大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A.1. フォードピント事件について学んだ。フォード社が販売するコンパクトカーであるピントは軽量、安価で販売される代わりに安全性に乏しい問題があった。これは、ガソリンタンクが後方にあり、追突の際に炎上しやすいことが原因であった。フォード社はこの問題を把握しながらも、コスト削減のため安全装置の設計を怠っていた。人の命よりも利益を追求した結果がもたらした事件である。 また、チャレンジャー号事件についても学習した。この事件はアメリカのスペースシャトルが発射後に空中分解した事件で、その原因はOリングが低温で弾性を失い、シール効果が不十分になったため、燃焼ガスが漏れ爆発が発生したという内容である。ここで、Oリングとガラス転移点について学習した。Oリング円形の断面をもつリング状のゴム製シール部品で、チャレンジャー号事件では固体燃料補助ロケットに使用されていた。また、ガラス転移点は液状やゴム状の物質がガラス状態に変化する温度のことで、ガラス転移点以下になるとゴム弾性が失われる。 2. ワークショップではゲーム理論について議論した。ゲーム理論とは複数のプレイヤーが自分の利益を最大化しようとする状況を数学的に分析する理論である。例としては囚人のジレンマや価格競争などがある。 3. 工場は黒字でなければならない、行政や学校は黒字であってはならないという内容が印象に残っている。フォードピント事件は企業として利益を追求しなければならなかったが、安全性を怠っていることは倫理に反している。チャレンジャー号事件では、技術と知識を身に着け、安全性に特化する必要がある事例であった。
A.(1)講義では、「善悪」と「損得」、そして「個人の利益」と「公共の福祉」というテーマを軸に、倫理判断が社会でどのように形成されるかを考えた。パンデミック下の予防接種の例では、接種が社会全体の安全確保に不可欠である一方、費用面の負担や偏見によって接種を拒むケースが生じることが示された。その結果、感染拡大や医療費の増加といった他者の不利益につながり、個人の自由だけでは公共の安全を守れないという課題が浮き彫りになった。行政による公費負担や制度整備は必要だが、ワクチン開発には莫大な費用がかかり、国の支援縮小によって今後は個人負担が増える可能性もある。科学技術の恩恵を享受する社会が、その費用を「誰が負担するか」を議論し続ける必要性を学んだ。 また、企業活動においては、利益を得るために価格設定より原価削減が重視されがちだが、安全や品質を犠牲にしたコストカットは許されない。技術者には企業利益と公共の安全の両立を判断する責任があり、短期的利益より倫理を優先する姿勢が求められることが強調された。さらに、有限回・無限回のゲーム理論の比較では、短期的には自分だけ得をする行動が合理的に見えても、長期的な関係では信頼や評判によって協力行動のほうがむしろ得となり、倫理的行動は結果として経済合理性にも結びつくことを学んだ。 (2)演題:有限回(その場限り)か無限回(持続可能)か、ゲーム理論で考えよう 、役割:調査、著者:濱田桃樺、共著者名:竹中呉羽、山口琉夏、樫本裕希 有限回は相手との将来関係を考えない短期的利益を最大化すると得と考える。 無限回は、信頼、評判、報復、協力によって損得が生まれ、協力した方が長期的に得をすると考える。そのため、倫理的には長期的に見れば自分にも利益をもたらす合理的な選択が最も倫理的だと捉えられる。金銭や得失が関わる場面でも、短期的な利益より信頼や誠実さを重視することが、結果的に社会全体の安定と自分の利益を両立させる最善の行動だと考えた。 (3)講義全体に一貫していたのは「短期的な得より、公共性と長期的利益を重視することが最終的に自分の利益にもつながる」という視点であった。予防接種の例でも、企業のコスト削減でも、掃除当番の例でも、自分だけが得をしようとする行動は結果的に全体の損失を生み、さらに自分へも不利益として返ってくる。倫理的行動は単なる善悪の問題ではなく、長期的には合理的選択であり、社会の信頼と安全を維持する基盤となる。さらに、技術者には材料特性やプロセスを理解したうえで、安全性・品質・コストをバランスさせる役割が求められる。技術判断は社会の安全に直結し、その背景には公共の福祉を考慮した倫理的責任がある。また、技術者倫理との関連として、プラスチックとゴムの粘弾性の違いにも触れた。プラスチックは応力と流れの関係で粘性が変化し、ゴムは応力と変形の関係で弾性が変化する。ガラス転移点は、非晶質材料がガラス状態からゴム状態へ移る温度であり、粘弾性測定で評価できる。材料特性を理解し、安全性を確保した上で設計判断を行うことは、企業利益と公共の安全を両立するうえで欠かせず、技術的判断の内部に倫理が組み込まれていることを実感した。今回の学習を通じて、個人の利益を尊重しつつも、社会全体の安定と福祉を守るために協力や制度が必要であると理解した。倫理は理想論ではなく、社会を維持し、最終的には自身の利益をも守る実践的な知恵であると強く感じた。
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A.(1)講義では、チャレンジー号の事故を例として、技術者としての倫理と外部からの圧力によって自身の立場が脅かされるという双方の関係を考える機会があった。この事故ではOリングが原因と考えられている。このOリングはゴムで作られており、温度によって状態が変化するため、温度によっては使い物にならなくなってしまう。しかし、技術者はこの性質を知っているにも関わらず、ロケットの発射を決行した。これは、外部からの圧力によるものであると考えられ、本音としては発射するべきではないと考えてたであろう。こういった状況は技術者としてどう対処するか難しいものである。 (2)発表は、ゲーム理論の無限回と有限回の特徴を演題とし、グループ名は時間短縮のため決めず、樫本裕希、竹中呉羽さん、山口琉夏さん、濱田桃樺さんで行い、自身はリソースとしての役割を担った。ゲーム理論の有限回は回数が決まっており、相手との将来を考える必要がなく、短期的利益を最大化すると得するということをグループで共有した。無限回では、回数が無限であるため、信頼、評判、報復、協力によって損得が生まれるため、協力した方が長期的に得をすると考えることができた。 (3)復習では、チャレンジャー号のような事例がいざ自身の身に起きた時、どのようにして事故を防ぐことができるかを考えた。一つはあらかじめ天候や気温、湿度などの細かい数字の基準を作り、それを世間に公表することである。一つでもその基準の範囲外であれば打ち上げを中止することで事故を防ぐこととする。また、世間に公表することで、中止の理由が機械的に示され外部の人からも理解を得ることができると考えた。つまり、技術者はその技術に責任を持ち、世間にそれを理解してもらうための説得材料をあらかじめ用意することが重要であると考えた。
A.【講義の再話】 メイントピックはお金、引いては生きるための倫理違反はどうか?というものでした。わかりやすい例として一向一揆があります。当時、生活苦に陥り、一向宗は人の殺害を含む一揆を起こしました。彼らは人殺しになったわけですが、一方で、一揆を起こさないと生きていけなかったかもしれません。実は、現代でそれより酷いかもしれない例があります。健康でコロナウィルスのワクチンの副作用の可能性が限りなく低く、無料で受けられるにも関わらず、ワクチンを接種しないケースです。これは、自身がキャリアーとなって人を殺してしまう可能性があるにも関わらず、自分の意志でそっちの選択をしたということになります。 お金と倫理違反の方に目を向けると、フォード・ピント事件というものがありました。これはフォードのピントという車に発売前に予見できた深刻な不具合がありながらも、事故が起こる確率及びその保証金の支払額と利益を天秤にかけて、直さずに販売したというものです。また、似たようなケースとしてチャレンジャー号の事故があり、事故は十分に予見できるものでしたが、度重なる発射延期による費用の肥大化により打ち上げが決行され、事故が起こりました。お金が絡む際には、自身の技術者倫理をもう一度見つめ直し、強く訴える事が大事です。 【発表の要旨】 演題:ゲーム理論について グループ名:技術者倫理 グループメンバー:小笠原大地、植村研ラエル、塩田龍平、長橋昂汰 CRediTにおける分類:Methodology 発表ではゲーム理論について議論しました。私のグループでは自分と相手が犯罪を犯したと仮定し、お互いに自白と黙秘という選択肢があるゲーム理論を構築しました。このとき、どちらか片方のみが自白すればその人に得だが、お互いに自白した際はお互いに損、お互いに黙秘した場合はお互い軽い懲役で済むという矛盾した構造が、ゲーム理論で理解できました。 【復習の内容】 例えば私がフォードやチャレンジャー号に関わる技術者であったと考えたら、正直な所強く反対を言える自信がない。そういったメンタリティを鍛える事も重要なのだと思った。
A.ゴム≒架橋した高弾性体(Tg以上で柔らかい・大ひずみ回復)/プラスチック≒成形安定の固体(熱可塑/熱硬化・剛性重視)。設計では“密封・追従・反発”が要点。 ゴム種:NR, SBR, BR, NBR, HNBR, EPDM, CR, FKM, VMQ(シリコーン), FVMQ, PUなど。Oリングは用途温度・薬品で選定(例:NBR一般、FKM高温薬品、EPDM水蒸気、VMQ低温)。低温で硬化→追従不良が致命。 ガラス転移点Tgは柔軟性の境;Tg≪使用温度が原則。測定はDMA(G′/G″変化)、DSC(比熱変化)、TMA(熱膨張)、誘電測定など。設計ではTg、安全余裕、圧縮永久ひずみ、脆化温度、応答速度を同時評価。倫理×金銭の衝突は「割引率」と「繰り返し回数」の問題:一回きり(有限・低割引)では裏切りが支配、長期関係(無限・高割引)では評判資本が価値化して協調が最適化。協調を現実化する鍵は仕組み設計:透明性・第三者監査・長期KPI・違反時の確実なトリガー(罰)で、将来利得>目先利得を常に維持。個人は「無限ゲーム化」戦略を取る:短期報酬を捨てて関係を継続可能にし、コミュニティ選択・契約・公開コミットで自身の割引率を高め、善(協調)を得(利得)に接続する。企業は「利益=売上-(変動費+固定費)」で競争に勝つほどコスト圧力が高まり、短期利益KPIが倫理リスクを増幅する。 技術者の報酬・評価が短期指標に連動すると、品質・安全の余裕や検査の独立性が削られ、個人倫理と職のジレンマが生じる。 対処は「安全・品質コストの原価化」「設計段階KPI(安全率・フェールセーフ)」「独立審査/内部通報保護」で、個人倫理を制度で支えること。倫理観は余裕の有無によって変わるものだと思う。お金がなければ物を盗むしかないし、お金があればそれをする必要はない。という感じで。
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A.(1)講義では金銭と倫理は本来取引されるべきものではなく、利益によって道徳が揺らぐと、人は悪を過小評価しやすくなると学び、渋沢栄一の『論語と算盤』が示すように、利益追求と倫理は両立されねばならない。この問題は予防接種や企業活動にも共通し、個人判断や短期的利益に任せると、社会全体として不利益が生じやすいことを周りと話し合った。また、技術者は企業の利益圧力の中で倫理と損得の狭間に置かれるが、安全性や信頼性を守る責任を負うということを、ゲーム理論を通して、学んだ。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論からみた損得と善悪について、技術者倫理が重視する安全性・信頼性・説明責任は、報酬制度や評価が利益目標と強く結びつくほど損なわれやすく、倫理と利益追求の矛盾が個人に押し付けられる。これをゲーム理論で捉えると、囚人のジレンマのように短期的・一回限りの関係では利己的選択が合理的になるが、長期的・繰り返しの関係では協調が持続可能となる。都市の環境汚染問題も同様で、各主体が短期利益を優先すると全体として最悪の結果に陥るという意見にまとまった。 (3) 「いくらもらったら人を殺すか」という問いは、金銭によって道徳が取引可能かを突きつける思考実験であり、本来、金と倫理は相容れないものとして守られるべきだという立場を明確にする。極限状態でやむを得ず悪を犯すことは倫理の破綻であり、日常においても金銭的利益が判断に入り込むと、人は悪を過小評価しやすくなる。渋沢栄一の『論語と算盤』が示すように、利益追求と道徳は対立ではなく両立されるべきであり、倫理の枠組みを失った利益は正当化されない。この視点は予防接種にも当てはまり、感染症対策は個人判断に委ねるだけでは限界があり、ワクチン接種は個人の利益と同時に社会全体の免疫を支える公共的行為であるため、行政による費用負担や介入は公共倫理の表れといえる。同様に企業活動では、「収益=売上-原価」という構造のもと、コスト削減や利益率向上の圧力が技術者にかかり、検査の簡略化やリスク許容といった倫理的に危うい判断を誘発しうる。技術者倫理が重視する安全性・信頼性・説明責任は、報酬制度や評価が利益目標と強く結びつくほど損なわれやすく、倫理と利益追求の矛盾が個人に押し付けられる。これをゲーム理論で捉えると、囚人のジレンマのように短期的・一回限りの関係では利己的選択が合理的になるが、長期的・繰り返しの関係では協調が持続可能となる。都市の環境汚染問題も同様で、各主体が短期利益を優先すると全体として最悪の結果に陥る。さらに、Oリングに代表される材料特性の理解やガラス転移温度の測定など、技術的判断には専門知識と慎重さが不可欠であり、こうした知的基盤があってこそ安全と倫理は守られる。結局、倫理と損得は短期では対立しやすいが、長期的視点と制度設計、そして個人と社会の協調によってのみ調和しうるのである。
A.1)第2回の講義では、倫理とお金の関係を考えた。はじめは、倫理観を持つものがお金も持つと単純に考えたが、ゲーム理論を通じて考察していくと、倫理観を持つことによって生まれた、信頼や信用は何よりも大きな資産になるとわかった。 2)ゲーム理論の視点から倫理とお金の関係を考えると、人生そのものが一つのゲームのように思える。時には勝ち負けのある有限のゲームであり、時には終わりのない無限のゲームでもある。 試験や仕事のような有限回ゲームでは、どうしても目の前の結果を追い求めてしまう。利益や成功を優先するあまり、正しさや思いやりを後回しにしてしまうこともある。裏切りが一時的な「得」になることさえあるが、その勝利は長く続かない。ゲームが終われば、信頼も終わってしまうからだ。 一方で、友情や研究、持続可能な社会のような無限回ゲームでは、協力と信頼こそが最も賢い選択となる。続けること、支え合うことが価値を生み出す。ここでは勝ち負けよりも共に在り続けることが重要だ。 お金が絡むと、人はしばしば倫理を忘れてしまう。しかし、人生を無限のゲームとして見れば、正直さや優しさは損ではなく、信頼という最も強い資産を築く手段になる。結局のところ、倫理とは無限のゲームを上手に生きることだと思う。お金が世界を動かすとしても、信頼と思いやりこそが世界を支えているのだ。 3)ゲーム理論を考察した時、自分に当てはめ考えてみると、まだ自分の考えている倫理観は持ち合わせていないことに気がついた、だがその理想の倫理観が正しいかは分からないのでまだまだ考察の余地があると感じた。
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A.(1)今回の授業では個人の利益と公共の福祉について学びました。行政は黒字であってはいけないと分かりました。またお金が倫理観にどのように関わってくるかなどについても学びました。フォード・ピント事件のような1970年代初頭にアメリカの自動車メーカー、フォードが販売した小型車「ピント」の後部追突事故が多発し、燃料タンクの欠陥が原因で炎上したとされる事件が起きてしまったり、チャレンジャー事故にようなアメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が1月28日、打ち上げ73秒後に大西洋上で爆発・空中分解し7人の乗員が犠牲となってしまうなど利益を追求してしまったために人の命が失われてしまった事件があったと分かった。交換価値と使用価値について学びました。交換価値は特許、使用価値は卒論などがあると分かった。特許ライセンスは企業にとってはお金のような価値があると分かりました。(2)ワークショップの課題としてゲーム理論について話し合いました。プレイヤーが互いに影響し合う中で分析を行うもので、代表的な例として囚人のジレンマについても学びました。ビジネスや政治学、生物学などで流用されていると分かった。(3)今回の授業では個人の利益と公共の福祉について学びました。行政が黒字であってはおけないという考え方は利益のために国民が犠牲にならないための考え方であると分かった。実際にフォード・ピント事件やチャレンジャー事故など利益のために起きてはならない事件が発生してしまいこのようなことが起きないためにも利益を追求するだけではだめだと分かりました。
A.1.お金は倫理にどのようにかかわっているのか。お金は倫理観を形にする道具であり、お金の有無で倫理観にも違いが出てくる。お金と倫理観の関わりの例として工場の利益についてあげる。工場が利益を出すために原価を下げるための努力を行う。固定費を下げることに限界が来ると、変動費を下げるが商品の品質も下がってしまう。ここで、どのくらいの品質の商品を生産するか、技術者の倫理観が問われる。 2.演題:ゲーム理論とは グループ名:ゲーム 共著者名:青木優菜、青木優奈、永井日菜、笹原里音、伊藤夢 ゲーム理論とはいったいどのような理論なのか。まずゲーム理論とは、相手の行動を考えながら自分の最適な行動を見つける理論のことである。この行動は大きく2つに分類することができ、1回きりのときは次がないため、自分の利益を最大化する行動をとりやすく、無限回のときは次があるため、信頼協力関係が生まれやすく、1回きりのときとは異なる行動をとる。この理論から、信頼関係を得るために、倫理に反した行動をときにはとってしまうのではと考えた。健全な倫理観を守った行動ができるような環境を整えることが大切であると感じた。 3.授業でチャレンジャー事故の事例について触れた。この事故は、Oリングの使用可能温度よりも実際の気温が低くなると予想されていたのにもかかわらず、ロケットの発射を行い起きた事故である。ロケットの開発には莫大なお金が必要なため、技術者は安全性よりも出資者の求める日程で発射することを選択してしまった。技術者倫理的には間違った行動であるが、信頼のためには必要な行動であったと考える。しかし、結果は事故へと繋がってしまったので、技術者倫理を第一に行動することが大切であるとこの事故から私は学びました。
A.(1)工場では、生産によってモノに付加価値をつけている。工場は黒字でなければいけない。これは、地球の限りある資源を使ってモノづくりをしており、消費者が付加価値を認めるモノを効率よく作っているという証拠である。赤字になると、社会的な資源の浪費を意味することになる。しかし、行政は黒字であってはいけない。会社を黒字にするには、利益を上げることが必要である。利益を上げるには2つ方法があり、売上を増やすことと原価を下げることがある。原価について注目すると、原価の中には「固定費」と「変動費」がある。変動費は売上の個数に応じて変動する。この変動費を下げることで利益を上げることができる。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論について学んだ。ゲーム理論とは。信頼・倫理・協力の重要性を教えるものである。これは、利害関係を持った人たちが互いに戦略を持って行動すると、得られる利益が異なるというモノである。有限界か無限界かで結果も異なり、有限界では協力が成立しにくいが、無限界では協力が成立しやすい。 (3)原価管理について復習を行なった。原価管理には4つの仕事があり、原価企画、原価計画の作成、原価改善活動、原価活動の管理がある。原価企画では、原価目標の設定・成り行き原価の見積もり、原価の作り込み活動、計画の作成では、年次原価計画・月次原価計画・標準原価の設定、改善活動では原価改善方策の立案・原価改善活動の実施、原価活動の管理では、実績原価の計算・原価計画達成状況のフォロー・原価情報のまとめ・報告を行なっている。
A.(1)今回の講義では、チャレンジャー号事件を安全と品質管理に関する題材として取り上げ、製品の不良が引き起こしうる事故の悲惨さについて学んだ。この事件は、ロケットの密閉用Oリングの破損によって、ロケットが空中で爆発し、優秀なパイロット7人が死亡した事故である。この事件の原因は、製品が耐えうる限界値を超えてしまったことが一つとして挙げられるが、“人”の忖度や責任感のなさが引き起こした事故であることを知っておかなくてはならない。実際に、Oリングは気温が氷点下を下回ると、弾力性が乏しくなり、本来の役割を果たさない可能性が示唆されていた。しかし、それらの懸念がうまく伝わらず、結果的に悲惨な事故を引き起こしたのである。 (2)ゲーム理論には回数が限られていて終わりがある有限回ゲーム、無限に続いて終わりがない無限回ゲームがあります。つまり、有限というのは目先の利益を見て行動するので裏切られる可能性があるということで、無限というのは長期的利益を見るので協力的になるということです。 (3)本講義を通して、技術者が危険な技術を扱うときはそれ相応の責任が付きまとうということを学びました。実際に市民がそれらの技術について調べてもいろいろな意見があり、何が正しく、重要な情報なのか知ることは難しいと思います。そのため、技術者はどんな人でもわかるような説明で、理解してもらうことが重要だと思います。そうすることで、市民が犠牲になる重大な事故は防げると思います。
A. 技術者には専門知識に加え、その技術が社会に与える影響や関連する法規の知識、社会的な議論の理解も求められる。必要な素養が欠けた者が業務を行うことは工学倫理に反する。また,専門技術者は常に最新の知識を持つ努力が必要である。例えば、チャレンジャー事故では、Oリングの破損が原因で事故が発生した。技術者が問題を指摘しても幹部が意見を受け入れず、安全より会社の利益を優先した結果、悲劇が起きた。 ゲーム理論について 大阪琉音、吉田好、沖杉紗琶、鈴石葵、加藤さなみ、嘉規円花(意見出し) ゲーム理論について調べた。有限回ゲームと無限回ゲームの2種類がある。有限回ゲームでは,囚人のジレンマと呼ばれる問題が発生する。回数が有限で終わりがあるため,途中で相手を裏切ることが合理的であると考えてしまうことが原因である。一方,無限回ゲームでは,回数が不確定かつ,継続的であるため,互いに長期的信頼を得ることが必要である。これは協力することが裏切ることより合理的であると考えられるからである。以上より,損得を重要視する考え方は有限回ゲーム,善悪を重視する考え方は無限回ゲームとして捉えることができる。 技術者が持つべき知識は,専門的なもの以外にも身につけた技術を正しく使うための知識も必要であることを学んだ。技術的な面で問題があることが分かったとき,損得を優先させてしまうと倫理に反した結論につながりかねない。チャレンジャー事故では,乗船する人の命より会社の利益が優先された。その結果,ロケットの打ち上げに失敗しただけでなく,会社の信用を失うという大きな損害を被った。目先の損得を守るのではなく,問題に対して冷静に対処できる倫理観を持つことが重要である。
A. 授業では、倫理観が個人の内側に自然に育まれるものであり、教育や生活の安定、心の余裕など、経済的背景を含む環境によって大きく左右されることを学んだ。失業率の上昇と犯罪率の増加が関連するように、人は追い詰められると倫理的判断が揺らぎやすい。また企業は利益を求める営利集団であり、技術者は効率化やコスト削減を求められる。しかし行き過ぎれば、安全性の犠牲という重大なリスクを生む。チャレンジャー号の事故が示すように、経営判断と倫理判断が衝突することもある。こうした状況を踏まえ、倫理を支える社会の仕組みが必要だと強く感じた。 議論では、「倫理をゲーム理論で読み解く」を演題とし、私は調査と一部執筆(Investigation, Writing?Original Draft)を担当した。共同著者は横山咲、金子乃々楓、川端萌菜、佐藤陽菜。囚人のジレンマをもとに、損得と倫理が絡む場面で人はどのように判断すべきかを検討した。有限回のゲームでは、自分の利益を優先する行動が合理的だが、無限に続くと想定した場合には相手との協力こそが最適戦略となる。この違いは、短期的利益を追う姿勢が倫理を損ないやすいことを示している。グループとしては、倫理判断には「長期的視点を持ち、協力を前提とする姿勢が不可欠」という点で意見が一致した。 授業後は、行政が「倫理的行動を選びやすい社会」をどのように支えるのかを自分なりに調べた。人々が損をせずに倫理的判断を選べる環境を整えることは、協力戦略を可能にする制度設計に近い。コロナ禍で行政がワクチン接種費用を負担したことは、まさに協力を促すための仕組みづくりだといえる。私は、技術者としても個人としても、短期的な損得に流されず、長期的な信頼や安全を価値として選ぶ姿勢を大切にしたいと考えた。
