大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.1. コモンズの悲劇について学んだ。これは、誰もが利用できる資源が無秩序に利用されることで、結果として枯渇するという法則であり、個が自分の利益を最大化するために合理的な策を選んだ結果、全体にとって悪影響が及ぶという内容である。益々のご発展よりも持続可能な社会を目指すことが大切である。 レーヨン繊維が旧米沢工業高校 現山形大学工学部で初めて作られたことを学んだ。 実在する化学コンビナートを調べてグーグルの上空写真からから排水溝を調べた。化学工場の設備には反応装置などの主要製造設備とボイラー、タンクなどの付帯設備があることを学習した。 水俣病について学んだ。水俣病は四台公害の一つでチッソ(株)水俣工場の工場排水に混ざって有機水銀が海に流され、生物濃縮を経て被害を出した事件である。下っ端社員の立場では上層部の意見を受け入れるしかない。そのような状況の時に、同じ考えを持つ人間を集めて上司と戦うことや、勇気をもって反対することが大切である。 2. これまでに発生した事件や事故は、事前に予見し、回避できた可能性がある。ワークショップでは技術の予見可能性について議論した。。事前に調査を行い、予見する努力を怠らないことや、事故など問題が発生してしまった場合は誠実に対応することが大切だと結論づけた。 3. 水俣病の事例を見て、化学知識と倫理観を正しく持たないと重大な事故を引き起こし、大きな被害を引き起こす可能性があると感じた。工学系を卒業する者として、これから工場等で働く際に事故につながらないかに注意し、予見可能性を大切にしていきたいと思った。
A.(1) 講義では、リサイクルや環境保全、資源問題が、単なる環境配慮ではなく、産業活動と社会の持続可能性を支える重要な要素であることを学んだ。とくに化学工業の分野では、大量生産・大量消費の裏側で、排水や廃棄物、エネルギー消費といった環境負荷が生じるため、それをどのように管理し、循環させていくかが重要な課題となる。石油化学コンビナートでは、排水は最終的に処理施設を経て海へ放流され、油水分離槽や生物処理槽などによって有害物質が除去されている。また、水質汚濁防止法の排水基準を守るだけでなく、災害時には防油堤や非常貯留池によって流出を防ぐ仕組みも整えられている。これらの設備には莫大なコストがかかるが、技術者には環境保全と経済性を両立させるプロセス設計や設備計画が求められていることが分かった。 (2)演題: 新しい技術を運用するにあたって考えられる予見可能性について、役割:調査、著者:濱田桃樺、共著者名:黒田悠貴、高橋旺亮、治田力哉、樫本裕希 「予見可能性」という観点から、新しい技術や物質を社会で運用する際の責任について議論した。技術者や企業は、短期的な利便性や利益だけでなく、その技術が将来どのような影響を社会や環境にもたらす可能性があるかを、事前に考える必要がある。例えばAI技術では、業務効率化という利点の一方で、雇用への影響や著作権との関係といった課題が予測される。また、新しい化学物質についても、過去の公害事例を踏まえ、健康被害や環境汚染の可能性を事前に検討することが重要である。予見可能性を意識した議論を行うことで、技術の発展と社会の安全を両立させる技術者倫理の必要性を再確認した。 (3) 環境問題において「誰が悪いか」を追及するだけでは、汚染された環境が回復するわけではないことを改めて感じた。石油化学コンビナートのように多くの企業が関わる場合、公害が発生しても原因企業を特定することが難しく、法的制裁だけでは問題の解決につながらないこともあることを学んだ。また水俣病の歴史を振り返ると、チッソを中心とした地域社会では、行政や学者までもが企業の意向に従い、異常を異常として認識できない状況が生まれていた。若手技術者もその空気の中で疑問を持ちにくく、結果として深刻な公害が長期間放置された。このことから、技術者は一つの組織や地域に依存せず、外部の意見を取り入れ、複数の視点を持つことが重要だと感じた。さらに、ダイキン工業のPFAS問題を例に考えると、水俣病の教訓が十分に生かされていない現状があると感じた。技術が進歩しても、環境や健康への影響を軽視すれば、同じ過ちを繰り返すことになるため、研究や製造の段階から安全性を意識し、企業だけでなく地域や第三者と協力して検証する仕組みを徹底する必要があると考える。化学工業の発展は人々の生活を豊かにしてきた一方で、環境や命に大きな影響を与えてきた。技術者は、この100年の歴史を「便利さの裏にある責任」として受け止め、排水処理や省エネルギー、再利用などの小さな改善を積み重ねていくことが、未来への責任につながると考えた。過去の失敗を教訓に、知識と行動によって安全で持続可能な社会を築いていく努力を続けていきたい。
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A.(1)講義では、水俣病に関する話を聞き、この病気は無処理の工場排水に混ざって流れ出た有機水銀化合物が食物連鎖を経て濃縮され、その有害物質を食べた魚を人が食べることで起こった病気であった。水銀は有害物質であり、適切な処理をしないと環境や社会に害を及ぼすため、なるべく水銀を含む製品を作らず、使わないようにしなくてはならないということで山大でも蛍光灯を違うライトに置き換えられた。 (2)発表は、予見可能性という題目で、グループ名は決めず、樫本裕希、治田力哉さん、黒田悠貴さん、高橋旺亮さん、濱田桃樺さんで行い、自身はリソースとしての役割を担った。予見可能性として、その技術がいろんな仕事を奪うか、健康被害、安全であるかを考え、そこで重要であるのは細かく理解してなくとも危険であるかを判断すること、リスクを洗い出すこと、過去事例と照らし合わせることであると共有した。 (3)復習として水俣病の原因の一つとして挙げられる食物連鎖による濃縮について調べた。工場から排水されたメチル水銀は分解されにくく、脂用性が高いため、長く残留する。そのメチル水銀をプランクトンなどが微量のメチル水銀を取り込み、それが排出されず、体内に蓄積し、そのプランクトンを小魚が食べ、その小魚を大型魚が食べるという過程で、捕食者ほど体内の水銀濃度が指数的に高まるといことが起こる。この魚を人間が食べ続けることによりメチル水銀が脳や神経系に蓄積し、感覚障害や運動失調・視野狭窄などの重篤な神経症状を引き起こした。
A.【講義の再話】 今回のトピックは環境と倫理です。ISO14000は環境に対するルールであり、ISO14001は環境保護の取組みに関する認証です。また、有名な概念である「QCD」に、EnviromentのEを加えた「EQCD」という概念も近年重要であり、工業技術者として、持続可能な技術の開発や導入に務める必要があります。なぜなら、工業技術者として、環境の破壊を伴う技術を作るのはあまりにも簡単であるためです。例として、高度経済成長期における公害病があります。これは十分に予見できるものでしたが、社内の価値観で倫理が麻痺しており起こってしまったものでした。我々技術者は、外の価値観に触れ続けることが重要であると言えます。また、現代ではPFASという物質に関して公害性があるのではないかと言われており、これを扱う際も倫理を考えなければなりません。 【発表の要旨】 演題:イタイイタイ病と予見可能性 グループ名:技術者倫理 グループメンバー:小笠原大地、揚妻伊吹、須藤春翔、長橋昂汰 CRediTにおける分類:Investigation 私たちのグループはイタイイタイ病について調査し、それが予見できたものであるかを検討しました。イタイイタイ病は神奈川県神通川流域で起こったものであり、工場排水に含まれるカドミウムが原因でした。予見可能性については、当時カドミウムに関しての有害性は確かに確認されていなかったのかもしれませんが、「よくわからないものは排出しない」という考えが重要であるという結論に至りました。 【復習の内容】 日本の化石賞受賞に関して思うところがある。より二酸化炭素を放出している中国になぜ送らないのか?そして、日本はより環境負荷の少ない火力発電を開発し、輸出しているにも関わらず、その事実は検討されていないのだろうか?一方で、日本のことを批判的に見る良い機会ではあると思う。
A.大好きな地球を守りたいという願いと、人が生きるために資源を使い環境へ負荷を与えてしまう現実の間には、常に緊張関係がある。水俣病は、その「最新技術」を信じた結果、想定外の経路で有害物質が環境へ出て、しかも生物濃縮によって被害が拡大した事例として、技術者倫理の重要性を突きつける。アセチレンからアセトアルデヒドを製造する工程では、水の付加反応を進める触媒として水銀化合物(酸化水銀・硫酸水銀など)が用いられた。触媒は反応を促進して自分は変化しない「はず」だが、実際には触媒由来の水銀が有機水銀として生成・流出し、無処理排水に混じって海へ放出された。海は希釈できると考えられがちだが、食物連鎖を通じて有機水銀は体内に蓄積し、生物濃縮によって高濃度化し、神経系へ深刻な障害を引き起こした。つまり、危険は「濃度」だけでなく、「化学形態の変化」「環境中での移動」「生態系での蓄積」という動的プロセスで増幅されうる。 この教訓は、技術の導入判断が“論文の新しさ”や“試運転の回数”だけでは足りないことを示す。パイロットや量産で顕在化しないリスクとして、微量副生成物、触媒・配管・スラッジへの吸着と再溶出、長期運転での劣化、排水条件(pH・塩分・有機物)による化学種の変換などがあり得る。したがって技術者は、プロセス設計(閉じ込め・回収・処理)に加え、排水規制(水質汚濁法等)と測定法(JIS等)に基づく監視を行い、検出限界や分析の不確かさも含めて管理する必要がある。さらに、工場は原料・タンクヤード・反応設備・ユーティリティ・排水口や煙突など複合系であり、主要設備だけでなく付帯設備や廃棄物流がリスク経路になる。 また、エネルギー・原料・技術は、木材・農産物から石炭、電気、石油へと移り変わり、石油化学や高分子化学が生活を支えてきた一方、公害という負の側面も生んだ。農薬も同様に、DDTのように生産性向上へ寄与しつつ、生物濃縮や残留性の問題から規制・禁止へ至った歴史がある。ゆえに「最新技術の危険を予見できるか」という問いへの実務的回答は、①二面性を前提にする、②最悪シナリオ(環境変換と濃縮)を想定する、③法規と標準に基づくモニタリングと改善を回し続ける、④不確実性が残る領域では安全側に設計する、の4点に集約される。技術者倫理とは、まさにこの予見と制御を社会に対して引き受ける姿勢そのものである。
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A.(1)講義では排水溝のある場所と理由について考えた。安全性だけでなく、問題発生時に責任を回避したいという人間や企業の心理があると考えられる。この傾向は環境管理にも表れ、企業が利益を優先し責任を後回しにした結果、多くの公害が発生してきた。例えば水俣病は、化学工場チッソが排出したメチル水銀が原因で、多くの住民に深刻な健康被害をもたらしたが、企業や行政の対応の遅れが被害を拡大させた。それに伴い、近年のPFAS汚染問題に関しても学んだ。水俣条約が示すように、有害物質の厳格な管理、企業の透明性、行政の監視、そして市民の継続的な関心が、同じ過ちを繰り返さないために不可欠である。 (2)ワークショップでは、新しい技術を運用するにあたって大切なことを考えた。私は新潟県新潟市出身だったので小学校から高校までに水俣病について大変よく学んだ。化学工場・チッソが生産過程で排出したメチル水銀を含む廃水が海に流れ込み、魚介類を通じて地域住民に蓄積したことが原因で起きた。患者は手足のしびれ、視野の狭窄、言語障害、運動障害などの神経症状を示し、重症例では死亡することもあった。発生当初、原因究明や被害認定が遅れ、企業や行政の対応の遅さが被害を拡大させた。水俣病は、環境汚染と企業責任、行政の監視の重要性を社会に強く訴えた事件であり、現在も被害者救済や環境回復の課題が続いている。 (3) 排水溝が川のそばに設置されているのは、安全性を考慮して水場の近くに配置されているからだと考えられる。しかしその背景には、万が一問題が起きた際に自らが責任を負いたくないという心理が働き、無意識のうちに他責にしようとする人間の性質があるのではないだろうか。この傾向は環境や資源の管理においても同様で、企業や研究者が損失や責任を回避するために不適切な行動を取ってしまう要因になり得る。そのため、研究者が責任を伴う業務を行う際には、企業や第三者機関による厳格な監視体制の下で実施されるべきである。水銀に関する水俣条約が示すように、水銀や窒素などの有害物質は厳重に管理し、不法排出を防ぐ必要がある。その実効性を高めるためには、工場の責任者や従業員に対し、過去100年にわたる公害の歴史とその重みを理解させる教育が不可欠である。動画や文章を用いた講義によって、過去の被害と現在の行動がどのようにつながっているのかを伝えることが重要だ。近年問題となっているPFAS公害に関しても、守谷市におけるダイキン工業のPFAS汚染疑惑は、過去の公害の教訓が十分に生かされていないことを示している。水俣病をはじめとする公害は、企業の利益優先や情報隠蔽によって被害が拡大した。同じ過ちを繰り返さないためには、企業の透明性と説明責任を徹底し、行政による厳しい監視体制を強化する必要がある。また、市民一人ひとりが環境問題に関心を持ち続けることも不可欠である。私は新潟県新潟市出身で、小学校から高校まで水俣病について詳しく学んできた。水俣病は、環境汚染における企業責任と行政監視の重要性を社会に強く訴える事件であり、その教訓は現在も生かされるべきである。
A.4)第4回の講義では、最新技術がもたらす危険を予見できるか(予見可能性)、またその危険を避けるために技術者が果たすべき結果回避義務について学んだ。水俣病や四日市ぜん息などの公害事件を通して、日本の急速な産業発展の中で生じた環境汚染と健康被害が説明されている。 これらの事例では、技術者が危険の兆候を早期に認識していれば被害を防げた可能性が高いことが示されている。危険を予見する意識の欠如と責任感の不足が深刻な社会的・環境的結果を招いたことから、技術の発展には倫理的な予見能力が不可欠であることが分かる。 講義全体を通して、技術者は常に人の安全・環境保全・社会的責任を意識して行動しなければならないことが強調されていた。過去の公害事件から学ぶことで、技術の進歩と倫理の両立、そして危険の予見と防止の重要性を改めて理解することができた。 2)ワークショップでは、医学分野においての予見可能性について考察した。例を挙げると、薬を投与した際に強い副作用やアレルギー反応があったのにも関わらず薬の投与を続けると、予見可能性を無視したということになる。この際、事前に患者にアレルギーの経験があるかどうかなどを聞くことや、投与する薬の副作用効果について重篤化した例がないかなど知っておくことも重要である。 3)その他の事例として、イタイイタイ病は鉱山廃水による水質汚染が原因であり、 排水が農業用水や生活用水として使われ、カドミウムが農作物に濃縮された。住民が汚染された水やこれらの汚染された農作物を長期間にわたって摂取したことで、腎臓障害や骨軟化症を引き起こした。最初の患者の発生は明治44年とされている。 大正時代には、鉱山廃水が原因と考えれる稲の発育の不調などが報告されていたが、当時は原因がわからず放置されていた。その後、満州事変や日中戦争が起こる中で、工場はさらに活発に増産を行ったのであった。 工場の人間も、農作物の発育不良やそれを食べた住民の健康被害について、これらが鉱山廃水に起因するものであることは察しがついていたと思う。しかしながら、決定的な証拠がないことを理由にそれを認めず、廃水を垂れ流し続けてしまったことと思う。 技術者は自分の行為が悪い結果を生むことは常に想像するべきであるし、こういった疑わしい事案が発生した場合には、工場を停止させるくらいの勇気が必要だと感じた。
A. 環境マネジメントについて学んだ。マイクロプラスチックの問題について考えた。この問題は5mm以下のプラスチックが環境汚染をしているという問題である。石油化学コンビナートの施設の排水施設は環境汚染で公害を起こさないように工夫されていることが分かった。日本では有名な事件として四大公害病事件が挙げられる。その四つは水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病、四日市ぜんそくである。水俣病事件はチッソという会社がメチル水銀を含んだ工場排水を処理をせずに流したことで、魚介類の体内入り、その魚介類を食べた人に悪影響がでたというものである。 演題:四大公害病事件についてと私たちが関係者の場合の対策、グループ名:技術者倫理、グループに属した人:揚妻伊吹(概念化)、小笠原大地、長橋昂汰、須藤春翔 私たちのグループではイタイイタイ病事件について調べた。この事件は神奈川県神通川流域で発生し、慢性カドミウム中毒による骨疾患患者が「痛い、痛い」と泣き叫んだことから名づけられた。カドミウムで汚染された農作物や飲料水を長期間摂取したことで発症した。もし私たちが関わっていたときに自分たちができることは、どのように作用するか不明な物質を排出しないという結論が出た。 ダイキン工業のPFAS問題というのはダイキン工業の工場が立地する市の地下水からPFASが検出されたという問題である。このような問題が起こった理由は企業が公害の被害を甘く見ているからであると考える。水俣病の原因と作ったフッソという会社もダイキン工業も工業排水が環境にどのような影響を及ぼすのかを考慮していない。なのでこのような問題が起こってしまったと考える。同じ過ちを繰り替えさないためには従業員が過去の事例を学び、自分たちの排出するものがどのような影響を与えるのかを調べる必要があると考える。
A.(1)今回の授業では環境保全と資源問題について学びました。環境の安全への品質基準がありE、Q、C・Dといい環境保障ができなければ作る資格がない、品質がよくなければ売る資格がない、コスト納期が達成できなければ競争する資格という意味があると分かりました。海に漂うプラスチックゴミなどの環境問題もあると分かりました。廃棄物の最終処分場も資源であり限りのあるものであると分かりました。リサイクルの費用はとてもかかるとわかりました。歴史からみる環境問題も数多くあると分かりました。技術の進展によって生活が豊かになっていく一方で、人類の存在をも脅かす様々な負の側面をもたらしていると分かった。コモンズの悲劇とはゲーム理論よりも人数が多くなり規模の大きいものであると分かった。高度経済成長によって様々な公害が起きてしまったと分かりました。四大公害病事件といい、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくがあると分かった。(2)ワークショップの課題として新しい技術を運用するにあたって話あいました。人や環境に害がないか、事故が起きたらどうするのか、社会に悪い影響を与えないのか、このようなことを事前に想像して対策するのが大切だと考えた。(3)今回の授業では環境保全と資源問題について学びました。環境の安全を考えることの大切さについて学びました。廃棄物の最終処分場は資源であるという考え方は廃棄物を減らすための考え方としてとてもいいと感じました。
A.1.環境問題を考えるうえで、歴史を見ることは極めて重要である。環境問題は日々の積み重なりによって、大きな問題となっていく。そのため、なぜそのような問題が発生したのかを知り、それを防ぐための手段を考えることが技術者として大切なことである。環境問題は多く人々の健康や生活を脅かす問題であり、日本で起きた4大公害病などは、技術者たちが危険性にもっと早く気づけばここまで大きな被害を生み出すことはなかったのかもしれない。 2.演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名:今日寒すぎ 共著者名:石垣彩菜、近ありす、立花小春、青木優奈、大濱風花 新しい技術を運用する際、技術者たちはどのようなことを考えるべきだろうか。まず、技術者は予見可能性のある欠陥を見逃さないことが大切である。見逃したことで起きた事故の例としてチャレンジャー爆発事故を挙げる。これは、Oリングの弾性低下が予測できたのにもかかわらず、起きた事故である。このような事故を減らすために私たちのグループでは、情報収集とリスク評価を怠らないことや、安全策を設ける、評価修正を定期的に行うことが大切であると考えた。 3.日本で起きた4大公害病の一つ、水俣病について考える。水俣病はメチル水銀中毒であり、有機水銀が、脳に残り続けることによって起きる障害である。工場から排水された水銀が生物濃縮されていき、住民たちに健康被害をもたらしていった。現在では、工場排水に含まれる水銀が原因であることが認められ、水俣条約によって国際的にも水銀管理が強化されている。この事故から、工場排水の管理や、生産時の使用化学物質の規制は、環境保護に重要な役割を担っているのではないかと考えた。
A.(1)ポーツマス条約は日露戦争を終結させるために結ばれ、戦争継続が困難となった日露両国の事情と、アメリカの仲介が背景にあった。日本は韓国における優越権の承認、満州からの撤兵、関東州租借権や南満州鉄道利権、南樺太、漁業権を得たが、賠償金は獲得できなかった。一方、サンフランシスコ平和条約は第二次世界大戦後、日本の主権回復を実現した。熊本県水俣市で起きた公害である水俣病では有機水銀が原因であり、金属水銀とは異なる性質をもつ。行政や市政にはチッソ出身者が多く、企業と行政の癒着が問題となった。また、自分が洗脳されていると気づいていないときの対処法については、定期的に様々な人と交流する事や周りの意見を聞くということが効果的ではないかと考えた。 (2)ワークショップでは新しい技術に対する予見可能性について学んだ。技術者としては自分の専門外の分野についても目を向けることや、過去の水俣病や四日市ぜんそくなどの公害から判断や制度の欠如がどのように被害拡大を招いたか分析することで予見できる。技術者は安全と社会的責任を意識して行動しなければならない。 (3)PFASについて復習した。PFASとは有機フッ素化合物のことで、炭素とフッ素の結合をもつ化学物質の総称で、熱や水、油に強い性質から、フライパンの加工や泡消火剤、防水製品などに利用されてきた。しかし自然界で分解されにくく、環境や人体に蓄積することから「永遠の化学物質」と呼ばれる。健康への影響として、発がん性や免疫機能低下などが指摘されており、現在は各国で使用規制や対策が進められている。
A.(1)水俣病の蔓延について、技術者が管理者から「水銀は危険な物質ではない」と繰り返し教え込まれ、疑問を抱くこと自体が否定される環境に置かれていたとすれば、被害拡大の背景には深刻な倫理的問題が存在していたと考えられる。専門知識を有する技術者であっても、組織内の権力構造や企業利益を優先する風土の中では、科学的判断よりも上司の意向に従うことを選ばされる場合がある。その結果、異常なデータや住民の健康被害を目にしても、自らの責任を直視せず、安全性を過信する思考停止に陥ってしまう。もしこのような「洗脳」に近い状態があったと仮定するなら、水俣病は技術的失敗ではなく、技術者が社会に対して負うべき倫理的責任を放棄したことによって拡大した人災であったと言える。技術者には組織の一員である前に、社会と人命を守る主体として行動する責務がある。 (2)新しい技術を運用にするにあたってのキーワードは“予見可能性”と“結果回避義務”である。まず“予見可能性”とは、どのような結果が生じるのか予測できたかということで、“結果回避義務”とは予見可能な危険を回避するために注意を払う義務のことである。これら、予見可能性があったうえで、結果回避義務を果たさなかった場合、過失犯や損害賠償責任を負うこととなる。その例として、自動車メーカーの欠陥部品の放置を挙げる。これは、事故が起こるという予見可能性を無視し、製品を売り、さらにリコールを行わなかったという結果回避義務の怠りが原因である。 (3)今回の講義を踏まえて、社会に出た時にもちろん上司の意見を聞き入れることは、自分の成長や社会での地位向上につながるが、自らで考えることを放棄した完全な無思想で聞き入れることをしてはならないと思った。常に、周りに影響されない自分の考えを持つことが重要である。
