を優先し、安心して使用できる環境を提供することが求められる。 復習では、安全管理と品質確保の基本は、設備や製品の構造・運用理解、定期点検の徹底、現場での実践にあることを再確認した。技術者は、データに基づき経営層に安全投資の重要性を示すとともに、自動化や遠隔監視を活用して人手不足の中でも効率的かつ持続可能な安全体制を構築する責任がある。安全第一の文化を組織全体に根付かせることが、事故防止と品質確保の基盤となる。
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A.現場では、安全第一で作業をします。そのための手段として指差し確認というものがあります。ハインリッヒの法則はヒヤリハットの存在を示した法則で、現在も安全管理の基本に組み込まれています。5Sは研究室での安全に必要です。安全管理のミスによる事故は多く、化学系では化学物質の漏えいを特に警戒する必要があります。過去に起きた事例では、アメリカの企業がインドで事故を起こし、数万人が避難することになりました。 グループワークではリコールについて議論しました。製造物が故障したり、事故を起こしたとき、リコールがおこることがあります。たとえば、モバイルバッテリーや自動車の修理部品、電気シェーバーの刃やカメラなど不備があった場合、企業が回収することがあります。特に、モバイルバッテリーはわかりやすい例で、発火の可能性があります。身の回りのあらゆる製品にリコールの可能性があり、製品を使うとしても安全への対策が必要です。 賢い不服従とは、盲導犬が飼い主に先導を指示されたとき、先導した先や道中に危険がある場合に飼い主の命令を拒否するというものです。顧客と技術者を盲導犬の賢い不服従の例に当てはめると、飼い主が顧客で盲導犬が技術者になるでしょう。具体的な場面としては、顧客が欲しい製品や施工に対して技術者が専門的な視点から危険を想定し、提案の修正や場合によっては拒否する等が考えられます。これは技術者の主体性が問われる場面だとおもいます。
A. 第5回の講義では、防食法と亜鉛の電位pH図について説明し、バスタブ曲線と信頼性について話し合った。品質管理、現場改善について5sをしっかりと保つことで職場環境を衛生的に保つこと、品質トラブルや事故の原因をしっかり分析する際に5Mについて調査し問題の原因を整理する必要があることを学んだ。また、指差し呼称について調べて実践した。安全第一で大きな声で点検項目を唱えた。 ワークショップ課題では、アンカーのモバイルバッテリーのリコールに関する問題を取り上げた。2025年6月26日にアンカーのモバイルバッテリーのセル製造サプライヤーによる不適切な部材使用があり、火災の発火の恐れがあったためリコールを促すようになった。これは、安全面にリスクがあること、発火などの問題が懸念されたことが原因であったことが分かった。これに関して5Mをしっかりと調査する必要があると思った。リコールに関わる法律として、消費生活用製品安全法がある。これは、日常生活で一般消費者が使う製品について、安全確保を目的とした法律で、家電、生活用品など、一般消費者が使う製品が対象となっている。 私は、ニトリ製の電気カーペットの事案について調べた。これは、長期間使用した電気カーペットが局所加熱や外部荷重によってヒーター線が劣化、損傷し、火災や発煙、変色などの原因となるという恐れから、ニトリ側が注意喚起や自主回収を行ったということである。 復習では、自分の家でも実際に電気カーペットを使用しているため、この事案にとても興味があった。製品の長期使用による劣化は、実際に事前調査ではわかりずらいことであるが、短期的な調査でも製品の使用によってどのくらいこの製品が損傷しているかなどを調べることで大まかな予見ができると思ったし、後々に起こるであろうことを予測しきれていなていなかったことが原因であると考える。これを未然に防ぐため、細心の注意を払って調査、予見をしていくことが必要であると思った。
A.(1)授業テーマは安全と品質管理についてで、インド・ボパール殺虫剤工場事故が授業にて取り上げられたが、これはインド中部の都市ボパールの、ユニオン・カーバイト社(アメリカ)の子会社が引き起こした殺虫剤工場でのガス漏れ事故であった。事故の原因は運転停止した設備が老急化したまま残っていたことで、十分な安全対策が取られていないことであった。ガスは隣接する住宅街に流れ込み、死者2600人以上、中毒患者5万人以上とされ20万人以上が避難した。これは史上まれに見規模のグローバル企業による化学工場事故であった。 (2)リコール製品の事案をグループで調べてその対策を考えた。グループ名は無く、グループメンバーは日野湧太、福田徳馬、河原慎の介、?橋旺亮、黒田悠貴の自分含め計5名であり、私はリコール製品について調べた。リコール製品の例として、リチウム電池が挙げられた。リチウム電池が危険な理由としては、電極の微細な金属片混入やセパレーターの傷や圧着不良などによって内部短絡が発生することであった。その対策として、AIによる欠陥の検出が挙げられた。 (3)安全と品質管理は技術者にとって大事であるが、経営者にとってはそうでないときがあるため、技術者の経営者からの賢い不服従について次のように考えた。技術者が経営者の指示が長期的に見たときに損になると考えたときにその指示に反対することや、顧客の目的の沿うようなさらなる良い解決策をするのが賢い不服従であると考え、安全面に考慮しない場合、顧客や企業は事故による損害が及ぶ可能性があるので、顧客や企業が損害を回避するためには安全点検が必須であると考えた。また、指差呼称が浸透しないのは手間がかかったり、残業に含まれない場合もあるためにモチベーションが見いだせないからではないかと考えた。
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A.安全第一とは、生産能力よりも安全を優先し、事故を未然に防ぐ姿勢を徹底することである。整理・整頓・清掃の3S活動や、指差呼称による確認動作、ガス開閉時の声かけなど、基本動作がヒューマンエラー防止に直結する。特に溶質漏れは重大事故につながるため、物質の性質理解と点検が不可欠である。塔槽類の腐食は非破壊検査で診断し、補修・交換や防食処理を行う。バスタブ曲線による故障率の把握、フレアスタックによる余剰ガスの安全処理など、安全設備の理解も重要。安全はゼロリスクではなく、許容できないリスクをなくす考え方が基本であり、個人の意識と組織的管理が不可欠である。 内蔵バッテリーが発火したポケッタブル洗浄機の事故は、リチウムイオン電池の品質管理と安全設計の不備が原因で起きたものであり、十分に予見可能なリスクであった。リチウム電池は過熱・内部短絡により発火する危険が周知されており、特に水を扱う携帯型洗浄機では防水設計やバッテリー保護機構の強化、セル品質の確認が欠かせない。また、企業側は大量生産によるコスト優先で安全性を軽視すると事故につながるため、技術者はリスクアセスメントや信頼性評価を徹底し、安全第一の姿勢を貫く責任がある。この事故は、便利さや価格よりも安全設計を優先すべきことを改めて示す事例となった。 食品のリコールについて調査した。日本では年間およそ700-800件のリコールが行われている。食品のリコールの原因としては遺物混入、表記ミス、微生物汚染、異常発酵・膨張・腐敗、化学物質の混入・基準値超過などがあげられる。
A.(1)講義内容の再話 第4回目の授業では、環境問題と技術者の責任について学んだ。産業革命から300年の歴史を振り返り、廃品や排水の処理までを含めた製品設計の重要性に気づいた。また、水俣病や石油化学コンビナートの事例を通じて、工場での環境配慮や安全基準が社会的倫理に直結することを理解した。授業では、下っ端の社員として指示に従うだけではなく、違和感を抱いた場合に記録・相談・仲間との連携を通じて行動する方法についても学び、自分が技術者として責任を持つ意味を考えた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、予見可能性について考えた。予見可能性とは、事故や問題を未然に防ぐために設計や判断を行う倫理的姿勢であることがわかった。具体的には、新しい技術を開発・導入する際に、安全性、環境への影響、社会的倫理性、説明責任を検討する必要があると考えた。技術者として、リスクを評価し、安全を最優先に行動することが求められるということに気づき、日頃から自分の判断がどのような影響を社会に与えるかを意識することの大切さを実感した。 (3)復習の内容 復習では、技術者の倫理的責任は単なる法律遵守ではなく、リスクを予測し安全を確保する姿勢にあることを再確認した。予見可能性を意識することで、社会や環境に悪影響を与えずに技術を活用できると理解した。また、違和感やリスクを見逃さず、仲間や上司と相談しながら行動するプロセスが、倫理的判断を支える重要な要素であることを考え、自分の将来の技術者としての行動指針を明確にできたと感じた。
A. インド・ボパール事件はアメリカ企業のユニオンカーバイト社の工場から「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である、イソシアン酸メチルが漏出し近隣地域の住民2500,人が死亡した事故である。 発表の話し合いでは、消費者庁リコールサイトを用いて今まであった危険な製品について調べ話し合いが行われた。私が気になったものは、ベビーカーのブレーキが解除されるというものであり、大変危険だと感じた。他にもモバイルバッテリーやIH調理機などが発表された。 授業の復習として、平常演習に取り組み、「賢い不服従-技術者と安全-」では経営者と技術者また顧客と技術者の間の「賢い不服従」は安全を第一として少しでも危険なことがあるならばそれをやらないことであると考えられる。しかし、慣れていることや失敗を経験していないことなどは自分のことと考えられる人は少なくなかなか安全第一とわかっていても「指差呼称」などをやらないのではないかと考えられる。安全ハーネスなどは、危険から守ってくれるということが直接的に理解することができるため多くの人に浸透していると考えた。また、「槽塔類の防食を提案してみよう」では、四日市コンビナートについて調べた。配管やタンクなどの上や側面がさびていることが衛星写真からも確認することができるため危険であると考え、コンビナートの設備や施設の点検について「高圧ガス保安法」、「消防法」、「労働安全衛生法」、「石油コンビナート等災害防止法」などがあり、具体的な防食案として、元からさびないような素材を利用することや、さびていることをわかりやすくすることまた、さびていては使えなくしてしまうことなどがあげられると考えた。また、元からさびないような素材を利用する際のコストは、新しい技術であったりするため元のコストよりも高くなるだろうと考え、技術者として持続可能な利益を出せるようにするためには、後世にも使いやすく、時間経過による劣化などの対策がはっきりしているものを利用することなどを考えた。
A.(1) 1984年、インド・ボパールでユニオンカーバイド社の殺虫剤工場から猛毒イソシアン酸メチルが漏出し、数千人が犠牲となりました。事故の背景には、経費削減による設備の故障放置、人員削減、未熟な作業員の配置など、企業の怠慢と利益優先がありました。工学倫理の基本は「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしている自覚を持つことです。安全第一を掲げ、知識不足や怠慢によるヒューマンエラーを防ぎ、経営の圧力に屈せず倫理を貫くことが、我々の安全を守ると同時に、未来の悲劇を防ぐ唯一の道です。 (2) 演題「リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-」共著者名:日野湧太、黒田悠貴、福田徳馬、高橋旺亮、河原慎の介 役割:Writing ? original draft ロワ・ジャパン有限会社が輸入した電気掃除機用互換バッテリーによる火災事故を取り上げた。家庭で日常的に使用される製品であり、事故が起きれば人的・物的被害が大きく危険と考えたためである。原因は、互換バッテリーがコスト重視で製造され、品質検証が不十分だったことにあると推測される。未然防止には、設計段階で安全機構を強化し、品質管理を徹底することが重要である。 (3) 選んだリコール事案は、ロワ・ジャパン有限会社が輸入した電気掃除機用互換バッテリーによる火災事故です。選んだ理由は、家庭内で使用される掃除機に搭載されるバッテリーであるため、日常的に使われる製品であり、事故が起きると火災による人的・物的被害が大きくなる可能性が高く、危険だからです。事案の発生を予見できなかった理由として、純正品と異なり、互換バッテリーはコスト重視で製造されることが多く、製造工程や材料の品質が十分に検証されていないことが原因だと推測しました。また、未然に防止するために、設計段階での安全機構の強化を行うべきだと考察しました。
A. 工学倫理の基本としは、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという明確な自覚を持つことである。そこで安全と倫理の関係について取り上げる。安全の1つの在り方として指差呼称があり、正しいやり方を知った上で大きな声で実行することが大切である。安全に効率よく実施するために5Sというものがあり整理・整頓・清掃・清潔・躾を表す。他にも安全推進における着眼点として5Mもあり、Man、Machine、Material、Method、Managementを表す。これは研究開発の現場や輸送・保管時・製造現場などにも当てはまる。化学は設備産業であり、知識は絶対であるうえ特に漏れは厳禁である。しかし、ガス漏れが原因で起こってしまう事故がある。その例としてインド・ポパール殺虫工場事故が挙げられ、これは安全という観点のほかに国を超えての倫理観が関わる事故であった。 グループワークでは「リコール商品」について議論を行った。消費者庁のリコールサイトよりリコール商品について調べた。私たちはリコール商品の一例として電動アシスト自転車用及び交換用バッテリーを取り上げた。この商品はバッテリーパックからの発火の危険性があるという理由である。事例として製品が焼損し、周辺を汚損する火災が発生している。商品の点検を怠ることで膨大な被害が出ることを忘れてはいけないと思った。 復習としてハインリッヒの法則について深めた。重大な問題は突然起こるのではなく、小さな兆候の積み重ねによって引き起こされることを理解した。労働災害の統計的法則にと止まらず、日常のトラブルにも応用できることだと感じた。初期の段階で注意を払えば防げる場合が多く、小さな異変に敏感になり、それを放置せず改善する姿勢が、安全へとつながるのだと思った。