A.第2回 【講義の再話】 工場は黒字でないといけない。一方行政は黒字であってはいけない。なぜなら行政は皆から税金を回収しているからである。設けたら固定資産税がかかる。もしもの時のために備えて予備費が設置されている。例えばコロナのワクチンについて、mRNAの量産には多額の資金がかかるが、これは予備費を利用した。 利益を人数で割ると雇える人数が決まる。利益を上げるには原価を下げなければならない。変動費は売り上げによって変わる費用のこと、固定費は売り上げに左右されない費用のこと(家賃、維持費、人件費)である。変動費を下げることは品質を下げることにつながる。 フォード・ピント事件について、企業同士での値下げ競争によりフォード車はピントという低価格の乗用車を開発した。しかし安全性試験により何台に1台は燃焼することが発覚した。全部発火するわけではないため事故の時に払う補償金を払う方が安い。そのためこの乗用車が販売されることとなったが「倫理観」的に批判された。 「特許」は技術系に就くための必須条件である。これは「交換価値」である。一方卒論などは「使用価値」である。この二つを使って「ゲーム理論」により損得計算できる。 チャレンジャー事件について、Oリング(断面がOの形をしたゴム、密封のため、主にニトリルゴム(油、摩擦に強い)・フッ素ゴムが使われる)。 ゴムの分析をするには弾性力の計算、組成や比率を測定することが必要となる。横に応力を取ると、縦が流れの場合傾きは「粘性」、縦が変形の場合傾きは「弾性」で表される。この二つを合わせると「粘弾性」が分かる。硬い状態(弾性が高い)だけの状態に「粘性」が加わると「粘弾性」が増し、「弾性的だが柔らかい状態」になる。ガラス転移点とは高分子がガラス状態からゴム状態に変わる境目の温度のことである。 【発表の要旨】 演題 有限回か無限回か、ゲーム倫理で考えよう グループ名 空白 役割 責任著者 共著者 井上楓夏、江幡ちはる、遠藤由里香、嶋貫莉花、川崎李羽 有限回ゲームとしては、試験の点数、恋愛、経済成長などがあり、無限回ゲームには、研究、友情、持続可能社会などがある。また損得は、その場限りの有限回ゲームととらえることができ、善悪は全体の無限回ゲームととらえることができる。このことから倫理に金銭や得失が関与してきた場合に、その関係は有限回ゲームと無限回ゲームの組み合わせであり、裏切りと協力の両方が必要であると考える。 【復習の内容】 トピック名 お金で揺らぐ倫理観 お金が倫理観にどう影響するのか。個人的な考えではお金を持つと余裕が生まれ人中心の考え方になり、お金がないと余裕がないため生きるのに必死で自分中心の考え方になると思う。
A.(1)工場は黒字でなければならない。行政が黒字がダメな理由は、税金を集めるからであり、学校も同様に黒字はダメなのがわかる。 お金が倫理観にどうかかわるのかについて、コロナワクチンや医療と考えてみる。例えば、貧乏の家とお金がある家は手術の優先順位がお金のある家になりがちである。なぜなら、最新の機器や薬は高いことから、直ぐに手に入れるとなるとお金がある家が有利になるからである。また、ワクチン受けるためにお金を集めるのか、お金があり余裕でいられるから受けないのかという差がある。身近な例で考えると、飲み会を我慢する4回分のお金をコロナワクチンに使えるかと考えることである。お金は、倫理観を形にするのである。原価管理と利益を上げる仕組みについて、総原価から売上高を引くと利益の増減わかり、利益をだすには原価を下げなければいけず、変動費(材料費)と固定費(家賃、人件費、電気代)固定費をなくすことは中々できないので変動費を減らす品質さげることになる。ここで、チャレンジャー事故というのがあります。この事故の原因の材料として、oリングという隙間を埋めるパッキンで〇のかたちおしており、食品ではシリコン、自動車だと油に耐えるためにフッ素ゴムの素材で作られているものが関係している。早くと急かされ、まだ完璧ではないとわかっていながらも打ち上げてしまったことで、スペースシャトルの燃料が漏れて爆発し、中にいた人々が帰らぬ人となってしまった。 (2)ゲーム理論について、複数の当事者がそれぞれで行動した時に、その行動が他者を影響させ、その結果が自分自身にくるというこの状況を数学的に分析した学問である。有限回は、お金が関わり、裏切りが有効だが、無限回は、友達が関わり、信頼が大事になる。倫理にお金が関わるとなると、どちらも考える心事があるという結論となった。 (3)お金は、研究をする上でも大切で、実際に研究室に所属した今だからこそ、何でも自由に使うというのではなく、限られたお金や資源でどのように研究をやりくりするのか考えなければいけないのだと感じています。また、締め切りについても、その期間の中で製品までもっていかなくてはならないというのが社会でよく出てくることだと思います。しかし、チャレンジャー事故のように、まだ完璧ではない、変えなくてはいけないとわかっているのに、そのまま進めてしまうのは、人の命に関わるため、技術者として安全のために尽くさなければいけないと感じました。
A.(1) 行政のような公共は黒字化を目的とせず、社会の基盤維持を使命とするために予備費を備える。一方、民間企業は利益を出せなければ存続できず、固定資産税などの負担も大きい。こうした構造の違いは、金銭への姿勢や倫理観に影響し、公共性の重視か効率性の重視かという価値観の差を生む。経済活動では、原価が変動費と固定費に分かれ、財やサービスは交換価値と使用価値が異なる視点で評価される。物質の性質に粘性と弾性があるように、社会の仕組みや倫理も柔軟性と持続性の粘弾性を併せ持つことで安定と両立が可能になる。この講義では、お金と倫理が密接にかかわっていることを考えさせられた。 (2) ゲーム理論について、グループディスカッションを行いました。僕らのグループでは囚人のジレンマを例にして議論した。囚人のジレンマとは、互いに協力したほうが全体として良い結果になるにもかかわらず、各自が自分の利益を最大化しようとすると「裏切り」を選び、結果として全員が損をしてしまう状況を示すゲーム理論の典型例である。ここでもやはり、個々の利益というものが倫理に密接にかかわっていると思った。 (3) 個々の利益の倫理への影響について、再び考えた。僕は世界の中心は自分であるべきだし、個々の利益を優先すべきであると思う。しかし、社会や他人にたいして最低限の配慮はすべきである。それこそが狭い意味での倫理ではないかと考えた。そして、それを見失った瞬間に人は過ちを犯すのだと思う。
A. (1)今回の講義では、行政は黒字ではいけないこと、お金が倫理にどのような影響を与えるかについての講義でした。利益を出すには原価を下げる必要がありますが、原価には変動費と固定費があり、そのバランスが大事だとわかりました。また、フォード・ピント事件についても触れました。フォード・ピント事件とは1971年から1980年まで発売されたアメリカのサブコンパクトカーの設計上の結果によって起きた事件です。後方からの衝突によってガソリンが漏れ、車両が炎上する危険性がありこの欠陥によって約500人が死亡したという事件です。 (2)ワークショップではゲーム理論について調べました。ゲーム理論とはプレーヤ―が互いに影響しあう中で分析を行う理論と定義されており、プレーヤーが自己の利益を最大化するためにどのような戦略を選択するかを検討します。具体的には、経済学、政治学、心理学、人工知能など様々な場面で応用されています。 (3)復習の内容として、チャレンジャー事件について調べました。チャレンジャー事件とは1986年に打ち上げられたロケットが打ち上げ後73秒後に死亡した事件です。自己の主な原因としてOリングの故障があります。Oリングは、ブースターの接合部を密閉するための重要な部品ですが、打ち上げ当日の低温により弾力を失い、密閉性が低下しました。その結果、燃焼ガスが漏れ出し、外部燃料タンクに引火して爆発が発生しました。
A. 学校や行政は黒字を目的としてはいけない。税金は社会のために使われるものであり、余らせるのではなく、もしもの時に備える予備費として活用すべきである。お金は人の倫理観に深く関わっており、余裕があると他人への思いやりや社会貢献につながるが、余裕がないと自分のことしか考えられなくなる。お金は人の倫理を形にするものである。企業活動においても、利益を出すために原価を下げなければならず、変動費を削減すると品質が落ち、固定費を削減すれば人を減らすことになる。このように、利益と倫理の両立は容易ではない。フォード・ピント事件では、人命よりもコストを優先した結果、事故によって多くの命が失われた。チャレンジャー号事故でも、Oリングの欠陥が指摘されながら打ち上げが強行され、悲劇を招いた。どちらの事例も損得が安全より優先されたことが問題である。 有限回ゲームでは、裏切り戦略が答えになるのに対し、無限回ゲームでは協調戦略が答えとなる。倫理に金銭や損得が関与する場合、有限回ゲームでは金銭トラブルや一時的な損失が生じやすく、結果として裏切り戦略が選ばれやすい。一方、無限回ゲームでは長期的な社会的信頼や持続的な利益の構築が重視され、協調戦略が有効となる。このように、倫理的判断においても金銭や損得は一方的ではなく、有限的側面と無限的側面の両方に関係していると考えられる。 復習として無限回ゲームと有限回ゲームについて改めて考えてみた。有限回ゲームでは関係がすぐ終わるため、相手に裏切られて損をするのを避けようとして、自分も裏切りを選びやすくなる。一方、無限回ゲームでは関係が続いていくことが前提なので、信頼を積み重ねた方が長期的に得になるため、協調が最適解になる。この違いを考えると、倫理的な判断もその場しのぎの損得で決まるものではなく、これからも関係が続くかどうかで大きく変わることに気がついた。倫理は一度きりの判断ではなく、時間軸と信頼の積み重ねに支えられているのではないかと考えられる。
A.(1) 講義の再話 お金の有無は倫理観の表れ方に影響し、経済的に追い込まれた状況では短期的な損得が優先されやすい。企業も利益確保のため固定費や人件費を削減できない場合、品質や安全性を犠牲にする危険がある。交換価値が重視される一方、卒論のような使用価値は人間の成長や社会的意義を持つ。技術者には合理性だけでなく、安全と社会的責任を基準とした倫理的判断が求められる。 (2) 発表の要旨 演題 ゲーム理論 共著者名 小川原大地, 長橋昂汰, 塩田龍平 役割 提案者 発表の要旨 私達のグループではゲーム理論について、囚人のジレンマという例を用いて考えた。これは犯罪者と共犯者がそれぞれ自己の利益を最大化しようと合理的に行動した結果、協力した場合よりも全体として不利な結果に陥ってしまう状況を示すゲーム理論のモデルである。各囚人にとっては自白することが最も合理的な選択であるが、双方が自白を選ぶと、両者が黙秘した場合よりも重い刑を受けることになる。このように、個々の合理的判断が必ずしも集団全体の最適な結果につながらない点がゲーム理論の本質である。この考え方は、利益や効率のみを追求すると安全や倫理が損なわれる可能性があることを示唆している。 (3) 復習の内容 Oリングとゴムの低温特性 Oリングはゴムの弾性変形によって密封機能を果たす部品であるが、ゴムは粘弾性体であり、低温では分子運動が低下して硬化し、弾性や復元力が著しく低下する。チャレンジャー号事故当日は気温が低く、Oリングが十分に機能せず高温ガスが漏出した。低温特性に関する技術者の警告は存在したが、組織的判断により無視された。このような材料特性の軽視と倫理的配慮の欠如は技術者として絶対に行ってはいけないことだと感じた。
A.(1)善悪と損得について学んだ。工場は、黒字でなければならず、行政や学校は赤字でなければならないと学んだ。例として、ロケットの爆発事故について取り上げた。Oリングという、流体の漏れを防ぐために部品と部品の間に装着する弾性のシール材損傷が原因であると分かった。また、工場の仕組みp130を用いて、原価管理と原価を上げる仕組みについて学んだ。ゲーム理論における、有限回と無限回を学び、有限回では、最後のゲームが決まっているため、長期的な信頼関係を築くことが難しい。一方で、無限回では、ゲームが無限に繰り返されるため、将来のペナルティや報酬へ向けて協力関係が維持されやすいという人間の心理を学んだ。 (2)グループのワークショップでは、ゲームというグループ名で、永井日菜、青木優菜、伊藤夢、川野美緒、青木優奈と討論した。私は、調査を担当した。ゲーム理論とは、相手の行動を考えながら自分の最適な行動を見つけることであると結論付けた。損得は短期的な考え方であり、善悪は長期的な考え方である。倫理に金銭や損得が関与してきた場合、有限回では、自分の利益だけを考える。しかし、無限回、つまり、長く続く関係のことを考えると信頼などの善悪が必要になると考えた。 (3)お金で揺らぐ倫理観について考察した。お金はヒトや組織を動かす力を持っている。利益を重視しすぎると、倫理的な判断が軽視され、不正につながるリスクが考えられる。行政は公平性を守る必要がある。倫理を軽視した場合、社会全体の機能が低下し、社会が混乱する原因になると考える。さらに、利益や報酬を生み出す仕組みについて考えた。利益とは、売り上げからコストを引いた値である。つまり、マーケティングや価格戦略により、売り上げを上げること、仕入れコストや労働コストを削減すること、戦略、差別化で他社との競争に勝つことが重視されると考えた。ゴムの低温特性について調査した。ゴムは弾性があり、架橋構造を持っている。プラスチックは、硬く、熱可塑性の性質を持つ。ゴムには、天然ゴム、SBR、NBR等がある。ガラス転移点は、天然ゴムは-70℃、SBRは-50℃である。その測定法は、DSCとDMAが一般的である。
A. 現代社会では、善悪と損得の関係が複雑化し、個人の利益と公共の福祉のバランスが重要な課題となっている。倫理は経済的圧力によって揺らぎやすく、日常生活でも無意識に損得で行動を決めることがある。パンデミック時の予防接種は、個人の判断に委ねるだけでは不十分であり、行政が税金で費用を補助するなど介入した例は、倫理と公共利益の調整を示している。しかし、研究支援の打ち切りや個人負担の増加は、倫理的選択を困難にし、制度設計の重要性を浮き彫りにしている。 企業活動においても、利益追求と倫理の葛藤が存在する。利益は事業の健全性を示す指標であり、原価管理や戦略的施策によって確保されるが、安全性を犠牲にする圧力が生じる場合、技術者は職業倫理に基づく判断を迫られる。チャレンジャー事故のように、技術的懸念が無視された事例は、専門知識と倫理観の両立の重要性を示す。技術者は材料特性や使用環境を科学的に評価し、安全性を確保する責務を負う。内部告発の保護や制度整備は、倫理を守るために不可欠である。 さらに、倫理と損得の関係はゲーム倫理で理解できる。有限回ゲームでは短期的利益を優先する裏切りが合理的だが、無限回ゲームでは協調が最適戦略となる。持続可能な社会や企業経営では、信頼と誠実さが長期的利益をもたらす。環境問題におけるプラスチック削減の囚人のジレンマも、制度や教育による協力促進で解決可能である。倫理を「無限回ゲーム」と捉え、長期的視点で判断することが、個人・企業・社会にとって合理的であり、公共の福祉を実現するカギとなる。
A.?行政機関は赤字でも公共性を果たすが、工場は黒字でなければ存続できない。そのため利益確保には原価低減が重要で、変動費や固定費の管理が行われる。フォード・ピント事件は、コスト優先が安全を損なった例である。製品には交換価値と使用価値があり、材料選択も関わる。ゴムやプラスチックは高分子で、粘弾性を持ち、温度により性質が変わる。特にガラス転移点を境に硬さや弾性が大きく変化する。 今回のグループワークは、ゲーム理論、囚人のジレンマについてである。 ?演題は、ゲーム理論、囚人のジレンマについてであり、グループ名は囚人のジレンマ、属した人は、江幡ちはる、山根寿々、福田徳馬、日野湧太、山口竜輝、須藤春翔であり、役割は発表係。 今回は囚人のジレンマについて調べた。囚人のジレンマは、互いに協力すれば全体として最良の結果になるのに、自分の利益を優先すると裏切りを選んでしまい、結果的に両者が損をする状況を表した理論である。個人合理性と集団合理性が一致しない典型例として扱われていることが分かった。 ?私は、囚人のジレンマは企業の価格競争や環境問題など、現実社会のさまざまな場面に応用できると考えた。例えば企業間では、互いに価格を下げなければ高い利益を維持できるにもかかわらず、相手に市場を奪われることを恐れて値下げに踏み切り、結果として両社の利益が減少する。また環境問題においても、各国が協力して排出削減を行えば大きな効果が期待できるが、自国だけが不利になることを懸念し、十分な対策が進まない状況が生じている。
A.(1)1986年にフロリダで起きたチャレンジャー事故は、打ち上げ当日が氷点下であったことで、Oリングが硬化し弾力を失ったためであった。技術者の中には、低温によるOリングのリスクを事前に警告していた者もいたが、打ち上げスケジュールの遅延や政治的・経済的なプレッシャーから、その警告は十分に考慮されなかった。またお金で倫理観が揺らいでしまうのか、ゲーム理論から見た損得と善悪について考える。 (2)ゲーム理論とはビジネスや人間社会における人物をプレーヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論であり、有限回ゲームでは、金銭・損失が絡むことが多く、裏切りが得になる。一方、無限回ゲームでは、人間社会・倫理的なことが多いため、倫理的な判断をしやすい。よって無限回ゲームを意識するべきである。 (3)技術者は単に専門知識を持つだけでなく、社会に実装される設計を行い、その成果に対して報酬を受けている個人であり、上司や経営層からの強い圧力に対して「安全上の理由で拒否する」姿勢をとるべきであった。またお金に困っているような状態では、倫理観は簡単に揺らぐだろうと考えられる。最近ニュースになっている闇バイトもその一例であり、多額のお金と引き換えに犯罪を犯す。金銭的余裕のなさは人間の倫理観を狂わせ、客観的な判断ができなくなってしまう。ゲーム理論に金銭・損得が関与してきた場合、有限回ゲームでは信頼が築かれていないため倫理が軽視される傾向にあり、無限回ゲームでは倫理が報われ信頼が資産になる傾向がある。よって倫理は無限回ゲームにおける合理的な長期戦略であると考えられる。
A.(1)講義内容の再話 本講義ではゲーム理論について講義した。ゲーム理論ではすべてのプレイヤーが個人個人の利益が最大化するためにふるまうという理論であり、一見すると個人主義のディストピアになることが予想されるが、実際には個人が好き勝手にふるまうことで全体の利益が損なわれ、全体に属するプレイヤーも損をするため、そのような事態にはならないということがわかる。また、民間企業は自身の会社の存続のために利益を上げることが第一至上主義であるが、行政においては自身ではなく人民の利益を第一主義として行動しなければならないので、利益は残さないことが最も健全であるということを学んだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論囚人のジレンマ メンバー 和田雄磨 西島光汰郎 松原周凛 金剛寺 亮有 囚人のジレンマについて議論した。個々が自分の利益を最大化しようと行動すると、全体としては最悪の結果になるという状況を示すゲーム理論の代表例であり、2人の囚人が黙秘か自白かを選ぶが、互いを裏切った方が得に見えるため、合理的に考えると双方が裏切りを選ぶ。しかしその結果、協力(黙秘)した場合よりも両者の利益は低くなるという逆説を示していたことが分かった。この結果は普段の生活を行う中でも垣間見えることがある。 (3)復習の内容 ゲーム理論は、人間や組織が他者の存在を前提に意思決定するとき、どのような行動を選ぶのかを明らかにする枠組みである。個々は自らの利益を追求するが、その選択は常に他者の行動と結びついており、結果は一方的には決まらない。囚人のジレンマが示すように、合理的行動が必ずしも最良の結末をもたらすとは限らない。ゲーム理論は、このような相互作用の構造を可視化し、協力や競争の本質を捉え直す手がかりとなる。
A. 第2回目の授業では、善悪と損得についてテーマを掲げ授業が進められました。まず、工場などは黒字でなければならないという点と、行政や学校などは黒字であってはならないという事実を学びました。このような事実は恥ずかしながら知りませんでした。新たな知識を学べました。また、お金は倫理観にどのような影響を与えるかという議題では、医療の面において、予防接種などは、市民に提供したりして、お金は倫理観をかたちにする道具であるという考えを発表に選ばれた代表者の方がおっしゃっていて、なるほどなと感心しました。お金の持ち方にも倫理観の差がよく表れ、教育、予防接種、そういったものを享受するためにお金を集めるという考えにも納得しました。フォードピント事件では、品質を怠って事故が増えるかもという考えはありつつも、賠償金を払った方が安く済むといった考えで、実際に裁判になりました。これは、良い商品をお客さんのために売りたいという意志が全く感じられず、むしろ、自分の会社の利益のことしか考えておらず、社会にバレたら社会全体の信用をなくし、会社にとってとてもリスキーで大変なことになるのにお金のためだけにこういった考えになる倫理観は怖いなと思いました。また、チャレンジャー号の事件が自分的には印象的でした。実際の映像も拝見しましたが、とても言葉が出ないほどショックな映像でした。子供たちが見ている前であのようになってしまったのはかなり考えさせられる事件であるかと思います。 発表ではゲーム理論について学びました。有限回は、相手との将来関係を考えず、短期的利益を最大化すると得が得られるが、無限回は、信頼、評判、報復、協力により損得が生まれ、協力した方が長期的に得をするという考えのものでした。これについてまとめました。 これらのことから第2回目の授業で学んだことは、会社などに勤めたら、社会の信用問題にもつながる倫理観の考えをきちんと持つように心がけようと思いました。そのためにも法律をしっかり学んで、どんな場面においても応用できるよう頑張っていきたいと思いました。
A.(1)技術者には専門とする技術についての能力や知識はもちろん、その技術が社会にもたらす影響の大きさやそれを抑える方法、その技術に関連する法律についての理解も求められる。技術者は、製造したものに対する検査にも携わる。危険を最大限取り除かなければならない。一方で、メーカーは利益を出さなければならないため、支出や賠償は極力抑えたいと考える。それが大きいと倒産してしまう。技術者として、会社を守るために事故の可能性を黙認するか、または会社が倒産し、自身の職を失うことになっても事故を阻止するか。このはざまに立たされる時、どう行動するか、技術者にはその決断が迫られることもあるだろう。 (2)私たちのグループでは、ゲーム理論の定義と、そこから考えられる人の行動について話あった。まず、ゲーム理論には、回数が限られていて、終わりがある有限回ゲームと無限に続いて、終わりがない無限回ゲームの2種類があることをこの回の講義で学んだ。有限回では、回数が限られていることから、目先の利益を見て行動するので、裏切られる可能性がある、無限回では、終わりが見えず、先行きが不透明であることから、長期的に見るので、協力的になる、と結論付けた。 (3) どれだけ莫大なお金をもらったとしても、殺人を犯すことで失うもののほうが大きいと感じる。殺人を犯すことで、一生を独房で過ごすこともあるだろう。その場合、もらったお金を使う機会そのものがなくなってしまう。 そのリスクを鑑みたとしても、お金をもらって人を殺すものも中には現れるかもしれない。その人は、生活に苦しんでいたり、心が病んでいたりして、正常な倫理観が欠如している場合が多いだろう。その人を少しでも減らすために、税金を徴収して行政を行っている。行政を行うと、心が病むなどのことはなくなり、正常な倫理観を取り戻すことができると考える。お金は、倫理観に直接結びつくことはなく、行政などの形に変わって、倫理観に間接的に結びついてかかわりあっていると考える。一方で、上述の人間の状態では、お金に目がくらみ、倫理観に異常をきたす、という直接的にかかわりあうこともあると考えた。 これは技術者も同様にお金をもらっている立場であることから、お金をもらうためにリスクを黙認することが得であると判断し、行動に出ることもあるだろう。
A.(1)工場や企業は国民の土地や資源、労力を利用して活動しているため、黒字経営が求められる。一方で行政は国民の税金によって成り立っているため、利益を出すことが目的ではなく、黒字であってはならないと考えられている。このように、組織の目的によって求められる倫理観は異なる。お金は人の倫理観に大きな影響を及ぼす。生活に困窮すると詐欺や犯罪に手を出す可能性が高まり、逆に余裕があれば寄付や募金など社会貢献につながる行動を取りやすい。実際に失業率が高い地域では犯罪率も高くなる傾向がある。企業では利益を出すために原価計算が重要であり、利益は売上高から総原価を引いたものである。総原価は変動費と人件費や家賃などの固定費から成り、利益確保のためには原価削減が行われる。 しかし、過度な利益追求は倫理問題を引き起こす。フォード・ピント事件では、燃費が良く安価な車を早く市場に出すことを優先し、燃料タンクの欠陥を認識しながら生産を続けた結果、多くの事故と犠牲者を出した。これは企業利益と倫理の対立を象徴する事例である。また、チャレンジャー号爆発事故では、低温によるOリングの硬化が原因で事故が発生し、技術者倫理の重要性が強く問われた。 (2)有限解か無限解かをゲーム理論で決めるワークショップにおいてグラフィカルアブストラクトに書かれている表を参照お願いします。 (3)技術には交換価値と使用価値があり、実用性や安全性が軽視されてはならない。専門知識を持つ技術者には、その知識に基づいた倫理的判断が求められる。さらに、国家間外交のような無限回のゲームでは協力が有利になるように、長期的視点に立った倫理的行動が社会の安定につながると考えられる。
A.(1)講義内容の再話 金は倫理観を形にする道具であり、どこに費用をかけてどこを削るかという選択は倫理に大きくかかわってくる。また、技術者が真実を隠したり?をついたりすることはもっとも基本的な倫理違反である。フォードピント事件では、欠陥が事故を招くと予想されたが費用削減が優先されたことで欠陥の改良を行わず事故が多発した。チャレンジャー事故では、Oリングの低温による危険の警告を組織の都合により無視され、打ち上げ直後に爆発して7人の命が失われた。これらの例から、利益だけで判断することは非常に危険なことであり、安全を軽視しない倫理的判断が重要なことであると示された。 (2)発表要旨 本発表の演題は「ゲーム理論とは」である。グループ名はゲーム。青木優奈、永井日菜、笹原里音、伊藤夢、青木優菜、川野美緒の6名で構成されている。発表の創作において調査係を担った。ゲーム理論とは、複数の人間が互いに影響を及ぼし合う状況において相手の行動を考えながら自分の最適な行動を見つけることである。例えば、一回きりのゲームであれば、次がないため自身の利益を最大化する行動をとりやすくなる。しかし、無限回であれば次があるため、信頼協力関係が生まれやすくなるというものである。 (3)復習内容 Oリングについて調べた。Oリングはゴムの輪のことであり、流体を密封するための部品である。装着が容易であり、適正なゴム材料を選定することで広範囲に使用することができる。ゴム弾性は一定の温度を境にした低温で完全に失われる。チャレンジャー事故では、低温が原因でゴム弾性が失われたことが事故の一因である。警告を無視して打ち上げを強行したことで命が失われたため、技術者は専門知識に基づき安全を最優先する判断を行う責任があることを再認識した。たとえ組織的な圧力があったとしても、安全を軽視する判断は許されず、倫理的責任を果たすべきと考えた。