A. 製品を作るうえで,環境に配慮した工場を設置することが求められる。環境にやさしい製品は信頼を得ることができ売り上げにつながるが,工場の設備にコストをかけなければいけないため企業の負担になりうる。環境に対する国際基準としてEQCDやISO1400などが挙げられる。また環境基本法やリサイクル法といった法規に沿った生産計画も必要である。環境問題を理解するには,歴史的経緯のなかから学び技術者が持つべき倫理について考えるべきである。日本で発生した公害のうち,ほとんどは化学物質が関わっている。例えば,水俣病は化学工場から排出された有機水銀が原因であった。工業排水が起因していると公式に発表されるには時間を要したため,その間に多くの近隣住民が被害を受けた。 予見可能性と結果回避義務 大阪琉音、沖杉紗琶、嘉規円花(書記) 予見可能性と結果回避義務について,水俣病を例にグループで考えた。予見可能性については,当時は工場から流れた水のことまで考慮できていなかったため,予見はできなかったのではないかと思った。結果回避義務については,もちろんあると考えた。大規模な工場であるほど地球環境に与えるダメージは大きいことを自覚して,近隣住民に害がないような工場経営をすべきである。 工場を設置するにあたって、廃水や廃棄物を適切に処理するための設備は工場開設当初から備わっているべきだと思う。技術者としてできることは、この設備の重要さを周りの人に理解してもらえるよう、科学的根拠に基づいて丁寧に説明することだと考えた。例えば、設備を省いたことによって将来被る可能性のある問題(環境問題に対する責任追及等)をアピールするなどが考えられる。また,社内で技術者として意見するとき,自分の意見が必ずしも一般的であると思わないことや自分がその意見を押し通すことで生じる不幸について考えてみる必要がある。公害が発生したとき,技術者としてできることは加害企業を特定することではなく、今後起こりうる公害問題を未然に防ぐための策を考えることであると思う。
A. 環境問題をゲーム理論で捉えると、「囚人のジレンマ」が社会全体の資源を枯渇させる「コモンズの悲劇」として広がるという状況が見えてくる。環境が受け入れられる負荷の限界である「環境容量」を超えれば、文明自体が崩壊する危険がある。イースター島では森林資源を使い果たし、社会基盤が失われた歴史が示すように、倫理的配慮の欠如は取り返しのつかない結果を招きうる。日本でも高度経済成長期に水俣病が発生し、企業と行政の甘い連携が被害を長期化させた。この構造は、現在のPFAS問題にも通じるものがあり、私たちが倫理をもって技術を扱わなければ、同じ悲劇が繰り返される可能性がある。 議論では、「新技術を社会に導入する際、技術者に求められる姿勢」を演題とした。グループ名は金子で、共同著者は横山咲、金子乃々楓、川端萌菜、佐藤陽菜、山崎紀々香。私は調査(Investigation)を担当した。水俣病やPFAS問題など過去の失敗例を調べ、議論の土台を整えた。グループとして、企業内部の「異論を封じる空気」や外部監視の欠如が問題を悪化させる点で一致した。情報の透明性、外部の視点の導入、多角的な観点をもつ組織文化を整えることが不可欠である。また、問題が発生した際には、自らの立場を守る前に、社会への影響を第一に考え、迅速に対応することこそが技術者倫理の核心であるという結論に至った。 授業後、私は「環境容量」を超えないために個人として何ができるかを考えた。未来の技術者として、まず事実を正しく把握し、違和感を放置せず声を上げる姿勢を身につけたい。また、組織に入ったときには、過去の公害を繰り返さないためにも、透明性を重視した議論の場づくりに関わりたいと思う。倫理は単なる制約ではなく、社会の持続性を守り、技術の価値を高める基盤となると感じた。
A.第4回 【講義の再話】 技術者は利益を出せるように設計しなければならない。環境にやさしい生産の仕組みはISO14000で規定されている。 産業革命から今に至るまで環境を汚し続けている。主な要因は石炭。石油の使用による大気汚染、酸性雨、地球温暖化である。また、化学分立の漏洩は特に危険である。この時に大切になってくるのはリデュース、リユース。リサイクルの概念であるが、リデュースは利益が減ったり、リサイクルはコストが高くなったりする。 ゲーム理論のプレイヤー数が増えたときに生まれるジレンマを「コモンズの悲劇」という。 ポーツマス条約について、これは日露戦争後に締結したが戦争が再び起こると資源の少ない日本は不利なため賠償金がとれなかった。レーヨン繊維は米沢で初めて作られた。電気化学・有機合成化学が関わってくる。 1950年代からサンフランシスコ平和条約では自由権が認められ、高度経済成長期に入り、公害問題が発生した。有機水銀(メチル水銀)で水俣病が発生したが、これはアセトアルデヒド石油製品の原料となるアセトアルデヒドが製品になる過程に使用する触媒から発生したものである。有機水銀は水に溶けないため代謝されず生体濃縮を起こす。 技術者が自分の倫理観を通すために何をすればよいのか。 PFASとは有機フッ素化合物の総称で、自然界でほとんど分解されないため環境に長く残留する。PFOSとPFOAはとくに強い残留性・生体蓄積性・有害性が懸念されたため製造・使用が規制された。 【発表の要旨】 演題 あたらしい技術を運用するにあたって グループ名 空白 役割 責任著者 共著者 井上楓夏、江幡ちはる、山根寿々 新しい技術を使うときどのようなことを考えなければならないのかについて、技術者として知識を見つけることが大切である。私たちは化学とバイオを学んでいる身として化学反応を起こすときの反応産物が生体にどのように影響を及ぼすのかを考える必要があるとかんがえた。またもし起きてしまったときは開示することが大切で記録を取っておくと後世に伝えられると考えた。研究する際はすべての条件を変えるのではなく、対照実験を行うことでもしものことが起きたときの原因究明ができる。 【復習の内容】 トピック名 民主主義が崩壊するとき このままいくと大勢の被害者が出て、その人がどんな人生を送ることになるのか考えてもらう。またお金があればそっちに人は流れると思うのでその能力を正しいことに使ってほしいと条件の良い企業に誘う。このような救われた人が一丸となればよからぬ考えを持つ人たちのことを弾劾できるのではないか。 努力した人・正しいことをした人が報われる世界になってほしい。
A.人と環境について、人は豊かな生活求めるために様々なものを開発して使ったりするが、そのせいで酸性雨やプラスチックごみであるマイクロプラスチックを魚が食べるという生態環境が悪化する機会を作ってしまうことに繋がる。災害だろうが人がやろうが漏洩、漏出がでたら人が悪いことになってしまう。そこで、廃品回収をしなくてはならない。その時によく使われる言葉が3R=発生抑制、再利用、再生利用である。しかし、公害というのが過去に出てしまった。その一つに水俣病がある。水俣病に繋がる問題について、触媒として酸化水銀が使われたが、メチル水銀を生成して外に排出されたことで生物濃縮起こった。有機水銀は不溶性だから外に排出されずに残り、有機水銀と無機水銀は違うが害であるのは変わらない。水銀を使いすぎは注意が必要。現在のコンビナートを調べると、大分の石油コンビナート株式会社レゾナックガスプロダクツ図式が出てきた。どのような立地なのか図をみた。ちなみに、水俣病の原因となった会社には、政府関係者の人がいた。 (2)水銀を使えといわれたら技術者として何をしたらいいのかについて、同じ考えを持っている人と一緒に戦うという意見が出て、洗脳されていて自分で気づけないけどどうするかについては日常的に色々な意見を聞くようにするという案がでた。 予見可能性とは、新技術を使う時に気を付けることです。そのためには、事故や被害の可能性の認識が必要になる。注意義務違反との関連については、例えば、安全配慮義務、医療過程、交通事故など気を付けていなければ過失と判断されてしまう。 (3)過去に起きたことがわかっているのに、繰り返すことがあり、間違いがあればすぐにやめて改善すればもっと被害が出なかったのにということが公害の時に思うことです。いくら政府に圧力をかけられたとしても、それで身近な人に影響が出て、黙ってみてるだけでいられるか考えると改善していく一歩を踏み出さなければならないだろうと思いました。
A.(1) 大量生産・大量消費社会では、廃棄物の増加や資源の枯渇、環境汚染が深刻化してきた。リサイクルは、廃棄物を資源として再利用することで、天然資源の消費を抑え、最終処分量を減らす有効な手段である。また、資源採掘や製造に伴うエネルギー消費や温室効果ガスを排出削減し、環境保全にも寄与する。しかし、リサイクルだけでは限界があるため、製品の長寿命かやリデュース、リユースを含めた循環型社会の構築が不可欠である。個人・企業・行政が協力し、持続可能な資源利用を進めることが求められている。 (2) 予見可能性についてグループで議論した。予見可能性とは、ある行為や判断の結果として生じう事態を、事前にどの提訴見通すことができたかという概念である。法や倫理の分野では、事故や被害が発生した際に、当事者がその結果を予測できたかどうかが責任の有無や重さを判断する重要な基準となる。PFOSやPFASは撥水性や耐熱性に優れ、工業製品や泡消火剤として広く使用されてきたが、分解されにくく生体内に蓄積する性質があることは比較的早い段階から指摘されていた。そのため、環境中への残留や健康影響について一定の予見可能性があった。それにもかかわらず使用が継続されていたことは問題である。こういった予見可能性を公にして個人・企業の倫理観で終わらすのではなく、社会で評価していくべきだと感じました。 (3) 本講義の復習として、PFOSについて調べました。PFOSは炭素とフッ素が強固に結合した構造を持ち、撥水性・撥油性・耐熱性に優れているため、泡消火剤、半導体製造、金属表面処理、繊維加工などに広く利用されてきた。一方で、PFOSは自然環境中でほとんど分解されず、水や土壌、生物の体内に蓄積する性質を持つ。そのため、発がん性、免疫機能への影響、発達障害などの健康リスクが指摘され、現在では国際的に規制が進められている。日本でも製造・使用は原則禁止され、環境汚染や水質管理の観点から監視対象物質となっている。
A. (1)今回の授業では、環境の安全への品質基準についてE,Q,C,Dの四つを学びました。それぞれ、いい環境保障ができなければ作る資格がないこと、品質が良くなければ売る資格がないこと、コスト納期が達成できなければ競争する資格がないこと、といった意味があることを学びました。また海に漂うプラスチックゴミ問題についてにも触れ、環境問題について考えました。廃棄物最終処分場も資源であり、限りがあるため、ごみを出さないという工夫はただ単に物を無駄にしないだけでなく、資源の減少を止めることおできるということがわかりました。リサイクルにもお金はかかってしまうのでリデュースが重要だと考えられます。 (2)ワークショップでは、人や環境に害がないか、事故が起きたらどうするか、社会に悪い影響を与えないか、などこのような事を事前に想像して対策するのかが大切であると言いうことをまとめました。これらを予見可能性といいます。 (3)復習の内容として、水俣病について調べました。水俣病は、熊本県水俣周辺と新潟県阿賀野川流域で発生したメチル水銀中毒による公害病で、化学工場から排出された有機水銀が魚介類に蓄積し、それを食べた住民に中枢神経系の障害が起きました。主な症状は、手足のしびれ、運動失調、視野狭窄、聴覚障害などであり、重症の場合は死に至ることもありました。また、汚染された魚を食べた母親から、胎内でメチル水銀に侵された「胎児性水俣病」患者も生まれました。
A. 産業革命以降、技術の発展は大量生産・大量消費を可能にしたが、その裏で環境破壊や公害が深刻化した。技術者は製品を設計・提供するだけでなく、社会や環境への責任を負う立場にあり、化学物質の漏洩を防ぐことは基本的義務である。環境対策として3Rの実践が重要であり、資源を共有する社会では「コモンズの悲劇」が示すように個々の利益追求が全体の損失につながり得る。日本では歴史的に資源不足や戦争を経験し、戦後の主権回復後に高度経済成長とともに公害問題が顕在化した。特に水俣病はメチル水銀による深刻な健康被害を生み、企業と国の責任が問われた。近年のPFASも分解されにくく蓄積性が指摘されており、予見可能性をもって慎重に扱うべき化学物質として注目されている。 新しい技術を扱う際には、その原理や影響を正確に理解し、適切に運用できる知識を身につけることが技術者の基本である。特に化学分野では、物質の性質やリスクを把握し、過去の事故例から学ぶ姿勢が欠かせない。また、開発中や製品化後に問題が生じた場合、隠さずに事実を説明することが社会的責任となる。さらに、対照実験を用いて原因を特定しやすい体制を整えることも、安全で信頼性の高い技術を提供するために重要であると考える。 復習において予見可能性について改めて考えてみた。予見可能性とは、将来起こり得る危険を早い段階で察知し、対策を取る姿勢を指す。過去の公害では、環境や人体への影響が完全に証明される前に注意を払う姿勢が不足し、被害が拡大した例が多い。例えば大気汚染による健康被害や、農薬の残留問題も初期段階での警告を軽視したことで深刻化した。近年のPFASのように、明確な毒性が判明していなくても、長期的影響を踏まえて慎重に扱うことが求められる。技術者は危険の兆候を見逃さず、早い可能性の段階で行動することが重要である。
A.(1) 講義の再話 環境保全と資源問題は、経済発展と深く関わる重要な課題である。日本の四大公害事件(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく)は、資源利用や工業化を優先し、環境や人の健康への配慮を欠いた結果として発生した。これらの事件は、自然環境が有限な資源であること、また被害が不可逆的であることを示している。持続可能な社会の実現には、資源の適正利用と環境保全を両立させる倫理的判断と制度が不可欠である。 (2)発表の要旨 演題 予見可能性 共著者名 竹名呉羽, 山口琉夏, 加藤さなみ, 鈴石葵, 吉田好 役割 提案者 発表の要旨 予見可能性とは、ある行為が将来どのような結果をもたらすかを事前に予測できたかどうかを指す概念である。PFAS問題では、化学物質の残留性や健康影響が早期から指摘されていたにもかかわらず、使用が継続された点で予見可能性が問題となる。化粧品によるアレルギー反応も同様に、成分の刺激性や過去の事例からリスクを想定できた場合、企業には対策や情報開示の責任がある。予見可能性の有無は、法的責任や技術者倫理を判断する重要な基準である。 (3) 復習の内容 水銀汚染のはじまりから、「水銀に関する水俣条約」まで 水銀汚染は、工業活動による有機水銀の排出が原因となり、水俣病に代表される深刻な健康被害を引き起こした。被害の長期化と国際的な問題意識の高まりを受け、2013年に「水銀に関する水俣条約」が採択され、水銀の使用・排出の規制と国際的管理が進められることとなった。このような法整備も含め郊外を防ぐ体制を整えていくことが大切である。
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A. 石油化学コンビナートでは、排水口が環境負荷の最終出口であり、水質汚濁防止法に基づく高度な処理設備が設置されている。油水分離、生物処理、化学処理を組合せ、重金属や有機化合物を除去するほか、津波や洪水対策として防潮堤や緊急遮断装置も導入される。これらの設備には巨額なコストがかかるため、技術者は環境保護と経済性の両立を図り、排水再利用やエネルギー回収技術を活用する責務を負う。 水俣病の事例は、企業利益が住民の健康より優先され、若手技術者が倫理的判断を貫けなかった構造的問題を示している。企業文化や同調圧力の中で、危険性が不確実でも予防原則に基づく対応が求められたが、御用学者の台頭や情報の隠蔽がそれを阻んだ。技術者には科学的誠実さと社会責任を果たす使命があり、制度的支援や教育を通じて倫理的ジレンマを乗り越える仕組みが不可欠である。 公害発生後の加害者探しは問題解決に直結せず、複数企業が関与する場合は責任の所在が曖昧になる。技術者は企業の枠を超え、地域環境への影響を考慮した設計と運用を行うべきであり、法令遵守だけでなく自主的な予防対策と情報公開が信頼性を高める。環境保護はコストを伴うが、後回しにすれば将来的損失はより大きくなる。持続可能な技術開発と倫理的判断をもって行動することが、未来の公害防止と資源問題解決のカギとなる。技術革新と社会の信頼を両輪として、環境と経済の調和を追求する姿勢こそ、次世代の産業に求められる本質である。
A.?時代の風潮や社会環境は、技術者倫理の形を大きく左右してきた。高度経済成長期には経済発展が最優先され、その結果、公害など深刻な問題が生じた。こうした経験から、環境や安全も人々の幸福に不可欠だという倫理観が育まれた。技術者は、上司や権力の不当な要求に直面しても従うだけでなく、社会の安全と信頼を守る立場にある。科学的根拠と倫理に基づき行動する姿勢こそ、技術者に求められる責任である。今回のグループワークは、新しい技術を運用するにあたっての予見可能性についてである。 ?演題は、新しい技術を運用するにあたっての予見可能性についてであり、グループ名は名無し、属した人は、長橋昂汰、揚妻伊吹、小笠原大地、須藤春翔であり、役割は調査係。 今回はイタイイタイ病について調べた。イタイイタイ病は、1960年代に富山県で発生した公害病で、カドミウムに汚染された水や土壌が原因で骨や腎臓に深刻な障害を引き起こした。この病気の発生は、河川への工場排水が長期間流入していたことからある程度予見可能であったと考えられる。 ?私は、技術者が圧力に負けないためにはどうするべきか考えた。技術者が圧力に負けないためには、まず専門知識に基づく判断基準と倫理観を明確にもつことが重要である。判断の根拠をデータや規格として記録し、個人の意見ではなく客観的事実として示すことで不当な要求に対抗できる。また、一人で抱え込まず、同僚や第三者機関、内部通報制度を活用することも有効である。圧力に屈しない姿勢は、社会の安全と技術者への信頼を守る行動である。
A.(1)四大公害である水俣病は、無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物が食物連鎖を経て濃縮されたことで起きた。予見可能性や結果回避義務を果たすためにどのような姿勢で学ぶ必要があるか、それぞれの企業の技術者が、環境や資源の保護について行うべきことについて考えた。またGoogle Mapを使って石油コンビナートを探し、その排水口がどうなっているかを調査した。 (2)新しい技術を使う際には、その目的や必要性、安全性、社会的影響を慎重に考える必要がある。技術の予見可能性とは、開発や利用の段階で将来の影響をどこまで予測できてるかを指し、予見できる範囲が限られる時は、想定外のリスクにも備える姿勢が求められる。技術者は利便性だけでなく、人間や社会への影響見据えて責任ある判断を行うことが重要である。 (3)環境や人体への影響が不明な物質を扱うとき、技術者は「使えるか」だけでなく「使うべきか」を問うべきであり、倫理的想像力を持ち、化学的因果関係が未確定であっても予防原則を適用することが大切であり、時間軸を長くとったリスク評価を設計に落とし込むべきである。環境や資源の保護のために、企業の技術者は自社の排出実態を正確に把握し、透明性を持って公開すること、予防原則に基づく技術開発を推進することが大切である。またGoogle Mapで鹿島コンビナートを見た結果、排水口は海に面しており、処理場で生物処理・薬品処理を実施した処理水を鹿島灘に放流していると考えられる。
A.(1)講義内容の再話 予見可能性とは、ある行為がどのような危険や結果をもたらすかを、事前にどこまで合理的に予測できたかという視点である。特に事故やトラブルが生じた際、加害者に法的・倫理的責任を問う根拠として用いられる。技術者にとって予見可能性は、単に危険を知識として理解するだけではなく、設計段階から使用環境、ユーザーの誤操作まで幅広く想定し、安全策を講じる姿勢を意味する。結果が起こってからではなく「起こり得る」と気づけたかどうかが問われるため、専門性だけでなく社会的想像力が不可欠であることがわかる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 予見可能性PFASPFOSについて メンバー 和田雄磨 西島光汰郎 中村温斗 佐々木敬之郎 山口竜輝 議論を行った。 予見可能性では予見しうることについては充分に検討を行い、危険性を排除しなければならないが、実際にすべての場合を予見することは難しく、責任の所在を製造者のみに負担させるのはなかなか酷であるとも考えた。 (3)復習の内容PFASPFOS PFAS(有機フッ素化合物)とは、極めて分解されにくいフッ素系化学物質の総称で、撥水・耐熱・防汚性に優れるため工業製品や日用品に広く利用されてきた。しかし環境中でほとんど分解されず、生体にも蓄積しやすいため「永遠の化学物質」と呼ばれ、健康・環境への影響が国際的に問題視されている。PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)はPFASの代表物質で、防汚剤や泡消火剤に使われてきたが、毒性や環境残留性が高いことから多くの国で製造・使用が規制されている。これらの問題は、化学物質管理の難しさと、長期的影響を考慮した技術者・政策立案者の責任を示していることが分かった。
A. 第4回目の授業では、リサイクル、環境保全と資源問題をテーマに掲げ、授業が進められました。今このような発展した生きやすい世の中になった背景には、豊かな生活を求めてエネルギーの酷使をして産業発達に繋がったという経歴があります。昔は、殖産興業、富国強兵を掲げ、この考えは米沢にも強く根付いていたみたいです。米沢工業専門学校では、レーヨン繊維が発達し、これは日本で初めての開発で誇るべき事実であると思いました。化学コンビナートを探して排水溝を見つけるという授業中に課題も行いました。また水俣病では甚大な被害が及び、世間で騒がれ、今でも被害に遭って苦しんでいる方がいます。その水俣病の背景には、下っ端の社員が上の指示で水銀を使えという権力行使し、圧力によって行ってしまったという事実が判明し、倫理観が欠けているなと思いました。たとえ、誰かに洗脳されていたとしたら、洗脳されている時のアプローチとして、友達とかとたくさん交流し、指摘を受けたり、自分を客観視できるような能力を身につけて、自分の今について深く考える必要があるなと思いました。そのためにも友達や信頼できる人とたくさん遊んだり相談したり、人に頼るという行為を行なって、ストレスを溜め込まないようにしなければならないなと考えました。 発表時間には、新しい技術を運用するにあたってというテーマをもとに話し合いました。まずそのためにも、危険な事態や事故の可能性を事前に認識できるかといった予見可能性を大前提とすることが大事だと考えました。具体的には、PFAS問題や化粧品のアレルギー反応を行い、化学物質の安全性を予測するといったものです。 これらのことから第4回目の授業で学んだことは、予見可能性は、どんな場面でも年齢関係なしに適用できるので、どんどん使っていこうと思いました。日常の生活してる場面から、製造して自分のものが世間に知れ渡るような場面、両社の場面でも予見可能性は大事なので授業で学んだことを生かしていきます。
A.(1)技術を扱うとき、十分な想定をしたにもかかわらず、重大な公害を発生しかねない。代表例として、水俣病が上げられる。水俣病は、本来触媒として反応に関与しないはずだった水銀が工場排水に混ざり、有機水銀化合物となり、食物連鎖を経て濃縮されたことで起こった。これを機に、水銀処理は法律によって規制された。 (2)私たちのグループでは、技術の予見可能性に関して、福島原発を例に挙げて議論した。まず、技術の予見可能性はこの回の講義で、技術を使った際、どんな結果や影響が生じるかをどのくらい気づくことができたかを表す指標と学んだ。このことから、福島原発では、技術の予見可能性を軽視したのではないか、と結論付けた。理由として、1986年のチェルノブイリ原発事故により、放射能漏れの危険性はすでに知られていたことが挙げられた。この事故により、ある程度の技術の予見可能性は高い数値で認識できるはずだったという意見でまとまった。 (3)公害が発生してしまうと、それを起こした企業が悪者扱いされることが多い。しかし、それらに責任を追及するだけでは問題は解決せず、技術者としてはまず、自社の排出物や製造工程を正確に把握し、環境負荷を最小限にするための技術的改善を積み重ね、ある時には民間企業や行政、1専門家を巻き込み、業界全体で持続可能な方向へ進む姿勢を持つべきだ。誰か一人の問題にするべきではなく、その産業に少しでもかかわった人たち全員に責任がある、というマインドであるべきだと考える。
