2012-2-1
(株)日本テクノセンター
http://www.j-techno.co.jp/test/index.cgi?mode=sem&unit=2012020102
【関連講義】エネルギー変換化学特論,電池の評価法~交流インピーダンス法~電池の評価法~交流インピーダンス法~(2011_H23)1)
開催予定日時:2012年 2月 1 日(水10:30~17:30
【講演】表計算を使ったインピーダンス(仮)@東京【講演】表計算を使ったインピーダンス@東京2)
①講師の言葉:(講義のポイントについて)
交流インピーダンス法は電気化学手法としてポピュラーである反面、測定の自動化が進み装置がブラックボックス化するにつれ
得られた結果の解析に悩むエンジニアが増えている。
特に急にリチウムイオン二次電池の研究開発に携わることになったエンジニアは電気化学の基礎を十分理解しているとは限らないため、
本来不向きな対象にまで交流インピーダンス法を適用してしまいやすい。
本講義ではリチウムイオン二次電池の基礎知識、電気化学測定法の基礎知識、リチウムイオン二次電池へ交流インピーダンス法を適用する際の注意点などについて
平素に解説し、効果をもたらす交流インピーダンス法の適用の指針について理解を深める。
②受講対象:
リチウムイオン二次電池あるいはその部材や材料の評価としてへ交流インピーダンス法を適用するにあたって基礎知識を得たい人
③受講者の受講に必要な予備知識:
高校程度の物理・化学・数学
④受講で得られる修得知識
交流インピーダンス法を利用するにあたってのリチウムイオン二次電池の基礎知識、電気化学測定法の基礎知識、
リチウムイオン二次電池へ交流インピーダンス法を適用する際の注意点など。
1.リチウムイオン二次電池の電気化学
電気の伝わり方と流れ方―電気を動かす力-
静電気と動電気―ガルバーニ電池―
電極の呼び方―プラスとマイナス―
直列つなぎと並列つなぎ―ボルタ電堆―
電池と電気分解―ファラデーの法則―
電気を担うもの、電子を阻むもの―イオンの存在―
リチウムイオン電池への発展とリチウムイオン電池の構造
電気のたまり方と分極の種類-イオン結合と共有結合―
電池性能を支配するバルクと界面
電池の起電力の測定-半電池とネルンストの式-
分解電圧の測定と電解液の電位窓-過電圧と物質輸送-
オーミック接触と半導体-オームの法則と非直線抵抗-
リチウムイオン電池の数理モデル
2.リチウムイオン二次電池のための測定法の実際
電気化学セルの構成―セル定数―
デジタルマルチメーター(電圧計と電流計)
ポテンショスタット/ガルバノスタット
リチウム電池の等価回路、界面の反応抵抗、集電体の接触抵抗
レジスタンスの電流依存性とキャパシタンスの電位依存性
インピーダンス測定におけるバイアス電圧とバイアス電流
化学反応と材料物性、そして電池性能
インピーダンスブリッジによるインピーダンス測定
オシロスコープによるインピーダンス測定
ロックインアンプによるインピーダンス測定
LCRメーターによるインピーダンス測定
FRAによるインピーダンス測定
FFTによるインピーダンス測定
3.リチウムイオン二次電池のための交流インピーダンス法による結果の解析
サイクリックボルタモグラムを読む―分解電圧―
電流時間曲線を読む―漏れ電流―
充放電曲線を読む-電池の容量、内部抵抗-
ボーデプロットをを読む-周波数特性-
コールコールプロットを読む-溶液抵抗、二重層容量-
ACボルタモグラムを読む-反応電位-
波形の歪を読む-高調波解析-
パルス応答やステップ応答を読む-非直線抵抗-
コンダクトメトリーによる炭素材料の分散性の評価
液晶場を使った炭素材料の表面活性の評価
表計算ソフトの活用
【物理量】
インピーダンスZ〔Ω〕電気抵抗R〔Ω〕リアクタンスX〔Ω〕アドミッタンスアドミタンスY〔S〕コンダクタンスG〔S〕サセプタンスB〔S〕
リチウムイオン電池の性能評価とそのデータ解析3)