A. 授業では、お金と倫理観の関係を学び、工場は黒字であるべきだが、学校や行政は税金で運営されるため黒字であってはならないと知った。お金は倫理観を形にする道具であり、利益と公共性のバランスが重要であることを考えた。また、チャレンジャー号事故を通して、技術的判断と倫理的判断の関係を学んだ。具体的には、Oリングの粘弾性やガラス転移点といった性質が適切に理解されなければ、このような重大な結果を招いてしまうということを実感した。 発表では「ゲーム倫理の有限回と無限回」についてまとめた。有限回ゲームでは、終了が決まっているため利益を優先する傾向が強まり、最終回が重要となる。一方、無限回ゲームでは、長期的な関係を前提とするため、協力や信頼といった倫理的行動がみられる傾向がある。こういった視点は、ゲーム理論と倫理学を組み合わせ、現実社会における人間関係にも応用できると感じた。特に、無限回ゲームの例より、継続的な協力関係を築くことの重要性を学んだ。 復習では、Oリングに使用されるゴム材料が用途によって多様に設計されることを改めて理解した。ゴムの粘弾性やガラス転移点を考慮することで、耐熱性や柔軟性などの用途における設計が実現可能となる。設計段階でこれらの性質を適切に調整することが、安全性と機能性を両立させる鍵であるとわかった。授業全体を通して、技術的知識と倫理的判断を結びつけることの大切さを再確認し、今後の学びや行動に活かしたいと感じた。
A.本講義では、技術的判断と倫理的責任の関係について、実際の事故例と材料・理論の基礎を通して学んだ。まず、フォード・ピント事件では、燃料タンクの安全性に問題があることを認識しながらも、コストや市場競争を優先した結果、重大な人身事故が発生した。この事例は、経済的判断が安全性を上回った場合に生じる倫理的問題を象徴している。次に、チャレンジャー号爆発事故では、低温環境下でOリングが本来の弾性を発揮できなくなる危険性が指摘されていたにもかかわらず、打ち上げが強行されたことが原因となった。Oリングは、円形断面を持つゴム製のシール部品であり、配管や機器の隙間を密封する重要な役割を担っているが、素材特性を正しく理解しなければ安全性は確保できない。 この事故を踏まえ、ゴムの弾性や高分子材料の結晶性、粘弾性測定およびガラス転移点といった材料科学の基礎が紹介された。特にガラス転移点以下では材料が硬化し、シール性能が低下するため、使用環境を考慮した材料選定の重要性が強調された。また、意思決定の側面ではゲーム理論が取り上げられ、組織内での判断が個々の利害や圧力によってどのように歪められるかが説明された。これらの事例と理論を通して、技術者には専門知識だけでなく、安全を最優先に行動する倫理観が求められることを理解した。 ワークショップでは、ゲーム理論に関して話し合い、囚人のジレンマを例に挙げ、表に書き出すことで理解を深めた。
A.(1) 善悪や損得を「個人の利益」と、「公共の福祉」という視点から考えましょう。まず、行政は基本的に黒字を出すことを目的とせず、利益が出れば固定資産税などの負担が生じます。一方、学校などの公共機関には予備費があり、赤字になってもすぐには立ち行かなくなるわけではないです。しかし工場などの民間企業は黒字でなければ経営が厳しく、予備費も限られている点が大きく異なります。原価は変動費と固定費に分けて考えられ、モノには交換価値と使用価値があることが分かります。最後に、価格の粘性と弾性の関係をグラフで確認し、両者を合わせた粘弾性という考え方ができます。 (2)グループワークでは、ゲーム理論について考えた。その中で 囚人のジレンマを取り上げた。囚人のジレンマとは互いに協力すれば全体として最も良い結果になるにもかかわらず、相手を信用できないために裏切りを選び、結果的に双方が損をしてしまう状況を指す。個人の合理的判断が、集団全体では非合理な結果を生む点が印象的であった。 (3) お金は人の倫理観にどのような影響を与えるのかを考えた。生活に余裕があると、長期的な視点で物事を考えやすくなり、法やルール、他者への配慮を重視する行動を取りやすい。一方、経済的に追い込まれると、短期的な利益を優先し、不正やルール違反に手を出してしまう可能性が高まる。身近の例でいえば、ギャンブルの勝った時と負けた時の行動の違いが考えられた。
A. スペースシャトル・チャレンジャー号には、高温ガスが外部に漏れるのを防ぐためにOリングが使用されていた。しかし、このOリングに関して、低温下での性能低下が懸念されていた。技術者は訴えたものの受け入れられずに、スペースシャトルの打ち上げは強行された。発射1分後に爆発し、7人の宇宙飛行士がなくなってしまった。この事故は技術的問題だけでなく、組織的判断の欠陥も大きな要因とされた。 ゲーム理論からみた損得と善悪、大坂琉音、沖杉紗琶、嘉規円花、吉田好、加藤さなみ、役割:可視化、ゲーム理論とは、相手の行動を考慮して最適な行動を決める理論のことで、有限回ゲームと無限回ゲームで戦略が異なる。例として、囚人のジレンマが挙げられ、有限回ゲームでは最終回が見えているため、裏切りが合理的である。しかし、無限回ゲームでは回数が不定で継続するので長期的な信頼が重要になり協力することが合理的である。このことより、損得は有限回ゲーム、善悪は無限回ゲームとしてとらえることができるという結論が出た。 行政は、公共の利益を守る立場にあり、倫理観に基づいた公平な判断が求められる。しかし、税金や公共事業など「お金」が絡む場面では、特定の団体や個人に利益の偏りや不正が生じる危険がある。そのため,行政がお金をどのように集め、どのように使っているのかを明確に示し、誰でも確認できる透明性の高い仕組みが必要である。倫理に基づいてお金を扱い、行政が公正に働くことで市民の信頼が保たれ、安心して暮らせる社会が成り立つ。
A.①民間の事業と行政では利益に対する方針が異なり、民間事業は利益を生み黒字となる必要がある一方、 行政は資金が国民の税金によるものであるため、赤字にならなくてはならない。 このため行政は緊急の支出に備え予備費を設定している。 企業が利益を追求するあまり起きた事件として、フォード・ピント事件がある。 この事件では車の欠陥を補強するよりも起きた事故に保証金を支払うほうがコストが低いと判断され、設計が修正されず そのまま生産された。 ②ワークショップでは、ゲーム理論について調査した。ゲーム理論は利害関係を持った人物同士が互いに戦略を持って 行動し、結果により様々な成果が得られるものである。回数が有限の場合は協力が成立しやすい一方、無限の場合は 協力が成立しにくい。 ③復習ではチャレンジャー事故に関連して、ゴムとプラスチックの違いについて調査した。 ゴムとプラスチックの違いとして、ゴムは熱硬化性、プラスチックは熱可塑性という点がある。そのため、ゴムは架橋剤を加え熱と圧力を掛けることで架橋させ整形し、プラスチックは熱して型に注入することで整形する。 熱可塑性により、ゴムは耐熱性を持つ。 ゴムのガラス転移点とは物質がガラス状態からゴム状態へ転移する温度のことであり、ガラス転移点以下では分子鎖の運動が制限されガラス状態になり、ガラス転移点以上では分子鎖が自由に動けるようになり、弾性を持つゴム状態になる。 ゴムのガラス転移点の測定法には示差走査熱量測定(DSC)と熱機械分析(TMA)、動的粘弾性測定(DMA)がある。 DSCはゴムを一定速度で加熱または冷却し、吸収または放出する熱量を測定することで比熱の変化からTgを検出する。 TMAは材料を様々な温度条件下で外力を加え、長さや体積の変化からTgを検出する。 DMAは材料に振動的な応力を加え、変位からTgを検出する。
A.(1)本講義ではお金と倫理観の相関性と利益や報酬を生み出す仕組み、Oリングとゴムの低温特性が関連しているロケットの問題、最後にゲーム理論から見た損得と善悪について学びました。この中で自分が特に印象に残っていいるのは、お金と倫理観の相関性についてです。自分は倫理観についてあまり深く考えたことはないのですが、自分は倫理観とお金は密接的に関係しているのだと考えました。考えた理由として自分が経済的に苦しくて家族を養えないときに倫理観のない実験に多額の報酬が積まれたとすると、自分が健全な状態に比べて選択肢が変わってくだろうと考えたからです。また行政についてもその国の政治の在り方が倫理観の形成に深くかかわってくるのではないかと考えた。 (2)ワークショップ課題についてはゲーム理論について話し合いました。まず我々の班ではゲーム理論の意味について議論をしました。結果としてゲーム理論とは害が一致しない複数の主体をゲームに参加するプレーヤーになぞらえ、その意思決定の過程を分析する学問であると結論づきました。またそのほかにもゲーム理論における有限界と無限界の場合についても調査ました。結果として有限界においては協力が生じにくく、無限界の時には協力が生じやすいと判明しました。 (3)自分はゲーム理論を調べる途中で気になった囚人のジレンマについて調べました。相手と協力する方が協力しないときよりもいい結果になることが頭では分かっていても、協力しない者のほうが利益を得るような状況ではお互いに協力しなくなる、というジレンマを指すことが分かりました。
A.(1) 講義では、組織の目的と倫理の関係について学んだ。学校や行政は公共性を重視するため黒字を目的としない一方、工場は利益を出し続けることが求められることから役割が異なることが示された。また、お金が意思決定や倫理観に与える影響について考察し、利益追求が判断に影響を与えてしまう危険性があることを学んだ。加えて、オーリングの構造や用途、使用されるゴムの種類について学び、材料選択が安全性や信頼性につながることを理解した。最後に、粘弾性測定やガラス転移点の概念を通して、材料の特性を把握することが製品設計において重要であることが示された。 (2) 自分の班では、個人の合理的な選択が必ずしも全体にとって最適な結果をもたらさないことを示す理論であるゲーム理論について、調べてまとめた。ゲーム理論は、複数の主体が互いの行動を予測しながら意思決定を行う状況を数理的に分析する方法であり、経済活動や社会制度、技術者の判断など幅広い分野で応用されている。利己的な行動と協調行動の違いが結果に与える影響を整理した。これにより、合理性と倫理性の関係について考えるきっかけとして、集団の中でどのような選択が正しいのかを考察した。 (3) 工場が黒字を求められる背景には、継続的な生産と雇用を維持する責任がある一方で、利益を優先し過ぎると安全性や品質が軽視されてしまう危険性があると考えた。そのため、技術者には経済性と倫理性の両方が求められる。オーリングのような単純であるように見える部品であっても、使用環境に応じたゴム材料の選択を間違えると大きな事故につながる可能性がある。また、粘弾性やガラス転移点を理解することは、材料の限界を正しく理解するために不可欠である。技術者は知識と責任を結び付けて行動する必要があると感じた。
A.(1)本講義では、「善悪と損得」という観点から、個人の利益と公共の福祉の関係について考察した。まず、「工場は黒字、学校・行政は赤字であるべき」という一見逆説的な言葉が提示された。これは、企業や工場は利益を生み出すことが目的である一方、学校や行政は利益を出すことよりも、教育や福祉、安全といった公共性を優先すべき存在であることを示している。善悪の判断と損得の判断は必ずしも一致せず、利益を追求した結果が社会全体にとって悪となる場合がある。その具体例として、フォード・ピント事件が紹介され、企業がコスト削減を優先した判断が人命軽視につながった点が問題として取り上げられた。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論を用いて個人や組織の行動がどのような結果を生むのかを議論した。ゲーム理論では、各主体が自分の利益を最大化しようと合理的に行動すると、必ずしも全体にとって最善の結果にならない状況が説明される。発表では、この考え方をフォード・ピント事件に当てはめ、企業が損得計算に基づいて行動した結果、社会全体としては大きな損失が生じた点を指摘した。個々の合理的選択が集まることで、公共の福祉が損なわれる可能性があることを確認した。 (3)復習を通して、善悪と損得は異なる基準で判断されるべきものであり、特に公共性の高い分野では損得よりも善悪が重視されるべきだと理解した。ゲーム理論は行動を分析する有効な枠組みだが、それだけに依存すると倫理的判断が欠落する危険がある。個人や企業が社会の一部である以上、自らの利益だけでなく、公共の福祉への影響を考慮する姿勢が重要であると学んだ。
A.(1)ゲーム理論を取り上げましょう。ゲーム理論とは利害が対立する複数の主体(プレイヤー)の意思決定や行動を分析する理論です。有名なゲーム理論としては「囚人のジレンマ」あります。 労働とはなんだろう。労働はお金や称賛で交換できる価値であると考えられるね。今は物価高と呼ばれているが、実は円が安くなっているんだ。ブランド品が高いのも、円が安くなっているからだね。決してブランドの価値が下がっているわけではないよ。 (2) 有限回か無限回かゲーム理論で考えた。 ゲーム理論として囚人のジレンマを取り上げよう! 両方が黙秘すれば、軽い罪で済む一方が自白し、もう一方が黙秘すれば、自白した方は釈放され、黙秘した方は重罪、両方が自白すれば、両方とも中程度の罪、このジレンマは、個人の利益追求が必ずしも全体の最適解をもたらさないことを示してる。 ゲーム理論の目的は交渉時の駆け引きを有利に進めることである。つまり、相手にもある程度の利益がありつつ、こちらが認められる限界の利益を求める方法である。 倫理に金銭や得失が関与してきた場合は、金線や得失が有限会のゲーム、倫理は無限回のゲームと考えられる。 (3)復習ではOリングとゴムの低温特性について調べた。 プラスチックもゴムも高分子であるが、プラスチックは合成ポリマーで、ゴムは天然ポリマーである。プラスチックは熱と圧力を加えることで成形できる性質を持つ。ゴムは植物から採取されるものと、石油を原料に合成されるものがあり、弾性を持つ。 ゴムには天然ゴムやニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、エチレン酢ビゴム、クロロプレンゴム、ハイパロン、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴムがある。 ニトリルゴムのガラス転移点を調べた。一般的に-55℃程度であり、低温でも柔軟性を保つ特性がある。 ガラス転移点の測定方法には示差走査熱量測定(DSC)、熱機械分析(TMA)、動的機械分析(DMA)などがある。DSCは資料は加熱、冷却、または一定温度に唐音保持したときに資料に生じる熱流を測定するものである。
A.(1)授業で学んだこととしては、お金が倫理観にどのように関わってくるかという問いについて、お金があることで市民に利益がある(ワクチンなど)、お金は倫理観を形にする道具、お金を持っている人ともっていない人では倫理観の差がある、失業率が高いと犯罪率が高いという話が出ました。企業は利益を出すためには原価を下げることや、変動費は売り上げの個数によって変わるもの 固定費は売り上げがあってもなくても変わらないもの(家賃、人件費)、人件費は人を採用しないことでコストを抑えるということなどを学びました。 (2)ワークショップではゲーム倫理の有限開と無限回について話し合いました。有限開とは相手との将来関係を考えない、短期的利益を最大化すると得と考える、無限回は自分の得だけを見ていると損することがある、信頼・評判・報復・協力によって損得が生まれる、協力したほうが長期的に得をする、相手の行動や関係が損得を左右するという意見が出ました。 (3)復習の内容としてはOリングは、液体や気体の漏れを防ぐために部品同士の隙間にはめ込む円形のシール部品です。主にゴムや樹脂で作られ、耐熱性や耐薬品性など用途に応じて材質が選ばれます。代表的なゴムには、耐油性に優れたニトリルゴム(NBR)、高温や薬品に強いフッ素ゴム(FKM)、耐候性のあるクロロプレンゴム(CR)などがあります。また、粘弾性測定とはゴムや高分子材料の力のかかり方と変形の関係を調べる実験で、ガラス点移転とは高分子(ゴムやプラスチック)がガラスのように固くなる温度の境目のことということも調べました。
A.?本講義では、工場は利益を追求し黒字であることが求められる一方、行政は公共性を重視するため黒字であってはならないという対比から、組織の目的と倫理観の違いについて学んだ。また、お金が人の判断に与える影響について考え、利益を優先することで倫理が揺らぐ危険性が指摘された。さらに、交換価値と使用価値の違いとして、特許のように金銭と交換できる価値と、卒業論文のように直接的な利益はなくとも人の成長や満足につながる価値があることを理解した。チャレンジャー事故は、利益や日程を優先した判断が技術者倫理を損ない、重大事故につながった象徴的な事例である。 ?演題: ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:A班 共著者名:小野翔太、鈴木晴琉、浄閑祐輝、長尾瞬、細井蓮、小池快成、日下陽太 役割:筆頭著者 グループディスカッションでは、ゲーム理論を取り扱い、私たちのグループでは囚人のジレンマを題材に合理的判断と結果の関係について議論した。囚人のジレンマでは、各自が自分の利益を最大化しようと合理的に判断すると、相手の選択に関わらず裏切る行動が最善となる。しかし、その結果として両者とも協力した場合より不利な結果を招いてしまう点が特徴である。最終的に、このような短期的な合理性が必ずしも全体の幸福につながらないということを結論づけた。 ?授業後の復習を通して、技術者倫理とゲーム理論の関係について考えを深めた。チャレンジャー事故では、合理的な判断や組織の都合が優先され、安全が軽視された結果、悲劇が起こったといえる。囚人のジレンマのように、個々が合理的に行動しても全体として損失を生む状況は現実社会にも多く存在する。だからこそ技術者には、短期的な利益や交換価値だけでなく、人命や社会への影響といった使用価値を重視し、協力と信頼を前提とした倫理的判断を行う姿勢が求められると考えた。
A.今回の授業では主にお金と倫理観を結びつけて講義が行われた。お金をどのくらい持っているかと言うのは心の余裕をイコールで表しており、所持金や各々の生活純度によって、その人たちが捉える倫理観というものが変わってくる。実際に自分でも所持金、お金の量は気持ちの持ちように深く関わっていると考える。また技術者倫理について教科書に載っていたOリング事件について取り上げた。Oリングとは円形の断面を持つリング状のゴム製部品であり、ロケット製造に使われていた。技術者がこの時Oリングの問題点を発見していたが上層部はそれを認めず、結果的に事故が起きてしまったという流れである。この事件は倫理観の判断が非常に難しいと考えた。技術者1人が問題点を発見しても、それを上層部が認めないとなると、これは技術者倫理の次のステップの問題だと考える。これは1人の技術者の意見を聞かなかったことから起きた事件であり、その理由として、政治や社会が関係している。このようにたくさんの人や社会が関係しているプロジェクトにおいて、問題点を見つけたらいかに他人に危険を理解してもらう、また他人の意見を聞くことが技術者倫理の目線において非常に大切であると感じた。講義後半に行ったワークショップでは、ゲーム理論について取り組んだ。これは有名な心理戦であり、技術者倫理を絡めることによってより深く、心理の深さについて感じることができた。お金や地位を得ると、技術者倫理も欠けてしまう恐れがあることを学ぶことができ、人間の恐ろしさを感じた。
A.今回の授業ではお金と倫理観の関係について触れた。お金に関して合理的な思考だけではなく倫理観なども考慮した技術の使い方が重要であり、その例として車の安全性が担保されていない状態で売り出した方が賠償金などを考慮しても利益が出ると理由で車を販売して事故が多発したような事例があった。 ワークショップ課題では以下のような内容にまとまった。ゲーム理論について調べてグループで議論した。ゲーム理論とは人や組織が限られた資源や利益をめぐって意思決定を行う理論であり、自他の利益など周りの状況に応じて行動を決めることを表したものである。代表的なものとしては囚人のジレンマがあり、二人の囚人に対して、二人とも黙秘したら減刑、片方だけ自白したらそっちの方だけ釈放し黙秘した方は刑期が倍になる、二人とも自白したら判決どおりの刑期になるという司法取引をした際に黙秘すべきか自白すべきかというのを考えるものである。この例は回数が有限か無限かによって結論が変わる。 授業の復習では「Oリングとゴムの低温特性について調べよう」を題意に以下に記した内容をおこなった。ゴムは引っ張っても元に戻る弾性を持つのに対してプラスチックは固く変形しにくい。ゴムの種類の例として天然ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムEPDMゴムなどが挙げられる。ガラス転移点はゴムが柔らかい「ゴム状態」から硬くて脆い「ガラス状態」に変わる温度のことである。ガラス転移点の測定法にはDSCやTMA、DMAなどがある。
A.1 本講義においては、善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-というテーマで学んだ。お金の存在により、人々の倫理観というものはゆがんでいってしまうものである。利益や報酬を生むのには、一定のコストの削減が必要となり、この点において、安全面の軽視つまり倫理観の欠如が起こるということである。また、ゲーム理論を用いて、倫理観を保ったままで自分の利益を最大化するための方法などを考え、分析していった。1回きりの場合には、次がないため自分の利益を最大化する行動を取りやすく、無限回行う場合は、次があるため、信頼や協力関係が生まれやすい傾向にあるという。 2 演題 ゲーム理論から見た損得と善悪 共著者名 小笠原大地、長橋昴汰、植村研ラエル ゲーム理論における有名な事例である囚人のジレンマを取り上げて、グループ内で議論を行った。これは、お互いに協力する方が協力しない場合よりも良い結果になるということがわかっていたとしても、協力しないものが利益を得る状況下においては互いに協力しなくなるというジレンマである。これと同じようなことが世界規模で起こっているという可能性を考えた。具体的には地球温暖化の問題がある。当然、大量の温室効果ガスを排出しないことで世界的に協力することが良い結果を生むとしても、経済発展に資するものであるならば問題を軽視してしまうというようなことが世界で起こっていると考えたものである。CRediTの分類法における私の役割はValidationである。 3 今回の講義を受講した上で、安全性を突き詰めていけば赤字になるということを学ぶことが出来た。そこで倫理観を保ったままで、利益を出すのにはどうすればいいのかということを考え、これを復習の内容とした。赤字になってしまったならばそれはもう企業としては存続し得ないものであるから、一定安全性が低下してしまうことは防ぎようのないことであると思われる。しかしながら、安全性は利用者の命に直結するような重大な問題であるから、安全性を蔑ろにしなければ利益を上げられないような業務であれば最初から着手するべきではないとの考えに至った。
A. ゲーム理論からみた損得と善悪について、損得で判断すると全体として悪い結果になることがあ る。善悪を守る方が、長期的には社会全体に利益をもたらす。技術者倫理でも同じで、短期的なコスト削減を優先すると、安全性・環境面を犠牲にし、結果として企業や社会に大きな損害をもたらす。 利益や報酬を生み出す仕組みについて考えてみると、企業は利益を出すために、コスト削減、生産効率化,競争力強化を求めらる。しかしそれが行き過ぎると、利益のために倫理を犠牲にする圧力が生まれる。技術者は生活を守るか倫理を守るかで葛藤する。なぜなら、企業は個人の倫理より組織の利益を優先しがちだからである。解決策は技術者が声を上げても守られる仕組みが必要である。 今回の課題であるゲーム倫理とは、人間社会における人をプレイヤーとしてみなし、互いに与える影響を考慮しながら、意思決定を行う倫理のこと。また、倫理と損得の関係はゲーム倫理で理解できる。有限回ゲームでは短期的利益を優先する裏切りが合理的であるのに対し、無限回ゲームでは協調が最適な戦略となる。無限回ゲームは倫理的な判断がしやすい。よって無限回ゲームを意識するべきである。これは、持続可能な社会や企業経営では、信頼と誠実さが長期的利益をもたらすだろう。 最後に,ゲーム理論は、複数の主体が互いの行動を考慮しながら意思決定する状況を数学的に分析する理論である。その中で示される損得のジレンマとは、各個人が合理的に自己利益を追求した結果、全体としては非効率な状態に陥る現象を指す。囚人のジレンマでは、裏切りが個人にとって最適戦略であるため、双方が裏切りを選び、協力した場合よりも低い利得に落ち着いてしまう。一方、利益や報酬は戦略の組合せによって決まる利得として定義され、報酬設計や罰則、信頼関係の導入によって協力が合理的となる仕組みを構築できる。同じゲームを無限回繰り返す場合、将来の利得を考慮することで協力が維持されやすくなるが、現実には時間割引や情報の不完全性などが存在し、理論通りに機能しない限界もある。