A. 工学倫理の基本は危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという、明確な自覚を持つことである。現場にて安全第一で技術を行使していくためにできることの一つに、5Sがある。5Sは5つのS、整理、整頓、清掃、清潔、躾のことである。このなかで整理は、不要なものに赤い札をつけていくという、赤札作戦により行える。さらに、安全に業務を行うためにできることで、指差し呼称がある。指差し呼称のやり方は、まず姿勢を正し、対象を目視する。そして対象に指をさし、名称を呼称する。さらに、自分の声を聞き、確認したことを耳からも認識する。最後に、「ヨシ!」と大きく発声しながら、右手を耳元に引き上げ、そこから対象に向かって強く振り下ろす。この一連の動作、特に大きな声を出すことは、慣れていないとできないため、練習しておくことが大切である。現場の安全が保たれず、事故が起きた事例として、インド・ボパール殺虫剤工場事故をあげる。1984年12月2日、インド中部の都市ボパールにて、アメリカのユニオン・カーバイド社の子会社の殺虫剤工場で、猛毒イソシアン酸メチルが漏れる事故があった。この事故の背景には、製造設備が老朽化したまま残され、十分な安全対策がとなれていなかったことがある。このようなことを防ぐためには、定期的な点検、廃棄物の適切な処理など、工学倫理に基づいた安全管理が必要である。 演題:リコールされた製品について グループ:長尾瞬 菅野隼太郎 松本碧衣 今山華百 鈴木純奈 役割:責任著者 リコールが行われた製品を調べ、どのような問題があったかをまとめた。方法として、経済産業省ホームページの製品安全ガイドより、リコール情報を調べ、身近な製品のリコールを抜粋しまとめ、問題点を議論した。結果として、電気ケトルの電源プレートのリコールを取り上げ、電気コードの不適切な使用で、発煙、発火が起こる問題について、企業は、よりコードがつぶれにくい構造にすることが求められ、使用者としては、説明書通りに製品を使用することが大切であるとまとめた。 授業内で挙げられた、槽塔類の防食法について、さらに詳しく復習した。屋外設備の防食処理として、まず、塗装を行ったり、ポリエチレンやエポキシ樹脂などの有機材料を表面に厚く被覆する、有機ライニングを行うことで、金属が直接腐食環境に触れないようにすることがある。次に、耐食性合金を用いたり、めっき処理を施すなど、材料自体に耐食性を持たせることがある。さらに、電流を供給することで、腐食と逆の反応を起こし、防食する、金属化学的防食がある。このように様々な防食処理法があるが、実際に槽塔類を保護する際は、これらの組み合わせが有効だと考えた。また、防食を施工して終わりにするのではなく、定期的な点検を行い、必要であれば再度防食処理を行うことが、長期的に運用するうえで大切だと考えた。
A. 第5回では、安全管理と品質管理の基本を学んだ。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという明確な自覚を持つことにあることを学び、指差し呼称の方法を学び、実際にやり方を学んだ。講義では、事故防止と安全のための整理整頓や点検の重要性、ハインリッヒの法則、5S活動や5Mの考え方を学んだ。インド・ポパールの殺虫剤工場事故の事例を挙げ、利益優先で安全を軽視した経営や- 危険物質を扱う責任と知識の必要性、住民への情報提供や避難体制の不備などが原因の悲劇を学んだ。また、このような事故を防ぐための目視点検・防食法、安全衛生管理体制、信頼性設計のフォールトトレランスやフールプルーフ設計など、事故を未然に防ぐ手法が紹介された。加えて、製品やシステムの故障率を時間の経過に沿って表すバスタブ曲線について学んだ。 グループワークでは、消費者庁のサイトを閲覧し、リコールの事例を1つ挙げ、どうやったらこのようなことがなくなるのかを議論した。ここでは、リコールの例として、モバイルバッテリーを挙げた。発火の原因は、バッテリーセル内部に異物が混入することであり、このような被害を減らすためには、PSEマークを見る、モバイルバッテリーに強い衝撃を与えない、恒温の場所に放置しない、長期間使用しない、定期的に買い替える、過充電をしないことが挙げられた。コスト削減が安全を損なうメカニズムを分析した。結論としては、初期設計段階での信頼性確保と定期保守が不良や事故を減らすことが重要であるとまとめた。 復習ではバスタブ曲線や塔槽・配管の腐食メカニズム、目視点検の必要性を整理した。安全は設計・運用・点検の連携で守られること、また「ヒヤリ・ハット」を共有して小さな兆候を潰す文化づくりが重要だと再確認した。コスト削減が安全を損なうメカニズムを分析した。
A.工学倫理とは、危険なものを安全に使いこなす知恵だということです。安全第一が大切です。指差し呼称のやり方を学びました。1、対象をしっかり見る2、腕を伸ばして対象を指差し3、右手を耳元にもどし4、大きな声でよし!といいます。ハインリッヒの法則とはヒヤリハットを気をつけるべきという考えです。研究開発の安全は大切です。5sとは整理 必要なものと、不要なものでわける、整頓 決められたものを決められた場所に置く、清掃 常に職場を清掃する、清潔 上のものを守る、躾 ルールを守ると学びました。バスタブ曲曲線とは製品の壊れやすさがグラフで表した際にバスタブのようになることで、初期は設計・製造ミスが主な原因で、摩耗期は劣化や寿命が原因となると分かりました。信頼性を上げるには設計のミスを減らし摩耗期を予測できるようにする必要があると分かりました。フレアスタックとは化学プラントなどでよくみられる安全装置で、可燃性ガスを安全に燃やして処理する装置などがあると分かりました。 今回のグループワークではPL法について学びました。PL法とは、製品の欠陥によって人の生命・身体・財産に被害が生じた場合、製造業者などが損害賠償責任を負うことを定めた法律です。私たちはスーパーカーのリコールについて考えました。スーパーカーを選んだ理由としては、死亡事故や多大な交通規制が起こる重大な事故につながる可能性が高いからです。予見できなかった理由としては、高価格でリスクを考えられていないためです。技術者としてブランドイメージより安全性を求めることが大事と考えました。 バスタブ曲線とは、製品の故障率を時間の経過とともに表した考え方です。使用初期には製造上の不具合などによる初期故障が多く発生し、その後は安定期に入り故障率は低くなります。しかし、長期間使用すると部品の劣化や摩耗により故障率が再び高くなります。この形が浴槽に似ていることからバスタブ曲線と呼ばれています。製品の安全管理や点検計画を考える上で重要な考え方であると分かりました。
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A.(1) 今回の講義では、安全を守るための技術者の姿勢と具体的な設計原則を学びました。 最も印象深かった概念は賢明な不服従です。 これは盲目的に上司やマニュアルの指示に従うのではなく、安全が脅かされる状況では自ら判断して行動を止める勇気が真の安全第一の意味であることを教えてくれます。 また、人間のミスを防止するためのフルプルーフや事故時に安全な方向に作動させるフェイルセーフのようなシステム的設計が事故防止にどれほど核心的な役割をするのか理解するようになりました。 (2) ワークショップでは、製品の安全とリコールの問題について話し合いました。 企業が費用を減らすために安全対策を疎かにすれば市場競争力はしばらく高まる可能性がありますが、結局大規模リコールと信頼墜落という大きな損失を被ることになります。 特にリチウムイオンバッテリーの事例のように火災の危険が大きい製品はバッテリー自体だけでなく充電器、ソフトウェアなど全過程での品質管理が必須です。 技術者は設計段階から潜在的な危険を予見し、品質を作り出す姿勢を持たなければならず、PL法のような法的基準を越えて消費者の安全を最優先に考慮しなければならないという点を確認しました。 (3) 復習を通して、化学プラントのような巨大設備のメンテナンスが安全にどれだけ直結するかを勉強しました。 多くの工場が建設されてから時間が経って摩耗故障期に入りましたが、人手不足と費用問題で点検が容易ではないのが現実です。 これを解決するためにドローンやセンサーを活用したスマート点検技術を積極的に導入し、効率性を高める必要があることを学びました。 特に、ボパール事故の事例のように、安全バルブや係長設備が本来の機能を果たせない時、どんな悲劇が発生するのかを再確認し、技術者にとって設備の作動原理に対する無知はすなわち倫理違反だという点を肝に銘じ、持続的に専門知識を習得しなければならないことを悟りました。
A. 今回の講義では、インド・ボパール殺虫剤事故について学んだ。1984年に発生したインド・ボパール殺虫剤事故では、ユニオンカーバイド社の化学工場からイソシアン酸メチルが漏出し、周辺住民に甚大な被害をもたらした世界最悪の化学工場事故である。イソシアン酸メチルは水と反応して発熱・分解する極めて危険な物質であり、本来は厳重な温度管理や設備の巡視・点検・保守が不可欠であった。しかし、ニクソンショック後の経費削減により、人員削減と保守費用の圧縮が進み、冷却装置やセンサー、安全設備は故障したまま放置されていた。その結果、異常を察知できず、有毒ガスが市街地に拡散した。この事例を学んだあとに、リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証-というテーマでワークショップを行い、話し合いを行った。 法律では、消費生活用製品安全法や、医薬品医療機器等法、食品衛生法などがある。 リコール製品の事件として、タカラトミーのグランドモールトミカビルのエレベーター部分に子供が指を挟んで怪我をした事故があった。設計段階で子どもの手の大きさや動作パターンを考慮し、実際の使用状況を再現した安全テストを徹底することで、こうした事故を未然に防ぐ工夫が必要だと考える。 復習では、この事故から学ぶべき点として、技術者が経営判断に無条件で従うのではなく、安全に関わる問題については「賢い不服従」を貫く必要があるということであると感じた。設備の巡視・点検・保守を徹底するためには、5Mの観点からリスクを可視化し、点検記録や異常報告を形式的に終わらせず、修理が必要な場合はコストを理由に先送りしない姿勢が求められる。安全を軽視する指示に対しては、技術的根拠を示して異議を唱えることこそが技術者倫理である。ボパール事故は、安全を守る行動こそが社会と人命を守る最終防壁であることを強く示している。
A. 工学倫理の基本は「危険なものを安全に使いこなす仕事をしている」という自覚を持つことだ。安全第一の原則は、5Sや指差呼称のような基本動作から始まり、製造現場では5Mの視点で危険を管理することが重要である。また、ボパールの殺虫剤工場事故のように、管理不足や設計の甘さが大規模な被害につながる事例では、技術者の判断が社会に与える影響は大きい。石油化学コンビナートのさびの問題では、目視点検や補修だけでなく、そもそも腐食しにくい設計を行う「防食」の考え方が重要だ。さらに、設備を安全に運転するための仕組みでは技術者が客が捨てるところまで安全を設計する責任を負っていた。 共著者は沖杉、鈴石、吉田、加藤、書記を担当した。消費者庁のリコールサイトより、身近な製品であるモバイルバッテリーを取り上げた。事故としては発火や発熱が多くあった。特にリチウムイオン電池に起因するものが多く、この事故件数は年々増加傾向である。検査が不十分だったため、予見できなかったのではないかと考えた。 指差呼称が現場で浸透しにくい理由として、時間的制約や納期プレッシャーがあることを考えた。しかし、安全第一を徹底するには、こうした基本動作を省略しない文化づくりが不可欠である。また、防食技術には電気防食や耐食塗装があり、コストは1m?あたり数千円から1万円程度だが、長期的な安全確保には必要な投資だと感じた。さらに、信頼性工学の観点から、フェイルセーフやバックアップ、インターロック、フールプルーフといった仕組みを組み合わせることで、人為的ミスや設備故障を最小限に抑えることができると分かった。計装の分野では、温度・圧力・流量の監視や緊急遮断装置の管理が安全運転の要であり、定期点検と設定管理が欠かせない。技術者として必要なのは、装置の原理や法令を学び続け、「知らないことこそが最大の危険である」と自覚し続ける姿勢だと強く感じた。
A. 第5回講義では、倫理を考える上で重要な要素である“安全”について学んだ。工学倫理の基本は、危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという、明確な自覚を持つことにある。生産能率よりも従業員、そして消費者の安全を最優先させることが大切であり、工事現場などで良く目にする「安全第一」という文字がそれを表している。また、ハインリッヒの法則と呼ばれるものを学んだ。これは、労働災害における経験則の1で、ある重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300以上の以上(ヒヤリ・ハット)が存在するというものである。 ワークショップでは、「演題:リコールを未然に防ごう―製品の安全と品質保証―/グループ名:あふさこ/共著者名:大濱風花・近ありす・石垣彩奈」についてディスカッションを行った。リコールサイトを調べたところ、これまでに様々な商品がリコールされていることが分かった。このうち、私たちは電動アシスト自転車用バッテリーのリコール例いついて取り上げた。リコール実施理由はバッテリーパックから発火する可能性があることが判明したためであった。これらを防ぐために、設計段階で多方面からのリスク予測を行うことが重要なのではないかという意見が出された。 リコールを未然に防ぐための対策として、講義で学んだヒヤリハットが活用できるのではないかと考えた。製品の不具合や消費者からの評価など、小さな違和感を放置せず、すぐに製品や製造ラインの見直しを行うことがリコールや大事故を起こさせないための鍵なのではないだろうか。
A.(1)講義内容の再話 工学倫理p2や工業技術基礎p27から事故防止と安全作用の心構えが記されており、これについて学んだ。決まりを守る、ルールを守るを守ることは社会の中で生きていく中で大切なことである。サイエンス活動において事故防止は必然であり、そのための対策を講じる必要がある。具体的には大きな声で合図することが、事故防止に効果がある。他にも指差し呼称というものがあり、対象を指差し項目を声に出しながら確認する方法である。工業技術基礎p29より、重大事故の裏には危険の感知の積み重ねが大きな事故につながるということがある。工学倫理p88より、製品を設計するときは安全を確保することが最重要であり、製造の現場では安全対策は研究開発がやることになっている。安全対策として、整理整頓、5S活動などが挙げられる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、リコール製品について調査した。有限会社アンビシャスという会社が出している、梅かつおたくあんという製品がリコール製品として登録されていた。日付は2025年10月22日で、回収理由はアセスルファムカリウムの含有量が基準値を超えていたからである。 (3)復習の内容 今回の授業では、工業に携わる者として守るべきルールや決まり事について学んだ。いざとい時にどう行動するか、を学ぶことは工業に携わる者として重要だと考える。 また、ワークショップでは、リコール製品について調べた。リコール製品が列挙されているサイトを見ると、たくさんのものがリコール製品として登録されていた。
A.第五回は安全と品質管理についての授業だった。工学の基礎として、安全第一というものがある。生産能率よりも安全を優先するという考えであり、安全よりも優先するものはないとしている。安全を保つためには清掃、整理整頓、点検に努め、共同作業では他の作業者の安全にも配慮する必要があります。他の作業者の安全に配慮する具体的な方法として大きな声での合図、指差し呼称などがあげられます。このほかに安全に配慮する方法としてヒヤリハット報告や5S、5M活動などがあります。5S活動とは整理、整頓、清掃、清潔、躾の5つのことであり、5M活動とは人的要因、設備的要因、素材設備的要因、作業方法的要因、管理的要因の5つのことです。工学において安全や信頼を高めることは重要であるが、いかに信頼を高めようとしても100%にするのは難しいです。そのために安全性を高めることが大事です。ものの故障にはバスタブ曲線というものがあり、初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期に分けられます。 授業最後のディスカッションではリコールサイトについて話し合いました。班員は大濱風花、立花小春、近ありす、石垣彩奈の四人で、班名はあふさこ、役割は書記でした。私たちはリコールサイトで電動アシスト自転車用バッテリーについて調べました。リコールの実施理由は電動アシスト自転車用および交換用バッテリーパックから発火する可能性があることが判明したためでした。 この授業の復習として安全性の確保のための考え方について調べました。そもそも危険をゼロにするのは不可能に近いことであるため、いかにリスクをさげるかということが大事であると思います。そしてそのリスクの基準としてリスクアセスメントが適していると考えました。危険源を特定し、起こりえる事故を想定してそれに対する適切な対策を検討・実施することで対策できると思います。