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A.(1)講義内容の再話 科学技術の発展のため化学燃料が大量に使用されるようになり、大気汚染や地球温暖化が生じた。さらに、資源の枯渇も問題とされている。第二次世界大戦後は高度経済成長期に入り、環境よりも経済成長が優先されたことで公害問題が発生した。水俣病は四台公害病事件のひとつであり、公害の原点と呼ばれている。化学工場から排出されたメチル水銀化合物を食物連鎖により高濃度に蓄積された食べ物を食べることで発生した中毒性の神経疾患である。水俣病と工場から排出されるメチル水銀の因果関係が認められるのに多くの時間がかかったことでさらに被害が拡散したため行政等の適切な対応が重要であることが示された。 (2)発表要旨 本発表の演題は「予見可能性」である。グループ名は今日寒すぎ、グループは青木優奈、石垣彩奈、大濱風花、川野美緒、辻ありす、立花小春の6名で構成されている。発表の創作において調査係を担った。予見可能性は注意すれば特定の出来事が発生することを予測予見できたという可能性のことをいう。例としてチャレンジャー事故が挙げられる。Oリングの低温による弾性力低下から事故の危険は予見可能であった。改善点として、情報収集やリスク評価を怠らないことや評価と修正を定期的に行うことが考えられた。 (3)復習内容 現代の環境問題について調べた。主に炭素とフッ素からなる化学物質であるPFASが土壌や地下水を汚染する公害が発生している。熱や薬品に強く、水や油を弾く性質のため、様々な用途で使用されてきた。分解されにくい性質があるため環境中に長く残留し、土壌に残ったPFASが水道栓汚染を引き起こしている。人体への影響としては血液中のコレステロール値の高さやがんなどのリスクが上昇する。リスクを評価して予防策を講じるなどの迅速な対応が重要になると考えた。
A. 授業では、ポーツマス条約について調べた。ポーツマス条約とは、1905年の日露戦争の講和条約であり、日本は韓国に対する優越権、ロシアの遼東半島租借権および南満州鉄道の利権、さらに北緯50度以南の南樺太の割譲を得た。一方で、国民の期待が大きかった賠償金は得られず、国内では不満が高まった。このことから、国際交渉では軍事的勝利だけでなく、外交的な駆け引きや国際的な立場が大きく影響することを学んだ。また、サンフランシスコ平和条約についても調べ、これは第二次世界大戦の講和条約であり、日本が主権を回復し国際社会に復帰する契機となったことを理解した。さらに、水俣病について学び、石油化学コンビナートの図面を描いて排水溝の位置を示し、水銀の排水処理のあり方を倫理的・法的な観点から考えた。企業が利益を優先し、安全性を軽視した結果、地域住民に深刻な被害を与えたことを通じて、技術や経済活動には社会的責任があることを実感した。また、近年問題となっているPFASも同様に、環境や人体への長期的な影響が心配されており、過去の公害問題から教訓を得て、適切な規制と倫理意識が求められることを学んだ。 発表では、新しい技術の「予見可能性」についてまとめた。予見可能性とは、将来生じる結果を事前に想像・予測する能力を指し、安全性・環境への影響・倫理性の三点が重要である。過去の四日市ぜんそくでは、有害物質の影響を予測できたにもかかわらず、十分な対策が取られなかったことが問題であった。したがって、技術者はリスクを見通し、社会的責任を持って判断・行動する必要があると考えた。 復習では、歴史や公害問題の学びを通して、技術の進歩には常に倫理的視点と未来への配慮が必要不可欠であると改めて感じた。
A.本講義では、環境・資源問題と工業倫理について、歴史的事例と現代的課題の両面から学んだ。まず3R(リデュース・リユース・リサイクル)は、資源の有効活用と廃棄物削減を通じて環境負荷を低減する基本的な考え方であり、工業活動に携わる技術者が常に意識すべき原則であると理解した。経済や技術の発展は社会の利便性を高める一方で、環境破壊や資源枯渇といった問題を引き起こす可能性があり、そこに工業倫理の重要性が生じる。 歴史的背景として、ポーツマス条約やサンフランシスコ条約が取り上げられ、国際関係や戦争、産業発展が社会に大きな影響を与えてきたことが示された。特に公害問題として、有機水銀による水俣病や、石油化学コンビナートからの大気汚染による四日市ぜんそくは、企業活動が地域社会や人々の健康に深刻な被害をもたらした代表的な事例であるにゃ。これらは、企業と行政の癒着や責任の不明確さが問題を拡大させた点でも重要な教訓を含んでいる。 もし自分が新入社員としてそのような企業に所属した場合、組織の慣習や価値観に流され、問題に気づけなくなる「洗脳」の状態に陥る危険がある。そのため、異なる意見や立場を持つ人々と積極的に交流し、固定観念を疑う姿勢を保つことが重要であると学んだ。また近年注目されているPFASは、優れた性質を持つ一方で環境残留性や生体蓄積性という重大な問題を抱えており、新技術に対する予見可能性と倫理的判断の必要性を強く示している。技術者は利便性だけでなく、将来への影響を見据えた責任ある行動が求められる。
A.(1) リサイクルについて考えるとき、まず環境保全と資源問題の二つを意識してください。私たちの生活は大量生産・大量消費に支えられており、その結果として多くの廃棄物が発生しています。リサイクルはごみを減らすためだけのものではなく、限りある資源を将来に残すための手段でもあります。金属やプラスチックを再利用すれば、新たに資源を採掘する量を減らすことができ、エネルギー消費や環境負荷の低減につながります。一方で、回収や再加工にもコストやエネルギーが必要になるため、何でもリサイクルすればよいわけではありません。環境への影響、資源の有効性、経済性のバランスを考えながら、どの方法が最も適切かを判断する視点が重要になります。 (2)グループワークでは、リスクアセスメントについて議論した。リスクアセスメントとは、どんな危険が潜んでいるのか、どのくらいの危険度なのか、どんな対策をしたら良いかについてプロセス事に考えることであり、これにより今の技術を続けられることができる。 (3) リスクアセスメントについて復習した。リスクアセスメントとは、事故や被害につながる危険を事前に洗い出し、その大きさを評価して対策を考える手法である。まず、危険源を特定し、起こり得る事象と被害の程度、発生確率を考える。次に、そのリスクが許容できるかを判断し、低減策を講じる。技術や作業を進める際には、事故が起きてから対応するのではなく、事前にリスクを見積もり、被害を最小限に抑える姿勢が重要である。
A. イースター島は、かつて森林に覆われた孤立した火山島であったが、島民はモアイ像の運搬や人口増加に伴う開墾、燃料確保のために森林を伐採し尽くした。その結果、住居や舟、漁具を作れなくなり、食料不足が深刻化した。最終的には飢餓やカニバリズムを招き、文明は未完成の石像を残したまま崩壊した。このイースター島の悲劇は、島という閉ざされた空間における環境容量を超えた資源利用が文明の崩壊を招いた例である。 新しい技術を運用するにあたって、加藤さなみ、吉田好、竹中呉羽、山口琉夏、植村研ラエル、役割:可視化、新しい技術の運用には、ある危険な事態や事故の可能性を事前に認識できたかどうかである予見可能性が重要である。例として、PFASは、様々な製品に使われてきたが、難分解性や環境残留性がある。また、化粧品に含まれる香料や界面活性剤、保存料などがアレルギー性接触皮膚炎の原因となることがある。これらを運用・利用するときには、使用する化学物質や成分について詳しく調べ、危険な事態や事故を未然に防ぐ慎重な対応が大切であると考えた。 水俣病当時の市長や市議会議員の多くがチッソ関係者であったためチッソに有利な政策が進められた。労働者は同調圧力に逆らうことは憚られた状況下で、すでに洗脳され、気づくことすら困難な若手技術者に何ができたか考えた。状況を客観視し、記録を残すことや信頼できる人に共有すること、専門家や住民などの外部の声を聴き、洗脳に気づくきっかけにすることができると考えた。
A.①技術の発展により環境問題も問題視されるようになり、20世紀後半には化石燃料の多用による酸性雨や地球温暖化が、 最近では原発事故やマイクロプラスチック、PFASが取り沙汰されている。 日本では江戸時代に講読被害が、1950年半ばには水俣病が問題となった。 環境保護については、ISO14001などの国際基準が用意されている。 製品に対する代表的な環境保護の取り組みとして「3R」があるが、 リデュースは企業の売上が低下する、リユースは消費者の新しい製品が欲しいというニーズに反する、リサイクルはコストがかかる といったマイナスの側面がある。そのため、これを推進するべくリサイクル法が制定された。 ②ワークショップでは、予見可能性と予見のための対策を考察した。 予見可能性とは技術の発展や利用がもたらすリスクや結果を技術や社会が事前に予測できたかを示すものである。 これを怠った場合、注意義務違反とみなされ過失を問われる。 確実に予見するためには、事故につながりかねない業務中の些細なアクシデントや計画・設計段階で発覚した血管を隠蔽しないことが 重要となると考察した。 また、工場で取り扱う物質についてあらかじめ有害性をよく調査すべきと考えた。 ③ダイキン工業のPFAS問題を例に、公害が繰り返される理由や、繰り返さないための対策を考察した。 ダイキンは1960年代からPFOAを取り扱っていた。2000年頃にはPFOA排出の削減を実施し、2015年には製造・使用を終了したものの、約40年以上排出を続けた結果、近年でも基準値を超える量が一部地域で検出されている。 これは、企業による化学物質の製造・使用に対してその安全性の調査が追いついていないことが原因として挙げられる。 本格的な利用に先立ち、危険性をよく調査することが大切であり、利益を生み出す前段階でその調査に投資すべきと考察した。
A.(1)四大公害『水俣病』とはアセチレンを原料にして、アセトアルデヒドを生成する際に触媒として使用していた金属水銀が工場排水に混ざって海に流れ出て大きな被害をもたらした災害のことである。排水中の水銀濃度は水質汚染法などの法律によって定められている。 チッソの訴訟事件とは新日本窒素肥料の水俣工場の排水によって汚染された魚介類を摂取したことによって多くの周辺住民が死傷してしまった事件である。このことについて熊本地方検察庁は新日本窒素肥料の社長と水俣工場長を業務上過失致死傷罪で熊本地方裁判所に起訴した事件である。 ピーハス検査とはPFASに関連する検査であり、環境や健康への影響を評価するために行われる。またPFASの影響として血液中に蓄積することで健康リスクを引き起こす可能性があり特にコレステロールの上昇や発がん性との関連が報告されている (2)自分たちの班は新しい技術を運用する際に気を付けることについて話し合いました。結果として自分たちの班は危険な事態や被害を事前に予測することが大事であるという結論を出しました。 (3)あまりワークショップ課題を深堀することができなかったので、自分は追加で調査しました。近年の新しい技術の導入には組織、制度、人材、意思決定の改革が必要です。これによって生産性の向上が期待されるが実際には新技術を導入しただけでは生産性は自動的には上がらりません。ゆえに新技術を導入するにあたって組織改革が求められます。
A.(1) 講義では、環境と安全を守るための品質基準の重要性について学んだ。品質基準は製品の性能だけでなく、人の健康や環境への影響を抑える役割を持つことが示された。また、歴史的な事例としてポーツマス条約が取り上げられ、調べたところ、日露戦争を終結させた国際条約として、日本が樺太南部の獲得や韓国に対する優越権を認められたとわかった。さらに、水俣病を通して、企業の活動が環境や住民の健康に大きな被害を与えたということを学び、技術や生産活動が社会に及ぼす影響の大きさを改めて実感した。 (2) 自分の班では、技術者が判断を行う際に重要となる視点である「予見可能性」「倫理的・社会的影響」「安全性と信頼性」「持続可能性と環境への配慮」について調べ、理解を深めた。それぞれを独立した概念として捉えるだけでなく、相互に深く関係している点に着目した。技術の導入に関しては、将来起こり得るリスクを予測する予見可能性が求められ、それには社会や倫理への影響を考慮する視点が不可欠である。また、安全性と信頼性は技術への社会的信頼の基となり、持続可能性や環境への配慮は長期的な社会の発展に直結する。今回の調査を通して、技術者が果たすべき責任について考察することができた。 (3) 環境や安全に関する品質基準は、事故や公害を防ぐための最低限の決まりであり、技術者の判断を支える重要な役割であると考えた。水俣病では、基準や規制が不十分であり、また企業や行政の対応が遅れたことにより、被害を拡大させた点が大きな問題であった。一方、ポーツマス条約のような国際的な条約は、国家間の利害の調整を通して社会秩序を保つ役割を果たしていると感じた。これらを踏まえると、基準や条約は作ること自体が目的ではなく、状況に応じて改善し、実効力を持たせ続ける姿勢が重要であると感じた。
A.(1)本講義では、「リサイクル」を切り口として、環境保全と資源問題について学んだ。リサイクルは資源の有効活用や廃棄物削減に有効な手段として位置づけられるが、単に再利用すればよいというものではない。過去には、経済性や効率を優先した結果、環境への悪影響が見過ごされ、公害を引き起こした事例が数多く存在する。講義では、公害問題を振り返りながら、技術や制度が十分に検討されないまま運用された場合、環境保全を目的とした取り組みであっても新たな環境負荷を生む可能性があることが示された。リサイクルは環境保全のための重要な手段である一方、その方法や運用のあり方が強く問われることが強調された。 (2)ワークショップでは、「新しい技術を運用にするにあたって」というテーマで議論を行った。発表では、リサイクル技術を含む新技術を導入する際には、過去に同様の失敗や公害が起きていないかを事前に検証する必要がある点を指摘した。また、技術が実際に処理可能な範囲を超えていないか、安全に管理できる体制が整っているかを確認することの重要性について述べた。さらに、運用中にミスや問題が発見された場合の対処方法をあらかじめ想定しておくこと、主観的判断に頼らず客観的に評価できる仕組みを整えることが不可欠であるという結論に至った。 (3)復習を通して、リサイクルは環境保全と資源問題の解決に貢献する一方で、慎重な設計と運用が求められる取り組みであると再認識した。過去の公害問題は、技術の未成熟さや想定不足が深刻な被害につながることを示している。新しい技術を導入する際には、環境への影響を多角的に検討し、問題が起きた場合に柔軟に対応できる体制を整えることが重要である。環境保全を実現するためには、技術そのものだけでなく、それを扱う人間の判断と責任が不可欠であると学んだ。
A.(1)教科書128ページを見てみよう。「地球上の様々な資源、水や土地などは有限であり、そこにアクセスする私たちにとってその利用の仕方に制限がかかってくる。様々な場面で「コモンズの悲劇」が待ち受けている。」とあるね。ポーツマス条約は知っているかな?また、サンフランシスコ条約は知っているかな?調べてみよう。さて、石油化学コンビナートの排水設備を探してみよう。グーグルマップでコンビナートを調べ排水設備を探してみよう!PFASは知っているかな?有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。 (2)ワークショップでは新しい技術を運用するにあたって技術者として何に気を付けなければいけないか考えてみよう。私たちのグループではイタイイタイ病を例に挙げた。イタイイタイ病は神奈川県神通川流域で発生したカドミウム中毒による骨疾患である。予見可能性を高める方法として「よく分からない物質を排出しない」という意見があがった。 (3)復習では石油化学コンビナートの排水口を探してみた。千葉県市原市の石油化学コンビナートの排水口を見つけた。多くの排水が放出されているように見え、白くなっているので綺麗に浄水されたものを放出しているのではと考える。油や固形物のろ過、中和反応を起こし有害物を除去する設備が配置されていると考える。また、水害の対策として土嚢や止水パネルが準備されていることを調べられた。 環境保護のためには、有害な物質を排出しないようにすることが大切だと考える。確かにコストはかかるが、公害問題に発展するリスクや訴訟リスクを考えるとコストをかけてでも取り組むのは合理的であると考える。
A.(1)授業で学んだこととしてはポーツマス条約は1905年、日露戦争の講和条約で、日本は韓国の指導権や南樺太を得ました。条約により、日本は韓国に対する指導権を認められ、南樺太と遼東半島の租借権、南満州鉄道の権益を獲得しました。一方、賠償金は得られず、日本国内では不満が高まり、日比谷焼打事件などの暴動が発生しました。この条約は日本の国際的地位を高めた一方、国民感情との乖離を生みました。サンフランシスコ平和条約は1951年、日本と連合国の間で結ばれ、戦争状態を終結し、日本の主権を回復しました。また、PFASは有機フッ素化合物の総称で、耐熱・耐水性に優れるため工業製品に使われますが、環境中で分解されにくく、人体への健康影響が懸念されています。 (2)ワークショップでは予見可能性について話し合いました。予見可能性とはある危険な事態や事故の可能性を事前に予測できる可能性のことを示し、例としてPFAS問題、化粧品のアレルギー反応などが挙げられました。とくに化学物質の安全性を予測するということを話し合いました。製品設計で危険性を予見できた場合、適切な対応を取らなければ過失とされてしまうため十分な知識を持つことが重要視されるということを学びました。 (3)復習の内容として、水俣病の事件を例としてもし下っ端の技術者として入ったとき技術者が自分の意見を通すためには、自分と同じ意見を持った人を集めて戦い、もし上司などに洗脳されてしまったときは自分を客観視して自分と違う考えを持つ人の意見に耳を傾けることで自分の意見や考えを見直すことが必要ということを学びました。
A.?本講義では、最新技術が社会にもたらす危険を人間は事前に予見できるのかという問いを中心に学んだ。水俣病の事例では、無処理の工場排水に含まれた有機水銀化合物が海に流出し、生物濃縮によって深刻な健康被害を引き起こしたことが紹介された。また、エネルギー源の変遷を振り返ることで、技術が進歩するたびに新たな利便性と同時に新たな問題が生じてきたことを理解した。さらに、Googleマップの航空写真を用いて四日市コンビナートの排水経路を確認し、環境への配慮が実際にどのようになっているかを具体的に考える機会となった。 ?演題: 新しい技術を運用するにあたって グループ名:なし 共著者名:室本拓海、棟方隆斗、小林煌 役割:筆頭著者 グループディスカッションでは、「予見可能性」と「結果回避義務」を取り上げ、私たちのグループでは水俣病問題について検討した。予見可能性とは危険な結果を事前に想定できたかどうかであり、結果回避義務とはその危険を回避するための行動を取る責任である。水俣病では、水銀が排水に含まれていることを把握しながら適切な処理を行わなかった点で、結果回避義務が果たされていなかったと考えた。技術者倫理の観点からも、人の安全や健康、環境を最優先にすべきであり、組織内での異議申し立てなどの行動が必要であるという結論に至った。 ?授業後の振り返りを通して、技術者が最新技術の利益だけでなく、その技術が環境や人々に与える危険を想像する力の重要性を強く感じた。水俣病は、当時の技術水準でも危険を完全に予測できなかった部分があった一方で、疑念を軽視し経済性を優先した判断が被害を拡大させた例である。現代においても新技術には未知のリスクが伴うため、技術者は予見可能性を広く捉え、結果回避義務を果たす姿勢を持たなければならない。技術の進歩を人々にもたらすためには、倫理的判断を欠かさない態度が不可欠である。
A.今回の講義では環境保全と資源問題を技術者倫理に紐付けて講義が進んだ。水俣病は、日本の高度経済成長期において「技術の進歩」と「経済的利益」が人間の生命や環境への配慮を大きく上回った結果として生じた公害事件である。化学工場から排出されたメチル水銀が海に流され、それが生態系を通じて人間に蓄積し、深刻な健康被害を引き起こした。この事件は、単なる企業の不祥事ではなく、技術を扱う技術者が社会に対してどのような責任を負うのかという、技術者倫理の根本的な問題を突きつけている。技術者は、技術的に「できるかどうか」だけでなく、「それを社会で実行してよいのか」「将来世代にどのような影響を与えるのか」を考える責任がある。水俣病では、排水の有害性を示す兆候があったにもかかわらず、十分な対策が取られなかった点が問題であり、これは技術的判断と倫理的判断が切り離されていたことを示している。また、現代の資源問題に目を向けると、レアメタルや化石燃料の大量消費、森林破壊、海洋汚染など、環境負荷の大きい技術利用が依然として続いている。資源は有限であり、環境の回復力にも限界がある。にもかかわらず、短期的な効率や利益を優先する姿勢は、水俣病の時代と本質的には変わっていないとも言える。だからこそ、技術者倫理に基づいた環境保全の視点が重要になる。技術者は専門知識を持つがゆえに、問題の兆候にいち早く気づける立場にある。その知見を組織や社会に伝え、必要であれば不利益を覚悟してでも警鐘を鳴らす姿勢が求められる。水俣病の教訓は、環境保全と資源問題を「過去の失敗」として終わらせるのではなく、技術者一人ひとりが倫理を実践することで、持続可能な社会を築く必要があると考えた。
A.ゲーム理論である囚人のジレンマのn人バージョンにコモンズ問題がある。環境の汚染は産業革命あたりから起きており現代人は昔からの環境破壊をリカバリーしつつ未来のことも考えた持続可能な社会にしなければならない。環境汚染による影響として水俣病やPFASなどがあり、どちらも身体に関する予見可能性を見落としていたことが原因の公害である。 ワークショップ課題では以下のような内容にまとまった。新しい技術を運用するにあたって考えるべきことについて調べてグループ内で議論した。新しい技術を運用するにあたって重要なこととは危険な事態や被害を事前に予測することである。具体的には新しい技術を用いた際の副産物や副作用のもたらす環境変化、人や動物、植物への影響などのリスクを考慮し、後始末のことまで考えて慎重に運用していく必要がある。それを怠ってしまうと適切に処理されなかった廃棄物による公害が引き起こされてしまったり、生態系を大きく破壊し変化する事態になってしまう。 授業の復習では「役に立たない悪者探し」を題意に以下に記した内容をおこなった。反応条件最適化や触媒改良で副生成物や未反応物を減らす。反応現場で使えるオンライン分析法や前処理技術の導入で排水・大気放出を低減する。溶媒や原料の回収率を上げ、循環利用を進める。これらは持続可能性や事業継続性の観点で重要である。ラボ→実機スケールでの排出評価を怠らず、スケール差による未評価流出源を見つける。
A.1 工場の仕組みについて学んだ。産業革命が起きて以降、それぞれの時代に特徴的な技術革新を経て、社会が発展してきた。しかしながら、それにより大規模な環境破壊が行われたという負の側面が存在する。環境容量が限界を迎えたことでイースター島において悲劇が起こったわけであるが、これと同じことが地球規模で起こる可能性があるということである。環境を軽視してしまったことで水俣病が発生した。株式会社チッソの社員は政界にまで進出し、思い通りの条例を作ってしまった。洗脳の恐ろしさについても学ぶことが出来た。CRediTの分類法における私の役割はConceptualizationである。 2 演題 新しい技術を運用するにあたって 共著者名 坂本彩夏、久保明裕 予見可能性についてグループ内で討議を重ねた。新しい技術を運用するにあたっては、技術の発展だとか利用がもたらし得るいろいろなリスクあるいは結果について、その技術に携わる人々や社会全体が事前に予測できたのか否かについて思慮深く考えていく必要があるだろうとの結論を得ることが出来た。予見可能性とは危険な事態や損害が発生する可能性を、事前に認識したり予測できたかどうかが争点となり、注意すれば予測できたバズの危険を予見し、それを回避される行動が期待される、という考え方であり、非常に重要なものである。CRediTの分類法における私の役割はResourcesである。 3 私は本講義においては、特に株式会社チッソの事案について注目した。チッソの社員が市議会議員となっていること、工場長が市長となっていることには驚愕した。仮に私が当時のチッソの社員という立場であった場合、恐らくは周囲の同調圧力なども手伝って、自らが洗脳されているということに気づけなかったのではないかと思う。多くの社員が洗脳されてしまい、自分のしていることに疑問を持たなかったがために、悲劇を生んでしまったのではないであろうか。この上は自らを客観視し、あるいは自分の上の人間に対して疑いの目を向け、洗脳に気づけるように努力しようと思った。