A.(1)お金が倫理観にどのような影響を与えるかについて考えた。予防接種を例に挙げて考えた。お金によって倫理観が崩れてしまうということがわかりました。オーリングについて学んだ。Oリングは、流体のシール材としては最もポピュラーで、機械はもちろん、住宅の水回りや庭の水まきホースなどでも見かけます。溝にはめて適度につぶすことで、ゴムの復元力による面圧で流体をシールします。シール材の中では最もシンプルな形状ですが、多くの用途で使いやすくてシール性が良いので多用されています。次にガラス転移点と粘弾性について。ガラス転移点(Tg)は高分子が硬いガラス状態から柔らかいゴム状態へ変化する温度であり、この付近で粘弾性が大きく変化する。Tg以下では弾性支配、Tg以上では粘性やゴム的弾性が支配的となる。 (2)ゲーム理論 ーム理論では、人や組織が**「損得」=利得(payoff)**をもとに行動を選ぶと考えます。 各プレイヤーは、自分の得を最大化し損を最小化するように戦略を立てます。ただし、他者の行動も結果に影響するため、自分だけの最適行動が常に全体最適ではないのが特徴です。 例えば「囚人のジレンマ」では、互いに裏切る方が個人の得は大きいが、全体としては損になる。 このように、ゲーム理論は個人の損得の選択が社会全体の結果をどう変えるかを分析する学問です。 (3)授業ではお金に関する倫理観について学んだ。このことを得て職業別の金銭感覚や倫理観について友人と議論をし幅広い知識を定着させることができた。
A. 損得勘定と倫理観は深い関わりがある。工場や企業では利益を出すことが目的であるから、黒字であることが求められる。一方で、学校や役所といった行政は利益追求ではなく、社会を支えることを目的とするため黒字であってはいけない。企業においては、売上高から総原価を差し引いたものが利益であり、利益を出すには原価を下げる必要がある。このとき、利益を優先しすぎると倫理問題が生じる。例えばチャレンジャー号爆発事故は、燃料を密閉するために使われたOリングの耐寒性にガラス転移点による懸念があったにも関わらず、打ち上げ延期による賠償金の損害を優先したことで、燃料が漏洩し搭乗者が亡くなった。目の前の損得に左右されず正しく倫理観を働かせることができるかどうかは、技術者にとって最も重要であると言ってもよい。 損得・善悪を考えるものとしてゲーム理論が挙げられる。有限回ゲームは回数が決まっているため最終回前に裏切ることが勝利のために合理的な手段であり、有名なものに囚人のジレンマがある。無限回ゲームは回数が不定のため長期的信頼と協力が重要となる。つまり有限回ゲームでは損得、無限回ゲームでは善悪を考えるものと捉えることができる。このように、個人の合理的行動が必ずしも全体の最善にならないことが分かる。 お金の使い方によって生み出されるものは異なるから、最終的に得られたものが目的に沿ったものであったかを見ることで、その倫理観が正しく作用していたかを図ることができる。つまり、お金は倫理観を具体的な形にする手段であると言える。技術者は技術・経済性・倫理のバランスを考えて行動する責任がある。
A. お金は人間の行動の動機や手段となることで 倫理観に深く関わり、倫理的判断を鈍らせることもあれば、慈善活動や社会貢献といった倫理的な行動を促進することもある。お金は善悪の基準ではなく、その使い方によって倫理的な影響が異なり、個人の倫理観や社会の規範が、お金との関わり方を決定すると言える。利益を出すためには原価を下げなければいけない。人件費、利益を出すためには固定費を減らす必要がある。 演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」、グループ名は「うらきもう」、共著者は鈴木純奈、須田琥珀、松本碧衣、私は調査を担当した。ゲーム理論とは、複数の意思決定者が互いに影響を及ぼし合う状況でどのように最適な行動を選ぶか分析する理論のことである。 復習として、Oリングについて述べる。Oリングとは、流体の漏れを防ぐ「シール部品」のことで、断面がO字型のゴム製リングである。配管の継ぎ手や油圧機器、自動車部品、家電製品など、様々な分野で使用され、溝にセットして適度に圧縮されることで反発力を生み、密封性を保つ。Oリングにはニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム(Si)、フッ素ゴム(FKM)、パーフロ(FFKM)など、様々な合成ゴムが使われ、それぞれのゴムは耐油性、耐薬品性、耐熱性などの特性が異なるため、用途に応じて適切な材質を選ぶことが重要である。
A.(1)講義内容の再話 講義では、ゲーム理論を通じて「善悪と損得」というテーマを考察し、個人の利益と公共の福祉の関係を分析しました。囚人のジレンマを例に、合理的な選択が必ずしも社会的に最適ではないことを説明しました。さらに、現実の事例として1986年のスペースシャトル「チャレンジャー」事故が取り上げられました。この事故では、打ち上げを延期すべきという技術者の警告があったにもかかわらず、組織の意思決定はスケジュール遵守を優先しました。結果として、打ち上げは強行され、オーリングの不具合により爆発事故が発生しました。この事例は、個人や組織が損得を重視しすぎると公共の安全が犠牲になることを示しています。講義では、ゲーム理論の「協力と裏切り」の構造が、現実の組織判断にも影響することを強調しました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、「個人の利益と公共の福祉を両立させるための仕組み」をテーマに議論しました。私の発表では、チャレンジャー事故を例に、組織内での情報共有不足と意思決定の偏りが重大な結果を招いたことを指摘しました。技術者は安全性を重視していたにもかかわらず、経営層は打ち上げ延期によるコスト増加や政治的影響を懸念し、リスクを過小評価しました。この構造は囚人のジレンマに似ており、短期的な損得を優先することで長期的な公共の利益が損なわれます。私は、こうした問題を防ぐためには、意思決定過程に倫理的評価を組み込み、技術者の意見を尊重する制度設計が必要だと提案しました。 (3)復習の内容 復習では、ゲーム理論の基本概念であるナッシュ均衡と囚人のジレンマを再確認しました。特に、チャレンジャー事故の事例から、組織における損得計算が安全性より優先される危険性を学びました。また、公共の福祉を守るためには、協力を促す仕組みや透明性の高い情報共有が不可欠であることを理解しました。さらに、現代の課題であるAI開発や環境問題にも同様の構造が存在し、倫理的判断と合理的設計の両立が求められることを再認識しました。
A. (1)まず、ゲーム理論の考え方を学んだ。ゲーム理論とは、複数のプレイヤーが互いに影響し合う状況において、各々が自身の利益を最大化するために、相手の行動を考慮しながら最適な戦略を決定する思考法である。ゲーム理論には代表的なモデルである「囚人のジレンマ」があり、これは互いに利益がある協力を行いながらも、会話等の欠如のために望ましくない裏切りが存在するという特徴があることが分かった。 (2)グループワークでは、ゲーム理論の特徴を有限回ゲームと無限回ゲームに分けて整理することを演題として行った。グループの共著者は、佐藤壮真、室本拓海、棟方陸斗、川村拓大である。私は執筆(原稿作成)を行った。調査の結果、有限回ゲームとはゲームの終了が明確に決まっているゲームであり、相手が最後に裏切ると予測する傾向が高いことでプレイヤーは非協力的になりがちであることが分かった。一方、無限回ゲームではゲームの終了が分からずゲームが永遠に続く可能性があるため、プレイヤーは相手との長期的な関係を維持するために協力的になりやすいことが分かった。 (3)私の身近な例にもこのゲーム理論は生かすことができると考えられる。例えば、友人と会食をする際に、お互いに食べたい物の意見を出し合いながら両者が納得できる意見を見つけていくことはまさしくゲーム理論の思考法である。また、企業間である商品を顧客に対して売る際に競合他社の動向を予測しながら自社の利益を最大化するための思考もゲーム理論といえる。
A.(1)講義内容の再話 技術者倫理とは、単に「正しいことをする」という心の問題ではなく、専門知識を正しく理解し、責任をもって活用することだ。知識のないままに判断するのは、無責任であり、倫理的とは言えない。スペースシャトル「チャレンジャー」の事故では、ゴム製のOリングが低温で硬化し、密閉が保てず爆発につながった。Oリングの材料であるゴムは、弾性を持つが、温度が下がるとガラス転移点を超えて固くなる性質がある。この基本的な特性を軽視したことが、悲劇の原因になった。ゴムには天然ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなど多くの種類があり、それぞれに温度特性が異なる。技術者が材料の性質を理解しないまま設計を進めることは、倫理的な過失と言ってもいい。技術者倫理とは、専門知識に基づく判断と、その結果への責任を負う覚悟である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論は、人が利害関係の中でどのように行動するかを分析する学問だ。特に「囚人のジレンマ」は、倫理と得失の関係を考える上で興味深い。有限回のゲームでは、人は「今回だけなら裏切っても得をする」と考え、自己中心的に行動しやすい。しかし、無限に続くゲームでは、信頼と協力を保つほうが、長期的に大きな利益を生む。これは社会生活にも同じことが言える。企業の利益追求や個人の損得も、短期的には裏切りが得策に見えても、信頼を失えば最終的に損をする。倫理とは、この「無限回ゲーム」を意識して行動する力だと言える。たとえば、環境問題や公共の福祉などは、一人ひとりが協調を選ぶことでしか維持できない。お金や利益は有限回ゲームの結果だが、倫理は社会全体が長く続くためのルールである。つまり、倫理を守ることこそが、最終的には最大の得になる。 (3)復習の内容 善悪と損得の関係は、個人の利益と公共の福祉をどのように調整するかという課題として理解できる。個人が自らの利益を追求すること自体は自然な行動だが、その結果が社会全体の安全性や公平性を損なう場合、行為は善よりも悪として評価される傾向がある。また、公共の福祉は個々の損得計算を超えた長期的視点を要求し、技術者や企業に対しても社会的責任を意識した判断が求められる。したがって、個人の利益と公共の福祉の両立は、倫理的基準に基づく合理的な意思決定が鍵になると考える。
A.技術者倫理第二回の講義では、工場の仕組みとお金が倫理観にどのように関わるかについて学んだ。工場の仕組みについては教科書p.14を用いて説明され、工場は黒字でなければ存続できない組織である一方、行政機関や学校は黒字を目的としない点が対比された。この違いから、お金の扱い方が組織の判断や倫理観に強く影響することが示された。 講義では、お金は単なる手段ではなく、倫理観を具体的な行動として形にする要素であると説明された。理想としての倫理観があっても、資金がなければ実行できない場合があり、逆にお金の有無によって倫理観の表れ方が変わることがあるという点が印象に残った。その例として、コロナワクチンの接種が取り上げられた。これまで無料で受けられていたワクチンが、今後は自費で約1万5千円かかるとした場合、受けるかどうかという問いが提示された。高額ではあるが必要であれば受けたいと感じた一方で、自費になることで接種をためらう人が増えたという話が印象的であり、金銭が人の判断に与える影響の大きさを実感した。 さらに工場の仕組みとして、p.130では原価計算について学んだ。売上高から総原価を差し引いたものが利益であり、利益を出すためには原価を下げる必要があることがp.133で説明された。原価には、販売数によって変動する変動費と、家賃など売上に関わらず発生する固定費があることを理解した。 技術倫理p.18では、フィード社が安全よりも利益を優先したことで社会的に批判を受けた事例が紹介された。競争社会では特許を持っていないと不利になることや、ゲーム理論の考え方が企業行動に影響する点も学んだ。最後に技術者倫理p.68の演習では、四種類のゴムの跳ね方を観察し、跳ねる高さや音などからどのように製品を作るかを考え、技術者の判断力の重要性を感じた。
A. 講義では、優秀な人ほど誤った信念に囚われやすい理由として、知識や論理の力が裏目に出ることが指摘された。知識が豊富で論理的に考えられるほど、一度信じた考えを正当化しやすくなる。オウム真理教の信者や、科学者の例からも、倫理の欠如は知識の暴走につながることが示された。また、技術者は社会に貢献する立場にあり、企業は利益を追求するため、時に「安全や品質を守るべきか」「会社の利益を優先すべきか」という葛藤に直面する。個人の良心だけでなく、法令遵守や社内ルールなど組織的仕組みで倫理を支える重要性も強調された。さらに、倫理と損得の関係を理解するために、ゲーム理論の「有限回ゲーム」と「無限回ゲーム」が紹介され、短期的利益重視では倫理が揺らぎやすく、長期的関係を前提とした無限回ゲームでは協力や信頼が有利になることが説明された。 ワークショップでは、ゲーム理論を用いて個人の利益と公共の福祉の関係を議論した。参加者は、短期的利益を重視する有限回ゲームの状況では倫理が脅かされやすいことを確認し、長期的関係を前提とした無限回ゲームでは協力や信頼の維持が有利になることを体感した。また、企業内での原価削減と安全確保、技術開発と社会的影響など、具体的なケースを想定し、個人の判断だけでなく組織的な仕組みやルールの重要性を検討した。議論を通して、倫理的に正しい行動とは、一度きりの取引ではなく、持続する関係や社会全体を見据えた協調的戦略であるという結論が得られた。 復習では、知識や技術の発展が倫理的成熟を伴わなければ暴走する危険性があることを再確認した。倫理観と経済・行政の調和が不可欠であり、パンデミックのような人類共通課題に直面した場合、個人の判断だけでなく、社会制度やルールを通じて公共の福祉を守ることが求められる。また、ゴムやプラスチックの性質を通じて、安全性を守ることの重要性も理解された。技術者は短期的な損得ではなく、長期的に信頼と協調を保つ戦略を意識し、社会全体の利益を考慮した行動を実践する必要がある。
A.(1)工場は黒字でなければならないと言われている工場が利益を上げているということは消費者が付加価値を認めるものを効率よく作っているといえるからです。一方で行政は黒字であってはならなず、基本的に赤字なのは、行政は儲けてはいけないからです。 ではお金は倫理観にどのような影響を与えるのでしょうか。お金は倫理観を形作る道具です。 では利益はどのように出すのでしょうか。売上高から総原価を引いて算出しています。この原価の中身と種類は大きく分けて変動費と固定費に分けられています。 利益が倫理観に影響した事件にフォードピント事件が挙げられます。これはフォード・モーター社が1970年代に販売していた小型車「フォードピント」に関して起きた致命的な設計欠陥と企業の倫理問題を巡る事件のことで、この事件は製品安全、企業の社会的責任、倫理、コスト対安全のバランスなど、多くの問題を社会に提起しました。 社内ではこの致命的な欠陥を把握していましたが、訴訟コストの方が安いためリコールしないという判断を起こし社会問題となりました。 (2)ワークショップではゲーム理論について調べました。ゲーム理論とは社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルをもちいて 研究する学問のことです。有限的なゲーム(ゲームの回数があらかじめ決まっている)状況では裏切り行為を取りやすく、無限的なゲーム(いつ終わるか決まってない)状況では強力や行動が有利となる理論です。日常的な例では買い占め(有限)が起きると社会全体で不足し結果的に全員が不利益をこうむります。 (3)特許について、技術系に就職した場合、特許取得がノルマとして課せられている場合が多く、特許は交換価値として、論文は使用価値として存在しています。
A.倫理と金は社会の中で天秤にかけられる存在です。例えばワクチン接種は、公共のためを思えば全員が受けるべきですが、費用が掛かるため、人によってはその費用を惜しむこともあります。これは貧富の差と相関があると考えることができ、金銭に余裕がある人は費用を顧みず倫理を実践し、そうでない人は倫理よりも生きることを優先するということです。 グループワークではゲーム理論について議論しました。まずゲーム理論とは、社会や自然などの複数の主体の意思決定が、相互に影響しあい、依存する状況を数学的に表したモデルです。経済では、企業間の価格競争が分かりやすい例で、市場の健全さを保つために企業はカルテルなどの会議を行い、価格の均衡を保ち、健全な競争を促します。これがないと、売り上げのために価格を下げる、つまり人件費や技術価値を下げ続ける企業が現れ、市場は崩壊します。技術者はこの影響を大きく受けることが考えられます。 ゆるぎない倫理観を人々がもつことは不可能だと思います。なぜなら、人一人が持つ社会への影響を、その人が著名人かどうかはありますが、小さいか、当の本人が自覚するのは難しいと思うからです。加えて、金銭が絡めば、それらしい理由を立てて自分を正当化し、犯行に及ぶ可能性があります。ここでの行政の役割は人々に倫理を実行する機会を与えることだと思います。具体的には、倫理に関わる教育を施すことや、倫理を守る人々が報われる制度を作ることだと考えました。
A. 善悪と損得では、お金が倫理観に与える影響は?というお題から議論を行った。お金があれば、予防接種とかもいっぱい打っても文句が言われないが、お金がないとお金を予防接種に使うなとか言われるようになるのは、人によってお金の価値が違うことから予防接種に対する価値観とお金に対する価値観でどちらが重要か異なっていることが原因であると考える。また、企業としても、就職活動など年間の利益から雇う従業員の数が決まるということ、変動費は売り上げの個数によって変わっていく値であるということ、エラスチックと弾性、プラスチックと塑性変形ついて学びエラスチックと弾性はプルンプルンになり、プラスチックと塑性変形ではとろーりしたものになることも学んだ。 ワークショップ課題では、ゲーム理論について、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存状況を数学的なモデルを用いて研究する学問であるということを学んだ。 復習では、日本には電気の発電方法として、原子力があり、東日本大震災以前では日本の発電割合として原子力発電は、30%程度を占めていたが、震災後は、10%に満たないほどになった。その後、日本のエネルギー自給率がとても低いこと地域住民の雇用確保などの理由を背景に再稼働しようとする動きが見られ始めてきた。一方、地域住民は、廃棄物の処理や東日本大震災のように災害が起きた時の安全性などの問題点から反対の意見が多い。そのため、実際に原子力発電を再稼働又は新しく稼働させるのかどうか政府は要検討しているということが分かった。
A.(1)授業のテーマは善悪と損得についてで、チャレンジャー事故が授業にて取り上げられた。チャレンジャー事故は1986年1月28日フロリダ州のケネディ宇宙センターを飛び立ったスペースシャトル・チャレンジャー号が発射約一分後に爆発を起こし、七名の宇宙飛行士の命が失われた事故であった。その事故の原因はフィールド・ジョイントに使われていたOリングが外気温が寒かったことにより弾力性を失ったことであった。NASAの技術者はスペースシャトルの製造を請け負ったモートン・サイオコール社にこれまで実績のない気候での発射は承認できないと発射の延期を申し出たが、モートン・サイオコール社の幹部は経営的に損害が出るとしてその申し出を断ってしまった。よって、安全よりもお金を優先したことがこの事故の原因であったといえる。 (2)ゲーム理論についてグループで考えた。グループ名は無く、グループメンバーは黒田悠貴、山崎紀々香、三好駿斗、中村温斗、?橋旺亮の自分含め計5名で、私はそのグループで案をでした。ゲーム理論とは、自分の利益だけを考えて自己中心的な行動をとると倫理に反することがあるというものであった。 (3)ゴムとプラスチックの違いについて以下のようにまとめた。 ゴムとプラスチックの違い ・ゴムは力を加ると伸びたり変形したりして力を取り除くと元の形状に比較的容易に戻る弾性が非常に強い ・プラスチックは変形すると元の形状に戻りにくい性質が支配的 ・プラスチックは熱を加えると硬化する性質をもつものと柔らかくなって冷却すると固まる性質を持つものの2種類があるのに対し、ゴムは加熱すると硬化する ゴムの種類 ・天然ゴム ・スチレン・ブタジエンゴム ・ニトリルゴム ・クロロプレンゴム ・エチレンプロピレンゴム ・ブチルゴム ・フッ素ゴム ・シリコーンゴム ・ウレタンゴム ゴムのガラス転移点とは、ゴムを含む非晶性の高分子材料が温度変化に伴ってその性質を劇的に変える温度の境目である。 ガラス転移点はDSCやTMA、DMAによって調べることができる
A.
A.企業は黒字であることで、消費者が認める付加価値を効率よく提供している証となるが、行政は利益追求を目的とせず予備費で安定運営を図る。利益を出すには原価、特に人件費削減が求められるが、損得だけでは倫理が損なわれる危険がある。お金の有無は判断や倫理観にも影響し、コロナワクチンのように費用負担が公平性の議論を生む。材料工学ではOリングやガラス転移点、粘弾性測定が品質と安全性を支える。有限と無限、行動のバランスを考えるゲーム理論の視点からも、やりすぎず倫理と効率の調和が重要である。 ゲーム理論は、複数の主体が互いに影響し合いながら最適な行動を選ぶ状況を分析する学問で、経済学・政治・企業戦略など幅広く応用される。各プレイヤーは自分の利益を最大化しようとするが、相手の行動も結果に影響するため、単純な最適解が存在しないことが多い。代表例が「囚人のジレンマ」で、個々が合理的に行動すると全体として非効率な結果になる。協力と競争のバランス、信頼関係の構築、インセンティブ設計が重要であり、現実の社会問題や企業の意思決定でも、最適解は損得だけでなく長期的な関係性や倫理性を踏まえて考える必要があるという教訓を与える。 ゲーム理論の難しさについて調査した。ゲーム理論の難しいところは、合理性だけでは予測できない人間の行動と、相手も自分を読んでいるかもしれないという総合依存性にある。相手の行動を読む必要、合理的な選択が必ずしも現実的ではない、長期的な関係は戦略が変化する、倫理や公平感が結果に影響してしまうことが難しさの例として挙げられる。
A.(1)講義内容の再話 第2回目の授業では、まず「お金が倫理観にどのように関わるか」というテーマについて学び、金銭は単に価値を交換する手段ではなく、社会の倫理観を具体的な形として表す要素であることを理解した。工場の仕組みのテキストからは、企業は黒字でなければ運営できず、利益から人件費・設備費などをまかなっていることがわかった。一方、学校や行政は税金によって運営されるため、黒字を目的としてはならず、組織によって「お金の役割が異なる」ことを知り、驚いた。また、先生の講話で学んだ、予防接種が1回約1万7千円の費用を持つことから、医療研究やバイオ系の研究がどこから資金を得ているのかを考える必要性があると理解した。 加えて、軽自動車の低価格化の事例を通じて、企業が生き残るために「より安く、より多く」売ろうとする市場の構造を学び、価格交渉や特許の価値が企業活動に直結することを認識した。特に交渉価値と使用価値の違い、クロスライセンスの仕組みは、技術そのものが経済的価値を生み出すことを示しており、技術者もその影響を理解することで、より正確な取引をすることができるのではないかと感じた。さらに、チャレンジャー号事故を通して、Oリングという安価なゴム部品が重大事故の原因になり得ることを知り、材料選択や条件設定の重要性を強く実感した。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは「ゲーム理論」を扱い、技術者倫理との関わりを考察した。ゲーム理論とは、相手の行動を予測しながら自分にとって最適な行動を決める考え方であり、特に相互関係がある場面で重要になることを理解した。1回きりの状況では、人は自分の利益を最大化する行動をとりやすいが、繰り返し行われる場合には協力や信頼が成立しやすいという特徴があることがわかり、納得した。 (3)復習の内容 復習では、企業の利益構造と倫理判断の関係を自分の言葉で整理した。利益を追求する企業でも、安全性や品質を軽視すれば重大事故につながるため、技術者は経済的合理性だけではなく、社会的責任を考慮して意思決定する必要があることを理解した。また、ゲーム理論を通じて、技術者の行動が周囲の行動に影響し、相互の信頼によって倫理が維持されることを認識した。
A. チャレンジャー事故は宇宙ロケットに使われるゴムの耐久度について確かではなかったが、納期に間に合わせるために安全性について確かめずにロケットを発射したことにより空中で爆発し、乗っていた宇宙飛行士がなくなったという事故である。また、4種類のゴムボールについて反発などの実演がされた。 発表の話し合いでは、ゲーム理論がプレイヤーが互いに影響しあう中で分析を行うことであり、代表的な例として「囚人のジレンマ」があることと、ビジネス、政治学、生物学などで流用されていることについて話し合いました。 授業の復習として、平常演習に取り組み、「お金で揺らぐ倫理観」では、今の私は、何の不自由もなく生活ができているためいくらもらっても人は殺しませんが、もし、明日のごはんがなかったり、命の危機に瀕していたら、それを解消するだけの報酬をもらい人を殺してしまうのかもしれないと考え、「利益や報酬の生み出す仕組みについて考えよう」では、企業の利益を上げるためには総原価のうちの変動費を下げる必要がある。例えば、材料をより安いものにしたりすることなどがある。企業が利益を生み出すために下げられる費用は限られており、例えの原材料費を下げることも環境などに悪い製造方法だとしても安いから使うという理由であれば倫理観には反している。なぜこのような選択が迫られるかは、利益を簡単に上げられるからだと考え、「oリングとゴムの低温特性について調べよう」では、ゴムは高い弾性を持つが、プラスチックは変形後元の形に戻ることが難しく弾性は低い。ゴムには耐熱性に富むシリコンゴムや耐油性特化のニトリルゴムまた、耐熱油性を持つアクリルゴムなどがある。ガラス転移点は、物質がガラス状態からゴム状態に変化する温度をさす。ガラス転移点より高い温度では、ゴムは固くなり弾性を失うが、ガラス転移点を超えるとゴムは柔軟で男性の強いゴムとなる。ガラス転移点の測定方法には、示差走査熱量測定、熱機械分析、動的機械分析がある。と学んだ。
