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2013-8-26
http://www.j-techno.co.jp
①ご講演のタイトル
「電気化学測定の基礎とその活用技術」
②ご講師の言葉
若手研究者のセミナーを担当して感じることは、根本的な学力不足であるが、
それを嘆くひまがあるなら、その勉強を少しでもお手伝いしたい。
本来、学力は時間をかけて取り組むことで身につけるものであり、
ちょっと話を聞いたからと言ってすぐに身につくものではないが、
これから何か学ぶにあたってその姿勢を見出すきっかけにはなると思う。
これからの勉強や日常の業務に筆者の経験が役立てば幸いである。
③受講対象
電気化学を改めて学びたい若手研究者。
電池やキャパシタ、腐食・防食、表面処理、電解合成など電気化学に
関わる分野やその材料開発あるいはアプリケーション開発などに携わる方々。
④受講者の予備知識／修得知識
前提は高校理科、高校数学程度の予備知識。
ただし、セミナー現場において必要性を感じれば
臨機応変に高校理科や高校数学にさかのぼって解説します。
⑤プログラム項目内容
１ 電気化学の基礎事項
自然科学としての物理化学と技術としての電気化学工業
高校化学に出てくる電気化学―物質の酸化還元―
金属のイオン化傾向と標準電極電位
電池―種類と構造―
電気分解―ファラデー電気分解の法則―
金属の腐食とめっき
金属の精錬―アルミニウムや銅―
電気化学に使う高校物理―物理量と単位―
直流回路―電池の起電力と内部抵抗―
抵抗率―物性値―
交流回路―インピーダンス―
電子と原子―ファラデー定数とアボガドロ定数―
２ 電気化学セルの設計と実際の測定ノウハウ
電極の呼び方と電池式
バルク―セル定数の校正
界面―見かけの面積と真の面積
電気化学セルの種類と参照電極
測定装置―回路計・ポテンショスタット・オシロスコープ―
電位制御と電流制御の使い分け
交流インピーダンス法
パルス応答やステップ応答
電圧計の入力インピーダンスと測定誤差
制御系の応答速度とインピーダンス誤差
オーミックコンタクトと非直線抵抗
電源ノイズと測定誤差
量子化ノイズと解析誤差
３ 電気化学測定の活用
電池とエネルギー―内部抵抗とエネルギー効率―
腐食と防食―配線の腐食と断線―
工業電解プロセス―電力効率と生産性―
表面処理と機能化―めっきやアルマイト加工―
エレクトロニクスと電気化学―キャパシタやディスプレイ―
バイオエレクトロケミストリー―電気泳動や膜電位―
光電気化学―光触媒や太陽電池―
情報変換と電気化学―ガスセンサー―
http://www.ndl.g…
４類．自然科学＞
430 化学
431 物理化学 理論化学
５類．技術＞
570 化学工業
572 電気化学工業
