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情報機構
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC111278.php
平成23年12月15日(木)のうちご都合の良い平日
ご講演テーマ:高機能化・新材料探索のためのリチウムイオン二次電池材料設
計技術(仮題)
1 リチウムイオン二次電池に求められる材料特性と最近の材料設計・開発
2 電気化学から見たリチウムイオン電池の材料設計
3 リチウムイオン二次電池の結晶構造解析と材料設計へのフィードバック
4 より高機能な材料設計にむけた材料評価技術
・ 日 :平成23年12月5日(月)~16日(金)のうちご都合の良い平日
・ 時 間:2~1時間前後(質疑応答の時間を含む)
【関連講義】
卒業研究(C1-電気化学2004~),リチウムイオン二次電池1)
エネルギー変換化学特論,リチウムイオン二次電池の構造2)
10:30~11:50
電気化学から見たリチウムイオン電池の材料設計
山形大学 立花 和宏 先生
新たなニーズに応えるべく新たな電池が求められている。
それは新たなニーズに見合った今までと異なる新たな材料の組み合わせを模索
することである。
しかしながらどんな電池でも電気化学の原理や法則には逆らえない。
本講義では電池の材料設計のための電気化学の基礎の基礎を平易に解説する。
1.リチウムイオン二次電池に至るまで
1)電池の起電力~ガルバーニ電池~
2)直列つなぎ~ボルタ電堆~
3)酸化剤から正極活物質へ~マンガン乾電池~
4)高電圧化と有機電解液~リチウム電池~
5)充電可能な電池へ~リチウムイオン二次電池~
2.リチウムイオン二次電池の構成部材と電気の流れ
1)金属結合での電気の流れ方~金属材料・集電体~
2)共有結合での電気の流れ方~有機材料・炭素導電助材~
3)イオン結合での電気の流れ方~無機材料・活物質~
4)電池の内部抵抗と反応抵抗・溶液抵抗~活物質界面~
5)電池の内部抵抗と接触抵抗~集電体界面~
3.リチウムイオン二次電池の製造プロセスと電池性能
1)電池のサイクル劣化と内部抵抗の上昇~過充電と副反応~
2)バッテリーモジュールの劣化とストリング構成~外部から見えざる過充電~
3)活物質と炭素導電助材の分散~分散状態が電池性能に及ぼす影響~
4)合材スラリー~バインダーが電池性能に及ぼす影響~
5)塗布と乾燥~乾燥条件が電池性能に及ぼす影響~
<質疑応答>
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),セミナー2011@C13)