A.(1) 技術者には、専門知識だけでなく社会への影響を理解し、倫理的判断を下す責任があります。これは同時に、事故を防ぐために、利益より安全を優先する勇気が求められるということです。チャレンジャー号事故は、リスクを黙認した結果の悲劇でした。技術者は、構想から検査まで関わり、常に最新の知識を持ち、危険を正しく評価しなければなりません。権威や圧力に屈せず、公益を守る判断をすることが、技術者に求められます。 (2) 演題「ゲーム理論からみた損得と善悪」共著者名:須藤春翔、日野湧太、山口竜輝、福田徳馬、江幡ちはる、山楓寿々 役割:Conceptualization 囚人のジレンマは、合理的な選択が必ずしも最良の結果をもたらさないことを示すゲーム理論の代表例である。二人の囚人が互いに協力すれば軽い刑で済むが、裏切れば自分の刑を軽くできるため、合理的判断では両者が裏切り、結果的に最悪の状況となる。 (3) 「囚人のジレンマ」に該当する例として、ごみの分別を選んだ。 個人がごみを分別してリサイクルに協力するかどうかが、全体の環境に影響を与え、個人が合理的に「面倒だから分別しない」と判断すると、全体として環境が悪化し、結果的に自分にも不利益が返ってくるという構造です。 利得表 Bさんが分別する Bさんが分別しない Aさんが分別する A: +3 / B: +3 A: +1 / B: +4 Aさんが分別しない A: +4 / B: +1 A: +2 / B: +2 表の説明 ・分別すると環境に良く、長期的な利益がある(+3)。 ・分別しないと短期的には楽で得をするが、環境悪化で長期的に損(+1?+2)。 ・相手が分別してくれるなら、自分は分別しない方が得(+4)という誘惑がある。 ・両者が分別しないと、環境が悪化し、全体として損(+2)。 ジレンマの解決法として、政府や自治体が分別を義務化し、違反者に罰則を与えるという方法を考えました。
A. 工場は黒字でなければいけないのに対し、学校や行政は赤字でなければいけない。予期せぬ事態のために予備費を設けることは可能だが、税金で設けてはいけないからである。お金と倫理観は影響しあう存在であり、「お金は倫理観を形にする道具」と表現した方がいる。お金を持っている方と持っていない方とでは倫理観や興味に差が生まれる。実際に失業率と犯罪率は相関関係があることが知られている。お金を儲けるには利益を上げることが必要である、費用を削ることが求められる。費用には売り上げによって変わる変動費と人件費や家賃といった固定費に分けられる。また、価値には特許のようなお金と同じ価値を持つ“交換価値”と卒論のような売れないけど思い出や有用性がある“使用価値”が存在する。 グループワークでは「ゲーム理論」について議論を行った。ゲーム理論において有限回繰り返しゲームと無限回繰り返しゲームについて調べた。有限回の場合、終了時期が明確に決まっているため、最後のゲームでは相手の行動を予測し協力しない傾向があるが、無限回では将来にわたる関係性を考慮し、協力解が均衡となりうる可能性があることが分かった。 復習として、ゲーム理論から見た善悪と損得について深めた。善悪と損得は必ずしも一致しない概念である。例えば囚人のジレンマでは協力すれば最もいい結果が得られるのに各自が損得を優先すると結果的に最適解にはつながらない。一方で善的な行動は長期的に信頼といった高い利益をうむ可能性もある。ゲーム理論からみた善悪は無限回であり、損得は有限回であると捉えられる。
A. 善悪と損得の考えとは、言い換えれば、お金が倫理観にどう影響を与えるかということである。例えば工場であれば、技術者は技術と倫理を考えるだけではなく、経営を黒字にするための方針も考える必要がある。売上高の中の利益、総原価を考え、また変動費、固定費といった原価にかかってくる費用も計算に入れなければならない。このように損得を単純にお金、つまり、価値で考えたときに、交換価値と使用価値について触れなければならない。交換価値とは、お金と交換する価値のあるもののことで、特許などがあたる。使用価値とは、ものが持つ特性で人間の特定の欲を満たす、個人的なもので、卒業論文などがあたる。お金(経営)と倫理の問題について、チャレンジャー事故を通して考える。チャレンジャー事故は1986年1月28日、フロリダ州ケネディ宇宙センターを飛び立ったスペースシャトル・チャレンジャー号が発射1分後に爆発を起こした事故である。この原因として、固体燃料ブースター・ロケットの胴体のつなぎ目で、燃焼ガスの漏れを防いでいたゴム製Oリングが、気温の低下により低温となり、ガラス転移点を下回ったことで粘弾性が低下したことが挙げられた。ここで問題となるのが、ロケットを製造した会社の技術者は、Oリングの弾力性の低下による危険を事故以前から訴えていたということだ。このような訴えがあったにもかかわらずチャレンジャー号が低気温の中打ち上げられてしまった背景には、スペースシャトルを打ち上げるNASAの、財政難による予算削減の危機や、たび重なる打ち上げ延期などがあった。これによりNASAは発射を強く推し進め、反対した製造会社の技術者もねじ伏せられてしまった。また、製造会社は商売の半分以上をNASAに依存していたため、経営陣は、反対し続けることはできなかったのだ。このように経営に得があるからと、技術倫理を軽視してしまうことは重大な事故につながる可能性がある。 演題:ゲーム理論について グループ名:ラーメン グループ:後藤陽、菅井咲椰、黒沢行博、秋山泰架、那須桂馬 役割:責任著者 ゲーム理論とはどのようなものかを議論した。ゲーム理論について調べ、具体例はどのようなものかを話し合った。結果として、ゲーム理論というものは、複数の意思決定者が互いの行動を考慮して最適な戦略を選ぶとき、どのような結果(利益、損失)が生じるかを分析する理論であるとまとまった。また、ゲーム理論には有限界と無限界があり、有限界は終了する点が明確であるスポーツの試合、無限界は明確ではない企業の取引や株取引が挙げられた。 お金が倫理観に影響を与える例として、食品の産地偽装を調べた。食品の産地偽装とは食品の生産地を実際とは異なるものと偽って表示する不正行為であり、食品表示法に違反し、悪質な場合は詐欺罪にあたる。実例として、日本ハムグループで、国の補助金制度を悪用し、古い輸入牛肉を国産牛肉と偽って申請し、販売していたことがあった。このような行為も、利益を優先してしまい、社会に与える影響を含めた倫理を無視したものだといえるだろう。倫理的に考えれば、利益追求よりも、正しい情報を提供することが優先されるべきであり、産地偽装は社会的信用を失う行為だと考えた。
A. 第2回では、お金や損得が倫理観に与える影響を中心に学んだ。金銭は行動を左右する道具になり得る一方で、もともとの倫理観が行動の根底を決めるという学びがあった。予防接種の費用の例や失業率と犯罪率の関係、品質を保つ工場の収支の話も交え、利益追求が品質や安全に与える圧力について学んだ。講義では、フォード・ピント事件、チャレンジャー号事故の事例を挙げた。フォード・ピント事件は、開発時間を短縮したことによって、安全性試験の段階で事故発生が発生したが、確率が低かったため、保証金額と安全対策費用とを天秤にかけ、保証金が安かったためそのまま発売した。発売後、事故が多発し、巨額の懲罰的賠償を支払うことになった。チャレンジャー号事故は、経済的・政治的理由から打ち上げが強行され、その結果、乗組員全員が死亡するという悲劇となった。この事件は「技術的なリスクが分かっていながら、なぜ止められなかったのか」という問いを通して、技術者が持つべき責任と主張を曲げない勇気の重要性を学ぶ機会となった。加えて、Oリングや弾み具合の違う4つのボールをそのように分析して、設計するかを考察した。 グループワークでは、倫理に金銭や損得が関与してくる場合、その関係をどのようにとらえるべきか例を挙げ、ゲーム理論に応用して考えた。囚人のジレンマは、2人の容疑者がそれぞれ「黙秘(協力)」か「自白(裏切り)」を選ぶ状況をモデル化したものであり、個人の利得最大化を考えれば「自白(裏切り)」が合理的である。しかし、両者が裏切れば結果的に損をするため、倫理的に協力することが望ましいというものである。短期的な損得を考える有限界では、自己利益の追求が合理的になる。一方、無限界においては、協調性のある行動こそが持続的な社会を築くための最適な戦略であると考えた。したがって、倫理とは、無限界ゲームを成立するための秩序であると考えた。 復習ではゲーム理論を使って倫理と利得の関係を整理した。囚人のジレンマの例を通じて、有限回の利得追求は裏切りを生み、無限回を見据えた協調が社会的最適であるという結論を再確認した。
A.今回はお金と倫理観について学びました。私は授業の話を聞きお金は生活に必要な一方で、人の判断を揺らす力を持つことが分かりました。利益を優先すると、本来守るべき倫理が後回しにされる場合もあり、お金は人の価値観を試す存在であると感じました。また、失業率が高くなると犯罪率も高くなるということも分かりました。利益を上げるためには1、売り上げを増やす2、原価を下げるがあると分かりました。原価の中には変動費と固定費があります。変動費とは売り上げで変化するコストであり、固定費とは売り上げで変化しないコストです。 今回のグループワークでは、ゲーム理論について話し合いました。そもそもゲーム理論とは複数の人が互いの行動を読みあいながら意思決定する状況を分析する学問です。その中でも囚人のジレンマについて話し合いました。囚人のジレンマとはお互いに協力すれば全員が得をするのに個人の利益を優先するとみんな損をするという状況であると学びました。社会に置き換えると環境問題や節電などが考えられると思いました。 化学においてお金が倫理観にどう影響するのかについて考えました。研究や製品開発には多くの資金が必要であり、その利益性が判断を左右する場面があることを学びました。コスト削減や利益追求を優先すると、安全性の確認や環境への配慮が後回しにされる危険があり、技術者の倫理が試されると感じました。お金は研究を支える一方で、判断を誤らせる要因にもなり得るため、化学者は常に社会への責任を意識する必要があると考えました。
A.(1)この授業では、技術者が直面する「安全」と「利益」の対立について、チャレンジャー号事故やフォード・ピント事件を例に学んだ。危険性が分かっていても、コストや組織の判断が優先され、安全対策が後回しにされた結果、大きな事故につながったことが示されている。また、ゴムやプラスチックなどの材料特性を正しく理解することも倫理判断の前提であり、技術者には専門知識、法規、社会への影響を踏まえて公共の利益を優先する姿勢が求められる。 (2)ゲーム理論とは、複数の意思決定者者(プレイヤー)が互いの行動を配慮して最適な戦略を選ぶとき、どのような結果(利益、損失)が生じるかを分析する理論のことである。その例としては、囚人のジレンマが挙げられる。それは、二人が協力すれば得を得られる状況で、お互いを裏切るのが合理的になってしまう状況のことである。身近な例では、スポーツの試合や将棋が挙げられる。また、有限界のゲームと無限界のゲームに分けられ、プレイヤー数が限られて、各プレイヤーの戦略の数が有限なものを有限ゲームと定義し、前述した例はこれに当たる。逆に無限ゲームは、戦略が無限的でゲームが無限回繰り返される。この例としては、企業の取引や株などが挙げられる。 (3)技術者倫理は精神論ではなく、材料選択やコスト計算など現実的な問題が大きく関わっていると感じた。事故の可能性を理解しているにも関わらず、組織や利益を理由に見過ごしてしまう状況は、自分が技術者になったときにも起こる可能性があると考えられる。そのとき、安全を優先する判断は簡単ではないが、その選択をする責任が技術者にはあるのだと学んだ。今回の内容は、専門知識をどう使うかについて考えることが出来た。
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A.(1) 技術者倫理は単純に個人の道徳性を越え、技術という専門知識を土台に社会に価値を提供し、それにともなう補償を受ける職業倫理です。 企業は利益を出してこそ生存できる集団であるため、絶えず原価を節減し効率性を高めようと努力します。 この過程で、技術者は悩みに陥ります。 例えば、安全や環境保護のために必ず必要な設備を整えるには費用が多くかかりますが、企業がこれをコスト削減の対象としてのみ見ると、技術者は自分の倫理的信念と会社の利益の間で葛藤するしかありません。 結局、技術者倫理とは、当面の利益と社会的責任の間でバランスを取る力だと言えます。 (2) ワークショップでは、ゲーム理論を通じて、私たちがなぜ倫理的でなければならないのかを調べました。 囚人のジレンマのように一度で終わるゲームでは各自自分の利益だけを得る裏切りが有利に見えることがあります。 しかし、私たちの社会やビジネスは、次々と続く無限回ゲームのようなものです。 目の前の利益のために環境を破壊したり、安全を無視したりすると、短期的には儲かるようですが、結局、信頼を失い、より大きな損害を被ることになります。 したがって、善悪の基準に従って全体の利益を考える「協力戦略」を選ぶことが、長期的には私たち皆にとって、そして企業にとっても最も利益になる合理的な選択であることを確認しました。 (3) 環境保護や公共の安全は、単に善良に生きようというスローガンだけでは守られません。 復習を通じて学んだように、石油化学団地の排水口がどのように管理されるか、そして災害状況で汚染物質をどのように遮断するかを設計することは、高度な専門知識と費用が伴うことです。 特にチャレンジャー号事故の原因となったOリングの事例のように、ゴムの「ガラス転移温度」のような材料の物理的特性を正確に理解できなければ大きな悲劇が発生する可能性があります。 つまり、スキルのない技術者は倫理的であることもできません。 技術者は環境保護設備にかかる費用まで考慮して利益を出せる最適の設計ができなければならず、それが公共の福祉を実現する技術者の真の役割であることを学びました。
A. この授業では、技術者倫理について、単なる知識ではなく「判断」と「責任」の問題として考える機会を得た。チャレンジャー号爆発事故の事例を通して、技術的に事故の危険性が予測できていたにもかかわらず、経済的損失や組織の圧力によって打ち上げが強行されたことを学んだ。ゴムのガラス転移点という基礎的な化学知識が、実際には人命に直結する重要な判断材料であった点は、技術者に求められる専門知識の重さを強く印象づけた。また、技術者は構想・設計・製造・検査に関わる存在であり、その技術が社会に与える影響や法規、社会的議論を理解していなければならないことを学んだ。仕事や立場を失う恐れがあっても、事故や被害を防ぐために声を上げる勇気が技術者には求められる。技術者倫理とは理想論ではなく、現実の厳しい選択の中で人命と社会を守るための実践的な指針であると感じた。そして、ゲーム理論についてワークショップで話し合った。 ゲーム理論とは、複数の意思決定者がお互いの行動を考慮して、最適な戦略を選ぶ時、どのような結果になるかを分析する理論のことであり、例として、有限界ではスポーツの試合、無限界では、企業の取引や株が当てはまる。 復習では、この事故を改めて振り返り、専門知識を持つ技術者が声を上げる重要性と、その声が組織や利益構造によって抑え込まれる危険性を再確認した。また、技術者は構想・設計・製造・検査に関わり、その技術が社会に与える影響や法規、社会的議論を理解する責任を負っていることを学んだ。利益を生み出す仕組みの中でも、安全と人命を最優先に判断し、防げる事故を防ぐ姿勢こそが技術者倫理であり、社会から信頼される技術者に不可欠であると感じた。
A. お金と倫理観というテーマで、予防接種を例に挙げると公共の利益のために必要な行為であっても、費用が高ければ人は迷い、損得で判断してしまう。お金は倫理観を形にする道具であり、持つか持たないかで行動が変わるということだ。また、チャレンジャー号事故の話では、企業や組織がコストを優先した結果、重大な事故につながった事例がある。Oリングは、温度が低いと弾性を失うというゴムの性質が無視されてしまった。ゴムの粘弾性やガラス転移点など材料の特性を理解することが倫理的判断にもつながる。 共著者は沖杉、嘉規、鈴石、吉田、加藤、調査を担当した。ゲーム理論における有限回ゲームと無限回ゲームの違いを取り上げた。有限回ゲームでは回数が決まっているため、最終回が近づくほど裏切りが合理的になる。一方で無限回ゲームでは終わりが見えないため、長期的な信頼関係を築くことが合理的となる。この違いを踏まえると、損得で判断する行動は有限回ゲーム的であり、善悪を基準にした行動は無限回ゲーム的であると整理できる。 倫理が状況によって揺らぎ、お金がその判断を左右する現実を改めて考えた。予防接種のような公共的行動でさえ、費用負担が大きければ個人の損得が優先される。だからこそ行政は制度を整え、善い行動を後押しする役割を担う必要がある。また、企業が利益を出すには固定費を回収しなければならず、そのために人件費削減や効率化が求められる。技術者はその中で倫理と雇用の板挟みに立たされることがあり、短期的利益と長期的責任の間で揺れる。さらに、ゴムのガラス転移点や粘弾性のように、条件が変われば性質が変わるものがある。倫理も同じく、環境や圧力によって変化しやすい。だからこそ、制度や教育によって倫理を支える仕組みが必要であり、個人の判断だけに任せてはならないと強く感じた。
A. 第2回講義では、利益と技術者倫理の繋がりについて学んだ。お金があれば寄付や募金に協力し、お金がなければ詐欺や窃盗に手を染める。お金は倫理観に大きく影響を及ぼすということを講義を通し理解した。技術者倫理を考える上で知っておくべき2つの出来事を知った。それはフォード・ピント事件とチャレンジャー号爆発事故である。どちらも企業の利益を優先して商品の欠陥を無視した結果、消費者の事故や死亡例が多発したものである。技術者は何を優先すべなのかをよく考える必要があると改めて認識した。 ワークショップでは、「演題:ゲーム理論からみた損得と善悪/グループ名:ありふさこ/共著者名:山崎里歩・大濱風花・近ありす・石垣彩奈」についてディスカッションを行った。ゲーム理論には有限回と無限回が存在する。有限回はゲームの回数があらかじめ決まっており、例として将棋やチェスが挙げられる。裏切り行動をとりやすいのが特徴である。一方、無限回はいつ終わるのか決まっておらず、国家間の外交などがこれに当たる。有限回とは異なり協力行動が有利に働く点が特徴である。 私はゲーム理論路という概念を本講義を通じて初めて知った。そこで、これついてもう少し詳しく調べたところ、ゲーム理論とは複数の主体が互いの行動を予測しながら意思決定を行う状況を分析する理論であり、経済学をはじめ、政治学、生物学、さらに日常的な人間関係の理解にも応用されてきたと分かった。また、ゲーム理論の発展は、必ずしも個々が合理的に行動した結果が社会全体にとって最適解であるとは限らないという事実を示したと分かった。これを知り、利益を得るためには人々が協力することが合理的な方法であるといえるような制度や社会環境を整えることが重要なのではないかと考えた。
A.(1)講義内容の再話 生きてくために何が必要かについて考えました。工場のしくみの教科書p14 をもとに、工場は黒字でなければならない、行政は黒字であってはならない、学校も黒字であってはならないということを学び、また、お金が倫理観にどのような影響を与えるかについて考察しました。 お金を使うことで予防接種という形で市民に還元することができる、お金は倫理観を形にする道具になるのではないかという発表がありました。ここでお金を持つ人と持たない人の教育に差が出たり、失業率と犯罪率が関係していたりするなどが考えられました。失業率が高ければ高いほど犯罪率も高い可能性があることを学びました。そこで、倫理観があれば社会貢献などにお金を使うことができるのではないかと考えました。しかし、倫理観がなければお金がなく犯罪をしてしまうという仕組みにもなってしまうと考えました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論について数学はコンピュータと相性がいいということが調査によりわかりました。 また、Oリングとは実践的工学倫理p9、工業技術基礎p168から液体や機体の漏れを埋めるために隙間を埋めるパッキンのことであるということがわかりました。円形輪っか状のゴムでできた製品のことで、ゴムの材料はOリングの用途によって変わります。例えば自動車や油圧に耐えるものを作る場合は、ニトリルゴムを用います。 (3)復習の内容 今回の授業では、生きていくのに必要かどうか、ということについて焦点を当てて工業を学びました。ここでは、お金と倫理観の関係性について、実際にどのような現象が起こるかについて考察しました。倫理観はお金がなくなるほど、失われていく可能性が高いという意見が挙げられました。お金があるほど倫理観は保たれやすいのではないかと考えました。 発表では、ゲーム理論とOリングについて発表しました。Oリングとは液体漏れを防ぐために隙間を埋めるパッキンです。また使用用途によって材質が変わります。
A.第二回はお金が倫理観にどのようにかかわってくるかという授業でした。お金は倫理観を形にする道具になりえるものであり、教育を受けるにも医療機関にかかるにもお金が必要なためお金の有無で倫理観には大きい差が生じます。実際に失業率が高い国や地域は犯罪率も高いというデータがあります。社会人の給料は年間の利益から原価をひいた金額で決まります。そのため利益を出すために値下げ競争が行われています。お金で買えるものを交換価値といい、買えないものを使用価値といいます。 授業最後のディスカッションは有限回と無限回について議論しました。班員は大濱風花、立花小春、近ありす、石垣彩奈、山崎里歩の五人で、班名はありふさこ、役割は発言でした。ゲーム理論には有限回と無限回が存在し、有限回とはゲームの回数があらかじめ決まっているものを指し、裏切り行動をとりやすいという特徴があります。無限回とはいつ終わるか決まっていないものを指し、協力行動が有利という特徴があります。 復習としてOリングとゴムの低温特性について調べました。ゴム材料は温度が下がるとが弾性力が落ち、硬くなるためひび割れや漏れの原因になります。その中心にあるのがガラス転移温度であり、実際に使用できる低温限界はガラス転移温度から+5?10℃以上とされています。Oリングは低温になると硬度が上がるため締め付け性能が上がりますが、圧縮永久ひずみができ隙間が生まれたり、表面にひび割れができたりします。そのため用途に合わせてゴムの材質を変えることが重要です。
A.この授業では、技術者倫理を考える上で重要となる社会的なルールや人間の判断について説明がありました。まずコンプライアンスと冤罪の話から、ルールを守っていても必ずしも正義が守られるとは限らないことが示されました。また、囚人のジレンマやゲーム理論を通して、個人が合理的に行動した結果、全体として不合理な結果が生じる場合があることを学びました。さらに、お金や利益が関わることで倫理観が揺らぐ場面が紹介され、技術者は個人の得だけでなく社会全体への影響を考えなければならない、という点が強調されました。 ワークショップでは、囚人のジレンマを具体例として用い、個人の選択と集団の結果の関係について議論した。自分にとって最も得になる選択を行った場合でも、相手も同様に行動すると、結果として双方に不利な状況が生じることを確認した。また、金銭的な報酬が提示されると判断が変化する点についても検討し、ルールの設定次第で人の行動や倫理観が大きく左右されることが分かった。これにより、ルールを作る側の責任の重さが明らかになった。 復習を通して、倫理とは個人の価値観だけで完結するものではなく、制度やルールと密接に関係していると理解した。誰がどの立場でルールを決めるのかによって、正しさの基準は変わり得る。技術者はコンプライアンスを守るだけで満足するのではなく、そのルールが社会にどのような影響を与えるのかを考える必要がある。合理性と倫理の両立を意識することが、信頼される技術者につながると感じた。
A. 工場は黒字でなければならないのに対して、行政は黒字であってはならない。企業は黒字を目指して運営する必要があり、そこにはお金の存在がどうしても存在してしまう。このお金は時に人の判断を鈍らせ、人の倫理を崩壊させてしまうことがある。フォード社での事件がその一つの例である。フォード社は設計的に低確率で衝突時に燃える車を利益的に問題がないという理由で発表してしまった。これは低確率であっても、車の衝突時にさらなる大事故につながり、人の命を脅かすということもあり、社会から多くの批判がされた。またチャレンジャー事故というものも存在する。これはチャレンジャー号というロケットをその日の気候ではジョイントが外れると技術者が分かっていたうえで打ち上げた結果、人がなくなってしまったという事故である。この背景には事前にお金をもらっていた会社が違約金などの問題から打ち上げ予定の変更を行うことができなかったというものがあった。 ゲーム理論とは人や組織が限られた資源や利益をめぐって意思決定を行うという理論であり、自他の利益など周りの状況に応じて行動が決まるということが表される理論である。人々はこのゲーム理論を念頭に置いたうえで、より技術者として正しい行動をしていく必要がある。 お金が絡んだり、周囲の人間関係、会社の状況により間違っているとわかっていても正しく行動することが難しいということは社会に多く存在する。その中でいかに良い選択をすることができるのか、倫理的に動けるのかが今後も重要であると感じる。
A.