A.この講義では、安全と品質管理の重要性を、事故や不良品の事例を通して説明されました。製品の品質は最終検査だけで保証されるものではなく、原料の管理、製造工程、出荷後の対応まで含めた全体の管理が必要であると説明がありました。また、不良品や事故が起こる原因は、単なる技術的ミスだけでなく、確認不足や判断の遅れ、組織内の意思決定の問題が重なることで発生することが示されました。技術者には、異常の兆候を見逃さず、早い段階で対応する責任があると理解しました。 ワークショップでは、紅麹サプリメントの健康被害事例を取り上げ、安全管理の問題点について検討しました。原因不明の健康被害が報告され、入院や通院に至ったケースが発生したにもかかわらず、製品が市場に出回り続けた点が問題となりました。症状として、尿の泡立ちや倦怠感、腹痛、腰痛などが見られ、初期対応の遅れが被害拡大につながった可能性が指摘されました。十分な検証を行ってから製品を世に出すこと、異常が確認された段階で生産や出荷を止める判断の重要性が共有されました。 復習を通して、安全と品質管理は利益や効率よりも優先されるべきであると再確認しました。事故や不良品は「想定外」ではなく、管理体制や判断の積み重ねの結果として起こります。技術者は問題が確定するまで待つのではなく、少しでも危険が疑われる場合には行動を起こす責任があります。社会の信頼を守るためには、迅速な情報公開と誠実な対応を行うことが不可欠であり、それが技術者倫理の根幹であると感じました。
A. 安全確認において重要な基礎は大きな声、指差し確認である。またより身近な安全確保としては5Sというものがあり、これは整理、整頓、清掃、清潔、躾を意味する。ハインリッヒの法則は、一件の重大災害には小さな災害や事故が背景にあるという法則である。この法則からもわかるように、普段から基本の安全確認や5Sをしっかりと行い、重大災害が起こらないように、すぐに対応していく必要がある。安全確認を怠った結果起きた事故の例としてインドボパール殺虫剤工場事故というものがある。これは運転停止した設備を老朽化したまま放置したことにより起きてしまい、猛毒が漏れ、2600人以上の死者が出た。このような事故を防ぐためにも、正しい安全確認が求められ、安全第一に2人以上での作業、安全装備、ロックアウト、タグアウトの徹底などが求められる。 リコールとは市場に出回った製品に欠陥があった際に、製造者や販売者が回収などを行うことである。例として、モバイルバッテリーの発火を理由にした回収や、自動車部品の修理、電気シェイバーの刃の交換・回収、カメラの回収など様々ある。このようにリコールされるものには多様にあり、製品を作るうえでの安全への対策を徹底徹底する必要性が分かる。 機器の安全確認、周囲の安全確認などは安全な作業を行うためには欠かせないことである。また製作する製品も安全である必要があり、技術を扱う場、技術を用いたものには安全の確保が最重要といってもよいほど必要であり、必要以上に確認していくことが重要であるように感じる。
A.(1)技術者にとって「無知」は単なるミスではなく、人命を脅かす倫理違反である。事故原因の多くが「知らなかった」ことに起因する以上、個人の学習はもちろん、組織として「未知」を「既知」に変える仕組みが不可欠である。自分が知らないことを率直に認め、周囲と連携する誠実さが、重大事故を防ぐ第一歩となる。予算や人員が限られる中で、闇雲な巡視は持続可能ではないため、優先順位の明確化し、故障時の影響度(爆発、毒性漏洩など)が高い箇所を特定し、リソースを集中させることが重要である。また、センサーによる遠隔監視やIoT技術を活用すれば、広大なコンビナートでも異常の兆候を早期に察知でき、人手不足を補うことが可能である。修理予算の先送りは、将来の甚大な損失(賠償や社会的信用失墜)を招く「負の先払い」である。技術者は、リスクを定量的・論理的に経営陣へ提示し、投資の必要性を説く役割を担わねばならない。怪我を隠さないことや一人で抱え込まないことを徹底し、慣れや油断を排除する組織風土を作ることが、最もコストのかからない、かつ強力な安全対策となる。 (2)ワークショップでは、リコールに関する現状の問題を取り上げ、様々なリコール問題を調べ、議論した。特に、現代人になじみ深いイヤホンのリコールに関する件数が多いことに注目し、まとめた。 (3)安全を第一に考えるとともに、その安全をどう守っていくのかの具体的な策を考えることが重要だと考えた。
A.インド・バサールで起きた殺虫剤に関する事故は化学物質の管理や安全対策が不十分であったことが大きな原因であり、多くの人命が失われた重大な事例として取り上げられました。また、職場の安全を確保するための基本的な取り組みとして、3S活動について学びました。3S活動とは、整理、整頓、清掃の三つから成り、作業環境を整えることで事故やミスを防ぐことを目的としています。これに加えて、安全意識をより高める取り組みとして5S活動があり、安全指針を支える重要なファクターであることも学びました。 指さし呼称では、大きな声で対象を確認しながら指を差し、異常がないことを確認した後、耳元に指を持ってきて「よし」と声に出して確認します。この方法はヒューマンエラーを防ぐ効果があり、ハイリッヒの法則とも関連付けて説明されました。 安全に関する考え方として、自身の安全だけでなく、周囲の人の安全も常に意識し、危険を事前に察知して回避する心構えや行動が重要であることを学びました。 材料や設備の安全に関しては、防食法についても学びました。特に亜鉛を用いた防食の考え方や、亜鉛の電位‐pH図を用いて、どのような条件で腐食が起こりやすいかを理解しました。これにより、材料を長期的に安全に使用するための知識が必要であると分かりました。 さらに、フレアスタックについても学びました。フレアスタックとは、プラントなどで発生した可燃性ガスを安全に燃焼処理するための設備であり、異常時にガスを大気中にそのまま放出せず、安全に処理する役割を持っています。 ワークショップでは、製造物責任法(PL法)の考え方と、その具体例としてスーパーカーのリコール事例を取り上げて議論されました。PL法は、製品に欠陥があり、それによって生命・身体・財産に被害が生じた場合、製造業者等が過失の有無にかかわらず責任を負うというものです。スーパーカーのリコールでは、高性能化や複雑な電子制御に伴う欠陥が安全に直結しやすく、事故防止のために早期の情報開示と回収対応が求められます。これらの対応は、被害拡大を防ぐだけでなく、PL法上の責任リスクを低減する役割も果たすとまとめられました。 復習として、安全に対する基本的な考え方が整理されました。安全とは、自身の安全だけでなく、周囲の人の安全も常に意識し、危険を事前に察知して回避する行動を取ることが重要であるとされています。加えて、材料や設備の安全管理として防食法が取り上げられ、亜鉛を用いた防食の考え方や、亜鉛の電位‐pH図を用いて腐食が起こりやすい条件を判断する方法が示されました。さらに、プラントの安全設備としてフレアスタックについても確認され、可燃性ガスを異常時に安全に燃焼処理することで事故を防ぐ役割を持つことが説明されました。このように、安全管理は作業環境、人的行動、材料、設備のすべてを含めて考える必要があると整理されました。
A.?今回の授業のテーマは安全であった。安全第一の標語を掲げることによって生産よりも安全を優先することの方が大事であるということを学んだ。作業中、電源スイッチやガスの元栓を開閉する場合は、大きな声で合図することが大事であることを学んだ。今回の授業でハインリッヒの法則を学んだ。ハインリッヒの法則とは、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故と300件のヒヤリ、ハットなど(事故寸前の出来事)が隠されているという経験則である。製造現場における安全を確保することが大事であるということが分かった。また、防食法も取り扱い、これは金属が腐食するのを防ぐために行うものである。そして亜鉛のpH図を見て、バスタブ曲線を学んだ。初期故障期間、偶発故障期間、摩耗故障期間の3つの期間があり、バスタブのような曲線になっていることも分かった。 ?今回の授業の課題で「アンカー・ジャパン」のリチウム電池内蔵充電器、スピーカーについて学んだ。この商品を作るにあたって気を付けている点は、過充電、過放電、過電流、短路を防ぐための保護回路を作る、発熱、放熱設計の最適化について気を付けていることが分かった。 ?今回の授業でフレアスタックについて学んだ。フレアスタックとは石油、ガスプラントなどで発生する余剰ガスや非常時のガスを安全に焼却するための高い煙突状の設備で、有害物質の無害化と爆発防止が目的である。高い塔の先端で炎を上げて燃焼させ、ガス拡散させながら処理をする。
A.今回の講義では信頼性についてのお話が印象に残っています。信頼性とは与えられた期間、期待された機能を壊れずに果たし続ける能力のことだと学びました。このお話は品質管理においても大切なことだと感じました。信頼性が低い商品は顧客からの信頼を失ってしまうと思いました。 今回のワークショップでは不良品について話し合いました。この時世間で話題になって紅麹コレステヘルプという商品について話し合いました。この商品を使用していた人に健康被害が出ているという実害があり、その原因について話し合い、意図しない成分が含まれているのであれば信頼性を大きく損なう重大な問題ではないかと考えました。 今回の講義の復習で不良品について考えたとき、リコールについて詳しく調べようと思いました。リコールとは製品に設計、製造上の欠陥や不具合があり、安全上問題が生じる可能性がある場合に、製造者などが自主的に製品を回収し、無償で修理、交換などを行う制度だと知りました。この制度に該当する商品は信頼性が低く安全性も低い製品であり、そのようなものが商品として販売されてしまうのはよくないと感じる一方、この制度があるおかげで、消費者の安全を守りつつ、企業側が自らが販売した商品に責任を持つ良い制度だと感じました。また、リコールをしなくてもいいような商品を作り続けるために品質管理などの企業側の努力も怠らずに努力していくことが大切だと思いました。
A. 技術者倫理の根幹として「安全第一」の考え方は極めて重要である。5S活動や指差し呼称、ヒヤリハット報告は現場での事故防止の基本であり、さらに信頼性設計、バックアップ、フェイルセーフ、インターロック、フールプルーフといった対策は、人の注意力に依存せず安全を確保するための仕組みである。日本の多くのプラントは、初期故障期・偶発故障期・摩耗故障期からなるバスタブ曲線のうち摩耗故障期にあり、経年劣化による故障リスクが高まっているのが現状だ。 演題は「梅かつおたくあんのリコール事案」、共著者は横山咲、川端萌菜、白澤拓磨、矢萩陽向、根岸夏輝であり、私は調査を担当した。本事案では、食品添加物であるアセスルファムカリウムの含有量が基準値を超過したことが原因でリコールに至った。食品は日常的に摂取されるため、わずかな管理ミスが多数の消費者の健康に直結する。基準値は健康被害を防ぐために設定されており、その逸脱は健康被害のリスクを伴う。原因として、検査体制の不十分さや添加物の計量・濃度管理の不備を見逃した可能性が考えられる。これを防ぐには、製造工程ごとの品質管理を徹底し、自動計量装置の導入やダブルチェック体制の強化など、人的ミスを前提とした仕組みづくりが重要である。 復習を通じて、限られた人員や予算の中でも安全を維持するためには、効率的な点検・保守体制が不可欠であると理解した。IoTセンサーやAI、ドローンを活用した遠隔監視や、事故時の影響が大きい設備を優先して点検頻度を設定するリスクベース管理は、人件費を抑えつつ異常の早期発見を可能にする有効な手段である。さらに、槽塔類や配管の腐食対策として、防食被覆や電気防食、耐食材料の採用が有効であり、予知保全の考え方を取り入れることで長期的な安全とコスト削減の両立が図れる。技術者には、限られた資源の中でも安全を最優先として事故を防ぐ姿勢が求められる。
A.(1)工事現場などで掲げられている「安全第一」は生産能率よりも安全を優先させるという意味が込められている。通常は安全よりも生産能率を優先させてしまう。また、指差し呼称を行って安全の確認を行う。手順としては対象をしっかり見て、対象を指でさして刺した指を耳元へ持って行き右手を振り下ろす。防食法とは金属が錆びたり防食したりするのを防ぐための方法であり、亜鉛のpH電位図を見ながら亜鉛を防食させないためにはどうするか考える必要がある。 (2)ワークショップの演題は、リコールを未然に防ごうであり品質の安全と品質保証について考えた。グループ名はリコールであり、共著者名は渡部愁羽、森崎ひまり、日下翔太郎、登内夏希で、自分の役割として書記であった。私たちのグループはモバイルバッテリーのリコール例を調べた。商品名はAnker Power BankとAnker Mango Power Bankであり、対応方法は交換及び回収である。理由として、セル製造サプライヤーによる不適切な部材使用が見つかり事故の可能性があったためであることが分かった。 (3)復習として、5S活動と安全推進のキーファクターである5Mについて考える。5S活動と5Mは工場の安全を支える基盤となる考え方であり、5Sは整理・整頓・精巣・清潔・躾であり、作業環境を整えてミスや事故を未然に防ぐ役割を持つ。5Mは材料、方法、人、機械、管理の視点から事故原因を分析して安全対策を考えるために必要な要素である。これらを続けて実践していくことは、生産能率よりも安全を優先する工学倫理に基づいた行動で、事項を未然に防ぐために必須であると考えられる。
A. 第5回目の授業では安全と品質管理-事故と不良品の原因を取り上げた。工学倫理の基本は「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしていることであり、明確な自覚をもつことにある。安全第一には整理・整頓・清掃・清潔・躾からなる5S活動や指差し呼称などの日頃からの対策が重要になる。特に指差し呼称は対象を見て、指で差し、指を耳元に戻して右手を振り下ろして大きな声で発声する。ハインリッヒの法則はアメリカの損害保険会社の安全技師であったハインリッヒが発表した法則であり、300回の無傷害事故の背後には数千の不安全行動や不安状態があることを指摘している。製造現場での安全推進では企業の多くが5Mを取り入れており、Man(人)、Machine(設備・機械)、Material(素材・製品)、Method(作業方法)、Management(管理)のことをいう。衛星写真から石油化学コンビナートの層塔類の蒸留塔に錆が見られ、対策としては防錆管理することが挙げられる。防錆管理では防食法である塗装などをすることで腐食から層塔類を守る。 ワークショップ課題であるリコール製品について調べて話し合い、まずい事案として「リチウムイオン電池使用製品」を選んだ。選んだ理由は発熱や発火などの事故の約8割はリチウムイオン電池が原因であり、近年増加傾向にあるためである。さらに、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機等に使用されており、利用者が多くいるため、被害があとを絶たない。よって、技術者は製品に関わる全てのものに対しての知識を身につける必要がある。 今回の授業では予見可能性と結果回避義務、注意義務などを怠らないことが重要だと考えられた。
A.安全と品質管理の重要性を考えるうえで、1984年にインドで発生したボパール化学工場事故は極めて示唆的な事例である。この事件では、農薬工場から有毒なメチルイソシアネートが大量に漏出し、数千人が死亡、さらに多くの人々が長期的な健康被害を受けた。事故の背景には、安全対策の軽視と不十分な品質管理体制があった。 当時、工場ではコスト削減のために安全装置の停止や保守点検の簡略化が行われ、危険物質の管理もずさんであったとされる。品質管理は本来、製品の性能や効率だけでなく、その製造過程における安全性を確保する役割を担う。しかしボパール事件では、品質や安全を維持するための基準が組織的に守られず、異常を早期に発見し対応する仕組みも機能していなかった。その結果、小さな管理上の問題が巨大な事故へと発展した。 この事件が示すのは、安全と品質管理は単なるコストではなく、人命と社会的信頼を守るための不可欠な投資であるという点である。短期的な利益を優先し管理体制を弱めれば、結果として企業は甚大な損失と責任を負うことになる。安全と品質管理は、技術と経営の両面から継続的に強化されるべき基盤であり、その軽視がもたらす代償は計り知れない。そのため、安全と品質管理は、製品やサービスの信頼性を確保し、人命や社会への被害を防ぐための基盤であり、短期的利益よりも継続的な管理と責任ある運用が不可欠であることを念頭に置いておく必要がある。