A. 水俣病は、化学工場から排出されたメチル水銀が海洋に蓄積し、人や生態系に深刻な被害を与えた公害病である。原因物質の危険性は社内で把握されていたにもかかわらず、企業や技術者は生産活動を優先し、排出の継続や情報の隠蔽を行った。その結果、被害は長期化・拡大した。技術者倫理の観点からは、法令遵守だけでなく、人命と社会の安全を最優先する責任、科学的知見に基づき危険を予見した段階で警告し対策を講じる義務があったといえる。また、組織の圧力に屈せず専門家としての良心に基づき行動する姿勢の重要性を示す事例である。 今回の課題は,技術者として新しい技術を用いる際には、その有用性や効率性だけでなく、安全性や社会への影響を十分に考慮する姿勢が求められる。新技術は社会を大きく発展させる一方で、予期せぬ事故や環境破壊、人権侵害を引き起こす可能性もある。そのため、技術者は法令や倫理規範を遵守し、リスクを正確に評価したうえで慎重に判断しなければならない。また、問題が生じた場合には隠蔽せず、誠実に情報を公開し改善に努める責任がある。社会の信頼を守ることが、技術者の重要な使命である。 最後に、人為的公害を防ぐためには、工場における厳格な排水・排ガス管理体制の構築が不可欠である。具体的には、有害物質を外部に放出しないための処理設備の導入や、定期的な環境モニタリングを行い、異常を早期に発見する仕組みが必要である。また、企業の利益を優先せず、技術者が倫理観を持って問題を報告できる組織文化を育てることも重要である。今後は法規制の強化に加え、技術者一人ひとりが社会的責任を自覚し行動すること必要である。
A.(1)日清戦争の時の石炭が高くなった。そこで水力発電になった。 ポーツマス条約について学んだ。 明治38年(1905)8月10日からアメリカのポーツマスで講和会議が開かれ、9月5日、日露講和条約(ポーツマス条約)が調印されました。同条約は、両国が10月15日批准を相互に通告して発効し、16日に公布されました。ポーツマス条約では、ロシアは北緯50度以南の樺太(サハリン)を日本に譲渡する、ロシアは日本の韓国における軍事・経済上の卓越した利益を承認し、日本が韓国に指導・保護・監理の措置をとるのを妨げない、日露両国は満州から同時に撤退し、満州を清国に還付する、ロシアは、清国の承認を得て、長春・旅順口間の鉄道を日本に譲る、ロシアはロシア沿岸の漁業権を日本に譲る、などが定められました。掲載資料は、日露講和条約を批准する際の裁可書です。 (2)四日市ぜん息は、1950年代後半の三重県四日市市で、石油化学コンビナートから排出された硫黄酸化物が原因で発生した公害である。当時は経済成長を優先し、大気汚染による健康被害を十分に予測できなかったことが大きな問題となった。これは、技術者が自らの専門分野に閉じこもり、環境や人への影響を総合的に考える視点を欠いていたことに起因している。 このような過ちを繰り返さないためには、技術者は単に新しい技術を追求するだけでなく、社会的影響を多角的に学び、他分野の知識を積極的に取り入れる姿勢が求められる。また、研究や開発の段階からリスク評価を行い、問題が発生する前に対策を講じる責任がある。技術者は「できるか」だけでなく、「してよいか」を常に自問しながら、倫理的判断力と社会的責任を持って学び続けることが重要である。
A. 現代社会では大量生産・大量消費が環境負荷を高めており、技術者には持続可能な社会の実現に向けた責任が求められている。その基本的な考え方として、3Rが挙げられる。中でもリサイクルは技術的な面が必要となる再利用法である。しかし実際、リサイクルするにはコストがかかるため、金銭と環境配慮の両立が重要である。このバランスを考えるにあたって、環境配慮については当事者の倫理観によってその程度が決まる。また、資源問題を考える上で再びゲーム理論の考え方が適用される。個人や国家が資源を大量使用することで社会は便利なものになるが、次第に全体として資源が枯渇してしまう危険性がある。資源の有無は、ポーツマス条約のように国家の意思決定に大きく影響するほど重要なことである。環境配慮を怠ると、時に重大な健康被害に繋がることがある。レーヨン繊維は米沢で開発されたものであるが、この製造には人体に害のある物質が使われるためその管理が必要である。水俣病は工場排水によって起こった公害である。石油化学コンビナートなどの生活に必要不可欠な工場も同様に環境リスクを抱えている。 技術者に課せられる注意義務として予見可能性がある。これは、ある危険な事態や事故の可能性を事前に認識できていたかというものである。例として、PFAS問題や化粧品のアレルギー検査など、化学物質の安全性を予測することが挙げられる。環境配慮に限らず、人体への影響も考慮することが重要である。 技術者は技術の発展や利益だけでなく、その結果生じる環境影響を予測し、被害を未然に防ぐ倫理的判断が不可欠である。
A. 人間は第一次産業革命から300年の間に環境を汚し続けている。技術は両刃の剣であり、生活を豊かにする一方で人類脅かす。ポーツマス条約は、日露戦争の講和条約で、日本は韓国の優越権、ロシアの遼東半島租借権と南満洲鉄道の利権、北緯50度以南の南樺太の割譲を獲得しました。一方、日本国民の期待に反して、ロシアからの賠償金は得られなかった。自分が洗脳されてることに気づいてないときのアプローチとして、違う考え持つ人とも交流することが考えられる。 演題は「新しい技術を運用するにあたって」、グループ名は「クロミー」、共著者は須田琥珀、鈴木純奈、松本碧衣、栗田涼香、永山るりか、私は調査を担当した。新しい技術の予見可能とは、将来起こり得る結果を、予め想像、予測できる能力のことである。安全性、環境への影響、倫理性を考えるべきである。例えば四日市ぜんそくの時代にも、排ガス中の有害物質が人体に悪影響を及ぼすことはある程度予測できたはずである。 復習としてPFASについて述べる。PFASとは、「ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物」の総称で、炭素とフッ素からなる有機フッ素化合物である。撥水性、撥油性、熱・化学的安定性といった優れた性質を持ち、様々な工業製品や日用品に利用されてきた。 人体への影響に関しては、まだ確定的な知見がないものの、発がん性や免疫機能低下などとの関連が疑われており、健康への影響が懸念されている。
A.(1)講義内容の再話 講義では、水俣病の事例を通じて、環境保全と資源問題の関係を考察しました。水俣病は、1950年代に熊本県水俣市で発生した公害病で、化学工場から排出されたメチル水銀が海に流れ込み、魚介類を介して人体に蓄積し、深刻な健康被害を引き起こしました。この事例は、企業が資源を利用し経済的利益を追求する一方で、環境保全を軽視した結果、社会全体に甚大な損害を与えた典型例です。講義では、リサイクルの概念を単なる資源再利用にとどめず、「環境負荷を最小化し、持続可能な社会を構築する仕組み」として捉える重要性が強調されました。また、現代の資源問題として、プラスチック廃棄物やレアメタルの回収などが取り上げられ、企業のコンプライアンスと倫理的責任が不可欠であることが説明されました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、「水俣病の教訓を踏まえ、現代の資源問題にどう対応すべきか」というテーマで議論しました。私の発表では、まず水俣病の背景にある企業の利益優先と情報隠蔽の問題を指摘しました。その上で、現代社会では同様の構造が、プラスチック汚染や電子廃棄物問題に見られることを説明しました。私は、企業が環境保全をコストではなく投資と捉えるべきだと提案しました。具体的には、製品設計段階からリサイクルを前提とした仕組みを導入し、資源循環型社会を目指すことが重要です。また、消費者教育や法的規制の強化も必要であり、企業・政府・市民が協力することで持続可能な社会を実現できると述べました。 (3)復習の内容 復習では、水俣病の事例から学んだ「環境保全の軽視が社会に与える影響」を整理しました。企業が短期的な利益を優先し、環境への配慮を怠ると、結果的に社会的信頼を失い、長期的な損失を招くことを理解しました。また、リサイクルは単なる廃棄物処理ではなく、資源の有効利用と環境負荷低減を両立させる仕組みであることを再認識しました。さらに、現代の課題として、電子機器に含まれるレアメタルの回収やプラスチック削減など、技術革新と制度設計の両面が必要であることを学びました。最後に、企業のコンプライアンスと倫理的責任が、環境保全と資源問題の解決に不可欠であることを強調しました。
A. (1)まず、技術者として環境保護のためにすべきことを幾つか学んだ。第1に、環境への影響を考慮した設計、開発を行うことである。自分の専門とする技術が環境へどの程度影響するのかを常に考え、企業の仲間と連携して行動すべきである。例えば、自社の工業排水や廃棄物の量に関する正しいデータを公表することが該当するだろう。第2に、過去の環境被害や健康被害を風化させず、未来へ生かしていくことである。そのためには、科学技術を使用する目的を、会社の利益のためではなく人類の生活のためということを念頭において技術を使う姿勢が大切である。 (2)グループワークでは、技術の予見可能性とは何かを調べ、その可能性を軽視した可能性の例を調査することを演題として行った。グループの共著者は、佐藤壮真、川村拓大、平山雄大である。私は執筆(原稿作成)を行った。調査の結果、技術の予見可能性とは技術を使用した際に、どのような結果や影響が生じるのかをどの程度気づくことができたかを表す指標であると分かった。また、そような予見可能性を軽視した例としては、2011年に発生した福島原発事故が考えられた。これは、1986年のチェルノ武入り原発事故により、放射能漏れの危険性が生じる問題があることは既に知られていたが、日本では「安全神話」に基づき十分な対策を行ったため、事故が発生してしまったのであった。 (3)日本で四大公害が発生したように、同じような公害を発生させないことが大切である。これらの公害は、やはり技術倫理や市民の声よりも会社の利益を追求した結果発生してしまったものであると考えられた。したがって、市民の声にも意識を向けたり、会社のデータを明確に公開したり、独立した監視評価機関の設置をしたりすることが大切であると考える。
A.(1)講義内容の再話 水俣市でのチッソの支配構造は、技術者にとって極めて不自由な環境だった。企業に逆らえば職を失い、家族の生活も脅かされる。同調圧力の中で、若手技術者が真実を口にすることはほとんど不可能だったと言える。しかし、技術者としての責任は、組織への忠誠ではなく、人間の安全と健康を守ることにある。たとえ企業や行政が環境汚染を隠そうとしても、科学的な根拠に基づいて危険を訴える勇気が求められる。現代の技術者も同様に、組織の一員である前に社会の一員であることを忘れてはならない。水俣の悲劇は、技術者が「見て見ぬふり」をした結果でもある。だからこそ、技術者は専門知識を倫理的に使い、科学を権力の道具にしてはならないという教訓を学ぶ必要がある。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 1. 過去の事例から得られる教訓(経験的学び) 水俣病は、企業が化学物質(メチル水銀)を十分に評価せずに環境へ排出した結果、地域住民に深刻な健康被害を与えた事件である。この事例は、「予見可能性の欠如」と「結果回避義務の軽視」がいかに大きな社会的損失をもたらすかを示している。 2. 学ぶべき教訓と具体的な実践 (1) システム思考の導入 (2) リスクアセスメントの実施 (3) 情報共有と透明性の確保 (4) 独立した評価システムの導入 (5) 倫理的勇気と責任感の育成 (3)復習の内容 リサイクルは環境保全と資源問題の双方に対して実効性のある手段として位置づけられると考える。廃棄物を資源として再利用することで、埋立量の削減や環境負荷の低減につながり、同時に資源枯渇への対策としても機能する。また、素材の分別技術や再資源化プロセスの高度化は、持続可能な社会を実現する上で重要な技術領域となる。したがって、リサイクルの推進は環境保全と資源循環を両立させるための基盤であり、社会全体で取り組むべき課題だと考える。
A.技術者倫理第4回の講義では、環境問題と技術者の責任について学んだ。工業技術基礎p.8では、人類が産業革命以降、技術の発展と引き換えに地球環境を汚し続けてきた歴史が示された。大量生産・大量消費の社会構造が環境負荷を高めてきたことを踏まえ、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の考え方が重要であると学んだ。これらは環境への負担を減らすための基本的な取り組みであり、技術者が意識的に取り入れるべき視点であると感じた。 技術者倫理p.128では「コモンズの悲劇」が取り上げられた。これは囚人のジレンマを多数の人間に拡張した概念であり、各自が自分の利益を優先すると、結果的に共有資源が破壊され、全体にとって不利益になるという問題である。環境問題はまさにこの構造を持っており、個々の判断が積み重なった結果として深刻化していることを理解した。 さらに、公害の具体例としてp.133で水俣病が紹介された。水俣病は企業による有害物質の排出が原因で発生したが、窒素化合物を排出した企業側だけでなく、それを規制しきれなかった国の責任も大きいとされた。また、石油コンビナートにおける排水設備の不備についても、危険性は予見可能であったにもかかわらず対策が不十分であった点が問題視された。近年ではPFASの問題も指摘されており、環境への影響が明らかになってから対応するのでは遅いことを学んだ。これらの事例から、技術者には将来を見据えた判断と、環境への責任が強く求められていると感じた。
A. 講義では、石油化学コンビナートにおける排水や廃棄物処理の実態を通して、環境保全と技術者の責任が論じられた。大量の冷却水や洗浄水は最終的に公共水域へ放流されるため、中和槽や生物処理槽、活性炭吸着装置など高度な排水処理設備が設置されている。また、洪水や津波への対策として防液堤や緊急遮断弁も整備されており、こうした安全対策には多大なコストがかかる。しかし、環境への配慮を怠れば地域社会や生態系に被害をもたらし、企業の信頼失墜にもつながる。技術者は、環境負荷を最小限に抑えつつ経済性も確保するプロセスを設計する責任がある。再利用可能な水処理や省エネルギー型設備、廃棄物削減のプロセス改良など、持続可能かつ利益の出る設計を実現することが求められる。講義ではさらに、水俣病の事例を通して、組織や社会の圧力が技術者の判断に与える影響も指摘された。当時、若手技術者は企業の利益を優先する空気に押され、有害性への疑念すら表明できなかった。その結果、真実の追究よりも会社や地域への忠誠が優先され、問題の本質が見失われた。技術者としてできる最善の行動は、科学的良心を保ち、観察結果を記録して将来の検証に耐えうる形で真実を残すことであった。企業間で協力し、共通の環境基準や再資源化技術を開発することも、持続可能な社会に向けた重要な取り組みである。 ワークショップでは、水俣病やダイキン工業のPFAS汚染疑惑を題材に、技術者の予見可能性と責任について議論した。過去の公害から学ばず、利益や効率を優先してリスク情報を十分に開示しない姿勢が、同様の問題を再発させる原因となることを確認した。参加者は、企業や技術者が環境影響の予見と情報公開を徹底し、行政や市民、研究者が科学的データを共有して監視できる仕組みの必要性を議論した。技術者は「安全で持続可能な設計」を最優先に考え、環境負荷を最小限に抑える責任を自覚することが求められる。 復習では、化学技術の発展が人々の生活に便益をもたらす一方で、環境や健康に深刻な影響を及ぼす可能性があることを再確認した。過去の公害は、経済や組織の圧力が科学的判断をゆがめる危険性を示している。現代の技術者は、便利さや効率だけでなく、環境・健康・倫理の視点から技術を設計・運用し、透明性と責任を伴う行動を通じて、次世代に安全で持続可能な社会を引き継ぐ使命があることが強調された。
A.
A.環境汚染は今日ではよく話題になりますが、環境汚染の始まりは数百年ほど前にさかのぼります。環境保全のための取り組みとして3Rがあります。特に石炭などの燃料の使用は古くから行われてきましたが、環境への負荷が非常に高いです。また、環境汚染の一つに公害があります。日本で有名なのは4大公害です。水俣病はメチル水銀が川に流れたのが原因です。コンビナートのような工場が密集している場所では、廃棄施設のためのスペースがなく、競争も激しいことから廃棄物への制度や倫理が定まらないことがあります。 グループワークでは、安全のためにできることについて議論しました。労働災害を防ぐためには、危険性や被害を事前に予測し、防ぐために行動することが日知用です。 企業の不正に対して、どのように考えても当事者たちは何もできなかったと思います。あくまで組織の末端に過ぎない若手が、自らの視点を拡大し、主体を以って組織の改革に臨むようなことは不可能ではないでしょうか。苦肉の策ではありますが、善悪の明確な判断基準をもっておくこと、一方で常に他人の意見を取り入れ、感覚を研ぎ澄ましていくことが必要かもしれません。また、労働者組合のような組織を作る、あるいは利用することも一つの手段だと思います。このような事件は技術者の立場的な弱さを如実に表しており、技術者がわすれてはいけない事件であると思います。技術者本人が対策することも必要ですが、行政による対策をしてもらいたいです。
A. リサイクルでは、水銀は規制の対象であらことを学んだ。有機水銀は生物に濃縮しやすく、神経毒性がとても強いが、金属の水銀は、温度が常温でも蒸発しやすい金属で体内での毒性は有機水銀ほど強くないが、長期暴露で脳・腎臓に障害を起こすなど、水銀でも全く性質が違うため、色々な処理が必要であることも学んだ。1930年代は,物資が乏しくて、生活が非常に厳しく、少しでも早く、物資を作るために水銀を使っていた。これによって、胎児の異常などの被害が発生していたこと、PFASは非常に分解されにくく、非常に便利であったことからよく使用されていた。しかし、この分解されにくいという点から、人の体に蓄積し、ガンや免疫機能低下などの人的被害をもたらしていたこともわかった。また、分解されにくいとことから永遠の化学物質と言われていることもわかった。 グループワーク課題では、水俣病を取り上げた。水俣病はチッソ株式会社の工場排水に含まれたメチル水銀海に流出し、魚介類を通じて、住民が中毒になってしまった。これについて、会社側は水銀の毒性について知りつつも、行なっていたことがわかった。社会的責任と倫理観を持って学び続ける姿勢を持つことが影響を予測して被害を防ぐことにつながると考えた。 また、復習では、私は、水俣病を選んだ。水俣病は、熊本県水俣市でチッソ株式会社の工場から排出された有機水銀が海に流れ、魚介類を通じて人々の体に蓄積し、神経障害を引き起こした公害である。企業は、有機水銀の有毒性を知っていたのにも関わらず、周りへの影響や対策を考慮していなかった。そのため、製品を作る上で、材料の特性をしっかりと理解し、環境などの安全性をしっかりと学ぶ必要があると思った。
A.(1)授業テーマは環境保全と資源問題についてで、化石燃料の環境への影響が授業にて取り上げられた。化石燃料は今や世界中に必要不可欠のものであるが、化石燃料を使用すると二酸化炭素が生じ、それが世界中で消費されているため、化石燃料の燃焼によって生じた二酸化炭素により地球温暖化が促進されている。また、化石燃料から作られたプラスチックを処理せずに自然環境中に捨てられることによってできたマイクロプラスチックも生物に影響を与えている。 (2)新たな技術を利用する上での予見可能性について考えた。グループ名は無く、グループメンバーは治田力哉、黒田悠貴、?橋旺亮、濱田桃日樺、樫本裕希の自分含め計5人であり、私はグループ内で案を出した。私たちは、技術が人の仕事を奪うか否かや健康被害が生じるか、またそれは安全であるかを技術を利用するにあたって考えるべきであると考え、大事なことは、細かく理解しなくとも危険かどうか判断すること、リスクをできるだけ洗い出すことや過去事例と照らし合わせることであると考えた。 (3)工業地帯における工業排水の処理について以下のようにまとめた。 工業排水はそのまま排出してしまった場合公害の原因となってしまうので、多段階の複雑な排水プロセスを経てから河川や海域などの公共用水域に排出されていると考えられた。 排水処理設備としては、物理・化学処理設備にて排水中の油分や浮遊物質、その後の処理過程において邪魔になる物質を取り除き、生物学的処理設備にて排水中の有機物等を除去する。最後に高度処理設備にて生物処理で分解しきれない難分解有機物などに対応する。また、災害対策のために防波堤の設置や貯蔵タンクの浮上・流動対策、施設の耐震性の確保、重要設備の高所移設等が行われている。また、そのコストは数十億円規模に上ると考えられる。
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A.産業革命以降、技術は急速に進歩したが、その裏で環境負荷も増大し、「産業革命前に戻らなければ環境破壊は止まらない」と言われるほど影響は深刻である。歴史的には明治38年のポーツマス条約で日本は南樺太と東北部の権益を得た。工業技術では米沢でレーヨンが生産され、有機水銀やPFASなど、有害性が後から判明した化学物質が社会問題となった。技術者は知識と批判的思考を持ち、上層部の指示でも危険を感じたら仲間と共に意見を述べる姿勢が必要である。洗脳や思い込みを防ぐには、多様な人と関わり幅広い知識に触れることが重要で、安全と倫理を踏まえた技術開発が求められる。 雪印乳業の黄色ブドウ球菌食中毒事件は、予見可能性を怠ったことが大きな原因といえる。乳製品は本来、温度管理・衛生管理を徹底しなければ細菌増殖のリスクが高いことは業界で広く知られており、適切な管理を怠れば食中毒が起こり得ることは十分に予見可能であった。特に同社は設備故障後の再開に際し、殺菌工程の確認不足や品質管理体制の甘さが指摘されている。さらに、苦情情報を迅速に共有せず対応が遅れた点も、被害拡大を防ぐ機会を逃した。これは「起こり得る危険を予測し、対策を講じる」という企業の基本的責任を果たさなかった例であり、予見可能性を軽視した結果として大規模事故につながった。 予見可能性のほかに怠ると事故につながるものについて調査した。リスクアセスメント、安全管理体制の不備、マニュアル・手順の未整備、教育・訓練不足、安全文化の欠如などがあげられる。
A.(1)講義内容の再話 第4回目の授業では、環境問題と技術者の責任について学んだ。産業革命から300年の歴史を振り返り、廃品や排水の処理までを含めた製品設計の重要性に気づいた。また、水俣病や石油化学コンビナートの事例を通じて、工場での環境配慮や安全基準が社会的倫理に直結することを理解した。授業では、下っ端の社員として指示に従うだけではなく、違和感を抱いた場合に記録・相談・仲間との連携を通じて行動する方法についても学び、自分が技術者として責任を持つ意味を考えた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、予見可能性について考えた。予見可能性とは、事故や問題を未然に防ぐために設計や判断を行う倫理的姿勢であることがわかった。具体的には、新しい技術を開発・導入する際に、安全性、環境への影響、社会的倫理性、説明責任を検討する必要があると考えた。技術者として、リスクを評価し、安全を最優先に行動することが求められるということに気づき、日頃から自分の判断がどのような影響を社会に与えるかを意識することの大切さを実感した。 (3)復習の内容 復習では、技術者の倫理的責任は単なる法律遵守ではなく、リスクを予測し安全を確保する姿勢にあることを再確認した。予見可能性を意識することで、社会や環境に悪影響を与えずに技術を活用できると理解した。また、違和感やリスクを見逃さず、仲間や上司と相談しながら行動するプロセスが、倫理的判断を支える重要な要素であると考えた。