A.工場は利益を出して黒字で運営しなければなりません。一方で、行政は税金によって成り立っているため、黒字であるべきではなく、学校も同様に営利目的ではなく平等性が求められます。税金を使っている組織が利益を上げると、固定資産税などの問題が生じることからも、公共機関と民間企業ではお金の扱い方に倫理的な違いがあることが分かります。 このように、お金は倫理観と深く関わっています。たとえば、金持ちの家の子どもと貧しい家の子どもがいて、臓器移植を受けられる順番を考えた場合、現実には経済力のある方が先に治療を受けられる可能性が高くなります。このことから、倫理は理想論だけではなく、お金によって左右される側面があるとも言えます。実際に、失業率が高い地域では犯罪率が高くなる傾向があり、経済状況が社会倫理に影響を与えていることが分かります。経済の基本として、変動費と固定費の考え方があります。変動費とは売り上げや生産量によって増減する費用であり、固定費とは設備費や人件費のように生産量に関係なく一定額かかる費用です。これらを理解することは、技術や経営の判断を行う上で重要です。 知的財産の観点では、特許は技術系の職業に就くうえで重要な条件となり、他者と交換できる価値、すなわち交換価値を持っています。一方で、卒業論文などは直接的な金銭的価値は持たないものの、知識や経験として役立つ使用価値を持っています。これらの価値を用いて、ゲーム理論による損得の計算が行われることもあります。 技術者倫理の例として、チャレンジャー号の爆発事故があります。この事故は、密閉用のOリング(ニトリルゴム)が低温で劣化・破損し、固体燃料ロケットブースター(SRB)の接続部からガスが漏洩したことが原因でした。氷点下での打ち上げは危険であると事前に指摘されていたにもかかわらず、外部からの圧力によって決行され、その結果、大事故につながりました。ここには技術的問題だけでなく、判断に関わる倫理の問題がありました。 このように、倫理はお金、技術、医療、材料設計と密接に結びついており、単なる道徳ではなく、現実の判断や責任と深く関わるものだと学びました。授業で学んだ医療の例として、一般的な倫理に基づいて推奨される行為である予防接種について復習を行いました。接種しなければ重症化のリスクがあるにもかかわらず高額であることは倫理的に疑問が残ります。
A.?行政は黒字でなくてはいけないことや、フォード・ピント事件について学んだ。フォード・ピントは、1970年代初頭にフォード・モーター社がフォルクスワーゲンなどの競合に対抗するため、開発期間を短縮し、低価格で市場に投入した小型車であり、燃料タンクが後部バンパーの非常に近く、かつ補強が不十分な位置に配置されていることが判明した。この設計では、比較的低速での後方衝突でも燃料タンクが容易に損傷し、引火・爆発する危険性が高いことが社内テストで示されていたにもかかわらず、フォード社は設計変更を行わず、そのままピントの生産・販売を継続しました。その結果、後方からの追突事故によって燃料タンクが炎上し、死傷者が発生する事故が相次いで発生したことで、利益の損得のみだけではなく、倫理感も大切であるということを学んだ。 ?ゲーム理論について調べた。囚人のジレンマについて調べたところ、お互いに協力すれば全員が得するが個人の利益を優先すると全員が損をしてしまうという状態のことを指す。例として環境問題、節電などがある。 ?oリングについて学んだ。Oリングとは、断面が円形のリング状をしたゴム製シール部品である。oは断面形状を表しており、その構造からあらゆる方向に均等な圧力をかけられるため、密封性能が非常に高いのが特徴である。Oリングは主に「静止用シール」と「動的用シール」に分類されていることが分かった。静止用シールは圧力容器やバルブ、配管継手など、部品が動かない箇所での気密保持、動的用シールはシリンダーやピストンなど、往復運動・回転運動をともなう箇所でのシールである。構造が単純で扱いやすいため、コストパフォーマンスにも優れているということが分かった。
A.今回の授業ではチャレンジャー号の事故から技術者倫理について学びました。チャレンジャー号の事故は想定外の寒さのため安全が保障できないと技術者が主張したにも関わらず、打ち上げを強行したことで起きた事故だと知りました。このようなことを防ぐためにもきちんと技術者の意見聞き、安全第一の精神でいることが大切だと学びました。また、どれほど危険なのかをきちんと伝えるために正しい倫理観と必要な知識と技術を身に着けることが大切だと学びました。 今回のワークショップではゲーム理論について話し合いました。ゲーム理論では自分の利益だけを追求するとかえって不利益が生じる場合があることを学びました。自身の利益だけでなく全体の利益も考えることや 、倫理に反しない意見や行動をすることが大切だと学びました。 今回の復習としてゲーム理論の有名な例のひとつである囚人のジレンマについて調べました。双方が黙秘した場合が全体の利益としては最も大きいが、相手が黙秘しようが自白しようが自分は自白したほうが利益が出る。という場合、自身の利益だけを追求して自白してしまうと全体として損をしてしまうという具体例を学びました。この時にどちらか片方でも自白してしまうと全体の利益としては損をしてしまうので二人ともが自白しないこと、つまりは全員が正しい倫理観を持つことが大切で全体の利益につながると考えました。そのためにもまずは自分が正しい倫理観を身に着けるために努力しようと思いました。
A. 材料の性質やデータの読み取りといった一見すると純粋に工学的な判断が、実は社会や人の生き方と深く結びついている。ゴムやプラスチックの低温特性、ガラス転移点といった知識は、単なる暗記ではなく、実際の状況で危険を予測するために使われる。チャレンジャー号事故は、Oリングの低温特性が問題になると分かっていながら、組織内の圧力や損得勘定の中で発射が決定されたことにより起こった悲劇だ。 演題は「ゲーム理論と倫理」、共著者は金子乃々楓、横山咲、川端萌菜、古江野々花であり、私は調査およびリソースを担当した。ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論である。囚人のジレンマでは、有限回の関係では裏切りが合理的だが、関係が継続する無限回ゲームでは協調が最も合理的な戦略となる。短期的な利益を優先すれば信頼を失い、長期的には自らの不利益につながるからである。倫理に金銭や損失が関与すると、短期的な利益や損失に目を向けて倫理観を失ってしまいがちになるが、一時的な得失を防ぐのではなく「長期的な信頼関係」を優先するという無限回ゲームの視点でとらえることで長期的な利益も得られると考えた。 復習では、囚人のジレンマを二酸化炭素排出削減問題に当てはめて考えた。各国は短期的には排出削減を避けた方が得をするが、その結果、温暖化が進行し、長期的にはすべての国が損をする構造に陥る。このジレンマを解消するには、国際協定のように協調を継続させる仕組みが必要である。目先の損得に流されず、長期的な信頼と社会全体の利益を見据えて判断する姿勢が重要であることを改めて理解した。
A.(1)工場は常に黒字でなければならないが、行政や学校は黒字であってはならない。利益を出すためには原価を下げることが重要であり、原価を下げるためには人件費を下げることが必要である。また、顧客は安価を選ぶために企業と企業は競争しており、一方の企業が安値で商品を売ることで相手企業を潰すダンピングという違法行為がある。それからチャレンジャー号が打ち上げの70秒後に空中爆発した事件が発生した。この原因はブースターと燃料タンクの接合部に使用されていたオーリングが低温で硬化したために本来の密閉効果を発揮できなかったことにある。 (2)ワークショップの演題はゲーム理論からみた損得と善悪について考えることであった。グループ名はゲームであり、共著者名は永井日菜、笹原里音、青木優奈、川野美緒、伊藤夢であり、自分の役割として調査者であった。ゲーム理論とは相手の行動を考えながら自分の最適な行動を見つける理論である。例えば1回きりでは、次がないため自分の利益を最大化する行動をとりやすい。一方で無限回では次があるため、信頼や協力が生まれやすいことが分かった。 (3)復習として、倫理観とお金、行政のかかわりについて議論した。これらは互いに深い関わりがあると考える。経済的余裕のある場合とそうでない場合では判断基準や行動基準が変わると考えたからである。行政は個人の倫理だけでは社会を守り切ることは厳しく、その判断例として予防接種を支援したことが挙げられる。また、倫理的な判断で葛藤せざる負えない状況に陥るのはなぜか、企業の利益を出す仕組みについて調べた。利益を出す仕組みとして人件費削減等を行って原価率を下げていると考える。そして倫理的な葛藤に陥った場合は、企業の利益を考える際に倫理か職を重視するかの判断が迫られると考えた。
A. 第2回目の授業では善悪と損得-個人の利益と公共の福祉を取り上げた。工場は黒字にならなければならず、行政は国民から集めた税金を使用しているため、黒字になってはいけない。また、お金が倫理観に与える影響はお金が入ることによって、正しい判断ができなくなる。さらに、お金は行政や福祉に還元されることで倫理観を形づくっている。お金の有無により倫理観に差が生まれ、お金を持つことで社会や福祉に貢献するが、失業しお金が無い場合は犯罪に手を染めるケースが多い。次に利益を出すためには原価を下げる必要がある。利益を多く得るために起きた事件がフォード・ピント事件である。ガソリン漏れに対処するよりも事故に補償金を払った方が安いと考えた結果、巨額の懲罰的賠償を求める訴訟が発生した。そして、チャレンジャー事故ではアメリカの宇宙開発を成功させるためにガスの漏れを防ぐOリングの低温で弾力性を失うという重要な欠陥を無視したことで事故が発生した。これは当時アメリカ合衆国の政府が財政難でありNASAのシャトル計画の予算削減の危機のため起きた。お金によって倫理観が左右されて安全性を考慮できないのは危険であると考えた。 ワークショップ課題であるゲーム理論について、有限回ゲームは囚人のジレンマや回数が決まっているため最終回が見えており、裏切りが合理的であると考えた。また、無限回ゲームは回数が不定・継続的であるため、長期的信頼が必要であり、協力が合理的であると推測した。 今回の授業では善悪と損得を学び、善悪は無限回ゲーム、損得は有限回ゲームとして捉えることができた。
A.個人の利益と公共の福祉の対立を考える上で、1986年に起きたスペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故は象徴的な事例である。この事故では、打ち上げ前から技術者の一部が低温下でのOリングの危険性を指摘していたにもかかわらず、最終的に打ち上げは強行された。その背景には、打ち上げ延期による組織の評価低下、予算やスケジュール維持といった組織的・個人的利益が存在していたとされる。 本来、宇宙開発は人類全体の知的進歩や安全な技術発展という公共の福祉を目的とするものである。しかし現実には、組織内での立場や成果、契約維持といった個人や組織の利益が優先され、安全への懸念が十分に尊重されなかった。その結果、乗組員の命が失われ、社会全体に大きな衝撃と不信を与えることとなった。また、このような事件を起こさないようにするためにも、個人の倫理が支持される必要があると思う。それには、判断の根拠を明確にし、社会全体への影響や公共性を考慮したうえで、他者との対話を通じて誠実かつ一貫して説明し続けることが重要である。 この事件は、個人の利益や組織の都合が公共の福祉を損なう危険性を明確に示している。同時に、技術者一人ひとりが専門家としての良心と社会的責任を持ち、たとえ不利な立場に置かれても安全や公益を訴え続ける重要性を教えている。公共の福祉は自然に守られるものではなく、個人の倫理的判断と勇気ある行動によって支えられるべきものである。
A.(1)第二回の講義で学んだことは、行政や学校、工場は黒字であってはならないということです。行政は、公共事業などの公益のために税金を集めています。そのため、利益は得ることができないと考えられます。また、プロフェッショナルエンジニアの精神には金銭を得ることより、奉仕の精神を優先させ、または個人の利益よりも専門家としての立場、さらに公共の福祉をすべてに優先させるとあります。自分の利益よりも公共の福祉を優先させる心が技術者に必要だと学びました。自分がやることが必ずしも利益が伴うと考えずに生活したいと思いました。 (2)グループワーク活動では、ゲーム理論について考えました。私たちのグループでは、個人の利益だけを考えて自己中心的な行動をとってしまうと、倫理に反してしまうことがあるという結論が出ました。公共の福祉よりも個人的利益を優先してしまうのは、道徳的によくないと考えます。善悪の判断を自分の責任で行えることが健全な倫理観を持つということになります。自分の中で何がいいことで、何が悪いことなのか判断できる技術者ななりたいと思います。 (3)小学生のときに道徳を学んできましたが、改めて道徳について議論すると、何がよいことで何が悪いことなのかを判断できる基準であると考えます。自分の利益ばかりを優先してしまうと、何が悪いことなのかが分からなくなってしまい、犯罪につながってしまうと考えます。自分の利益よりも公共の福祉を優先させる心が技術者に必要だと学びました。
A. 工場は限られた原材料・人・物・金を預かり、役立つものを効率よく生み出すため黒字であるべきで、赤字は資源の浪費といえる。一方、政府や学校は税で支えられ、公共の利益のため赤字が前提となる。コロナ禍では政府が予備費を投じ、mRNAワクチンを無償提供したが、現在は個人の倫理的判断に委ねられている。医療制度も米国の自己負担型と日本の相互扶助型で異なり、失業率や教育機会、犯罪率など、経済状況は人々の倫理観と深く結びついている。 ゲーム理論についてワークショップを行った。ゲーム理論は、複数の人や組織が互いの行動を予想しながら意思決定する状況を分析する考え方である。各参加者は自分の利益を最大化しようと戦略を選び、その結果として全体の結末が決まる。代表例に囚人のジレンマがあり、個人の合理的行動が必ずしも全体にとって最善にならないことを示す。経済学や政治、ビジネス、国際関係など幅広い分野で活用されている。 お金と倫理は関係が深く、生活に余裕がある人であっても、損得によって行動が左右されることがある。予防接種のように社会全体の利益につながる行動であっても、費用がかかることで「もったいない」「自分には関係ない」と考え、接種を避ける人が出てくる。コロナ禍では、こうした個人の判断に任せていては感染拡大を防げないとされ、国家が予防接種の費用を負担した。これは、個人の倫理観に頼るだけでは不十分であり、行政が介入して社会全体の利益を守る必要があることを示した例である。今後、ワクチンの価格が上がり、個人の負担が増えれば、再び「お金」と「正しい行動」の間で迷う人が増える可能性がある。ゆえに、倫理的に正しい選択を誰もが取りやすくなるよう、経済的支援や制度設計が不可欠である。
A.1986年1月28日、フロリダ州で打ち上げられたスペースシャトル・チャレンジャー号が発射一分後に爆発し、七人の宇宙飛行士が亡くなった。このチャレンジャー事故は、使用されていたゴム製Oリングが、記録的な大寒波による低気温で弾力性を失ったことが原因であるとされている。当時技術者らはその危険性を上層部に伝えていたが、財政難や打ち上げ延期を繰り返していたことを理由に強行された。フォードピント事件では、自動車の欠陥による火災防止に必要な費用と、火災事故が起きたときの補償金を予想して比較した際に、補償金を支払った場合の方が得だと結論付け事故防止対策を行わなかった。結果的にこの結論が公になり、事故に対する巨額の懲罰的賠償を要求された。 《ゲーム理論》(23512194、23512161、23512189、23512079、23512206)ゲーム理論で代表的なパターンは囚人のジレンマである。地球温暖化の改善をテーマとすると、有限回の場合、他国を裏切って自国のCO2排出量には配慮せず経済発展を優先させると自国のみが得をする。しかし現実社会は無限回であるため、各国がCO2排出量を制限するように協力しあうと地球温暖化を改善することができ、結果的に持続可能な社会を築き上げることができる。気候変動などの環境問題も改善に向かわせることができるため、社会全体として得になる。 もし一回限りの取引(有限回ゲーム)の場合、損得を優先して取引先を裏切っても、信頼関係に問題が生じたことが利益に影響しない。しかし、長期的な取引(無限回ゲーム)の場合、倫理を重視して善悪の判断を厳正にすることで、信頼を得ることができるため、その場では損をしているようにみえても長期的に見ると徳をすることになる。
A.(1)工場は黒字でなければならない。行政は税金を集め儲けてはならないので黒字であってはならない。お金は倫理観を形にする一種の道具である。お金は人間の生活に関わるものであるため、倫理観に深く関係がある。また、失業率と犯罪率は一般的に関係が深い。失業による収入減が犯罪を誘発する。これは生活の安定性や所得格差とも関係が深い。工場を運営する中で原価管理と利益は密接に関わる。製品やサービスの原価を管理することで無駄を削減し利益率を向上させ、企業の利益を最大することが大切である。原価を抑えることで売り上げが同等であっても利益は増加する。 (2)グループワークではゲーム理論について討論した。ゲーム理論とは数理的に分析する学問で、相手の行動を読み、自らの戦略を最適化する方法を探ることである。人々や会社、行政などをゲーム内のプレイヤーに例え、互いに影響しあうことを「ゲーム」に見立てている。メリットととして仕事によって最良な決定ができたり、状況に応じて有利な選択肢を導いたりすることが可能になる。 (3)本講義の復習として、オーリングを調査した。オーリングとは流体の漏れを防ぐ「シール部分」のことで断面がOの形のゴム製リングを指す。自動車部品、家電製品などに使用され、溝にセットする。過度に圧縮されることで反発力を生み、密封性を保つことができる。Oリングにも様々な種類があり、種類によって耐油性、耐薬性、耐熱性など特性が異なる。用途に応じて材質を使い分けている。
A.(1)チャレンジャー号の爆発事故では、事故当時の技術者側は延期による利益損失を鑑みなければいけない経営者的な立場と低温でoリングのゴム弾性が失われることによる燃料の漏れの危険性を鑑みなければいけない技術者倫理的な立場の板挟みであった。自分がもし技術者側の人間であったら、失業のリスクや利益損失の責任を前に己の技術者倫理にしたがった結論をくだすことが果たしてできるのだろうか。自分だったらどうしていたか、自分に置き換えて考えを深めた。 (2)有限回、無限回のゲーム理論 (門脇千尋、冨樫宙、平山雄大) 役割:正式な分析 有限回のゲーム理論の特徴はお互いがゲームがいつ終了するのかということを知っているという条件で、非協力的な選択をする方が得をするということが示されている。無限回のゲーム理論ではお互いが永遠とゲームを繰り返すことを知っているという条件で、協力的な選択をすることが結果的に得をするということが示されている。 (3)チャレンジャー号の爆発事故の技術者について自分に置き換えてみて考えた。このような議論や想像の場では失業や責任などに屈せず技術者として、延期という選択肢を取るのが最適だ、などのことが言える。しかし、実際に自分がその場に立っている技術者という状況である前提で再度考えてみると、自分は責任問題などに屈してしまう可能性が高い。そのような状況でも技術者倫理を最優先に考えることができる知識や自信をこれからの人生で養って行きたいと考えた。
A.?チャレンジャー事故では技術者が打ち上げ延期の判断をした背景に、NASAの予算と契約の圧力があった。公共事業であっても安全を最優先し、経済損失より倫理的判断が重視されるべきである。損益分岐点について、売上や利幅にかかわらず固定費は変わらず、量産なしで利益は出ない。コストの大部分は設計段階で決まり、計画段階での判断が利益につながる。技術者には設計段階でのコスト意識と効率的な量産計画を両立させる能力が必要である。ゲーム理論は、プレーヤーの戦略選択とその利益を数学的に分析する手法である。ゼロサムゲームでは個人の得が他者の損に直結し、裏切り戦略が有利だが、技術者は個人利益だけでなく全体利益への影響を考える必要がある。環境問題では、囚人のジレンマのように協調戦略を選ぶ倫理的判断が重要である。有限回ゲームでは、終了が見えていて裏切り戦略が有利で、インセンティブは交換価値で決まる。一方、無限回ゲームでは協力戦略が有利で、インセンティブは使用価値にある。技術者は一回の利益よりも長期的な協力と社会全体の利益の重視が必要である。 ?ゲーム理論について調べた。ゲーム理論はプレイヤーが互いに影響し合う中で分析を行う理論で、代表的な例に「囚人のジレンマ」があると分かった。ビジネス、政治学、生物学への流用がなされている。 ?損益分岐点について図を用いて説明できるように理解を深めた。ゲーム理論について日常の出来事や科学研究の事例に当てはめて考えた。
A.【講義の再話】 第2回の講義では、個人の利益と公共の福祉について学んだ。お金で揺らぐ倫理観について考え、お金のために闇バイトや殺人が起こることが例として挙げられた。チャレンジャー号爆発事故のOリングを例に、技術者の訴えが経営者に跳ね除けられることがあることを知った。ゲーム理論からみた損得と善悪について考えた。 【発表の要旨】 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 共著者名:中村温斗、黒田悠貴、山崎紀々香、三好駿斗、高橋旺亮 自分の私益だけを考えて自己中心的な行動をすると倫理に反し、公共の福祉を妨げることがある。 【復習の内容】 企業は固定費がかかるため、従業員が減ると固定費が減り利益がでる。倫理に金銭や損失が関与すると、有限回ゲームとして考えればその場の利益を優先し倫理を無視するのが答えとなるが、無限回ゲームとして考えれば長期的に見て利益となるような協調戦略が答えであるため、倫理を守るようになる。ゴムの特性について、ゴムは弾性があり、元に戻るが、プラスチックは可塑性である。ブチルゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴムなどがある。ゴムのガラス転移点は約-70℃である。Oリングとは、形がOのゴムの輪である。装置などに気体や液体などの流体が進入することを防止したり、装置内部の流体が外に漏れないようにするために用いられる。粘弾性測定は、物質(液体・半固体・固体)の弾性と粘性の両方の性質を評価する測定方法で、主に動的粘弾性測定(DMA)と静的な測定がある。 ガラス転移点は、プラスチックやゴムなどのアモルファス(非結晶性)材料が、硬くてガラス状の「ガラス状態」から、軟らかくゴムのような「ゴム状態」へ、またはその逆へと物理的性質が変化する温度である。粘弾性測定でガラス転移点を測ることが出来る。スペースシャトルに使われたOリングのガラス転移点は0℃、当日の気温は-8℃だった。
A.(1)この講義ではまずチャレンジャー号の爆発事故について紹介されました。この事故の原因はOリングの機能不全によるもので、低温状態の際にOリングの弾性が失われることでガス漏れおよび爆発が起きてしまったことを学びました。また、そこから技術者に必要な素養を考えました。前回学んだように専門的な知識があるのはもちろん、それに関する法規に関しても知識が必要です。次に4種類のゴムボールをそれぞれ跳ね方を見て、どのような素材で作られているのか、どのように作成できるのかを予想することをしました。さらに、フォード・ピント事件についても紹介を受け、技術者倫理の必要性についてさらに理解を深めました。 (2)ワークショップではゲーム理論についての調査を行いました。ゲーム理論の典型的な例としては囚人のジレンマがあり、これはどんなものかと言うと共犯関係にある2人の囚人(AとB)が別々の部屋で取り調べを受けている際に、警察は彼らに以下の条件を提示したとします。①二人とも黙秘(協力)した場合: 証拠不十分で、二人とも懲役1年。②一方が自白し、もう一方が黙秘した場合: 自白した方は釈放、黙秘した方は懲役10年。③?二人とも自白(裏切り)した場合: 二人とも懲役5年。これらの条件を掲示された際に本来ならば総合的に見てお互いに協力して黙秘することが最適であるにも関わらず、相手が黙秘した場合と自白した場合についてそれぞれ分けて考えてみるといずれにしても自白した方が自分にとっては得であるという結論からお互いに自白を選んでしまう可能性が最も高いというものです。 (3)私は復習として囚人のジレンマを抜け出す為の方法を考察しました。まず第1にお互いに信頼出来るということ、あるいはコミュニケーションが取れる状況であれば意思の疎通によりジレンマを抜け出せると考えました。また、仮に裏切ってもその後の関係が続いていくとすると良好な関係のために裏切ることも無くなるだろうとも思いました。これらは技術者倫理に応用してコミュニケーションや信頼、お互いの関係性が直接倫理に関係することを示します。
A.(1)授業では、チャレンジャー号が爆発してしまった事故をもとにその設計と事故原因について学んだ。チャレンジャー号の事故ではエンジニアが危険性を訴えたがNASAの経営陣に否定され、打ち上げが強行された結果、打ち上げ後に高温によりOリングの弾性が失われて燃料が漏れて発火し、爆発してしまった。このことから、技術者が持つべき責任と、倫理が失われそうなときにどのように他人に訴えるかを考えさせられた。これに関連して4種類のゴムの弾性を比較して、弾性試験をどのように行うかを考えた。 (2)ワークショップではゲーム理論について話し合った。有限回ゲームは、ゲームが終了する回に利己的な選択をすれば絶対に得をするため、非協力的になることが有効である。それに対し、無限回ゲームは、いつ終わりが来るかわからず、利己的な選択をすると相手から手痛いしっぺ返しを食らう可能性があるために協力的になることが有効である。これを踏まえて、私たちのグループでは工学倫理は無限回ゲームであるため、環境や人々に配慮しない利己的な行動を取り続けると、訴訟されたり、被害者に弁済の義務が生じたりして、結果的に損失を被る恐れがある。そのために、金銭や損得が関与してきた場合でも協力的な行動をとり、社会貢献をすることが必要であるという意見が出た。 (3)授業の内容をもとに、いくつかの課題に取り組んだ。例えば、ゲーム理論から見た損得と善悪の課題として、査定買取の例を選んだ。商品そのものの査定額は50円とし、査定の値上げの幅は20円、値下げの幅は30円とした。客が売ってくれる場合、店は査定額を下げた方がお得になる。客が売ってくれない場合、査定額を上げても下げても損得はない。ゆえに店側の支配戦略は査定額を下げることになる。一方、店が査定額を上げる場合、客は売る方がお得になる。店が査定額を下げる場合、売らない方がお得になる。ゆえに客側の支配戦略はない。よって、店側は査定額を下げれば絶対に損をする結果にはならず、客側は店が査定額を上げるか下げるかによって最適な行動が変わるので、査定買取においては客側の方が難しい立場に置かれていることがわかるというものだった。
A. この講義では、「善悪と損得」というテーマを通して、技術者が直面する倫理的なジレンマについて考えさせられた。特に印象に残ったのは、事故を知りながら黙認するのか、それとも仕事を失っても止める勇気を持つのか、という問いかけである。個人の利益と公共の福祉が衝突したとき、常に正しい判断ができるとは限らない。これはコロナ渦にも重ねて説明され、社会全体の利益を優先する難しさが強調されていた。また、チャレンジャー号の事故の話も非常に印象的だった。本来、安全性が不十分である状態で一般市民が登場すること自体慎重であるべきなのに、管理側が普通の飛行機並みに安全と誤解させるような説明をしていた点は大きな問題であると感じた。特に、技術者であるボジョリー氏が延期による損失を意識した幹部の判断に屈してしまった事実が、技術と経済のバランスの難しさを表しているようだった。NASAが赤字の中で運営され、開発契約が経済的な圧力になるという現実も、背景として理解しやすかった。 ゲーム理論とは複数の意思決定者が互いの行動を考慮して最適な戦略を選ぶとき、どのような結果(利益・損得)が生じるかを分析する理論である。 ここでは例として有限回は、スポーツの試合(サッカーや将棋)、無限回は企業の取引、株を取り上げた。 有限回のゲームでは、相手の行動を先読みしながらも、最終的な一度きりの勝敗が重要視される。そのため、プレイヤーは相手に勝つことを目的とした短期的な最適戦略をとる傾向がみられる。例えばサッカーの試合や将棋では、限られた回数の中で相手の弱点を突く戦略が重要になる。 一方で無限回のゲームでは、相手との関係が長期的に続くことを前提に行動が選ばれる。この場合、信頼関係の構築や協調的な行動が重要となる。企業間取引や株では、相手を一方的に出し抜くより、互いに利益を共有することで長期的な安定を図る戦略が有効となる。 このようにゲーム理論は、競争だけでなく協調や信頼の形成など、人間社会や経済活動における複雑な意思決定を数理的に理解するための有力な枠組みとなっている。 復習では、「善悪」と「損得」は切り離せない現実について改めて考えた。講義を通して、正しい判断には非常に大きな勇気が必要であり、技術者は社会に対する責任を常に意識することが求められると感じた。また、経営的な圧力が安全性に影響を与える構造は、現代の多くの産業にも共通しているため、他人事ではないと実感した。自分が将来同じような場面に立った時、どう行動できるかを意識しておきたいと思った。