A.(1)第5回の講義では、安全と品質管理について学びました。何事も安全第一です。工学倫理の基本は、危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという、明確な自覚をもつことです。知らなかった、油断したからといった言い訳は通用しません。正確な知識をつけて、点検や管理を行う必要があることを学びました。安全を維持するために指差し呼称を練習しました。また、バスタブ曲線について学びました。これは、製品や機械の寿命と故障率の関係をバスタブの形にたとえたグラフで、初期故障期、偶然故障期、摩耗故障期に分けることができます。 (2)グループワークでは、注目するべきリコール製品について話し合いました。私たちのグループでは、リチウム電池について話し合いました。リチウム電池のリコールの例として、電極に微細な金属片の混入やセパレーターの傷、圧着不良などにより内部短絡が発生しています。これらの不良があると、発火の可能性があり非常に危険です。これらを防止するために、人間による目視点検と、AIを導入して欠陥検出を行うべきだと考えました。二重で確認することで不良品の流通を防ぐことができると考えました。 (3)技術者として、危険なものを扱っているという自覚を持ち、危険のものを安全に使いこなす技術が必要だということを学びました。これから製品を作る機会があると思いますが、消費者が安全に利用できるように、その製品に欠陥がないかを確認することも大切です。発達しているAIなどを用いて確認することが不良品の流通を防ぐことができると考えました。
A. 工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす」という自覚を持つことにある。安全第一を徹底し、事故防止のためには規則や整理整頓(3S・5S)を守ることが重要である。製造現場では5Mで点検・管理を行い、研究開発でも安全管理を徹底する必要がある。インド・ボパール殺虫剤工場事故のように、老朽化や資金不足による管理不十分は大規模事故を招くことがあるため、企業と技術者の倫理的責任が強く求められる。 ワークショップではリコールについて議論した。リコールは消費生活用製品安全法や食品衛生法、PL法などで製造者に欠陥報告や回収義務を課す制度である。最近のAnkerモバイルバッテリーの発火事故は日常的に使用される製品で火災の危険が高く深刻である。原因は電池セル不良や熱設計の甘さ、過充電制御の不備などが考えられ、使用環境やコスト優先設計で予見が難しかった。技術者は信頼性試験や冗長設計、異常検知システムで事故防止を図るべきである。 石油化学コンビナートでは、多種多様な化学物質や高温・高圧の設備が集中しており、金属や配管の腐食(防食)が重大な安全・経済リスクとなる。防食対策には、耐食材料の選定、塗装やライニング、陰極防食、定期的な点検・補修が不可欠である。腐食を放置すると設備の破損や漏洩、火災・爆発事故につながるため、予防的な管理が求められる。コンビナート全体の安全運転と長寿命化には、設計段階から防食を組み込み、維持管理と作業者教育を徹底することが重要である。
A. 安全第一の製造環境を整えるには5M、5S活動と指さし確認が重要である。5MはMan、Machine、Material、Method、Management、5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾のことである。指さし確認は対象を見る、指で指す、指を耳元へ、右手を振り下ろし「よし」と発語するというようなステップで進める。1984年12月2日、米ユニオンカーバイドの子会社であるインド中部のボパールの殺虫剤工場で老朽化によるガス(イソシアン酸メチル)漏れが発生した(インドバポール殺虫剤工場事故)。ガスは隣接住宅街(主にスラム街)に流れ込み、死者2600人以上、中毒者5万人以上、避難者20万人以上という甚大な被害を及ぼした。 《リコールを未然に防ごう》(23512133、23512064、23512045、23512166) AnkerPowerBank、AnkerMagGoPowerBankというモバイルバッテリーをえらんだ。対応方法は2025年6月26日からの交換・回収で、理由はセル製造サプライヤーによる不適切な部材使用が見つかり、火災事故の発生が予想される点であった。 ライソン株式会社の焙煎機(ホームロースターRT-01または02)を選んだ。 まずいと思った理由は、使用後の清掃不足でフィルターが目詰まりを起こし、火災に至ったからである。 対策としてフィルターが詰まった状態で使用できないように設定する、清掃を簡単に行えるようにする、フィルター部に使い捨てのフィルターを使用するなどの工夫が考えられる。
A.(1)工場では指差し呼称が大切である。指差し呼称とは作業対象や標識、計器などを指で指し示しながら、その名称と状態を声に出して確認する安全確認手法でダル。ヒューまねらーによる事故やミスを未然に防ぐことを目的としてある。特にテル同業や製造業、建設業など様々な業界で利用されている。化学的な実験より、指差しと声出しを訓見合わせることで誤りの発生率が大幅に低下することが証明される。ハインリッヒの法則は、1件の重大事故の背景には、29件の軽微な事故と300件の「ヒヤリ・ハット」(事故には至らなかった不安全な出来事)が隠れているという労働災害の経験則である。この「1:29:300」という比率から「1:29:300の法則」とも呼ばれる。事故を未然に防ぐためには、重大事故だけでなく、日頃からヒヤリ・ハットを見逃さずに報告・対策することが重要だという考え方である。 (2)グループワークでは、リコールを未然に防ぐための討論を行った。一例として、ティファールの電気ケトルを選んだ。ティファールの電気ケトルは電気コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し使用の際にコンセント付近での発煙ないし発火に至る可能性がある。リコール対象は電源プレートである。 (3)本講義の復習として、リコールについて深く学習した。リコールの目的は欠陥製品による火災や事故を未然に防ぎ、私たち消費者の生命や財産を守ることである。リコールの種類としてメーカー自身が自社で判断し回収する場合と事故が多発するため国がメーカに回収を命じる場合がある。
A.(1)インドポパール殺虫剤事故ではスマン・デイは予算削減のために修理が必要な部分を何ヶ月も放置していた。漏洩などの報告は日常茶飯事で日々を過ごしていた。ある時にイソシアン酸が漏れ出した、安全のための設備は全て動かず、イソシアン酸がとまることはなく、2500人が死亡した。フレアタワーなどの単語もここでは学んだ槽塔類の防食を提案したり、指差し呼称であったりの安全点検についても学んだ。 (2)リコール商品:小林製薬の紅麹サプリについて 共同著者(門脇千尋、冨樫宙) 役割:正式な分析 消費者庁のサイトからリコールされた商品をえらび、回収された理由やそれに対策についてグループで考えた。自分のグループは最近のニュースで印象に残っていた小林製薬の紅麹サプリについて取り上げた。回収の理由としては健康被害の報告、原料に意図しない成分が含まれている可能性が健康被害との関連性を否定できない等の理由であった。対策として、食品表示法による命令や自社における試験運用の強化や表示成分の再確認、含有成分をもう一度しっかりと見直すということが挙げられる。 (3)安全確認などの復習を行なった。自分は技術者(研究者)として将来を考えているため、安全確認などの項目はとてもためになるものであった。無知は倫理違反という言葉を大事にして、過去の事件からも学びを深め、指差し呼称やヒヤリハット活動を忘れず知識と経験をえていきたい。
A.?の殺虫剤原料のイソシアン酸メチルが漏出したインドにおけるボパール事故を通して、経済的圧力と安全軽視が大事故を起こした。財政難による予算削減で設備の修理や人員配置が放置され、センサーや安全装置が機能せず、毒ガスが大量に漏れ、多くの住民が亡くなった。この事故は個人のミスではなく、利益優先の判断で生じた。事故は起こさない努力が最優先だが、起きてしまった事実から学び、技術と安全を優先する姿勢が技術者と社会に求められる。無知であることが原因になる事故を防ぐには、日常的なコミュニケーションが必要である。安全対策は仕組みだけでなく、人同士の情報共有によって支えられている部分がある。声をかけ合い、疑問を疑問のままにしないことが、事故防止の基本となる。ハインリッヒの法則により、多くの無傷事故の背後に重大事故の芽が潜んでいることの説明がなされている。安全衛生の活動や危険予知の訓練がマンネリ化しやすく、形骸化すると事故防止の効果を失ってしまう。マンネリは安全活動の阻害要因となる。重大事故を防ぐには、些細な異常やヒヤリとした経験を軽視せず、安全活動に取り組む姿勢が必要である。慣れを疑い続けることが安全につながる。 ?リコールの事例について調べ、リチウムイオン電池でリコールが起こったと分かった。事案としては電極の微細な金属片混入、セぺレーターの傷、圧着不良による内部短絡がある。防止するためにはAIによる欠陥検出が考えられる。 ?ボパール事故の概要についての理解、使用された化学物質について調査し、知見を深めた。どうすれば起こらなかったか、起こらないためにはどうしていくべきか、予見可能性についても個人的に考えた。
A.【講義の再話】 第5回の講義では安全と品質管理について学んだ。工場では安全第一である。作業環境管理、作業管理、健康管理などがある。点検では指差し呼称を行い、発声して確認する。ハインリッヒの法則は、1件の重大な事故の背後には29件の軽傷があり、300件のヒヤリハットがあるというものである。5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾である。5Mは、Man,Machine,Material,Method,Managementである。フレアスタックは、石油・ガス精製プラントなどで発生する余剰ガスや緊急時の可燃性ガスを安全に燃焼処理する設備である。 【発表の要旨】 演題:リコールを未然に防ごう 共著者名:中村温斗、治田力哉、南雲陽太、前川嶺緯、百々柚花 リコール製品とその内容を調べた。ベビーカーでブレーキが解除されることが判明した。モバイルバッテリーで発火の可能性があることが判明した。IH調理器で発熱して発煙に至る可能性があることが判明した。 【復習の内容】 京葉工業地域の三井化学やコスモ石油があるコンビナートを調べ、錆を確認した。 水道事業者は水道法に基づき、水質検査の実施や記録の保存が義務付けられている。 防食法には被覆防食、電気防食、耐食材料の使用などがある。立て直しには大きな費用がかかるため、金属メッキなどの被覆防食を行うのが良いと考える。バスタブ曲線は故障率と時間の関係を表したグラフである。初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期に分類され、故障率は使い始めと使い始めてから十分に時間が経った後に多いことがわかる。
A.(1)この講義では主に5S活動やヒヤリハットについて学びました。具体的に5S活動とは、職場環境(実験室の環境)の維持・改善活動の基本である「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の頭文字を取ったものです。①整理: 不要な物を捨てる?②整頓: 必要な物をすぐ取り出せるよう配置する③?清掃: 汚れを払い、細部まで点検する?④清潔: 上記3つの状態を維持する?⑤しつけ: ルールを習慣化すると言ったもので、最近ではそこからさらに必要であるものを含めて6Sや7Sといったものも出てきていることを学びました。また、山形大学にはヒヤリハット報告書というものがあり、研究室などで起きたヒヤリハットに該当するものについて大学側に報告し、防止に役立てることができるもので思い当たるものがあれば積極的に利用することを勧められました。 (2)今回のワークショップではリコールについての具体例を調査しました。私たちのグループでは例としてAnker Power Bank(モバイルバッテリー)を挙げました。これがリコールされた理由はセル製造サプライヤーの不適切な部材使用による事故(火災等)の可能性によるもので、私たちが事前に予見できなかった原因として考えたのは大企業であるからこそ多くの人が関わる製造過程で把握することができなかったのではないか、と考えました。 (3)私は復習としてよくあるヒヤリハットの例を調べました。研究室では、「試薬のラベルの見間違いによる混触危険」や「保護メガネ未着用での廃液飛散」、「蒸留装置の冷却水停止による過熱・発火」などが典型例として挙げられ、これらは大事故の一歩手前であり、共有と対策が必須であることが分かりました。
A.(1)授業では、インド・ボパール殺虫剤事故を具体例にして、安全第一の点検や計装について学んだ。計装とは、プロセスを測定・制御・管理するための装置・仕組みの名称であった。また、広大な石油化学コンビナートを点検するためにどのようにすればよいか、またコストがどれくらいかかるのかを考えた。 (2)ワークショップではまずいと思う事案として、「電動アシスト自転車用バッテリーパックおよび交換用バッテリー」を選んだ。選んだ理由は、バッテリーパックからの発火は重大な火災事故につながる可能性が極めて高く、走行中に発火しようが保管中に発火しようが取返しのつかない事態になってしまうからだ。実際、製品を焼損し、周囲を汚損する事例がある。このことは、どういうときに発火してしまうのかをしっかり検証してリスクヘッジを行い、量産しても発火することが無いような製品づくりが必要だということを示している。 (3)授業の内容をもとに、いくつかの課題を行った。例えば、「賢い不服従」について学んだ。「賢い不服従」でうまくいっている例として、鉄道業界の指差呼称が挙げられる。JRでは、運転士による信号確認動作としてまだ国鉄だった時代に取り入れられた。導入前は声だけで確認をおこなっていたため、ヒューマンエラーが多発していた。指差呼称の導入でミスの確率が1/6に減少したといわれている。導入にあたっては現場から反発があったが、ルールにして徹底させたことで組織文化として定着した。この例は賢い不服従とも関連があり、安全意識を醸成することでたとえダイヤが乱れようとも危険があれば運航を取りやめることができる。この例から、浸透しない「賢い不服従」は安全意識の徹底によってうまく機能すると考えられる。