A. 水俣病は有機水銀のよって起こり、この有機水銀はアルデヒドを生成する際に触媒としていた水銀が反応して生成されており、これが含まれる工業排水が近隣の河川へ流れ出ることによって被害が広がった。しかし、これらの工場の会社は根拠がないなどとして関係を否定し被害がさらに広がった 発表の話し合いでは、もし自分が技術者としてミスをしてしまったときの対策として過去に同じような失敗をしていないか確認、処理可能であるか、どう処理するかなどの確認作業や、客観的な評価、ミスや無駄なところが見つかった時の対処法について話し合いが行われた。 授業の復習として、平常演習に取り組み、「排水溝を探してみよう」では、排水処理は物理処理、化学処理、物理化学処理、生物処理に分けられ、物理処理は物理的な力で固形物や特定の物質を分離する。化学処理は化学反応を利用して汚染物質を別の物質に変えて除去しやすくしている。物理化学処理は物理化学的な手法を用いてより高度な処理を行っている。生物処理は微生物の力を利用して有機物を分解している。津波洪水対策は「施設の浸水防止」、「油流出拡大の防止」、「排水処理設備の保護」の三つの柱によって対策されている。設備設置のコストは、初期費用として土木建築費と機器購入費が大半を占め、数億円を超える可能性もあると考えられる。また、導入する技術によっては最新の技術を使用することによってさらにコストは上がると考えられる。技術者として、環境保護のためには新しく開発された高コストな設備を使用しなければならないときがあるが、予算を検討ししっかりとした排水設備を導入できるもののみを使用することが良いと考えた。
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A. 環境と倫理の関係について考える。生産において環境と経済の一致を目指しているEQCD思想がある。それぞれ、環境保証・品質・コスト・納期を意味しており、バランスを考慮する必要がある。また、設計者はごみの廃棄場まで考えて設計を行わなければならない。日清戦争時代、石炭が高騰し電気を使い始めた。日露戦争ではポーツマス条約を結んだがこの条約では賠償金を得られなかった。それは賠償金を要求してもう一回戦いを持ち込まれても勝てないからである。それくらい日本には資源がなかった。また、環境の問題として四大公害病が挙げられる。その1つである水俣病は有機水銀が原因で起こった。有機物は不溶性であり頭の中に残留性が高い。有機水銀と無機水銀では大きく異なる。 グループワークでは「予見可能性」について議論を行った。予見可能性とは将来起こりうる結果をあらかじめ想像予測することである。予見するにあたって安全性・環境への影響・倫理性などの観点から考えることができる。同じ公害病である四日市ぜんそくの時代においても排ガス中の有害物質は人体に悪影響を及ぼすことが予見できたのではないかと考えた。 復習として、予見可能性について深めた。予見可能性を考える中で、これは法律や企業だけでなく、日常生活や倫理判断においても重要な概念であると感じた。日常の小さな選択でも、他人や社会にどのような影響を及ぼすかを想像し、慎重に判断することが求められる。現代社会では、SNSでの発言や情報発信も大きな影響力を持つため、予見可能性を意識することは単に法的責任を回避するためだけでなく、他者への配慮や社会的責任を果たすための倫理的態度でもあると私は考える。
A. 日本の高度経済成長期において、工学倫理は適切に機能していただろうか。日本は1950年代半ばから未曾有の高度経済成長期に入り、環境への配慮よりも国内産業の経済成長が優先され、各地に工場地帯が形成されるなか、大規模な公害問題が起こった。その中でも公害の原点とも呼ばれる、水俣病を例にする。水俣病はチッソが熊本県水俣市ではじめた、アセトアルデヒド製造工程の排水が原因である。アセトアルデヒドを製造する際に触媒として用いられた金属水銀が、メチル水銀の形で排水に混入し、魚介類が汚染された。その魚介類を摂取したことで、メチル水銀の中毒性の神経系疾患が発生した。このような問題の裏には工学倫理の機能不全がある。技術者には注意義務があり、あらかじめ知ることができるものは予見しておく義務があるという「予見可能性」と、回避が必要と予見された事態には、それを避けるための対策をとる義務があるという「結果回避義務」から成り立っている。これらが機能していれば、排水の定期的な検査を行ったり、そもそも水銀を触媒としたアセトアルデヒドの製造は行われなかったかもしれない。技術者にとっての注意義務は、倫理違反が起きないようにするためにも、重要な要素である。 演題:予見可能性と結果回避義務を果たすために グループ:室本拓海、棟方陸斗、菅野隼太郎 役割:責任著者 技術を行使する際に技術者に求められる、予見可能性と結果回避義務について議論した。方法として、まず予見可能性と結果回避義務の定義を調べ、適用される例を話し合った。結果として、自動車メーカーによる自動車の欠陥部品の放置を例に、故障による事故が予想されるという、予見可能性があるうえで、リコールなどの施策を行っていないという、結果回避義務の怠りが発生するとまとめた。 復習として、今現在起こっている環境問題について考えた。現在、使い捨てプラスチックが大量に海へ流出することで、海洋汚染が深刻化している。流出したプラスチックは、細かく砕かれてマイクロプラスチックとなり、海洋生物に取り込まれる。その結果海の生態系が崩れたり、人間を含めた陸上生物にも悪影響を及ぼす。このような問題を改善するには、技術者としては、プラスチック製品が正しく廃棄されるために、製造後にも責任をもって対策をするべきであり、消費者としては、プラスチックの分別や再利用を行い、流出するプラスチックを少しでも減らしていくことが大切だと考えた。
A. 第4回は環境破壊と循環型社会の重要性を学んだ。高度経済成長期以降の酸性雨や地球温暖化、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故による放射能の漏洩の発生により、環境破壊が発生し、3R活動による循環型社会の現実の為の活動などの社会の流れを踏まえたうえで、や水俣病などの4大公害の事例を振り返り、環境容量の概念、コモンズの悲劇が環境問題の基本であることを確認した。また、石油化学コンビナートの所在地は浮島にあることを確認し、排水の廃棄方法を学んだ。加えて、PFASなど残留性物質の問題も取り上げられた。また、自身の倫理観とは反する支持を上司から受けたらどうするか?、自分が洗脳されているかもしれないときどうするか?を考え、自分と異なる意見に耳を傾ける事、自分を客観視する事、記録をとる事、自分以外に仲間を作る事などが挙げられていた。 グループワークでは「新しい技術を使うときにどのようなことに気を付けていかなければいけないのか」という議題について議論し、企業の環境対応を議題に、製品設計と生産プロセスでの発生抑制やリサイクル導入の具体策を話し合った。私たちは、単なる技術導入のため知識を身に着けておくことだけでなく、問題が発生した場合の対応など社員の意識改革を含めた総合的な取り組みが必要だとまとめた。 復習ではイースター島の悲劇や環境基本法の成立背景を整理し、環境問題は個人や一社の倫理だけでは解決できないため、国際的・制度的な対応と市民意識の両輪が重要だとまとめた。
A.ポーツマス条約とは日露戦争の講和条約です。ロシアが賠償金は支払わず、日本が韓国の優越権、南樺太の領土を得るという不平等なものでした。その後、1952年4月28日に発効されたサンフランシスコ条約によって日本の主権が回復しました。四大公害には、熊本県のメチル水銀による水俣病、新潟県のメチル水銀による第二水俣病、富山県のカドミウムによるイタイイタイ病、三重県のSO2による大気汚染の四日市ぜんそくがあります。ほかにも排水溝の場所を探し、PFASについても学びました。 グループワークでは新技術と運用するにあたってについて考え、私たちのグループでは予見可能性について学びました。予見可能性とは新技術を使うときに気を付けることです。事故や被害の可能性の認識、回避義務の前提、注意義務違反との関連があると分かりました。安全配慮義務、医療過程、交通事故において気を付けなければ過失判断されると分かりました。 予見可能性についてさらに詳しく調べました。さらに調べる中で、事故の可能性を認識できたにもかかわらず対策を講じなかった場合、回避義務違反や注意義務違反と判断されることが分かりました。特に安全配慮義務が求められる場面や医療過程、交通事故では、予見可能性の有無が過失の判断に大きく影響します。新技術を安全に社会へ導入するためには、技術の発展だけでなく、想定されるリスクを洗い出し、制度や運用面で対策を整えることが重要だと考えました。
A.(1)この授業では、水俣病や四日市ぜんそくなどの公害事例を通して、技術が環境や人間社会に与える影響が説明されている。有機水銀やDDTといった物質は、とても有用だと考えられていたが、生物濃縮や環境汚染によって深刻な被害を引き起こした。また、リサイクルは、確実に環境負荷が低いということはなく、エネルギー消費やCO?排出量を考えると、リデュースやリユースを優先すべきであると示されている。技術者には、長期的な視点で環境への影響を考える責任がある。 (2)公害病の例として、イタイイタイ病を取り上げた。イタイイタイ病はカドミウムという原因物質が、上流の鉱山から排出され、神通川流域に流れた。その水を使用して育てた米を体内に取り入れてしまった人々が、腰、肩、膝などに対しての痛みが発生した。予見可能性の視点から考えると、カドミウムが有害である知識は、当時から存在していた。また、排水から農地、そして米から人体という経路も想像できるため、企業や技術者には予見可能性があったと言える。 (3)水俣病の事例から、専門知識への過信が大きな被害につながることを改めて実感した。触媒は反応しないという常識を疑わなかったことが、公害を起こしてしまった。化学者として論文をそのまま受け入れるという行為は行ってしまいがちだと感じ、他人事ではないと感じた。また、リサイクルが万能ではないという考えは、環境問題を単純に考えていた自分にはとても良い学びになった。今後は、目に見える効果だけでなく、エネルギーや環境負荷の点からも考えて行動できる技術者にならなければいけないと感じた。
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A.(1) 今回の講義では、水俣病から最近のPFAS汚染問題まで、化学工業の発展によって発生した環境汚染の歴史を見てみました。 特に水俣病の場合、1932年に水銀の排出が始まり、国際条約が発効するまでにほぼ100年という時間がかかったことが非常に衝撃的でした。 企業が都市の行政と議会まで掌握した企業城下町(町)構造では、民主主義がまともに作動せず、汚染事実が隠蔽される可能性があるという点を学びました。 技術者は当面の経済的利益や組織の圧迫に屈することなく、100年後の未来世代まで考える長い呼吸の倫理意識を持たなければならないという点を深く悟りました。 (2) ワークショップでは、新しいテクノロジーを導入する際に技術者が持つべき態度について議論しました。 技術者は自分の専門分野だけに閉じ込められているのではなく、自分が扱う物質が生態系に蓄積された時にどんな結果を招くのか、事前に見通す予見可能性を高めなければなりません。 水俣病やイタイイタイ病のような事例から分かるように、法的規制ができることだけを待つのではなく、多様な分野の専門家と疎通して被害を防ぐための結果回避義務を果たさなければなりません。 技術者の真の価値は、単に製品を作ることではなく、その製品が社会に及ぼす潜在的な危険をあらかじめ把握し、安全に管理することにあることを確認しました。 (3) 復習を通じて、環境保護は単にスローガンに終わるのではなく、実際的なコストと設計の問題であることを学びました。 石油化学団地の排水設備や防災設備を整えるには莫大な費用がかかります。 有能な技術者であれば、このような環境保全コストをあらかじめ計算に入れても利益を出せる効率的なプロセスを設計できる必要があります。 また、問題が生じた時、単純に誰の過ちなのかを問い詰める悪者探しに没頭するより、研究者自らが排出物質の危険性を透明に共有し予防する当事者意識を持つことが持続可能な社会を作る核心だという点を整理しました。
A. この講義では、四大公害の一つである水俣病が、化学技術の発展が人間社会に深刻な被害をもたらした代表的な事例であり、技術者倫理を考える上で極めて重要であるであるということでとりあげられた。水俣病の原因物質は有機水銀化合物であり、R-Hg-Xという構造を持つ。この構造はグリニャール試薬に類似しており、高い反応性を示すことから、生体内で重大な影響を及ぼすことは化学的知識があれば十分に予測可能であった。有機水銀は中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用し、その受容体機能を阻害することで、感覚障害や運動失調などの深刻な神経症状を引き起こした。この事例を学んだ後、新しい技術を運用するにあたってというテーマで、ワークショップで話し合った。 水俣病について考えると、水銀の毒性はすでに知られていたため、予見できていたと考える。そのため、予見可能性と結果回避義務を果たすために、影響を考え、被害を防ぐことが大切である。 復習として、排水中の水銀濃度は、水質汚濁法などの法律やJIS規格によって規制され、分析方法も定められているということを知った。しかし、水俣病の経験は、法や規制が存在するだけでは十分ではなく、技術者自身が化学的危険性を理解し、未知のリスクに対して慎重に対応する倫理観を持つ必要があることを示している。技術は社会に利益をもたらす一方で、人命を脅かす力も持つ。水俣病は、技術者が利益や効率のみを追求するのではなく、社会的責任と倫理的判断を常に伴って行動すべきであることを強く教えている。
A. 日清戦争後に石炭価格が高騰し、水力発電へと切り替わっていったことは、エネルギー転換が歴史の中で繰り返されてきた。日露戦争後のポーツマス条約では、再戦を恐れて賠償金が得られなかったという背景があり、国家の判断が産業や技術の方向性に影響を与えた。また、米沢高等専門学校がレーヨン繊維の開発に関わった。電気化学の発展が戦後の産業復興を支えた。さらに、四大公害病の一つである水俣病を例に、水銀がここまで深刻な環境問題になると予測できなかった当時の限界が示された。PFASのような新しい化学物質のリスクや、洗脳のように偏った価値観に気づけない危険性についても触れられ、他者の意見に耳を傾ける姿勢の重要である。 共著者は沖杉、嘉規、調査を担当した。水俣病を取り上げ、予見可能性としては、当時の時代背景により廃水が流出した後のことを考える時間がとられていなかったため、予見はできなかったのではないかと考えた。結果回避義務はあり、大規模な工場であるほど地球環境に与えるダメージが大きいことを考えるべきである。 石油化学コンビナートの排水処理設備が沈殿・化学・生物・高度処理の多段構造で管理され、水質汚濁防止法などの基準を満たすよう設計されていることを学んだ。災害時には逆流防止弁や防油堤が機能し、環境への影響を最小限に抑える仕組みが整えられている。技術者は環境保護と経済性の両立を考えながら、現実的なコスト管理と安全性を両立させる責任を負っている。また、研究者は責任の所在が曖昧な状況でも、測定の透明性や汚染源の特定、予防的なプロセス設計を通じて環境保護に貢献できる。重要なのは「誰が悪いか」ではなく、「自分に何ができるか」を問い続ける姿勢であると感じた。過去の公害から学び、見えないリスクを見抜く感性と予防の責任を持つことが、技術者に求められる倫理である。同じ過ちを繰り返さないためには、予防原則の徹底、独立した環境監視、そして技術者自身の倫理意識の強化が不可欠であり、知識を持つ努力こそが未来の環境を守る基盤になると考えた。
A. 第4回は環境・資源と倫理の繋がりをテーマに講義が行われた。環境に配慮した商品開発を行う上で良く耳にするのが3Rである。しかし、実際には生産利益と3Rを両方実現することは困難である。リデュースは生産率を低下させ、新品を好む人々にとってリユースは難しく、リサイクルには多大なコストがかかるのが現実である。技術は諸刃の剣であり、技術の進化は経済を発展させ人々の暮らしを豊かにする一方で、それに付随した環境問題や資源の枯渇といった問題が生まれる。技術開発には予見可能性が重要なのである。 ワークショップでは、「演題:予見可能性について実例とともに考えよう/グループ名:今日寒すぎ/共著者名:大濱風花・近ありす・石垣彩奈・川野美緒・青木優奈」についてディスカッションを行った。予見可能性をもっと重要視すべきだった実例として、私たちはチャレンジャー号爆発事故を選んだ。直接の原因はOリングの低温での弾性低下であるが、この現象を予測できたはずの研究者が見て見ぬふりをしたことが最も大きな問題である。技術者は予見可能性を重大な問題として捉え、最悪の結果を未然に防ぐことが大切であると再認識した。 環境・資源と倫理問題について、この2つは切り離すことのできない事象だと考える。今起こっている環境問題は、人間が開拓してきた社会の代償であり、どのような倫理観に基づいて行動を起こしてきたかの結果である。経済利益や生活の利便性を優先すれば、資源の枯渇や公害が生じる。このバランスを見極め、持続可能な社会を構築していくことが大切なのではないだろうか。
A.(1)講義内容の再話 工場の仕組みp182より、サプライチェーンについて学んだ。工業技術基礎p8の図1 には技術の進展と産業革命について書かれておりp12では豊かな生活を求めるというテーマで工業について論じられていた。現在の社会では様々な環境問題が発生しており、地球温暖化による生態への影響が懸念されている。解決方法として、リサイクルが挙げられる。しかし、リサイクルはエネルギーとお金がかかることが問題点として挙げられる。そのため、安直にリサイクルすれば良いという問題ではないということが考えられる。また、実践的工学倫理のp128 には、SDGs について述べられており、p129には地球上の様々な資源は有限であることが述べられている。ゲーム理論の囚人のジレンマや、コモンズの悲劇などについても触れた。また、明治38年(1905年)9月5日、日本とロシアの代表の間で「日露講和条約(ポーツマス条約)」が締結された。条約の内容は、ロシアは日本に対して一切の賠償金を支払わず、領土については、日本軍が占領していたサハリン島のうち南半分を日本の領土とし、ロシアが有していた中国東北部の権益は日本に譲渡される、というものであった。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、予見可能性と倫理的社会的な影響について調査した結果を発表した。 予見可能性とは、長期的な影響の予測で、リスク管理が求められる。また、倫理的社会的な影響として公平性と包摂性、プライバシーとデータ保護が考えられた。 また安全性と信頼性について、堅牢性が求められ、バグなどに対応する必要がある。 (3)復習の内容 今回の授業では、サプライチェーンから始まり、工業が社会に与える影響について学んだ。さらに、ポーツマス条約について学び、工業との関連性について調査し、どのような影響が出たのかを調査した。また、ワークショップでは、予見可能性や倫理的社会的な影響について様々な視点で議論をすることができた。
A.第四回はリサイクルや環境保全と資源問題についての授業でした。授業の初めに様々な条約についての話がありました。ポーツマス条約は日本にとって賠償金がもらえないため不利な条約でしたが、これ以上請求すると戦争に発展する恐れがあったためこの条約を受け入れるしかありませんでした。サンフランシスコ平和条約は1951年に第二次世界大戦を正式に終結させ、日本が主権を回復するために結ばれた条約です。しかし領土問題や日米保安条約と同時に締結されたことなど、日本に不利な点もたくさんありました。これもポーツマス条約と同じように、日本は受け入れるしかなかったため締結されました。このように条約は洗脳されているとも受け取ることができ、自身は洗脳されていることには気づきにくいです。これには自分を客観視するなどのアプローチ方法があります。また、PFASについての話もありました。PFASは主に炭素とフッ素からなる有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじく性質、熱や薬品に強い特性を持っています。 授業最後のディスカッションでは予見可能性について話し合いました。班員は大濱風花、立花小春、近ありす、石垣彩奈、川野美緒、青木優奈の6人であり、班名は今日寒すぎ、役割は書記でした。予見可能性とは注意すれば特定の出来事が発生しすることを予測予見できた可能性のことであり、これの実例としてチャレンジャー号爆発事件があります。これはOリングの低温での弾性低下による事故であり、事故の可能性は予測可能だったのに無視したことが原因でした。これの改善点として、情報収集とリスク管理を怠らない、安全策を設ける、評価・修正を定期的に行うなどがあげられました。 この授業の復習として民主主義が崩壊するときについて考えました。民主主義が崩壊する原因には政治不信の拡大、経済格差の拡大、情報操作・フェイクニュースの横行、法の支配力の弱体化などがあると考えられます。そして民主主義が崩壊すると強権的な政権が生まれ、言論の自由に制限が生じ、マイノリティの権利が弱まり、政治的不安や暴力が増加すると考えられます、これらが起きないための対策として、情報リテラシーを高める、教育を充実させる、政府の情報公開を徹底し、透明化を図る、などのことが考えられました。
A.この講義では、PFASやPFOAに代表される有害化学物質の問題を通して、技術者倫理と予防原則について説明がありました。これらの物質は利便性が高く産業に広く使われてきましたが、後になって環境汚染や健康被害の可能性が指摘されています。講義では、科学的に因果関係が完全に証明されていなくても、重大な被害が予想される場合には使用や排出を抑制すべきだという「予防原則」の考え方が重要であると説明されました。技術の有用性と社会的リスクのバランスをどう取るかが、技術者に問われていると理解しました。 ワークショップでは、PFAS問題を例に、規制の判断が遅れた場合に起こる影響について議論しました。短期的な利益や利便性を優先すると、長期的には環境や人の健康に深刻な被害を与える可能性があります。また、科学的データが十分でない段階では、規制を行うかどうかの判断が難しく、その責任が誰にあるのかが問題となりました。特に、企業・行政・技術者それぞれの立場による判断の違いが明確になり、ルール作りの重要性が確認されました。 復習を通して、技術者倫理とは「問題が起きてから対応する」ものではなく、「起きる前に考える」姿勢であると感じました。科学的不確実性がある場合でも、被害が大きくなる可能性を考慮し、慎重な判断を行うことが求められます。技術者は法律を守るだけでなく、社会や将来世代への影響まで視野に入れて行動すべき存在であり、予防原則を意識した判断が信頼につながると理解しました。
A. 技術の発展と環境・資源の問題は切っても切れない関係にある。第一次産業革命が起きてから環境は汚れ続けており、また資源も減り続けている。現在は買い手が安心できる生産、環境にやさしい生産が求められており、企業はただ利益を求めるだけでなく、これらの分野にも力をだし努力する必要ができている。環境問題が露見し始めたころには大規模な公害問題も起きており、日本では水俣病や四日市ぜんそくなどの公害が引き起こされた。これらは化学物質が実際に人にどのような被害をもたらすのかわからないまま自然に流され、環境を汚した結果起こったものである。現在もPEASの問題など、人への被害等の問題が分からないまま不安視されているものは存在する。 まず行動をする前に、危険な事態や被害を事前に予測して、労働災害を防ぐことが大事である。危険な事態や被害を事前に予測することができないまま行動に移してしまうと、水俣病等の公害のように取り返しのつかない被害を引き起こしてしまう可能性がある。被害の予測、調査をよく行い、一度立ち止まってから行動に移すことが大切である。 公害の問題にも、単に被害を予測することができなかったというだけではなく、人や組織の関係によって、正常な判断、決定を下すことが液ない状態になり、その結果被害が起きたということがあった。これらのことから脱し、正しい判断を下すことができるようにするためにも、縦のつながりだけでなく、横のつながりや糸とのディスカッションを大切にする必要がある。
A.