A. 会社で本を所有すると固定資産税がかかってしまう。逃げ道としては、落書きをして美品でなくする、またはレンタルにするなどがある。工場は黒字でなければならないが、行政や学校は黒字であってはならない。mRNAの大量生産にはコストがかかる。お金と倫理観は密接に関係している。予防接種を具体例として話した。お金は倫理観を形にする手段でもあり、コロナワクチンは1回1万7000円ぐらいでとても高いが、払う人がいないとバイオの研究が滞ってしまう。特許は交換価値があるもので卒論は使用価値があるものであり明確な違いがある。お金と倫理観に関係する事故でチャレンジャー事故というのがあるチャレンジャー事故はロケットの部品であったOリングに不備があり、数人の宇宙飛行士の命が犠牲となった。Oリングとは、主に機械の接合部やパイプのつなぎ目などに使用され、液体や気体が漏れるのを防ぐ役割を果たす。一般的にはパッキンなどといわれることが多い。 ゲーム理論の一例として囚人のジレンマがある。これは、お互いに協力すれば全員が得するのに、個人の利益を優先するとみんな損するという状況のことをいう。例えば、環境問題や、節電などがこの囚人のジレンマに当てはまる。 お金と技術者倫理が関係する事件で授業内で取り扱わなかったものについて調べた。三菱自動車は2000年と2004年に、重大な不具合を国に報告せず、社内で隠蔽していた「リコール隠し」が発覚。安全よりコストを優先し、品質保証部が組織的に不具合情報を秘匿していた。内部告発により明るみに出て社会的信頼を失い、刑事告発や経営危機に直面した。
A.(1)スペースシャトル・チャレンジャー事故は、固体燃料ロケットのOリング(合成ゴム)が低温で硬化し密封性を失う恐れを技術的に把握しながら、組織判断が打上げを優先した典型例である。ゴムはNR、SBR、NBR、EPDM、シリコーンなど、耐熱・耐寒・耐油・耐候性を用途(シール、タイヤ、ホース、防振)に合わせて配合設計し、硬さや弾性、圧縮永久ひずみを管理する。同様にプラスチックもPE、PP、PVC、PET、PA、PC、PMMAなど、剛性・透明性・耐薬品性・成形性で使い分け、部材選定が安全とコストを左右する。配管内では層流・乱流、二相流など流動パターンが摩擦損失や熱移動を変え、条件逸脱は劣化や振動を招く。事業側は固定費と変動費から損益分岐点を算出し「遅延損失」を語るが、未確定リスクを数字に押し込むと判断が歪む。例えば低温域のシール試験、代替材や冗長設計の比較を行い、追加コストと最悪被害(人命・信頼)を同じ土俵で評価し、Go/No-Goを透明化することが専門技術者の責任である。 (2)「ゲーム理論の有限回と無限回」について話し合った。私はWriting ? Review & Editing (査読・編集)を担当した。ゲーム理論において有限回はゲームがいつ終わるか事前に知っているという特徴がある。一方目限回は終了が明示されないという特徴がある。有限回は非協力的のほうが得をし、無限回は協力的なほうが得をするという結論に至った。 (3)「いくらで人を殺すか」という問いは暴力の肯定ではなく、金が倫理を揺さぶる度合いを可視化する装置であり、渋沢栄一の『論語と算盤』のように倫理と経済は調和させるべきだ。割引や損得は「恵まれた側」も鈍らせる。税や投資は個人の限界を前提に倫理を制度で支える仕組みで、①自律②市場の透明性③行政の公平を同時に満たす設計が要る。技術者倫理は専門知に裏打ちされた良心で、チャレンジャーのOリング事故が示すように、Tg等の材料特性をデータで確認し環境条件を織り込んだ設計・検証を行うことが核心である。
A. 前提として、工場は黒字でなければならない。また、行政は黒字であってはならない。工場は利益を求めるものであり、黒字でなければ事業が持続できないためである。赤字が続いてしまうと倒産してしまう。逆に行政は税金によって成り立っている。黒字ということは税を回収するだけして公共のために十分に使用されていないということである。 お金と倫理感の関係について、お金を持っているにもかかわらず、予防接種を受けない人がいる(コロナワクチンは15000円)。失業率が高い場所は犯罪率が高いなどがある。これらから、お金がある場合は個人主義的、ない場合は倫理観の欠如の問題が出てくる。 原価には変動費(売り上げなど)と固定費(家賃など)がある。お金で買えるものを交換価値(特許など)、買えないものを使用価値(自分で書いた論文など)という。 善悪と損得の問題としてフォード・ピント事件やチャレンジャー事故がある。これらはどちらも技術的に危険であることが判明していたにもかかわらず、組織の上層部の判断により危険が無視され重大な事故を起こした事案である。組織が目先の利益のみを求めることで起こった不倫理的行動による事故である。これらの事件から、技術倫理や安全行動について再確認されるようになった。 ゲーム理論とは、自分の利益を最大にするにはどのように行動すればよいかを分析する学問である。相手の出方を読むことで自分の利益を最大化しようとする心理について考えるものである。有限回実行する場合は最後の一個前の手番で裏切ることが合理的と考えることでその一個前で裏切る、またその一個前でと協力関係が崩壊してしまう。無限回実行する場合は、将来報復されることを恐れて協力が安定しやすい。 Oリングとゴムの低温特性について、ゴム材は低温になると次第に硬化、弾性の低下、ある温度以下でガラス化が起こる。Oリングは密閉を目的に使用されるが、硬化、弾性の低下が起こると、シール性(密閉能力)の低下による漏れ、低温によるひずみが戻らなくなる、クラックや破断が起こる。などの機能的な障害が起こり、目的とする能力が見込めなくなる。
A.(1)「善悪と損得-個人の利益と公共の福祉」では、倫理観について、お金、行政、企業との関係性から議論した。 (2)演題 ゲーム理論について調べてみましょう グループ名 華岡、メンバー 赤平草太、綿貫滉大、石毛翼、吉成悠 後藤拓真 自分の役割Supervision グループで調べてわかったことは、ゲーム理論は自分の利益を最大にするにはどのように行動すればいいか分析する学問であり、相手の出方を読んで自分の利益を最大化するものである。有限回と無限回での考え方があり、有限回では、最後の手前での裏切りが合理的であり、無限回では、将来の報復を恐れて協力が安定しやすいということが分かった。 (3)授業で議論したお金と倫理観について、本当に追い詰められている人は自分の倫理観を曲げてしまうことがあると思うが、追い詰められても犯罪を犯さない人もいる。お金で犯罪を犯してしまった人は本当のところは倫理観を持っていないとも考えられると思う。お金で本人の倫理観は揺らぐと思うが、本来の倫理観はお金のために犯罪を起こしてはいけないというものなのだから、お金で揺らぐ倫理観は倫理観とは言えないと考える。 また、倫理観と行政のかかわりについて、行政が民衆の倫理観を作ると考えている。文化や慣習は自治体や国が作るものであり、民衆はそれについていくだろう。ワクチンや戦争など、結局は個人の倫理観は少なからず行政に引っ張られていると考えている。だが、行政を作る人たちは、民衆が選んだ人たちなのだから、民衆の考えが反映されているとも考えられる。
A.(1)現代の技術者倫理を考えるうえで、企業活動における利益追求と安全・倫理のバランスは重要である。フォードピント事件やチャレンジャー号爆発事故では、コストやスケジュールを優先し、安全上の懸念が軽視された結果、重大な事故が生じた。特にOリングの脆化問題は、材料特性(ゴムの転移点や粘弾性)への理解不足と組織的な意思決定の失敗が重なった例であった。また、材料文s系や品質管理の場面では、道材料の特性評価を化学的に行い、再現可能な製造方法を確立することが求められる。これらの事例は、技術者が専門知識に基づき合理的判断を行うだけでなく、組織的圧力に屈せず安全・社会的責任を優先する姿勢の重要性を示している。政策・経済・組織文化がカラム状況でも倫理的判断を貫くことが、社会から信頼される技術者の必須条件である。 (2)囚人のジレンマは、書き順が自分の利益を最大化しようと行動すると、全体として不利益になる状況を示している。共有地の悲劇などの資産問題に典型的で、利得表で示すと協力が最善にもかかわらず非協力が合理的選択となる。これを解決するには、規制、コミュニケーション、互恵的関係などにより協力を促す仕組みづくりが必要である。 (3)技術者倫理では、利益や効率を優先した判断が重大事故を招く危険を学んでいる。フォードピント事件やチャレンジャー号事件はあ、安全性への懸念が組織的圧力で無視され、材料特性や科学的根拠が軽視された典型例である。また、囚人のジレンマのように、ここが合理的行動をとると全体が損をする状況も存在し、協力を促す制度設計が必要となる。技術者は科学的知識と社会的責任に基づき、安全と倫理を最優先する姿勢が求められるだろう。
A. 第2回のテーマは、「善悪と損得―個人の利益と公共の福祉―」であった。 「工場のしくみ」の14ページに関連して、工場は黒字でなければならないが、行政は黒字であってはいけないという話があった。 第1回では、倫理観について学んだ。倫理観は、お金と深く関係がある。お金と倫理観についてグループで話し合った結果、お金がないと倫理観が欠けてしまうことがあるという結論になった。 事例として、教科書68ページのチャレンジャー号の事故について取り上げられた。この事故は、1986年1月28日にアメリカ合衆国のスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ直後に空中で爆燃を起こし、乗組員全員が死亡した事故である。この事故の直接の原因は、低温で硬化したOリングが原因で固体ロケットブースターから燃料ガスが漏れ、外部燃料タンクを破壊したことである。 グーループワークでは、ゲーム理論について調査した。「囚人のジレンマ」は、有名なゲーム理論の1つである。「個人の利益を最大化しようと行動した結果、協力した場合よりも悪い結果になる」という、ゲーム理論におけるモデルのことであり、この状況は、2人の囚人が別々に取り調べを受け、互いに協力するか裏切るかを選択する有名な例で説明されている。この例として、環境問題において二酸化炭素を減らすか減らさないかの問題がある。この場合、裏切って自国の経済発展を優先させた方が得だが、環境が悪化してしまうというジレンマがある。
A.(1)コロナワクチンを打つことへの倫理感について考えた。コロナワクチンは打った方がいいのは当たり前だが現在打つのには15000円ぐらいのお金がかかってしまう。お金をかけてまで打つ人が現在いない状況である。しかし打つ人がいないと生物的観点からの研究が進まないことが現在の問題となっている。また工場を運営するためには利益が必要、お金持ちの方のほうが心臓移植を優先してもらえることが多いという事例を聞いた。このことからお金と倫理は深い関係があると考えられた。 (2)『ゲーム理論』、グループ名:R、グループに属した人:嶋貫莉花,遠藤由里香,川崎李羽,井上楓夏,増子香奈、役割:資料作成 グループワークではゲーム理論について調べた。ゲーム理論とは複数の当事者(プレイヤー)がそれぞれで行動したときにその行動が他者を影響させるということを数学的に分析した学問のことである。有限回はお金がかかわり、裏切りが大切になっていく。無限回は友達が関わり、信頼が大切になっていく。私たちのグループでは、倫理的に考えると、有限回、無限回どちらも大切という考えにいたった。 (3)お金と倫理が関わる事例について深く知りたいと思い、他の事例を調べた。調べた結果、政治家が政治活動費と偽り、不正な申請を行い宿泊費などとしてお金をだまし取った事例があげられた。政治家は税金を国のために使いより良くしなければならないのに私的なことに使っていたことは許されない行為だと考えられる。政治とお金の問題は昔から多くの事例があげられるが政治家はここで国のためにという倫理観を兼ね備えることが必要だと考えられる。
A.(1)行政は黒字であってはならないという原則は、公共の福祉を第一に考え、営利目的で動きすぎて市民の不利益を生まないための姿勢を示している。企業活動では利益追求が求められるが、総原価(変動費・固定費)を下げることだけに注目すると、倫理を損なう危険がある。実際、フォード・ピント事件では、利益とコスト計算を優先し安全性を軽視した結果、人命を犠牲にする判断がされた。このように、お金は倫理判断と密接に関わる。また、技術を扱う現場では交換価値(利益)と使用価値(役立ち・安全)を両立しなければならず、特許やライセンス取得などの経済的評価に偏りすぎないことが重要である。技術者は社会の安全を守る責任があり、利益と倫理のバランスを取る判断力が求められる。 (2)ワークショップ課題では「囚人のジレンマ」について調べ、議論した。囚人のジレンマとは、個人の合理的な選択が、結果的に全体としてはより悪い状況を招いてしまうという、ゲーム理論のモデルのことである。プレイヤーが互いに影響し合う中で、分析を行うゲーム理論は、ビジネス、政治学、生物学などで流用される。 (3)利益追求と倫理的判断は常にせめぎあうが、公共の福祉を守る視点を失ってはならない。行政は営利によらず市民利益を最優先し、企業は利益と同時に安全性・社会的価値を追求することが求められる。小さなパーツや材料選択においても、倫理的配慮は不可欠であり、技術者は「損得」と「善悪」を両立させる判断力を磨き続ける必要があるということを考えた。
A. 本回では、倫理と利益の関係について、フォード・ピント事件およびスペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故を中心に学んだ。企業や組織にとって利益の確保や効率化は重要であるが、それが安全や倫理よりも優先された場合、取り返しのつかない結果を招く。フォード・ピント事件では、設計上の欠陥が把握されていたにもかかわらず、改修コストと補償額を比較するという経済的判断によって対策が見送られ、多くの死傷者を出した。この判断は、人命の価値を金銭で評価した点で重大な倫理的問題を含んでいる。 この問題を考える理論的枠組みとして、囚人のジレンマが挙げられる。囚人のジレンマでは、各主体が自らの利益を最大化しようと合理的に行動した結果、全体として最も悪い結果に至る。企業が短期的な利益や納期を優先し、安全対策を後回しにする行為もこれと同様である。一時的にはコスト削減や利益増加につながるが、事故が発生すれば社会的信頼を失い、結果的に企業価値や組織全体の利益を大きく損なう。技術者が倫理的判断を貫くことは、長期的には社会と組織双方の利益につながると考えられる。 チャレンジャー号事故では、Oリングの危険性が技術者から指摘されていたにもかかわらず、政治的・経済的圧力によって打ち上げが強行された。この事例は、技術者の専門的判断が意思決定に反映されなかった場合の危険性を示している。税金や企業資金は社会から預かったものであり、その使用には高い倫理性が求められる。技術者には、利益や組織の圧力に屈することなく、安全を最優先に考え、必要であれば声を上げる責任があると強く感じた。
A. 第2回の技術者倫理では、チャレンジャー号事件について学びました。チャンレンジャー号事件とは、チャレンジャー号爆発事故のことで、1986年1月28日にアメリカのスペースシャトルが発射73秒後に空中分解し、乗組員7名全員が犠牲となった悲劇的な事故です。直接的な原因は、右側補助ロケットの継ぎ目を密封するゴム製部品「Oリング」の不具合でした。当日の朝は異例の寒波に見舞われており、低温によってOリングが硬化し、弾力性を失いました。その結果、発射時に生じた隙間から高温の燃焼ガスが漏れ出し、隣接する外部燃料タンクを破損させて大爆発を引き起こしました。この事故は「防げた事故」として多く語り継がれており、製造元の技術者たちは低温時の危険性を指摘し、打ち上げ延期を強く進言していました。しかし、NASA幹部は打ち上げスケジュールの遅延を嫌い、技術的な懸念よりも組織的な圧力を優先して強行してしまったことで起こってしまった事故でした。 ワークショップ課題は、ゲーム理論について調査を行いました。ゲーム理論とはそのゲームの終了が事前知っている有限回とゲームの終了が分からない無限回の二つがあり、有限回は非協力的な人が得をし、無限回は協力的な人が得をするという特徴を持っています。これは、社会のあらゆる課題に結びついており、前述で述べたチャレンジャー号の件であれば、技術者の人は危険と分かっていながら反論したら会社クビにされると思い非協力的になってしまったため、関わった人たちが損をし他の会社に利益が回ってしまったと考えられました。 このことから、善悪と損得、個人の利益と公共の福祉は、ゲーム理論で言うと個人の利益が有限回の時に得をし、公共の福祉が無限回の時に得をすると考えました。つまり、物事の終わりを見切ることが社会での損得を見極めることに大切だと考えました。またその中に、必ず善悪の判断をして臨まなければいけないと感じました。
A.
A.(1)今回は組織や立場によってお金と倫理の関係が異なることを学んだ。 行政と学校は黒字を目的とせず、予備費などによって安定した運営が求められる一方、向上や民間企業は黒字でなければ存続できず、コスト管理が重要となる。原価には変動費と固定費があり、利益追求の中でどこを削減するかが倫理判断として影響する。また、交換価値と使用価値の違いを理解し、単なる価格だけでなく社会的価値を考慮する必要がある。さらにスーパーボールの簡単な実験を行い、粘性と弾性について考えた。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論について議論を行った。ゲーム理論とは、複数の主体が互いの行動を予測し合いながら意思決定する状況を、数理的に分析する理論である。これにより、個人合理性と社会的最適のズレを可視化し、ルール設計の重要性を示す。 囚人のジレンマは、それぞれが自分にとって合理的な行動を取った結果、両者共に好ましくない状況に陥ってしまうことである。 (3)粘性体の代表例としては水や油の様に流動性があり、変形したらしっぱなしになり、変形させるのに荷重は発生するが、変形を止めたら押し返すような荷重が発生しない性質を持つ。また、弾性体の代表例は金属バネのようなものが挙げられ、変形させたら元に戻ろうとする反力を発生し、変形させる荷重を解くと元の状態に戻るという性質をもつ。 ゴムは、粘性体のように荷重がかかる部位になじみ、弾性体のように反力を発生する、不思議な性質を持つ。なお、弾性は加硫を行うことで得られる。
A.(1)講義内容の再話 ■組織のあり方と収支 ・学校や行政は「赤字」が正常:予算を使い切ってサービス(安全・福祉)を提供している証拠。 ・工場は「黒字」が必須:付加価値のあるものを効率よく作れている証拠。 ・利益を出すなら、まずは固定費(人件費など)のカットを考える。 ・お金の問題と倫理観は、実は切り離せない関係にある。 ■価値の分類と戦略 ・「交換価値」:特許など、市場でやり取りされる価値。 ・「使用価値」:卒論や思い出など、自分にとって意味がある価値。 ・戦略的に考えるためのツールとして「ゲーム理論(数学)」が重要。 ■Oリング(シール材)の基礎 ・断面が「O」の形のゴム部品。流体が漏れないようにするためのもの。 ・素材選びが大事:フッ素ゴム(FKM)やニトリルゴム(NBR)など、耐熱性や耐薬品性で使い分ける。 ■物理的特性の捉え方(グラフの読み方) ・「弾性」:変形と応力のグラフの傾き。 ・「粘性」:流れと応力のグラフの傾き。 ・「粘弾性」:弾性と粘性の両方をあわせ持つ性質。 ・「ガラス転移点」:物質の性質がガラッと変わるポイント。 (2)ワークショップ課題の発表内容 まずは、「ゲーム理論」についてグループで理解を深めた。具体的に、複数の意思決定者が互いの行動を考慮して最適な戦略を選ぶとき、どのような結果(利益、損失)が生じるかを分析する理論のことである。 次に、「ゲーム理論」の例として、有限界と無限界についてそれぞれ提示した。有限界の例としてサッカーや将棋などのスポーツの試合。無限界の例としては企業の取引や株などが、話し合いの中で挙がった。 (3)復習の内容 社会の仕組みと技術の相関(利益・戦略・材料特性)について復習した。 社会における組織は、その目的に応じて異なる経済的役割を担う。学校や行政といった公共部門は、予算を投じて安全や福祉を還元することが使命であるため、適切に支出した結果の「赤字」はサービスが提供されている証左となる。対照的に、民間工場は付加価値を効率よく生み出す「黒字」が必須であり、利益確保のために人件費等の固定費を削る判断も求められる。こうした経済活動の根底には倫理観があり、特許などの「交換価値」と個人の「使用価値」をどう扱うかという戦略的判断には、数学的な「ゲーム理論」の視点が不可欠です。 この戦略的最適化は物理的なモノづくりにも通じます。例えば、気体や液体の漏れを防ぐ「Oリング」の選定では、耐熱性や耐油性といった環境条件に加え、材料の「弾性」と「粘性」を併せ持つ「粘弾性」を理解する必要がある。特に物質の性質が劇的に変わる「ガラス転移点」を把握することは、製品の安全性を担保する上で極めて重要である。社会の仕組みから材料の物理特性まで、限られた資源の中で最適解を導き出す姿勢は、文理を問わず共通する本質と言えるだろう。
A. 第2回講義では、工場経営と行政運営の異なる目的を理解することから始まった。企業は黒字経営を前提とし、利益を生まなければ給与や投資が成立しない。一方、行政は黒字を目的とせず、利益は社会に還元されるべきであると説明された。さらに、原価計算の基本概念を通して、利益確保のために原価低減やコスト管理が重要であることを学んだ。加えて、フォード・ピント事件やチャレンジャー事故の事例を通じ、技術的判断と経済的圧力の関係が安全にどのように影響するかを検討した。特にOリングの構造や材質特性が事故に直結した点を科学的に理解することで、材料工学と倫理判断の接点が示された。 ワークショップでは、Oリングやゴム材料の特性調査を行い、温度や圧力など使用条件による性能変化が安全性に及ぼす影響を分析した。また、材料設計の基礎として、ゴムボールの跳ね方から弾性や粘弾性を推測する実験を行い、理論と実務の接続を確認した。さらに、プラスチックの素性変形やガラス転移点Tgについて調査し、材料特性理解が製品安全性や耐久性に直結することを共有した。最後に、ゲーム理論を用いた意思決定のシミュレーションを行い、短期利益と安全確保の間のジレンマについて議論した。 復習では、材料特性の理解が事故防止や設計の信頼性に不可欠であることを再確認した。ゴムやプラスチックの粘弾性、ガラス転移点Tgを整理し、温度や圧力条件に応じた材料選定の重要性を学んだ。また、ゲーム理論による意思決定分析を振り返り、経済的圧力や競争環境が安全判断にどのように影響するかを整理した。事故事例から、科学的理解と倫理的判断を統合することの重要性を強く認識した回である。
A. お金と倫理は大きく関係している。行政は黒字が禁じられている一方で、企業は利益の確保のために原価の削減に走りやすく倫理が損なわれることがある。例としてフォード・ピント事件を挙げ、技術者が倫理を優先するか生活のためにお金を優先するか判断を迫られたことについて議論した。お金の余裕は倫理観に大きく影響し、交換価値と使用価値の違いや利益を競う構造は技術者個人に冷静な判断を求める。ゲーム理論を用いて持続可能である場合とその場限りでの場合で状況が異なることについて議論した。 ゲーム理論について グループC 共著者名:南雲陽太 河原慎の介 内藤樹 大内康生 赤嵜亮太 ゲーム理論とはプレイヤーが互いに影響しあう中で分析を行う理論である。ビジネスや政治学、生物学で流用される。代表的な例として囚人のジレンマが挙げられる。倫理とは有限回と無限回でそれぞれゲーム理論を考えたときに無限回ゲームにおける一つの協調戦略であると考えた。 お金と倫理観には大きな関係がある。お金に余裕がある人はお金の稼ぎ方にブレーキが存在するが、余裕がなければお金のために何でもするようになる。また倫理的な行政があって初めて公平な制度や正しい税金の使い方が成立する。これらの関係は、お金は社会を動かすエネルギー、行政は制度を整える枠組み、倫理観は正しい方向へと導く指針であると表せ、三者のバランスが取れているとき健全な社会だといえる。
A. 行政は黒字であってはいけません。なぜなら、行政の役割は利益の追求ではなく、公共の福祉を最大化することにあるからです。黒字化を目的とすることで、本来の使命が損なわれる可能性があります。一方、工場は黒字でなければなりません。利益をあげることで、雇用を維持し、技術革命を促進することができるからです。このように、行政と工場では、「お金」を使う目的が根本的に異なり、このお金の価値観は個人の倫理観を形成するための要素となります。 演題は「有限回か無限回が、ゲーム理論で考えよう」で、グループ名はありふさこです。共同著者は、近ありす・山崎里歩・大濱風花・立花小春です。私は発言の役割を果たしました。有限回は、ゲーム理論においてゲームの回数があらかじめ決まっているゲームのことを指します。代表的な例としては、将棋・チェスなどがあり、裏切り行動をとられやすいという特徴があります。一方、無限回は、いつ終わるのかが決まっていないゲームです。国家間の外交などが例に挙げられ、協力行動が有利という特徴があります。このように、ゲームの終わりを知っているかどうかによって、協力のインセンティブの強さが変化することを学びました。また、ゲーム理論は、ビジネス契約や人間関係にも応用できると考えました。 チャレンジャー事故とは、過去9回のミッションをこなしてきたアメリカのスペースシャトル・チャレンジャー号が、打ち上げから73秒後に空中分解し、乗組員7人が死亡した事故です。この事故の原因の1つとして、NASAの打ち上げ強行があったと言われています。Oリングが寒さに弱いことは事前に分かっていたため、スペースシャトルの主契約企業の技術者たちは、当日のチャレンジャー号の打ち上げに懸念を表明していました。このことから、技術的な安全だけでではなく、組織の意思決定や倫理的判断も非常に重要な役割を持つと考えました。
A. 第二回では、「個人・企業の利益」と「社会全体の利益」のズレについて学んだ。まず、行政と工場の利益の違いが示すものとして、行政は公共の福祉を提供する機関であり、利益は目的ではないため「黒字であってはならない」とし、工場は、企業は利益で運営され、黒字が存在理由になるため「黒字でなければならない」とされている。つまり、立場が違うと正しい判断の基準が根本から変わるというこのギャップが、善悪と損得のズレにつながると考えられる。次にお金が倫理観に与える影響について、講義ではお金が倫理観を歪めることが強調された。お金が絡むと判断が狂いやすくなること、お金はその人の倫理観・価値観を形に表す道具であること、お金の有無で判断基準が変わる。倫理は綺麗事だけではなく、現実はお金によって左右されるという事実を理解する必要がある。 ワークショップでは、技術者が判断を行う際に直面する「損得」と「善悪」について、ゲーム理論の視点から考え発表を行なった。大阪、加藤、鈴石、嘉規、吉田、沖杉で話し合った。有限回ゲームでは短期利益を追求する行動が合理的に見える一方、技術者が社会と長期的に関わる上では、無限回ゲーム的な信頼と安全の確保こそが倫理的に正しい戦略になるのではないかと考えた。このゲーム理論は技術者倫理を理解するうえで、利益と倫理の関係を整理する重要な枠組みであることを示す。 なぜ「損得」が「善悪」を上回ってしまうのか。理由として3つ挙げられる。一つ目は、企業経営には利益追求という明確な目的があるからである。講義でもあったように工場は黒字でなければならないため、原価管理が優先される構造にある。そのため利益を出すための合理的判断が結果として倫理を押しつぶしてしまう場合があると考えた。二つ目は、お金が倫理観そのものを揺るがせるからである。講義では「お金は倫理観を形にする道具」「お金の有無で判断が変わる」と述べられ、例として挙げられたフォード社の判断はこの典型であり、金額で命の価値を測るという倫理的倒錯が起きていたのではないかと考えられる。 三つ目は、短期的合理性が長期的損失を生む構造であること。フォード社が行なった損得計算は合理的に見えたが、結果的には社会的信用、人命という大きな損失を生んだ。ここから、損得の合理性は長期的には非合理になりえるということがわかった。
A. アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ後爆発・空中分解し乗員7名が犠牲となったチャレンジャー号事件があった。この事件の原因はOリングにあった。このスペースシャトルに使用されていたOリングが打ち上げ時の気温の低さにより硬化し弾性力が失われ、シール効果が不十分となり穴から漏れ出た燃料にロケット下部の炎が燃え移り爆発した。だが、Oリングを製作した会社やNASAが低温におけるOリングの弾性の問題を予め知っていたこと、Oリングの製作会社が当日の打ち上げを中止すべきであるとの意見を出していたにもかかわらず打ち上げが強行されていたのである。防ぐことのできた事故であったが初の民間人飛行士の搭乗、大統領の年頭教書演説への登場などの政治的・商業的なプレッシャーが打ち上げ決行を後押ししたことで安全性の基準を達しているかのように振る舞い起こってしまったのである。このチャレンジャー事件に関わるゴムの性質である「ガラス転移点」と「ゴム弾性」は、前者はゴムなどの高分子材料がガラス状態からゴム状態へと変化する境目の温度であり、この点を超えると分子運動が活発になりゴム弾性が発現する。というものであり、後者は、力を加え変形させたゴムが、力を取り除くと瞬時に元の形に戻ろうとする性質である。この2つの性質をNASAもOリング製作会社も知らなかったはずがなくその人たちの将来を左右されるようなプレッシャーが正確な判断をできなくしたのだ。 複数のプレイヤー(人・企業・政府等)が互いに影響を与え合う状況を「ゲーム」と捉え、数理的に分析する学問であり、相手の行動を読み、自らの戦略を最適化する方法を探るで、ジョン・フォン・ノイマンとオスカー・モルゲンシュテルンが確立した理論であるゲーム理論は、ゲームの終了回数が事前に決まっており、いつ終了するかを知っているという有限回と、ゲーム回数が無限に続き、終了が明示されないという無限回がある。有限回の場合非協力的な方が得をし、無限回の場合協力的な方が得をする。この理論は経済学・政治学・生物学など幅広い分野に応用されている。 チャレンジャー号事件は防ぐことのできた事件であったが、プレッシャーによりOリングの危険性を隠さざるをえず打ち上げを決行してしまった結果に起きてしまった。また、ゴムなどの高分子材料がガラス状態からゴム状態へと変化する境目の温度であり、この点を超えると分子運動が活発になりゴム弾性が発現するというガラス転移点とゴムが、力を取り除くと瞬時に元の形に戻ろうとする性質であるというゴム弾性についても理解した。また、幅広い学問で応用されるゲーム理論についても理解した。