A. 今回の講義では、事故や不良品の背景にある「安全と品質管理」の考え方について学んだ。特に、インド・ボパールで起きた化学工場事故の詳細は、単なる過失では片づけられない問題が連続しており、経済状況や管理体制が自己の引き金になり得ることを痛感した。ニクソンショック以降、アメリカ企業が極端な経費削減を迫られた結果、ボパールの現場でも修理されない設備、未経験の作業員、止まったままのセンサーなど、事故が起こり得る状況が放置されたまま現場が動かされていた。イソシアン酸メチルという水と反応してはいけない物質が混ざったとき、停止した冷却装置や故障したスクラバー、動かないフレアタワーなど、あらゆる安全装置が機能しなかったという話が印象的だった。 講義では、事故が技術の進歩につながるという皮肉的なところについても扱われ、もしボパール事故が無ければ、日本のリチウムイオン電池は生まれなかったかもしれないという話は印象に残った。だが、それは事故を肯定しているわけではなく、最大限に事故を防ぐ努力を上で、悲惨な結果からの学びという位置づけであった。 さらに、安全管理には人的要因、設備、素材、作業方法、管理という5Mがあり、特に心的要因の中でも無知・未熟・慣れが重大なリスクなることが強調された。無知は倫理違反であるという言葉は、今後技術者を目指すうえで覚えておかなけらばならないと感じた。 タカラトミーの「トミカ グランドモールトミカビル」の事例を選んだ。理由は、幼い子どもが遊ぶ製品でありながら、部品の隙間に指を挟む危険があったためである。このような事故は重大なけがにつながる可能性があり、安全設計の観点から問題だと感じた。 このような不具合は、試作品段階での実際の使用テストが不十分だったことや、子どもの動作を十分に想定できなかったことが原因と考えられる。技術者としては、設計段階で子どもの手の大きさや動作パターンを考慮し、実際の使用状況を再現した安全テストを徹底することで、こうした事故を未然に防ぐ工夫が必要だと考える。 今回の講義を通して、安全は単なるスローガンではなく、日々の点検や教育、管理の積み重ねで支えられていることを実感した。特に、知らなかったは大きな過失につながるという言葉が重く、技術者は常に学び続ける必要性があることを改めて考えさせられた。 また、経費削減や効率化で安全性が軽視されることで取り返しのつかない事故が起こるというボパールの例では、将来自分が働く現場でも決して無関係ではないと思った。安全と品質管理は技術力よりも判断力の領域が大きく、これからの学びにも大きく関わるテーマであると感じた。
A. 今回のテーマは安全である。「危険なものを安全に使いこなす」ことが技術者には求められる。安全第一が技術者には重要で、これは事故防止や安全作業の基本は「きまり」を守ることと、整理・整頓・点検につとめることが特に大事である。安全第一を守るうえで5S活動というのが重要になってくる。5S活動とは「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」のことを指す。指差し故障は①対象を見る②指をさす③呼称する④確認する⑤戻す⑥完了といった手順で行われる。インド・ボパール化学工場事故という事故が起こった。この事件はUCCの子会社が運営する殺虫剤工場から、有毒ガスが大量漏出した。その結果推定で数千人が即死、後に約1万5千人以上が関連死し、数十万人が呼吸器障害、失明、皮膚疾患などの後遺症を負った。 PL法とはメーカーなどに無過失責任を負わせる法律である。スーパーカーのリコールが起こった理由は重大な事故(死亡事故や交通規制)につながるためリコールがかけられた。予見できなかった理由はスーパーカーが高価格でリスクを考え切れなかったことが考えられる。技術者として重要なのはブランドイメージよりも安全性を求めることである。 ガスベントは、フレアスタックと同様に石油・化学プラントなどで余剰ガスを安全に排出する装置である。フレアスタックが燃焼処理を行うのに対し、ガスベントは非可燃性ガスや環境負荷の少ないガスを直接大気に放出する。圧力調整や緊急時の安全確保に用いられ、設計には環境規制や安全基準の遵守が求められる。
A.(1)塔槽類の防食は、腐食による減肉・孔食・応力腐食割れを防ぎ、漏えい・破裂といった重大事故を未然に抑える安全設計の中核である。材料選定、ライニング、電気防食、腐食モニタリングを適切に組み合わせ、異常を早期に検知して停止・補修につなげる。もし不具合が製品や設備に波及すれば、被害拡大前にリコールや回収を判断する「迅速な是正」が信頼を左右する。ボパール殺虫剤事故は、有毒ガスが大量放出され、運転管理・保全・安全装置の不備が連鎖した悲劇として知られる。ハインリッヒの法則が示すように、重大災害の背後には多数の軽微事故やヒヤリハットが蓄積している。だから、現場の小さな兆候(におい、圧力変動、腐食兆候)を握りつぶさず、報告しやすい文化と、原因分析→対策→標準化の循環を回すことが、塔槽類の防食と安全性を実効化する。 (2)「リコールを未然に防ぐには」というテーマで話し合った。私はWriting ? Original Draft (執筆)を担当した。リコールとは製品の欠陥事故を未然に防ぎ、消費者の安全を守ることを指す。例として成城石井や小林製薬を挙げた。包装時に確認する作業があるはずだがそこで見落としているゆえに事故が生じる。そのため中身を害さない程度にこまめに基準を設けて確認作業をする必要がある。 (3)防食は「壊れにくい材料を選ぶ」だけでなく、腐食形態(全面腐食・孔食・応力腐食割れ)を想定し、設計余裕、内面ライニング、陰極防食、腐食抑制剤、非破壊検査とモニタリングで“劣化の見える化”を行うことが要点。安全性は多重防護(設計・運転・計装・教育・緊急対応)で担保し、異常兆候はヒヤリハットとして即共有・是正する。ハインリッヒの法則は、重大災害の背後に多数の軽微事故・ヒヤリがあるという考え方で、未然防止の優先順位付けに使える。ボパール事故は、危険物管理と安全装置の機能維持、訓練、通報体制が欠けると被害が地域全体へ拡大することを示す。製品では、欠陥の可能性を確認したらリコールで被害を遮断する。
A. インド・ボパール殺虫剤事故は、インド中部の都市ボパールにあるユニオン・カーバイト社(アメリカ)の殺虫剤工場でイソシアン酸メチルが漏れたことで起きた。イソシアン酸メチルは猛毒のガスであり、隣接する住宅街へ流れ込み2600人もの死者を出した。この事故のおおもとの原因は、工場の保全にかかる費用を削減し、壊れた個所を修理することなく操業していたためである。このことから世界中どこでも母国と同じ安全基準が求められるようになってきた。 ハインリッヒの法則とは1件の重傷事故の裏には29件の軽傷事故と300件の無償事故があるというものである。また、ヒヤリハット活動とは事故には至らなかったが危うく事故を起こしかねなかった出来事を指す。不安全行動やヒヤリハットを繰り返すことでいつかは重大事故を起こしてしまう。そのため対策をとる必要がある。現場での安全対策の一つとして指差し呼称がある。これは目で見る、指で刺す、声に出すというこの三つの動作をすることで注意力を高めミスを防ぐ方法である。 工学における信頼性とは、異常なしに一定期間正常に動作する確率である。信頼性が時間経過とともにどのように変化するかを示したものをバスタブ曲線という。これは、グラフの形がバスタブに似ていることから名づけられた。グラフが減少傾向にある初期故障期は製造不良や組み立てミスによる故障、グラフが横ばい傾向にあるときは偶然の故障、外部要因、グラフが上昇に入ったら経年劣化が故障の原因になることが多い。 ある会社で作られたチョコレートのアレルギー表記欄には本来、乳成分、卵、小麦、くるみと表記が必要であったが、乳成分のみの表記であった。そのためにアレルギーを持つ人が誤って購入してしまい食べたことで、せき込み、嘔吐、腹痛、息苦しさなどの症状を訴えた。死亡事故には至らなかったものの重大事故であることには変わらない。ほんの数文字の表記ミスで多くの人の命を奪いかねないことを考えると確認作業はもっと徹底して行うべきと感じた。 インドボパール殺虫剤事故はニクソンショックによりドル変動相場になったことでアメリカ企業が経費削減を迫られたことによって起きた。余計な故障個所を報告したらクビにするなどの脅し文句から労働者が逆らえなくなっていたところで起きた事故だ。過去にこのような事故が起こりつつも現在でも同様の現場が存在しているという。もし自分がそのような現場に行ってしまったらと考えると、仕事がなくなると考えると抗議するのは難しいかもしれない。それでも同じ立場にある人は大勢いると考えられるため集団で戦うなどをしたい。
A.(1)「安全と品質管理-事故と不良品の原因-」では、安全第一について「指差呼称」を実演し、なぜ浸透しないか考えた。次に、工場などでお金がなく安全を確保できない状態で、倫理を貫いたり、法令を遵守するには、どうしたらいいか技術者目線で考え議論した。次に消費者庁のリコール情報を調べ、その商品がリコールに至ることを、なぜ予見できなかったのか推測し、自分が技術者になったつもりで未然に防止するための工夫について考察した。 (2)演題 リコール情報を調べ、未然に防止するための考察をしよう グループ名 華岡、メンバー 赤平草太、綿貫滉大、石毛翼、吉成悠 後藤拓真 自分の役割Supervision チョコレート菓子のアレルギー表記 本来 乳成分、卵、小麦、くるみと表記が必要だが、乳のみの表記であった。アレルギー反応により、咳き込み、嘔吐、腹痛、息苦しさの症状が出た。 (3)授業で消費者庁のリコール情報を調べ、リコール製品のうち特に「これはまずい」と思う事案を選び、自分が技術者になったつもりで未然に防止するための工夫について考察するというのがあったが、事案として「リチウムイオン電池」を選んだ。 選んだ理由は、ワイヤレスイヤホンやハンディーファンなどの身に付けるもので落としやすいにもかかわらず、落下などの衝撃で発火するなど、非常に起こりやすい事案で危険度が高いことだ。 このことは、個体電解質にするなどで発火のリスクを減らすことや、デザイン、材料などの観点から安全性を向上する工夫が必要だと考えられる。
A.(1)消費者の安全を守るうえで、事故やリコールを未然に防ぐことが最も重要である。しかし安全対策にはコストがかかり、品質を下げることで製品価格を下げられるため、企業は安全より利益を優先する誘惑に直面する。このようなジレンマを解消するために、ISO9001やPL法といった制度が整備され、企業に品質保証や安全設計の仕組みを義務付けている。出荷後に安全性の欠如が発覚してリコールになれば、企業は多大な損失と信用失墜に直面し、その原因を作った技術者の責任も重大になる。したがって、技術者は製品開発の段階から安全にかかわる要因を十分に検討し、予見可能な危険を排除する必要がある。 (2)リチウム電池のリコールは非常に多く、発火などの重大事故につながる危険性が高い。原因は電池材料だけでなく、充電器や制御ソフトなど多岐にわたるため設計段階での安全確保が難しい。そのため、技術者には製品全体を俯瞰し、幅広い知識を持って不具合を予見し、安全に作りこむ工夫が必要である。 (3)消費者の安全を守るには、事故やリコールを未然に防ぐ設計が最も重要である。しかし安全対策にはコストがかかってしまうため、品質を下げることで価格を抑える経済性に企業は誘惑されてしまう。このジレンマの解消は、ISO9001やPL法などの制度を必要としており、出荷後のリコールは企業に大きな損失と信用の失墜をもたらす。特にリチウム電池は発火リスクを含むリコールが多く、電池材料だけでなく充電器や制御ソフトなど多くの種類の要因が絡んでいる。技術者には製品全体を俯瞰し、幅広い知識を持って危険を予見し、安全をつくりこむ姿勢が求められている。
A. 第5回のテーマは、「安全と品質管理―事故と不良品の原因―」であった。 工場では、安全が第一である。また、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の頭文字「S」を取った「5S活動」や、「指差し呼称」に取り組んでいることが多い。また、「ヒヤリハット活動」も大切である。ヒヤリハット活動とは、重大な事故につながる可能性があったもの、実際には事故に至らなかった「ヒヤリとした」「ハッとした」出来事を記録・共有し、その原因を究明して対策を立てることで、未来の事故を未然に防ぐ安全衛生活動のことである。 授業の中で、工場の「そうとうるい」について調査するように指示があったが、「そうとうるい」は見つけられなかったため、「塔槽類」を調査した。しかし、あまりよくわからなかった。また、工場では、錆取りも重要である。このことに関連して、亜鉛の電位pH図と防食法について調査した。 「信頼性」と「バスタブ曲線」についても調査した。信頼性とは、一定の条件下で、期待された機能を安定して果たせる能力のことである。また、バスタブ曲線とは製品の寿命における故障率が、時間経過とともに、「初期故障期」「偶発故障期」「摩耗故障期」という3つの段階を経て、浴槽の断面のように変化する様子を示すグラフである。設備が老朽化すると一気に故障のリスクが高まる。 グループワークでは、製品の安全と品質保証について、ポケッタブル高圧洗浄機のリコール事例について調査した。このリコール理由は内蔵されたバッテリーが発火してしまったことにある。この事例が起こった原因は、製造上の問題であったといわれている。
A.(1)ルール、法律は安全のためにあると述べられた。整理整頓や点検が必要であり、大きな声で合図し、指差し呼称なども安全に作業することにつながる。また、マニュアルなどを作ることで人のミスを少なくでき、より安全に作業ができる。この時にミスで化学物質を外に流してしまうことは環境破壊につながるため絶対にあってはならないことである。また、インドボパールの化学工場事故についても紹介された。アメリカの子会社が老朽化によりインドで化学物質のガス漏れを起こした。漏れたのは猛毒のイソシアン酸メチルであった。十分な安全対策が取られておらず、住宅街へ流れ込み死者が2600人、中毒者は5万人とされた。この事件はアメリカのグローバル企業が行った。 (2)『リコール』、グループ名:毒ちゃむ、グループに属した人:嶋貫莉花,遠藤由里香,川崎李羽, 榎本理沙,白坂茉莉香,羽生胡桃、役割:資料作成 まず、PL法とはメーカーなどに無過失責任を負わせることができる法律である。グループではスーパーカーのリコールについて考えられた。リコールされる理由は死亡事故などの重大な事故につながることである。予見できなかった理由として高価格でリスクを考え切れていなかったことが考えられた。技術者として倫理的に考えると会社の利益だけでなく人の命を大切にする必要がある。ブランドイメージより安全性を追求する必要があったと考えられた。 (3)授業であったインドボパールの化学工場事故から化学物質を流出させた事例について気になり深く調べた。調べた結果、ラブカナル事件という事例を見つけた。1978年に家の地下室から湧いてきた黒い汚水を分析したところ、82種類もの高濃度な化学物質が検出された。その中の11種類はクロロフォルムなどの発がん性物質であった。たくさんの有害廃棄物をドラム缶に入れたまま放置し、金属容器が時間とともに腐食し中身が流れ出し広がった。私はこの事件について、化学の知識を持つ技術者が廃棄物の適切な処理を行わなかったことで危険な有害物が広がってしまったのだと感じました。利己的な考えのせいで環境を破壊することは倫理的に許されないことだと感じました。
A.(1)安全と品質管理は技術者の最優先すべき責任であり、事故や不良品は偶然ではなく原因があり予防できる。特に「指差呼称」は、確認漏れを減らしヒューマンエラーを防ぐ重要な手法である。また、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5S活動は、職場環境を整えることで品質と安全を両立する基本である。さらに、アメリカ工場によるインドでのガス漏れ事故や、公害、老朽化した石油化学コンビナートの例を通して、設備点検や腐食管理の重要性を認識した。 (2)ワークショップ課題では、アンカー・ジャパン製の「リチウム電池内蔵充電器・スピーカー」を題材にして、事故を防ぐ製品設計について議論した。リチウム電池には、過電圧、過放電、過電流、短絡などのリスクがあり、最悪の場合は発火事故につながる。そのため、製品の内部に保護回路を組み込み、異常が起こる前に電流を遮断する安全設計が重要である。消費者の命を守るためには、性能だけでなく安全性の最適化を常に追求する姿勢が不可欠であるとまとめた。 (3)老朽化した設備を放置した結果の大規模事故や、公害の発生事例(水俣病、四日市ぜんそくなど)は、事前に危険を察知し得たにも関わらず対策を怠ったことが原因であると学んだ。また、現場では「溶出だけは絶対に許されない」という意識を持ち、品質異常の兆候を見逃さないことが重要である。技術者は利益よりも社会の安全を優先し、たとえ上司の指示であっても危険な行為には従わず、法令や適切な部署に相談して責任ある行動を取る必要があるということを学んだ。