A.環境にやさしいモノづくりが重要な課題とされています。技術の進展や産業革命によって、人々はより豊かな生活を求めるようになり、その結果、石炭や石油といった化石燃料が大量に使用されるようになりました。しかし、この大量使用は大気汚染や資源枯渇などを引き起こし、環境破壊につながってきました。2011年に発生した東日本大震災では、福島第一原子力発電所の事故により放射性物質が漏洩し、深刻な環境汚染が生じました。この出来事は、エネルギー利用と環境リスクの関係を考える上で重要な事例となっています。歴史的に見ると、産業と資源、特に鉄業は密接に関係しています。日清戦争の時代には石炭資源の不足が問題となり、その代替として水力発電が導入され、社会のエネルギー源が電気へと移り変わっていきました。日露戦争では、日本は十分な資源を持たなかったため、賠償金を請求できなかったという背景があります。電力が安定して供給されるようになると、アルミニウムの製造が可能となり、軽量な金属を用いた航空機の製造へと技術が発展していきました。 ワークショップでは、注意義務違反を判断する前提として予見可能性が重要である点を中心に議論されました。事故や被害の可能性を具体的に認識できたかどうかが、結果回避義務の成立を左右し、その義務を果たすための行動を取らなかった場合に注意義務違反が問題となり、予見可能性は回避義務を基礎づけ、両者が結びつくことで過失の有無が評価されると整理しました。 復習として公害問題について調べました。公害問題の代表例として、水俣病があります。水俣病は、工場から排出されたメチル水銀が原因で発生した四大公害病の一つです。工場では触媒としてメチル水銀が使用され、その過程で環境中に流出しました。主な原因は蒸気などを通じた体内への取り込みであり、体内に入ったメチル水銀は代謝されにくく、神経系に深刻な障害を引き起こしました。急性中毒の場合には、体内を循環して毛髪にまで到達することがあります。なお、有機水銀であるメチル水銀と無機水銀は性質や毒性が異なるため、同一のものとして扱ってはいけないとされています。
A.?環境の安全への品質基準があり、E,Q,C・Dといい、環境保証ができなければ作る資格がない、品質が良くなければ売る資格がない、コスト納期が達成できなければ競争する資格がないという意味がある。現在地球の環境問題の大きな理由として、海に漂うプラスチックごみなどがあることを学んだ。また廃棄物の最終処分場も資源であり、限られていることが分かった。技術の進展によって生活を豊かにする一方で、人類の存在をも脅かす様々な負の側面をもたらすことも分かった。今回の授業でコモンズの悲劇というものを調べた。コモンズの悲劇とは、誰でも自由に理由に利用できる共有資源(コモンズ)が、各個人の自己利益の最大化を追求する行動によって過剰に利用され、最終的に資源そのものが枯渇・破壊されてしまうという経済学・社会学の法則である。 ?自分たちのグループでは人や環境に害が無いか、事故が起きた場合どのような対応をするか、社会に悪い影響を与えないか、このようなことを事前に想像して対策するのかが大切であり、このことを予見可能性ということが分かった。 ?高度経済成長によって様々な公害が起きてしまったということが分かった。特に被害が大きかった公害を四大公害病事件といい、水俣病、イタイイタイ病、第ニ水俣病、四日市喘息があることを学んだ。今回の授業では主に水俣病について触れた。水俣病とは、熊本県水俣湾周辺で発生した、メチル水銀による中毒性の中枢神経系疾患であり、チッソ水俣工場から排出されたメチル水銀が魚介類に蓄積し、それを食べた住民に手足のしびれ、運動障害、視野狭窄などの症状が現れた。新潟県阿賀野川流域で発生した新潟水俣病(第2水俣病)も同原因で発生した。
A.今回の講義では公害の例として水俣病について学びました。水俣病のよくなかった点はたくさんあったと思いますが特に事前に安全性が保障できなかったのにろくに調査を行わなかったこと、誠実に対応しなかったこと、この2点が特に悪かったと思いました。また、生物濃縮についても学びました。生物濃縮は殺虫剤で死んだ虫などを魚が食べ、その魚を人間が食べるときに、殺虫剤の成分が体内に残り、どんどん濃縮されていくことで、少量では影響のない薬品でも毒性をもって人体に悪影響を引き起こすなどの、生物の体外に排泄されにくい毒素が食物連鎖の過程でどんどん濃縮されていくことであると学びました。 今回のワークショップでは公害の対策をどうするかについて話し合いました。事前にきちんと調査を行うこと、実際に公害が起こっていないか調査を行い予見する努力を怠らないこと、何か問題が発生してしまったら誠実に対応することの3つが大切だと考えました。もしこの3つを怠ってしまったら、自らの行いに責任を持つ気がないと無責任な企業だと考えられてもおかしくないとおもいました。 今回の復習としてイタイイタイ病について調べました。イタイイタイ病は神岡鉱山のカドミウムが農業用水や生活用水に流れ出てしまったことで発生したと学びました。このように人間のあらゆる経済活動では人々や環境に悪影響を与える可能性があることを考えて、調査や研究を行っていくことが大切だと考えました。
A. 現代のものづくりでは、品質・コスト・納期(QCD)に加え、環境配慮が不可欠だ。環境対応は固定費を押し上げて経営を圧迫するため、技術者には「環境に配慮しつつ利益を出す設計」という困難な課題が課される。また、環境問題は産業革命以降200年以上続く負の蓄積であり、私たちは過去世代の後始末と将来世代への責任を同時に背負っているのが現実だ。石油化学コンビナートでは、各工場が処理設備を設けることで環境負荷を抑えている。こうした対策がなされないと、水俣病のような深刻な公害が発生する。株式会社チッソにより水銀を用いた化学プロセスが十分に検証されないまま運用され、企業利益が優先された結果、甚大な被害がもたらされたのである。さらに、PFAS問題のように同じ構造の過ちが形を変えて繰り返されているのだ。 演題は「新しい技術の運用と予見可能性」、共著者は金子乃々楓、横山咲、川端萌菜、古江野々花、山崎紀々花であり、私は調査とリソースを担当した。新しい技術を使う際には、その目的や必要性、安全性、社会的影影響を慎重に考える必要がある。技術の予見可能性とは、開発や利用の段階で将来の影響をどこまで予測できるかを指し、予見の範囲が限られる場合は想定外のリスクにも備える姿勢が求められる。技術者は利便性だけでなく、人間や社会への影響を見据えて責任ある判断を行うことが求められ、使用する化学物質に対して正しい知識を学び続ける必要がある。 復習では繰り返される公害について理解を深めた。水俣病は、有機水銀を含む排水が長期間放出された結果、人と環境に深刻な被害をもたらした公害であり、技術の発展が倫理や制度を追い越した典型例である。この事例やPFAS問題から、利益優先や情報隠蔽、予見可能性の軽視が同じ過ちを繰り返す要因であることがわかる。技術者には、未知のリスクを想定し、社会への影響を考慮した判断と説明責任を果たす姿勢が求められる。
A.(1)ポーツマス条約とは、日露戦争を終わらせるために結ばれた講和条約であったが、日本の得とはならない条約であった。そして昭和恐慌から2.26事件へと進み、その後の日本は水俣病や四日市ぜんそくなどの公害問題が発生していった。公害の原因の一つである水銀は触媒として反応が速く進むために用いられていた。その水銀の特徴としては、重く、表面がシルバーであることが挙げられる。現在ではPFASという人工的な有機フッ素化合物が人体や環境へと深刻な影響を及ぼしている。 (2)ワークショップの演題は、新しい技術を運用するにあたってであった。グループ名は予見可能性であり、共著者名は伊藤夢、森崎ひまり、永井日菜、渡部愁羽で、自分の役割として調査者であった。私たちのグループは予見可能性について調べ、それは事故を起こさないように設計・判断するための倫理的姿勢のことであることが分かった。また、新しい技術を導入する際には安全性や環境影響、社会的倫理性、説明責任を検討することが挙げられた。 (3)復習として、水俣病や四日市ぜんそくなどの公害問題について取り上げ、これらの公害問題が起こらないためにどうすべきだったかについて考えた。これらの問題は高度経済成長期に経済発展を最優先したために、周辺住民の健康や環境への配慮がされなかったことで起こった。そのため、工場や企業は有害物質の排出を早い段階で厳しく規制をし、被害の兆候が見られた時点で迅速な対策をとるべきであったと考えられる。
A. 第4回目の授業ではリサイクル-環境保全と資源問題を取り上げた。歴史からみる環境問題において、技術の進展は経済の発展を促すが、人類や環境に悪影響を与えることがわかった。また、「環境容量」という考え方は環境を損なわずに受容できる人間の活動や汚染物質の量を表す。ポーツマス条約は1905年9月に日本とロシア間で締結した日露戦争の講和条約であり、ロシアは韓国に対する日本の指導権や北緯50度以南の樺太領有などを認めたが、日本が賠償金を得ることができなかった。サンフランシスコ平和条約では日本は朝鮮の独立を認め、台湾・南樺太・千島列島を放棄することで独立を果たした。そして、四大公害である水俣病はメチル水銀に汚染された魚介類の摂取による中毒性の神経系疾患である。過半数が水銀の垂れ流しが許可し、どんな条例もチッソの思い通りである場合、若手技術者として同じ思想をもつ人を仲間にして戦うことが重要だと思った。さらに、自分が洗脳された場合は精神科や心理カウンセラーに相談することも大切であった。 ワークショップ課題である新しい技術を運用するにあたって予見可能性について話し合った。予見可能性とはある危険な事態・事故を事前に認識しておく義務である。例としてPFAS問題を挙げる。PFASは溶剤や界面活性剤に用いられるが、ホルモンの働きを阻害してしまう。化学物質は扱うものによって危険な場合があるため、正しい知識を身につける必要がある。 今回の授業では予見可能性を考えることが重要であり、特に安全性の考慮が大切だと考えた。
A.環境保全と資源問題を考える上で、水俣病は極めて重要な教訝を与える事例である。水俣病は、企業活動による化学物質の排出が自然環境を汚染し、その影響が人間の健康や地域社会に深刻な被害をもたらした公害である。この事件は、資源を経済発展の手段として一方的に利用した結果、取り返しのつかない社会的損失を生んだことを示している。 当時、工業化の進展は地域経済の成長や雇用創出という利益をもたらしたが、その背後で海や魚といった自然資源は無限であるかのように扱われていた。しかし、汚染された水域は漁業を破壊し、住民の生活基盤を奪い、長期にわたる補償や医療負担という新たな社会的コストを生んだ。短期的な資源利用の利益が、長期的には大きな損失へと転化したのである。これら重大な公害被害からの復活には、環境の回復だけでなく、被害を受けた人々の尊厳と生活を取り戻す取り組みが不可欠である。原因の究明と責任の明確化、適切な補償や医療支援を通じて被害者の救済を進めると同時に、汚染された自然の再生に長期的に取り組む必要がある。また、同じ過ちを繰り返さないための制度整備や教育を行い、経験を社会全体で共有することが、真の復活につながる。 水俣病は、環境保全が単なる自然保護ではなく、持続可能な資源利用と直結していることを教えている。資源は有限であり、その管理を誤れば社会全体の福祉を損なう。現代においても、環境保全を経済成長と対立するものとしてではなく、将来世代の資源を守るための前提条件として捉える姿勢が求められている。
A.(1)第4回の講義では、環境保全と資源問題について学びました。代表的な環境問題として、水俣病が挙げられます。水俣病は、中毒性の中枢神経疾患で、これが起きた原因として、工業廃水にメチル水銀が含まれていて、海や川の魚などに蓄積し、人間が食べたことから起きています。熊本ではチッソという化学メーカーが水俣病を引き起こしました。当たり前のことではあるが、化学排水を分別せずにすてることは、技術者としての倫理が問われるものだと思います。化学排水のみならず、普段の生活で出るごみの分別、ポイ捨てをなくすことで環境問題は少しでも解決すると思います。 (2)グループワークでは、新しい技術を利用するにあたって私たち技術者が必要なことを考えました。この新しい技術の予見可能性を考えるべきだと思いました。扱うものを詳しく理解する必要はありますが、全て理解することは難しいと思うため、危険かどうか、健康被害を与えないかを判断できる能力を持つことが大切だと考えました。できるだけリスクを洗い出すことと、過去の事例と照らし合わせるなどしてできるだけ危険を犯さないようにしたいです。 (3)私たちが利用する化学物質は環境を簡単に汚染することができます。環境を保全するために、分別をきちんと行う必要があります。また、技術者である私たちが新しい技術を利用する上で必要なことを考えました。新しい技術が、どのようなリスクをもたらすか、危険であるかを判断できる能力が必要です。この判断ができるように大学生中にたくさん知識をつけていきたいです。
A. 環境問題は長い時間をかけて人間活動により壊されてきた。産業革命以降、日本でも富国強兵や殖産興業が進み、資源の大量消費が続いた結果、環境容量を超える利用が起きた。これはイースター島の悲劇やコモンズの悲劇と重なる。戦後は石炭から石油へ転換し経済成長を遂げたが、その裏で産業公害が深刻化し、水俣病などの被害が生じた。現在はEQCDやISO14000、プロダクトライフマネジメントを通じ、環境と経済の両立が求められている。 ワークショップでは予見可能性について話し合った。予見可能性とは、「ある行動や状況から、将来起こりうる結果を事前に予測できる度合い」のことを指す。新しい技術では、便利さや効率向上の一方で、安全性や社会的影響が未知であることが多い。予見可能性が高ければ、開発者や企業は危険を事前に察知し、設計や運用で対策を講じることができる。逆に予見が難しい場合、事故や倫理的問題が起きやすくなる。したがって、技術開発においては、予見可能性を意識し、安全設計や法規制、注意喚起を組み合わせることが重要である。 水俣病では、チッソが工場排水に含まれるメチル水銀による環境汚染を長期間放置し、周辺住民の健康被害を拡大させた点が問題だった。企業は利益優先で危険性を軽視し、十分な警告や対策を講じなかった。一方、政治や行政も規制や監視を十分に行わず、被害者救済や情報公開が遅れた。この結果、企業と政治の両面で責任が問われる典型例となり、環境倫理や公害対策の重要性が広く認識される契機となった。
A. 1931年頃熊本県水俣町(現水俣市)のチッソ株式会社(現日本窒素試料株式会社)が炭化カルシウムからアセチレンを作り、これをアセトアルデヒドに変える工程で水銀触媒が用いられた。これが工業廃水として排出されたのちにメチル化水銀となり魚介類に取りこまれ生物濃縮し、それを住民が食べたことで神経系障害を引き起こした。これを水俣病という。株式会社チッソが自社の排水が原因であると認めず発生源対策が遅れたことが問題となったが、この要因としてチッソ出身の市議会議員がいたことやチッソの地元経済に対する影響力の大きさが挙げられると考えられる。 《新しい技術を運用するにあたって》(23512133、23512166、23512181、23512086)予見可能性とは、事故を起こさないように設計・判断するための倫理的姿勢である。新しい技術を導入する際には、安産性、環境的影響、社会的倫理観、説明責任などに配慮しなければならない。技術者は、リスクを評価し安全を最優先に行動することが求められる。 予見可能性とは、その技術を使用した際にどのような影響、リスクがあるかを事前に予想できるかどうかを示す。新たな技術を考えるときには、技術そのものだけでなく、廃棄物、副産物、長期使用後の影響まで想定すること、直接の利用者だけでなく、環境、将来世代、他地域への影響も考慮することが重要である。また、予測がずれた場合の被害を最小限にする努力も必要である。
A.(1)人々は第一次産業革命から300年の間、環境を汚染し続けている。第一次産業革命では石炭を動力とする蒸気機関の利用拡大と工場生産の増加により、大気汚染や水質汚染を引き起こした。この時代の化石燃料の消費、森林資源の減少が現代の環境問題きっかけになっている。また、現代の養殖産業は餌の食べ残しや排泄物による水質汚染、化学薬品による汚染によって在来生態系が崩れるなどの問題がある。 (2)グループワークでは、新しい技術の予見について討論した。将来起こりうる結果をあらかじめ想像予測することである。特に大事なことは安全性、健康への被害、倫理性について想像することだと考える。例えば、四日市ぜんそくの際、石油化学コンビナートから汚染物質が排出されることは予見できたと私は考える。そして、その物質が人体に影響を与えることも想像できたと思うが、当時は新しい技術にとらわれ、安全性、健康への被害、倫理性について予見をしなかったと考えられる。その結果、環境にも人体にも影響を及ぼした。 (3)本講義の復習として、PFASを選んだ。PFASとはペルフルオロアルキル化合物の総称であり、炭素とフッ素からなる有機フッ素化合物である。撥水性、撥油性、耐熱性、化学的安定といった性質を持っている。様々な工業製品や日用品に利用されている。ただ、発がん性や免疫機能低下などが疑われており、健康への被害が懸念されている。国や自治体で対策が進められている。
A.(1)水俣病とは4大公害のうちの一つで、工場排水に含まれた有機水銀化合物が海の魚などに蓄積していき、それを食べた人間が発病したとされる病気である。戦後間もないころは工場排水を無処理で全て海に流しており、大変危険な状態であった。自分らが技術者側の人間であったら、工場の方針に背き、工場排水について声をあげられるだろうか。近くのコンビナートの排水口を調べ、どこについているかなどを調べた。現代ではPFAS(ポリフルオロアルキル化合物)という物質が使われている。耐熱性があり水や油を弾く作用があるため生活用品に使われていたが、健康に被害を及ぼす可能性が指摘されており厳しく規制を敷かれている。過去の公害と同じく歴史を繰り返しているのだ。 (2)予見可能性について 共同著書(白澤拓磨、宮入丈、矢萩陽向、松田天、黒沢行博) 新しい技術を利用するにあたっては予見可能性、倫理的・社会的な影響、安全性と信頼性、持続可能性と環境への配慮を考える必要がある。詳しくは長期的な影響の予測やリスク管理、公平性やプライバシー保護、環境への負荷や経済的な持続可能性である。 (3)戦後間もない頃の法律・規則や監視が厳正でない頃の公害などは100歩仕方がないとは思うが(それでも許されるべきではないが)、現代でも過去から学ばずに同じ歴史を繰り返されようとしているのはあまり賜われたものではないとおもった。予見可能性などをもっと深く調べていくことが大事だと自分は思った。
A.?アセチレンからアセトアルデヒドを製造する過程で水銀触媒が用いられ、その結果、有機水銀が環境中に流出し深刻な被害を生んだ事例を通して、技術者の責任が問われた。収率を優先し、水銀が反応しないという前提を疑わなかったことが公害につながった。法律や規格は重要だが、それ以前に化学知識の理解と想定外の事態を疑う姿勢が必要である。技術者倫理とは、法を守ること以上に、被害を未然に防ごうとする想像力、つまり予見可能性が重要である。化学工場の役割と構成について、工場は原料や素材を加工し、付加価値を与えて工業製品を生産する場である。化学工場には反応装置などの主要な設備だけでなく、電気・ガス・水の供給設備、貯蔵・出荷設備、排水口や煙突といった環境につながる設備も含まれる。化学工場は単なる生産の場ではなく、環境や社会とつながる存在である。関連設備や排出物についても安全と環境影響を管理する姿勢が、技術者には求められる。 ?事故を事前に防ぐにはどうしたらよいか意見を出し合った。事前に調査を行うこと、予見する努力を怠らないこと、何か発生してしまったら誠実に対応することが挙げられた。 ?四大公害病の種類、健康被害、それに類する化学物質について調査し、知見を深めた。際して予見可能性についても考え、対策についても講じた。工場設備については実際のコンビナートを改めてgoogle mapで観察し、構成要素と働きについて理解した。
A.【講義の再話】 第4回の講義では、環境保全と資源問題について学んだ。IDO14000は環境マネジメントシステムに関する国際規格である。これに基づいてJIS規格(日本産業規格)が定められている。コンビナートの排水口をGoogleマップで探した。水俣病の経緯と水銀に関する水俣条約の制定までを学んだ。PFOS、PFASについて学び、環境汚染や公害を起こさないための予見可能性について考えた。 【発表の要旨】 演題:予見可能性について考える 共著者名:中村温斗、和田雄磨、佐々木敬之郎、金剛寺亮有、山口竜輝 注意義務は予見可能性と結果回避義務に分けられる。予見可能性は、ある危険な事態や事故が発生する可能性があることを事前に認識できたかどうかである。例として、PFAS、PFOSを挙げ、環境汚染については化学特性から予見できると考えた。 【復習の内容】 環境汚染や公害を起こさないために、自分たちの企業が出す廃液や産業廃棄物が環境に与える影響を正しく理解し、希釈などで環境に影響の出ないレベルまで安全性を高めてから排出する必要がある。水俣病の原因解明や賠償が遅れた理由として、当時は公害という言葉が浸透していなかったため、病気の原因を企業の廃液だと断定するまでに時間がかかったのだと考える。特に、人体に影響が出るまで時間がかかる物質では原因の特定に時間がかかる。過去の公害の経験を踏まえ、危険物資についての知識をアップデートしていく必要がある。
A.
A.(1)授業では、水俣病の例をもとにリサイクルと環境保全、資源問題について学んだ。水俣病では企業と行政の癒着があり、問題が深刻化した。また、ダイキン工業のPFAS問題でも、大阪府や摂津市が長年にわたって「PFOA対策連絡会議」を市民に知らせずに行っていた。これは情報の開示が不十分であり、企業と行政の癒着と取られても仕方がない。この事実から、公害問題を繰り返さないためには企業や行政の情報開示をもっと行わせることが重要である。 (2)ワークショップでは工場の排水口を探してプラントの設計について考えた。私は茨城県にある鹿島臨海工業地帯について調べた。鹿島港は内陸に向かってY字型に掘り込んで作られた港であり、この港に沿うようにして工場が立ち並んでいる。排水口は海に面しており、港内に排水が流されないように配慮されているように見えた。また、鹿島臨海工業地域のうち神之池東部・西部および波崎地区の産業排水をすべて深芝処理場に導き、生物処理・薬品処理をして排水している。施設の維持管理費は概算で10億円以上にのぼることもあると分かった。工業排水を下水処理場に一括で集め、まとめて処理して排水する仕組みは全ての工場から出る排水処理の合計のコストを抑える試みであり、環境に配慮していて大変すばらしいと感じた。 (3)授業の内容をもとに、いくつかの課題を行った。例えば、技術者が倫理を守り抜くために何をするべきかについて考えた。技術者がやれることとしては、環境汚染防止と、リスクの早期発見である。具体的には、排水処理技術の向上に力を入れることや、廃棄物が最小限になるようなプラントの設計を行うことが挙げられる。環境汚染が発覚した際には、たとえ世間に知られていなかったとしても会社に報告し、すぐに対策を打つことが重要であると考えた。
A. 今回の講義では、リサイクルの重要性と、環境保全の裏側にある技術の落とし穴について学んだ。特に、水俣病の原因となった有機水銀化合物が、最新技術として考えられていた触媒の選択から始まっていたという話は衝撃的だった。アセチレンからアセトアルデヒドを合成する反応に金属水銀を使うという判断は、当時は合理的だったらしく、パイロットプラントでも大きな問題は確認されなかったというが、触媒が反応しないはずという思い込みが悲劇につながり、生物濃縮という予想外の現象まで引き起こした。また、水銀がどれくらいの製品に使われてきたかという具体例も紹介され、蛍光灯1本に7㎎、水銀体温計はその1000倍近く、水銀血圧計はさらに桁違いという数字を見て、家庭用品の裏にある負荷の大きさを実感した。最近は水銀が使われない方向になっているが、代わりに鉛やインジウムなどの別の重金属が使われてる話もあり、単純に置き換えれば解決するものではないことを強く感じた。加えて、水道管や化学原料の歴史についても触れられ、人間の生活は必ず地球に負荷をかけてしまうという前提がある以上、どの材料を選ぶか、どの技術を使うかという判断が未来の環境を左右することが分かった。DDTの発見と、その後の環境影響の問題、そして現在でもマラリア対策として必要とされている国があるという例も、技術の善悪が単純ではないことを示すものだった。 技術者は、自らの技術が社会や環境に及ぼす影響を予測し、被害を防ぐ責任を負う。これが予見可能性と結果回避義務である。 水俣病では、チッソ株式会社の工場排水にメチル水銀が含まれ、それが海水に流れ出し、魚介類を通じて多くの住民が犠牲となった。当時すでに水銀の毒性は知られていたため、企業や技術者は予見できた可能性が高く、それにも関わらず適切な対策を怠った結果被害が拡大してしまった。 この事例から技術者は技術を発展させるだけでなく、社会的責任と倫理観を持って継続的に学んでいく姿勢が求められる。様々なリスクに注意し、問題を未然に防ぐことが信頼される技術者の在り方であると考える。 今回の講義を振り返って、技術者が「予測できなかった」と言い訳するのは簡単だが、本当はそこに予見努力の責任があるのだと感じた。触媒が反応するはずがないという思い込みが最悪の結果を招いたように、自分が将来関わる技術でも同じような落とし穴があり得る。環境問題は複雑で、どの選択にも必ずメリット、デメリットがあるため、短期的な合理性のみで判断しない姿勢を持つこと大事だと思った。人が生きる以上、地球を完全に汚さずにいることは不可能だが、その負荷を最小限にする選択ができる技術者でありたいと思った。