A.? 講義では、善悪の判断と損得の判断は必ずしも一致しないことが説明された。企業や行政の現場では、コスト削減や利益追求が優先される場面が多いが、それが安全や環境を犠牲にする場合、倫理的問題が生じる。特に技術者は、経済合理性と公共の福祉の間で判断を迫られる立場にある。アメリカの宇宙開発や大型産業政策において、開発費削減が事故の遠因となった例が紹介された。これらの事例は、経済的判断が人命や安全より優先された場合の危険性を示している。 ? 本ワークショップでは、ゲーム理論における「一回きりのゲーム」と「無限回繰り返されるゲーム」の違いを、技術者倫理と関連づけて議論した。一回きりのゲームでは自己利益を最大化する行動が選ばれやすいが、無限回のゲームでは信頼関係や協力が合理的な選択となる。私は、企業や技術者の行動は無限回のゲームに近く、安全軽視や不正は一時的に得であっても、長期的には信頼を失うと指摘した。技術者倫理とは、短期的損得ではなく、社会との継続的関係を前提とした判断であると発表した。この視点は現代の技術者にとって特に重要であると考えた。 ? 復習を通じ、善悪の判断は数値化できないが、損得の判断に流されると倫理を見失うことを学んだ。公共の福祉を守る姿勢こそが、結果的に社会からの信頼を生み、長期的には組織の利益にもつながると理解した。技術者には、目先の利益に惑わされない判断力が求められると考えた。
A.行政は黒字であってはいけない。基本的には、赤字であるべきである。ただ、何かあったときのための予備費がある。お金と倫理観は深い関わりがある。失業率が高いと犯罪率が高くなる傾向にある。交換価値と使用価値の二つがあり、交換価値の例には特許があり、使用価値の例には卒論がある。クロスライセンスという複数の企業、組織がそれぞれ保有する特許や知的財産権をお互いに自由に利用できるようにする契約がある。Oリングとは、ゴム製リング状部品で配管や機器のつなぎ目などに装着して、液体や気体の漏れを防ぐものである。医療分野などにはシリコンゴムを、機械にはニトリルゴムを用いる。プラスチックは塑性変形を持ち、エラスティックは弾性を持つ。これらを合わせると粘弾性という。粘弾性測定によって、ガラス転移点がわかる。ガラス転移点では、弾性がなくなる。 囚人のジレンマというものがある。容疑者AとBの二人がいる。両者とも自白すればそれぞれ懲役5年、両者とも黙秘、Aのみ自白しBは黙秘した場合はAは釈放され、Bは懲役10年。Bが自白しAは黙した場合、Bは釈放され、Aは懲役10年となる。このときに倫理的にどうであるかが重要である。両者が黙秘していれば1年で釈放されるのに、お互いが自分の利益だけを追い求めると懲役5年となり、お互いが不利益を被ることになるというものである。このことから自分の利益だけを追い求めると最終的に不利益を被ることになることを暗示している。
A. ②善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-では、行政と個人、民政との関係について学んだ。工場は黒字でなければならない。そうでなければ破綻してしまう。逆に、行政は赤字でなければならない。国債が増えているのは、正しいことである。どこかが黒字であるということは、赤字のところがあるということである。新型コロナワクチンについて、トランプさんはアメリカファーストの考えで、ワクチンへの補助金を打ち切った。お金について、倫理観を持っていれば人は正しい方法でお金を稼ごうとするが、倫理観を持たないと、人は、犯罪でお金を得ようとする。特許について、企業は、クロスドライセンスを行ったりして、健全な競争を行ったりする。特許を持っていることは、競争をするうえで大切である。特許を持たない企業は、クロスドライセンスができず、競争から脱落する。 ワークショップ課題では、ゲーム理論について考えた。ゲーム理論とは、自分と相手の行動を予測して、どうすべきかを考える理論である。ゲーム理論には、有限回ゲームと無限回ゲームがある。有限回ゲームとして考えると、金銭や損得が絡む場合に、裏切った方が得であると考えられる。無限回ゲームとして考えると、長期で考える視点で、人間社会的、倫理的な判断が求められる。実際のビジネスでは、無限回ゲームとして考えた方が良いという結論になった。 復習の内容として、まず、有限回ゲームと無限回ゲームについて考えた。有限回ゲームとしては、裏切り戦略の考えで、自分の得だけを考えることで、そのときは儲けたりすることができる。しかし、企業や個人の繋がりは、その後も続いていくので、無限回ゲームとして考えることができる。そうすると、お互いに利益が得られるような関係を築くことが目的となる。
A.(1)今回の授業では、工場のしくみp14「工場は黒字でなければならない」という考えを出発点に、行政との違いについて学んだ。行政は税金を用いて計画的に仕事を行うため、利益を出すのではなく税金を使い切ることが前提である。続いて、お金と倫理観の関係について討論し、予防接種にお金を使わないとバイオ研究が停滞することから、バイオ系学生が予防接種を受けることも技術者倫理に関わると学んだ。また、原価管理について、変動費や固定費の考え方、利益を上げるには原価を下げる必要があることを理解した。 (2)本グループでは、ゲーム理論の一つである「囚人のジレンマ」について討論を行った。囚人のジレンマとは、全員が協力すれば最も良い結果が得られるにもかかわらず、各個人が自分の利益を優先して行動すると、結果的に全体として損をしてしまう状況を指す。この理論は、単なる理論にとどまらず、環境問題や節電といった現代社会の課題にも当てはまる。個人の利便性や短期的利益を優先する行動が、環境悪化や資源不足を招く点が共通している。本発表では、囚人のジレンマを通して、個人の選択が社会全体に与える影響と、協力の重要性について考察することを目的とした。 (3)復習を通して、利益やコストの考え方が倫理と密接に関係していることを再確認した。安全や研究への投資を削ることは、短期的には原価削減になっても、長期的には大きな事故や社会的損失につながる可能性がある。チャレンジャー号爆発事故では、Oリングの性能や使用環境への配慮不足が重大事故を招いたことを学んだ。Oリングは材質や用途選定が重要であり、技術者はコストだけでなく安全性や責任を考慮して判断する必要があると感じた。
A.行政は黒字であってはならない。赤字でなければならない。 お金の使い方や価値観が倫理観を表す。ワクチンなどの福祉、厚生にお金を使うことで、国民に利益が生まれる。倫理観がないと、お金を福利厚生に使わなくなる。 工業はどうやってお金を使うのか。原価管理と利益を上げる仕組みが重要になる。利益を出すためには、原価を下げる必要がある。総原価には売上個数によって変わる変動費、家賃などの固定費がある。しかし、変動費を下げると品質低下につながる。 「フォード・ピント事件」について述べる。低価格、軽量乗用車を開発したが、開発期間が短縮されたことで、設計品質の低下が起きた。そして、安全性試験を行った際に、欠陥が生じた。 「チャレンジャー事故」について述べる。Oリングに問題があった。Oリングとは液体、気体に配管のつなぎ目などから漏れるのを防ぐための密封の役割として使用される。 必要な素養や知識を欠くことが工学倫理に反することがある。 粘弾性を測ることで、ガラス転移点を分析することができる。 グループワークでは、ゲーム理論についてまとめた。主に囚人のジレンマについて議論を進めた。環境問題において、地球温暖化の進行を抑えるために、二酸化炭素の量を減らすことが重要である。それに伴って、品質や安全性を落とすような裏切り行為をしてはいけない。有限なものであれば、裏切った方が特になるが、環境は悪化してしまう。無限なものであれば、協力して、環境を良くしていった方がいいと考えた。
A. 私たちが生きる社会において、工場は黒字でなければならないが、行政は黒字であってはいけない。行政には予備費があるが、その運営において予算を立てて税金を集める必要がある。 お金が倫理観にどのように関わり、どんな影響を与えるのか、次のようなものが考えられる。その一つは大きな利益を得られるなら、多少のルール(倫理)を破ってもいいという考えである。二つ目は、お金は倫理観を形にする道具というものである。もう一つは失業率と犯罪発生の関係であり、失業率が高いと犯罪発生も高いというものである。企業が利益を出すためには原価を下げなければならない。そのため、固定費を削る必要がある。固定費を削った結果、大きな事件に発展したものがある。それがフォード・ピント事件である。フォード社は低価格・軽量自動車を開発したが、安全性試験の段階で重大な欠陥が判明した。事故件数とその保証金の損得だけなら利益は出るため、そのまま生産した結果、予想された事件は起きた。そして多額の懲罰的賠償を求める訴訟が殺到する結果となった。また、他の事例としてチャレンジャー事故が挙げられる。Oリングという円(オー)形の断面を持つ、環状(リング)のゴム製シール部品の働きに不備がある状況下でロケットの打ち上げを行い、失敗したというものだ。技術と経営、そして倫理について考えさせられる事故である。 ゲーム理論には有限解と無限解があり、有限ゲームでは裏切りが合理的になることが多く、無限ゲームでは協調や信頼、倫理が有利に働くとされている。 利益を得るために倫理に反するか、諦めるかという問いは客観的な立場からすると倫理に反するから駄目だと判断することができる。フォード・ピント事件とチャレンジャー事故からお金が関わる倫理について学ぶことができた。
A.(1)講義内容の再話 工場は黒字でなければならず、利益を上げることは消費者が求めるものを効率よく生産している証である。利益を出すには材料費等の変動費と家賃・人件費等の固定費を管理する必要がある。行政は利益を出すべきではなく、予算に基づいて税を集めるべきである。お金は倫理観を形にする道具であり、余裕がないと倫理観が失われやすい。失業率と犯罪率には正の相関がある。フォードピント事件やチャレンジャー号事故は倫理と安全の重要性を示す事例である。ゴムのOリングは粘弾性やガラス転移点により性能が異なる。 (2)ワークショップ課題 ワークショップ課題ではゲーム理論について議論した。ゲーム理論とはどのようなものかを話し合い、有限回と無限回で得する方が異なっており有限回の場合は自分ファーストが得をするが、無限回だとその逆であると結論が出された。現実世界で起こるゲーム理論は無限回である場合が多いので、環境問題はみんなで協力する方が最終的に得をすることが分かった。 (3)復習の内容 復習として、ゲーム理論について深く調べた。 ゲーム理論とは、利害が一致しない複数の意思決定主体が互いの行動を予測しながら戦略を選び、最適な結果を導く数学的な理論である。プレイヤーはそれぞれ選べる戦略と、その結果にもたらされる利得(報酬)を考え、自分の最善の行動を決定するが、どのプレイヤーも一方的に戦略を変えることで利益を増やせない状態であるナッシュ均衡にあるのがみそである。この理論は経済・政治・生物学など多くの分野で応用され、個々の合理的行動が集団として最適でない結果を生む場合の分析にも役立つ。環境問題についてゲーム理論を適用すると、自分が多くCO2を出した方がより経済は発展するが、環境が耐えられるCO2の量は決まっているというようなものである。
A. (1)第二回の講義では、特にお金と倫理の関係について考えた。技術者は、製品を作るならば利益を出さなければならないが、製品の安全性を考え工夫すればするほどより多くのコストがかかり、利益が減ってしまうことを知り、利益を上げ、周りの期待や圧力を受けながらも倫理的な判断を下す方法について考え、短期的な利益にとらわれない、長期的な利益を最大化する考え方の一つゲーム理論について学んだ。 (2)ワークショップ課題では、ゲーム理論の1つである囚人のジレンマについて調査を行った。囚人のジレンマとは、二人の囚人が捕まった際に二人とも黙秘していればどちらも軽い刑で済むが、片方の囚人が自白するとその囚人は釈放、もう一方の囚人は重い刑になり、二人が自白すると二人とも中くらいの刑になってしまうという状況について考えるものである。二人とも黙秘しているのが最も利益が出る行動であるが、多くの場合囚人は、もう一人だけが自白することを恐れて、二人ともが自白してしまうといわれている。これを学ぶことで、ヒトは不利益を避けたいという恐怖から、合理的ではない行動をとってしまうことを学ぶことができた。 (3)復習として、チャレンジャー号事件とOリング、ゴムの低温特性について調査を行った。チャレンジャー号事件でロケットが爆発した理由として、発射時の低温状況において、Oリングが故障する危険性を無視したことが挙げられていた。Oリングとは、ゴムで作られ圧力器などを密封するためのシール状製品である。また、Oリングに用いられるゴムは、伸び縮する特性によって密封することができるが、低温状態になると、ゴムの分子鎖が収縮し柔軟性が失われてしまう。これによって、密封状態が失われ、爆発が起こってしまったのだと考えた。
A.工場は黒字でなければならない、より工場を運営しているということはその工場は消費者に対して付加価値のある製品を生み出しているということになる。それに対して学校を含む行政は黒字であってはいけない。黒字になった場合は固定資産税がかかるが、なにかあったときのために予備費を作っている。これに対して民間は予備費を持たず、その分を給与や運営に回している。お金は倫理観の道具という考え方がある。お金の有無で倫理観が異なっており、犯罪の有無にも関わっている。ワクチンを例に挙げるとお金を使うことで福祉という形で国民に還元することができ、結果として医療の発展につなげることが出来る。倫理に関わる事故でチャレンジャー事故がある。これはロケットのOリングが冷却することで弾性を持つゴム状から弾性の少ないガラス状に変わることで壊れて燃料ガスが漏れて爆発したのが原因。利益にとらわれず、安全を第一に行動すべきことをこの事故は示している。 ワークショップでは囚人のジレンマに該当する例を探し、どうやったらジレンマが解決できるかを考えた。店1、2がどちらも同じ商品を取り扱っていたとき、片方の店が価格を下げたときその店に顧客が偏ったとしても価格を下げないのがよいということが考えられた。 復習としてチャレンジャー事故のOリングに関して、ゴムとプラスチックの違い、ゴムにどんな種類があるか、ゴムのガラス点移点、ガラス転移点の測定方法について調べた。ゴムは変形させたとき元に戻りやすいのに対して、プラスチックは変形させたときに元に戻りにくいことがあげられる。ほかにもゴムは室温条件下で柔らかく、弾力性があり伸ばすことが出来るのに対して、プラスチックは室温条件下では非常に固い固体で伸ばして変形することは出来ない。ゴムはタイヤや防寒製品、耐油ホースなどに使われている汎用ゴムがある。それ以外に、耐油性を持たせることでガスケットや軟包装に使ったり、多孔質にさせることで衝撃吸収や断熱に使ったりと特殊な性質を持つゴムがある。ゴムの種類によってガラス転移点は異なるが、耐寒限界が低いブタジエンゴムやシリコンゴムを除くとおよそ-20℃前後であることがわかった。ガラス転移点の測定方法としてTMA法やDSC法がある。これは温度を変えることで分子間距離が変わることから、温度を変えていって変形する前とした後の差を見ることで求めることが出来る。
A.(1)講義内容の再話 本講義では、善悪と損得の関係を(個人の利益)と(公共の福祉)という観点から考察した。講義では、個人の利益を優先した行動が必ずしも社会全体にとって望ましい結果をもたらすとは限らないことが示された。倫理学や社会思想の立場からは、行為の善悪は自己にとって得かどうかではなく、社会全体の安全や幸福にどのような影響を与えるかによって判断されるべきであると説明された。特に技術者は、コストや効率性と安全性の間で判断を迫られる場面が多く、公共の福祉を最優先に考える必要があると強調された。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、個人の利益と公共の福祉が対立する具体的な事例について議論を行った。私たちのグループでは、安全性を犠牲にしてコスト削減を行う場合や、自身の立場を守るためにリスクを隠す行為について検討した。その結果、利益追求は自然な行動である一方で、公共の安全や信頼を損なう場合には抑制されるべきであるという結論に至った。発表を通じて、技術者には倫理的ジレンマを認識し、社会を守る判断力が求められることを学んだ。 (3)復習の内容 講義とワークショップを復習することで、善悪と損得を区別して考える重要性を再認識した。倫理的に正しい行動は、必ずしも個人にとって得になるとは限らないが、技術や専門職に対する社会的信頼を支える基盤となる。技術者は短期的な個人利益ではなく、長期的かつ社会全体の視点から行動する責任がある。本復習を通じて、公共の福祉を最優先とする倫理観が持続可能な技術発展に不可欠であることを理解した。
A.1. 行政は営利を目的とする存在ではなく、黒字化や利益追求は本来の役割と相反する。企業活動では、収益からコストを差し引いた利益を基に人件費が支払われ、利益拡大のために原価削減が行われるが、これが安全軽視につながる危険がある。フォード・ピント事件やチャレンジャー号事故は、経済合理性を優先した判断が重大事故を招いた例である。また、材料の粘弾性やガラス転移点の理解は安全設計に不可欠であり、ゲーム理論が示すように、各自が利益のみを追求すると全体として損失を生む可能性がある。 2.ゲーム理論は、複数の意思決定者が互いの行動を予測しながら戦略を選んだときに生じる損得を分析する理論である。囚人のジレンマに代表されるように、各自が短期的な利益を優先すると、結果として全体が損をする状況が生まれる。有限回ゲームでは裏切りが合理的になりやすい一方、無限回ゲームでは信頼や協力、倫理的行動が長期的に有利となる。価格競争、環境問題、家事分担など身近な事例にもこの構造は当てはまり、善悪や倫理は非合理ではなく、社会全体と個人双方の利益を守るための合理的選択であるといえる。 3.復習ではゲーム理論のうち非協力ゲームの基本概念であるナッシュ均衡について調べた。ナッシュ均衡とは、各プレイヤーが他者の戦略を前提に自分の戦略を変えても利得が改善しない状態を指す。この均衡は必ずしも全体最適とはならず、囚人のジレンマのように個人合理性が社会的損失を生む場合がある。経済や技術者倫理の意思決定分析に重要である。ただし現実では情報の不完全性や繰り返しによって均衡が変化する点にも注意が必要である。
A.第二回の講義では、お金と倫理の関係について学んだ。工場などの企業は人・物・金を投入しているため黒字でなければ存続できない一方、行政は税金を使って公共のために事業を行うため、利益を出すこと自体が目的ではないという違いが示された。お金が倫理観に与える影響についても考え、お金が不足すると心に余裕がなくなり、社会生活における決まりごとを守れなくなる可能性があること、反対に経済的に余裕がある人ほど倫理的な判断をしやすいのではないかという考えが示された。また、失業率と犯罪率の相関関係や、お金は倫理やサービスを具体的な形にするための手段であることを学んだ。原価管理では、利益は売上から総原価を引いたものであり、賃金上昇によって人件費が増えると、コスト削減や品質低下といった倫理的問題が生じやすいことが説明された。フォード社のピント事件は、利益を優先した結果、安全性が軽視された企業倫理の欠如の例として取り上げられた。 ワークショップでは、ゲーム理論の囚人のジレンマについて考えた。一回限りのゲームでは、自分の利益を最大化するために非協力的な選択が合理的となり、結果として双方が損をする。しかし、同じ相手と何度も繰り返す場合には、協力を続ける戦略が有効となり、倫理的な行動が合理性を持つことが示された。 今回の講義を通して、経済状況や利益構造が人や組織の倫理的判断に大きな影響を与えることを理解した。技術者はコストや利益だけでなく、長期的な社会との関係を意識し、倫理的な判断を行う必要があると感じた。
A. お金と倫理と医療の関わりについて学んだ。予防接種を例とすると、予防接種は打つか打たないかが個人の自由であるがその選択をできるのはお金がある人である。お金がある方ができることが多く、社会に貢献することもできるため、倫理観が高いという意見や、お金は倫理観を形にする道具であるという意見があった。また、複数の異なるスーパーボールを落とした時の様子から、同じものを作るにはどんな分析が必要か考えた。弾む回数や高度の測定から、組成や分子量を調べることができる。粘弾性測定は試料に変形を与え、それによって生じる応力と位相性を検出して貯蔵弾性率と損失弾性率を求めるもので、ガラス転移点を可視化することができる。 発表の演題はゲーム理論について調べてみようで、グループ名はありふさこで、メンバーは近ありす、山崎里歩、大濱風花、立花小春、石垣彩奈であった。グループ内での役割は発言であった。ゲーム理論は、有限回の場合と無限回の場合があり、有限回ではゲームの回数が将棋やチェスのようにあらかじめ決まっていて、裏切り行動をとりやすいという特徴がある。無限回では、いつ終わるのか決まっておらず、協力行動が有利であるという特徴がある。 ゲーム理論とそのジレンマを交通ルールにおいて考える。赤信号を守るか守らないかを選べるとして、プレイヤーAとBが同じ交差点に進入するとして考える。どちらも信号を守る場合、安全に通行することができる。片方のみが守った場合、守った方は待ち時間がある。しかし、信号無視した方は早く通ることができる。どちらも信号を無視した場合、交差点で衝突し危険が生じる。これのジレンマとしては、信号待ちの時間で損した気分になるため守らなくても平気であると思ってしまうが、みんなが無視したら多くの事故につながり全員が損をすることになる。解決としては、信号無視に関する罰金があることで無視する方が損であるという意識を持たせることや監視カメラを設置すること、交通に関する教育の徹底が挙げられる。
A.
A. 工場は黒字でなければいけない。行政、学校は黒字であってはいけないということを授業初めに学んだ。お金は倫理観を形にする道具になりえるのだ。原価管理と利益を上げるしくみとして、売上高-総原価=利益→給料:年間の利益から割り算して採用人数を決定する。利益をだすためには原価をさげるなどの工夫を必要とする。変動費:生産量や販売量に応じて増減する費用 材料費、外注加工費、運送費、販売手数料など 固定費:生産量や販売量に関係なく一定の費用 家賃、人件費(固定給)、減価償却費、保険料など このようにお金(利益)を手にする前に様々な費用が削られることを知った。また、オーリングはどんなところで使用されるか、どんな工具か調査した。Oリングは、断面が 円形(O字型) のゴムや樹脂でできたリング状のパッキン(密封部品)であり、 「密封(シール)」「気密・水密・真空保持」すること が最大の目的。 流体(ガス・液体)や粉体などが漏れないように、機械のすき間をふさぐために使用されるものであった。具体的には圧力容器のフタ、ポンプやバルブのシャフト部分、真空装置の接合部、半導体製造装置のチャンバーなどが挙げられる。 本ワークショップではゲーム理論についての調査を行った。ゲーム理論とは複数の意思決定者が互いに影響を及ぼし合う状況がどのように最終的な行動を選択するのか分析する理論のことであった。 粘弾性測定とガラス転移点について個人的に復習を行った。「粘弾性」とは、粘性(液体的な性質)と弾性(固体的な性質)の両方をもつ性質 のことで弾性率・損失率を温度や周波数ごとに測定するガラス転移点は高分子がガラス状の硬い状態から、ゴムのように柔らかくなる温度のことであった。
A. 工場は黒字でなければならないのが行政機関との違いであり、この違いが時に技術者という立場に責任感としてのしかかり、誤った決断をさせてしまうことがある。お金と倫理というのは密接に関わっているのだ。企業の支出には売り上げに応じて変わる費用である変動費と、売り上げに左右されない固定費がある。変動費には材料費などがあり、固定費には人件費、設備投資、土地代などがある。そして授業ではチャレンジャー事件についても触れ、教科書を参照しながらゴムの性質の違いやOリングについて、また熱弾性測定やガラス転移点についても学習した。技術者が問題点を把握していただけに、防げた事故が起こってしまった感が強い。反省を生かして、技術者側からの意見を取り入れてフィードバックしやすい環境づくりをすべきだと思った。 演習では、授業中に学習したゲーム理論について自分たちなりに調査して、グラフィカルアブストラクトにまとめた。 物価高や不景気、増税などの影響を受けると、企業は費用を節約しなければならなくなるが、削りやすいのは従業員の人件費、または研究費、商品開発費などである。そのため、技術者は少ない費用で成果を出すことが強要されることも多く、そういった時に正しい技術者倫理を身に着けていないと間違った選択をしてしまうのではないかと思った。ただ、技術者が持つ影響力は一般の人々に比べて大きい(食品工場での異物混入や工業製品の設計ミス、製造ミスなど)。そのため、より高度な倫理観を確実に全員が身に着けている必要がある。
A.(1) 本テーマは善悪と損得の関係について考察するものである。新型コロナウイルスが流行した際、ワクチン接種には1万5千円から1万7千円程度の費用が必要であった。このように高額な費用がかかる場合、自ら進んで接種を受けようとする人は決して多くはないと考えられる。そのため、国が接種費用を負担したことで、多くの国民がワクチンを接種する結果につながった。この事例から、人々の行動には善悪よりも損得の判断が大きく影響していることが分かる。 また、チャレンジャー号爆発事故では、技術者が事故の危険性を経営陣に訴えていたにもかかわらず、打ち上げを延期すると多額の違約金が発生し、会社経営に深刻な影響が出ることを理由に、その意見は退けられた。その結果、ロケットは発射され、爆発事故が発生した。この事故は、人命の安全よりも企業の利益を優先した経営判断によって引き起こされたものであり、同時に事故を防ぐ可能性があった技術者倫理についても問題が残る事例である。 (2) 有限回ゲームと無限回ゲームの違いについて、ゲーム理論の視点から検討した。 ゲーム理論とは、自己の利益を最大化するためにどのような行動を取るべきかを分析する学問である。倫理的な判断に金銭的利益や損失が関わる場合、それを有限回のゲームとして捉えるのではなく、無限回のゲームとして考えることが重要であると結論づけた。有限回ゲームでは裏切りが合理的な戦略となりやすく、倫理的に望ましくない結果につながる。一方で、無限回ゲームにおいては協調行動が最適な戦略となり、結果的に倫理的にも望ましい行動が選択されるためである。 (3) 【平常演習】「Oリングとゴムの低温特性について調べよう」という課題で取り組んだ内容を以下に示す。ゴムとプラスチックの違いとして、分子構造の相違が挙げられる。ゴムは長い分子鎖が絡み合い、架橋構造を持つのに対し、プラスチックは結晶質または非晶質の構造を有している。また、ゴムはプラスチックには見られない大きな弾性を持つ点が特徴である。 ゴムには天然ゴムと合成ゴムが存在し、合成ゴムはさらにニトリルゴムやクロロプレンゴムなどに分類される。ゴムのガラス転移点とは、硬く弾性のないガラス状の状態から、柔らかく弾性を持つゴム状の状態へ変化する温度範囲を指す。このガラス転移点を測定する方法の一つとして、動的粘弾性測定があり、これは試料に応力を加え、その際に生じるひずみを測定する手法である。
A.(1)テーマは善悪と損得についてである。コロナウイルスが蔓延したときのコロナワクチンの接種にかかるお金は1万5千円?1万7千円であった。このような高価なワクチンをわざわざお金を払って接種する人は多くはないだろう。そのため国が費用を負担することで多くの国民がワクチンを受けることにつながった。この例では善悪よりも損得の方の影響の方が大きい。また、チャレンジャー事故は技術者が事故の可能性があることを経営陣に訴えたが、発射を延期すると多額の違約金が発生して会社が倒産してしまうので、勧告を無視して発射してしまい結果としてロケットは爆発してしまった。この事故は経営陣が人命の危険よりも会社の利益を優先することで起こってしまった。それに加えて、事故を未然に防ぐことができた技術者倫理も問われる。 (2)有限回か無限回か、ゲーム理論で考えた。グループ名は決まっておらず、グループのメンバーは私を含めて綿貫滉大、赤平草太、後藤拓真、吉成悠であり、私の役割は調査であった。ゲーム理論は自分の利益を最大にするにはどのように行動すればよいかを分析する学問である。倫理に金銭や損失が関与してきた場合には、ゲーム理論を応用すると無限回ゲームであると捉えるべきである。有限回ゲームの最適解が裏切り戦略であって倫理的に良くないのに対して、無限回ゲームの最適解は協調戦略という倫理的な行動が最適解であるからだという結論に至った。 (3)【平常演習】「Oリングとゴムの低温特性について調べよう」で取り組んだ内容を次に示す。ゴムとプラスチックの違いとしては、分子構造の違いが挙げられる。ゴムの分子構造は長い分子鎖を持ち、絡み合っていて架橋構造なのに対してプラスチックは結晶質または非晶質の構造を持っている。また、ゴムにはプラスチックにはない大きな弾性を有している。 ゴムの種類には天然ゴムと合成ゴムがあり、合成ゴムはさらにニトリルゴムやクロロプレンゴムに分けられる。ゴムのガラス転移点とは、弾性がなく硬いガラスのような状態から弾性があり柔らかいゴム状態に変化する温度領域のことである。 ガラス転移点の測定方法には動的粘弾性測定がある。この測定法は、試料に応力を与えたことによるひずみを測定する方法である。
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。