A. 本回では、安全と信頼性を中心とした工学倫理について学んだ。工学倫理の基本は「危険なものを安全に使う」ことであり、技術の利用を前提とした上で、いかに事故を防ぐかが重要となる。指差し呼称や安全第一のルール、5S活動は、人為的ミスを減らし、作業環境を整えるための具体的な手法である。また、ハインリッヒの法則は、小さな異常やヒヤリ・ハットを見逃さないことが重大事故の防止につながることを示している。 リチウムイオン電池は、高エネルギー密度を持ち、スマートフォンや電気自動車など現代社会に不可欠な技術である。一方で、過充電や内部短絡、外部からの衝撃によって発火・爆発する危険性を有している。想定される事案としては、製造段階での不良、誤った使用方法、老朽化による劣化などが挙げられる。これらに対する予防策として、保護回路の設計、品質管理の徹底、使用条件の明確化、ユーザーへの注意喚起が必要である。技術者は事故が起こり得ることを前提に設計を行わなければならない。 フェールセーフやフェールプルーフ、バスタブ曲線による信頼性評価は、こうしたリスクを体系的に管理するための考え方である。リチウム電池の事例から、技術者は利便性や性能向上だけでなく、最悪の事態を想定した倫理的判断を行う責任があると学んだ。また、リチウムイオン電池は高エネルギー密度という利点の裏で、内部短絡や過充電、外部衝撃による熱暴走という重大なリスクを内包している。特に量産工程や輸送段階での品質ばらつきは事故の引き金となりやすく、技術者には設計段階での冗長化、安全弁やBMSの高度化、使用環境を想定した試験の徹底が求められる。
A.第5回の技術者倫理では、インド・ボパール殺虫剤事故について、安全や品質管理に焦点を当てて学びました。インド・ボパール殺虫剤事故とは、1984年12月、インドのボパールにある米ユニオン・カーバイド社の殺虫剤工場で発生した、史上最悪と言われる化学工場事故です。原因は、貯蔵タンク内に水が混入し、猛毒のイソシアン酸メチルが激しい化学反応を起こして漏出しました。安全装置の不作動や保守点検の不備、コスト削減による人員不足などの組織的欠陥が重なったことが背景にあります。最終的には1万5千人~2万人以上が死亡したと推定されています。この会社の社長は以前にもバルブから化学物質が漏洩しているのにも知っていたが、ラインを停止してしまったらお金がなくなり顧客もいなくなると考え安全を無視し製造し続けるように命令したとされています。この事故の背景としてやはり安全面を怠ったことが1番の原因だと感じました。 ワークショップ課題は、総務省のホームページの商品回収したものと原因を調べるものでした。ホームページで見つけたのは小林製薬から販売していた紅麹サプリでした。これは、機能性表示食品による大規模な健康被害と社会問題です。日本の食品安全史上でも極めて深刻な事例の一つとされていました。サプリメントを摂取した人々に、腎疾患を中心とした健康被害が相次いで発生しました。2024年半ばの集計では、関連が疑われる死者は80名を超え、入院者も数百名にのぼる甚大な被害となっています原因としてプベルル酸の混入があり、厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所の調査により、原因物質としてプベルル酸が特定されました。 混入経路は、本来の「紅麹菌」以外の青カビが工場の製造ラインに混入したことによるものでした。問題視されたのは、組織的背景でした。 この事件では、単なる事故以上に「企業の危機管理」が厳しく問われました。 このことより、企業による安全管理や、従業員の安全も技術者の倫理として持って置かなければいけない指針の一つと感じました。
A.1.講義では、インド・ボパール殺虫剤事故が取り上げられた。この事故は1984年12月2日にインドのアメリカの殺虫剤工場が起こした事故で、原因は老朽化によるガス漏れであった。漏れたのは猛毒のイソチアン酸メチルであり、付近のスラム街に流れ込み死者は2600人以上、中毒患者5万人以上にものぼった。運転停止した製造設備が、十分な安全対策が取られていないまま放置されていたのである。このように、老朽化は重大な事故を起こすきっかけになりえる。現代でも老朽化は深刻な問題になっており、水道管の破裂や道路の陥没など、身近に起こる可能性がある。メンテナンスや安全管理が非常に重要であることを学んだ。 2.演題:リコール グループ名:リコール 共著者:青木優菜、日下翔太郎、渡辺愁羽、登内夏希 役割:調査 モバイルバッテリーはよくリコール対象になるイメージがあるため、リコール製品としてAnkerPowerBankというモバイルバッテリーを取り上げた。この商品は2025年6月26日にリコールが開始され、交換・回収という措置がとられた。リコール理由としては、セル製造サプライヤーによる不適切な部材の使用が発見され、事故の可能性が考えられるためである。事故が起こる前に対処を行ったことは非常に重要であるが、それ以前にリコール対象となる可能性のある製造方法や管理体制に問題があるという結論に至った。 3.モバイルバッテリーの事故でよくある事例は、内部の電池が劣化したり、高熱などの刺激を受けたりすることで突然発火するというものだ。AnkerPowerBankがリコール対象になってしまった理由としては、製造工程の管理が十分行き届いていなかったためであると考えられる。開発段階では当然適切な部材を使用する予定になっているはずであるため、技術者や製造者による管理不足によってリコールに至ったのだと考える。製品不良による事件を起こさないためには、こうした製造者や技術者の徹底した管理が必要である。
A.(1)今回は、3S活動が事故防止に果たす役割ついて学んだ。作業環境を常に整えることで異常の早期発見が可能となり、ヒューマンエラーや事故の未然防止に繋がることを理解した。また、亜鉛のpHー電位図を用いて、防食法の考え方を学び、腐食が起こる条件や防食の原理を理論的に把握した。さらに、製品や設備の故障発生率を示すバスタブ曲線について学び、初期故障・偶発故障・摩擦故障の各段階に応じた保全の重要性を認識した。これらは安全で持続的な技術運用に不可欠な考え方である。 (2)ワークショップでは、紅麹(コレステヘルプ)に関する事例を調査し、回収理由が食品衛生法違反だったことを理解した。製品の摂取により原因不明の健康被害が多数報告されており、企業の対応の遅れが被害の拡大に繋がった点が問題として挙げられた。議論では、異常が確認された段階での迅速な情報公開や自主回収の判断、第三者機関による検証の重要性が挙げられた。また、利益やブランド維持を優先する姿勢が企業倫理として不可欠であると再認識した。 (3)亜鉛のpHー電位図(プールベ図)は、水溶液中で、亜鉛が溶ける(亜鉛イオン)、金属として安定(亜鉛)、不動態皮膜を形成する(ZnO/Zn(OH)2)のどれかになりやすいかを、pHと電位で示す。酸性かつ高電位では溶解が進み腐食しやすい。一方、中性?アルカリ側では酸化物・水酸化物が生成し、皮膜形成により腐食が抑えられる。この図から環境条件に応じた防食が検討できる。
A.
A.第4回では、工業倫理の基本として「危険なものを安全に扱う仕事である」という自覚を持つことの重要性が強調された。3S活動や安全第一の方針、指さし呼称など、日常的な安全行動の具体的手法も紹介された。さらに、インド・ボパール殺虫剤工場事件を題材に、安全軽視が重大事故につながる危険性を学んだ。また、石油コンビナートの槽塔類の錆や腐食への対応方法、防食法についても説明され、亜鉛の腐食が発生しやすい箇所や対策について議論した。信頼性バスタブ曲線や計装の役割も取り上げ、安全設計の考え方を理解することが目的とされた。 ワークショップでは、指さし呼称の効果や安全確認手法の実践例を共有した。また、ボパール事件やコンビナートの腐食問題を通じ、材料選択や設備設計の失敗が事故につながるメカニズムを議論した。さらに、防食法やフレアスタックの調査結果を発表し、フレアスタックが余剰ガスを燃焼させることで爆発や有害物質の拡散を防ぐ役割を果たすことを説明した。安全管理だけでなく、事故後のリコールや消費者保護の観点も議論に加えられた。 復習では、フレアスタックや防食法の理解を整理し、設備の設計や維持管理が安全性に直結することを再確認した。信頼性バスタブ曲線の概念を振り返り、計装や監視システムの重要性も確認した。また、事故事例を通じ、日常的な安全意識の継続と、万が一の際の対応策が組織や社会の信頼に直結することを再認識した。安全を最優先にする姿勢と技術者としての責任意識の重要性が強く意識された回である。
A. 安全と品質管理について、毒性の物質の漏出により多くの命が失われたインドボパール殺虫剤事件を例に挙げる。この事件から安全管理の基本としてハインリッヒの法則を取り上げた。これは重大な事故の防止には事故の芽を摘むことが重要であるという考え方である。また、いかなる場合においても安全第一であることが重要である。安全対策の基本として、日常的な整理整頓点検と指差し呼称の実施は有効的である。人だけでなく、バスタブ曲線を用いた機械の信頼性にも気を付ける必要がある。 リコール製品の例について 共著者名:南雲陽太 中村温斗 前川嶺緯 百々柚花 stokke ASではベビーカーにおいてブレーキが解除される可能性があることが判明しリコール対象になった。アンカージャパンのモバイルバッテリーでは発火の可能性が判明したためリコール対象となった。日立アプライアンスではIH調理器が発熱して発火に至る恐れがあったためリコール対象となった。 リコールは企業に莫大な経済的損失や社会的信頼の失墜をもたらすため、安全性を作り込めない製品設計を行った技術者の責任は非常に重大である。消費者庁のリコール情報を調べた結果、特にリチウム電池関連の事案は火災など深刻な事故につながる可能性が高く、「まずい」と感じた。原因が電池材料だけでなく、充電器やソフトウエアなど多岐にわたる点から、技術者には製品全体を見渡し、設計段階で危険を予見して未然に防止する姿勢が求められると考えた。
A. 現代の工場・製造・設備設計において、「安全第一」の原則は単なるスローガンではなく、倫理的責任の根幹を成すものです。指差呼称や目視点検といった基本的な安全行動は、作業者自身の命を守るものだけでなく、周囲の人々や社会全体への配慮を伴う倫理的行為です。このような安全行動の重要性は、設備や製品の故障率を示す「バスタブ曲線」にも表れています。バスタブ曲線とは、機械装置や製品の故障率を時間の経過とともに示すグラフのことです。 演題は「リコールを未然に防ごう」で、グループ名はあふさこです。共同著者は、近ありす・大濱風花・立花小春です。私は発言の役割を果たしました。具体的な事例として、電動アシスト自動車用バッテリーを選びました。このバッテリーは、電動アシスト自動車用および変換用バッテリーパックとして使用されており、発火の可能性があることが判明したため、リコールが実施されました。このようなリコールを未然に防ぐためには、リスクアセスメントを用いるべきだと考えました。リスクアセスメントとは、潜在的な危険や有害性を特定し、それに基づいてリスクを評価・管理するための体系的な手法です。さらに、リスクアセスメントの実施においては現場の声や作業者の経験知を取り入れることでより実効性の高い安全対策へとつながるのではないかと考えます。 フレアスタックとは、工業プラントや石油化学施設において、余剰ガスを安全に処理するための重要な設備です。有毒ガスや可燃ガスなどの余剰ガスがそのまま大気中に放散すると、環境汚染や引火して爆発する危険があるため、フレアスタックは環境の保護の役割を果たすと言えます。このことから、フレアスタックとは、単なる機能性の追求ではなく、命や環境、社会への責任を果たす倫理的実践であると考えました。
A. 第5回では、技術者倫理の観点から「安全と品質管理」について学んだ。工業倫理の基本は、技術者が「危険なものを安全に使いこなす仕事をしている」という自覚を持つことにある。主なポイントとして、安全第一・品質第二・生産第三という優先順位。5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)と5Mによる安全管理。「事故ゼロ」ではなく「許容できないリスクがない状態」を目指すリスク概念などがある。また信頼性設計としてバスタブ曲線を理解し、故障を予防することを学んだ。安全第一について指差呼称をガスの元栓で行った。マップから石油コンビナートを探しその中で蒸塔類の錆を確認し、目視点検の必要性について確認をした。 ワークショップではリコールを未然に防ぐための製品安全と品質保証についてモバイルバッテリーを例に挙げて吉田、鈴石、加藤、大坂、沖杉で話し合いを行った。リコールの背景として、過去の事例では、発火や過熱による事故が多発していた。これらを未然に防ぐために設計檀家でのリスク評価や製造工程での品質管理、出荷前の信頼性試験を策として挙げられた。品質管理の重要性として安全性を確保することで企業の信頼性を維持し、社会的責任を果たすためであるとまとめた。発表の主旨は技術者倫理に基づき、事故やリコールを防ぐための仕組みを製品ライフサイクル全体でどう構築するのかを考えることであると考えた。 信頼性評価について、まずは信頼性とは、製品やシステムが一定期間・一定条件下で故障せずに機能を果たす確率であり、安全管理において、信頼性は「事故ゼロ」ではなく許容できないリスクがない状態を目指す考え方と結びついている。講義で扱ったバスタブ曲線は信頼性評価の基本モデルであり、故障率の時間変化を示している。この曲線には3つの期間があり、初期故障期(設計ミスや製造不良による故障が多発する)・偶発故障期(故障率がほぼ一定で安定)・摩耗故障期(部品の劣化や疲労で故障率が上昇する)これらの時期から予防保全や耐久試験を計画することができる。
A. 歴史的な産業事故の象徴として、インド・ボパール殺虫剤事件が挙げられる。これはアメリカ企業がインドで起こした惨事で、有毒ガスの漏洩により5万人が中毒症状を呈し、20万人が退避を余儀なくされるという被害をもたらした。当時の社長が現場から逃亡したという無責任な組織対応は、技術倫理の欠如を示す最悪の事例として記憶されている。こうした悲劇を防ぐためには、設備そのものの安全性を保つ技術が不可欠であり、その代表例が「防食法」であり、金属の腐食を防ぐために表面を有機物や無機物で覆う「被覆防食」、電気的な手法で腐食を抑制する「電気防食」、腐食に強い素材そのものを選ぶ「耐食材料の使用」、そして腐食を促進する周囲の条件を変える「環境制御」の4つが、プラントの安全維持における基本となる。現代の安全とは、リスクを完全にゼロにすることを目指すのではなく、許容できないリスクがない状態を維持する「リスクの概念」に基づいている。これには、事故の発生自体を未然に防ごうとする「確率的安全性」と、万が一事故が起きた場合でも被害を最小限に抑える仕組みを整える「確定的安全性」の両輪を組み合わせることが求められる。また、現場レベルでの「整理整頓、点検整備、標準作業」という安全三原則を徹底することも、事故を遠ざけるための具体的な行動指針となる。製品や設備の信頼性を時間軸で捉える視点として重要なのが「バスタブ曲線」であり、これは故障率の推移を3つの期間に分類したものである。まず「初期故障期間」は、製造不良や設計ミスにより最初は故障率が高いものの、時間とともに低下していく時期であり、バーンイン試験などの検査強化が対策となる。「偶発故障期間」は、故障率がほぼ一定で推移する安定期であり、この期間が長いほど製品の信頼性が高いと評価される。また、経年劣化や摩耗によって再び故障率が上昇する「摩耗故障期間」が訪れる。ここでは消耗部品の交換や定期メンテナンスによる予防保全が欠かせない。こうした安全理論を具現化した設備の一つが「フレアスタック」である。これはプラント等で発生する余剰ガスや緊急時の可燃性ガスを安全に燃焼処理するための設備であり、有毒ガスの拡散による汚染や爆発事故のリスクを低減させる役割を担う。高い煙突状の構造によってガスを適切に拡散させるこの設備は、「確定的安全性」を担保するための重要な砦といえる。 リコールの例として小林製薬の「紅麹」を取り上げた。この製品が回収された理由は、原因不明の健康被害が発生したとの報告を受け、一部の紅麹成分に当社の意図しない成分が含まれている可能性が判明し、健康被害との関係性を否定できないため、つまり食品衛生法違反が認められたためである。対策としては、食品衛生法に基づき、これらに遵守しない場合は、機能性表示を行わない指示・命令をする行政措置を行うことである。リコールを未然に防ぐためには、設計・開発の最上流工程から市場に出た後のモニタリングまで、製品ライフサイクル全体を通じた「品質保証の仕組み」と「組織文化」の両面からのアプローチが不可欠となると考えた。 1984年のインド・ボパール殺虫剤事件は、アメリカ企業の工場から漏洩した有毒ガスにより5万人が中毒、20万人が退避するという史上最悪の産業事故であった。この事件は、設備の不備だけでなく、経営陣の無責任な対応を含め、組織の安全意識と技術倫理が欠如した際の結果を痛烈に示している。また、4つの防食法「被覆防食」「電気防食」「耐食素材の使用」「環境制御」や、バスタブ曲線、フレアスタックについて理解した。