A. 環境に配慮すると固定費が高くなる。ポーツマス条約を結んだことによって日本の国民は「勝っても儲からない戦争」として不満を持ち、国際的には日本の地位が下がった。加えて、アメリカのルーズベルト大統領が仲介でノーベル平和賞を受賞した。ポーツマス条約の主な内容は、①ロシアが韓国に対する日本の指導・保護権を認める②ロシアは遼島半島南部と南満州鉄道の権利を日本に譲る③サリハン南半分を日本に譲る④両国の兵を満州から撤兵される⑤賠償金はなしといった内容であった。また、ワシントン条約を結んだことにより、日本は独立を回復し、同時に日米安保体制が確立した。ただし、ソ連・中国など共産国は調印しなかった。そのことにより冷戦構造の中に日本が組み込まれた。ワシントン条約の主な内容は、①日本の主権を回復②領土の放棄③戦争状態の正式な終結④連合国の賠償・請求権に関する規定⑤安全保障の問題は別条約で処理といった内容であった。 予見可能性とは新技術を使うときに気を付けることのことをいう。事故や被害の可能性の認識や回避義務の前提のこともいう。注意義務違反と予見可能性の関連として、安全配慮義務や医療過程、交通事故などの具体例として挙げられる。気を付けなければ過失判断されてしまう。 コモンズの悲劇とは、共有資源(コモンズ)が個人の利益追求によって過剰利用され、最終的に資源が枯渇する現象を指す。1968年に生物学者ハーディンが提唱。例えば放牧地で各牧畜業者が牛を増やし続けると、草が食い尽くされ全体が損失を被る。持続可能な利用には、規制や協調、倫理的判断が不可欠とされる。
A.(1)水俣病は、工場の排水口から流れ出た有害物質が海を汚染し、魚介類を介して住民の健康被害へ連鎖した典型例である。見えない排水は「誰の責任か」が曖昧になりやすく、企業・行政・地域の利得が衝突すると、対応は遅れ、被害は拡大する。現代ではPFASが同様の構図を映す。難分解で広域に残留し得る化学物質は、排水や廃棄物管理のわずかな抜け穴から環境へ拡散し、後から回収できない。ここで情報公開が遅れたり、科学的議論が政治的圧力で歪められたりすると、住民の不信が積み上がり、対話が分断へ変わる。説明責任の欠如は、意思決定の正当性を失わせ、民主主義の基盤である「熟議と合意形成」を弱らせる。だからこそ、排水口を起点に、測定・公開・規制・補償までを透明に回す仕組みが、健康と民主主義の双方を守る鍵となる。 (2)「技術の予見可能性」という演題で話し合った。私はVisualization (可視化)を担当した。予見可能性とは技術を使用した際に、どんな結果や影響が生じるのかをどのくらい気づくことができたかを表す指標のことである。福島第一原発を例にして話し合った。技術の予見可能性を軽視すると十分な対策を行わなくなるため、事故を引き起こす可能性が高まる。そのため予見可能性は非常に重要であり、簡単に軽視してはいけないという結論に至った。 (3)レゾナック石油化学事業部・大分コンビナートは臨海部に立地し、公共用水域への放流を前提に「COD・全窒素・全リンの低減」「水の循環利用」「24時間監視」を実施している。 石油化学の排水は一般に、API型などの油水分離→加圧浮上(DAF)や凝集沈殿→活性汚泥・高度処理→活性炭等の仕上げという多段構成で、油分・有機物・栄養塩を段階的に除去する。 適用法令は水質汚濁防止法で、石油化学は「特定施設」に該当し、放流先が公共用水域なら同法の排水基準や総量規制の対象になる。
A. イギリスで産業革命が起こったことで世界に水力や蒸気機関が広がった。また、エネルギー源として石炭そして石油が使用されるようになっていった。化石燃料は燃やすことで地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出、燃やした後に出る煤による大気汚染などを起こす。大規模な工業化はこのように市民社会に大きな影響を及ぼす。 日本で起きた公害の例の一つとして水俣病が挙げられる。チッソがアセトアルデヒドを製造する工程で排出した排水に含まれていた有機水銀が原因である。海に流れ出た有機水銀が生物濃縮し、汚染された魚を食べることで、手足のしびれ、言語障害、運動障害、神経障害、四肢麻痺などが起こる。魚に含まれる有機水銀が原因ではないかとの声が上がるも、チッソはこれを認めないなど、原因究明の遅れや企業責任の遅れが問題点であった。 PFASは有機フッ素化合物の総称で、その中にはPFOSやPFOAがある。これらは、水や油をはじき耐熱、耐薬性があるため広く使われてきた。しかし、この物質は非常に分解されにくいため環境中に放出されると分解されることなく蓄積してしまう。人体へ蓄積することによる有害性も指摘されている。 予見可能性とは、ある行為をするときに「その行為から特定の結果が発生するかもしれない」と事前に予測できる可能性があったことを指す。予見できたのに防げなかった場合罪に問われる場合がある。医療における例では、予見可能性があった場合は、医師が患者に投与した薬の副作用で蕁麻疹が出た場合、同じ薬を投与し続けた場合さらに重い副作用が出る可能性を予見できた。このように回避するには、副作用を予見できた場合に薬の投与の中止、種類の変更をするなどの行動が必要である。 私が生まれた栃木県では、足尾銅山鉱毒事件という公害が起きた。これは明治時代に起きた日本最初の公害問題とされる事件である。銅の採掘や精錬によって有害物質が流れ出たことによって農作物の不作、魚の大量死、山林の荒廃、住民の健康被害などを引き起こした。小中学校時代から学んだことではこの程度しか記憶していないため再び学んでみた。足尾銅山周辺の環境については、山林は緑化活動を行うことで自然を取り戻しつつある。土壌や河川についても一部に重金属が残る場所もあるが浄化は進んでいる。しかし、今現在も坑道からは重金属を含む水が流れ出ているとのことで廃水処理を現在もしているとのことだった。また、調べる過程で鉱滓ダムというものを知った。これは抗排水が河川に流れ出ないようにせき止めるための施設である。現在、簀子橋堆積場という場所が稼働中で水が赤いダムがみられるとのことで、グーグルマップの航空写真で確認したところ、実際に赤いことが確認できた。
A.(1)「リサイクル-環境保全と資源問題-」では、Google Map を使って石油化学コンビナートを探し、その排水口がどうなっているか、 法律で定められた排水基準を守るために、どんな排水処理設備が配置されているか、洪水や津波などの災害の際の安全対策はどうなっているか、なども調べた。また、チッソ水俣工場での水銀汚染について調べ、考えた。 (2)演題 予見可能性について調べよう グループ名 華岡、メンバー 赤平草太、綿貫滉大、石毛翼、吉成悠 前田悠斗 自分の役割Supervision グループで調べたところ、予見可能性とは、ある行為をするときに、「その行為から特定の結果が発生するかもしれない」と事前に予測できる可能性があったことを指す。例えば、医療の例では、医師が患者に投与した薬の副作用で蕁麻疹が出た場合、同じ薬を投与し続ければさらに重い副作用ができることを予測できるなどがある。 (3)授業での「チッソと水俣市の関係は密接で、チッソの同調圧力に逆らうようなことは憚られた。このような状況下で、すでにチッソに洗脳されていて、洗脳されたことに気づくことすらなかった若手技術者に、いったい何ができたか」と議論について、私は、こういう状況では、自分で気づき何かをすることは難しい、そして近くにいる人たちも同じ立場にいるのだから、やはり、被害者や自分の周囲から離れた違う意見を持つ人と話すしかないと考えた。
A.(1)技術者は社会に貢献する立場である一方、その行為が思わぬ形で人々を不利益に導く可能性もある。コモンズの悲劇が示すように、個々の合理的な行動が社会全体の資源枯渇を招くことがあり、技術者には公共性の視点が不可欠である。また、ポーツマス条約のように国際交渉が社会不安を生む事例は、情報の受け手が誤解や偏見に左右されやすいことを示し、技術や政策の伝達には透明性と説明責任が求められる。洗脳問題は、人が容易に偏った情報に影響されることを示し、技術者には科学的根拠に基づく判断と倫理的自立が必要である。さらにPFAS問題は、便利さの裏側に潜む長期的リスクを見落としたとき、社会に深刻な被害が発生する可能性を示した。技術者は短期の利益にとらわれず、社会的影響を広く見通して行動する姿勢が求められる。 (2)技術者は自身の専門分野に限定せず、環境・健康・社会への影響を幅広く学ぶ姿勢が求められる。四日市ぜんそくの事例が示すように、危険の兆候を見逃さず、既知の科学的知見から将来の影響を予見する責任がある。また問題が発生した際には、迅速な対応や情報公開を行い、被害拡大を防ぐ結果回避義務を負う。技術の発展と社会の安全の両立をするためには、技術者が継続的に学び続ける姿勢を維持しなければいけない。 (3)技術者は社会の利益を追求する一方、コモンズの悲劇やPFAS問題が示すように、便利さの追求が長期的な環境・健康被害を招く可能性を常に意識しなければならない。人々が誤情報や偏った情報に左右されやすいことを踏まえ、技術やリスクを透明に伝える姿勢が重要である。また四日市ぜんそくの教訓のように既存の科学的知見から影響を予測し、危険の兆候があれば迅速に対策を講じることが技術者の責任である。専門を超えて学び続け、公共性を重視した判断が求められる。
A. 第4回のテーマは、「リサイクルー環境保全と資源問題―」であった。 テーマに関連して、四代公害病について学んだ。その中でも、水俣病について取り上げられた。水俣病は、アセトアルデヒドを製造していた化学工場からの排水に含まれていたメチル水銀が魚介類に蓄積し、それを食べた住民に発生した中道矩形の神経系疾患である。1956年に熊本県水俣湾周辺で初めて確認され、手足の感覚障害、運動失調、視野狭窄などの症状が現れた。 この工場の技術者たちは、工場関係者や国からの圧力により排水設備が不十分であるということを分かっていながら働いていた(???)。また、その地域の議員たちはこの工場の内部の人が多かったため、技術者の力は強くなかった。そのような状況の中でも技術者はひとりひとりがしっかりとした倫理観を持ち、同調圧力に負けることのないように仕事をしなければならない。 このような場合、技術者は外部に協力を仰いだり、仲間を集めたりするというような方法で技術者の力を強めなければならない。 グループディスカッションでは、最新技術がもたらす危険を予見する方法について調査した。私たちのグループでは、黄色ブドウ球菌の例である、「雪印集団食中毒事件」について調査した。雪印集団食中毒事件とは、2000年6月から7月にかけて、近畿地方を中心に発生した、雪印乳業の乳製品による集団食中毒事件である。本事件は認定者数が1万4780人にも上る戦後最大の食中毒事件となり、当時の石川哲郎社長が引責辞任に追い込まれた。
A.(1)化学と環境は密接に関わっている。過去の人は豊かな生活を求めた結果、石炭・石油などの化石燃料の大量に使用し、環境破壊を行ってしまった。また、電気を作る道具として原子力発電が行われていたが、2011年には東日本大震災による地震や津波で、福島第一原子力発電所の放射能が漏洩し大きな環境破壊となった。これにより、私たちは環境にやさしいモノづくりが必要であると考えた。また、水俣病などの公害病事件なども紹介され環境を個人の利益のために壊してはいけないと再確認した。 (2)『予見可能性』、グループ名:りかちゃむ、グループに属した人:嶋貫莉花,遠藤由里香,川崎李羽,榎本理沙,白坂茉莉香,羽生胡桃、役割:資料作成 グループワークでは予見可能性について調べた。予見可能性とは新技術を使うときに気を付けるものである。事故の被害や可能性を認識し、回避義務の前提で考えられる。注意義務違反との関連も考えられている。例として、安全配慮義務や医療過程、交通事故などがある。気を付けなければ過失判断されてしまう。グループではこのもしもを考えることで全体として安全に暮らせるようになると考えた。 (3)東日本大震災が授業で取り上げられたことで、自分も小さい頃に実際に近くで体験した ことを思い出した。私が6歳のころに東日本大震災は起こった。私は米沢に住んでいたため地震による被害しかなかったが、福島に住んでいた人など多くが米沢に避難してきたことを覚えている。この時に原子力発電から放出した放射能は危険であり、被災者に近寄ってはいけないというデマのニュースが流れた。この時にその報道を信じ、被災者とは関わらないようにしたりする人も現れていた。この記憶を今思い返すとデマのニュースにより人が危険な人として扱われていたのは倫理的にあってはならないことだと強く感じた。
A.(1)私たちの生活や産業活動は、限りある資源を多く消費し、環境に負荷を与えている。そこで循環型社会の実現に向けて、3Rが重要である。特に現代のサプライチェーンはグローバルに広がり、資源調達から廃棄に至るまで各段階で環境影響が連鎖して発生する。この構造理解が欠けると、「コモンズの悲劇」すなわち、共有資源の過剰利用による破綻が起こる。日本では戦後の石炭合理化政策から石油依存へ転換し、石油化学産業が発展した。しかしその裏で、水俣病や四日市ぜんそくなど深刻な公害が発生した。これらは「経済発展が必ずしも人類の幸福につながらない」ことを示している。環境保全は単なる対策ではなく、未来社会の持続性を守る倫理的行為である。 (2)ワークショップ課題では、技術者は「人や環境に害がないか」「事故が起きたらどうするか」「社会に悪い影響を与えないか」を常に事前に想像し、対策を講じる必要があるという内容で議論した。これは「予見可能性」の概念であり、問題発生後ではなく、発生前に行動することが責任である。 (3)PFASは自然界で分解されず「永遠の化学物質」と呼ばれるように、リサイクルや廃棄において重大な環境リスクを持つ。また、上司から水銀の使用を指示され、排水対策費が否定された事例では、技術者は安全・環境保護を最優先に行動しなければならない。具体的には危険性の説明、法令を根拠とした説得、適切な部署への相談、必要なら不当命令を拒否する勇気が求められる。つまり技術者倫理の根本は、「企業利益よりも社会の安全を優先する」判断にあるということを学んだ。
A. 本回では、工場の仕組みやEQCD、ISO、環境問題と技術者倫理について学んだ。工場は原材料の受け入れから加工、組立、検査、出荷までの工程で構成されており、単に製品を生産する場ではなく、品質、安全、環境、コスト、納期といった複数の要素を同時に満たす必要がある。EQCDはこれらの要素を整理した概念であり、特に近年では環境への配慮が強く求められている。また、ISOに代表される国際規格は、企業活動を一定の基準に基づいて管理し、品質保証や環境保全を継続的に改善する枠組みを提供している。 新しい技術を扱う際に重要となるのが「予見可能性」である。技術者は、現時点で得られている科学的知見や過去の事例を基に、将来起こり得るリスクを予測し、被害を未然に防ぐ努力を求められる。PFAS問題はその代表例であり、難分解性や生体蓄積性といった性質が早い段階から指摘されていたにもかかわらず、利便性が優先され、規制や対策が遅れた結果、環境汚染が広範囲に拡大した。完全に因果関係が証明されていなかったとしても、一定の危険性が予見できたのであれば、より慎重な対応を取るべきであったと考えられる。 日本の四大公害も、被害が顕在化してから対策が取られた典型例であり、予防原則の重要性を示している。技術者は不確実性を理由に責任を回避するのではなく、社会に与える影響を広い視点で考え、早期の対策を提案する役割を担っている。本回を通して、技術者倫理とは効率や利益だけでなく、将来世代への影響まで含めて判断する姿勢であると学んだ。
A.
A.1.PFASは永遠の化学物質と呼ばれ、自然環境中で分解されにくいという性質をもつ。撥水スプレーや半導体製造、医療機器などの様々な製品に使われてきた。しかし、近年人体に悪影響がある可能性があるとして水質基準が引き上げられ、自治体に定期検査が命じられた。PFASのうち、PFOAは発がん性があるとされ、PFOSは発がんの可能性が指摘されている。これらは水を介して人体に取り込まれ、体内に蓄積することで悪影響を及ぼすことが懸念されている。 2.演題:予見可能性 グループ名:予見可能性 共著者:青木優菜、伊藤夢、渡辺愁羽、永井日菜、笹原里音 役割:書記 予見可能性について調査した。予見可能性とは、事故を起こさないように設計・判断するための倫理的姿勢である。新しい技術を導入する際は、予見可能性として安全性、環境やその影響、社会的倫理性、説明責任の観点で検討する必要があるという結論に至った。加えて、技術者はリスクを考え、安全を最優先に行動することが求められると考えた。 3.四日市ぜんそくの事例を調査した。四日市ぜんそくは、技術者が予見可能性を軽視し、ぜんそく被害が出ることを予測できなかったために起こった。さらに、発生後は被害を抑えたり改善したりするといった対応策を行わず、結果回避義務を怠ったことにより、被害者は増加した。 技術者は、専門的な知識や技術をもっている一方で、それらを適切に管理する責任が伴う。新たな知識や技術を学ぶ際は、安全面や倫理面を常に意識する姿勢が必要だと考えた。
A.(1)この授業では、四大公害病について学び、特に有機水銀が人体や環境に及ぼす深刻な危険性を理解した。有機水銀は生物濃縮を起こしやすく、被害が長期かつ広範囲に及ぶ点が問題である。授業後には無機水銀に実際に触れる機会があり、同じ水銀でも化学形態によって危険性が大きく異なることを実感した。また、石油化学工場の工場マップを確認したが、配管や工程が複雑で、専門的な知識がなければ理解が難しいと感じた。この経験から、技術者には高度な専門知識だけでなく、それを他者に分かりやすく説明する責任があると考えた。 (2) ワークショップでは、新しい技術をどのように運用すべきかについて検討した。その中で重要だと感じたのは、事故やトラブルを事前に想定する「予見可能性」であり、その具体的手段としてリスクアセスメントの重要性を理解した。技術を一律に止めるのではなく、工程やプロセスごとにリスクを洗い出し、発生確率や影響の大きさを評価することで、適切な対策を講じながら継続的な運用が可能となる。このような段階的かつ体系的なリスク管理は、安全性と技術発展を両立させる上で不可欠である。 (3) 復習として、有機水銀の代表例と性質が似た物質として、グリニャール試薬について学んだ。いずれも有機金属化合物であり、反応性が高く、有用である一方で、取り扱いを誤ると重大な危険を伴う。化学物質は性質を正しく理解し、適切な管理のもとで使用することが重要であると再認識した。
A.(1)講義内容の再話 技術史において「環境保全」は、技術者が常に直面する最大の倫理的課題である。 かつて熊本県水俣湾で起きた水俣病は、化学工場の利益優先が招いた悲劇であり、米沢で始まった日本初のレーヨン製造から現代に至るまで、技術の進歩は常に環境汚染のリスクを孕んできた。現在では、従来のQCDに環境(Environment)を加えた「EQCD」や、SDGs(持続可能な開発目標)という国際基準が、モノづくりの必須条件となっている。 特に近年、水や油をはじく特性で広く普及したPFAS(有機フッ素化合物)は、その蓄積性と残留性から世界的な規制対象となった。これは、過去の「夢の物質」が未来の脅威に転じる典型例である。 こうした技術の影に無関心にならず、組織の論理に「洗脳」されないためには、物事を客観視し、多様な価値観に触れ続けることが不可欠だ。技術者は、自身の専門性が社会や地球に及ぼす影響を多角的に捉え、持続可能な資源循環を支える自律的な判断力を維持し続けなければならない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 新しい技術を運用するにあたって、予見可能性と安全性と信頼性、倫理的、社会的な影響についてそれぞれ議論した。 予見可能性については、長期的な影響の予測やリスク管理などが含まれる。安全性と信頼性については、セキュリティや故障時の対応を考慮する必要がある。加えて、倫理的社会的な影響については、公平性と包摂性やプライバシーおよびデータ保護が含まれることを話し合った。 (3)復習の内容 技術史は、水俣病や米沢のレーヨン製造に代表される「技術の影」との戦いでもあった。現代の技術者は、SDGsやEQCD(環境・品質・コスト・納期)を指針とし、PFASのような残留性物質の規制にも敏感でなければならない。組織の利益や閉鎖的思想に「洗脳」されず、リサイクルを通じた資源循環を実現するには、常に自らを客観視し、多様な価値観に触れることが不可欠だ。地球環境を守る責任こそ、技術者の核心である。
A. 第5回では、環境と安全に関する品質基準(EQCD)を中心に学んだ。産業革命前の環境に戻すことの困難さや、3Rやリサイクルの実行に伴うエネルギー・コストの負担が議論された。水俣病の事例では、有機水銀と無機水銀の性質の違いを理解し、化学物質管理の難しさと技術者の責任を確認した。また、産業施設の排水設備や配置レイアウトを通じ、環境保護と効率的運営の両立が求められることを学んだ。新しい技術導入時には予見可能性の検討が不可欠である点も強調された。 ワークショップでは、石油コンビナートの排水設備やレイアウトの調査を行い、現場での安全管理や環境保護の課題を議論した。水俣病の事例を基に、下っ端技術者として有毒物質の追加を指示された場合の倫理的判断を考察した。また、PFASの調査を通じ、化学物質の長期的影響や環境への持続的負荷を評価し、倫理的判断と技術的知識の両立の重要性を発表した。新技術導入に伴う予見可能性や安全性の考慮も議論された。 復習では、化学物質の性質理解と環境影響の評価方法を整理し、安全性と持続可能性の両立を再確認した。ポーツマス条約やPFASの事例を通じ、国際的規制や長期的視点の必要性を理解した。また、下っ端技術者としての倫理的判断のシミュレーションを振り返り、日常業務における倫理意識と法的知識の統合の重要性を再認識した。技術者として、知識と判断を社会的責任に結びつける姿勢が求められることが確認された。
A. 製造業などで用いられる品質管理の概念にEQCDがある。環境を優先するのか利益を優先するのか企業はバランスを考える必要がある。企業と環境問題には深い関係がある。四大公害の一つである水俣病は工場排水に混ざって排出された有機水銀化合物が食物繊維を経て濃縮されたことで被害が発生した。石油化学コンビナートでは海に排水が行われている、どんな安全対策がなされているか調査した。安全対策にはどんなことが起こるか様々なリスクから予測する予見可能性が重要である。 予見可能性について 共著者名:黒田悠貴 高橋旺亮 樫本祐希 濱田桃華 技術者が健康被害や安全性を考えるうえで予見可能性は不可欠である。予見可能性を考えるうえで大事なことは、細かく理解しなくとも危険かどうか判断すること、考えうる限りのリスクを挙げること、過去の事例と照らし合わせて安全かどうか判断することが重要である。また予見した結果を避けるために適切な措置を講じる結果回避義務も重要である。 公害といった過ちを繰り返そうとしている要因として、科学的知見の遅れや安全であるという企業判断が早期過ぎたことが挙げられる。同じ過ちを繰り返さないためにも、知見が限られていても健康被害の可能性があれば予防することが重要だと感じた。また、速やかな汚染責任の明確化、近隣住民への説明による企業活動の透明性なども重要であると感じた。また、環境とのかかわりについて環境保全とは利益につながるものではなく持続可能な活動の基盤であるという意識の確立が重要だと考えた。できることとしては、排水処理技術の改良、若手研究者への環境保全の教育、他の企業や行政と協力しクリーンな技術開発を推進するといったことが挙げられる。
A. 明治以降の近代化政策をきっかけとした日本の産業革命は、経済発展をもたらす一方で、化石燃料の使用による大気汚染や有害物質を含む廃水による水質汚濁などの深刻な環境問題を引き起こし、技術革新と引き換えに倫理的な課題を浮き彫りにしました。特に、公害や住民被害への対応が、経済優先と人権・環境保護のバランスという倫理的ジレンマを象徴しています。 演題は「新しい技術を運用するにあたって」で、グループ名は今日寒すぎです。共同著者は、近ありす・大濱風花・立花小春・川野美緒・青木優奈です。私は書記の役割を果たしました。私達のグループでは、「予見可能性」の重要を示す事例として、チャレンジャー号事件を取り上げました。この事故の主な原因は、Oリングの低温下での弾性低下であり、当日の気温は異常に低いことが事前に把握されていたため、注意すれば事故の発生を予測できたのではいかと考えました。この事例から、改善策として、情報収集やリスク評価を怠らないことや安全策を設けること、評価や修正を定期的に行うことが挙げられました。 公害問題の代表例の1つに、水俣病があります。水俣病とは、企業がメチル水銀を含む排水が健康被害を引き起こす可能性を認識していたのにもかかわらず、排水処理を怠り、長期間にわたって有害物質の放出を続けたことで発生した公害です。この事件は、企業の対応だけでなく、国や自治体が企業の操作を優先する姿勢をとったことも問題となりました。このことから、第三者の意見を積極的に取り入れる仕組みや第三者による監視や評価が不可欠であると考えました。
A. 第4回では「技術の進展と環境問題」「公害の歴史」「技術者の責任」を中心に学んだ。特に、コモンズの悲劇や公害を通して、技術が生む負の側面に焦点が当てられた。まず、技術の発展と環境の関係について、技術の発展には必ずプラスとマイナスがある。人・技術・環境は密接に関わり合っている。コモンズの悲劇と鉱毒問題について、環境問題の代表例として、共通資源が乱用されて破壊されるコモンズの悲劇が紹介された。共通のものをそれぞれが自分の利益のために使いすぎてしまい、結果として資源が枯渇し、全員が損をするという現象であり、典型的なコモンズの悲劇として足尾銅山鉱毒事件では、企業利益を優先し、川や農地が汚染され地域全体が被害を受けた。これらから技術者が倫理観を守るための行動として、会社が隠しがちなデメリットも共有すること、洗脳されているかもしれないと感じたときには客観的に見てみることが挙げられた。 ワークショップでは嘉規、大坂、沖杉で話し合い、私はデータ整理を担当した。第4回では「予見可能性」と「結果回避義務」について水俣病を例に挙げて話し合いを行った。予見可能性として、どんな物質が身体に影響を与えるか、どのように排水から取り除くべきか、排水が人々の生活にどう影響するか、などが考えられ、予見できたかどうかについては、当時の背景として排水が流出した後のことを考える時間が取れていなかったため、予見できていなかったのではないかと考えた。結果回避義務はもちろんあり、大規模な工場であるほど環境に与えるダメージが大きいことを考えるべきであったのではないかという結果になった。発表の目的として、過去の公害の教訓から、現代の技術者が環境リスクに対してどのような姿勢で臨むべきかを考察することである。 PFAS問題についてまとめる。PFASとは窒素とフッ素の人工化学物質であり、自然界ではほぼ分解されることはなく人体に入ると蓄積され発がん性がある。別名「永久の化学物質」とされている。危険とされている理由として、自然界で分解されず環境に残り続けるため水質や土壌などを広範囲で汚染すること、水俣病のメチル水銀と同様、体外に排出されにくいため人体に蓄積されることが挙げられている。この問題は技術者が環境リスクを予見し、結果回避義務を果たす必要性を再確認させる事例であった。
A.