A.? 本講義では、安全と品質管理は偶然に達成されるものではなく、体系的な設計と管理によって確保されることが説明された。事故や不良品の多くは、単一の技術的欠陥ではなく、確認不足や組織的判断の誤りが重なって発生する。バスタブ曲線が示すように、製品には初期故障・偶発故障・摩耗故障の段階があり、不具合が起こること自体を前提として管理する必要がある。 ? 本ワークショップでは、製品リコールを題材として、安全と品質管理の重要性について議論した。具体例として、モバイルバッテリーのリコール事例を取り上げた。この事例では、セル製造プロセスにおける管理不足や、不適切な部材の使用が原因となり、発火や火災のおそれがあることが判明し、2025年6月26日にリコールが実施された。モバイルバッテリーは日常的に使用される製品であり、消費者が安全性を強く信頼している。そのため、わずかな品質不良であっても重大な事故につながる可能性がある。本事例では、「なぜ事前に防ぐことができなかったのか」という点が重要な議論となった。品質検査や工程管理が十分であれば、危険な製品が市場に出回る前に問題を発見できた可能性がある。私は、リコールは企業にとって損失ではあるが、事故発生後に対応するのではなく、被害拡大を防ぐための倫理的判断であると考えた。技術者は、安全面のリスクを過小評価せず、品質管理を徹底する責任を負っている。発火事故のような深刻な結果を招く前に行動することが、安全と品質管理における技術者倫理であると発表した。 ? 復習を通じ、安全とは「注意すれば防げるもの」ではなく、「仕組みで防ぐもの」であると理解した。インターロックやロックアウト・タグアウトのような仕組みは、人間が必ずミスをするという前提に立った倫理的設計であると再認識した。
A.工場では、生産効率よりも安全第一である。指差し呼称は、ヒューマンエラーによる安全リスクを防ぐ手法の中でも特に有効性がある。見ているとできるは異なる。研究現場は5Sが重要で、製造現場は5Mが重要になり、両者とも製品品質や生産性を左右する。錆などがあるときは、目視点検、保守をする。または防食をする。防食は構造物の寿命延長や安全性確保、ライフサイクルコスト削減につながる。防食法は被膜防食、電気防食、耐食材料の利用がある。心身の疲労によるミスや確認不足などによる事故が起こる可能性があるため、ワンオペは危険である。装置には信頼性の高いものを使う。バスタブ曲線は、初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期の3つにわけることができる。計装システムがある。フレアスタックを入れたりする。フレアスタックは、可燃ガスや有毒ガスなどの余剰ガスを燃焼させて無害化させる装置。 実際にあったリコールの例として、Amker Power Bankの交換・回収があった。リチウムイオン電池内臓の充電器でセル製造サプライヤーによる不適切な部材を使用したために事故が起きたと考えられている。予見できなかった理由として、大企業は、EQCDを守ったり、法令遵守している企業を選んでいる。つまり、一定の信頼を持って製造依頼をしているため、不適切な部材を使用していることを予見するのは容易ではないと考えられるため、このような事故が起きたと考えられる。
A. ⑤安全と品質管理-事故と不良品の原因-の講義では、安全対策を、過去の事例を通して考えた。現場では、安全第一である。3Sの考えは、本当はは5Sである。現場では、指さし呼称を用いる。指さし呼称とは、作業や確認対象を指で指し示しながら、その内容や状態を声に出して確認する安全確認方法であり、まず対象物(例:信号・計器・表示・作業手順)をはっきり指さし、次に「○○よし」などと具体的に呼称することで、視覚・聴覚・発声・動作を同時に使って確認を行う。これにより注意力が高まり、見落としや思い込みによるヒューマンエラーを防止できるため、現場で広く用いられている。インド・ボパール殺虫剤工場事故では、多数の死傷者を出した事故である。フレアスタックとは、油田、ガス田、石油精製施設、可燃性ガス処理施設などで発生してしまった可燃性ガスを、煙突先で燃焼させて無害化させるシステムのこと。バスタブ曲線は、製品の故障率が初期故障期に高く、その後安定期を経て、摩耗故障期に再び高くなる様子を示した曲線である。 ワークショップ課題では、過去に回収された製品について考えた。私たちは、有限会社アンビシャスの梅かつおたくあん(本漬梅かつお)を選んだ。回収理由は、アセルファムカリウムの含有量が基準値を超えていた。 復習の内容について、安全管理の手段について学習した。工場での安全管理の手段には、危険源の洗い出しとリスクアセスメントの実施、作業手順書の整備、保護具の着用、設備の定期点検、異常時の指さし呼称やダブルチェックの徹底がある。また、ヒヤリハットの共有や改善活動を行う。
A.(1)今回の授業では、工学倫理の教科書P2を用いて、工学倫理の基本は「危険なものを安全に使いこなしているという明確な自覚を持つこと」にあると学んだ。さらに、工業技術基礎の教科書から「安全第一」という考え方について学び、整理・整頓・点検を基本とする3S活動について理解した。また、清潔・しつけを加えた5S活動の存在も学んだ。加えて、作業ミス防止の手法として指差し呼称を取り上げ、その基本的な手順について確認した。これらは安全確保のための基礎的な取り組みである。 (2)また、今回のグループワークでは、リコールを未然に防ぐ方法について討論した。PL法というものがあり、メーカーなどに無過失責任を負わせる法律があることを学んだ。例としてスーパーカーのリコールについて挙げ、理由として死亡事故や交通規制などの重大な事故につながることが挙げられた。予見できなかった理由は、高価格だったためにリスクを考えきれなかったことがあげられる。技術者としてブランドより安全性を求めることが必要である。 (3)復習では、安全に関する考え方をより深く理解した。指差し呼称の具体的な手順を調べることで、人為的ミスを防ぐためには動作と言葉による確認が重要であると分かった。また、ハインリッヒの法則から、小さなミスやヒヤリハットを放置することが重大事故につながる可能性を学んだ。さらに、安全とは危険を完全になくすことではなく、「許容できないリスクがない状態」を目指すというリスク概念に基づく考え方であることを理解した。安全推進のキーファクターを意識し、日常的に安全を考える姿勢が重要であると感じた。
A.工学倫理の基本を示す。それは、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているということに明確な自覚を持つことである。 各工場では、「安全第一」の標語を掲げ、生産効率よりも安全を優先することが重要である。また、実験、実習室は清掃に心がけることが重要であり、整理・整頓・点検に努めなければならない。3S活動は整理、整頓、清掃が含まれ、そこに清潔、しつけを加えた4S,5S活動がある。 作業の安全確認を保障するために、指差呼称が挙げられる。対象物を指さし、声に出して確認するのが大事である。 技術者と安全について取り上げる。製造現場においては、人、設備・機械、素材・製品、作業方法、管理の5Mが挙げられる。 ヒヤリハットとは、重大な事故には至らなかったが、事故につながりかねない出来事を指す。つまり、「無傷の事故」とも呼ばれ、事故を未然に防ぐために重要である。 防食法についてまとめる。亜鉛メッキやトタンを塗ることがまず基本である。 安全第一を配慮することについて。作業環境管理、作業管理、健康管理が挙げられる。 信頼性と時間経過に対する故障率を表すバスタブ曲線には関連性がある。 リコールを未然に防ぎ、製品の安全と品質を保証することについてグループワークを行った。サイトから、リコール商品として挙げられていたポケッタブル高圧洗浄機について取り上げた。リコールの理由として、内臓されたバッテリーが発火する可能性があるためということだった。この危険性が生じた理由として、生産上の問題だと考えた。バッテリーそのものの不具合や組み立て作業での不良だと考えた。また、商品を出す前の、品質管理不足も原因だと考えた。
A. 安全第一は作業中の基本中の基本である。大きな声を出し、指差し呼称をすることを実演を通して学んだ。実験を安全に効率よく実施することや製造現場での安全推進には5S活動と5Mという着眼点がある。5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の五項目からなる。5Mはマン・マシーン・マテリアル・メソッド・マネジメントのことをいう。1982年に起こったインド・ボパール殺虫剤工場事故とは、アメリカの工場がインドで起こした事故のことである。この事故では国をまたいだ倫理が問題となった。石油化学コンビナートにおける安全確保には 相当の評価や錆などの目視点検が行われている。作業現場では誤操作による事故が起こり得るため、知識や経験に関係なく安全に扱える仕組みが必要である。フールプルーフとは、誤った操作や危険な使い方ができないよう、機器設計や作業工程に安全対策をあらかじめ組み込む考え方である・ 信頼度を100%にするのは難しい。また、信頼性とはx軸に稼働時間、y軸に故障率をとった関数で表すことができ、その曲線をバスタブ曲線と呼ぶ。フレアスタックとは油田、ガス田、石油精製施設、可燃性ガス処理施設などで発生した余剰気体を煙突の先で燃焼させて無害化する設備のことである。 直近のリコール対象商品としてティファールの電気ケトルを選んだ。リコール対象となったのは電源プレートであり、そうなった理由は電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、使用の際にコンセント近辺での発煙ないし発火に至る可能性があるからである。 インド・ボパール殺虫剤事件はアメリカの工場がインドで起こした事故であり、国をまたいだ倫理が問題となった。フールプルーフやバスタブ曲線、フレアスタックについて説明した。
A.(1)講義内容の再話 事故防止と安全作業の心構えがある。安全第一とは、生産能率よりも安全を大事にするという意味である。どうしても生産効率を優先しがちなので、それに対する戒めとして整理整頓、点検に努める 5s 整理、整頓、清潔、清掃がある。また、ハインリッヒの法則とは、1件の重大な事故の背景には300件ほどのヒヤリハットが存在するため、その段階で対処する必要があるという法則である。ミスしたときにどれだけ小さい段階で対処するかが大事である。化学は設備産業なので、設備を大切にする一番まずいのは溶出、薬品が漏れ出してしまうことなので、設備が重要である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、リコールサイトを見て何がどのような原因でリコールされているかについて調べた。私達はポケッタブル高圧洗浄機について調べた結果、リコール理由は内蔵されたバッテリーか発火するためであり、製造上の理由で発生したことがわかった。 (3)復習の内容 復習として、5sについて調べた。5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の重要性は、業務効率化、品質向上、コスト削減、安全性の確保、従業員の意識・モチベーション向上にあり、これらを通じて企業の生産性向上と競争力強化に直結し、単なる片付けではなく、「ムリ・ムダ・ムラ」をなくし、問題発見能力やチームワークを高めることで、組織全体の体質改善を促す経営の基本となる活動であることが分かった。
A. (1)第五回の授業では、安全性と倫理について考えた。工場では、様々な事故の危険性が存在しているが、作業における安全性を維持する要因として5Mとよばれる5つの要因が存在すること、小さなひやりとした経験の積み重ねが事故を引き起こしてしまうことから、小さな事件でも改善する必要があること、安全を守るためには、他の人にも伝わるように大きな声で指差し確認を行うこと、フールプルーフや、フェールプルーフなどリスクを減らす考え方を知ることが大切であることを知った。 (2)ワークショップでは、最近リコールが発生した製品について調査を行った。リコールが行われていた製品の例として、リチウム電池内蔵充電器があり、セル製造サプライヤーにおいて不適切な部品が使用されていたため回収されていた。モバイルバッテリーの有名な会社の製造サプライヤーにおけるリコールであったことから、部品ごとの分業によって生産ラインが複雑化し、問題があった際にすぐに情報を共有することができなかったことで、大きな問題になったのではないかと考えた。 (3)復習では、安全性を確保するための考え方として、バスタブ曲線について調査を行った。バスタブ曲線によると、使用し始めてすぐは、設計ミスや製造工程の潜在的欠陥が見つかる時期であり、時間経過とともに故障率が減っていく。その後、偶発故障期に入ると、偶然の事故による故障のみ起こるようになり故障率は変わらない。製品が摩耗し始めると、摩耗故障期に入り時間とともに故障率が増加する。それぞれの故障期の故障原因は異なっていることが分かった。
A.工場では事故防止と安全作業の心構えとして安全第一の標語を掲げ、生産能率よりも安全を優先させ、労働災害の防止に努めながら労働時間を厳守し生産活動にあたっている。共同作業ではほかの作業者の安全にも配慮するほか、3S活動を守るというのが必要である。3Sとは整理・整頓・清掃のことで、そこに清潔・躾を加えて5Sとする場合もある。関係したものでハインリッヒの法則があり、重要以上の災害が1件あったら、その背後には29件の継承を伴う災害が起こり、300件もの被害は発生していなくてもひやりとしたヒヤリ・ハットが存在していることから、事故や災害の発生が予見されるヒヤリ・ハットの段階で対処し危険を予知し防止する態度を身につける必要があるという提唱である。製造現場での安全推進において今日多くの企業が取り入れている着眼点のことを5Mといい、Man(人)、Machine(設備・機械)、Material(素材・製品)、Method(作業方法)、Management(管理)の頭文字をとったもの。これを守れなかった事例としてはインド・ボパール殺虫剤工場事故が有名。 ワークショップの課題はリコール(自主回収)にかかわる 法律にどんなものがあるか調べ、消費者庁のリコール情報を調べ、リコール製品のうち特に「これはまずい」と思う事案でなぜまずいと思ったのか選んだ理由とリコールに至るのを予見できなかった理由を予測した。これに関して小林製薬「紅麹コレステヘルプ」を取り上げた。健康になろうと摂取したものに想定していない成分が含まれていたことから腎障害を引き起こし、結果的に死を招いたということに衝撃を受けたので取り上げた。想定していない成分は混入したアオカビが製品と反応することで作られたとされていることから、ロットにアオカビが入るのを許し、なおかつ発見して対処することが出来なかったことが原因であると考えられる。このことから度重なる検査を行なうのが重要であると考えた。 課題は化学プラントで安全に運転するために計測、制御をおこなう計装の具体的な内容についてを調べた。計装とは計測器を装備することを指す。計装工事を行ない工場に計測器を装備し、安全に稼働しているかどうかを測定するのが役割。工場や施設内にある電気設備や機械を電線やケーブルで結び、中央監視装置から遠隔操作で運転や停止を行なったり、生産物の入ったタンクの圧力や温度を測定して自動的に加熱をしたり制御弁を開閉したりする。動作試験の実施やばね・シールの劣化チェック、設定圧力の確認といった定期点検をすることが重要となっている。
A.(1)講義内容の再話 本講義では、安全と品質管理について、事故および不良品の原因を中心に説明が行われた。事故や品質不良は、単一の原因によって発生するのではなく、人為的ミス、組織的問題、情報伝達の不足、不十分な管理体制などが複合的に関与して生じることが示された。品質管理は製品の信頼性を維持するための体系的な取り組みであり、安全管理は人命や健康を守るための基本的責務であると説明された。講義では、事故や不良品の防止が技術者にとって重要な倫理的責任であることが学びました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、産業事故や不良品に関する具体的な事例を用いて議論を行った。私たちのグループでは、小さな見落としや報告不足、納期優先の判断が重大な事故や大規模な製品回収につながる可能性について検討した。その結果、安全と品質を確保するためには、技術力だけでなく、問題を報告しやすい組織風土や情報共有の仕組みが不可欠であるという結論に至った。発表では、事故後の責任追及よりも、原因分析と再発防止の重要性を学んだ。 (3)復習の内容 講義とワークショップを復習することで、安全と品質管理が技術者倫理の中核であることを再認識した。事故や不良品は個人や社会に深刻な影響を与えるため、事後対応よりも予防が何よりも重要である。技術者は常に注意深く行動し、定められた手順を遵守するとともに、継続的な改善を行う責任がある。本復習を通じて、安全と品質に対する倫理的意識が、社会からの信頼と持続可能な産業発展を支える基盤であることを理解した。
A.1. 「安全第一」とは、能率や生産性よりも安全を最優先し、労働災害の防止を前提として生産活動を行うという基本原則である。指差し呼称や 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は、人的ミスを減らし安全意識を職場に定着させる有効な手法である。化学コンビナートでは塔槽類など危険設備が集中しており、事故時の影響も大きい。設備の故障率が初期・偶発・摩耗で変化するバスタブ曲線を理解し、保全計画に反映させることが安全確保に不可欠である。 2.班の発表ではアンカーのモバイルバッテリーを選んだ。セル製造サプライヤーによる不適切な部材使用や製造不備が原因で、電池セル内部で短絡が発生し発熱・発火の恐れがあるとして、複数のモデルが自主回収された事例がある。国内外で発火事故も報告され、Anker は PowerCore 10000 など数百万台規模で回収・交換を進めている。リコールは潜在的な安全リスクを早期に発見し被害を防ぐための制度であり、企業や技術者は製造過程の管理体制や検査体制を強化することが求められる。適切な品質管理とリスク評価がリコール未然防止に不可欠である 3.復習ではその他のリコールについて調べた。自動車業界での大規模なリコール例として、タカタ製エアバッグの欠陥による回収がある。タカタ社のエアバッグインフレーターは高温多湿下で異常作動し、膨張時に金属片が飛散して搭乗者に怪我や死亡事故を引き起こした問題があり、約1億台以上の車両が世界規模でリコールされた。 日本国内でもトヨタ車など複数メーカーが対象となり、安全性確保のため部品交換が進められた。 また、家庭用品では充電式扇風機や高圧洗浄機、自転車用ライトなどでも品質基準未達によるリコールが報告されており、製品安全の監視が重要である。
A.第五回の講義では、事故防止と安全作業の基本について学んだ。安全の最も重要な前提は、決められた規則や作業方法を正しく理解し、それを守ることである。危険な機械には安全装置が義務づけられており、作業者はこれを外さず、作業に応じた保護具や適切な服装を着用する必要がある。また、作業前に手順を把握し、体調管理を行い、集中して取り組む姿勢が求められる。さらに、整理・整頓・清掃・点検を徹底することが事故防止につながる。指差し呼称は、人の意識レベルを高め、ヒューマンエラーを防ぐ有効な方法であり、ハインリッヒの法則からも、小さな「ヒヤリ・ハット」を見逃さないことの重要性が示された。 ワークショップでは、リコールを未然に防ぐことをテーマに、消費者庁のリコール事例を調べた。ポケッタブル高圧洗浄機では、バッテリーセルの製造上の問題により発煙・発火が発生したことが原因でリコールに至っていた。この事例から、製品設計や製造段階での安全確認や信頼性確保が不十分であると、消費者の安全を脅かす重大な問題につながることを学んだ。 今回の講義を通して、安全は個人の注意だけでなく、仕組みや設計によって守る必要があると感じた。ボパール化学工場事故のように、老朽化やコスト削減を優先した判断は甚大な被害を生む。フールプルーフ設計や信頼性評価、作業を一人で行わない体制づくりなど、技術者には「事故は起こるもの」という前提で安全を考え続ける姿勢が重要だと学んだ。
A. 安全は基本である。指差呼称は、対象のものを指して目視しながら、声に出して確認する方法である。これをしっかり行うことで事故を未然に防ぐことができる。また、安全に関して5Sというものがある。整理、整頓、清掃、清潔、躾の5つである。設備管理が最も大切であり、設備に関する知識が必須である。安全対策に関する考え方として信頼性がある。信頼性とは、アイテムが与えられた条件で規定の期間中、要求された機能を果たすことができる性質である。信頼性が高いほど安全性が保たれている可能性が高いと考えられる。安全性と故障率に関してバスタブ曲線があり、これは縦軸が故障率、横軸が時間で、左側の下がっているところが初期故障期間、真ん中の一定のところが偶発故障期間、右側の上がっているところが摩耗故障期間を示す。 発表の演題は、リコールを未然に防ごうー製品の安全と品質保証ーで、グループ名はあふさこで、メンバーは近ありす、大濱風花、立花小春、石垣彩奈であった。グループ内での役割は発言であった。リコール製品のうち、電動アシスト自転車用バッテリーを選んだ。リコール実施理由は、電動アシスト自転車用及び交換用バッテリーパックから発火する可能性があることが判明したためである。バッテリーパックの発火は、近年多く発生している問題である。発火が起こると大きな火災につながり、多くの人に危険が及ぶ可能性がある。そのため、特にまずいと思う事案であると考えた。 リコールにかかわる法律として、自動車に関して「道路運送車両法」に基づくものがあった。自動車メーカーまたは輸入事業者は不適合の状態、その原因、改善措置の内容等をあらかじめ国土交通大臣に届け出ることが必要とである。また、リコール届出後からユーザーに対して不具合の内容等を通知し、早期改善のための措置を行うことが義務付けられている。これによって自動車の設計・製作に起因した事故、故障などを未然に防ぐことができる。今回リコール製品として選んだ電動アシスト自転車用バッテリーがリコールになることを予見できなかった理由として、品質管理の問題と設計の問題が考えられる。設計上では、安全が十分に確保されておらず、バッテリーの発熱や過充電などに対する耐久性が不十分であったことが考えられる。品質管理では、製造工程や検査工程の管理不足により、不良品の混入や組立工程での結果の見逃しがあったことが考えられる。未然に防止するには、安全設計を複数にすることや実際に使用したときを想定した耐久試験を行うなど評価試験を強化することが挙げられる。
A.
A. 事故防止と安全作業の心構えとして安全第一(生産能率よりも)であり、きまりを守る(服装、整理整頓、清掃、点検、大きな声で合図)必要がある。また指差呼称の方法を調査した。以下のとおりである。 (1)対象をしっかり見る (2)対象を指で差す 呼称する項目を声に出しながら、右腕を真っ直ぐ伸ばし、対象から目を離さず、人差し指で対象を指差します。 なお、指を差す際、右手の親指を中指にかけた「縦拳」の形から、人差し指を真っ直ぐに突き出すと、指差しが引き締まります。 (3)差した指を耳元へ 差した右手を右の耳元まで戻しながら、「本当に良いか(正しいか、合っているか)」反すうし、確かめます。 (4)右手を振り下ろします 確認できたら、「ヨシっ!」と発声しながら、対象に向かって右手を振り下ろします。 また、(1)?(4)の一連の動作は、左手を腰に当て、背筋をピンと伸ばし、キビキビと した動作で行うことが奨励されています。 また亜鉛の防食法について調査した。亜鉛の防食の基本原理として亜鉛は鉄よりイオン化傾向が大きい(=酸化されやすい)金属である。 Zn → Zn?? + 2e? (酸化されやすい) Fe → Fe?? + 2e? (酸化されにくい) この性質を利用して、鉄より先に亜鉛が犠牲的に酸化されることで、鉄を守るのであった。 本ワークショップでは今までのリコールの例を調査し、どうすれば未然に防ぐことができるのか考察を行った。モバイルバッテリーを例として挙げるとリコールの理由は発火でああり。安全にするためには対象の商品はすぐに使用を中止し、リコールの情報は家族や周囲の人にも積極的に共有することが必要と結論付けた。 ハインリッヒの法則→ヒヤリとしたことが積み重なると最終的に大きな事故に繋がる
A. 技術者にとって、製品やシステムの安全と品質を確保することは、人命を守り社会の信頼に応えるという最も基礎的かつ重要な倫理的義務である。現場において掲げられる「安全第一」という理念は、利益や効率よりも優先されるべき絶対的な規範であり、技術者の意思決定の拠り所となるものである。品質管理において、事故や不良の原因を体系的に把握するためには、5M(Man, Machine, Material, Method, Measurement)の視点が不可欠である。技術者はこれら5つの要素を適切に管理し、ヒューマンエラーを防ぐための指差し呼称や、現場の規律を維持する5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底しなければならない。また、製品の故障率の推移を示すバスタブ曲線を理解し、初期故障の排除や摩耗故障期の適切な保守管理を行うことも、専門家としての倫理的責任の一環である。安全管理の欠如が招いた史上最悪の惨事が、インド・ボパール殺虫剤工場事故である。この事故では、安全装置の不備や保守点検の怠慢、さらにはコスト削減を優先した組織体質が重なり、数千人の犠牲者を出した。これは、技術的知見が倫理観に基づかずに運用された際、いかに壊滅的な被害をもたらすかを物語っている。安全・品質管理の諸手法は、単なる作業効率化の道具ではない。技術者が自らの専門性を誠実に行使し、公共の安全を最優先するという倫理的誓約を具現化したものである。日々の「5S」や「5M」の徹底こそが、悲劇を未然に防ぐための技術者の矜持と言える。 演習では、リコールの例を国のホームページから探してきて、問題点と対策についてまとめた。 授業で出てきた「rule proof」とはルールが過去にどのように適用されたかを示して妥当制を評価する方法であり、「interlock」とは安全機構のことであり、銃の安全装置などがある。
A.(1) 本レポートでは、安全および品質管理をテーマとして扱う。製造現場では、生産性よりも安全確保を優先する姿勢が基本とされており、その具体策として作業中の声出し確認や指差し呼称が実施されている。安全管理に関する代表的な考え方の一つにハインリッヒの法則がある。この法則は、重大事故が発生する背景には、複数の軽微な事故や多数のヒヤリハット(実害はないが危険を感じた出来事)が蓄積していることを示している。また、職場環境を良好に保つための取り組みとして5S活動が挙げられる。5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の五つの要素から成り、作業の安全性向上に寄与する。さらに、製品や設備の信頼性を評価する指標としてバスタブ曲線が用いられる。この曲線は、使用開始から寿命に至るまでの故障率の変化を、初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期の三段階に分けて示したものである。 (2) 次に、リコールを防止する観点から、製品の安全性と品質保証についてグループで議論をを行った。 議代として、チョコレート菓子のアレルギー表示の不備を取り上げた。本来は乳成分、卵、小麦、くるみの表示が求められるにもかかわらず、乳成分のみが記載されていたため、摂取者にアレルギー症状が生じたケースがあった。このような問題を未然に防ぐには、特にアレルギー表示について、より厳格かつ明確な基準を設定する必要があるという結論に至った。 (3) 【平常演習】では、「賢い不服従―技術者と安全―」を題材に考察を行った。賢い不服従とは、盲導犬が主人の指示に対して、その行動が危険であると判断した場合には従わないという行動に例えられる。例えば、前進するよう命じられても、車両が接近している状況では立ち止まる行動がそれに当たる。この考え方を経営者と技術者の関係に当てはめると、技術者は命令に盲目的に従うのではなく、安全上の問題を感じた際には指示に従わない判断が求められるといえる。また、指差し呼称が現場で定着しにくい理由として、恥ずかしさや周囲の実施状況に影響される点が挙げられる。一方、上司や管理職が率先して指差し呼称を行うことで、他の作業者にも広がり、現場全体に定着している例も見られる。
A.(1)テーマは安全と品質管理についてである。工場では安全第一を生産効率よりも優先していている。安全のために作業の時には大きな声で合図をしたり、指差し呼称を行う。安全に関する法則としてハインリッヒの法則がある。これは、1件の重大な事故には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリハット(被害が発生していなくてもヒヤリとしたり、ハッとする体験)が存在するというものだ。安全に保つ活動として5S活動がある。5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾を意味している。また、製品の信頼性を説明するグラフとしてバスタブ曲線がある。バスタブ曲線とは、機械や装置が運用され始めてから、寿命を迎えるまでの期間を、「初期故障期」「偶発故障期」「摩耗故障期」の3つに区分し、横軸に経過時間を、縦軸に故障率をとったグラフのことである。 (2)リコールを未然に防ぐための製品の安全と品質保証について議論した。グループ名は未定で、グループのメンバーは私を含めて綿貫滉大、赤平草太、後藤拓真、吉成悠であった。チョコレート菓子のアレルギー表記について考えた。本来は乳成分、卵、小麦、くるみと表記が必要だが乳成分の表記しかなかったために、食べた人にアレルギー反応が出るという事案があった。このようなことを防ぐためには、特にアレルギー表記についてはより厳格な基準を設ける必要があるという結論に至った。 (3)【平常演習】「賢い不服従―技術者と安全―」で取り組んだ内容を次に示す。賢い不服従とは、盲導犬の例で考えると主人に命令されてもその行為が危険な場合は動かないということである。具体的には前に進めという命令があっても車が来ていたら命令に従わないで動かないことである。これを経営者と技術者の関係に当てはめて考えると、安全第一は技術者が経営者の命令をただ従うだけでなく、自分で危険だと感じたら従わないことであると考える。 指差し呼称がなかなか浸透しない原因としては、恥ずかしさや周りの人がやっていないから自分もやらないということが考えられる。うまく機能しているケースとしては、上の人が恥じずに指差し呼称を行うことで他の人もそれにならって行うことで現場に浸透しているケースがある。
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。