A.? 講義では、リサイクルが単なる廃棄物処理の問題ではなく、資源の有限性と環境保全に直結する課題であることが説明された。現代社会では大量生産・大量消費が常態化しており、その結果として環境汚染や資源枯渇が進行している。特に化学物質や合成材料は自然界で分解されにくく、長期的な影響を及ぼすため、製品の設計段階から回収・再利用までを含めたライフサイクル全体を考慮する必要がある。技術者には、経済性だけでなく、将来世代への影響を見据えた判断が求められる。 ? 本ワークショップでは、「予見可能性」という概念を中心に、技術者が新しい技術や材料を導入する際に果たすべき責任について議論した。予見可能性とは、将来起こり得る事故や環境への影響を事前に想定し、それを防ぐように設計・準備を行う姿勢を指す。特にリサイクルや化学物質の利用においては、短期的な利便性だけでなく、長期的な環境影響を考慮することが重要である。新技術を導入する際には、安全性、環境への影響、社会的な倫理性、そして説明責任を総合的に検討する必要がある。たとえば、分解されにくい化学物質や新素材は、使用時には問題がなくても、廃棄・回収段階で環境中に蓄積する可能性がある。こうしたリスクは完全には予測できなくとも、「影響が生じる可能性がある」こと自体を予見する姿勢が求められる。私は、技術者にはリスクを正確に評価し、安全を最優先に行動する責任があると発表した。予見可能性を軽視した技術導入は、後になって深刻な公害や健康被害を引き起こす可能性がある。したがって、技術者倫理とは、問題が顕在化してから対応するのではなく、事前に危険を想定し、社会と環境を守る判断を行うことであると考えた。 ? 復習を通じて、リサイクルとは「後処理」ではなく「設計思想」であると理解した。予見可能性を軽視した技術は、結果として社会全体に負担を押し付ける。技術者は未知の影響に対して謙虚であるべきだと感じた。
A.企業、特に製造業において求められるQCDからEQCDに変わってきた。かつては、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)の3つが重要視されていたが、近年がEnvironment(環境)も重要視されてきている。環境マネジメント(ISO14001)などが重要になっている。マイクロプラスチックによって魚が死に、人への影響も懸念されている。環境を考えるのにおいて歴史を見ることが大切である。大正期に電気化学や石炭が原料の有機合成化学が盛んになった。戦後から石油化学工業がはじまり、公害が深刻化した。有機水銀は体内に入ったら出てこないため危険である。四大公害病は解決した部分としていない部分がある。特に、被害者やその家族に対する対応などまだまだ考えなければならないことが多い。PFASやアスベスト、PM2.5なども近年問題になっている。予見可能性について考える。 予見可能性は、注意義務の1つである。予見可能性は、将来起こり得る事象や結果をあらかじめ予測できる性質である。詳しく言うと、ある危険な事態や事故が発生する可能性があることを、事前に認識できるかどうかということ。結果回避義務は予見した結果が発声するのを防ぐために、具体的に回避行動をとるべき義務のこと。 PFASやPFOSなどによる環境汚染については化学特性から予見できる。また、労働環境や労働時間などから労働災害なども予見できる。
A. ④リサイクル-環境保全と資源問題-では、環境問題について考えた。現在では、最終ゴミ処理場はもうパンパンであり、処理のめどが立っているわけではない。前の時代の人々が積み上げてきた負の遺産を、しりぬぐいすることは本当に可能なのだろうか。コモンズの悲劇は、ゲーム理論のn人版 ゲーム理論は2人を考える。日露戦争では、日本は勝利したが、ポーツマス条約が結ばれたとき、賠償金が貰えなかった。レーヨン繊維は米沢工業で作られた。サンフランシスコ平和条約から高度経済成長へと進んだ。その過程で石油がたくさん使用されるようになった。活気づいた日本はGHQから政権を取り戻した。水俣病は、チッソが原因である。市長市議会も民主主義だけど全部チッソの出身者だった。上が倫理的に間違っていると思ったとき技術者個人では何ができるか。仲間を作って行動するようにする。水俣病は、原因に気づくのが遅かったのが、被害の拡大を助長した。 ワークショップ課題の発表では、洗脳されないようにするためにはどうすればよいかを考えた。意見として、次のようなことが述べられた。第三者とコミュニケーションとる。委員会とかに頼る。自分のことを客観視する力を身に着けることと、自分とは違う考えを持つ人と積極的に関わるようにして、その意見を受け入れられるようにする。 復習では、環境保全のために自分たちができることや、SDGsについて考えた。技術者は、自分の持つ技術を、多くの人が理解できる説明をする力を身に着けることが求められる。誤解をなくすために、正しい説明をするべきである。社会的、倫理的な配慮を持つことが大切である。技術者を含めた企業全体で目標を共有したり、利益を得られるような仕組みを作っていくことが大切であると考えた。これからの市場に、環境問題等を含めた価値が生まれるような流れを自分たちで作ることが求められると考えた。具体的な案では、企業として、外部との取引に、環境汚染の指標を組み込む。企業全体で意識を共有する。
A.(1)今回の授業では、工場の仕組みp182を用いて、環境と安全に関する品質基準について学んだ。さらに、工業技術基礎の教科書から、人間の活動による環境破壊について理解を深めた。豊かな生活を求めること自体は否定されるものではないが、その結果として環境が損なわれている現実があることを学んだ。また、囚人のジレンマやコモンズの悲劇を通して、個人の利益追求が社会全体の損失につながる仕組みを理解した。現代では単なる発展ではなく、持続可能な社会の実現が重要であると学んだ。 (2)今回の授業のグループワークでは、予見可能性について討論した。予見可能性は新技術を扱うときに特に重要であり、気を付けなければ過失判断をされてしまうものである。具体的には、事故や被害の可能性を認識したり、回避義務の前提、注意義務違反との関連を考えることなどが挙げられる。例えば、安全配慮の義務、医療過程、交通事故などが挙げられた。 (3)復習では、歴史や具体例から倫理的判断の重要性を再確認した。日露戦争とポーツマス条約を通して、日本は資源が乏しい国であることを学び、資源の使い方や環境配慮の必要性を考えた。また、水銀使用の問題から、上司の指示であっても危険性が高い場合には、技術者倫理として強く反対する姿勢が求められることを理解した。さらに、人は知らないうちに洗脳や思い込みに陥る可能性があるため、自分自身を客観視し、誤りを認める力を持つことの重要性を学んだ。
A.環境に対する国際基準として、EQCD思想が成り立つ。ISO14001は、環境保護への取り組みの経営の一環として取り組むためのモデルである。 人間は科学技術を発展させてきた。20世紀の後半、石炭石油などの化石燃料の大量使用したことによって、大気汚染、酸性雨、地球温暖化の進行が起こった。 技術者と環境・資源問題の関係性についてまとめる。環境容量とは、環境を損なうことなく受容できる人間の活動、汚染物質の量を表す。 公害問題と環境問題についてまとめる。四大公害病事件として、「水俣病」「四日市ぜんそく」「イタイイタイ病」「第二水俣病」が挙げられる。 上司からの圧力によって、自分の倫理観が押しつぶされそうになった対処法として、同じ考えの仲間を募ること、証拠の資料を提示することが重要である。また、洗脳状態になってしまった場合は、自分を客観視して、自分とは違う考えを受け入れられるようにすることが重要である。 PFASとは、有機フッ素化合物のことである。焦げ付きにくいフライパン、半導体など製品、産業分野において使用されている。しかし、生物の体内に蓄積しやすく、発がん性物質を伴うなど人体への健康被害が懸念されている。 予見可能性についてグループワークを行った。雪印の黄色ブドウ球菌が大量発生してしまった事例について取り上げた。停電によるい温度管理の不具合、また汚染された脱脂粉乳機により、1万人以上に被害が及ぼされた。温度上昇によって、黄色ブドウ球菌から毒素が生じると予見ができていれば、あらかじめ、温度上昇の対策、殺菌を行うことができたと考えた。
A. リソース→B2B→B2B→B2C→Cとは、資源から最終消費者までの価値連鎖を段階的に表したものであり、活動基準原価計算であるABCと結び付けて考えることができる。これにISO14000が加わると、コスト削減と環境配慮を同時に達成することが可能である。これまでの歴史における環境・資源問題から学ぶ工学倫理は多い。代表的なものとして四大公害病事件が挙げられる。高度経済成長期に入った1950年代半ばからは、環境への配慮よりも国内産業の経済成長が優先され、大規模な公害問題を起こした。化学工場から排出された有機水銀による中毒性神経系疾患の水俣病が公害の原点とされている。その後も光化学スモッグやダイオキシン、環境ホルモンなどに加え、近年では地球温暖化などが問題視されるようになった。また、コモンズの悲劇と呼ばれる誰もが自由に利用できる共有資源が、個々人の利己的な行動によって過剰に利用され、結果として資源が枯渇してしまうという法則が提唱された。水俣病を例とし、水銀を使った開発を上司から任された際、下っ端の社員として技術者の倫理を守るために、同じ考えを持つひとを集めて上司と戦うことや勇気をもって反対することを考えた。また、自分が洗脳されているかもしれない場合、どうアプローチするかという点について、周りのいろんな意見を聞くことや自分を客観視すること、自分と違う意見を受け入れる力を持つことを考えた。技術者として、技術の予見可能性や結果回避義務を怠らないことは当然であり非常に大切な要素である。 グループワークでは、イタイイタイ病を選んだ。予見可能性としては排水に含まれるカドミウムの無害化が考えられる。対策としてPH管理や土壌改良などの湛水管理が考えられる。 環境・資源問題をはじめとする研究開発における問題を引き起こさないため、技術の予見可能性と結果回避義務の二つの要素から注意義務を怠らないことは重要である。
A.(1)講義内容の再話 環境を壊したくて壊している人は殆どおらず、やむにやまれぬ事情で壊している。その為環境のための基準を守っていない人は作る資格がないという仕組みが作られている。環境問題に対応するとコストがかかり、損益分岐点が上に来てしまう。体力のない会社はつぶれてしまうため、バランスが重要である。 水俣病の原因となった会社のチッソは、行政と結託して自分たちに都合のいいルールを作り、利益を優先した結果病気を引き起こした。このような会社に入ったとき、自分の倫理観を突き通すためには自分と同じ思想を持つ人を集めて立ち向かうべきだと考えた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、予見可能性の重要性について考えた。具体的には停電により牛乳が温まってしまい、黄色ブドウ球菌が繁殖してしまったものを加熱すれば大丈夫という考えで毒素が残ったまま出荷してしまった雪印メグミルク事件について考えた。菌が死んでも毒素は残るという予見可能性が足りなかったと考えた。 (3)復習の内容 復習として、予見可能性がどのような法律に関わってくるかについて調べた。 例えば労働法の安全配慮義務では 企業が従業員の健康障害(心身)の発生を「予見できたのに防止措置を取らなかった」場合に違反となったり、刑法の過失犯では業務上過失致死傷罪などで、被告人が「具体的な危険を予見できたか」が問われる。また、医療過誤(医療法) 医師が「合併症で死に至る可能性がある」ことを予見すべき義務があったりもする。
A. (1)第四回の講義では、環境問題と倫理について考えた。技術者として製品を開発する際には、環境保護の認証をとる必要があること、限りある資源を守るため3R(リデュース、リユーズ、リサイクル)が提唱されているが、ごみは年々増え続けておりごみ処理場の問題も残っているほか、リサイクルには、多くのエネルギーがかかり環境にやさしいとは言えにくいなど、多くの問題があること、それでも、技術者の努力によって改善していった昔の公害についてなど、多くの問題や現状について学んだ。 (2)ワークショップ課題では、公害を防ぐための大切な要素について調査を行った。調査の結果、大切な要素として予見可能性、安全性と信頼性、倫理的、社会的な影響、持続可能性と環境への配慮の4つが挙げられた。これらの要素は、損なわれてしまえば大きな問題につながってしまう一方で、守られていても特別な利益を出すことはない。それでも、未来の人々が最大限の利益を得るために大切なことであると考えた。 (3)復習では、水俣病と現在の水銀対策について調査を行った。水俣病は1956年に症状が発見された中枢神経の障がいや、幼児の奇形を引き起こす病気であり、海中に有機水銀が流れ出し魚などの食物連鎖によって生体濃縮が起き、ヒトが摂取した際に有機水銀中毒を引き起こした。2013年に水俣条約が採択され、水銀濃度の環境基準が制定されたほか、化粧品、農薬、肥料、家庭用品、医薬品に対する使用が規制され、一定濃度以上の水銀廃棄物は、厳しく管理されていることが分かりました。
A.環境に対する国際基準としてQCDEというのがある。これはQ:品質が良くなければ売る資格がない、C・D:コスト・納期が達成できなければ競争する資格がない、E:環境保証が出来なければ作る資格がないという意味である。ほかにも環境に対する国際基準としてISO14000やISO9000などがある。また、ライフスタイルの変革やエネルギーや資源の消費削減に向けて資源の有効活用や省エネルギーに向けて3Rを掲げている。これはreduce(発生抑制)、reuse(再利用)、recycle(再生利用)の頭文字を取ったもので、これに関連して特定のごみの回収・リサイクルを義務付けたリサイクル法も存在する。そもそもこのように環境保全を掲げたのは割と最近で、石炭や石油といった化石燃料を大量に消費した20世紀後半から地球温暖化や大気汚染とそれによる酸性雨などの被害が出てから考えられ始めたもの。ほかにも有機水銀や有機フッ素化合物、核汚染物質などが自然へ漏出してしまうことも問題として挙げられる。 ワークショップ課題は予見可能性と結果回避義務を果たすために、技術者としてどのような姿勢で学べばよいかを具体的な例をひとつえらび考えるというものだった。具体的な例として殺虫剤として有効だが自然へ流出すると残り続けるうえに生物のホルモンバランスに悪影響を与えることから製造・使用・輸入が禁止されたDDT{ジ4,4'-(2,2,2-トリクロロエタン-1,1-ジイル)ビス(クロロベンゼン)}を取り上げた。結果を回避する義務がある以上、長期間で環境や生物にどのような影響を与えるかは予想がつかないので、自然の中にどれくらい残るのかを調査することくらいしか現時点では対策仕様がないのではないかと考えた。 課題は公害による環境破壊が明らかになったとき、石油化学コンビナートにはたくさんの企業が関係しているため加害企業を特定し懲罰制裁を加えるのが難しい問題をやれることについて当事者目線で考えるというものだった。有害物質を処理する方法として、流出しないようにコンクリートで封じ込めて埋め立てたり、高温で溶かしたりする方法がある。このことから環境の保護をするのに適切な処理をして、有害なまま外に出さないことが重要だと考えた。
A.(1)講義内容の再話 本講義では、リサイクルを環境保全および資源問題の観点から考察した。現代社会は有限な天然資源に大きく依存しており、過剰な消費は環境破壊や資源枯渇を引き起こすことが説明された。リサイクルは、廃棄物の削減や資源の有効利用、さらには温室効果ガス排出の低減につながる重要な取り組みとして位置づけられた。また、技術者倫理の観点から、製品の製造から廃棄・再利用に至るライフサイクル全体を考慮した技術設計の重要性が強調された。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、具体的なリサイクル制度や廃棄物処理の事例について検討を行った。私たちのグループでは、リサイクルに伴うエネルギーコストや分別の難しさ、消費者の協力の必要性などについて議論した。その結果、リサイクルは単なる技術的問題ではなく、社会全体で支えるべき仕組みであるという結論に至った。発表では、環境保全と経済性の両立を図る上で、技術者が果たす役割の重要性を示した。 (3)復習の内容 講義とワークショップを復習することで、リサイクルが環境保全と資源問題の解決において重要な責務であることを再認識した。リサイクルだけで全ての環境問題を解決することはできないが、環境負荷の低減や資源の有効活用に大きく貢献する。本復習を通じて、技術者には環境への影響を常に意識し、持続可能な社会の実現に貢献する姿勢が求められることを理解した。
A.1. 製造業の生産管理では、EQCD(環境・品質・コスト・納期)の考え方が重視され、特に環境配慮は他要素と同等に扱う必要がある。共有資源を各自の利益追求で枯渇させる「コモンズの悲劇」は、環境問題の本質を示す概念である。水俣病では、企業と官僚・政治との人的関係により水銀使用が継続され、十分な排水対策が軽視された。近年問題となる PFAS も同様に、技術者が有害性を認識し、使用や排出管理に対して強く責任を持つことが求められる。 2.新しい技術を運用する際、技術者には予見可能性と結果回避義務が求められる。水俣病では、有機水銀が触媒として有用であった一方、排水を通じて健康被害を生み、対応の遅れが被害を拡大させた。たとえ危険性が十分に解明されていなくても、異常の兆候や住民の声を手がかりに検証し、被害を防ぐ努力は可能であった。新技術では、材料や副産物、廃棄まで含めたリスク評価、過去事例の学習、記録と情報公開を徹底し、「使えるか」だけでなく「使うべきか」を問う倫理観が不可欠である。 3.復習では水銀が現在全く使われないのか調べた。現在でも水銀は完全に使われなくなったわけではなかった。体温計や血圧計は電子式に置き換えられたが、蛍光灯の一部、ボタン電池、研究用試薬、工業用触媒などでは限定的に使用されている。ただし水俣病の教訓から、使用量削減と管理は国際的に進められ、水銀に関する水俣条約により多くの用途が規制・廃止されつつある。
A.第四回の講義では、産業活動と環境問題、そして技術者の責任について学んだ。原料からBtoB、BtoCを経て消費者へと製品が届く過程において、環境配慮が企業選択の条件になる場合があり、ISO14001を取得していない企業からは購入しない動きもあることが紹介された。産業革命以降約200年にわたり、人類は環境を汚染し続けてきた結果、大気汚染、地球温暖化、オゾン層破壊、マイクロプラスチック問題など深刻な環境問題を引き起こしてきた。また、日本では四大公害病に代表されるように、企業の利益優先の判断が多くの健康被害を生んだ歴史があり、3Rの考え方や環境政策の重要性が強調された。 ワークショップでは、新しい技術を運用する際に必要な姿勢について考えた。水俣病やPFAS問題に共通する点として、材料の性質や影響に対する予見可能性の検証が不十分だったことが挙げられた。新技術を導入する際には、利便性や利益だけでなく、使用する物質の特性を正しく理解し、十分な知識と検証体制を整えた上で運用することが重要であるという意見が共有された。 今回の講義を通して、技術者は環境や社会への影響を長期的に考える責任があると感じた。もし企業の方針が倫理に反する場合には、仲間と協力したり情報を公開したりする勇気も必要であり、それでも改善されなければ辞職という選択肢もある。洗脳されていることに気づくためにも、常に疑問を持ち、多様な価値観と正しい情報に触れる姿勢が大切だと学んだ。
A. 環境と資源に関して、産業革命以降、人間は豊かな生活を求めてエネルギーを拡大し、技術が大きく進展した。その結果、環境汚染や地球温暖化などの地球規模での環境問題が生じた。これに関してルールを作る必要があり、その例として3Rがある。また、公害についても学んだ。四代公害病は、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくである。水俣病はアセトアルデヒドの製造により、メチル水銀に汚染された魚介類の摂取による中毒で手足のしびれ、歩行・運動・言語障害から神経障害や四肢麻痺が起こった事件である。現在では、水銀のほかにもPFASという物質が環境問題として取り上げられている。これは有機フッ素で人の健康や植物に影響があることが分かっている。 発表の演題は新しい技術を運用するにあたってで、グループ名は今日寒すぎで、メンバーは近ありす、大濱風花、立花小春、石垣彩奈、川野美緒、青木優奈あった。グループ内での役割は発言であった。予見可能性とは、注意すれば出来事が発生することを予測予見できたというものである。議論の例としてチャレンジャー号爆発事故を選んだ。この事故の原因はOリングの低温での弾性低下であり、事故の危険は予見可能であったのにも関わらず無視したために起こってしまった。この結果を回避するために、情報収集とリスク評価をしっかり行うこと、安全策を設けること、評価・修正を定期的に行うことが挙げられた。 チャレンジャー号爆破事故とは、アメリカのスペースシャトル・チャレンジャー号が打ち上げ後すぐに空中分解、乗組員が死亡した事故である。打ち上げ直後にOリングが破損したことで密閉効果がなくなり、高温のガスが固体ロケットブースターから噴出したことで熱によって外部の燃料タンクが破損してしまった。これにより球力不可に耐えられず空中分解が起こった。このOリングの欠陥は事前に報告されていたが、打ち上げの延期をしたくないという組織的圧力によって無視された。以上のことから、事故は予見可能であったのに結果回避義務が果たされなかった。この事例から、組織の指示に従うだけではなく一人一人がリスク評価を行い、安全を優先する必要があったと考えられる。また、個人の意見が尊重され、組織圧力に対抗できるような体制を整えるべきであったと考える。
A.
A. 環境資源エネルギ―問題について学んだ。技術は脆刃の剣ともいえる。ポーツマス条約→明治38年(1905年)9月5日、日本とロシアの代表の間で「日露講和条約(ポーツマス条約)」が締結されました。 条約の内容は、ロシアは日本に対して一切の賠償金を支払わず、領土については、日本軍が占領していたサハリン島のうち南半分を日本の領土とし、ロシアが有していた中国東北部の権益は日本に譲渡した。サンフランシスコ平和条約→戦争終結と主権回復:日本は連合国との戦争状態を終結させ、独立国としての主権を回復。領土の放棄:日本は、朝鮮の独立を承認し、台湾・澎湖諸島、千島列島、南樺太を放棄。米国の施政権:琉球諸島(沖縄を含む)および小笠原諸島は、日本に主権が残るものの、米国が施政権を認られた。 本ワークショップでは新しい技術を運用するにあたっての予見可能性について調査を行った。予見可能性とは、将来起こり得る結果をあらかじめ想像、予測できる能力をさす。主に安全性。環境への影響、倫理感などが挙げられる。四日市ぜんそくの時代にも排ガス中の有害物質が人体に悪影響を及ぼすことはある程度予測できたはずであると我々は考察した。 PFAS について。PFASは別名「永遠の化学物質(Forever Chemicals)」とも呼ばれている。炭素?フッ素結合(C?F結合)が非常に強く、自然界でほぼ分解されない、水や油をはじく性質から、環境中で広く拡散しやすい、生物体内に蓄積し、長期間残留する、一部は発がん性、肝毒性、ホルモン撹乱作用などが報告されているためである。使われてきた主な用途として耐熱・撥水・撥油性能の高さから、長年 フライパンのテフロン(PTFE)コーティング、防水スプレーや防汚加工衣料、消火用泡消火剤、半導体製造プロセス、化粧品に使用されていたが現在の動向として欧州や米国では規制が強化されている。
A. 急速な工業の発展は人々の生活を劇的に豊かにした一方で、深刻な環境問題を世界各地で引き起こしてきた。技術者は自らの専門知識が社会や自然環境に及ぼす影響を正しく評価し、負の側面を最小化する義務を負っている。過去の教訓として最も重い事例の一つが水俣病である。化学工場の排水に含まれる有害物質が引き起こしたこの公害は、技術者や企業が生産性や経済性を優先し、科学的な疑念や社会への影響を軽視した結果生じた。また、大規模な石油化学コンビナートに代表される近代工業は、高度な資源利用を可能にする一方で、一度管理を誤れば広範囲にわたる環境破壊を招くリスクを常に孕んでいる。現代では、PFAS(有機フッ素化合物)に代表される、残留性が高く人体や生態系への蓄積が懸念される新たな化学物質の問題も浮上している。PFASは利便性が高い反面、その長期的なリスクが後発的に顕在化した。これは、現時点での法規制を遵守するだけでなく、将来的な影響を予見し、科学的に誠実であるべきという技術者の「予防原則」の重要性を示唆している。 演習では、四大工害病の一つであるイタイイタイ病について調査した。原因物質はカドミウムであり、神通川流域で発生した。排水のpH管理、土壌改良、カドミウム吸収が少ない品種の使用などの対策が取られた。 技術者は単なる技術的課題の解決者ではなく、持続可能な社会の守り手でなければならない。工業の恩恵を享受しつつも、過去の公害の教訓を忘れず、常に環境負荷を考慮した技術開発・運用を行うことこそが、現代の技術者に求められる倫理的誠実さの根幹であると考える。
A.
A.(1)テーマはリサイクルについてである。環境に関する国際標準としてEQCD、買い手が安心できる生産の仕組みとしてISO9000、HACCP、環境にやさしい生産の仕組みとしてISO14000がある。人と環境の関わりを化石燃料を通して考えると、化石燃料を大量に使用することで、多量の二酸化炭素が排出されて地球温暖化が促進されて、異常気象や生態系への影響を与える。また、化石燃料のゴミがマイクロプラスチックとなって生物に影響を与える。ゲーム理論をn人版で拡大して考えると、全員が自分ファーストで行動すると環境が壊れてしまう。このことをコモンズの悲劇という。 (2)新しい技術を運用するにあたっての予見可能性について考えた。グループ名は未定で、グループのメンバーは私を含めて綿貫滉大、赤平草太、前田悠斗、吉成悠であり、私の役割は調査であった。「予見可能性」とは、ある行為をするときにその行為から特定の結果が発生するかもしれないと事前に予測できる可能性があることを指す。医療を例にとって考える。医師が患者に投与した薬で副作用が出た場合には、同じ薬を投与し続ければさらに重い副作用が出ることを予見できる。これを回避する方法には、薬の投与の中止や種類を変更するなどが考えられる。 (3)【平常演習】「民主主義が崩壊するとき」で取り組んだ内容を次に示す。自分が大学で学んだ知識と異なっているということに違和感を持つことができたのはないかと考える。水銀は毒性を持つ元素として知られているので、化合物であるメチル水銀も毒性を持つ可能性があると考えられるだろう。また、外部の技術者と会話をすることで違和感に気づいて、自分たちが洗脳されていることに気づくこともできただろう。
<!-- 課題 課題 課題 -->
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<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=459'>
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。